日々是迷々之記
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2002年08月29日(木) にんにくづくしでプハ〜

またもや連日の食事ネタである。今日はまだやる気があったのでちゃんと3品作ることにした。

まず、こんにゃくのミソいためである。ぶちぶちとちぎったこんにゃくをさっとゆがく。それをみじん切りのにんにく、ごま油でじゃっと炒め、表面がちりちりしてきたら、赤味噌ちょっととしょうゆをちょっとで味を付ける。これをすかさずテーブルに出し、だんなさんに焼酎を飲ませておく。

そしてじゃがいも3個を取り出し、皮を剥きゆでる。今度はポテトサラダなのだ。ゆでている時間は約10分。その間にかりかりにんにくを作り、その油でかりかりベーコンを作る。イモがゆであがったら、にんにく、ベーコンのかりかり軍団と混ぜ合わせて、マヨネーズ、カラシ、塩、胡椒、酢で味を付けた。まぁ、ぬくいのでサラダとも言いがたいが酒のつまみとしてはいいだろう。

で、最後は必殺にんにく丸揚げなのだ。中華鍋に3センチほど油を入れ、ばらしたにんにくを皮ごと投入し、ゆっくりと弱火で揚げる。その間10分ほどはかかるので私も席につき、ぷわーっと焼酎を飲む。

しかし、ここで気が付いた。ごはんを炊くのを忘れている。でも、今日はこれでいいことにしよう。

良い酒、良いつまみ、そしてたっぷりの時間。それでいいのだ。(ただの酔っ払い養成所ですなこれでは。)


2002年08月27日(火) ずるずるひやむぎ一本勝負

お盆が終わって、「ああ涼しくなったなぁ。もう秋なんだねぇ。」としばし目を細めていると、暴力じみた残暑がやってきた。地下街の立ち呑み串カツ屋の熱気は殺人的で思わず息を止めてしまう。すれちがう人と手が触れあうと「じと!」もしくは「ねと〜。」っとしていて思わず殺意すら感じてしまう。そしてそのじんわりと体にまとわりついた熱気を剥がすためにドトールコーヒーなどに行き、アイスコーヒーLサイズを注文し席に着き、おもむろに買ったばかりの文庫本を広げる。「ああ、涼しいし、コーヒーも冷たいし、極楽やね〜。」などと思っていると、右隣の三人組のおっさんがお互いに財布からJCBゴールドカードなどを取り出して自慢しあっている。「会費がね〜、一年で一万いくらかかかるんやで。」「10000ポイントでクルマもらえるらしいけど、なんぼ買いもんせぇゆうねん。」といいつつ、にやにやと見せ合い財布にしまう気配はない。ええい!お前ら串カツ屋の熱気より暑苦しいわい!という残暑に息も絶え絶えである。

こんだけ暑いと料理をするのがめんどくさくてしょうがない。当たり前だが火は熱いのである。しかし、いくら暑くても食欲を失うことはまずないなおぞう家なので、わたしは暗い目をして台所に立つ日々だ。

「何にしようかなぁ。」冷蔵庫を開けると、会社でもらってきた本場小豆島のそうめんは全部食べてしまったようでもうない。インスタントラーメンなんか食べたくないしなぁ、ゴハンを炊くと大量に食べちゃうしなぁとふと傍らの段ボール箱に目をやった。

その段ボール箱には保存食の類いが詰め込んである。隣の区のディスカウントストアではたばこを1カートン買うとその店の100円均一の商品から3つか、4つかただでくれるのだ。だんなさんはいつもそこで大量に食品を持って帰ってくる。ただ、悲しいかな品揃えがかなりしょぼいのでうちにはきな粉や、かたくり粉、塩昆布などが一生買わなくてもいいほど在庫してある。その箱にひやむぎが入っているのが目に入った。

