**Secret**..miho
give & take
2005年07月04日(月)
人と人との人間関係は、少なくとも、
完全にとは言い切れないにしても、
give & take で成り立っていると思う。

give & take には、様々な解釈の仕方がある
けれど、最も相応しい日本語の訳では、
相互に助けたり助けられたりするさまの事を指す、
「持ちつ持たれつ」という言葉が挙げられるだろう。

人間関係というものは、相互に協力し合う事に
よって、円滑に成り立っていくものであり、
ここでは、両者は対等の立場にあると言える。

しかし、「貸し」と「借り」という言葉を用いると、
少しだけ状況が変わってくる。
つまり、貸しを作ったから、借りを返すわけで、
借りを返したから、貸しを作るわけではない。

※ここでの、「貸し」と「借り」という言い方の
 違いは、相対的な見方の違いである。

そうなると、人間関係というものは、
一見、対等に思われるようで、中には、
相手に対する「貸し」or「借り」を意識して
成り立っている場合もあるかもしれない。

私が、そうだから…
たいてい、大切に思っている人に対しては、
こんな私なんかに親しくしてくれているという、
一種の「貸し」を心に留めており、常に、
その「借り」を返そうと努めてしまうから…

また、そのような「貸し」があるからこそ、
その「借り」を返そうとする気持ちが、
相手との繋がりを形成している関係もある。
つまり、心に「借り」が存在する以上、
両者の関係が途切れる事はないのである。

延々と「貸し」→「借り」−「借り」−…
という連鎖が続いていくのである。

でも、相手に対する働き掛けが、全て、
「借り」を返すためのものだと考えたら、
きっと、自分は相手の役に立っていないと
意味がないんだと、脅迫的に
自分を追い詰めてしまうかもしれない。

やっぱり、そうじゃなくて、人間関係は、
優先順位なんて存在しなくて、お互いに
対等に支え合える関係が理想的だよね。




m a i l



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