日々是迷々之記
目次


2003年09月30日(火) 専業主婦は期限切れ

明日から働くことになったので今日でのんべんだらりとした生活はとりあえず終わりである。

思いっきりうろうろしたかったので、今日は朝の9時すぎから自転車で出かけた。派遣会社の担当と待ち合わせて書類を受け取り、あとは自転車でふらふら。最後は渡し船に乗って家に帰ったらもう2時を過ぎていた。多分30キロくらいは走ったと思う。

家に帰ると懸案のガスコンロまわりを掃除した。実はこれも換気扇と同様に結婚以来掃除したことがなかったからだ。が、ガスコンロをどかしてみても別にナゾの生物が寝床をしつらえてるとかそんなことはなく、普通にきれいになった。

が、普通のご家庭ではこんなことを年末の大掃除のときに毎回やっているかと思うと頭が下がる。うちでの年末は、ツーリングに行くか、スキーに行くか、コンビニにおせちを頼んで、酒正月かのどれかで、掃除をしたり、おろしたての服を準備して清い気持ちになったりはしない。

まぁ、とにかくいいかんじである。

今日は眠いのでこのへんで。明日の弁当は何にしよう…。


2003年09月29日(月) 山は死んでいるin神戸

朝起きるとすかっと晴れている。昨日仕込んだ納豆も良い出来である。気分がいいので今日は外出することにした。目的地は和歌山の海側にでも行きたい気分だが、今から片道100キロを走る気力はなかったのでお気軽に神戸に決めた。

六甲山に行って青空の下でお弁当を食べよう!そう思い立った私は玄米を炊きつつ、おかずを用意する。ついでに掃除機をかけたり、洗濯物をたたんだり、フトンを干したり、リサイクル用の缶をまとめたりしていたらあっという間に10時だ。いそいそとお弁当とお茶セットを持って外へ出た。

が、現実は甘くはない。今日は平日なので道は死ぬほど混んでいた。神戸に行く道は思いっきり産業道路なので走る車は9割以上が大型トラックだ。その中をひょこひょことカブは行く。

片側3車線で左側は左折のクルマ、真ん中は直進、右側は追い越し&右折用という感じだ。真ん中の車線をひたすら神戸に向かって走るわけだが、牽引をしている車とかだと遅いのでカブでも抜きたくなる。が、右側の車線は殺人的に速度が高いのでカブの加速力じゃ怖くて入れない。

こういうときはもうちょっとパワーがあってしゃきっと走れるバイクの方がいいなぁとさすがに思う。15キロほど走ったら何だか気持ちが疲れてしまった。が、ここから進路を北にとり、もうすぐすると山である。私は休憩せずに走る。

芦屋の街並みを抜けて、六甲だ。ここで有馬温泉というところに行くつもりで、有料道路の方に向かったが、なんとトンネル内で渋滞1キロとの表示がある。しかも理由は「料金所の工事」なめとんか、ゴルァ!

ここは普通の道路もあるんだけど、ワインディングの連続で珍走団対策のため二輪車通行禁止なのだ。そいでもって強制的に有料道路を通らせて、しかもそっちの都合で渋滞とはいい度胸である。私は有馬温泉に行くのは止めて、六甲山頂を目指した。

平日の六甲山は空いている。日曜日はサンデードライバーでのろのろだが、今日は極楽で走れた。が、カブなので、トップのギアでは上れず、2速を交えてのんびり走った。

鉢巻山トンネルを抜けると神戸市になる。そして、六甲山頂までのちょっとした登山道がある。私はバイクを止めてちょっと歩こうと思っていた。



見晴らしのいいところで写真を撮り、さあ歩くかと登山道を見ると愕然とした。

ゴミだらけなんである。雑誌にコンビニ袋、お弁当の食べたカラ容器にアンパンマンの顔のついたおまるまで転がっている。横に止まっているトラックには人が乗っていた。よく見るとおっさんが夢中でエロまんが雑誌を読んでいる。なんだかなぁ…。

私は急速に気持ちが縮んでしまい、さっさと山を降りて、海側に抜けることにした。30分くらいでさっさと山を通り抜けた。

海側にはメリケンパークという公園がある。私のすきな場所の一つだ。こんな青空の下、私は芝生の上に座ってお弁当を広げ、お茶の用意をした。



今日はエスビットという固形燃料と簡易コンロ、それに湯わかし用のシェラカップを持ってきた。ちょうど土が見えている場所があったので、そこにコンロをしつらえ、こんな感じで湯を沸かした。



3分くらいでお湯が沸いたのでカップに注ぎ、ティーバッグを入れる。山の方を走ってきたので熱いお茶がおいしい。

今日のお弁当はあるもんの間に合わせの詰め合わせ?だ。玄米、ピーマンとベーコンのきんぴら風、ふかしさつま芋、里芋のごまみそ和え、蒸した人参。適当だが青空の下、海を見ながら食べたら美味しかった。



初めて使ったがエスビットはなかなか便利だ。固形燃料が6個入りで定価400円なのでお茶一杯沸かすのに60円強。そう考えれば、高いかもしれないけれど。こんな感じで鎮火したらコンパクトにたためるのがうれしい。



お腹一杯になったのでぼんやりしながらさてどうしようかなと考える。今から真っすぐ帰れば夕方のワイド番組に間に合う。でもそれもなんだかなーということで、お気に入りのパン屋に行くことにした。

その店はイスズベーカリー。いつもは山食やバケットなどのシンプルなものを購入するが、今日はおやつっぽいものとつまみっぽいものを購入。クリームチーズのデニッシュと、ウィンナーの入ったフランスパンである。店の外に出て、記念すべきカブとイスズベーカリーのツーショット。



そこからは真っ直ぐ家に帰った。

50キロかそこらしか走ってないのに微妙に疲れていた。温泉に行けなかったのは残念だけど、パンがおいしいのでいいことにしよう。これで200円は何だか嬉しいね。(^o^)


2003年09月28日(日) 圧力鍋の一日

朝起きるなり、昨日水に漬けておいた大豆を圧力鍋で蒸した。納豆を作るのだ。たった40分の加熱でほんわりやわらかに蒸し上がり、今日の納豆はうまく行きそうな気がする。

蒸し上がった大豆に納豆菌を混ぜて40度くらいに保温。今回は使い古したランチジャーを使ってやってみた。思いの外、保温力があるのでますますうまく行きそうだ。明日の朝が楽しみである。うまくいったらレシピにまとめようと思う。

夕方からは近所に買い物に出た。牛のハチノスを購入してトリッパの煮込み(トマト、にんにく味のモツの煮込み)を作ろうと思ったのだ。が、ハチノスは見つからず、結局100グラム80円のズリ(砂肝)を300グラムと一つ20円の手羽先を10本買った。その他にさんまを2匹に野菜類を購入。

ズリはショウガ、にんにく、長ネギ、粒こしょう、八角、塩、タカノツメを入れた水に投入し、圧力鍋で10分加熱。たったこれだけでさっくりおいしい中華っぽい風味の水煮が出来た。これは薄切りにして万能ネギをちらし、ごま油と醤油を垂らしてつまみにした。

メインのおかずはサンマのトマト煮。単に半分に切って、開きにして内臓を出し、フライパンで焼く。そこにニンニクと塩胡椒、トマトの水煮缶を半分入れてちょっと煮詰めてできあがりだ。塩焼きにしようと思ったが、大根が高かったので煮物にしてみたのだ。

もう一匹のさんまは開いて塩をして明日干物にするつもりだ。

そんなこんなで今日は真面目に料理をしてしまった。圧力鍋でいろいろやるのが単純に楽しいのだ。

今度は小さなカボチャに挽肉を詰めて丸蒸しにするのをやってみたいと思う。でもこれは一人じゃ食べられないやろなぁ。


2003年09月27日(土) 祝!圧力鍋購入

以前から欲しかった圧力鍋を購入した。先日から作っていた納豆をもっとおいしくしたかったのだ。

納豆は水でふやかした大豆を柔らかく蒸し上げ、納豆菌を加えて繁殖させたものである。今回は大豆をゆでたのだが、一般的な蒸し上がりである「親指と小指で挟んでつぶれるくらい。」にはほど遠かったのだ。しかし、それでも4時間はゆでたと思う。

できあがった納豆はアンモニア臭が皆無で、うまいのだが、歯触りがあまりよくない。それに色が白っぽい。ふつうの納豆の茶色い色はどうやって付くのか?

