販売員と教育者に求められるスキルに同質性を感じた。 つまり、両者とも顧客に対して正解なり解き方なりをレクチャーする存在としてあるのではないかと感じたのだ。
今日、某ヘルメットメーカーの本社に研修に行ってきた。 で、その結果を受けてヘルメットの販売に対する自信が身についたのだが、そこで思ったのがなぜヘルメットの接客に不安を抱いていたのか?
それはとても単純に言ってしまうとヘルメットについての知識がないからだ。 もう少しつっこんで言うなら、お客様に対して説明できる自信がないからだ。
で、どうして研修を通じて多少なりとも自信がついたのかと言えば、ヘルメットについての知識や理解が増えた事で、顧客に対して説明して納得してもらえるだけの見通しがついたからだ。
ここで重要なのは接客には大きくわけて二つのスキルが必要である事を明記する。 一つはあたりまえだが商品知識。 これが今の僕に絶対的に足りていない部分だ。 そして、もう一つはその知識を正確かつ分かりやすく伝える能力。つまりこれが教育者に求められるスキルとの同質性を感じる部分なのだ。
業界についての知識はないが、一対一で説明なり説得なり納得なりしてもらう経験は家庭教師などで積んできたし、少しは文章を組み立てる努力をしてきたおかげで、怯えなくてすむくらいは自信を持っている。 なので正確な知識さえ身に付けてしまえば、あとは自助努力でわかりやすく伝える方法を考えれば良いだけの話なのだ。
さて結論としてだが、販売員は顧客に商品についての知識を正確に伝える事で、あるいは顧客が解答を導くための方策を提案する事を仕事とし、販売員の説明なりアドバイスなりに納得したとき金銭の契約が発生する。 同様に、教育者についても、顧客(=生徒)に対して正確な知識を伝える事や、解答を導くための方策を提案する事を仕事とし、顧客(=生徒)が納得する事ではじめて教育が成り立つ。
教える、伝える → 学ぶ
という関係が発生してはじめて成り立つという点で、販売員と教育者に同質性を感じるわけだ。 そして、その部分にやりがいを感じるわけである。
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