闇の底に...Cuckoo

 

 

- 2002年11月30日(土)

話しをしてたら会いたくなる
会いたくなったら言いたくなる
言ったら何も話さなくなる
じゃぁどうすればいいのよ。


淋しいだけじゃ理由にならない?
会いたいだけじゃ駄目なのかな




会いたいって思っちゃう
思わないようにしても思っちゃう
一生懸命自分の心ごまかして
結局哀しい思いしたりして
もういやだって思って
携帯の番号消したとしても
届いた彼のメールを消せないでいたら同じ。





飲めない酒飲んじゃって

バカみたい。




         水鳥。


...

眠り姫の策略 - 2002年11月29日(金)

どんな夢を見てたのかしら
起きないのは
魔女の魔法?
起きたくなかったのかもしれないでしょ?


最近すごく頭が痛い
子供達を遊ばせておいて寝てる時もある
薬を飲んでも治らない
なんでだろう
そろそろ本当に病院に行こうか
でも偏頭痛で病院でどう説明するべきか
頭が痛いんでしょ?って言われたら
うんそれだけ そう答えちゃう

頭が痛い。


寝てばかりいる
頭が痛いからなのか
おきているのが嫌なのか
バイトが決まって始まったら
今度は寝る時間なんてほとんど無くなる
もしかしたらその方がいいかもしれない
夢の中では叶わない憧れを見ているのか
それともやっぱり
昔から欠かさないで見ている
誰かに首を絞められる夢を見ているのか
最近じゃ夢の内容までも覚えていない
夢に現実が侵食される前に
辛い現実を見つめる方がいいのだろうか。


王子様のkissで目が覚める
白雪姫のしたたかさ
目が覚めたら
現実が待つこの現代
もしかしたら白雪姫のその後は
哀しい現実があったかもしれない
ハッピーエンドで終わるなら
アタシは結婚した時点で終わらせられた
その後の方がもっと長い
それに気がつくには
やっぱり結婚してみるしかないのだろうか



もしアタシが永遠の眠りにつけたなら
起こさないで欲しい
愛する人のkissなんていらない
ただ眠りつづけたい
凍り付けの世界でもいい








目が覚める恐怖を
白雪姫はいつ気がつくだろう。






              水鳥。


...

仮面 - 2002年11月28日(木)

人は見かけによらない
人は見た目で判断できない
なぜなら
大切な部分は隠して生きているのだから。


今日美容院に行きました
すっごい久しぶり。
アタシは美容院が結構好きなんです
16歳の頃少しだけ働いていたくらいです
人に髪の毛を触られるのは嫌いな人もいる
うちのお母さんもそんなタイプ
でもアタシは触られるのは大好き
頭をがしがし洗われるのも好きだし
まるで魔法のようにさらさらと髪を切り姿を変えていく
その手つきが好き。
だから今日はすごく嬉しかった
ただちょっとよく話しをする店長だったのが辛かった
静かにしていたかったんだけどなぁ。

その店長は
多分50代後半から60代くらい
うちの親よりは絶対上だと思う。
その人がアタシに言った
『結構 ポジュテブなタイプでしょ』
アタシは笑った
『明るい感じ。ふわふわしててね』
そうらしい
アタシのイメージらしい
アタシを知ってる人はみんなそう言う
明るい
楽観的
いつも言われる。
それはアタシが作り上げたアタシの姿。

きっとダレもが自分を作っている
長い時間をかけて自分の姿を作り上げるんだ
笑顔の作り方を。
人間の本当の部分なんてなかなか見えないものだ
時々ふと出てくるのを見逃さないでいられる人間も少ない。

1年以上ただ暗いだけの日記を書いている気がする
最初はそんなに続くとは思わなかった
きっと何度も同じような事を書いているんだろう
それは自分ではなかなか気がつかない
自分でも気がつかないことが
本当の自分の根っこなのかもしれない
ただあまりに多い日記を読み返す気にもならない。

アタシは楽観主義者ではないし
ネガティブな人間だと思う
ちょっと忘れっぽくて
喧嘩しても理由を忘れる事も結構あるのだけど。
でも毎日ちゃんと笑っている
子供達がいとおしくて
すごくおもしろくって
最近はよく怒ってるかもしれない
もう少しゆとりを持とうと思うのだけど
なかなかできないのが悔しい。




昨日夜中
ネットを落ちた後
ふと彼に電話した
ほんの少しだけ話しをして
『おやすみ』って切った。
その直後から記憶が無いってことは
すぐに眠ったんだろう。
突然電話をするタイプじゃない
アタシがね
でも急に
ほんとに急に電話をしてみた
彼は驚く訳でもなく
おう って電話に出た。
直前までMSNで話しをしていたのだけど
なんで迷いもしないで電話をかけれたのだろう。
おやすみって言った彼の声を耳に残し
他の雑音を遮断してすぐ眠った
あんなにすぐ眠れたのは久しぶりだった。



人によって『安定剤』は違う
まるで呪文のように彼の『おやすみ』を聞いた
昨日の夜中のアタシの安定剤だったのかもしれない。


人はアタシを楽観主義者でポジュテブな人間だと言う
でも本当はいつも不安で淋しい
それでも生きているのは
きっと大切なものとかいとおしいものとかを
知ってるからかもしれないって思う

先のことはわからない
何が欲しいのかもぼやけてる
生きることに意味を見出せない
だけど
好きなものは何か
それだけははっきりしてる
それだけじゃ足りないだろうか?