ということでいろいろとウェブで検索して「大豆は蒸すことによって茶色くなる。」「圧力鍋で蒸せば1時間くらいで柔らかくなる。」との情報を得た。ということで清水の舞台から飛び降りる気持ちで圧力鍋を購入することにした。

で、いつものようにネットで検索。高い!高いのね。圧力鍋って、iPodと同じくらいの値段なのだ。どちらかといえばiPodのほうがいいなぁとちょっと脱線気味の思考をしながら、よく探す。するといわゆる一流ブランドものと負けず劣らずなものが、OEMや、国産メーカーから出ているようだった。そっちを狙う。

いろいろ探してみて思ったのは圧力鍋業界は車業界にちょっと似ているなということだった。頂上に君臨しているのはドイツ製をはじめとするヨーロッパ製品。無骨で重たく、実用重視のドイツ製に、ポルシェデザインを採用したイギリス製、それにイタリア製やフランス製もある。そしてでかい。16リッターとかの家庭用があってびっくりした。

かたや日本製は2リッターから5リッターが家庭用としては一般的で、軽さを求めてアルミ製のものまである。鍋を閉めるレバーも日本語表示でわかりやすい。

私は煮物や米炊きまでいろいろやりたいので5リッター前後のものを探すことにした。これがドイツ製なんかだと3万円オーバー。ほとんど4万円である。しかもネットで買うと重たいので送料が1000-2000円くらいはする。店舗で買うと、ハンズ、百貨店あたりになってしまうので定価になってしまうやろし。

日本製のものは5リッタークラスで1万円前後。何でこんなに値段が違うのかちょっと悩んだ。それに5リッタークラスはあまり種類がなく、2.5リッタークラスだったら3000円くらいで見つかった。はてはて、どうしたもんか。

私はとりあえず実物を見てみようと思い、チャリンコでジャスコに行ってみた。そしたら、そこには日本製の圧力鍋と、ティファールの圧力鍋、それに「マークティッシュフェン」というドイツ製の圧力鍋があった。

まず日本製の圧力鍋をさわった。ドウシシャという会社のものは2.5リッターしかなかった。パール金属という会社のものは4.5リッターで4980円。ふたのロックが大きなボタン式で使いやすそうだった。が、閉めたときにかちっとクリック感がない。まぁ、ちゃんと閉まってるんだろうが、あまり好みではない。

次にティファールのをさわってみた。強弱を調節するスイッチもあるし、蒸し物用のすのこもついていて7980円。これにしようかな?と思ったが次に、「マークティッシュフェン」を見てみた。強弱はふたの真ん中の赤いおもりが上下する様子を見て調節するらしい。開け閉めをするレバーはかちっとクリック感があり、英語とドイツ語の表記だ。これが9800円。

ティファールの方が2000円安いけど、結局「マークティッシュフェン」を買ってしまった。

よくあることだが、買う前は安い方がいいと思いつつ、実物を見るとやっぱり好みの方を買ってしまう。似たようなもんなんだから安い方を買えばいいと思いつつこういう買い方をしてしまうので、なかなかお金が貯まらないのはこのせいか?

家に帰ってこの「マークティッシュフェン圧力鍋」について調べた。が、日本語サイトは発見できず。ドイツ語サイトばかりがヒットした。が、写真を見たがそれらしいのは見つからない。

どうにかこうにか某巨大掲示板で得た情報によると「ドイツのWMF社のパーフェクトプラスという圧力鍋の以前のモデル(WMFパーフェクト)の同じ工場で作られたいわゆるOEMモデル。日本では量販店向けにおろされており、OEMといえどもWMF製のものと同じように部品の供給が受けられる。」とのことだった。

なんだか結構マニアックだ。でもWMFのパーフェクトプラスと同クラスってのはすごい。WMFのパーフェクトプラスって4.5リッターで定価3万円だから。それをジャスコカードの割引を使って8820円で購入できたのでなんだかよいものを買えたと思う。

晩に大豆を水につけた。

参考リンク
うちの買った「マークティッシュフェン圧力鍋」
WMFのパーフェクトプラス
対抗馬・ティファールのIHセンサー


2003年09月26日(金) 今日もヒキコモリ

昨日はお腹を壊して寝ており、今日も起きると体がだるい。外の青空だけが救いだ。日課になっている朝の体操もいまいちやる気がせず、やる気がないのにやると筋肉痛になってしまうので、ゆっくりお茶を飲みながら本を読む。

そして今日こそウェブサイトの更新をすることにした。案は少しづつ出来てきており、画像をどうするかがキモだった。絵を描こうかと思ったがそれほど気が入らない。

では写真でということでHDの中身を漁り、自分の写真を探した。それがまた、写真が500枚あまりあるのにそのうち2枚しかないのだ。一枚は花見で飲んだくれている写真。もう一枚はバイクで有馬へ行ったときのスナップ。

花見で飲んだくれている写真は好きではなかった。化粧してるからというのがその理由。きれいとか汚いとか言う前に、化粧した顔というのが自分で苦手なのである。なんつーか、違うのである。

ということでツーリングのスナップ写真にボロ隠しにフィルタをかけ、ちょうどいいサイズにリサイズした。このほうが服もぼろいし、髪の毛もぼさぼさだけど自分のイメージする自分の姿に近い。

客観的な目で見れば30過ぎた小デブの女が化粧をしないなんて!となるのだろうが、自分が見て尻の座りが悪いのだからしょうがない。

きっと年を重ねるにつれ、この違和感(年齢同一性症候群?)は強くなってゆくのだろう。まぁ、これも日本特有の現象で、「女は若い方がいい。」ってことになってるからだが。よく考えるとキャメロン・ディアズだって30過ぎているワケだ。

そんなことを考えながら、リンキンパーク、エヴァネセンスなどをガンガン鳴らしながらタグを打ち、夕方にはファイルが完成した。ふふふ。やれば出来るのだ。

早速アップロードしてマックでチェックした。うんまずまず思い通り。ということでとりあえずパソコンはシャットダウンして夕食にした。

よく考えると今日初めての食事だ。まだ、かすかにお腹が痛いので少しでもおいしいものをと思い、鍋でご飯を炊いた。それにおとといから仕込んでいる納豆、しおれたレタスはおひたしにした。

ご飯がカタカタと音を立てて沸騰してきた。弱火にして5分くらいか。ほんのりとおこげのニオイがしてきた。そこで強火にしておこげに加速度をつける。ぷちぷち言い出したら火から下ろし、バスタオルで鍋ごとくるんで逆さまにする。そして蒸らす。美味しいご飯ができた。

本当ならば旧友たちと冬の旅行について話し合いがあったのだが、体調が悪いので昨日断ってしまった。わたしの不注意で飲み友達との「馬刺でビール」の飲み会もダブルブッキングしてしまい、そっちも断ってしまった。ばちが当たってハライタになってしまったのかもしれない。

ご飯を茶碗に盛り、おかずを並べる。おこげがイイ感じなので小皿に取ってお醤油をちょっと付けて頂く。生焼きせんべいという感じか?ちょっと幸せだった。

夕方の奥様番組をビデオに撮っていたのでそれを見ながらご飯を食べた。番組ではあるアナウンサー(男32歳独身)が結婚したいけど出来ないのは何故か?ということについて語っていた。彼の、「コンビニがあるから食事も困らないし、洗濯も洗濯機があるから困らない。だから「俺のパンツを洗ってくれ。」とか「毎朝お前のみそ汁が飲みたい。」とかピンと来ないんですよね。」という言葉は何だかよく分かる。

彼の趣味は山登りだそうで、週末ごとに山に行くらしい。そういう時間を失いたくないようだ。まぁ、それも良く分かる。わたしもバイクに乗り出したときは「一生結婚せんとこ。」と思ったものである。

いきなりの結論だが、これからの結婚は相手をリスペクト=尊敬するかどうかに尽きると思う。従来は自分の出来ない部分、家事とか、生活する収入を得るとか、そういう目的での結婚もありだったんだろうが、今はコンビニも洗濯機も男女雇用機会均等法もある。死なない程度に食べるのはまぁ可能だと思う。

