日々是迷々之記
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2003年11月30日(日) 雨の週末に家にこもって

さて、飽きもせず雨の週末である。私はマックのバックアップに取りかかった。懸案だったMac OS 10.3.1にアップグレードするのだ。かなり慎重なおももちでバックアップを取ったので、かなり時間がかかったが、無事アップグレードに成功。Pantherは使い勝手も良く、動きも早く、かなりお気に入りだ。私の環境では使えなくなったソフトウェアはなかったし。

さて、早速ウィンドウズとの各種共有を試してみた。まずiTunesのライブラリ共有。めっちゃ簡単。これでマックに音楽を溜めてウィンドウズで聞くことができる。が、どっちのiTunesも起動させておかないとダメみたいだ。ちょっと意外である。共有さえ出来ていたらマックの方のiTunesを終了させても大丈夫のような気がするが。

ファイル共有も簡単だった。が、ウィンドウズの方からはマックが見えるのに、マックからウィンドウズは見えない。ただこれは私がマックの雑誌をななめよみしながらやった結果なので、真剣にやればちゃんとファイル共有できるのかもしれないが。

ブラウザのSafariはいくつか問題があるように感じた。お決まりの文字化けである。表示速度は激速だし、表示も美しいので、このへんは頑張って欲しい。私はデフォルトの文字コードをShift-JISにしているが、そうすると「はてなアンテナ」が文字化けしてしまう。ここのアンテナはEUCのようだ。ちゃんとHTMLで文字コードを宣言しているのだから、ブラウザ側でちゃんと対応して欲しいと思った。むむむ。

あと、iChatAV。これもPantherにしてから気が付いたのだが、.macのアカウント、もしくはAOLのアカウントを持っている人とチャット出来ないのだ。ぬ、ぬ、ぬわんでやぁ〜!と一人マックの前でフルえてしまった。私が勝手に勘違いしていだけなのだが、ホットメールのアカウントの人とかとチャットできるのかと思ってました。じゃないと、私にはチャットする相手がいないわけで。知り合いで.macやらAOLを持っている人っていないので。とほほ。

そこで、どうにかならないかいろいろ調べるのだが、調べれば調べるほどにアレなのである。

MSN メッセンジャー「文字のみ」
Yahoo!メッセンジャー「文字と画像」「ボイスのみ」「文字のみ」
iVisit「文字画像ボイス全部OK。だが、OSX未対応。」

なようである。ということは一般的なウィンドウズユーザーとテレビ電話状態を楽しむにはまだ早いということなのだ。とほほ。これなら素直にプロバイダのIP電話でも申し込んだ方がいいのだろうか?

とつれづれなるままに書いていくと、「なぁんだマックって使えないじゃん。」とか思われてしまいそうだが、これらの事実を持ってしても、表示が美しかったり、早かったりするだけで私はとても満足なのである。マックで出来ないことは素直にウィンドウズでやれば良いことだし。10万円も出せば、とりあえず満足できるハイスペックが手に入ると言う意味ではウィンドウズは優れてるとやっぱり思うし。あ、あとバルク品の名の知れぬ周辺機器が使えるとか。(^^;)

多分、マイクロソフトが目指すところと、アップルが目指すところはちょっと違うような気がする。


2003年11月27日(木) さえない日々

目が覚めて、家を出るべき時間まであと10分しかないのに、なかなかふとんから出られない。案の定、微妙に遅刻するが、誰も来ていないので鍵が開いておらず、私はカブに腰掛けてマンガを読みながら待っていた。

同僚の女性とマンガの趣味が似ているので、マンガの貸し借りが楽しい。私はパタリロを借り、ねこぢるのマンガを一冊づつ持ってきている。

会社の中はエアコンと石油ストーブのダブル攻撃で異常に暑い。なのでポロシャツの半そでの上に、防寒コートというわけのわからない格好で通勤している。社長が寒がりなのだ。たまに「半そで姿を見ていると寒々しい。」みたいなことを言われたりするが、まぁしょうがない。暑いと眠くなるし。

