闇の底に...Cuckoo

 

 

日常 - 2005年05月30日(月)

あぁ これだ

そう思った。

昨日は子供のスポーツの試合だった
ジュニアチームという 4年生以下のチームのキャプテンをした
けど 4年生以上のレギュラーチームも試合だった
その中にも入っていた
という事は 他の子達の倍も試合に出ていた事になる

ジュニアチーム戦では決勝まで行った
5分3セットマッチ 2−1 セットで負けた
県内2位という事だ
けど彼は悔しい 泣きながら試合を終えた
その瞬間 ゼッケンを外して隣のコートに走る
隣のコートでは上級生達のレギュラーチームが待っていた
新たなゼッケンをつけて試合が始まる
これも又決勝まで進んでいた
さっきと同じく
5分3セットマッチ・・・

通常 疲れて辛いから出来るだけ2セットで決めろ
そう監督に言われる が
相手も決勝まで残っているから強い
3セットクタクタになって勝負する
それを連続2回
6セットという事だ
1試合5分 途中コートチェンジくらいしか休みは無い
30分も試合をしていたことになる 小学4年生の子が だ。

午前中の予選からそうだった
休みなんてまったくなかった
最後の最後では 足はふらつき見ているだけで
こっちが泣けた
そしてレギュラー戦も2位
監督 激怒
4年生の我が子達3人を責める
試合中 転んだり動きが遅い!!と

おい コラ
お前がそう組ませたんじゃないのか?
6年生相手に戦った4年生に
しかも昼食以外ずっと試合させられてた彼らに
よくそんな言葉を吐けるよな
そう言いたかったけど言えないのが『保護者』の立場
帰宅してから 我が子をべた褒めしたのは
『親ばか』だから
応援のし過ぎで声がガラガラになっているアタシを
ちょっと嬉しそうに馬鹿にする我が子を見て幸せを感じた。

大会の 監督の愚痴を言いたくても言えなくて
我が子の活躍を大いに語りたくても相手が居ない
倒れるように眠りについた我が子を見ながら
眠れぬ深夜

あぁ これだ

この瞬間に感じた
一人の淋しさを。

彼氏は居る
優しい人だ
もう1年と7ヶ月
アタシだけを見てくれるかわいい人
だけど彼氏は
『アタシ』を思う
我が子の話をして きっと一緒に喜んで
一緒に怒ってくれるけど
思いは違う

世の中仲の悪い夫婦は腐るほど居る
けど一緒に居るのはきっと
その『思い』を分かち合える
唯一の相手だからなんだろう
そんな事に今更ながら気が付かされた
そんな一日だった。

そして今日
我が子が誕生して丁度10年
アタシの元に産まれてきてくれて
どうもありがとう
どうかこれからも
アタシを母だと思って欲しい

丸いケーキを買いながら
幸せをくれる我が子を思う
彼が将来
アタシを憎む日がくるかもしれない
殺したいと思う日がくるかもしれない
だけどアタシは
我が子2人を
永遠に愛していくんだろう。

今宵は一人
ビールでも飲みながら
彼らの将来を勝手に夢見よう








                水鳥。


...

死に繋がる - 2005年05月26日(木)

相変わらずだといわれた
相変わらずダークな面を見ているね と
そうだろうか
それが現実なだけじゃないだろうか


昨日久しぶりにチャットをしたんです
久しぶりの人と話をしていました
結婚について。

30歳にして未婚の男性です
好きな人は居るけど
年が年だから結婚を意識してしまって
気軽に付き合えない と

結婚願望があるの?

そう聞いたら

『すごーくある 幸せになりたい』

結婚は通過点でしかないよ?