そんな中であえて結婚するのは相手の人生を自分のそばで見守りたいからに他ならないのではないか。自分が楽になるとか、そういうのは二の次だと思う。

ということで、結婚するかしないかは、出会いがあったかどうかだけの問題なのだ。青いか?自分。

そんなこんなでもう21時だ。筋肉番付を見る。なんといってもなかやまきんに君がメインを張れるのはこの番組だけしかないからだ。噛んでばっかりのフリートークもこのときばかりはすらすらとコメントをしている。最後は負けてしまって結局総合2位だったが、自己ベストのさらに上に敢えて挑戦して負けたのでそれはすごい良かった。

感動の2時間を過ごした後、ウィンドウズでサイトを見てみた。そしたら何か悲惨で涙がでた。ブラウザやOSでどれだけ見方が違うかなんて本にも載ってないので必死こいて色んなサイトのソースを見て研究する。

Webデザイナーの人は本当に偉大だと思う。

ということで、もし宜しければサイトの方も見て頂ければ嬉しいです。

sitenaozo


2003年09月25日(木) 記憶のない一日

朝起きると雨だった。そして体が冷たい。

別に死んでいるワケはなく、単にフトンを蹴飛ばしてハラが出ていたので冷たいのである。というわけで、お決まりのハライタで一日は終わって行った。

本当にちょっとハラが出たくらいでお腹が痛くなるので、寝袋で寝ようかと思ったり、パジャマの上下を縫いつけたらどうなのかとかいろいろ考える。乳児が着るような上下つなぎの服があったらいいのにと思うが、大人用でつなぎといえば、整備士のつなぎくらいしかないのがかなしい。

あれはごわごわしていて着心地が良くないのだ。

かくして今日はトイレに行って、脂汗を流し、落ちるように眠り、ビオフェルミンを飲んだだけで終わってしまった。


2003年09月24日(水) そして今日もヘビードリンカー

なんつータイトルだと思いつつも今日は(も?)飲みすぎなのである。

暇に任せて謎の創作パンを作ったところ、それがミョーに酒に合うので飲み始めてしまい、パンを半分くらい食べておなかがいっぱいになってきたのでパンをしまい、次は昨日焼いた全粒粉のパンにレバーペーストを付けて食べた。それがまた酒に合う。ということでずっと飲んでいる。スダチを搾った芋焼酎ロックは最高だ。

今日はネット銀行を使うという事情もあって、マックではなくウィンドウズを起動しているのだが、日本語入力と半角英数を切り替えようとしたが全然切り替わらない。何でやねんとキーを連打したらそれはESCキーだった。そりゃ切り替わらんつーの。(本人はあくまで半角/全角キーを押していたつもりだった。)

こんな時に限ってネット通販の酒屋さんからニュースレターが来た。「にごり芋焼酎」とのこと。思わず買いそうになってしまった。いかんいかん。それにホッピー限定発売!とか書いてあるのもそそる。大阪ではホッピーはあまりメジャーでないのだ。私も飲んだことないし。一説によるとビールよりうまいとの噂もあるので是非賞味してみたいものだ。

今日は雨が降っており、とても涼しく、冬の気配を感じるほどだった。

冬の我が家の定番酒はなんといっても紹興酒である。私は結婚してからこの味を知った。ある冬のキャンプツーリングでダンナさんが紹興酒を買い求めた。料理は鍋物である。ダンナさんはキャンプを設営するなり鍋に半分ほど湯を沸かし、そこにキャップをはずした紹興酒を瓶ごと差し、燗ををつけるのだった。そして人肌にぬくまるとダブルステンのカップに紹興酒を入れ、ほいといって渡すのだった。

ほかほかと湯気の上がるそれはキた。確かにぬくもる。どかーんとくる。一気に寒い中を走り続けたストイックな気持ちはどこかへ消え去るのだ。恐ろしいことに、鍋物が出来るころには紹興酒は空いていた。そこからはバーボンか焼酎か、とりあえず飲み続ける。夜半に、トイレに行きたくなって寝袋から出るまで寒さを感じることはない。

もうすぐ冬が来る。


2003年09月23日(火) 手作りに燃える

涼しかったせいか目覚めがよく、朝起きた時点からやる気まんまんである。が、別にやることもないし、祝日なので銀行関係、図書館もお休みだ。さて、何をしようかなぁと思いつつ、本を読んだ。

すると、「納豆を家で作る方法」というのが目にとまった。大豆をゆでてそこに納豆を入れて保温すると、納豆菌が繁殖して全部納豆になってしまうらしかった。すばらしい。うまくいけば、一生納豆を買わずに済むではないか。ということで大豆を水に漬けた。

夕方何かおやつを食べようと思ったが、ろくなもんがない。ホットケーキミックスで何かをしようと思ったが、卵も牛乳もない。ということで適当にアレンジしてどうにか食べられるものを作った。

よく言えば固定観念に縛られない、悪くいえば非常識なパンケーキを作った。が、私にはおいしいと思われるのでヨシとしよう。近いうちにcookpad.comにあげるために写真を撮った。

日が沈んでから近所のスーパーに行った。すると鶏のレバーが1パック八十円だったのですかさず購入。家に帰り、レバー部分はレバーペーストに、レバーにくっついたハツ(心臓)は血抜きをして串に刺し、やきとりにして食べた。

そして、21時になったのを見計らってパンを仕込む。前も書いたが、我が家は時間帯別電灯という電力の契約をしており、23時から07時まで電気料金がだいたい3分の1になるのだ。ということでオーブンとか洗濯機、炊飯器なんかは基本的に夜中に稼働させるようにしている。(ではパソコンはどうやねんと聞かれるとちとつらかったりして。ほぼ一日中つけっぱなしです。(^_^;)

前回より気温が低いのでふくらみが悪い。鍋に湯をわかして、その上に種を乗せ、ラップをして高温、高湿度の中で発酵を促す。オーブンに発酵モードはあるんだけど、そこまで機械任せってなんかあんまり楽しくないので焼く部分以外は手作業が好きだ。世の中にはこねる機械や、発酵機なるものがあるようだが。

今日のパンは前よりふっくらできた。が、その分小麦粉の味が薄れてすごくふつうっぽい出来だ。私は結構重たくて、噛みごたえのあるパンが好みだ。「ヤマザキのダブルソフト」の正反対と言ったらわかりやすいか。紀伊国屋で売っているような真っ黒なドイツパンは高いが大好きである。発酵バターを乗せてはむはむと噛むことを考えるとハァハァしてきてしまう。

が、今日はレバーペーストがあるので、それを焼きたてパンにてんこ盛り、そして黒胡椒を挽いて乗せ食べた。うまい!バーボンを飲みたくなる味だ。次はジム・ビームかハーパーを買ってきて、ライ麦パンを作ろうかなと思う。でも、ライ麦の粉ってどこに売ってるんだろうか?

かくして能天気な一日は過ぎてゆくのであった。


2003年09月22日(月) 主婦とセーカツ

何だかんだ言って10月から仕事に行くことになり、今のウチに平日しかできないことをやっとくことにした。

平日にしか出来ないことと言えば、お役所関係に銀行関係なわけで、今日はリアルな銀行からネットの銀行にお金を移した。リアルな銀行は同じ銀行の別の支店に振り込むのに、Mずほ銀行105円、Rそな銀行210円の手数料がかかっていた。が、ネットの銀行は手数料不要なのである。太っ腹なことに他行でも手数料不要。さすが、外国資本が買いたたいて矯正しまくっただけのことはある。S生銀行。

次に図書館へ行った。ネットで調べたらパスワードを発行してもらえばネット経由で予約やら検索やらできるようになるらしかった。それは本当で、予約した本が入ってくるとメールに知らせてくれるようになっていた。すばらしい。

帰りに郵便局へ行った。郵便貯金もネットから残高照会やら送金やら出来るようになったとうわさを小耳に挟んだからである。窓口で聞いてみると申し込み用紙をくれた。これにいろいろと書き込んで郵便で申し込むようだ。むむむ、それも、モバイル(携帯電話)とパソコンでそれぞれパスワードを考えなくてはならないし、12桁とか7桁である。何だかめんどくさいので保留にしておくことにした。

結婚したら実家の電話番号すら忘れてしまうような人間にそんなにたくさんの数字は覚えられないのだ。

今日はこれだけやっただけで日が沈んでしまった。

結構主婦ぐらしも大変だなぁと思った。

参考リンク
新生銀行
大阪市立図書館
郵便貯金ホームサービス


2003年09月21日(日) よく食べよく飲む

いつものパターンだが、だんなさんが帰ってきたので飲みに行くことにした。が、外は雨。イマイチ気合いが入らないなぁと言いつつ、バスで街に出て、ソフマップに寄る。そこで新発売のPower Mac G5を見た。

確かに音は静かそうだった。耳をくっつけても音がしない。が、メモリスロットが4本しかないのにびっくり。最大メモリの8Gを積むには2GのDDRを4枚刺しである。一体いくら?