アタマがのぼせそうになるので、昼休みはマイブームのスーパーに買い物に行く。卵1パック48円。アボカド2個150円。あんかけスパゲティなるものが売っていたので買ってみた。どんな味なんだろう。

帰りはなぜか雨がぱらついていることが最近よくある。んで、当たり前のごとく濡れる。

寒いので帰るなり、あたたかいアルコールを摂る。燗をつけた紹興酒か、焼酎お湯割りが多い。それを飲みながらニュースを見たり、マンガを読んだりする。落ち着いてから食事の準備。

夜は家計簿をつけた後、ネットで探し物をする。実は先日中古のクリエ(PDA)を購入したのだが、それで遊ぶ(使いこなす)ネタを探しているのだ。今は家計簿の入力とテトリス、上海、さめがめ(ゲーム)くらいしかしていないのでちょっともったいない。

それと平行して正月に飲む酒について考える。うちでは正月はにごり酒を一升瓶でとか、甕入り紹興酒とか、日常は飲まない「ハレの日の酒」を購入しているのだ。今のところ、今度の候補は韓国の「マッカリ」と泡盛の古酒だ。

そうこうしているうちにもう12時を過ぎていることに気がつき、軽くストレッチをして眠る。そして、朝起きるとまたぎりぎりなのだ。

いやはや、進歩がないというか、実りがないというか。(^_^;)


2003年11月25日(火) テレビを見ながらごはんを食べた

今日は真面目にテレビを見た。いつもは片手間で見ているので、真面目に見るだけでネタになるのだ。

今日のごはんは実験料理で「キノコチゲ」である。ただ単に、昨日の残りのなめこと豆腐の赤だし(みそ汁)を一人用土鍋に移し、豚肉のスライス、キムチ、なめこを投入し、コチジャン、豆板醤、韓国唐辛子で味付けしただけである。土鍋に入ってなかったら豚汁かもしれない。土鍋は偉大だ。

さて、7時からは旅番組だ。タイトルは毎回見ているが忘れてしまった。野際陽子と中井美穂が司会している番組である。毎回メジャーだけどそんなに大観光地ではない土地に、芸能人を旅させる番組である。今日は伊香保温泉だった。この番組を見ているといつも、ちょっとだけ上をうまいこと狙っているなあと思う。叶姉妹がモナコに行ったとしてもバッカじゃね〜で終わってしまうが、ああ、そんな人おったなあというような60前の女優さんが、ものすごく高いわけでもない温泉に行く。でも決して貧乏くさくない。まかり間違っても、「夕食は大広間でハワイアンショーをご観覧になりながら。」ではないのだ。

でもまぁ、この、料理は美味しそうだし、景色もきれいだけど、食事のたんびに洋服を替えていたり、お荷物チェックとかいってカバンを開けたら、サプリメントやらなんやらごろごろ出てきて、「アンタどこにそんな大量の荷物持っとってん?」とツッコミしろも満載なわけだが。この番組のターゲットであろう40代以上のご婦人方はそんなもん気にも止めずに紅葉に感心したり、同世代の女優さんの肌がやっぱりそれなりに衰えているのを見て安心したりするのだろう。

これは昨日のよみうりテレビの話だが、紅葉の時期ということもあって、京都観光が大人気だそうだ。インタビューを受けたおばさんは、私京都大好きなんです。一年に10回は来ますと胸張って答えていた。大阪に住んでいると、「京都=クルマが混む。」というイメージしかない。たった40キロくらいしか離れていないが、日中にクルマだと3時間くらいかかるのは普通である。だから別に行かない。食事も冷静に考えるとボッタクリ的な価格設定だ。会席料理が高いのは理解できるが、漬け物とごはんとお茶で1500円とかざらである。

話はそれたが、8時からは「学校へ行こう」を見た。「乙女系男子学生」は面白かった。私らの世代では絶対にいじめ倒されるタイプだが、今の世界では大丈夫なのだろう。そういう意味では今の学生生活が自由で羨ましい。「友達母娘」は寒気がした。出てくる母親が確かに若いっちゃあ若いけど…。としか言いようがないからだ。ミニを履いても膝に張りがなかったりして。何か痛かった。