そんな事を思いながら


明日かぶる仮面の準備をする。


楽観主義者の仮面を。




              水鳥。


...

冷たい雨 - 2002年11月27日(水)

冷たい雨が降る
何もかも見透かしたような
全てを凍らせるかのような
そんな冷たい雨が降る。


バイトの面接に行ってきた
ケーキ屋さん。
クリスマスに働きたくて
余計なことを考えると淋しくなる。
もう一つ
バイトの電話をした
近々オープンのラーメン屋さん
夜働こうと思って
彼と話す時間はすごく減る
けど彼と会いたいという希望を持てなくするんだ
そうすれば少しずつ離れていけるだろう。

もちろん生活の為だ
親の協力が無きゃできない
親の収入がほとんど無い今
喜んで協力してくれるらしい


こんなに心が不安定なまま
新しい環境を受け入れられるだろうか
まぁ受かったら考えよう。



こうやって少しづつ動き出しながら
まだ彼と会いたいという思いを消せないでいる
世の中の全てがクリスマスで浮かれ出す
華やかな音楽に綺麗なイルミネーション
ひとり取り残された気になるのは
アタシだけではないのだろう。

淋しかったり哀しかったり辛かったりすると
なぜか皆が幸せに見えたりする
どうしてだろう
降る雨が冷たく感じるのは
アタシだけじゃないはずなのに心まで冷え切るのはなんでだろう
去年のイブイブに
彼と始めてあった
その直前に元彼女に探りいれられたんだよなぁ
そんな事を思い出してみた
彼と並んで歩いた道
彼が貸してくれたマフラー
あの時と今とじゃ状況は違う
だけど思いは変わらない
いつまでたっても片思いしてて
本当に1年経つのか疑わしいくらいで

側にいて触れて
いろんな話しをした1年なはずなのにね。
あの時よりももっともっと
彼に会いたいと思っているのはなんでだろう

それはきっと
楽しい瞬間を知っているからだろう。



冷たい雨の音を聴きながら


今夜はひとり


夢を見よう








遠い記憶かそれとも夢か



わからないくらい深い眠りを。




             水鳥。


...

思い切れない弱さ。 - 2002年11月25日(月)

分っているのに決断できないのも
そろそろ限界なのに思い切れないのも
まだかすかな希望を持とうとするから


今日お母さんがバイトをしろと言ってきた
当然だ 生活は苦しいのだから。
お父さんは相変らず収入が無い
借金ばかりの会社を潰す気も無い
社員も居ない会社で
レンタルした8台の電話を解約する事もできない
頼っていた大きな会社の社長の友達が倒れ
先なんてもう無いのに
何をいつまでも吹っ切れないでいるのだろう

お母さんと一緒にやってる化粧品のお店も
近頃経営が苦しい
不景気で女性が真っ先に予算を削減する部分だからだろうか
子供は育つ
家計は苦しい
アタシは夜働かなきゃいけないのに
まだまだ働く場所が無い。
制限が多いのも理由の一つだけど
きっと心のどこかで
クリスマスに彼に会えたら
そんな希望が残っているからだと思う

バイトを始めたら
昼の仕事と夜のバイトでアタシはますます
身動きできなくなる
それが怖いのかもしれない
でも現実は苦しい生活なのだけど。

もう少し心にゆとりがあればいいのに
そうふと思う

体力が昔から無い
1日でばててしまう
子供の面倒と家事 それに仕事はかなり疲れるものだ
やっぱり一番大変なのは子供のことなんだけどね。
うちの子が行っている学校は
普通の市立の学校だ
だけど三年生から学力別クラス編成がある
小学三年生の子供を
学力によってクラスを分けていくのだ
算数はこのクラス 国語はこっち
そんな教科ごと編成
ダレがそんな事を求めたのかは知らないけれど
今年から始まったらしい。
馬鹿げてるとしか思えない。
今は小学一年生から英語の授業がある
幼稚園でパソコンを習う時代だ
そう 下の子は幼稚園でパソコンの授業がある
親はついていくのに必至だ
当然アタシもそう。

1ヶ月に1度の授業参観
毎日の授業の復習
喘息持ちの我が子のために通わせ出したスイミングには
当然親が付き添う
週に1回 幼稚園から継続した英語遊びに連れて行き
毎日の仕事
そして今 バイトを探している
時々ふと
なんでアタシは生きていくんだろうと思う
苦しみながら 生きることの意味を考えてみる
考えるだけ無駄な気がしてやめる
ただ今日を生きるしかないのだから。

子供が大きくなって高校に行き
大学に行きたいと言い出したとき
アタシにその希望をかなえてあげれるだろうか
そんな事を思うたび
もっともっと働かなきゃ
もっともっと・・
そう思いつめる


心ってやっかいなものだ
そんなものが無かったら
苦しむ事も悲しむ事も無いのに
だけど
嬉しい事も楽しい事もないんだよね。


もうすぐクリスマス
子供にプレゼントもあげれないようじゃいけない
アタシはサンタクロースにならなきゃいけない

なんてちっぽけでよわっちいサンタさんなんだろう

『会いたい』なんて希望を持たなければいい
早く仕事を決めれば
諦めもつく








サンタクロースに


プレゼントをくれる人は居ない





               水鳥。


...

