ま お の 日 記...まお

 

 

I feel echo. - 2003年06月11日(水)

 帯広に出張。
 出張すると、5時半で仕事をやめて帰ったりできないけど、出張旅費という臨時収入が入るのでとてもお得だ。特に泊りがけの出張は、旅行気分も味わえるので、会社員としてはとても間違っていると思うが、とても楽しい。

 しかし、この帯広という街が問題だ。
 何かいろいろあり過ぎて、交差点で佇んでいるだけで泣きそうになる。

 前に、この街に住んでいた頃好きだったひとの
「まおが何をやってもムダなんだよ(俺が今の彼女からオマエに心を移すなんてあり得ない、の意)」
っていう言葉が、まだ頭から離れないんだよね。
 彼の顔も忘れてしまい、声も覚えていないのに、そう言われた事実、というか、文字面みたいなのは鮮明に焼きついていて、最近、目覚まし時計の前に目覚めたり、夜中に目覚めたりする前には、必ず

 まおが何をやってもムダなんだよ

という文字が見えています。
 誤解して欲しくないが、そう私に言った彼は、もう好きじゃないひとです。好きなときはすごく好きだったけど、もう好きじゃない。
 それなのに言われた言葉を思い出すっていうのは、本当に

「え、なあに、私のやってることって、またムダ?」

って、常に迷っているからだと思う。
 遠藤くんのことを好きなのは、私だけだ。
 遠藤くんからノーアンサーなのも、もう慣れてしまった。慣れたけど、その事実に対して我慢を強いられているのは変わりないし、その度に心に黒い澱が沈む。
 そして私は、そのことに気付きながら、気付かないフリをしなければならない。だって、そういう自分に向き合ってたら死んじゃうもん、私。エヘ♪
 自己防衛、自己防衛。
 知らない、知らない。
 私がやりたいからやってるだけだもんー。お返事なんか無理強いしないさ!

 …(泣)。

 …だからハゲんだっつーの(怒)!!


 夜の10時過ぎに病院を出て、ホテルに移動。
 私と一緒に札幌から出張してきたひとたちはまだまだ働いていたが、これを待っていると「女神の恋」が見られなくなるので、人情をかなぐり捨てて

「お先に失礼しまーすっ!!」

 ぴゅーっ、と風のように立ち去ったのである。
 ふと携帯を見ると、久し振りの友だちからメールが来ていた。
 おお!
 正直、「忘れられてなかったー!、嬉しいー!」と思う。…でももう遅い時間だからお返事できない…。SEは友だち減る仕事だナ。


 NHK「女神の恋」。
 こんなにハマるとは思わなかったなー。
 たぶん、自分の勘違いっぷりと、ヒロインの勘違いっぷりに相似を見出してしまったからだろうと思う。
 しかし、相手役の山口祐一郎ってイイ男だあ。何かのドラマで前に見たことあったけど、そのドラマのタイトルすら思い出せないくらいの印象でしかなかったのに、今回は、ばしーっ!、っと私のハートに滑り込んできたわ(笑)。
 メガネをかけた小説家っていうのがまた、ツボです。

 これを見て、「元気を出して」を熱唱するのが習慣になりました。…寂しいなあ、オイオイ。


 今日はメールしなかった。


...

神社。 - 2003年06月10日(火)

 昨日、喫煙室から外を見たら、窓の向こうに丘が見えて、その中腹に神社があるのに気付いていた。
 今日のお昼休み、つるつるときつねうどんを食べて、外に出た。遭難したら困るので、紫の首吊り(ストラップのことです。会社のひとはみんなお揃い)にIDカードを下げたまま。
 風が強いくせに、また日差しも強かった。
 けっこう遠くに見えたんだけど、5分くらいで神社に到着。しかし、山を削ってIT企業を誘致したここらへんは、アップダウンがきつかった。ふう。
 賽銭箱にちゃんと5円玉を投げ入れて、神様を拝し、Uターン。余裕で午後の始業に間に合いました。

 何をお祈りしたかは、ヒ・ミ・ツ♪

 午後からM越さんのお手伝いで、ちょっとコピーとったり、20日の発表(今年も幹部社員を前に喋らされるイベントがあるんだな、これが!)の準備したりした。
 5時半まで、時間が経つのが早かった。


 帰宅して、冷凍海老ピラフと缶チューハイ(スキッシュのアセロラ味。350ml。そう、私は不良)で夕食。

 今日からしばらくメールするのやめようと思ったのだけど、そう思った途端、気持ちが落ち着かなくなり、目が冴えてきてしまったので、携帯にメールを入れて寝る。


...

