夕暮塔...夕暮

 

 

わからない - 2005年02月27日(日)

客観的に見れば大変に面白い(というかとんでもない)事があって、以前別の人から言われた事を考えたらずばり重なるのではないかと思ったので、親しい友人に相談してみる。最初は「モテモテじゃん」と笑っていた友人の声から、だんだん明るさが消えていく。どういうことなんだと思う? と尋ねてすぐさま返ってきた言葉は、「母性だ」。絶対そうだよ、ともの凄い確信度で証拠をいくつか挙げた後、自分の実感としてもわかるなどと言い始めるので、少し話がずれながらも和んだムードになる。電話を切る時に「じゃあまた…気をつけてね」と重たい調子で言われて、やっぱり最後はそこに落ち着くのと笑ったら、「うん」と彼女も笑いつつ、その後には真剣な声でもう一度繰り返した。
よくわからない事だらけだけれど、どうなるにしても傷つけたのは私がよくなかった。そこは忘れないでいよう。


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忘れ雪 - 2005年02月24日(木)

忘れ雪降る夜にメール待っている お風呂上がりの湯気消えるまで



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時計の長い旅 - 2005年02月22日(火)

西はやわらかい早春の霞、薄紫を淡い桃色でくるんだような。音楽を聴きながら坂道を下る、道なりに香りを広げる沈丁花のつぼみが着々と増えていて、季節が移り変わろうとしていることを教えてくれる。春から知人がこの街で暮らすようになるかもしれないと考えたら、同じ道でも随分と楽しい。
高すぎるヒールを削ってもらうためにミュールを修理に預けて、掛け時計の修理をお願いしていた時計屋さんの方にも寄ってみたものの、「取り寄せた部品が合わなくて、また別のを取り寄せてるので、もうちょっと待ってね。また寄ってみてね」とのこと。直るならよかった、新しいのを買わずに待っていよう。でも確かあれって、半年以上前に預けたような…。時間の流れが、どこかどうにかなっている印象。桜が散る頃までに戻ってきてくれたら嬉しいけれど、どうかなあ。



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歌を風に溶かしつつ下るきさらぎの坂道をきみといつか歩こう


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発熱 - 2005年02月10日(木)

反省してた、と友人が言う。何のことをと尋ねると、「何だと思う?」と尋ね返される。…どれかな、いっぱいありすぎて。そんな風に笑っておいて、とりあえずは次の約束を。発熱して眠ればいつものごとく不思議な夢を見て、朝方目覚める。シーツの上、右手の指先が何か冷たくて硬い石みたいなものに触れている。握りしめて確認すると、昨日なくした筈のオーロラ加工のスワロフスキー、どこかで落としたとばかり思って沈んでいたのに。嘘みたい、良かった、もう絶対なくさない。サイドボードの上で静かに光を反射するのを確認してから、もう一度眠る。


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