『淋しい』という感情の根っこ - 2002年11月24日(日)

会いたいの
すごく淋しいの
アナタを思って空を眺め
呟くの
淋しいよ って。


淋しい って気持ちは
前に『嬉しい』『楽しい』って気持ちを持ってしまったから
起こる感情だと思います。
そうでなきゃ
『会ってみたい』だとか『気になる』そんな言葉ですむのだから。
いや そこまでも思わない気もします。

アタシは
彼と会う事で『楽しい』という感情を持ち
彼に触れ彼と過ごす僅かな時間を得て『嬉しい』という感情を感じた
それによって その後
今にあたるのだけど
『淋しい』『哀しい』という感情に支配されてしまっているのでしょう。

彼とMSN等で毎日話してることによって
彼がそこにいないだけで淋しくなるのは
彼の存在がごく自然にそこにあるからで
それはすごく嬉しく楽しいから居ないと淋しく哀しいのでしょう。
だとしたら『出会わなきゃよかった』という言葉に行き着くのかというと
そうではなくて
出会ってよかったとは思うのだけど。
その出会いになにかしらの意味があるのかは分らないし
結局淋しく哀しく心が冷たくなるくせに
それでも出会いたくなかったなんて心にも無いわ。

ただ 楽しいという感情 嬉しいという感情を得たのは
もしかしたらそこが間違いの元で
そんな感情を持たなかったら今はのほほんと生きているのかもしれない
のほほんと は明らかに無理なのだけど。

離婚でもめたとき
元旦那に苦しんだ時
彼がそこで生きているそれだけで救われた
だけど彼の存在は大きかった
結局アタシは好きな人に何を求めているのかは
自分でもよくわからないけれど
『淋しい』という感情だけは常に理解している。

自分では理解しているけれど
それを彼に伝えることが出来ない
だからアタシは
名前も顔も何も知らない
アタシの心の裏側を知っている人達に
なぜか素直に言えるのでしょう
誰にも口に出した事ないんだから
ここではいいよね



すごく淋しいの。

思い出だけじゃ生きられない。




            水鳥。


...

記憶の中 - 2002年11月23日(土)

時間は過ぎていく
その一瞬をどんなに精一杯抱きしめてても
時は過ぎ 過去の自分を羨むのはなんで?


最後に彼とあったのは夏
初めて彼とあったのは冬
その全てを思い出してみたところで
幸せな感情は訪れない。

二人で居たとき
いずれ会えなくなると分っていた
その一瞬一瞬を大切に
彼の姿を心に刻み込んだ
だからといってどうだろう
その記憶が幸せな物なのだろうか
今思い出して
もっともっと哀しくなるだけ


目覚し時計が欲しいと言った彼に
クリスマスにあげるよ でも普通のは買わないよ
そう笑いながら言った
じゃぁ勝負な
そう笑いながら彼は答えた
会う約束も無ければ
会える可能性も見えないほど僅か
会いたいと言うことすらできないのに
ありえない約束をした。
これは約束なんかじゃない
その場限りの笑い話し
なのにそれに期待したい気持ちもある

記憶の無意味さと
記憶の大切さをかみ締めて
今彼はどこで眠るのだろうと思ってみる
そんなことしても
淋しいだけなくせに。


記憶を全てなくしたら楽かもしれない

だけどなくしたくないのは

記憶でしか彼の存在が確認できないからだろうか




            水鳥。


...

希望は無いの。 - 2002年11月21日(木)

常に平行線を歩いてる
時々ちらっとアタシを見てよ
そしたらアタシは
笑顔でアナタに手を振るから
そしたらアナタも
手を振りかえしてね。


一年以上毎日のように日記を書いてたのに
最近かけないのはなんでだろう
心の安定期には何を書くべきか分らないコトもあった
でもとてもじゃないけど今安定期では無い。
考える事がありすぎて
でも考えても埒あかなくて
嫌になったような気分。

元旦那はきっと又 彼女と子供を会わせるだろうし
学校での子供の本当の姿は見えないものだし
『先生』の影響力は母親の力で変えれないものだし
バイトは見つからないし
生活は苦しいし
友達だと思ってた人は影でアタシの悪口言ってたし
出来た溝は埋まる気配は無いし
彼はアタシの側には居ない。

アタシは相変らず楽観者の振りを続けるし
どんなに鬱っても誰かがボケたら反応しちゃうし
バカな奴だって笑われるし
朝早く起きて子供を送り出すし
仕事に向かって営業スマイル続けるし
明日の朝は上の子のお弁当を作る。

何も変わらない毎日の中で
心だけどこかに置き去りにして
どこに置いてきたか忘れてしまう。

誰かが拾って届けてくれるか
それとも捨てちゃうか
誰にも見つからないで踏み潰されるか
そんなコトはわからないから
ただ明日をなんとか消費する。



毎日毎週毎月会いたいと願う人がいて
だけどそれが原因で喧嘩をしちゃったから
だからアタシは言わなくなった
希望とか持ったら
駄目になった時 大きく傷つく
わかっているはずなのに。


明日の朝は
おにぎり作ってエビフライ揚げて
タコさんのウインナ-を作ろう
デザートにおっきいみかんを入れて
出来上がった時 時計を見る
そして少しだけ思う





彼はもう起きたのかな


            水鳥。


...

