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■ 夫でございます
はじめまして、と言いますか、なんと言いますか。 夫です。
妻の日記ではかなり変人のように書かれている私ではありますが、はっきりとそれを否定できないところがつらいところです。 で、反論できないので、妻も私に負けずおとらず変人なんですよ...と。 それを書くことにします。
まあ、私のようにオタク予備軍とか、そういう「変」ではなくて彼女はとても矛盾したキャラクターなのです。 彼女は... おとなしく、おっとりしていて、感情的で、プライドが高い、のです。
他にも... 貧乏性で浪費家であったり、 不器用でありながら、私に真似できないような芸当をやってのけたり、 車の運転がおそろしく下手でありながら、最高速度は私よりもはるかに高かったり、 windowsの知識が全くないのに、私より凝ったHP作っていたり、 太っているように見えて、その実とてもスリムだったり、 お尻は大きくても、胸は小さかったり...あ、これは全然違いますか。
結婚してから4年になりますが、それはもう最初の頃はずいぶんと戸惑ったものでした。 生活をともにするにあたって、力加減というか「何が彼女にとって重要で、何が重要でないか」を見極めるのに時間がかかったのです。
貧乏性と浪費家を例にとりましょう。
妻は何かというと100円ショップに買い物に行きます。 それは安いからではなくて、そういうところで買い物をするのが好きだからです。 彼女が服を買ってきて「これ、いくらだと思う?」と私に聞くときは、決まって破格の値段で買ってきたときと決まっています。 逆に私は「いいものを」と思って買い物をします。 結婚前に私が1万5000円のセーターを買ったところ「この男、信じられねぇ」と思ったと後日聞かされました。 また、私が自分の持っているスーツについて、そのブランドポリシーやデザインを語ってもあまり興味なさそうにしています。 しかし、 彼女はときどき、コスモポリタンなんぞを買ってきたりして、庶民には「絶対に行けない」リゾートの記事を読んでにこにこしていたりします。 あの〜、1泊50万とかってどういう世界なんですか。
もう、とにかく「ここぞ」というところでは、私など想像もつかないレベルでモノを考えているんです。
競馬新聞を買ってきて楽しそうに赤丸をつけているので、のぞきこんでみたら... 「父:サンデーサイレンス」 そんなことをチェックしているんです。 ちなみに彼女は血統のことは何も知りません。 ただ、サンデーサイレンスのブランドを知っていると言うだけです。 きっと、馬主になったら大枚をはたいて、かの馬の産駒を買うのでしょう。
今のマンションを買ったのも、車を買ったのも、全て彼女です。 さすがにマンションは買うときに私もビビリが入り、「考え直さない?」と言ったところ激怒されたことがあります。 彼女の自尊心を傷つけたのでしょう。 でも、そんなことで家出することはないと思います。マジで。
本当にこの手のネタはたくさんあります。
旅行に行く話しをしていても、 「海行きたいね〜」 「そうだね〜、モルディヴ」 え?! 伊豆とかじゃダメなんですか? 超贅沢して沖縄とか、そういう考えは出てこないんですか?
「年取ったら小さい車に乗ろうね」 「ああ、いいかもね〜」 「やっぱりプジョー206とかね〜」 は?! 私はてっきりマーチとかヴィッツのことかと思ってましたよ。
もう、お金をかけるレベルが私とは全然違うのです。 私はラリックの灰皿や、ガーゴイルズのサングラスを欲しがりますが、彼女は「そんな小物は100円ショップで十分」と考えているのでしょう。 私は豪華版ワールドアトラスを欲しがりますが、彼女は「地図帳で十分」と考えているのでしょう。 つまり、私のお金をかけるレベルというのはせいぜい万単位〜10万単位で、彼女は1桁から2桁上を行っているということです。
...100円ショップフェチだけど。
そんな彼女とこれから何年も一緒にいるわけで、一体いくら稼げばいいのか見当もつかない私でありました。 私がしがないサラリーマンだと、彼女がわかっていてくれることを祈るのみです。
- 文責 SHY -
2002年05月14日(火)
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