夕暮塔...夕暮

 

 

野茨で - 2005年01月29日(土)

これ以上遠くへと流されぬように野茨で星を戒めている




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煌然と浮かぶ金色がかった降り月、もう日付もとうに変わって、天の頂きを通り過ぎた場所にいる。先週も、昨日も今日も言えなかった。知らせたら悲しむだろうからとかあまりに不確定だからとか一方的に理由付けをしているけれど、そればかりではないという、自覚だけは、あるのに。


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優しげな - 2005年01月17日(月)

優しくてよどみない夢をみていたよ さようなら僕はその先へ行く



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世が震えてあなたがいなくなった朝を忘れないこわいまだ忘れない


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消えて - 2005年01月16日(日)

どうかまだ触れないで消えてしまうから響くこととは違う温度で


どうか触れないでね崩れてしまうのがこわいから 君の熱はナイフだ



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目覚めたら - 2005年01月14日(金)

明日は仕事のあと新年会。雪が降るらしいのでブーツを清めてから再度防水スプレーをかけて、明後日結ぶ帯と帯締め、帯揚げを選ぶ。お着物と長襦袢は少し前から吊してある、白銀の美しい地紋入りの生地に淡い桃色の雲が流れて、梅をメインにした花の模様が小正月らしいと思う。少し渋い色合いの螺鈿入りの帯と派手なのとでしばらく迷ったけれど、時期を考えて、金糸銀糸の刺繍あでやかな大柄の御所車の袋帯に決めた。明るい反対色の帯締めと帯揚げを用意すれば概ね準備完了。明日目覚めたら、積もっているかな。


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夢の波が - 2005年01月07日(金)

夢の波がしりぞく音にふるえてた君に会う理由なくす三月



三月には聴くのでしょうねこの夢の波がしりぞいてゆく空音を





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年明けて - 2005年01月02日(日)

例年1月2日に設定されている父の初ゴルフは、今年も降雪のために流れてしまった。ここが雪国であることを考えたら、負ける確率が高すぎる賭けなのではないかと思うのだけれど、どういうわけだかゴルフ仲間の間では決して譲れない大事な日付けらしい。その日だけは各自全力で予定を空けておく代わりに、どの人も多忙で代替日をなかなか見つけられないのだそうで、年の瀬が近づくと年明けの天候を気にかけるようになる。
そうして本日の予定がぽっかり空いた父と、むしろ大歓迎ムードの妻と娘達とで買い物に出かける。シャネルで妹が選んだ珊瑚色のピアスは、あの有名すぎるブランドマークがついたデザインではなかったので、かなりほっとした。私はスパンコールのついたカーディガンとレザーのブーツ、必要と思っていたものだったので、ちょうどいいのが見つかって嬉しい。


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