【読書記録】亀岡修「天空の城ラピュタ前編」

皆様ご存知、宮崎駿監督が原作を手がけたラピュタです。ノベライズされ、アニメージュ文庫から出版されています。最初の50pほどを宮崎氏のイラストが飾っており、見ごたえがあります。小説については、本当に原作に忠実で、映画をそのまま文章にしたという印象でしたが、細かいところの描写に、なるほどな〜と改めて思うところがあり、また、1p目のラピュタについての説明もとても興味深く面白いものでした。
NO.14 p172/徳間書店/86/05
2007年09月30日(日)

【読書記録】恩田陸「像と耳鳴り」

ストーリー:国宝の茶碗を見るため、妻とともに会場へ足を運んだ関根多佳雄。そこで見た曜変天目茶碗と倒れる婦人を見てデジャブを感じ、十年前に亡くなった知人のことをふと思い出す。彼は、こうしてなくなった――はずだった。(『曜変天目の夜』より)

多佳雄を登場人物にすえた短編が12編。「小夜子」の秋と夏の父であり、有名裁判官だった多佳雄は海外ミステリと散歩が好きで、机上でのとことん推理していって詰めるような作風です。友人との会話で淡々と進むのかと思いきや、最後にどんでん返しがある作品があり、手紙だけのやり取りで始終する作品もあって、とても形式にバラエティーの豊かさを感じました。NO.13p290/祥伝社/99/11
2007年09月20日(木)

ワタシイロ / 清崎
エンピツユニオン