そこから20分ほどてくてく歩いて目的の焼肉屋「浦江亭」に着いた。時刻はまだ17時だが、もう人が並んでいる。開店と同時にほぼ満員になった。

私たちは生中とどさどさっといろいろ頼んだ。

生三種盛(ユッケ、生キモ、生センマイ)、塩ツラミ、盛り合わせハーフ(300g)、キムチ盛り合わせ、ハチコリ、野菜サラダ、そしてにごり酒(マッコリ)をボトルで2本。

あっという間に腹いっぱいである。が、時間はまだ18時。腹ごなしに散歩をした。ちょっと飲み足りない感じだったので、なかなかこれといった店が見つからない。結局地下鉄に乗って家に帰ることにした。

帰ったらまだ21時前である。よく考えたらごはんを食べていないので、ピザを頼む事にした。ついでにチキンとポテトも。それでビールとチュウハイを飲んだ。

ああ、よく食べた一日だった。


2003年09月20日(土) 換気扇との戦い。最終章

何だかおおげさだが換気扇の掃除の続きである。

朝起きると早速換気扇を見に行った。先日書くのを忘れたが、全ての油でねちっこいパーツに換気扇クリーナーという泡のムース状のスプレーをかけておいたのだ。うまくいけば水でゆすいだだけでオッケーかもしれない。

が、そんなわけはなく固まりになっていた油汚れがゆるんでネタネタになっているだけだった。とほほ。

わたしは正攻法で行くことにしてネタネタを古着のTシャツをバラバラにした古布でごしごしと拭き、古歯ブラシとクリームクレンザーで一つ一つこすった。こすっては流し、こすっては流し。途中でシンクのゴミ入れが詰まってきたので、そっちも洗いーのしていると、だんだん腰が痛くなってきた。

途中で飽きてきたのでテレビを見たりしながら、やっと夜中になって全部洗い終わった。死にそうだった。

ベランダに新聞紙を敷いて、乾かすためにパーツを並べると、わたしは落ちるように眠ってしまった。

で、とりつけをして換気扇を眺めた。が、なんの感慨もわかなかった。必死こいて磨いたものは全てフィルターの中に隠れてしまっていて見えないのだ。とほほ。見えない努力というのは大変である。

ダンナさんが帰ってきたので、どうよこれと大いばりで換気扇を見るように言うと、ネタネタの部分を取った後に、換気扇専用の漬け込み用洗剤が売っているのでそれを使えば楽やでと言われて、ちとショックだった。そんなモノが売っているなんて知らなかったのだ。

まあいいや、次はどうせ何年後かやし。(だから洗うの大変になってしまうのだ。)


2003年09月19日(金) 換気扇との死闘。その記録。

今日は換気扇の掃除をした。今日というか昨日からなのだが。

我が家の換気扇はよくあるフード付きのタイプで、フィルターの紙を適当に取り替えるタイプである。わたしは、これを「紙を取り替えるだけでいい。」と思っていた。

それが悲劇の始まりだったのだ。

ダンナさんと会話していて知ったのだが、あの中にはメッシュの金属板やファンが入っていて、一般的には大掃除の時などにばらして洗浄するのだという。わたしはそんなことは全然知らなかった。

言い訳をするつもりはないが、実家は天井に近い壁の一部に扇風機のような羽根が埋まっており、ヒモを引っ張るとまわるものだったのだ。だから結婚して初めて「紙とりかえ式」を使うようになったのだ。

まぁ、たまには掃除でもしてみたらと提案されたのでやることにした。結婚して早4年くらい。賢明な主婦のみなさんならこれだけ放置した換気扇の地獄絵図がアタマに浮かぶだろう。

まず、外れないのだ。全てが。油やらホコリやらでがっちりくっついている。メッシュの金属の板はメリメリっとはがしとり、ファンの入り口のわっかになった金具のねじは真っ黒でべたべただ。わっかになった金具もべりっと音をたててはがれていった。

そして、ボスキャラ、ファン本体である。まず、舎弟であると思われるねじが固い。ついでに油がごってり付いていて、どっちに回したら「ゆるむ」で「締まる」なのかがわからない。

わたしは武器を「素手」から「ひのきの棒」(要はわりばし)に持ち替え挑んだ。少しづつだが、ねじの全容が明らかになってきた。いいぞ、よし、こっちやな!わたしは全身全霊の力を込めてねじをまわす。少し動いた気がした。わたしは手をぬぐって、再びねじよ緩め!と念じながら力を込める。すると動いたのである。ねじが外れてゆくのである。

「ヤッター!」が、ヨロコビもつかの間。ねじが外れてもファンが取れないのだ。普通なら止めているねじが外れたら、ファンはぽろりと取れるはずなのだ。だって重力があるんだから。でも、ファンは重力に逆らい、その場にとどまっている。

なんじゃ、こりゃっと滑るファンをつかみつつ左右に揺する。だめだ動かない。一瞬このまま放置してやろうかと思った。が、ねじをはずしてしまった以上、ファンも外さないといつかドーンと落っこちてくるだろう。それも嫌だ。わたしは左右にゆすりながらゆらゆらとファンを外すことに成功した。

わたしは全ての外した物体を見てため息が出た。本体は金属なんだろうけど、見えているのは邪悪に酸化した油にホコリがまとわりついた奇妙な物体なのだ。力なく、「どうよ、コレ。」とわたしはつぶやいた。

この時点ですでに夜中である。わたしはそれらを台所に放置して眠りについた。が、これはまだ木曜日で、金曜日の日記のくせに金曜日のことは書かずに終わるのだった。

#思い出すのも疲れてしまうような一日でした。ハイ。


2003年09月18日(木) マックは愛人?

先日家計簿ソフトをダウンロードしてからというもの、毎日ウィンドウズのパソコンを起動するようになった。その分、マックを起動する時間が少なくなった気がする。

二つは隣同士にあるのだが、どっちも音がうるさいので同時に起動していると疲れてしまうのだ。ということでメール、日記、画像編集なんかはマックで。その他、履歴書とか、家計簿、ネットで調べモノをするときはウィンドウズでやっている。

どっちかにすればいいんだろうけど、ウィンドウズで書き物をするのは何だか疲れるのだ。「Alt+半角」で半角英数と日本語を切り替えるのもなんだかどんくさいし。コピペをキーでやる習慣のあるわたしは、ウィンドウズのコントロールキーが左端のとおいところにあるのもいまいち使いにくい。

かといって、全部マックでというのはムリなのだ。エクセルは買う気が起こらないくらい高いし、使えそうな家計簿ソフトはないし、ブラウザは表示が変になったりして見にくい。

まぁ、ブラウザに関して言えば、作る方がウィンドウズでIE6を標準でしているからしょうがないとは思うのだが。マックでCaminoとかだと表示すらされない企業サイトがあるのはかなしい。(ちなみにわたしのサイトはMac OS XでIE5を標準に作っているので自分しかきちんと見えないとう最悪な状態に陥っている。)

と、いうことで実用的なことはウィンドウズ、娯楽はマックということになっている。ある意味、ウィンドウズは本妻、マックは愛人のようだ。どっちもないと困るけど、ウィンドウズしかないと遊びがないからつまらんし、マックしかないと実用的でないので困ってしまう。

何か勝手だなぁ。自分。


2003年09月16日(火) とりとめのない一日

昨晩家計簿ソフトをダウンロードして奮闘していたら夜が明けてしまい、フトンに入ったのは5時半くらいだった。それから起きたのが10時頃。今日も秋の風が吹いている。

昼からは夏っぽくなってきたが銀行へ。たまには主婦らしくというモードに入りつつある。

銀行に行って列に並んでお金をおろして、で、次の銀行へ持っていって入金して振り込んで。多大なムダを感じてしまう。月間で1000円は振り込み手数料を払っているだろう。

