鼻くそ駄文日記
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2001年11月30日(金) 誕生(自作詩)


今日は寒いからと
マフラーをつけてみた
それでも寒い
冬の日本
カブールよりも暖かいらしいけど

カンダハルで震える少年
中にはぼくぐらい気の小さい男も
いるんだろうなあ
先のことを考え苦しみ
遠いファイザーバードにびびってるのかも

日曜しか休めないと悔しがっても
きっとラマダンよりは安息だろうよ
難民の子供の笑顔に戸惑うね
ずっとましな生活を送ってるはずなのに
ぼくは素直に笑えない

ニューヨークで何十万者人が死んでも
ジュリアーノもブッシュも
温かいコーヒーを飲めるんだよなあ
もちろんぼくも

人の命が絶えるとき
人は何を思うんだろう
人の命が生まれるから
日本の人は笑っています


2001年11月29日(木) 新境地(自作詩)


誰もやったことのないことを
やってみたい
もうやりつくされてると
弱音を吐かずに
新しいことを見つけたいんだ

他人の考えない領域に
足を踏み入れよう
陸を歩くのがばからしくなったダイバーが
海に潜るように
誰も見たことないものを独り占めしたいんだ

ガキっぽい権利の主張じゃないけれど
世の中や
強い人たち
そしていまの時代
そんな当たり前に力のあるものに
風穴を開けてみたいんだ

みんな教えられたことを
素直に受け止めすぎてるよ
表向きはね!
それで裏でごちゃごちゃ言ってるけど
表を変えないと何も変わらないよ
だから変えちまおうぜ

こんな時代だから冷めるのではなく
心の中に情熱を持とう
傷つきながらも牙を剥いて立ち向かおう
なわばりを守る鳥のように
結局ひとはひとりなんだから


2001年11月28日(水) 創造(自作詩)


感じるんだよ
ここで何かが生まれるのが
ぼくが創造できるのを

夜からの雨は
街を濡らす
まるで恋人のように
空が泣いてるね

恋愛なんて
人生のひとつ
すべてじゃないから
ぼくはまるで気にしない

人を傷つけた後味悪さも
人に脅かされた悔しさも
ぼくの命の糧になる
心が痛むのは生きてる証だ

くよくよ悩まずに
創造しよう
新しい命を生むんだ

いまのぼくの声は
遠くの人には届かない
知らない人にも届かない
だからもっといいものを
創造するんだ


2001年11月27日(火) 冬の雨(自作詩)

枯れ葉がつま先で踊っています
これで雨でも降ってくれるなら
ぼくの気持ちは鬱ぎこめるでしょう
冬だから雨は似合わないかもしれないけど
冬の雨に濡れるのもいいものです

夜明けは必ずやってきます
だからそれほど思いこまずに
強くなるために羽根を休めましょう
いつもの笑顔でいるあの人ですが
目の奥にはやばいものしかありません

ぼくの帰るところはどこなんでしょう
がむしゃらに楽しかったあの頃
キレイゴトをたくさん言いました
人を感動させる立派なことなんて言うだけなら
いくらでも言えるもんなんです

冬の雨はいつかは雪になるんです
ぼくは熱い心を思い出し拳を突き上げて
いまの心の寒さに震えるでしょう
灰色の空を見上げながら人生は難題の連続だと
血を搾ることの繰り返しだと目をつぶります

静かに目をつぶっていればいいんです
それだけでいいんです
雪が降ってきましたね
ぼくは喜び庭かけまわり君はコタツで丸くなる
それでいいんです


2001年11月26日(月) 君に会おう(自作詩)


