どうして妄想を現実にしないのか?
と、自分に疑問を投げかけてみる。 エロゲーのようなシチュエーションや300km/h出るマシンを。
それらは僕の現状を持っても、十分に現実的な範囲で有り得る可能性なのに、どうして僕はそれをしないのか? 妄想に描くような自分になるために欠けているものの一つが、つまり現実感の欠如というか、現実の射程内に入ってきた妄想に対して現実の自分を重ねていく努力なり具体的な行動への意欲や実感を持てない、という点だ。
なぜ手が届きそうな妄想を現実にしようと必死にならないのか? これはつまり僕がなぜ未だに童貞なのか、と重なる議論となるだろうと思うのだが。 あるいはこれが解決したら、少しは仕事の出来る男になるのかしらん?
就職してからまだ一ヶ月も経っていないが、すでに気分の波が規則正しくなりつつある。 生活のリズムが整ってきた証拠で、外からの時間的な拘束によって内的な規則も整い始めている。
だから、ちょっとずつ溜まったツケとタスクを片付けていこうと思う。 それがひと段落すればバイクに、もっといえば後方排気に取り掛かれる。
確かに今やっている事はあれとは何の関係もなく、ただ放置しているだけにしか見えないけれど、それでもタスクを一つ一つこなしていくたびに近づいている事は確かなのだから。
だから、自由にやりたい事が出来る時間をたくさん持っていた昔を羨む事はやめて、着実に近づいている事を見逃さずに、やるべき事を片付けていけるような前向きな気持ちを持っていきたい。
やはり仕事があるというのは、それなりに心身にも生活にも安定をもたらすのだろうか。 初めての正社員で責任を感じているという面もあるのかもしれない。 とにかくこの初心の緊張感を持って、今のうちに着実にやるべき事を進めていきたいと思う。
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