ということで昨夜、突発的に新生銀行の口座を申し込んだ。振り込み手数料、0円。口座維持手数料(今のところ)0円。それだけで魅力的だ。我が家は家賃を振り込まなくてはならないので、某都市銀行にそれだけのために口座を作った。が、給料は別の口座である。ということは家賃を振り込むためには、お金をおろして、運んで、入金して、送金してとそこまでやって210円の手数料を払っていた。

それが激しくばかばかしい。アメリカやカナダのように個人にも小切手帳を作ってくれればそんなことをする必要はないのだが、何故か日本に個人用の小切手帳を発行する習慣はないようだ。

まだ使ってないけど、新生銀行はちょっと楽しみだ。昨日から試している家計簿ソフトに入出金履歴をネットでダウンロード出来るみたいやし。

スーパーに行くとささやかながらも阪神優勝セールをやっていた。星野さんの背番号にちなんだ77セールである。ズッキーニ1本77円、ししとう1パック77円、幸水なし1個77円。ジョーシンではマイナスイオンストレイター(髪の毛をまっすぐにするアイロン)、ブラウンの電動はぶらし(市価12500円の品)、アクシアのデジカメ(eye plate:131万画素)がそれぞれ7700円だった。

わたしはししとうを買って家に帰った。

ワイドショーはほとんど阪神一色だった。でもみんな喜んでいるひとたちしか映していない。現実は殺伐としていて、ためいきをついているひともいるというのに。

「戎橋の上には痴漢とスリとバカしかいませんでした。」

くいだおれ太郎(飲食店のマスコット人形)は優勝が決まるなり、店内に引っ込められたので被害はおよばなかったらしいが、かに道楽のでかいカニは右目を取られて阪神の旗が突っ込まれていた。茜太郎は右手右足をもぎ取られていた。道頓堀川にはのべ5300人が飛び込んで、翌朝早朝からボランティア有志がゴミ集めをしている。一升瓶や、かみくずだけでなく、何故かパンツ(男性も女性のも)、くつ、サンダルなんかも散乱している。

ちょっとやっぱりどうにかしたほうがいいのではないかと思う。本当のファンなら球場だとか、そういうファンの集える居酒屋みたいなのに行くやろし、あそこで騒いでたのはタダの「調子」でしかないんだと思う。その場のノリで暴徒化できるんだからたいしたもんだ。

ということでバーゲンは嬉しいが、阪神タイガースは当分優勝しなくていいと思った。


2003年09月15日(月) 阪神優勝のうらばなし

18年ぶりにリーグ優勝したようである。それにともない、大阪では阪神ネタで盛り上がっている。テレビだけでなく、町中も便乗浮かれモードとでもいうのだろうか?来年の優勝までマジック100ナンボ!とか、商店街や、デパート、そこらの子供やおっさんまで阪神優勝で浮かれているのだ。

その証拠にわたしは関西人だが阪神ファンではない。しかしこんなものを飲んでいる。

関西スーパーで88円だったのだ。

ネットではこんなものも売っているとの情報があった。



便座である。好きな球団にケツを乗っけて嬉しいのだろうか?



ホンダフィットである。次の優勝まで乗っていたらテレビに出れるだろう。



原チャリ。大阪ではいいだろうが他府県では受け入れ難いと思われる。



麺。巨人優勝ならオレンジと黒と白なのだろうか?



家。もう何も言うまい。

とまぁ、阪神カラーでいっちょ儲けたろかいなという商魂丸出しでいやはやである。

18年前の優勝時には自分のタクシーを暴徒化した一般市民にひっくりかえされたタクシーの運転手さんは先週末から水曜日まで休みをとったらしい。

甲子園球場の隣のお寺では試合の翌日は風船の掃除で大変らしい。何でも夏場は熱で溶けるので屋根にひっつくのだそうな。

そして今晩、下町の虎マニアの集う飲み屋ではビールがタダになり、六甲颪を合唱しているだろう。

明日は、阪神百貨店は優勝セール、大阪のその他の百貨店は「バンザイセール」をやるらしい。

阪神タイガースはこのように関西の町を盛り上げ?てくれているのである。


2003年09月14日(日) 道楽三昧のにちようび

朝起きると暑いが涼しい風もかすかに吹いている。私はそそくさと食事をして、洗濯をし、バイクで外出した。目的は海洋堂の展示会である。

テレビの情報番組で宣伝していて知ったのだが、守口市の京阪百貨店というところでやっているらしい。しかも無料だ。別にフィギア集めをしているわけではないけれど、ちいさな動物たちはへーっと見入ってしまうまでにかわいらしいので、それらを一杯見てみたいと思ったのだ。

が、しかし、京阪百貨店はなかなか曲者だった。バイクの駐輪場があるのだが、お買いあげレシートがないと1時間300円なのである。展示会は無料だし、買い物をする気も特にない。私は適当な道ばたにカブを止めた。

展示会をやっている7階にあがってびっくりした。めっちゃ並んでいるのである。入場制限をしているらしい。うむむと思いつつもわたしは列の最後に並んだ。

15分ほど経つと入場でき、中に入るとこれまたびっくり。めちゃくちゃ狭いのである。学校の教室くらいか。そこの壁際にびっしりと人がひしめいている。そしてなかなか進まない。

わたしは混んでいる動物のところはあきらめて、世界の戦車コレクションのようなところを見た。そこにはキューベルワーゲンがあってうれしかった。ドイツの軍用車なのだが、造形がわたし好みなのである。塗装も3種類展示されていて、砂漠迷彩、通常迷彩、冬季迷彩とある。うむむ、凝っている。つぎは是非、シュビムワーゲンも作って欲しいなと思う。

こんな感じの車両です。(写真はタミヤのプラモ)
キューベルワーゲン
シュビムワーゲン

人波にもまれることに疲れてきたのでそそくさと退散した。ここでまっすぐ家に帰ってしまうのが何だかもう若くない気がする。

家に帰り、本を読んだりしてぐたぐたしているとダンナさんから電話がかかってきた。今日は天竜スーパー林道を攻めに行ったらしかったが、全面舗装されていてショックだったとのこと。全ての林道は舗装されていくんだろうか。

電話の後、そこらへんのモノを適当に食べる。晩にベーグルを焼くので食事はあまり凝らないで力を残しておく?というわけである。適当に食事をして、焼酎を飲みながらパンの段取りをしていると、まただんなさんから電話がかかってきた。食事は何を食べたん?と聞くと、「牛すじの煮込み」だそうでちょっとびびった。まめやなぁと感じたのである。すじ肉は好きだが、下ごしらえが面倒なので人生で2回しかやったことがない。おそるべし、ダンナである。

何を食べたの?と聞かれたので適当に答えた。実際はナゾの冷や奴と野菜類、冷凍おにぎりに味噌を塗って焼いたモノだけなのだが。激しく手抜きである。

気を取り直してベーグルを仕込む。今回のレシピは一次発酵を電子レンジで行うのだが、取り出すとどうも固い。ちょっとやりすぎたのかもしれない。が、とりあえず二次発酵をして焼く。そしてできあがったモノをさまして手で割ってみた。固いのである。が、おそるおそる口に入れてみると味は悪くない。ただ、ひたすら重いのである。



パンを思い通りに作るのはそれなりに時間がかかりそうだ。また新しい道楽が増えてしまった。


2003年09月12日(金) サイトにまつわる思い出

久しぶりにサイトの更新をした。

私はテキストエディタとFTPソフトでやっているのだが、他の人はどういうふうにやっているんだろうと思ってしまう。ブラウジングをしているとめちゃくちゃデザインに凝った個人サイトがあったりしてヒヤアセが出てしまうのだ。

マックでしかもOS Xだといわゆる「ホームページ作成ソフト」ってあんまりないと思う。昔のMac OSならページミルなどがあったが、多分バージョンアップしてないだろうし。無料で、となるとネットスケープのコンポーザーくらいか。

ソフトが私にCSSを教えながら、WYSIWYG(ワープロソフトみたいにみたまんま操作できる)HP作成ソフトがあればいいんだけどと思う。昔使ったことのあるHP作成ソフトはレイアウトをテーブルタグの表組みでやってくれるので、手直しが死ぬほどめんどくさくてつらかった。CSSはその点直しやすい要に思う。(大規模なサイトはわからないけれど。)ただ、CSSはブラウザやOSでめちゃくちゃ見え方が違うらしいのでその点はちょっと問題かもしれない。(だいぶ問題?)