北風が吹いたから
君に会いに行こう
理由なんかなんでもいいんだ
いますぐ君に会いたい

毎日こなすノルマの連続
ロマンスを語る場所もない
現実にすれてる友人と
同じようにはなりたくない

君に会うよ
五年前に愛した君に
もう一度会いたいんだ
よりを戻す気はないんだけど
あの頃の気持ちを思い出したい

いつもぼくだけはみ出してる
嘘が少しずつうまくなる
歌手になると本気で言ってたあいつは
いまでは頭をぺこぺこ営業マン

身近な幸せに吸い寄せられて
本物の夢を忘れていたよ
もう一度奮い立たせるんだ
あの頃の気持ちのようにね

君に会うよ
五年前に愛した君に
もう一度会いたいんだ
よりを戻す気はないんだけど
あの頃の気持ちを思い出したい



2001年11月25日(日) それだけのこと(自作詩)

鏡に向かい
ぶつぶつと
呟いてみよう

まず
つらいことを
思い出す

苦しいことを
忘れずに
先の不安もね

そして
ぼくは知る
ダメになっているのを

どうでもいい
ものごとは単純
それだけのもの

そう思うと
本当にすべてが
何でもないことに思える

これでいいはずじゃない
だけどなにもできやしない

相談はいやだ
他人に分析されるなんて
まっぴらだ

自分の心の奥底
土足で覗かれたくない
ぼくに理由を付けないで

いっそ喧嘩でもできたなら
勢いにまかせたいね

とにかくだめだ
疲れ切ってて
何もできない

愛が欲しいのは
愛が足りないから
ただそれだけのこと
愛を与えることもできない
貧しいぼくには
愛はやってこない


2001年11月24日(土) 勝負なんだから

アビスパ福岡が、この日(24日)負けて、J2落ちが決まった。
応援していた人間としてはやっぱり哀しい。
だけど、それ以上に哀しかったのは、負けた選手にムチを打つ人が意外に多いことだ。
「あいつら、勝つ気があるんだろうか!」と怒っているアビスパ好きの友達を何人か見た。
チームを愛するからこそ、罵声を浴びせたくなる気持ちもわかる。
だけど、スポーツは勝負事である。
勝つときもあれば負けるときもあるのだ。
そして、誰もが負けたくてスポーツをしているわけではない。
みんな、勝ちたくてやっているのだ。
しかし、結果として負けてしまっただけなのだ。
それなのに、全力で戦って負けた選手たちに「おまえら、やる気があるのか!」と怒鳴るのは不愉快な気持ちになってしまう。

もちろん、それ以上に哀しいのは、このアビスパの残留に無関心な人が多いことではあるが……。


2001年11月23日(金) 自慢話


人に認めてもらいたい

自分を尊敬してもらいたい

だから

彼は今日も自慢話

自慢話が

自分の価値を下げてるなんて

知らないだろうなあ

意外にも

人の話を聞く人のほうが

人から好かれるものですよ


2001年11月22日(木) 嫌いな奴

嫌いな奴でも

たまにはいい奴

だからなかなか

縁が切れない


2001年11月21日(水) もっと遠く

いまの自分も

まんざら悪くないけれど

ぼくの求めているのは

きっとここじゃない

もっと

遠くへ

行きたいな


2001年11月20日(火) 期待(自作詩)


子供の頃から
ぼくは期待されていた
親に期待されていた
勉強ができたから
学校の先生にも期待された

友達の期待に応えることが
何よりも大事だとほんきで
思っていた

そしていま
ぼくはまわりの人間の
期待に押しつぶされている

友達が遊んでほしいと言えば
遊んであげないといけない気になる
バイト先が無理してくれないかと言えば
きついスケジュールを組んでしまう
彼女の寂しそうな目を見ると
別れの言葉を伝えられない

そういつしか
頼まれたらいやと言えない
便利な奴になっちゃったのだ

みんなの期待
それはぼくを
思い通りに動かそうとする
支配欲だと
若いぼくは気づけなかった

他人の顔色ばかり
気にしてしまうよ
自分のやりたいことを
素直に言えなくなってしまったよ

期待されることを
しあわせだと勘違いして
期待に応えようとしていたから


2001年11月19日(月) 白い夜空(自作詩)


灰色の雲が空をどんより覆ってます
飛行機雲が白い直線
まるでチョークを引いたよう
それが白い虹のようだねと言ったら
君は気のない返事
ああ君はぼくとは違う人間なんだな

