もうこっちの日記に何かを書くことなんてないと思っていたが。そう、ここは唯一の弛緩の場だったと思う。
自分は、人と会うときは妙に緊張してしまう。自分ではあまり気が付いていないのだが、そういえば、緊張していると自分でも感じているときはあまりその人の顔を見ていないような気がする。どうしても逸らせてしまう。どっちにしても、じっと人を見つめているのが苦手であることは事実だ。
「本館」で日記を書くときもそうで、今思うと(もう終了したのか?)かなり気を張って書いていた。自分なりに何度も書き直してみたり、ただの日記なのになんでそこまで気合が入っていたのだろうか。誰だおまえは。そして笑けることに、アップするとそれまでぴんと張っていた糸がふっと切れてしまったかのように自分も気が抜けた。そんな後で勉強する気になれるはずもなく、しばらくぼーっとしたり。でも、そういうのも楽しかった。事実として、ただの日記なのに多くの方が読みに来て下さり。感想を書いてくださったり。なんか反応があるのが一番楽しかった。みんなそうだと思うが。
こっちは弛緩しているのでいい。書き直したこともほとんどない。
何の話だ。
今年の初めから、かなねさんを毎日お迎えすることになった。学校が終わってから電車に揺られること1時間、保育園に行って母親の家に連れて行き、母親が帰ってくるまで二人で遊ぶ。「父」として至福の時だと思う。
子供を見ていると、その目のまっすぐさに怖くなるときがある。こんなだめだめな父親なのに、彼女はすべてを弛緩させて笑い、泣き、甘える。
何の話だ。
そういうわけで、今年に入ってから日記を書くどころではなくなってしまった。学校に行って迎えに行って学校にとんぼ返りして勉強会に参加し、家に帰って寝る。日記を書く時間がそのまま子供にに費やされる形になった、ということか。よくわからんが、自分は子供に会うたびになんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
だめ。
なんで今日はこんなことを書く気持ちになったのだろう。日付が変わったころにメールチェックをしようと思ってサーバーにアクセスしたら拒否され、仕方がないので人様の日記などを読んでいたらなんだか胸が苦しくなってきた。なんでなのか自分でもわからない。勝手にへこんでしまうのは、まあ持病みたいなもんなのだろう。なんて弱い自分なのだろう。
なんだか意味不明にマイナス思考になってしまったので、今日はもう帰って寝よう。なんだか書くとえらくすっきりしたぞ。それでいいや。
今の日常にはすごく満足しているのですがね。心の闇やなあ。酒飲んで飛ばそうか。そういえば、今日友人N氏が「眠れないことってありますか」と聞いてきた。毎日でっせ。ほんま。人と一緒にいるとき以外は、基本的には簡単には眠れない。困ったもんだ。いろいろためしたのやけどねえ。と愚痴ると、彼はいろんな方法を教えてくれた。その中に「条件付け」というのがあって、「これをしたら寝よ」ということを決めてしまってそれを一ヶ月くらい続けると自然と眠れるようになるらしい。はは、てめえの場合は酒ですがな。それ。本を読む、とかそういう条件付けに変えようかいな。でもそれだと夢中になって朝までおきてそうだな。また考えよう。
ひとりごと。今日はすっきりするためだけに書きました。まあ、それもありってことで。
葡萄美酒夜光杯 欲飲琵琶馬上催 酔臥沙場君莫笑 古来征戦幾人回
葡萄の美酒が夜の光に照らされ玉の様に光る杯に注がれる いざ飲もうとすると馬上の琵琶がさあ早く飲めと急き立てる 酔って沙場に転がってしまったが どうかあなた笑わないで下さい 今まで戦争に行って何人の兵士が帰ってきましたか
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