が、しかし、私のサイトはアクセス数の半分はマックのIEなのである。パソコンユーザーの2%しか生息していないというマックユーザーが私のサイトには50%!さすが知り合い、親類縁者しか見ていないだけある。

ということでちょっとサイトのアドレスを晒してみる。
sitenaozo

こうやって晒しておきながらもちょっと不安だったりする小心者。何故なら、昔はサイトを割と大々的に宣伝しまくっていたのだが、ひょんなことからツッコミを入れられ、矛盾をつつきたおされ、反論もできずにサイトをつぶしてしまったことがあるのだ。

私は割と鷹揚というかあまり気にしないところがあって、変なことを主張しているサイトがあっても自分に害が及ばないと判断したら、放っておく。が、テキはそうではなく、細かい記述ミスをいちいち突っ込んでくるのだ。

最初は知らない人からレスが付いたので喜んでいたのだが(バカ?)、そのうち私の文章から推測して、私の育った環境が悪くてそんなふうになっちゃったのね、可哀想!とかいうノリになってきて、風水やらマクロバイオティックやら、自己啓発やら勧めて来るのでマジ困りきってしまった。

10歳くらい年上の、見た目も精神も立派なおばさんなんだけど、大人になってから絶交したのはこの人くらいのもんである。「マクドナルドの99円バーガーも、家に持って帰ってキャベツの千切りをたっぷりはさめばヘルシー料理に早変わり!」とかピントのずれた発言が今でも忘れられない。専業主婦のダメな面を凝縮したような人だった。

あんまり細かく書くとネタばれしてしまいそうな、自称「ネットのご意見番」女史、今頃何をしてるんだろう。


2003年09月11日(木) 職安とクソ企業のタッグに撃沈

今日は朝から職安に電話をかけた。先日紹介状をもらい、履歴書などを郵送したがなしのつぶてなのでどんなもんかいな?と思ったからである。求職番号などを告げると、お待ち下さいと言って電話を保留にされた。

職安「あの、こちらのお仕事は先方が検討中になってますね。何か申し込み時にいつまでに返事しますって聞きました?」

私「聞いてませんが、求職票に採否決定まで7日って書かれてますけど。7日経っても何も連絡がないというのは不採用と判断してもいいんでしょうか?」

私が職安に行ったのは9月1日。翌日に書類は郵送済みだ。

職安「いえそれは分かりません。検討中とおっしゃってます。採否決定期間はあくまで目安ですね。こちらのお仕事、今で9人の方を紹介しまして、8月22日からですね。昨日も1人紹介しています。」

私「いつごろ採否のお返事いただけますかね?」

職安「それは分からないですね。求人票の採否決定期間はあくまで目安ですから。企業さんによっては採用が決定した方がドタキャンされた場合に備えて保留している場合もあるようですからね。」

おいおい、それってどういうつもりなのか?と思わずにはいられない。それが通用するのなら、返事は来年でも文句ないやろってケケケってことか?

私「わかりました。それでしたら、別に自分で求職活動してもいいということですね。」

職安「結構ですよ。あと一件紹介できますので是非いらしてください。」

私「いえ、自分で探したいので結構です。」

職安「その場合は、決まり次第先方の企業さんに一報断りの電話を入れてくださいね。そういうマナーですから。

二度と行かねーよ、クソ野郎。とココロでつぶやきつつ電話を切った。何がマナーだ。ヴォケ。

「ドタキャンされたら困るから採否を保留する。」という行為はマナー違反ではないのだろうか?似たようなケースがテレビで取り上げられていたが、法的にはいつまでに返事しないとダメとか、採否にかかわらず絶対返事しないとダメとか、そういう決まりはないらしい。

ちょっと話が逸れるけど、応募書類は返却しないところが多いのはどんなもんかと思う。派遣会社なら理解できるが、そこらへんの企業が何で他人の履歴書が必要なのか理解に苦しむ。住所や電話番号、顔写真まで晒しているのに個人情報を何だと思っているのだ。全部まとめて名簿屋あたりに売って小銭を稼いでると思われてもしょうがなくはないだろうか?

まぁ、実際は返送の手間とか切手代がめんどくさいだけで、個人情報を守ろうなんて意識は蚊のしょんべんほどもないんだろうが。

何だか鬱陶しいので職安のことは忘れることにした。書類を送った切手代はもったいないけど。


2003年09月10日(水) そして今日も食べることばっかり

明け方にどしゃぶりの雨が降り、その音で目覚め、ベランダの洗濯物を回収しまた寝た。起きたら雨がしとしとである。昼からバイクででかけるというのに。

朝はストレッチをすると調子がよいことが最近分かってきた。単なるストレッチでも目が覚めるので気持ちがよい。以前はぼーっとし続けて、気が付くと「花王愛の劇場」が始まっていたりして焦ったりしたもんである。

さて、今日の朝食はこんな感じだった。



先日焼いたパンに、トマトと鳥はむ、サニーレタスにレモン、塩胡椒を合わせたものである。変わり映えしないけど、美味しいので大満足。もうパンは三分の一しか残っていないのがかなしい。鳥はむはこれでラスト。

昼からは雨があがったのでバイクで外出。帰りに商店街で焼酎、鶏肉、玄米、すだちなどを購入した。鶏肉が安くてびっくりである。100グラム28円。私は大ぶりの胸肉を2枚購入し、鳥はむを作ることにした。すだちは6個100円、玄米は1キロ400円だった。家の近所でブドウとグレープフルーツも購入。店先には梨やブドウが並んでいて、秋が来たことを感じさせる。大阪以外は秋なのだ。

家に帰ると早速鳥はむを仕込んだ。ついでに昨日購入したサンマの残りがあったのでそれは開いて塩水に漬けた。一夜干しにして明日食べるのだ。ただ、大阪は深夜でも25度を下回らない熱帯夜なので冷蔵庫で乾燥させることにしたが。

夜は更新作業をしつつ、鳥はむのゴールデンスープに野菜とパスタを投入し、塩胡椒とオリーブ油、カイエンペッパーで調味したスープパスタにした。湿度が高い中で熱々でスパイシーなスープパスタを食べたので汗まみれである。はひー。何してるんだか。

こんな感じで食べることばっかり考えながら今日は終わっていった。


2003年09月09日(火) 食い道楽、飲み道楽

今日もまたクソ暑い中目が覚めた。くるぶしがかゆいので目をやるとふくらはぎに向かってビャっと血のりが伸びており、その先っぽにはつぶれた蚊がへばりついて絶命している。どうやら寝ている間にひりつぶしたようだ。

汗だくの体で最近凝っているストレッチをやる。我流の適当なものだが、コレのおかげで手も上がるようになったし、かがんでものを拾うこともできるようになったのでヨシとしよう。

水浴びをして朝ご飯を食べた。



手前が昨日焼いた偉大なる「ただのパン」、奥がトマトとサニーレタスに塩胡椒をしたものと、これまた偉大なる鳥はむ、そしてバターを一切れ。んまかった。昨日からこればっかりだが、うまいんだからしょうがない。

昼からは某面接で外出した。コレに関してはどうなるんだろうという感じ。手応えもなんもなかったし。派遣の登録は3時間とかかかるのだが、普通の面接は10分とかで終わってしまうのでちょっと拍子抜けした。まぁいいや。

面接が終わったのが午後2時40分。大阪は灼熱の地獄タイムだ。後で知ったが今日は35.4度だったらしい。バイクで日焼けしてしまった。

家に帰ると暑いので近所の図書館へ避暑に出かける。同じ目的の人がたくさんいて、椅子にこしかけてうつらうつらしている。

図書館では蔵書検索用のパソコンでちょっといらついてしまった。私のとなりのカップルが、何か検索しているようだが、ランダムに出てくる書名を見て笑い転げている。アホちゃう?という冷たい一瞥をくれてやったらそいつらは関西の某私立外語大学の学生だった。彼らの持っている資料の表紙に名前があったのだ。

しかしアレである。私が大学受験の時はその大学すら高嶺の花だったのだ。結局生涯フリーターみたいな人生を選んでこうなったわけだが、大学生が「ハゲ」とか入力して検索して笑い転げていると、どうもムカムカする。まぁ、こういうのをひがみって言うんだろうけど。