ふたりで一緒に楽しくなりたいと思います
だけどぼくが楽しいと思うものに
君はすごく退屈そう
ぼくだって君の趣味は理解できない
通じ合えない君とぼく
ああなんでぼくたちつきあってるんだろう

そんな小さな間違いも
許せないなんて
自分と違う考えが
信じられないなんて

君はいつも遊ぶことを考えてますね
ぼくにそんな余裕はなし
遊んでばかりいたってねえ
必死に生きたくはないのかい
君は大きなため息あきれ顔
ああ今日の夜空はとっても白いよ

宙ぶらりんの気持ちでからだばかり求めてます
心はどこかに忘れ物
恋愛だけがすべてじゃない
命を賭けた恋などできないよ
君の生活はぼくがすべて
ああ男にはまるような女ぼくは嫌いなんだ

こんな小さな溝がぼくらを
縛りつけるなんて
愛を欲しがる君の気持ちが
ぼくの心を冷めさせるなんて

ああ今日の夜空はとっても白いよ


2001年11月18日(日) 新しいこと(自作詩)

新しいことを
はじめよう

新しいことを
はじめるのは
めでたいことだ

新しいことは
こわいよねえ
でもはじめよう

新しい自分
新しい明日
新しい夢

いつまでも
同じ気分じゃ
つまらない

新しいことを
はじめよう



2001年11月17日(土) 勇気


ここいっぱつの勇気です

くよくよ思い悩まずに

ここいっぱつの勇気です


失敗をおそれちゃいけない

意気地なしで終わるより

ここいっぱつの勇気です


2001年11月16日(金) 女性へ(自作詩)

 ぼくは
 あなたたちが
 あまり好きではありません

 男性や女性ではなく
 ぼくは
 あなたたちを
 同じ人間として見たいと
 思っています
 しかしまわりの男たちが
 あなたを女性として扱うので
 あなたは自分を見失っていますよね

 男として
 女性への憧れはあります
 それは
 妊娠・出産・育児への
 憧れです
 だけど人間としては
 憧れたり尊敬したりできないんです
 
 ぼくのまわりの女性が
 ダメな人が多いだけなんでしょうか?

 あなたは
 自分がチヤホヤされるのを
 自らの才能だと
 思っていませんか?
 自分のことを理解してくれる
 つまりあなたのわがままを聞く人が
 あなたのまわりにいることを
 あなたは当然だと
 思っていませんか?

 だけど
 あなたが人にチヤホヤされる要因は
 あなたが若い女性であること
 あなたに美貌があること
 それだけのことが多いんです

 だから
 ある一定の年齢を超えた女性は
 誰からも相手されない
 魅力もない
 そのうえ更年期でヒステリー
 これも困ったものです

 社会を男女平等の方向に
 もっていかなければならないことは
 たしかだと思います
 だけどまだまだ世の中は
 男の人の力でできています
 総理大臣も男なら
 東証一部上場企業の多くの社長も男
 そして男は本能的に
 若い女の子を持ち上げてしまいます

 そんなバカな男たちを見抜けない
 あなたたちは被害者でしょう
 しかしお世辞を真に受け
 調子に乗っているあなたたちは
 端から見ればバカな女です

 女の子たちと話すのが苦手だと
 話している女の子がいました
 彼女は言いました
 わたしは男友達のほうが
 一緒にいて楽しい
 そりゃそうでしょう
 男はチヤホヤしてくれますからね
 彼女はそれで男たちの
 仲間に入っているつもりのようですが
 それでいて彼女はなにかにつまづくと
 よく泣きます
 やっぱりこのへんが女性的です
 彼女の涙にまわりの男はつきあってるようですが
 もし男同士の仲間なら
 女みたいにわんわん泣く仲間はいやでしょう
 結局
 彼女もチヤホヤされてるだけなんです
 そしてそんな彼女には
 男にチヤホヤされる時期を過ぎたとき
 悲劇が待っています

