2005年01月17日(月) |
そんなのおかしいですよ! |
同人をやるなんてありえない。by同人ショップ店員
あんな世界にいたら人間腐っていくだけですよ。 同人に期待するとか、絶対にありえない。 ってか、法律で規制したほうがいいんじゃないのか?と思った。 こんなん許してたら日本はどんどんダメになるぞ?
そう思った原因は「ひぐらしのなく頃に」の納品遅れ事件と、それに対するオタクどもの必死で非常識な反応。 「死ね。クズども。」と本気で思った。
花咲くオトメのための嬉遊曲という同人ゲームをプレイしてみた。 女子硬式野球部を題材にした、いわゆるノベルゲーム。
この中に主人公と恋愛について哲学的な話をするヒロインが出てくる。 それを見て、久しぶりに大澤真幸の本が読みたくなった。 よーするに自己他者問題と恋愛を絡めているわけだが。
でも、大塚英志でなくて大澤真幸を読みたくなったのは、おそらくこのゲームのシナリオが健全だからだと思った。 別に大塚英志が不健全なわけではないが。 つまり、このシナリオは大塚英志を経由しなくとも大澤真幸に到達できる。 そーゆー健全さを持っているんだろうと思う。
つまり、彼らにはつまづきがない。 会話ごっこで壁を作りながらも、最終的には自分なりのやり方で"真直ぐ”に恋愛に向かう。 その真直ぐさが、僕の感じた健全さだと思う。
あぁ、こんなシナリオは書けないな、と思った。 何かにつけて遠回りしないと何も出来ない僕には、こんなに真直ぐな恋愛は書けない。 シナリオライターとしてすごい致命的だよな、とは思わないけれど。 でも、何だか「過去に不登校に悩んだとき、カウンセラーに助けられたから私もカウンセラーになる」という人に似てるな、とは思った。
自分の面倒も見れないのに、他人の面倒が見れるはずがない。 それと同じで、他人が感動するような生き方が出来ないのに、他人が感動するようなものを書けるはずがない。 まぁ、僕の場合は人生にモットーの一つに「あえて」があるので、ダメだとわかっていも"あえて"そうするんだけど。
そうやって自分のダメさ加減を確認しながらじゃないと生きれない、そんな使い古されたダメ人間の典型をやってることはわかってるけど。 それがありふれた典型だとわかっていても脱出できないダメさ加減で、ちょっとだけダメグレードが高いと主張してみるテスト期間中。
さて、大学時代から書き続けてる「MsYs」だけど、あれは翠と彼方が恋愛の不可能性を体験するわけんだけど、絶対に花咲くオトメのための嬉遊曲とは正反対のお話になるんだろうな、と思う。 だって、僕は人を殺すことが最も物語りにリアリティーを与えると思っているシナリオライターなので。 真剣に書けば書くほど、翠の死は確定するし、彼方は孤独を引き受けていく。 それも不健全な形で孤独を引き受けるような気がする。 僕自身が、自分と登場人物を切り離せない旧世代的なライターなので、結局は僕の自立への態度をそのまま彼方が引き受けることになる。 だから、きっと彼方は健全な自立は出来ないような気がする。
今回の日記はずいぶんと不親切な日記になった。 自分しかわからないことばっかり。 でも、日記だからいいのだ。
ギャルゲー批評なる同人誌がうちの店で売れている。 そこでふと疑問に思った。 ギャルゲーに批評が成立するのだろうか? 現時点では成立するという予感が強い。 しかし、それは直感であって思考の結果ではない。 なので、ギャルゲーに対して批評が可能なのかを思考してみる価値はある、と思った。
なので、ここで少しだけ論点の提示を行っておきたいと思う。 (ギャルゲー製作講座が中途半端になったのは最初に道筋を明確にしておかなかったから、という反省に基づくのだが。)
1:ゲーム形式の分類 2:アドベンチャーとノベルの相違点 3:ノベル・アドベンチャーの「面白さ」 4:ノベル・アドベンチャーの可能性
時々、僕がこの日記で書き散らしてたりすることですね。 特に最後のほうはいつかの日記で書いたような書いてないような。
僕はシナリオライターを目指す人間なので、小説とゲームの境界線上に位置するビジュアルノベルなどの分野に対して、まずは明確な線引きをしようかと目論んでいます。 ゲームと他のメディアとの境界を明確にした上で、ではそのゲームはいったいどのようなメディアなのか。 僕が成立させられるギャルゲー批評とは、おそらくその様なメディア論的な要素を含んだ議論になるのではないかと思っています。
2005年01月01日(土) |
今年最初の目玉企画。 |
予想通り、年末の目玉企画は一名の応募もなく終わりました。 そ・こ・で! 新春の目玉企画として、先着で一名にプレゼント!
私のホームページの掲示板に書き込みをお願いします。 応募要項は前回と同じですでの、前回の日記を参照して下さい。 それでは、皆様からのご応募をお待ちしております。
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