**Secret**..miho
TRUST
2005年02月19日(土)
どうやら、私の神経過敏な性格は、
病気のせいだったようだ。
見えないものが見えてしまう…
でも、それは自分の独断で築いてしまった
偽りの妄想だったはずなのに…

なんで、それに、早く気が付いて、
想い遣る事ができなかったんだろう…
それは、私が異常だからに違いない。

母親に言われた言葉が、今でも胸に突き刺さる。

「解ってもらえない人に、解ってもらおうとする事は、
絶対に無理だから、それは、割り切るしかない。」

「解ってもらえない人」という
判断基準は、一体どこにあるの??
なんで、その人には、解ってもらえないの??
私には、それさえも、理解できない。

どうやら、私には、ある固執が植え付けられてしまっているようだ。
あまりにも、親密な絆というものを重んじてしまうために、
人との関わり合いにおいて、信頼関係を抜きには考えられない。
信頼関係さえあれば、どんな事でも解り合えるはずだ…
そんな夢みたいな事ばかり考えてしまうから、私には、
現実とは排他的に存在する幻想しか見えなくなってしまっている。

ねぇ…私は、どこで道を踏み誤ってしまったんだろう。
信頼関係って、決して一人では築けないものなんだって、
解っていたはずなのに…

相手の事を心から信じているだけではダメなんだよ。
相手を真に信頼するという事は、いつだって、
一方通行でも、一方が過剰すぎても成り立たないの。
時には、自分を押し殺して調整しなくちゃいけない時もある。

それができなかった私は、異常だったんだ。




迷子
2005年02月08日(火)
例えば、ある瞬間に、ふと気が付いてみると、
これまで、正しいと思って、ただひたすら
歩んで来た道が、実は、暴走して来た果てに
辿り着いた場所であったり、もう二度と、
後には引き返せない絶壁である場合、
人間は、改めて、現在の自分の居場所と、
自分という存在意義について再考するであろう。

どうして、後悔なんてしてしまうんだろう…
どうして、盲目になってしまったんだろう…
いつだって、謙虚に生きてきたつもりだったのに。
大切な人にとって、プラスとなる存在でありたい。
心から、そう願いながら、歩んで来たのに…

信じる気持ちだけは、人一倍に強いと思っていた。
信じる気持ちさえあれば、
どんな苦難でも乗り越えられると思っていた。
でも、それが実現するためには、
揺るぎない確かなモノという存在が、
絶対に不可欠であった。
あらゆる不安や心配をも凌ぐほどの…

私は、昔から極度に心配性だった。
常に相手の事を心から大切に思い遣っていたい。
自分の中に存在する相手の占める割合が、
自分自身よりも相手の方が大きくあって欲しい。
そのような状態である時が、
最も安定していて落ち着く事を知っているから。

でも、心配するという行為が行き過ぎてしまうと、
それは、相手を信じていないという事になる。
その時、相手にとって自分という存在は、
プラスになるどころか、疎まれるものとなる。
心底から不信感を抱くような事がなければ、
過度に心配してしまう心理にはならないはずだから。


もしも、ふとした瞬間に、行き場を見失ってしまったら、
例えストッパーが操作不能になってしまっていても、
ただただ迷子になってしまった事に戸惑い嘆く前に、
いったん何とか立ち止まって、内省してみる必要がある。
道は必ずしも真っ直ぐ平らに伸びているものではないから、
いかに障壁を乗り越えて歩んで行くのかは自分の意志次第。
そのためには、間違って歩んで来た道を振り返る事も大切だから。
今まで見過ごしていたもの、今後に必要なものが見えてくるはず…

決して目を背けず、恥じずに誇りを持って歩んで行こう。




m a i l



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