 女性のみなさんへ
 いま
 まわりの人たちにチヤホヤされるのを
 当然だと思わないでください
 わがままを聞いてくれることを
 自分を理解してくれてると勘違いしないでください
 あなたの無理をまわりの人が聞いてくれているのは
 あなたに若さと美貌があるからで
 そんなものは歳を取ればなくなってしまいます

 もっと勉強してください
 いつもまわりの男は自分が女だから
 つきあってくれてるのではないかと
 自問してください
 人の話を聞けるようになってください
 自分の都合ばかり主張しないでください

 そして
 三十代になっても
 四十代になっても
 魅力的な人でいてください
 そのとき
 ぼくははじめてあなたを
 尊敬するでしょう
 


2001年11月15日(木) 失敗(自作詩)

もみじが見頃です
秋風が厳しくなりました
そんなとき
また同じ失敗を
繰り返す

失敗したからと
へこむほどぼくはやわじゃない
大声上げて
笑えるぐらい
余裕さ余裕
強がりじゃないよ

同情される視線が痛い
ただただ笑ってほしい
人間だもん
失敗を繰り返すのは
生きてる証拠

アメリカだって
失敗を繰り返してるんだから


2001年11月14日(水) 己(自作詩)


可能性を知りたい
自分がいかほどの
ものなのかを

中学時代のぼくを
いまのぼくは
客観的に見ることができる
自分を知るのに
時間はかかるようだ

だけどいま
ぼくは
自分の現段階での
能力を
冷静に知りたい

知ってしまえば
落ち込むだろうか
自分が思っているよりも
ぼくは大した人間では
ないだろう

それでも知りたい
ぼくが
自分に媚びてしまう
弱い人間だから


2001年11月13日(火) 大切な人

ほっといても大丈夫な人は、

ほっといてもぼくのことを、

好きでいてくれるでしょう。


本当に大切な人は、

きっとそういう人なんです。


2001年11月12日(月) 痛みの破片

心がきれいすぎるから、

痛むんです。

人を好きになれるから、

痛むんです。


2001年11月11日(日) 自立(自作詩)

ベッドルームだけのこの部屋
人生が
ハーフスイングしてるぼく
神父でも殴りたい
有無を言わせず右の頬
力任せにぶん殴る
そのあと
神父は左の頬を
差し出してくれるのだろうか

嘘つきを信じてはいけない
ぼくが
そうなんだから
ウサマ・ビンラディンよりも
大物になるのさ
そのあと
マルチレイアーの
複雑さにほとほとあきれる

君の笑顔に値段はつけられない
君は
お金では買えない
ぼくはお金も君も欲しい
金持ちになってたくさんの
女に手を出したい
そのあと君は
ぼくのことを
愛してくれるだろうか

何がどうだと言うんだろう
目に見えるだけのものと
聞き取れるだけの言葉
いまのぼくには
それだけで充分なのさ
自分で自分を追い込めるほど
ぼくは自立できてはいない


2001年11月10日(土) お人好し(自作詩)

何におびえてるのさ
人の気持ちに
敏感すぎるよ
愛想笑いを続けて
人の話を卑屈に聞く
許せない奴が増えていく

言いたいことを言わない君を
必要とする
人は多いね
君に頼って依存して
君を愚痴のはけ口に
許せない奴が増えていく

部屋でひとり
タバコを吸うとき
後悔ばかりしてないか

怖いのは君の心がきれいだから
人に嫌われたくない感性
君の優しさのなか
芽生えている
それは悪かないけれど
許せない奴が増えていく

言いたいことを言う君は
嫌われるかもしれない
だけどそんなことで
君を嫌うやつなんか
気にすることはないだろう
いままで許せない奴だったのだから

部屋でひとり
本を読みながら
あいつを憎んではいないか

別の友達にあいつの悪口
こぼす自分がいやなんだ
面と向かって言えないから
陰でこそこそ言ってしまう
言いたいことを言えない雰囲気
作ったあいつが悪いと自己弁護

あいつに嫌われてもいい
どうせつきあっても得しない
君は部屋で一人誓ったね
だけど君は
あいつのいいところを見つけて
嫌われたくないと思ってしまう

部屋でひとり
自分のお人好しさに
ほとほとあきれてはいないか


2001年11月09日(金) 寒い(自作詩)