星に願いを。 - 2002年11月19日(火)

遥か彼方で流れる星に
何を願おう
何を祈ろう
キンキンと凍るような空の下
思い出したのは
去年の星。


獅子座流星群見ましたか?
去年の今ごろ
寒い空の下
真夜中に星を眺めてた。
一人でベランダに出て
でも手には電話を握ってた
彼の声が向こうから聞こえてた。
はしゃぐアタシ達
おっきなおっきな星が流れる
瞬間の沈黙はきっと
何かを願った瞬間だった。

あの頃信頼が欲しいと願ってた
誰かを信じる心を欲しいと願ってた
1年経った今あるものは
もう人を信じようと思わない
そんな心だ。



星に願いを
もし叶うなら今何を願う?






星に願いを




あの人ともう一度

星を眺めれますように。



                水鳥。


...

呆れるほどの無駄な努力。 - 2002年11月17日(日)

例えば前を向こうと努力して
それでも無駄だと思い知る
人は簡単に変わらない
そんなコトは知ってるはずなのに。


今日は授業参観でした
日曜参観と呼ばれるもので
家族総出でみなさんみえてました
日曜なので給食は出ないため
朝早く起きてお弁当作ります
アタシはお弁当作りが大の苦手です
料理も苦手だけど盛り付けがすごく苦手
子供向けのかわいいお弁当が作れないからせめてと
サッカーボールのようにのりをつけた丸いおにぎりをつくる
それを見てすごく嬉しそうな顔をする子供がいとおしい。

英語の授業を参観してその後一緒に観劇
寒い寒い体育館で震えながら見た。

その後
午後一時半から元旦那と子供が会う日だった。

先週の始めくらいに元旦那からメールがあった
会うのを第三の日曜にしてくれというメール
奴から初めて届いたメールだった。
その後何度か必要事項だけのやり取りがあった
電話よりは楽でいい
プレステを持ってきてという内容だったので
子供が使っているからと断った
実際子供がDDRにはまっている。

アタシは最近ちょっと変わってきた
全身で剥き出しにしていた敵対心と憎しみと拒絶
それをなんとかしようとしていた
子供が会う時に不安そうにあたしの顔を見るからだ
いつの日か
子供と元旦那とアタシで食事くらいはできるようになれるといいな
そうすれば子供も嬉しいだろうな
心の奥底と 頭の中
考えてる事がまったく逆で
憎しみが勝つか理性が勝つか
それでもアタシは せめてあった時くらいまともに話せるよう
努力した。
笑顔で 少しでも会話をしよう

ほんの少しの会話を交わした
笑顔で子供にいってらっしゃいと言う
そしてアタシは送り出した。

夜になり子供が帰宅した
クリスマスプレゼントのはずだったキューブを買ってもらい
大興奮の子供達
アタシは奴にお礼を言った

5ヶ月前から飼い出した子犬が
元旦那に敵対心むき出して吠える
アタシが抱きかかえた
手を出そうとした元旦那に噛もうとする
その仕草がまるでアタシの心のようで笑えた

子供とお風呂に入る
興奮しながら話す子供
その時
ふっとなにげなく子供が言った
『パパの家でゲームしたの お寿司も食べたんだよ』
何か違和感を感じたのはなんでだろう
『もしかして 女の子のお友達いた?』

前回元旦那の彼女と会って遊んだ事で
アタシが激怒していたのを子供が思い出した
不安そうで しまったという顔をしてうなずく
『でもね 話しなかったよ!』
『だめーーーって言ったんだよ!』
アタシは黙ってしまった
子供に対する思いより奴に対する怒りが勝ってしまっていた

まただよ・・。

夜になり元旦那からメールが来た
『プレステのメモリーカードもう一この方に○○入ってない?』
何事も無くメールしてくる奴がいやだった。
アタシは
『探してみる。それと今日はショックでした。また女と会わせたんだね』
そう返した
怒りという言葉を『ショック』という言葉に置き換えた
奴に対する『恐怖』はまだまだ消えてないからだろう

奴に『親』という感情はあるのだろうか
奴に『思いやる』という感情はあるのだろうか
きっとないのだろう
無いからできるんだろう

アタシの些細な努力は無駄だった
壊れた心は簡単には治らない
壊れた陶器が元に戻らないのと同じなのだろうか
アタシの心は元には戻らないのだろうか

アタシが気にしすぎなのかもしれない
だけどアタシは少しだけ前進しようとしていた
少しだけがんばってみた
そんな日に起こった。

呆れるほど簡単に
アタシの心を壊していった。

呆れるほど普通に
アタシの思いは砕かれた。



前進も後退も意味の無い物なのだろうか

アタシはこのまま憎みつづけるだけなのだろうか

ダレも信用しない
ダレも頼らない
この世の全てのものを憎むようになるのだろうか



アタシはやっぱり馬鹿だったのでしょうか




                水鳥。


...

混乱。 - 2002年11月15日(金)

何を書けばいいのかわからなくなって
思いを言葉として形として表せれないって
ちょっと哀しい。

いろんなコトを考えて
日記エディタ開いて又閉じて
又開いて。
結局何も浮かばない。
アタシ日記の書き方忘れちゃったのかな?



淋しいって感情とか
会いたいって感情とか
恋しいって感情とか
何もかも隠すのは
どうすればいいんだろう


アタシは何を言いたいのだろう




アタシの言葉はどこにいったのだろう





                水鳥。


...

Strength and weakness - 2002年11月10日(日)

例えば強く生きてて
前をまっすぐ眺めて
ほんの少し笑いながら
誰にも弱さ見せなくて

それでも少しづつ
溢れそうな弱さ抱えて
押さえ込んだ本音は
いつか血となり流れていく


人は一人で生きれない
そんな 言葉誰が言ったか
笑って言うその言葉は
強がりって誰が気付くの?