「子供っぽい格好をすると、若い。」という考え方がそもそもアレだと思う。実年齢に縛られずに、似合う格好をできるのが精神的若さの現れではないかと最近思う。決して両耳の上でおだんごを作ったり、チェックのミニスカートを履いて、「若い、若い。」と言われてヘラヘラするのは大人の女性のやることではない。

9時からは電話がかかってきたので、テレビを消し、10時からニュースステーションを見た。大江健三郎氏がゲストで出ていたが、自分で考えて、流されずに年齢を重ねた人の言葉は重みがあるなぁと感じた。決して他を圧倒したり、怒ったりすることなく、でも突き放すわけでもなく、本当に賢い人というのはすごいなぁと思った。

スポーツのところらへんでくるくるチャンネルを変えると、今、私が一番癪に触るCMと遭遇した。某ドコモの「彼氏と別れて無料通話が余ったけど、2ヶ月繰り越せるから大丈夫。」って奴だ。ほんとにこんな女いるんかなぁ。いたら泣くまで説教してしまいそうだ。(^_^;)

ついでにもう一つ、キャノンのプリンタのCMもちょっとだけギモンである。ハセキョンが出てて、友達から電話がかかってきて「今年賀状刷ってるけど、すぐに出来るから大丈夫。」とかいうコマーシャルである。このコマーシャル自体は「写真画質でも印刷が早い。」ってことを言いたいんだろうけど、その年賀状がちょっとアレなんである。ブロマイドみたいにお部屋の中で何気なくマフラーを巻いて右斜め上方を見ているその写真。そんな写真の年賀状があるだろうか?これが観光地で、とかならまだ分かるけど、部屋でって?こんなのを真似して、一張羅で四畳半の砂壁の前で右斜め上方を向いたただの女のナルシスティックな年賀状が全国で刷られていたら、ちょっと嫌な感じだ。(そんな奴いないか。(^_^;)

とまぁ、テレビを見ただけでこれだけぐたぐたと書き連ねてしまった。「イヤなら見なきゃいいじゃん。」と突っ込まれたらホントにそのとおりである。いやはや。(^^;;;


2003年11月24日(月) 雨に負けた祝日

朝起きると日が差していてぽかぽかしていた。私はフトンの中で「きょうの料理」などを眺めつつごろごろしていた。何と平和なことよ、と思いつつ起きあがり、適当に食事をしつつ、今日の行動について考えた。

とりあえず、日本橋(電気屋街)に自転車で行くことにしてそそくさと用意をする。特に何を買うという意志があるわけではないのだが、普通の女性が洋服屋さんを目的もなく見て歩くのと一緒だと思って欲しい。私の場合はそれが洋服ではなく、ジャンクの周辺機器や古本なのだ。

が、1時過ぎに家を出るやいなやぱらぱらと雨が降ってきた。が、遠くの空は明るい。私は深く考えずに渡船場に向かった。渡し船に乗り込むとざばばと雨が強く降ってきた。対岸に着くとちょっと止んだが。私は自転車で走り出した。すると、空はいきなり機嫌が悪くなり、ジャバ〜っと雨を降らせてきた。

私はカッパも傘もないのでとりあえずシャッターを閉めている食堂の軒下に逃げ込んだ。ほっと一息つく。傍らの柿の木が赤く紅葉しかけていて、なんだかイイ感じだ。するとオヤジと母親と娘の3人組が同じように小走りに私が雨宿りしている軒下にやってきた。

そのオヤジはやにわにタバコを取り出しふかす。くさっ!臭いんだよ、オッサン。私は反射的に自転車をこぎ出し走り出した。吸う人ってそれが臭くて迷惑だってわかってないんだよ、きっと。「吸ってもいいですか?」なんて訊くのは外人とJTのCMに出てくるナイスガイ(死語)だけやっちゅうねん。(あ、どっちも外国人だった。)