「おお、これは、これは。」今日の昼ゴハンはひやむぎなおぞう風で決まりである。まずひやむぎをゆでる。その間4分。納豆1パックをまないたの上でドコドコとたたく。しそ3枚、ミョウガ1個を千切りにする。ひやむぎが茹であがったら氷で冷やし、おおきめのどんぶりに盛る。その上から納豆、ミョウガ、しそを配置。すかさず冷蔵庫から梅干しとなめ茸を取り出しそれらも形良く配置する。その上からよく冷やしたそうめんつゆをかけて完成。本当ならば刻んだオクラなども乗せたいところだがなければないでいいのだ。

見た目のボリュームがすごい。ハンドボールくらいはありそうな大盛りだ。が、しかし、朝からの雨でしめった体を抱えて、冷たいウーロン茶だけを飲みながら怠けていた体にどんどん麺は吸い込まれてゆく。

「どかっ。」約5分後、どんぶりは空になり静かにテーブルの上に置かれた。

さて、部屋のかたづけでもしようっと。


2002年08月24日(土) 初めてキスをした相手は…

「まだ独身だった」という台詞で始まるコマーシャルがある。私はこのせりふの意味をこう考えていた。

「女性はよめさんである。二人で通った学校に来てみたら、とてもなつかしい。今は嫁となったこの女性も、初めてキスをしたときはまだシングルだったんだよなぁ。」

要は、「ファーストキスの相手→若き日のよめさん(当時は彼女)」という解釈である。最後のシーンで二人は一緒に家に帰るのである。ところが、どうやら本当は全然違うようなのだった。

「田舎から東京に出て早ン年。同窓会に呼ばれて故郷の小学校に集まった。懐かしい顔ぶれの中に僕が初めてキスをした彼女がいる。そして彼女はまだ結婚していなかった。」

というのが本当の状況らしい。ふむふむ、そんなん分かるかいな、と突っ込んでしまったのは私だけだろうか?もしこういう設定だとすれば、このコマーシャルは男と女の駆け引きと偏見が渦巻く、ちょっと口に出しにくい世界になってしまう。(大げさか?)

まず、女性に対して「まだ独身だった。」の「まだ。」である。ただ「独身だった。」のではない。「まだ」独身なのである。これは男性が予想外だと思ったからわざわざそういっているのであろう。なぜ予想外なのか?これには二通りの解釈を考えた。(暇なんですね。とほほ)

「僕はもう結婚しちゃってるんだけど、君はまだなんだね。フーン。」という優越感からくる発言。もしくは男性の既婚、未婚に関わらず、「僕のことが忘れられず、待っていてくれたんだね?」という甘酸っぱい勘違い、このどちらかではないか?

どっちにしても、CMの最後で男性は自分の車の助手席のドアを開けて女性を招き入れようとしている。ということは、「ひさしぶりで相手はボクに好意をまだ持っていてくれてるようだ→まだ独身だし→デートに誘ってみよう→ムフフかも〜」という展開がCMに写っていない部分にあるのではないか?

いやはや、奥の深いCMである。この某自動車会社のサイトによると、この一連の「ちゃらりらら〜、ハートビートモーターズ、○○自動車」シリーズのコマーシャルは連続性があるらしい。そういえば、「結婚式の前日、助手席の父はいつもよりおしゃべりだった。」ってあったような。ということは、この続編はどうなるのだろうか?いやはや、いやはや。

どうせならこれを男女の役割が反対でやって欲しかった、と思うのは私が女だからだろうか?自動車の主な購入主は男性だろうからそのほうがもっとドッキドキのハートビートモーターズになると思う、今日この頃。


2002年08月21日(水) テレビぶった切り

2週間の北米旅行、2週間の対馬、日本海旅行から戻ってきて、ほぼ一か月ぶりにテレビを見た。これがヒジョーにどうでもいいことをエラそうに垂れ流しているので余りの無駄さ加減にココロ打たれてしまった。

まず24時間テレビ。黄色いTシャツを着て、最後に徳光さんが泣くアレである。障害を持つ人が何かするとやたらと取り上げるのは日本の御国柄だから置いておくとして、その中継の後で「○○さんも応援しています。この曲を聴いてがんばってくださいね!曲は××です。」とか言って、よくわかんないアイドル○○の歌を強引に挿入するのはどうかと思う。カンケーないのではないか。