続・十円ハゲ。 - 2003年06月09日(月)

 昨日は市内の小学校のいくつかで運動会があったらしい。
 プロジェクトリーダのKDさんの顔がまっかっかだった。日焼けで。

 KDさんはなかなかに子煩悩らしい。
 会社の机の上に、ピンクの折り紙と割り箸でつくったチューリップが飾ってある。しかもチューリップには

 ぱぱおしごといつもごくろうさん

と書いてある。すごいたどたどしい字なので、私は転勤してから解読するのに数日を要してしまった。メッセージの下に女の子らしい名前も書いてあるので
「お嬢さんからですか?」
と訊いてみようと思ったこともあったんだけど、M利さんみたいに離婚して子供は奥さんが…とかだったらどうしよう!!、突っ込み方わかんねーよ!!…ってことで訊いてみたことはない。

 でも、今日の話をいろいろ聞く限りでは、一緒に暮らしているみたいだから、訊いたりしてもいいみたい(笑)。←気遣い過ぎ。

「昨日さあ、もうすぐうちのお姉ちゃんが(運動会で)走るぞー、ってときにA木(私より一年後に、私がいた会社に入社した男の子。彼を丁稚奉公させて立派になって帰ってきてもらおうという計画だったが、そうこうしているうちに私たちの会社が彼の出向先と合併してしまい、夢になりました)から電話きたさ」
どうも、とある病院でシステムが調子悪かったらしい…。
 しかし、KDさんよりA木くんが可哀想だな…。だって病院に呼ばれたってことでしょ?、日曜日だっていうのに。


 私は、明後日から始まる操作訓練のためのテキストをコピーした。
 それがねえ、100枚もある原稿を両面コピーするわけ。9冊も。
 でも、こういう仕事は好きです。結果が目に見えるから。


 今日も5時半で帰る。

 もう寝るかー、と思って、NHKの「女神の恋」を見ながらゴロゴロしていたら、メールが来た。ばつ丸だった。
「今電話してもいい?」
と書いてあったので
「はい。」
と返信して、電話台のところに椅子を持っていった。座ってちょっとしたら、本当に電話がかかってきた。
 円形脱毛は、悩みの他に内臓疾患やホルモンの異常でも出るから、続くようなら本当に病院に行きなさい、とのこと。
 ほほぉ。そうなんだ。
「遠藤さんはまだ何も言ってこないの?」
「うん」
何か、「もうやめなさい」という雰囲気が濃厚になってきた。
 そりゃそうだ。
 私だって、友人がもしも、胃も壊し、ハゲれば
「あんた、もういい加減にしな」
って殴ってるよ(笑)。

 医師の彼女はまだまだ忙しそう。今も病院から電話をくれていた。
 今月の末になったら、何とか時間が取れそうだと言った。
「私、21日に釧路に帰るの。誕生日にひとりは嫌だから」
と私が言うと、
「あ、そうだ。何か欲しいものない?」
と言ってくれた。

 …私の欲しいものかあ。
 残念ながら、君からはもらえないものだ(笑)。だから「いや、ないよ。時間ができたらご飯食べてよ」。
 何で、私は、こんなにもないものねだりしかしない人間になってしまったんだろう?
 それなのに、会社で一番好きなのはコピーの作業。


 ほんとに何か悪い病気でハゲてたらどうしよう…。
 井出らっきょも、円形脱毛が高じて今の髪型(笑)だって知ってました?


...

占い師という名のプロ。 - 2003年06月08日(日)

 金曜日に予約していた占い師のところへ午後出かけた。
 何で急に占ってもらおうと思ったかと言うと、とにかく、今の自分が八方塞がりのような気がしているからである。
 あと、自分を客観視してみたかったから。

 だから、別に占い師を訪ねなくても良かったのです。
 ただ、私は今、とてつもなく、ただひたすらに自分のこと可哀想と思っている訳で。
 そんな状態で話すから、いろいろ遠藤とのことを友人に話しても、どうしても相手には
「まおちゃん可哀想ー。もうやめなって!、そんな自然消滅狙ってるようなオトコはー!!」
っていう印象しか与えないらしい。
 もちろん、そう言ってくれる友人はとても有難いと思うし、そう言ってくれるひとがいるからこそ、私はこんにちも生存していると言うことができる。
 でも、そういう、私が語ることじゃなくて、何か別のことを根拠に私に意見して欲しいなー、と思ったのだ。