とにかく私は雨のにおいを心地よく感じていたわけで、オッサンのタバコはあんたの屁くらい臭いんだよと言ってやりたくなった。

この辺で私はやる気を急速に失ってしまった。帰ろう。

渡船場にとんぼ返りして、船に乗り、対岸に着くとまた小降りになった。何だかこのまま帰るのもナンなのでTsutayaに行った。

するとめっちゃ混んでいた。主に家族連れだ。アホそうなガキが片っ端から棚のビデオのケースを床に落としている。がちゃーん、がちゃがちゃと音がする。注意してやろうかと思ったが、傍らのオヤジが気合いの入った角刈りで犬の刺繍が入ったようなゴルフセーターにスラックスでガタイがいい。

私は一瞬ひるんで注意できなかった。恥ずかしい話である。すると次の瞬間、角刈りオヤジの妻(ガキの母親)が携帯で会話し終わるやいなや、金切り声で子供を叱り始めた。そんなことするからアンタを連れて来たくないって言ったんやで…。怒鳴り声が店中に響き、みんな見ている。なんかもういいからどっか行けとか思ってしまった。ガキも確かに迷惑だけど、あんたの金切り声も迷惑なんだよ。

私はそそくさと「猟奇的な彼女」と「レッドドラゴン」を手にレジに並んだ。すると、レジの進みが遅い。会員カードがJCBカードとくっついたやつに変えることができて、毎年の更新も不要、会費もずぅっと無料ですが、こちらに作り替えませんか?と、いちいち一人一人に言っている。みんな断ってるのに。

私の番にもその機械のようなしゃべり方で会員カードの乗り換えを促してきた。はぁ、はぁと私は目を泳がせながら適当に聞いた。で、どうしますか?と屈託のない笑顔で聞いてくる。私は結構ですと答えた。

そこで解放されるのかと思ったら、雨の日カードはお持ちですか?とか、スタンプカードはお持ちですか?といろいろと聞いてくる。持ってればスタンプもらったりして、貯めれば得点があるんだろうけど、たまにしか来ないからあんまり興味がないのだ。ああ、うっとうしい。

商品にバーコードが付いてるんだったら無人で運営とかできないんだろうか?バーコードを通して、出た金額だけ金を入れればいいようにすればいいと思うんだけど。

こんな感じで消耗しまくってしまい、やっぱり行かなきゃよかったと思ってしまった。ソフマップでDVDを買って、見た後に要らなかったら下取りにでも出した方が気分的に楽な気がするし。

家に帰って2本をたてつづけに見た。どっちも面白くて満足だったが、「猟奇的な彼女」のヒロインの女の子が「172cm 48キロ」なのには力が抜けた。私より12センチ大きくて、12キロ軽い。どっか悪いんだろうか?と思ってしまうほどのやせ方だ。確かに韓国のおしゃれな女の子は極端にやせていることが多いけれど。

最後にローストチキンである。金曜日から延々と食べているが、今日も食べきれず、残りはピザトースト風にして冷凍庫に入れた。イングリッシュマフィンにチーズ、バジルの葉、トマトケチャップ、裂いたチキンを乗せて冷凍庫に。ホネもスープが取れそうだったので冷凍庫に入れた。長く楽しめてなかなかイイ買い物だったと思う。



とりあえず写真。デジカメのマニュアルモードなので写りが変な感じかも。


2003年11月23日(日) 長い週末の準備

話はさかのぼって金曜日。私はめちゃくちゃ体調が悪いので午前中会社を休んだ。病名は風邪だろうが、気分的に行きたくなかっただけなのかもしれない。昼からは会社に行ったが経理の女性しかいなくて後は出張。ほっとした。

帰りは最近マイブームのスーパー「マルナカ」に寄った。ここは安いのである。しかも安いだけではなく、店が広くて見やすいし、酒もある。丸物の魚も豊富、牛タンまるごと、すね肉のかたまり、鶏のせせりなど、あまりスーパーでは売っていない肉類もあって、かなり気に入っている。

私はここでローストチキン丸ごと(半額)、生バジル(58円)、かぶ1把(88円)、モッツアレラチーズ、ブラックニッカ一本(698円)それにおやつ類などを購入。コレ全部で2000円ちょっと。週末を過ごすには十分な量だ。

