♡give & take♡ |
2005年07月04日(月) |
人と人との人間関係は、少なくとも、 完全にとは言い切れないにしても、 give & take で成り立っていると思う。
give & take には、様々な解釈の仕方がある けれど、最も相応しい日本語の訳では、 相互に助けたり助けられたりするさまの事を指す、 「持ちつ持たれつ」という言葉が挙げられるだろう。
人間関係というものは、相互に協力し合う事に よって、円滑に成り立っていくものであり、 ここでは、両者は対等の立場にあると言える。
しかし、「貸し」と「借り」という言葉を用いると、 少しだけ状況が変わってくる。 つまり、貸しを作ったから、借りを返すわけで、 借りを返したから、貸しを作るわけではない。
※ここでの、「貸し」と「借り」という言い方の 違いは、相対的な見方の違いである。
そうなると、人間関係というものは、 一見、対等に思われるようで、中には、 相手に対する「貸し」or「借り」を意識して 成り立っている場合もあるかもしれない。
私が、そうだから… たいてい、大切に思っている人に対しては、 こんな私なんかに親しくしてくれているという、 一種の「貸し」を心に留めており、常に、 その「借り」を返そうと努めてしまうから…
また、そのような「貸し」があるからこそ、 その「借り」を返そうとする気持ちが、 相手との繋がりを形成している関係もある。 つまり、心に「借り」が存在する以上、 両者の関係が途切れる事はないのである。
延々と「貸し」→「借り」−「借り」−… という連鎖が続いていくのである。
でも、相手に対する働き掛けが、全て、 「借り」を返すためのものだと考えたら、 きっと、自分は相手の役に立っていないと 意味がないんだと、脅迫的に 自分を追い詰めてしまうかもしれない。
やっぱり、そうじゃなくて、人間関係は、 優先順位なんて存在しなくて、お互いに 対等に支え合える関係が理想的だよね。
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