灯油の匂いは
冬の香り
君と別れた
季節の香り

あれから
どうしていますか
ぼくは
君以上の女の子を
見つけられません

寒いとどうして
こんなに
つらいんだろう
あの冬も
寒かったのかな

記憶は暖かいまま
冬のベットの
心地よさを
ずっと君と味わってた

君がどこにいるのか
知りたい
電話でもいい
メールでもいい
話してみたいよ

寒い冬がやってくる
君がいないと
こんなに寒いなんて


2001年11月08日(木) 電話(自作詩)

ぼるぶるぼる
携帯電話のバイブが震える
着信表示は君の名前
天を見上げて
ため息が出た
はあー

さあて
今日の話題は何だろう
君にとっては
重大でも
ぼくにとっては
他人事
これから
数時間
ぼくは受話器に
束縛される

そっけなく電話を切ったら
君は
ぼくに
嫌いになったのって訊くよね
それが怖くて
電話を切れない
無意味な時間が過ぎていく

せめて声だけでも
一緒にいたいと思うの
贅沢かしら
君はそう言うね
誰にも束縛されないのが
贅沢な時間だと
ぼくは思うけど

今日も君の着信が
ディスプレイに踊っている
嫌いになったわけじゃないよ
だけどぼくは
疲れてしまったんだ


2001年11月07日(水) 顔(自作詩)

きっと
君を好きになってしまいました
話しているうちに
だんだんと
いま君を思い出すと
胸の奥が
じんじんと

いったいぼくは
君の何を
好きになってしまったんでしょうか
普通に考えれば
顔ですか
でも
どんなに記憶の引き出しを
ひっぱりだしても
君の顔は思い出せないんです
君の細い指
くびれた手首
手入れされた長い足
そんなパーツはいくらでも
思い出せるのに
君の顔は思い出せないんです

いつもそうだ
ぼくは好きになった人の顔を
憶えていない
恥ずかしくて
憶えるほど熱心に
見ることができないんだな

いったいぼくは
君の何を
好きになったんでしょう
たかが顔だけで
人は人を好きになるんでしょうか


2001年11月06日(火) 気持ち(自作詩)


勇気を持とう
元気になろう

気持ちの持ちようで
物事は変えられるんだ

強くなろう
優しくなろう

愛に飢えた獣のように
牙をむくのはやめようね

空を見上げて
雲をつかみ
海を見て
幸せにひたろう

みんなつらいとこで
がんばってるんだ
先の見えない濃霧の中で
なんとなく
自分の未来を信じて


2001年11月05日(月) 正義(自作詩)

そろそろ間違いを認めよう
正しいと思っていたこと
それはそのときの選択なんだ
ちっとも正解ではないし
ましてや正義じゃない

依怙地になっても
ろくなことはない
硬い石だって
雨が一万年も降れば
形は変わるよ

もっと柔らかく
もっと素直に
こだわりを捨てたいね

アメリカは戦争に負けるね
正義を叫ぶとき
人は間違ってしまう
自分の考えは大切だけど
他人の言葉に耳を貸せ

信じているのは盲目だから
自分を主張するのは
自信がないから
視野を広く持とうね
自分だけの世界じゃないから

もっと愛そう
もっと素直に
自分以外のものもね


2001年11月04日(日) 見えない灯り(自作詩)