余談だが、ブラックニッカを買うとき、発泡酒6本セット(708円)にするか少し迷った。が、発泡酒だけで一日の飲酒を終えられない体質なのでブラックニッカにした。ビール類はそれだけって思うと一ヶ月に相当の出費となるように思うがどうだろうか。

家に帰り、早速冷蔵庫のブロッコリーをゆがいてチキンをスライス。冷凍庫のパンにチーズを大量に乗せ、バジルの葉をちぎって乗せ、ちょんちょんとトマトケチャップを置いてからトースターで焼く。グラスに氷を入れて、ブラックニッカはロックでいただいた。

翌日はチキンのスライスにタバスコを振ってつまみにした。で、日曜日はパン屋さんでナンを買ってきて、チーズ、バジルの葉、チキンのスライスを乗せて焼いて食べた。モスのナンカレードッグとかに似た感じで激うまだった。

チキンは後残りちょっと。なかなか有意義なお買い物だったように思う。


2003年11月17日(月) もみぢまんじゅう〜

今日の社長は上機嫌でもみぢまんじゅうを食べていた。

会社の中でちょっとしたプチ会議が行われて、私が「忌憚なきご意見」を述べたところ、社長はちょっと凹んでいた。私は普段意見を言えない環境だといざというときにまとめて言ってしまい、相手に思わぬダメージを与えてしまうらしい。気をつけねば。って昔からよく言われるんだけど。

今日のせりふ「それでは、今後利益を生む見積もりを作るために今、原価を割り出し、データベース化することに尽力をするよりも、先月の締めの数字が間違っていないかをチェックすることを最初にやれとおっしゃるんですね?」

なんかイヤな女かもしれない。まぁいいさ。

夕方は郵便局、銀行のはしごで家に帰ったらもう8時だった。

白骨温泉の素を入れて半身浴をし、焼酎お湯割り、湯豆腐、ニラチヂミの夕食だった。食後はBフレッツについていろいろと検索した。するとあまりに評判が悪くてびっくり。

「今年中に工事が完了すれば、工事費無料」とのことで申し込んだら、プロバイダの対応はいいのだがNTTが糞。担当者名のところに私の名前と社長の息子さんの名前を並べて書いておいたのに、電話でもう一人の方にかわってくれと言われた。女が担当者だったら何か悪いのだろうか?

後で訊いたら開通は12月22日だそうな。連休前じゃん。そんなの絶対に来年に持ち越されるやろって思ったけど、ガーガー言うのはやめた。それとなく「絶対遅らせるんじゃねーぞ。」ってことでプロバイダにメールをした。

何でそんなに時間がかかるんだろと思ったので調べてみたら、単なるNTTの怠慢が原因らしい。中には1年とか待たされたりする人も発見。速度も100Mbpsとか絶対に出ないらしい。最悪。

24MbpsのADSLにしようかと思ったが、ちょっと特殊な地域なので1Mbpsも出ないらしいということで敢えてBフレッツにしたのに。家なら選択肢はいくらでもあるのだが、ちょっとはずれたところだといきなりこれかよと思ってしまう。地方や、離島の人とかつらいやろなぁ。ウィンドウズアップデートとか気が狂いそうにならないだろうか?

ということで無事にBフレッツが開通したらまたここに書こうと思う。(この日記のどこらへんが「もみぢまんじゅう」なのかは不明。)


2003年11月16日(日) ええ〜と何だっけかな

先週は水曜日に社長に怒鳴られた後、結局日記を書けなかった。なんというか、ビミョーに落ち込んでいたというか。

木曜日から社長は出張に出てしまい、すっかり気が抜けたというか、次会ったらどんな顔をしたらいいのかいまいち分からない。

金曜日は一日かけて、売り上げに対する原価表を作った。部品の値段を足して、原価を求めて、お客さんに請求した額から引くだけなのだが、これが十分に気が重くなる作業だった。一件につき10万円以上の赤字なのだ。エクセルでマイナスの値の時は赤文字で表示するようにしたらいかにも真っ赤っか。かろうじて黒字でも一部品1075円とかの黒字。