 実は、出かける前に髪の毛を洗って、ドライヤーで乾かしたのだが、ふと、生え際に違和感を覚えて、鏡を凝視した。
 十円ハゲだった。
 というか、十円ハゲだったところに既に毛が薄く生え始めている感じだった。

「ぎゃー!!!!!!」

 びっくりして方々にメールを送りまくる。
 まず初めにてるから返事が来たが、彼女が言うには、皮膚科に行けば治るらしい。
 おお!
 すると、竹松(仮)からも、ステロイド剤で治るよ!、というメールが来た。
 …実は円形脱毛というのは、我が家に馴染みのないものではない(でも、私がなったのは今回が初めてです)のだが、今まで「病院に行く」っていうアイディアは全く浮かばなかった。知らなかったなあ!


 まず、札幌市街地の狸小路と呼ばれるところへ行く。
 ここは、古めの商店街。すぐ近くの、若い女の子向けの洋服屋さんがたくさん入っているビルの喧騒がウソのような、ちょっと寂が入ってる感じ。その中でも特に寂れた7丁目に、占い師の店はある。

 北海道では、けっこうテレビに出ているひとなので、彼女がどんな格好なのか知っていたけど、真っ黒い装束に全身を固めたひとに出迎えられると、やっぱりびっくりするね(笑)。
 まずは、椅子に座らされて、紙に自分と家族と、今回の相談に必要な人物の誕生日を書く。

 書き終わったら、その紙を回収され、彼女は自室へ行ってしまった。「もう少し待ってくださいね。今準備します」
 しばらく手持ち無沙汰でいると、ようやくお呼びがあり、お部屋に案内される。テーブルを挟んで彼女と向き合う形に椅子がある。

「あなた、すごいフラストレーション、たまってるでしょう?」

 彼女の言う準備とは、私と向き合う前に軽ーく占っておくことだったらしく、テーブルにはタロットカードが並んでいる。
 はい、全くでございますよ。
 とほほ。

 今回の相談は、仕事と恋愛のこと。
 …すごいな。
 私ってば、いつからこんな、安っぽいドラマに出てくるOLみたいな陳腐な悩みを持つ人間になっちゃったんだい?

 仕事のことは、私が思っていることは、全くの取り越し苦労だと言われた。
 何も出来なくて、すごく周囲に迷惑かけてるんじゃないだろうか、とか。特にこっちに来てから、定時バッチリに帰るのが心苦しかった。だから、今のまま仕事を続けていていいんだろうか、と。
 ものすごく正直に相談したところ、そう言われた。挙句、運命は、この先3ヶ月の間、周囲にいる「理知的な人物」とシンクロ傾向にあり、悪くないとのこと。
 理知的な人物、ねえ。ふたりほど、思い浮かぶ人物がいるなあ。
 もし、そういうふうに、彼らに協調していけるなら素敵だなあ。
「転職なんかは、8月27日以降に考えたほうがいいわね。その頃、運が転換するから」
 おお(←2回目)!!

 恋愛のことは、
「あー、彼は(あなたと別れて、今頃は)せいせいしてるわねー」
だって(笑)!
 きっと、そうだろうなあ…。って、納得している自分がいて、また涙が出そうになった。
 とにかく
「祈りなさい。あなたには、霊的な力があるみたいだから通じるわ」。
 そしてこれも
「8月27日以降に変化があるはずよ」
だそうです。
 しかし、祈れ、って…。
 どうすんだよ、祈れ、って…。

 そしておもむろに
「あなた、6月5日から落ち込んでいるでしょう?」と言われました。
 おお(←3回目)!!
 はい、もー、全くでございますよ。
「その日から、かに座に土星が入ったのよね」
そして、この停滞ムードはかに座から土星が離れるまで続くらしく、それは「平成17年7月17日ね。覚えやすいわね、7がたくさん入ってて」。
 いやいや、そういう問題ではない。しかし、ただじっと通り過ぎるのを待つしかないみたい(実はこのことは、先日行った美容室で読んだ雑誌にも載っていて、私は既に知っていたが、言われて更に納得した感じだった)。
 …平成17年7月17日からは、しし座の方が停滞ムードになります(笑)。ご注意。
 土星が入ってくると、行動が制限されて、かなり精神的に萎縮するらしい。だから、閉じこもってじーっとコツコツやるようなことを、この時期にやるといいって。そのまんま引きこもりにならなきゃいいけどね(笑)。
 コツコツ。
 うーん、資格試験の勉強とか、してみようかなあ。
 あと、コツコツと言えば、手芸だよね。こっちのほうがとっつきやすいな。