明日になれば仮面を
また被らなきゃいけないなら
今日の夜はせめて
涙を流してみたい

だけどそれすら
叶わないのであれば
ほんの少しだけ笑って
何かを隠して生きるだけ


求める物が何であるか
それを忘れちゃいけない
だけどそれすら見つからないなら
鏡の前で一人
笑顔の作り方を思い出すしかない



ただ生きるだけなのが
どれほど難しいか
実は誰もが分っている
ただ生きるだけなのに
どれほど苦しいか
実は誰も分らない振りをしている。




                      水鳥。


...

明日なんてなければいいのに。 - 2002年11月09日(土)

最近いいことないなって思って
でもちょっとくらいあるかなって思って
ちょっとのいい事を探してみたら
どうしても見つからなかったよ。


なんだか最近ひどくよくない日々
自分が切羽詰ってきてるのもわかる
だから余計に駄目なのかもしれない。

バイトの面接を何個かしてみたけど
『片親で子供が二人いる』って理由で駄目なことがある。
昼働いてて 夜もバイト探してるけど
子供がいるから時間がそんなに遅くまでは無理だし
早い時間からも無理
なにより
子供になにかあったらすぐ休んだりする
だからみたいだよ。

生活あっての仕事だと思うんだよね
だから何より優先すべきことはアタシには子供だし
しょうがないとも思う
だけどこのままじゃ生活ができない。苦しいなぁ。
両親との同居はすごく助かってると思う
でないとストレスで子供に当たってるよな・・。


最近すごく嫌な事ばっかりで
心が荒れてる気がする
固い刺のイバラが
心をグルグルグルグル

泣ければ楽になるだろうか
でもきっと何も変わらないのだろう
明日は晴れるだろうか
でも雨でも雪でもいいや
期待はしない
諦めるコトばかり
諦めちゃ何もできないって言う
諦めちゃ駄目なんだって何度も言われた
でもね
希望を打ち砕かれる事を考えると
初めから諦めてたほうがいいの
だってもう心が悲鳴さえ上げなくなってきたんだもん。



眠ろう

明日が来ない事を


今日も願おう。



           水鳥。


...

歩んだ道と歩む道 - 2002年11月07日(木)

長い道を歩いて歩いて
疲れて立ち止まってまた歩き出す
道を見失っても崩れても
それでも歩きつづけなきゃいけない
なんでだろう
茨の道を好んで歩くなんて
そんなの哀しすぎるのに
苦しすぎるのに・・。


昨日の日記ですが
どうやら酔って書いたようです
読みづらくてごめんなさい。
いろいろ書きたかったんですよ
でもね うまくかけなかった。

懐かしい中学の想い出は
母となった今なんだかおかしな思い出に感じるんです
教室の片隅で殴られてた男の子がいたり
傘で殴られる女の子がいたり
それが普通になっていたあたし達はどこかおかしかったと思う。
自分の子がそんなのだったらどうすればいいかわかんない。

極当たり前に行なわれてた事が
普通じゃないって知ったのは高校に入ってからだった

アタシの行っていた中学は
先生のエリートコースの学校だった
研究授業が沢山あって
自習が沢山あった
高校で自習が全然無かったのが息苦しかった
常に先生に見られてるのが苦痛に感じた事もあった。

今 我が子が通っている小学校は
アタシの通った小学校
今でも研究授業ばっかりだ。
『モデル』校らしい。

学力でクラス編成がある
三年生からテストの成績で科目によって教室が変わるらしい
朝や帰り 5教科以外の教科は同じクラスで
算数はこのクラス 国語はこのクラス
そんな風に分けられていく。
先生達はエリートだ
教頭や校長になっていく人ばかり
見得と体裁ばかりを気にする
対外的な学校
そんな学校でアタシは子供の時代を過ごし
そんな学校にアタシは我が子を預けている。

歩んだ道が同じにならなきゃいい

今日 個人懇談だった
先生と親が話す日
10分間で何が話せるのだろうってくらい
ありきたりな会話が交わされる。

ついこの間 学校に行ったばかりだったので
話す事はあったし 聞くこともあった
隣りのクラスの学年主任と我が子は
特に会話はないらしい。
担任が教頭を通じて先生に言ったのだそうだ。

先生の噂はいろいろ聞いた
上から押さえつけるタイプのようだ
担任は新任だから特に何もきかないけれど
若く これから欲が出てくるのだろう

友達のお母さんから聞いた
『三年生の先生も一人癖がある人がいるんだよ』
どうやら他にもいるらしい
『親には言わないように』
そんな事を言う先生が。
恐ろしいことだと思う
『圧力』をかけるんだ。
6年間という長い時間を小学校ですごす
その間 何度先生の『圧力』を受けるんだろう
それに何度気がついてあげれるんだろう。


辛い思いをシテ欲しくないと願う

でも経験しないと理解出来ないコトもある

できるだけ自由に放任にしたい

でもそれでいいのかもわからない。


アタシの気性の荒さが
子供を悩ませる気もするんだよね・・。



子育てってほんと
むつかしいです。





              水鳥。


...