これを社長に見せたらまた烈火の如く怒りだして、次には鬱状態に入るのだろう。う〜、何だかめんどくさそうだ。

勤め始めて一ヶ月半になるが、もうすでにやる気を失いつつある。

経理の女性から、いろいろと今までにあったこととかを聞いたせいもあるのかもしれないが。(例、出張前に10万円を仮払いしたのに、帰ってきたらそんなにもらってないとゴネだし、最後には逆切れ。とか、タクシーの領収書を渡されたのでどこへ行ったときのかを聞いたら、よめさんがタクシーに乗った分だっとか。)

なんかいろいろとふざけてるけど、一番気が重いのはこんな会社でもやって行けているというその事実だったりして。


2003年11月12日(水) かなり老人性躁鬱

今日は会社で机に向かっていると、いきなり背後から社長に怒鳴られた。逆鱗に触れてしまったようで、わたしは目をそらしながらはぁはぁと浅い息を繰り返した。ひとしきり興奮して言いたいことを言い終わると、奥の部屋に入っていってドアを閉めてしまった。重苦しい沈黙。

私が一体何をしたと思うだろうか?横領、背任、横流し、機密漏洩。それはないにしても、別に仕事中に2ちゃんねるにカキコしていたのがばれたわけではない。(しないけど。)

では何故私は御歳31歳にして怒鳴られてへこんでいるのだろうか?それは私のしていた仕事の内容が社長の今やって欲しいことと合致していなかったからである。ちなみに私は昨日に引き続き、名刺の整理をしていた。それがお気に召さなかったわけだ。

いきなりうちが出した見積書と、最終的な納品書を出されて、「一つの商品当たり、うちはなんぼ儲かってるか、わかるか?アンタ?」「そらわからんやろう。あんたにそれを分かるようにしてもらうために来てもらってるんやで。そんな名刺をパソコンで読んでなんぼになるんや。」「あんたはな、見とったら毎日パソコンばっかりいじりよって、頼りすぎや。もっとアタマを働かせて、体を動かさなあかん。」とまくしたてられた。

「じゃあ、辞めましょか?」と言いたいところだったが、クルマのローンがもう一息なので言わずにおいて、私はひとり殻に閉じこもった。そして、「ああ、これが老人性躁鬱状態かぁ。」とぼんやり思ったのだ。

以前から社長の様子が少し変な気がしていた。経理のねぇさんが社長の机におやつを置くと「要りません!」と言ってはねのける。が、ねぇさんは黙っておやつを戸棚にしまう。そして、「社長なぁ、一人でおるとき、お腹空いたら食べるから入れておくねん。」と言うのだった。それならそれで、「後で食べるから置いておいて。」って言ったら済むやろって私は思ったが、経理のねぇさんによると、「社長は老人性躁鬱のケがあるから、怒られたらハイハイそうですかってスルーしてるねん。」ということらしい。

が、幸いというか、入社して一ヶ月。私は逆鱗に触れずに来れたわけだが、今日は逃げられなかった。最悪である。私が悩みつつ、どうやったら仕入れ金額や売り上げを管理できるか、パソコンを閉じて紙に書きつつ考えていたら奥の部屋からちいさないびきが聞こえてくる。そして数十分後、部屋から出てきて今度は上機嫌で先日の選挙の話を始めた。自分の投票した候補が当選したのがうれしいらしい。

私はさっきの怒りモードとのあまりの落差にどうしていいか分からなかった。まるで気にしていた私がバカに見える。いや本当にバカなのかもしれない。ちょうど5時になったのでわたしはそそくさと家路についた。

一体何だったんだろう。わたしはダンナさんに今日の出来事を報告して、私はどうやって業務に取り組んでいけばいいかと聞いてみた。すると、「社長は完全に病気やから、その場しのぎでハイハイ言っておいたらええんちゃう?もうけがなんぼか知りたかったらお客さんに請求した額と、品物の仕入れを引き算して紙に書いて渡したったらええねん。」と言い切った。