 最後に
「あなたのおうちは、お母さんでもってるわね!」。
 いやいや、これも全くだよね。
 彼女が言うには、私は母に運気を増幅してもらっている面があるらしい。だから、今回転勤で札幌に来て、親と離れて暮らすことになってしまったと言ったら、そのこともあって、星(土星だね)の影響をモロに受けたらしいと言われた。


 街はやっぱり、よさこいソーラン(最終日)で、すごい喧騒。
 人出もすごくて、すれ違うひとと肩がぶつかりそうなのに、私はたったひとりだ。


 今日の経験、って貴重だなあ、と思う。
 私は占いを信じるほうだし、今日の先生も信じるに足るひとだと思うが、盲従してはいけないとも思う。
 ああ、私のこれから、って、どうなってるんだろう?


...

空ちゃんと大泉くん。 - 2003年06月07日(土)

 空ちゃんと会う。

 実は、空ちゃんに会うのは一年ぶりくらい。去年の夏に、新宿高島屋のつばめグリルでハンバーグを食べて以来。
 …そうだ。あれは遠藤くんと箱根に行った前の日のことだ(泣)。

 実は、5月23日に帯広の病院に出張した際、札幌駅で私は彼女に目撃されていたらしいのだが、私は彼女からその旨のメールが来るまで全然気付かなかったのだった。
 持ってたバッグですぐわかったよ、って、そのメールに書いてた。
 …そうだ。
 これは遠藤くんがクリスマスに買ってくれたのー(泣)。

 わーん!!



 彼女は、転職をして札幌に来た。というか、戻ってきた。偶然にも、私とおんなじ5月に!
 空ちゃんは札幌の出身なのだ。
 その、再就職をする元気というか、勇気というか…、とにかく頭が下がる。カッコいいなあ。
 私みたいに、うろうろしてお金稼ぐために仕事に就いてるんじゃないんだもん。
 目的を見据えて仕事を選んでいる空ちゃんは、ほんと、カッコいいなあ…。


 あたりには、よさこい踊りの装束をまとったひとたちがちらほら。
 あのずるずるした法被(はっぴ)だ。どこのチームのユニホームも見分けがつかない。
「昨日ね、まおちゃんのHP見たよ。私もよさこいの良さわかんない」
と空ちゃん。
 良かった。
 同志がいた!
 何かね、別に具体的に文句はないんですが、あの徒党を組むところと、そこはかとなくヤンキー(チーマーかカラーギャングと言ったほうが適切かも知れない)の匂いがするのがイヤなんだよね。
 で、何かって言うと、祭りの期間でもないのに、いろんなイベントによさこいの踊り子が招かれて、景気付けにもてはやされる。
 北海道の景気は、そんな踊りが立て直せるほど、落ち具合が甘くないんだよ(怒)!!


 空ちゃんと、新しく建った(いやいや、でもオープンは2月だったんだけどさ)JRタワーでご飯を食べる。
 それがね、食べる前に空ちゃんてば
「私、中華以外なら何でもいいよ」
って言ったの。
「何で中華イヤなの?」
「何か熱くて、脂っこいから」…確かにね。
「(苦笑)あ、そう。じゃあ、このオムライス屋さんは?」と、写真を指差す。
「わーい!」
って。
 オムライス食べる予定だったんだけど、何故か中華料理食べてました(笑)。
 イヤ、すごく雰囲気のいいお店があったんですよ。メニューも、海老の塩味の炒め物があって、空ちゃんが「これなら食べられそう」って言うから、入ったの。
 
 ご飯の後、これからどうする?、って話になって、
「…大通6丁目に大泉くん(北海道のアイドル・大泉洋)が中継やってるけど見に行く?」と、私が言った。
 よさこい踊りの中継で、テレビに大泉くんが出ていたのを出掛けに見ていたのだ。
「あ、見たーい!」と空ちゃんが言ってくれて、ふたりで大通公園付近まで歩く。

 よさこい。
 実は本家本元は高知県の「よさこい祭り」。
 金八先生にも取り上げられたが、北海道の「よさこいソーラン」は、狂喜乱舞の二番煎じなのだ。
 もー、そのあたりから何なんだ…。


 大泉くんは。
 ほんとにテレビのまんまでした(笑)。

 今日は日差しが強くて、公園の出店のビールが美味しそうでした。
 偶然見つけた、輸入玩具の店でわいわい言ったり、東急ハンズのペットコーナーでわあわあ言ったり。

 あー、楽しかったなあ。



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