私は気を取り直して本を読んだ。こうやって目的もなく、行きずりの本を読む時間は楽しい。普段手に取らないような本も読めるし。結局3冊の本を借りてスーパーで買い物をして家に帰った。

もうすっかり日が暮れていたので、窓を開け放つとわずかながら涼しい風が入ってきた。私はスーパーで買ったサンマを焼き、辛味大根をおろして半切りのスダチを添えた。グラスに氷を入れ、もう半分のスダチと米焼酎を注いで一息ついた。スダチと焼酎はうまいと思う。高知県の人が飲んだくれるのも激しく同意だ。

サンマの後に水切りした木綿豆腐に塩をふって、ごま油を垂らして「ごま油塩やっこ」にして食べた。醤油だけより酒に合うのだ。

相変わらず仕事は決まらないが、何となく平和な夜なのだった。


2003年09月08日(月) 突然主婦業に目覚めてみた

わたしの普段の料理はかなりいい加減だ。キャベツしか入ってないお好み焼きやら、卵の黄身を乗っけたオニオンスライスに卵の白身を入れたインスタントみそ汁やら、そんな適当なものが大半だ。

が、しかし、今日は何故かやる気に充ち満ちており、朝からハムを作った。「鳥はむ」といって某巨大掲示板から生まれた鶏の胸肉をおいしくいただくためのレシピである。2日ほど塩胡椒につけ込んで、じんわりと火を通すとめっちゃハムっぽくなるというので作ってみたのだ。

そしたら本当にハムでびっくりしてしまった。むっちゃうまいで、ほんま。ハムもうまいが肉に火を通したときにできたスープ(ゴールデンスープって掲示板では書いてあった)も本当に金色でウマウマだった。ということでお昼は鳥はむとゴールデンスープにパスタとレンズ豆を入れたスープにした。うわわ、ほんまうまいで奥さん。

気を良くしたわたしはこの鳥はむをパンにはさんで食べたくなった。せっかくだから美味しいパンにはさみたい、ったらはさみたい!ということで自分で作ることにした。以前からパン作りはやってみたかったのだ。

幸い家にはドライイーストと、デパートで購入した全粒粉がある。強力粉もあったのでウェブでレシピを検索した。その中からシンプルで粉のうまみを味わえそうなのがあったのでそれに決定。添加物はオリーブオイルと塩のみってのが大人っぽくていいと思った。

ウチは22時以降電気代が3分の1になる深夜電力の契約をしているので、22時以降に焼きはじめることにして、夜作ることにした。晩ごはんは鳥はむ入りのサラダと冷や奴、安売りの赤センマイを焼肉にして食べた。

さて。20時になったので始めた。ドライイーストをぬるま湯に入れ予備発酵。全粒粉と強力粉、ぬるま湯などをを合わせた中に発酵したドライイーストを入れる。そしてまとまったらオリーブオイルと塩を入れる。後は20分間ひたすらコネコネするのだ。

台所で5分くらいコネコネしていたら汗が噴き出してきた。こりゃ耐えられんということでリビングに移動。地べたに座り込んで扇風機の風をあびながら、テレビを見つつコネコネ。でも20分経ったら汗まみれだった。これをひとまとめにしてラップをして1時間放置。一時間後大きくふくらんで来たら型に入れてラップをし、また40分くらい放置。

パンのたねって生きてるねんなぁと感心してしまう。ほんまに倍くらいになるのだ。初めてなので興味津々だ。そしてオーブンに入れて焼く。200度で30分。

焼いている間もパンはどんどんふくれてくる。20分くらいで家がパン屋さんのニオイになる。ああ、たのしみたのしみ。

焼き上がったら余熱で5分放置して取り出す。それはとても熱くて素手では触れないくらいだ。早く割ってみたいけど、もうちょっとさまさなくては。

結局20分後にしびれを切らして割ってみた。ホワワ〜ンとおいしい蒸気が上がってくる。小麦粉の香りだ。私はもちっと伸びるパンの白身部分(中身)を食べてみた。んまい!ずっしりしてめちゃくちゃパンの存在感満点である。私はカナダで食べたパンを思い出していた。

私の間借りしていた家のお母さんは毎週土曜日にパンを焼いていた。一週間ぶんのパンなので長い食パンが5本か6本くらいあったように思う。それを巨大な粉袋から粉を出し、大理石のキッチンカウンターの上でネリネリし、作っていた。あのお母さんのパンと同じ味なのだ。持った感じがえっ!?というほどずっしりしていて、噛みごたえがあり、じんわり甘い感じのするパン。

なんだか懐かしいなあと思いつつ、ちいさめのコッペパンを一つ食べてしまった。

明日はこれに鳥はむと野菜をはさんでサンドイッチにしようと思う。

鳥はむの作り方「鳥はむの館」

参考にしたパンのレシピ「ただのパン」

どっちもレシピ通りで絶品の出来なのでおひまなかたはお試しください。


2003年09月06日(土) 飲んで、食って、飲んで食う。

ほぼ明け方にダンナさんがバイクで帰ってきた。ほぼ一ヶ月ぶりの大阪らしい。とりあえず、焼酎などを飲んでしまい。太陽がサンサンと昇った頃、眠りについた。

私が玄関の呼び鈴で目を覚ますと、ダンナさんはすでにいなかった。バイク屋に行ったらしい。元気だなぁ…。呼び鈴の主は防災設備の点検屋さんだった。ゴミのようにボロボロのGパンをはいて、「ハイハイハイ。」と玄関へ。

この防災点検、法令では一年に一回らしいが、何故かうちのマンションは半年に一度来る。決まって平日の午前中で、共働きの家庭を何と心得てるのかと思うシステムになっている。有休取って家にいてるんやろか?

とりあえず3時間くらいしか寝ていなかったのでまた寝る。が、しかし、昼を過ぎた頃、だんなさんが帰ってきてまた起きてしまった。が、疲れているらしく、リビングで斜めになって寝てしまった。よしよし、と私も眠る。

そして4時過ぎに目が覚めた。家にはろくな食べ物がないので飲みに行くことにした。第三候補まであって第一候補は「最近できた焼肉食べ放題の店」、第二候補は「沖縄料理の店」、第三候補は串揚げの店である。「焼肉の店」は90分制限なのが気にくわないのでやめ、「沖縄料理の店」は品数が少なくて高いのでやめ。ラフテー、豆腐よう、ゴーヤチャンプル、島豆腐、島ラッキョくらいしかないなんて。で、結局串揚げの店にした。

ここはビールがモルツで中ジョッキ190円。ハイボールが250円。ボトルキープも1500円という素晴らしい店である。3時間ノンストップで食べまくって飲みまくって7000円くらいだった。生きも造り、上ミノポン酢、韓国みそきゅうり、漬け物、蒸し鶏などなど、串モノ以外も充実していてナイスでした。

帰りはなか卯で「すだちおろしうどん」と「ごまだれつけめん」を戴く。めっちゃうまかった。

で、コンビニでアイスクリームを買い家に帰った。こんなに食べていいんだろうか?よく飲むし。


2003年09月05日(金) 外注の限界

今日は単発の仕事で某企業に行って来た。仕事内容は雇用契約書の日英翻訳。私はハイハイという感じでネットで一般的な雇用契約書のフォームをゲット。その業界用語を調べて、下調べは完了。準備万端だった。

が、しかし、翻訳するのは「雇用契約書」ではなく「業務提携契約仕様書」だった。全然違うやんけ!しかも、その契約書を持って、すぐアメリカの企業に行くらしい。おいおい、責任重大やんけ…。

派遣会社の担当者も、派遣先の担当者も全然英語が出来ないみたいだったので仕方ないかもしれないが、それだったら派遣にやらさずに、弁護士に頼んだ方がいいんではないの?と思った。

でも、ここでいい仕事をすればレギュラーで翻訳の仕事が出来るかもしれないと感じた私は脳みそフルパワー全開で仕事をした。幸い、以前退院後のブラッシュアップで行っていた、特許翻訳の学校で習った例文がかなり使えたのでほっとした。言い回しだけ見たらかなりプロっぽい仕上がりになったと思う。

終了10分前くらいに派遣先担当者がやってきたので、大まかなところを説明した。元号表記を西暦に直したこと、通貨表記を統一したこと、等を告げた。が、しかしテキはワケの分かんないことを言ってきた。

