鼻くそ駄文日記
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空は光る カミナリの夜 カラオケの歌声は 防音壁に閉ざされる
つかみどころのない会話 突破口はいずこへ
ウーロンティーの 氷が歯に染みた ぼくの歌声は 君に届かない
ぼくのダジャレに あきれ果てた
こんなぼくにも 笑うチャンスがある 傷つくことを 恐れないで 仲間に入らないかい
来てくれよ 君の助けが必要なんだ 気がつけば 今日も終わりかけ
人を信じて 壊れた心を 取り戻したいんだ
心を自由にすれば きっと見えるさ
今日も 家から一歩も 出なかった
やる気が起きない やりたいことは 他にあるのに やる気が起きない 毎日が面倒くさくて 仕方ない
自分らしく 生きたい 外の世界は それを許さない そんな社会は いらないよ
真夜中 虫歯が 痛み出した 寝てるのか 起きてるのか わからない
こんなに 心細いこと いままで あっただろうか
夢うつつ 学校の 連中がなんだかんだと 話しかける ぼくは笑って いらついてる
ぼくは他人を 愛したことがない ぼくは他人に 愛されたことがない
君にだって 男の本能のまま 色目を使った 自分のために 君を愛したふりを してただけなんだ
ぼくは他人を 愛したことがない ぼくは他人に 愛されたことがない
こんなに 心細いこと いままで あっただろうか
茶髪が雨に 濡れて黒く光る 空の水筒を 運ぶような 意味のない苦労
うんざりだと 叫ぶ君 涙は雨に溶け 痛みは 心の形を 変えてしまう
立ち上がれ 砂の付いた 膝の切り傷 舐めて 立ち上がれ そんなこと できないと おびえる奴は クソして 死んでろ
世の中なんか ちょろいもんだと ふてぶてしい口 たたいて 笑っている
醒めた目で 世間を 見るのは 逃げたい気持ち 溢れてるから 月曜日が やってくる
立ち上がれ 砂の付いた 膝の切り傷 舐めて 立ち上がれ そんなこと できないと おびえる奴は クソして 死んでろ
自分では 明るい性格 まわりには おとなしくて つまらない人間
本当の自分は 本当の 本当の 本当の自分は
できるはずなのに まわりには ろくに何も できないと思われてる だから何もできない
クラスで目立つ グループに 入りたい みんなに 憧れてほしい 尊敬されたい
わたしには それができるんだ
本当の自分は 本当の 本当の 本当の自分は
顔を洗う猫の仕草が かわいいからと 携帯のカメラ メモリの中には ぼくの写真が いっぱいだね
今日も空は 雨を降らす 霧のような 細い雨 空は泣いてる 今日も泣いてる ぼくらだけでも 笑ってようね
ニュースキャスター しかめつら 元大臣が 逮捕された 自分よりラクしてる他人 許せない心の狭さ
今夜の雨に 傘を忘れた サラリーマンが 濡れている 空は泣いてる 人の心は もろいけれど 笑ってようね
ぐったりして ソファーにもたれる 紅茶の砂糖を 多めに入れて 絵本を開いた
痛みがわかりすぎる 今日だから おしゃれな絵本で 涙を流した
胸の奥の 小石が 息を吸うたびに ノドにつまる 臆病だから 人を裏切れなかった
枝毛がずいぶん 増えた気がする 自分をいじらしいと 思ってしまえば 負けなんだ
鈍い苦痛が 人を愛することを 教えてくれる 簡単には潰れない
ぎりぎりの ところで がんばろう めげそうになるけど 裏切らないで 人を愛したい
ゴミ箱に 捨てられたシャンプー 君の匂い いますぐに会いたい
風を閉ざした部屋 ひとりぼっち 蒸し暑さに クーラーを入れた
記憶の中で 君の顔を 忘れかけてるよ あんなに 好きだったのに
彼氏が できたんだとぼくに メールをくれた 遠くて近い三月のこと
友達以上に なれないから携帯持って 泣いたけれど いますぐに会いたい
記憶の中で 君の顔を 忘れかけてるよ プリクラまで 捨てちゃったから
話したい 君の顔を 見ていたい いますぐに 会ってくれないか
星空の街を 君と歩く 今日が 土曜日だったら
夜光虫の 光る海 今日が 土曜日だったら
土曜の夜を 待ち続けてる 社会人になるとは そういうこと
ジントニックの 匂いで酔った 今日が 土曜日だったら
争いたくて 争ってるんじゃない
だけど……
あの人には 昔世話になった
だけど……
我が身がかわいいから おれは牙を剥く
梅雨に入った夜 部屋にカギをかけ 大の男が ひとりで泣いた
何が悔しいのか わからない 何が不安なのか わからない ただただ 季節が 涙を誘って
