鼻くそ駄文日記
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2001年12月31日(月) 大晦日

ようやく大晦日
短い一年でしたね
Shaggy Dogはじめての年越しです。
本当に、2001年、どうもありがとうございました。


2001年12月30日(日) 大掃除

今日は年末大掃除

ものが多くて片づかないよ

ダイナマイトがあったなら

いっぱつどかんとぶっぱなすのに


2001年12月29日(土) おかしいね

風吹くこの町で
無口に年の瀬
慌ただしい車
クラクションが
おかしいよ

せまりくる
寂しさ
おそろしい
忙しさ

これが
あと三日後には
爆撃でもあったかのように
ころりと変わってしまうんだから
人間は
おかしいね


2001年12月28日(金) 敷居

寒いんじゃないよ

暖かいんだ

冬だもん

雪が積もらなければ

暖かいよ

欲の敷居を

もっと低くしないとね


2001年12月27日(木) 熱くなろう


ひねた目で

見つめても

なにもはじまらないよ

くだらないと

一生懸命な人を

否定しても

君が一生懸命に

なれやしないよ

熱くなろう

もっとがんばろう

感動できなきゃ

人間やめだ


2001年12月26日(水)


クリスマスイヴは
ひとりぼっちだったと
君は
憎々しく呟く
君のそんな顔見てたら
たしかに
一緒にクリスマスは
過ごしたくないな

怒るのと
自己主張は
違うって
小学校で
教わらなかったかい

注目浴びたいのは
すごくよくわかるよ
でも
バカにつきあうほど
みんな暇じゃないんだ
愛がほしいと言う君は
人に愛を与えない
自分ばかり愛してる

テレビドラマで
恋に恋するのも
いいかもしれない
テレビに出てる
男前を見て
青臭い欲求不満を
解消するのもありだろう
もっと何かがほしいなら
自分の気持ちを磨きなよ

人の傷に
痛まなければ
恋愛なんて
できっこないよ
つらいのは君だけじゃ
ないんだ


2001年12月25日(火) 一年前の今日

一年前の今日

それも今頃

飼っていた犬が

死にました



2001年12月24日(月) クリスマスイブ

もうクリスマスイブだよね

と言ったら君は

そんなこと言わないで

寂しいと言った

21世紀最初の一年が

もうすぐ終わる

きな臭い臭いの中で

終わる

つまらない一年だから

早く過ぎたなあ


2001年12月23日(日) 誕生日

今日は

あの人の誕生日

人の良さそうな顔をした

あの人の誕生日

ぼくはあの人を

好きでもないし

嫌いでもないけど

今日ぐらいは素直な気持ちで

人間として

あの人に言いたいな

おめでとう


2001年12月22日(土) 冬眠

しぼった空が
寒さを感じさせるね
わんさか電柱に群れる
渡りガラスが
うらやましいときもあるよ

忘年会で
飲酒運転激走中
検問のおまわりさんは
鼻水垂らして
人に恨まれる

夜霧が寂しいこんな冬は
冬眠するのもいいだろう

福岡タワーは
ブルーライトに光ってる
天神博多イルミネーション
クリスマスです
君のほしいものはなんですか

明日の朝も
車のガラスは凍り付く
ぼくの心もこの寒さで
凍り付きそうだ
ぼくのほしかったものはなんですか

朝から霜が降るこんな日は
冬眠するのもいいだろう


2001年12月21日(金) さあ、一緒に

話しましょうよ

さあ、一緒に

あなたに恋はしてないけれど

ちょっぴり異性は感じます

一度じっくり話したいんです

遊びませんか

さあ、一緒に

何かいいことがありそうな予感が

いいえ、何もなくてもいいから

ぼくに時間をくれませんか


2001年12月20日(木)


一度のキスがほしいばかりに
男は朝から晩まで
働いて働いて働きずくめ
女へのクリスマスプレゼント
ねだられるものは
どいつもこいつも高すぎる

嘘で固めた詩人が
下手な言葉を連ねます
きれいな言葉は
その気になれば作れるものさ

男も女も同じ人間として
見ようじゃないかと思うんです
女の匂いのなくなった女も言ってます
だけどいちばん女として
輝いている連中は
そんなこといわない
だから男は女性運動に
協力する気はないんです

嘘で固めた母親が
産んだ子供を殺します
女を甘やかすから
そんなことになるんだよ!