不自然な違和感。 - 2002年11月06日(水)

あの時感じた違和感は
アタシだけじゃなかった
不思議な感覚だったのは
アタシだけじゃなかったようだ。


今日さっきまでのみに行ってきました
同級生の4人。
中学の同級生で男の人二人にアタシに友達。
そのうちの一人の男の人は同じクラスだった。

昔はすごくまじめだった気がする
その男の人。
クラスで班長や学級委員をしてたのになぁ

彼らの興味の対象のひとつにアタシの結婚離婚があったらしい
詳しく説明したところ十年以上ぶりの人だ
アタシの気持ちを理解できる訳も無いだろう。


同じクラスの男の子と話しをしていた
ねぇ 高校入った時違和感感じなかった?

アタシはずっとわからなかった
なんか不思議な感じがしていたんだ
自分で理解しているようでしていないような
そんな違和感。

その人も言っていた
そう 感じてた。って
アタシと彼が感じた違和感は
『平穏な休み時間がある』
だったようだ。

アタシ達のクラスは少しおかしかった
きっとかなりおかしかった
クラスメイトがほんわかと笑ってるだけの
そんな休み時間は無かった
誰かが殴られてて
誰かが目の前の理科室にこもってしまって
違うクラスの人がいて
笑っちゃうくらい緊迫した休み時間しかなかった。

きっとそれだ
自習時間が少ないのも変な感じだった
いつも先生がいたのが窮屈だった
寝息の聞こえない授業がやけに静かに感じた

全てがおかしかったのか
それともそれが普通なのか
アタシ達はすでに麻痺していた


あれから十年以上
アタシ達は自分達の送っていた生活が
ちょっと狂っている事を思い出した
先生が生徒を気絶させるくらい殴ったり
単車の音のする卒業式だったり
先生が教室のドアのガラスを割ったり
それはちょっと狂った学校
狂った学校に狂った先生
狂った生活に狂った思想
だからアタシは狂っているんだ
それでも懐かしく思いで話しをするあたし達は
別に狂ってなんかない

きっと。






おかしな遠い過去と
おかしな現在




壊れそうなあたしと


立ち上がろうとするあたし




どこに違和感があるだろう?





近すぎて見えない。





              水鳥。


...

思考回路を停止させろ - 2002年11月05日(火)

誰を信じていいのか
何を信じていいのか
自分の見た物を信じるのか
自分の心を信じるのか
はたしてソレは事実か
もしくは盲目になっているのか
明日には何があるのか
遠い未来なんて物は存在するのか



そんなの全部どうでもよくなっちゃった




ただあの人が居なくなっちゃっただけ
待つことも話すことも聞くことも笑うことも
全部無くなっちゃったくせに







なんでだろう


まだ泣けないのは。



いっつも哀しくなると
涙が流れない
そういやこの間
泣けない人の話しをやってたな
病気だとか。
見てないからわからない
そんなのどうでもいいから




ただあの人が居なくなっちゃった事実だけだから。







泣けないのも
心が痛くならないのも
きっときっと
思考回路を停止させてるだけ





このままがいい






泣けなくていい。





どこを探しても彼はいない。







      水鳥。


...

うちの子に限ってとあの人に限って。 - 2002年11月03日(日)

「うちの子に限って」
そんな事を言う人は少ない
なんてね 
分りもしないで思ってた。


アタシが学校に文句を言いに行った2日後
子供が泣きながら帰ってきた
「○○君にあそぼって言ったらいーちゃんは駄目だって」
○○君
そういつもの友達。
アタシは悩んだ
立て続けに起こったからだろう
アタシはピリピリしていた
楽観主義の振りをしていても
やっぱりアタシは考え込むタイプなのだから。

3人組だった
アタシと○○君のお母さん(Kさん)ともう一人(Nさん)。
いつも3人で話してたしいつも三人で遊んでいた。
Nさんは Kさんを随分前に見限っていた
上辺だけの付き合いとでもいうのだろうか
話しを合わせておいて いざ幼稚園の先生に話しをするとき
「私は別にいいんですけどね」
そう言う人だったから いやになったらしい。
Nさんには3人の子供が居た
一番上の子は女の子
女の子が苦手な我が子 いーちゃんが唯一気を許している女の子でもある。
二番目が男の子。幼稚園の年中さん
活発で 行動が我が子に似ている。
○○君と年中さんの子と我が子があるイベントに遊びに行った
水筒を持ってリュックを○○君は持っていた
Nさんが送っていき あたしやKさんは後から別々に行ったら
いーちゃんがリュックを持ち年中さんと手を繋いでいた
○○君はどこかで友達を見つけたらしく遊んでいたみたいだった
そこにNさんが来た
「車から降ろしたら○○君がうちの子に自分のリュックと水筒持たしたんだよ」
かなり怒っていた。
Nさんが○○君に怒ったら 慌てて自分で持ったらしい
がしかし
アタシが来た時持っていたのはいーちゃんだった。
「普通2個も下の子に自分の荷物持たせる??」
そんな風に 年下の子を利用するのが得意だった。
Kさんが来た時 それとなく笑いながら話しをしたら
彼女はただ笑うだけだった
その頃にはNさんの中でKさんへの不信感が募っていたようだ。
そんな事が何度も度重なったけれどアタシ達は遠まわしにしか言わなかった
そしてそれをKさんは笑うだけだった。