ついでに西村知美のマラソンは内容がどうこうというより、それを中継しているバカ女アナウンサーが鼻についた。最後のほうで西村知美が足を引きずりながらやっとこさ走っているのを見て、「ほんとは、もう歩くこともできないんです。でもガンバってます。100キロを完走するためにガンバってるんです。」って、歩けないってどうして分かるのか?無理矢理感動する方向に持っていこうとしている、その心にもない語りがうざい。

ガンバレ、という言葉は偽善だと思う。「他人にエールを送っている私はなんていい人。」という自己満足ではないのか。本当に頑張ってほしかったら邪魔にならないように、でも見落とさないようにそういう距離感で「頑張れ〜」って思うのがいいと私は思う。でも、テレビ的にはそれじゃ絵にならないのだろう。

次に朝のワイドショーも一言で言うなら「クレイジー」だと感じた。取り上げる内容も「今、小中学生がお洒落するのは当たり前。もうノーメイクじゃ外出できない!」だそうな。内容を見るとこれまた見てはイケナイモノを見てしまった感がある。ネイルアート、ヘアスタイルに凝ってみたいのはまだ分かる。が、なんでファンデーションや、コンシーラーが必要なのだ?以前いた会社で「SK2を使ってるんだけど、どうも重たいんです…。」とか言っていた20代前半の女子がいたが、それを上回る愚か者である。なんでも塗ればいいってもんではないだろうに。彼女たちの20年後が楽しみである。多分砂壁とはっさくの皮を足して2で割ったような肌になるだろう。

それに対するコメンテーター氏の発言のいいかげんさには失笑した。「彼女たちの親世代はバブルの時代でしたからね。」だと。それで金稼ぐなよって感じである。肌荒れの原因は黄色人種の場合、紫外線や空気中の有害物質よりも、化粧品に含まれる化合物、肌の自浄能力の低下によることを親が子供に教えていないからそうなるのではないか。所詮「化粧=ぼろ隠し」。若いうちはそんなスタンスで問題ないと思うが。

彼女らの服装にも疑問を感じた。13歳の女の子にインタビューをすると、「全身○○でそろえてみました。」と言った。それを受けてインタビューをする人が「○○って何?」と聞いたのだ。するとその女の子は少し困ったような感じで「えっとー、中学くらいの女の子の間ではやってるブランドでぇ…。」と言った。これくらいの年から有名ブランドなら安心というブランド妄信状態に入っているようだった。ちなみにその格好は、分かりやすく言うなら「ミニモニ。のような」かっこうである。しかしミニモニ。はステージだからああいう格好なわけであって、ああいう格好でジャスコや長崎屋には行かないと思うがどうか。

とまぁ、ちょっとテレビを見ただけでこれだけ疲れてしまうのだ。専業主婦でヒマな人とか毎日こんなもんを見ているのかと思うと恐ろしくなってくる。2chに代表されるようなインターネットの世界を批判する風潮があるが、じゃあテレビはどうやねんと問いたい。インターネットの世界では悪は悪としてそのまま存在している。気に入らないものに対してははっきり「バカ!死ね!」と書かれている。しかし、テレビの世界では偽善や欺瞞、建て前が横行して本当にどう思っているか、本当はどうなのかが隠れてしまっている。でも、きれいな言葉で言うからそれが正しいように見えてしまうのが恐ろしい。

テレビを消して、残暑の町に出て行くことにしよう。


2002年08月15日(木) 旅の終わりは…

約2週間の対馬旅行からやっと戻ってきた。HPにまとめるつもりなので詳しくは書かないが、いろいろな意味で勉強になったことが多い。日本にはまだまだ知らないことがたくさんあって、大阪などの都会は日本のほんの一面でしかない。当たり前だけれど忘れていた。

ひとつお知らせがある。この日記の横にあった掲示板がなくなっていた。理由は分からないのだが、どうも復活は無理のようだ。無料なので文句を言うのもなんだかなぁと思うし、表示される広告もうっとおしかったのでいっそのこと自作で復活させることに決めた。

ということで当分の間、掲示板はなしで行きます。日記の方はだいたい毎日書くつもりなので、お暇なときにでもお立ち寄りください。


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