星の見えない都会の空を
しみじみと
眺めてみよう
見えるはずなのに
見えないものを
探す気持ちになるんだ

どうしてと君は言うね
ぼくは何も
答えられない
好きなのに
話したいと
思わないのはなぜだろう

君が求めるぼくと
いまのぼくとのギャップが
大きすぎるんだな
君の理想はぼくじゃない
君が求めているのは
ぼくじゃない

あの場所にカシオペアが
たしかに
あるはずさ
ぼくの目に写る
暗闇の奥に
星は輝いているんだ

真昼にも星が見えないね
太陽が
明るすぎるから
輝くことばかり
考えているうちに
見落としたものは多いだろう

君は都合良く
便利なぼくを作ってしまう
ナチュラルな月より
人工の灯りが好みなのかな
ぼくは自分のことなんか
作れやしない

ぼくは何かの代わりに
なりたくないんだ


2001年11月03日(土) 飛行機怖い

11月3日は飛行機に乗りました。
ぼくは飛行機が嫌いです。
落ちたら死ぬのがこわいんです。
だけど、男はいやなものから逃げてばかりはいられない(女性でもそうでしょうが)。
というわけで、飛行機に乗らざるを得ない状況に追い込まれてました。
行き先は高知。
飛行機会社は、JALの子会社のJ-AIR。
プロペラ機じゃなかったんですが、五十人乗りの小さい飛行機でした。
乗る前からいやな予感がしてました。
空港に着くと「悪天候により三十分の遅れ」。
びびらせてくれます。
飛行機に乗り、普通に離陸。たとえ、普通だろうが、変態だろうが、飛行機の離陸はすごいスピードで浮き上がり、おしっこちびりそうになります。実際にちびったら、マニアを喜ばせることになるんでしょうが。
そして、飛行している最中でした。
ごつんと鈍い音がして、機内の電気が一瞬消えました。
スチュワーデスさんが言います。
「現在、当機は乱気流を通過しています。多少は揺れますが飛行には影響ございません」
って、おいおいホントかよ!
とびびっていると更に追い打ちが。
「ただいま、機長からの指示により客室乗務員も着席いたしております。お客様は各自でシートベルトの状況をご確認下さい」
とスチュワーデスさんは言いました。
なんと無責任な!
死を覚悟しました。
いっそのこと、死ぬ前にスチュワーデスを犯そうかなあとまで思いました。
なのに、無事に高知空港に着きました。
案外、飛行機って落ちないのね。
スチュワーデスさんを犯さなくて良かった。


2001年11月02日(金) バルーンフェスタ

実は11月2日の日記を、11月6日に書いています。
これって日記というのかな。
なんだか、夏休みの宿題を溜めてしまって、まとめ書きしていた小学生の頃を思い出します。懐かしいです。
この日、ぼくは佐賀インターナショナルバルーンフェスタに行ってきました。
GO AHEAD!!の雑事に、下手な写真入り(言い訳するなら、当日、曇っていた。まあ、言い訳だけどね)で紹介してますが、やっぱりこのイベント、すごいわ。
大空を飛ぶ熱気球に魅了されてしまいます。
ただ、哀しいのは、バルーンはデリケートな乗り物のため、風が強かったり、雨が小雨でも降っていたら、この素晴らしいイベントも実施されないこと。
去年の大会は、台風が来て半分の競技が中止になり、大変でした。
今年も11月3日は大雨で飛ばなかったんだよなあ。
雨の日でも満足できる方法は何かないものでしょうかね?
せっかく休みを取って来たのに、雨で飛びませんでしたでは、哀しい。
それとも、雨だったら飛ばないくらいの自由さが、本当は大切であり、それをバルーンはぼくらに教えてくれてるのだろうか?
論旨ががたがたですが、とりあえず、バルーンは最高でした。


2001年11月01日(木) 月の灯り(自作詩)

丸い月の灯りが
暗闇の部屋に
カーテン越しに漏れてるよ

こんなに明るいとは思わなかった
こんなに明るいとは思わなかった

君は今日もむかっ腹
苦い顔して
黙りこくって睨んでる

こんな夜はひとりぼっちでいたいね
こんな夜はひとりぼっちでいたいね

水を飲もうと立ち上がる
暗いぼくの部屋
ゴミ箱につまずいたよ

こんなに見失ってつまづいてたね
こんなに見失ってつまづいてたね

強がったり見栄を張ったり
バカな遊びを
ずっと続けるぼくたちの仲

こんなに明るいとは思わなかった
こんなに明るいとは思わなかった


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