そんな引き算じゃ、輸送コストや手間賃、不良品の差し替えとかそういったものが反映されていないので意味がないというと、「そのおっさんに意味なんかいらんねん。ただ、思うようになっとったらそれでええねん。大体な、自分(なおぞう)の給料でそこまで込み入ったことを正味計算して利益率を出さすようなシステムをつくらせるのは間違いや。大体、会社設立して何十年も経つのに未だに利益率がなんぼかわからん会社なんて終わってるわ。経費もなんも、どんぶり勘定やろ、どうせ。」とのことだった。

確かにどんぶり勘定で経費もなんもまぜこぜで、交通費なんか会社名義のカードで支払った分だけ認められるしくみらしいし。これって変だと私は思うが。

私が入ることによって、仕入れなどの管理システムを作りたいという希望のようだが、「変えたい」と思うのならば、まず自分が「変わらなきゃ。」と思うべきだと感じるのだが、私はおかしいだろうか?

誰かに自分の希望をぶつけて、時給を払えば全てが思い通りになるとでも思っているのだろうか?

一代でこの会社を作り上げたと言う意味で、私は社長を少しは尊敬していたのだが、今日で考えが変わってしまった。今思うのはダンナさんがじじいになっても老人性躁鬱にならないで欲しいということだ。家族にそんなんおったらって考えるとさぶいぼがぞぞぞと立ってくる気がする。

さぁ、明日は社長をスルーしまくるぞ!


2003年11月11日(火) ウィンドウズの底力

今日も会社で名刺をスキャンニングする日々だった。最初は楽しかったが慣れてくるとだるい。「迪」という名前の人がいて、ソフトがその漢字を認識せず、手書き入力した。なので入力は出来ても読み方は不明なままである。「よし」かなぁ。

そしてやっとこさ「あいうえお」の社名の分が全て終わったのでとりあえず書き出してどんな感じか見ることにした。これがなかなか優秀。エクセルで読める「カンマ区切り」はもちろんのこと、vcard形式、アウトルックのアドレス帳形式、筆まめ形式、PalmDesktopにまで対応している。なかなかあなどれない。早速アウトルック形式とカンマ区切りで出力してみた。なかなかやるじゃん、ていうのが素直な感想だ。

一万円もしないようなソフトでここまでできるのはまさにウィンドウズの魅力だと思った。私が知らないだけかもしれないが、マックの世界で同じ事をしようとするとかなりめんどくさい。年賀状の宛名印刷だけでも毎年結構苦労しているし。

かくして細かいとこまでつかいこなせば、ウィンドウズも結構使えるなぁと思った。

この日記でウィンドウズを褒めたのは初めてのような気もするが…。

参考
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2003年11月10日(月) もう11月なわけだが

前日記を書いたのが10月のおわり。もう10日以上も前の話である。日記を書こうかなと思いつつ、家に帰ると燃えカス、メールチェックをしたらおやすみなさいの日々が続いていた。

メールと言ってもウィークリーまぐまぐとか楽天市場ニュースとか私にしたためられた物ではないのだが。

今の仕事場に来てから一ヶ月とちょっと。やっと自分のやるべきことが見えてきた。各自が自分の良いようにやる。そういった流れを変えることだと思う。

うちの会社は社長と息子(専務)経理のねぇさんと私という小さな会社である。貿易をやっているので、社長や専務はしょっちゅういなくなる。それも「ちょっといってくるわ。」「戻りはいつですか?」「え、帰りはオープン(チケット)やから早くて3日後くらい。」とかそんなノリである。外出先から電話がかかってきたら、「○○さんの名刺見て。ファックス番号教えて欲しいねん。」そんな用事である。

経理のねぇさんにも悩みはあったようだ。会計ソフトで管理しているのだが、社長が金銭出納帳(?)を見るので会計ソフトに入力したものを出力してそれをリアルなノートに書き写しているのである。しかもちゃんとペンとインクで。「社長が見るためだけやねんけどな。」月末なんかはかなり忙しそうなのでかなり負担になるだろう。

ということで私がやるべきことは効率化において他ならないと感じた。

とりあえず今日は名刺をスキャンニングしてデジタルデータにする作業に取りかかった。お昼からで66枚。全部で1000枚くらいありそうなので気が遠くなるがここでやっておけば後々楽なのはデジタル化につきものなので黙々とやることにしよう。


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