みかんのつぶつぶ
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2005年03月26日(土)


生きているということは、
日々をコツコツと積み重ね積み重ね、
泣いていても
笑っていても
怒っていても
喜んでいても
それは、一日のなかの過ぎたこととして
風のなかに消えてゆく。

耳に残るのは、
春の陽射し集まるベンチで
その光りのなかにとりこまれてしまいそうなほど
朧な笑顔で呟いた言葉。

「そろそろおまえが来るころだろうと思って」



私を、待っていた
待っていた。





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