『通過点かぁ そうかも』

今まで生きてきた年数の何倍もの時間を過ごすんだよ

『うん だからこそ慎重になる』

結婚したからって永遠の愛は誓えないでしょ

『そうかな?』

男の貞操観念なんて女より低いし

『そうかもしれない・・・けど60を過ぎてもラブらぶな夫婦も居るよ』

けど60年間ずっととは言い切れないんじゃないかな

『けど俺はそういう風になりたい』

今は60過ぎの夫婦が殺しあったりする世の中だよ

『確かに』

我が子にすら殺される世の中だよ

『あんた相変わらずだね』

ごめん 考えが暗かったかも

『そのダークな物の見方 変わってないねぇ』

けど人間の本質じゃん
幸せの定義はそれぞれ違う

『そう 確かにそれは言える 幸せの定義かぁ』


そう
幸せの定義はそれぞれだ
だけどその自分の定義を見つけるのが
どんなに難しいかは
説明できない
求める事か与える事か
過去にしがみつくか縛られるか

この世界は生きにくい
妻が夫を殺し
子は親を殺す
親は子を殺して
他人が他人を殺す
手に入れた幸せは死に繋がるかもしれない
この世界に子供を誕生させた事を
謝罪でもしたくなるほどに
混沌としている
愛がいずれ憎しみに変わるという事を
知ってしまったがゆえに
幸せの定義を無くしてしまったのだろうか





             水鳥。


...

思い出 - 2005年05月25日(水)

アナタの顔 忘れてしまいました
アナタの声も指先も
甘い吐息も崩れなかった薄い壁も
だけど覚えている
あの雰囲気は
あの空気は
まぎれもなく 現実だった。

夢の中のようだった
だけど現実だとわかる
財布の中に隠されたリング
何気なく置いてある人形
机の中のネックレス
その全てはなぜか
手にとっても 非現実的なくせに
アナタと居た時間が現実だと言っている

この不思議な感覚をどう説明しようか
誰に説明しようか
泣きたくても泣けなかったあの頃を
まるで別世界への道を行くような彼の町に行く電車の中を
二人で歩く道の不安定さを
二人の間を隔てた見えないベールを

いつになったら想い出から逃げ出せるか
なぜこんなに想い出すのか
もう過去だと笑えるくらいの時間を経て
まだ悲しいと思う
まだ淋しいと思う
まだ現実と夢とを間違う。

アナタの顔 忘れちゃいました
アナタの声 聞こえなくなりました
けど
アナタがくれた
不思議な時間は今も
アタシを甘く切なく
悲しく愛しくさせるのです
そして深く
求めてしまうのです。




               水鳥。


...

- 2005年05月08日(日)

手を繋ごう
体温を感じよう
キミとボクの体温を
そして一緒に落ちていこう
どんな景色が見えるかな
遠くの空が見えるかな

誰かの笑顔も
誰かの涙も
誰かの怒りも
誰かの幸福も
何も見たくないんだ

キミのぬくもりだけを感じて
キミの視線だけを感じて
キミの存在だけを感じて
ただそれだけで

手を繋ごう
そして一緒に落ちていこう
怖いものなんて何もないよ
ただその温もりを
感じていたいだけ

遠くまで行くんだ
一緒に
さよならをキミだけには言えない
手を差し出してくれればきっと
それだけで幸せ



           水鳥。


...

- 2005年05月06日(金)

犬はまだ生きている
アタシと同じ世界に居る

最近憂鬱だ
雨のせいか 晴れのせいか
幸せという言葉の意味がどんどんわからなくなる
明日は無いのだと思うほうが楽
そんな気持ち キミにわかるだろうか?

ふとした事で彼氏が嫌になり
別れの宣言を留守電に残して着信拒否をした
24時間弱の間に20件ほどの着信の通知で元に戻した
次の日には子供たちと四人で京都に向かった
清水のお寺や京都御所
なんだか癒されて
自分の行動の浅はかさに呆れる
帰宅して眠りに着き一晩したら
やっぱりまた別れたくなっていた

バイト先が嫌で 親がどうしても嫌で
何もかも嫌になって
だけど周りを見たら 皆そんな顔してた
だからちょっと笑えた

何かに甘えるのもいいけど
何にも甘えずに生きるのもいいんじゃないだろうか


     水鳥。


...




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