夏にお祭りがあった
我が子の下の子が砂をかけられたと泣き出した
真っ先に来たのは○○君だった
お母さんに言った
「いーちゃんが砂かけたんだよ」
そしたら水鳥の子供二人は「違うよ」と反論した
下の子は「○○君がかけたの」
そう言うと急に○○君は泣き出した
「違うもん いーちゃんがボクにかけたからだもん」
一瞬の間に嘘を 自分がかけられたという話にすりかえた
いーちゃんは「かけてない」そう言い貼ったがすぐに
「砂さわってて払ってないまま ○○君の方に指指したかもしれない」
そう言った。
Kさんはいーちゃんを呼んだ
呼ばれたいーちゃんが謝る声が聞こえた。

彼女は自分の子が嘘をついたことも 下の子に砂をかけたことも何も言わない
ただ○○君 自分の子が砂をかけられたから謝れと言うんだ
でも それでもいつもの事だった。

ある日 アタシが仕事でいなかった
○○君の家にいーちゃんが遊びに行って帰ってきた
喧嘩をしたと言う
Kさんからも電話があり
「いーちゃんが先に手を出して怪我した」
そう言われたのでアタシは謝った
そのすぐ後 Nさんから電話があった
「Kさんね お互いの話しを聞かないんだけど・・。」
どうやら○○君の話しを聞いていーちゃんに怒ったらしい
「いーちゃん○○君に倒されて頭打ったみたいだけど大丈夫?」
初めて聞いた話だった
「Kさん いーちゃんに言ったの ○○君怒ってるやん謝ってよ って」
それでいーちゃんは謝って戻ってきたのだ。

いつもいつもそうだった
いーちゃんが腕を噛まれてアザが出来ていた時
Kさんは
「いーちゃんが殴ってきて怪我をした」
そう電話をしてきた
アタシは謝った
その夜お風呂に入ったとき歯跡を初めて見てびっくりした
次の日彼女に言ったら
「うちの子 力で勝てないから噛んだみたいだね」
そう笑いながら言われてしまった。

アタシはずっと我慢してた
Nさんいわく 言わなきゃいけない そう言うけど黙ってた
この4年間ずっと。

今回悪口を言われたのと遊びたくないと言われ泣きながら帰ってきたのが
アタシにはショックだった
アタシはKさんにメールした
「○○君 いーちゃんのこと嫌ってない?苛めたりしてない?
 ごめんね ちょっと不安になっちゃって」
すぐ電話してきた
そんな訳ないじゃん 笑いながら言う彼女に不信感は少しあった
彼女いわく ○○君はみんなで遊ぶと喧嘩になるから
これからは家には一人しか呼ばないと決めたらしい
「○○君も一生懸命考えたんだろうね 喧嘩にならないようにって」
そう言っていた。
その夜 Nさんから電話があった。

Kさんが話しをしてきたらしい
Kさんいわく
「水鳥さんはいっつもうちの子が悪いって言うんだよ
 ぷくぷく君って言ったのだって うちの子は仲裁に入ったのに
 全然話聞かないんだもん
 今日だって いーちゃんと遊ぶと喧嘩になってアタシに怒られるから
 いやだって言ってたんだよ」
だそうだ。
アタシが○○君を悪く言ったのはこの数日の2回だけ
ぷくぷく君といーちゃんは駄目だって言ったって事だけだった
しかも「悪い」とは言っていなかったのに。
Nさんは呆れたように言った
「あの人は うちの子に限ってってタイプだからナニを言っても無駄よ」

仲裁に入ったと言う
でもいーちゃんも他の子も「○○君も言った」と言う
仲裁だとしたら言わないんじゃないだろうか
アタシに「仲裁」なんて言葉一言も言ってない。
もしかしたら彼女とアタシの中にある「仲裁」の定義が違うのだろか
アタシが間違っているのだろうか

アタシは腹がたつより悲しかった
4年もの間アタシはナニを見ていたんだろう
そんな嘘をついてまで我が子を守りたかったのか
それともアタシを悪にすることで 自分の正当性を示したかったのか
何日も考えてるけど分らない

Nさんはずっと言っていた
あの人は裏で何か考えてるタイプだよ って
アタシはいつもそれを信じてなかった
誰でもそうゆうとこあるよ とか
でもKさん好きだし とか
アタシは 人を見ることができない人間なんだろうか
「彼女に限って」
そんな気持ちがいつまでもいつまでもあったのは認めるしかない

価値観が違うんだ
例えば○○君は見知らぬおばさんに「ババア」などを普通に言う
「死ね」と簡単に口にする
アタシやNさんにしてみればびっくりするようなことだ
だけどKさんは怒らない
そしていーちゃんの口が悪いと言う
彼女いわく
「いーちゃんは口が悪いからみんながぷくぷく君とか言うんだから
 いーちゃんが悪い」
んだそうだ。
そうなると
苛められる子が悪い と同じ事になるんじゃないだろうか

アタシは友達を亡くしたことが何度かある
Nさんはその昔愛する人を亡くしている
アタシ達にとって「死ね」という言葉はあまりにリアルだった
だけど彼女は?

価値観が違いすぎるのだろうか
育て方の違いはどの家庭でもある
がしかし「死」に対する価値観の違いは致命的じゃないだろうか

アタシには理解できない事
彼女には理解できない事
人間関係って難しすぎる。


アタシはどうすればいいんだろう

何を見るべきなんだろう

どこに向かえばいいんだろう




一人でいるのは苦痛だ








だけど愛するあの人はもう



アタシの前からいなくなった





立っている場所が見えない。



                   水鳥。


...

休憩 - 2002年11月02日(土)

書く気力が湧かないんです。
ちょっと疲れたようなんです。
ほんの少しの優しさが欲しくて
でも現実は哀しいことばっかりで。

今日は日記がかけないのです
ごめんなさい。




         水鳥。


...