「これって主語を逆にしてるのは何でですか?」と一段落を指し示している。その部分というのは主語がだらだらと長く、述語が何行にも渡っている日本語で書かれており、理路整然さを求められる英語圏での契約書には使えない感じだったのだ。

ということで、主文を書き、「これこれを〜の内容とする。」って感じでセミコロンで複数の名詞節をぶら下げる形で書いたのだ。(この辺の説明はややこしいですね。すみません。日本語的な文書のつながりってそのまま英語にしても意味がわかりにくくなるから、同じ内容で箇条書き風にしたってことです。(^_^;)

それを担当者に告げると、「はぁ、そうなんですか。僕英語わかんないんですよね。でもこれって外人が読んだら分かるんですよね。じゃあいいです。」と来た。

おまえ、厨房か?と言いそうになった。元々の日本語原稿もひどかったし。ローマ字部分が全角と半角が混在し、甲が○○社って宣言しているくせに本文では○○社の工場にすり替わったりしててかなり素人くさい。まぁ、どうでもええけどさ。

結局目の前の小銭をけちりたい一心で派遣にやらしてるだろうけど、こういう重大な書類を丸投げでやらせて、しかも担当者は英語が分からないってどんなもんかと思うよ。あたしゃ。

そんなこんなで派遣の仕事はやればやるほど、くらい気持ちになってしまう。とほほほほ。


2003年09月04日(木) ひきこもり主婦の一日

朝から余りにも暑くて、目が覚めたとたんぐったりであった。魔のような日差しが差し込み、ねまきがわりのTシャツは首まわりがお地蔵さんのよだれかけのように、汗で湿っている。

今日は日が沈むまで外に出ないことにして、パソコン作業にいそしむ。マンネリ気味なサイトをちょっと化粧直しするのだ。

久しぶりにOS9で起動して、ドット絵を描く。小学生の時に作ったナゾのキャラを20年ぶりに蘇らせるのだ。初めてドット絵を描いてみたが、いやはや難しい。ドラクエのキャラクタみたいに上手にはできない。大昔のゲームウォッチの人間みたいな絵になってしまった。いやはや。でもキャラ自体がかなりシンプルなのでこれはこれでイイ感じと自画自賛する。ついでにドット絵でリンクボタンやトップページの画像まで作ってしまった。ハイテクなのに手作りっぽくできるので私の作風(というか雑絵)には合うようだ。

以前はA4の紙に筆ペンで絵を描いて、それをスキャンニングしてフォトショップで調整して、書き出しをしてとそれなりに手間をかけてやっていた。が、しかし、今となってはマイナーなスキャナなのでドライバがなく、スキャナはただの置物である。いやはや…。

そうこうしていると電話が鳴った。派遣会社から単発の仕事のオファーである。変わった仕事だったがまぁできるやろってことで受ける。するといきなり明日だという。久しぶりの仕事だ。

私の知らない分野の知識が必要なのでグーグルでネタ探しをした。するといとも簡単に資料が手に入ったのでびっくりした。かなり詳しい資料なのである。ちょっと探してこれだけ見つかるのだから、先方の会社も自分でやればいいのにとちょっと思った。まぁ、そういうところから私のような根無し草労働者の需要もあるんだけど。

仕事の詳細についてはまた明日。

やっと日が沈んだので近所の書店に出かけた。クルマ雑誌を見る。トヨタのs新プリウスには「パーキングアシスト機能」がついているというので興味津々だったからだ。なかなかよさげだった。が、気になる点がいくつかあった。一方通行路などでの右寄せの縦列駐車は出来るのか?ということと、止めるのはやってくれるけど、出るのは出られるのだろうか?ということである。止めれたはいいけど出られへん!てなったらちょっと問題である。サイトにもその辺は詳しく載ってなかった。

帰りにスーパーで適当に買い物をする。さぬきうどんとカツオの半身を半分に切ったものが安かったので購入。家に帰り生醤油うどん風とカツオのたたきにして食べた。うどんは40円。かつおは150円。安すぎる…。

かくしてひきこもり主婦の夜は更けてゆくのであった。明日は早起きせねば。


2003年09月03日(水) 派遣労働者のユーウツ

夕方テレビを見ていると、携帯電話が鳴った。出てみると派遣会社からだった。家から地下鉄で4駅のところで貿易関係の仕事をしてほしいといわれた。ふむふむと私は聞きつつ、「で、契約期間はどんなかんじですか?」と聞いた。

「長期的に考えていただいていいんですけど、契約は一ヶ月更新です。」ときた。最近よくあるパターンである。「それだったら、来年の春くらいまでやりたいと思いますのでお願いします。」と答えた。

すると、春ですか?うーん、先方さんはあくまで長期的にっておっしゃってるんでと言ってくるので、でも一ヶ月更新なんでしょ?と言っておいた。ほんまに雇い主側が強い。

こういうふうにオファーされて、「当分安泰ね。るんるん♪」とか思ってると、春に新入社員やらなんやらが来て、放りだされるのがオチである。もちろん契約は一ヶ月なので別に契約違反でもなんでもない。

ということで丁重にお断り申し上げた。

結局このパターンで8月に入ってから7-8件は断っているような気がする。企業ってほんとに勝手なもんだ。派遣会社も、派遣社員を入れようとする会社も。本来はヘルプ的で明確な目的を持って雇われていたわけだが、最近は単に切りやすいし、保険やらなんやらを払わなくていいという理由だけで派遣を使っている企業が多いように思われる。

そういう会社は役職のついたおっさんと、お局的古参女子社員で構成されていて、30歳以下の社員がいない場合が多い。特に中小はそんな感じだ。いまはいいだろうけど、10年くらい経って、おっさんどもがバタバタと現場から離れていったらどうするつもりなんだろう。つぶれっぞ。

ということで春までの期間限定労働者はぼちぼち派遣はあきらめようと思う。となると主婦らしくパートになるんだろうが、(しかし、バイトとパートはどう違うんだろう?)いやはや。「ワードとエクセルを使った英文事務」とかいうパートがあればええんやけど、まぁそんなんないやろし。

ということで、明日からはちょっと矛先を変えて仕事探しをしてみようと思う。酒代くらいは稼げよってことで。


2003年09月01日(月) 悲しみのハライタ

私は冷蔵庫のたまごを温泉たまごにした。たまごが冷えるころを見計らってそばをゆで、いちょう芋をすり鉢であたった。「とろろ温泉たまごそば」を食べるのだ。

ずるずるっ、うーんだしが少なかったなぁと思いつつ、食べ終えるた。と、同時にハラがごろごろ言い出すではないか。むむむっと思うと、胃のあたりが波打っている。やばい!何かに当たったようだ。

といってもあたりそうなのはたまごしかない。よく考えるとそのたまごをいつ購入したのか記憶が定かでない。うぐぐとうめきながらたまご関係のサイトで賞味期限を調べたら2週間くらいらしい。2週間。なんだか微妙だ。うーんどこで買ったっけ?でも、まずくなかったんだけどなぁ。温泉たまご。

そうこうするうちに脂汗がどばっと出てきた。うぐぅ!とうめいて畳に転がった。吐くか?いや、私は吐くのが苦手なので吐けないのだ。はぁはぁと荒い息を吐きながら一人畳に転がること1時間。私は寝てしまったようだ。

電話の音で目が覚めた。だんなさんからだったので、すみやかにハライタについて説明し、しゃべってられないから切ることにした。切ると同時に下腹部にビッグウェイヴが訪れた。

キタ―――(゚∀゚)―――!!!

私は某個室に駆け込み事なきを得た。
ふぅ。

が、しかし、何でこんなにハライタになるんだろう。おなかを冷やしやすいというのもあるが、ちょっと気にかかることが重なるとどかんとハライタになることが多い。小学6年生のころから始まったように思う。例えば舞台に上がってしゃべらなアカンとか、音楽の歌のテストがあるとか、そういうときは決まって、キタ―――(゚∀゚)―――!!!である。

実は最近、派遣の仕事のオファーに振り回されたりなんやかんやでちょっと気分的に疲れ気味なのだ。連絡がなかったから話は流れたと思ってほっといたら、忘れた頃にまた電話があったり、バイトだけど内定みたいなもんをもらった会社がなんだかきなくさい会社でやんわり断ったり、ほんとに何だかもうって気分なのだ。

まぁいいや。ひさしぶりにOS 9で起動して、サイトの更新でもしよう。


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