自立してやると 叫んでも そりの合わない 他人ばかりで 何もできない
この仕事 今度こそは まじめに やりたいんだが
タンク臭い 水道水を 飲みながら 空腹にまいった 梅雨の夜
ピカピカの ゴミ処理場 裏のヤブには ぼろぼろの 建設反対の看板
幸せまでもが 買えるかのように カタログ雑誌が 街に溢れてる
何もかもが 手にはいるのに とても心が 寂しいよ どうして なぜ
……考えないからだ
お笑い番組 見れば笑い ドキュメンタリーを 見て涙を流す
パターン通りに 政治を批判し パターン通りの 駄目な若者になる
何もかもが 手にはいるのに とても心が 寂しいよ どうして なぜ
……考えないからだ
血を搾るような難題が 遠く遠くまで 続いている
孤独と不安を抱え ひとりぼっちで 歩かされる
奴らは いつも正しいのは自分で おまえは間違っていると 断言するだろう しまいに何が正しいのか わからなくなり 何をしていいのか わからない
ぼくは叫んだ 小さな天国を 手にするための たくさんの地獄の中で
抜け道を探す弱さがある 砂利道を裸足で歩く 努力ももういやだ
見たくない光景が 毎日繰り返される どこにも逃げ場はない
きっと いつまでも探し続けるだろう 過ちから学びまた過ちを犯す 打ち負かされるなよ 冷酷な人の心に毒を流せ 教えてもらうな 救ってもらうな 自分で救うんだ 他人の心を
ぼくは叫んだ 小さな天国を 手にするための たくさんの地獄の中で
少し風が吹いてきた 雨が来るかも知れない 土曜日 君はわすれちゃいないね
ただ いるだけで 楽しかった 土曜日 君に会うために 生きていた
試験前でも会ってくれた 特別な日だった 土曜日 君はわすれちゃいないね
なにを するわけでも なかったけど 土曜日 君に会えるのが 楽しみだった
今週もやってはくるんだけど あの頃とは違う 土曜日 君をわすれちゃわないとね
みんなの目が ワールドカップに行ってるときに 外形標準課税とは なにごとでしょうか?
隠れてこそこそ 何を決めようとしてるんでしょうか お偉い方々
三時間はかかるだろう 新幹線なら 大阪まで行っちゃうぜ こつこつ歩くにゃ 遠すぎるよ
さあおれを 手放すなよ しっかり つかまえておくんだ
真実の愛にまどわされる 女の子は真実に弱いね 探したって見つかるものか おれは盗めるものは 奪い取りたいだけ
おまえのことを 知りたいだけさ しっかり しがみついていろよ
愛が色あせていくのを 見殺しにするのは簡単さ だがそれはやらない おまえに言ってやろう ぼくには君が必要なんだ
愚か者になる 瀬戸際の愛を歩く しっかり つかまえておけよ
ドライにつけた冷房が 肩を冷やした正午過ぎ あなたは 何をしてるんですか
昨夜の熱帯夜 心を引き裂かれました あなたに 愛されたかったです
なぜこんなときになって 出会ってしまったんでしょう 夢見る時代に あなたと出会い あなたと 夢を見たかったです
胸に顔をうずめて タバコの匂いかぎました 探り合う愛 自分が汚れていきます
嘘を憶えすぎ 大切なもの間違えた気持ち 張り裂けそうな痛み 受け止めてくれますか
夢見る少女は大人になって ふしだらな夢を見つめています あなたの優しい眼差し 少しでも わたしに向けさせたいんです
夏が近づいたね 明るい日射し 中間試験 楽しみは 午後のデート
雲の切れ間で 季節が笑ってる 重い制服脱ぎ飛ばして 新しいシャツに 着替えよう
今年の夏も ずっと一緒にいようね 去年の夏が 忘れられないよ
燃えるような風が スカートにいたずら よそ見はしないで 君への プレゼント
汗をかいて 眉毛が消えても もう気にしない 二年目の夏 秘密独り占め
今年の夏も ずっと一緒にいようね 去年の夏が 忘れられないよ
去年の夏には 戻れないから 今年の夏に 期待しちゃうよ
いままでの 楽しさが 急に途切れるようで さようならが 言い出せない
もう家に帰るのには 遅すぎる時間なのに 明日の学校は 一限目からなのに
日曜の夜は いつもそう 土日の楽しさに さよならを言うのを 一分でも 遅くしたい
懐かしい人と 出会った季節 思い出して いやな梅雨空
君と歩いた あの道 君は新発売の アイスクリームの 話をしてたね
戻ってくる気は ないのだろう
君はぼくを 想っていた ぼくは君に ひどいことを言った
あの夜抱きあった ホテルは壊された ひとつずつ ジャブのように 思い出が消えていく
戻ってくる気は ないんだよね
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