ルール違反を起こすのは先生 - 2002年11月01日(金)

まじめな顔して言うの
よく言うよね
そうびっくりするくらいよ
ほんと 馬鹿げてるよ


かなり精神的にきつい
ほんと きついよな・・。



先生は言った
『誰が言ったんですかね?』
正直びっくりした
思わず担任の先生の顔を眺める
下を向く担任
みんな ですかね
そうアタシは答えた。

『申し訳ありませんでした
 みんなにちゃんとお話して指導して行きます』
そう言っていた
それだけですか?
アタシは真顔で聞いてみた
子供達に指導してどうするんだろう
問題は幼い子供達じゃなくて
アンタにあるのに。
本当に気がついてないんだろうか
アタシにはわからなかった
自分が言い出した言葉が自分のクラスに浸透していることに
気がついてないわけないくせに
問題は
どの子が言った そんなことじゃないのに

アタシは聞いた他の苛めの話しをしてみた
そんなコトが行なわれてる事を知ってましたよね?
あえて 知っているのは当たり前だね
そう言わんばかりの言い方をしてみたが
先生達は黙っているだけだった
きっとこうやって 何かあった時逃げる道を作るんだろう
『知らなかった』とはいえないだろう
生徒のことを見てません。そう答えるようなものだから
『知っていた』とは言えないだろう
誰かが苛められてるのを分っているという事だから
沈黙
なんて卑怯なんだろう
アタシは言った
【そんなコトが行なわれている学校の事なんて信用できません】
そう まったく信用していないと告げた。
とにかく頭を下げて謝る学年主任
『生徒のした事を謝る先生』を演じていた

担任の先生は
学年主任が言っていた事をアタシが知っている
その事を言っていないようだった
なんだかちぐはぐな会話だった気がする
アタシは我が子と
『本人(学年主任)には絶対言わない』
その約束を破る訳にはいかなかった
『生徒に指導する』を何度も連呼する学年主任との会話は
アタシには無駄なものだった
すぐ切り上げて 帰る時 担任が言った
『申し訳ありません 教頭先生に言ったら○○(学年主任)を
 連れて行くように言われてしまって・・。』
先生達の上下関係なんだろう
苦笑してしまった
教頭先生から学泉主任には遠まわしで話してもらう約束をした
正直それがどのくらいの効力を発揮するかはわからない
本人を連れて行けと言った教頭にも信頼は置けない
けどアタシが学校に行ったというコトには意味はあるだろう
夜になり学年主任が電話してきた
『お母さんが話に来てくださってよかったです 
 どうも申し訳ありませんでした
 ちゃんと指導していきますので』
彼と話す言葉は無かった
担任の先生にもう一度電話くれるように言っておいた。

実は学校から帰ってお母さん仲間に話しをしたら
とんでもない話しを聞いてしまったからだ。

上級生達のお母さんから聞いた話だそうだ
その学年主任が前担任だったクラスの生徒のお話。
ある日子供が先生にきつく怒られた
その話しを子供が親にした
その親が学校に抗議したところ次の日
その先生が子供に
『なんで親に言うんだ』
そう怒ったらしい。

その話しを担任にした
新任のその先生には初耳だろう
びっくりして言葉をなくして
『いーちゃんと先生を二人にしたりしないよう
 気をつけて見ておきます』
新任の先生の精一杯なんだろうな
そう思った。
我が子が担任を信用しているのなら
アタシも信用してみなきゃいけないのだろう
よくよくお願いしておいた。


次の日 何事も無く終わった
元気に学校に行く彼を見て
元気に帰ってくる彼を見て
アタシは少し嬉しかった
それでもピリピリした感情があった

その二日後
彼は泣きながら帰ってきた
玄関でぽろぽろ涙を流して立ち止まっていた
心臓が凍りつきそうだった
学校から子供が泣きながら帰ってくる
それはとんでもなく辛いコトだと
初めて知った

話しを聞いたところ
水鳥の友達の息子
そう ぷくぷく君と呼んだ彼
ちょっと嘘をつくと他のお母さんも言っていた
その子に
遊ぼうと言ったら
『いーちゃんは駄目』
そう言われたらしい
些細な子供の喧嘩かもしれない
ピリピリしたアタシの心にはその些細さが
すごく大きく思えてしまった

それがまた
違う火種を産んでしまったんだ。


今アタシは誰も信用していない

例えば生きてきた環境
周りで起こった出来事
命を無くした友
そのなにもかもが自分の価値観を作り上げる
それは『自分の価値観』であって
それが正しい訳ではないのだろう
死を近くで見なかった人にはもしかしたら
子供の『死ね』という言葉がただの喧嘩の上で出た言葉
だけど死をリアルに近くで見た人間にしてみれば
それは大きな意味をなす
それくらい『価値観』は人それぞれ
もしかしたら話し合っても分かり合えないこともあるんじゃないだろうか
そう考える

おなかが痛い

吐き気がする

眠れない。


ここのところ続く問題の数々に
クタクタで
ボロボロで




泣きたくなる。



まだ続くようだ
明日は『親の葛藤』を。



             水鳥。


...




↑投票ボタン
もしよかったら投票お願いします。水鳥の力の元になります。

My追加
 また読んでくれますか?マイ返しはしない事にしてますが必ず読ませていただきます。

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail BBS