2001年12月19日(水) 潜在能力

おまえには用がないさ
おれの力を見くびるな
心配なんかしないでくれ
結果を出せる見込みは
確実にある

見てくればかりを
立派にしていても
心が晴れやかだとは限らない
小手先でいまおまえを喜ばせるより
最後におまえを感動させよう

おまえにはわからないだろうが
おれにはわかるよ
おれの腕がおまえを感動させる
そんなに遠い未来じゃない
もっともいまでもないが

深呼吸をしよう
おれは全開一生懸命
おまえは待つだけでいい
ムキになったおれの力を
見せつけてやる


2001年12月18日(火) 手遅れ

君の街から
北風が吹いてくる
電話の君の声も
きっと北から
ぼくに大事な話など
ないだろう
テレビのニュースが
もうすぐ始まる時間だ

クレイジーな夢に
惑わされながら
しめっぽい話を
君と続ける
わがままと知らずに
わがままを言う
君の性格は
あんまり好きになれないよ

飢えた猫のように
はいよってみなよ
脳みそのほうは知らないが
いかしたルックスさ

ぼくのほうは
もう手遅れ
君からはもう
手を引けなくなった

窓の水滴が
粒になって落ちる
答えが見つかったことは
たしかに明らかなのだ
だけどそれ以上に
巨大な問題
この答えが
果たして正しいのだろうか

きれいな顔のお嬢さん
ぼくは見とれてるけど
あの子の入る隙間は
ぼくにはもうない
望みのないまま
惰性で女を抱く
新しい女が
一番興奮するのに

さかりのついた猫が
悩ましく鳴く
単純作業のリフレイン
君は飽きないのか

ぼくのほうは
もう手遅れ
ぼくのほうは
もう手遅れ


2001年12月17日(月) 助けて

この苦しみから

逃れられるなら

ほかの苦しみを

すべて受け入れよう

どんなにつらいことだって

今日ほどつらくはない

助けてください


2001年12月16日(日) 痛み

ぼくは確実に

君を傷つけた

だから

それだけぼくは

傷つかなければならない

傷つく以外に

何もできないから

傷ついて傷ついて

傷つくしかないんだ


2001年12月14日(金) 逃げろ!

寒くなったな
耳がちぎれそうだ
おれは
ひとりで家に帰ろう
出歩く気なんて
なれやしない

あいつは今日も
遊ぼうと誘う
おれは
ひとり家で過ごすぜ
出歩く気なんて
なれやしない

電話が鳴る
「声が聞きたかったの」
おれは
退屈に縛られる
寂しいなんて
頭がいかれてないか

あいつを失いたくない
だけど
気持ちのどこかが
あいつを受け入れない
逃げろとおれに叫ぶ

前にもあったことさ
考えればわかる
昔は
恋愛がゲームだった
だから
気楽に相手もできた

おれは間違っているかも知れないが
心の負担になるなら
恋人なんか
いらないよ
愛なんて言葉真顔でいうと
虫酸が走る

あいつを失いたくない
だけど
気持ちのどこかが
あいつを受け入れない
逃げろとおれに叫ぶ


2001年12月13日(木) 強姦(自作詩)

奴が女を車庫に監禁して
まだ1時間
パトカーのサイレンが鳴り響く
奴はもうおしまいだ
妥協策は見つかりそうにない

奴がやらかしたのは
純粋な強姦
愛をもらうのはあきらめて
ただやろうとしたんだが
そうは簡単にいくものか

あいつにいっぺん
女を抱かせてみたかったな
強姦じゃなく
普通のステップで
あいつも
あんなツラに生まれなければ
強姦なんて考えなかっただろう

怪しい奴がいる
八つ裂きにしろと
叫ぶ野次馬
奴の母は泣きじゃくる
ぼくには母の愛だけが見える

あの子は素敵な子さ
顔も体もいかしてる
残念なのは
あの子があいつを好きじゃなかった
車庫の奥から悲鳴が聞こえる

あいつにいっぺん
女を抱かせてみたかったな
強姦じゃなく
普通のステップで
あいつも
あんなツラに生まれなければ
強姦なんて考えなかっただろう


2001年12月12日(水) しあわせ


夢があるのは

それだけで素晴らしい

神様

ぼくに想像力を

ありがとう

空想のぼくは

しあわせです

現実は

そうでもありませんが


2001年12月10日(月) 冗談



冗談は

いったいどこまでが

冗談なんだろう

スリリングだ

うまく冗談を使えば

それだけで人気者

一歩道を誤れば

冗談は人を

いたずらに不愉快にさせる

生ゴミになる



2001年12月09日(日) 公務員


 公務員にはボーナスが出る

 親方日の丸安泰ですな 

 民間は厳しいですよ

 痛みのある構造改革と言っている

 総理大臣の部下は公務員でしょ

 なのに

 どうして民間企業が

 公務員より先に痛みを受けなきゃならないの

 財政赤字は公務員の勤めている

 国のものでしょう

 なのにどうして民間企業が

 尻拭いをさせられるの 

 もしそれが公務員の特権だと言うのなら

 公務員なんかいらないね


2001年12月08日(土) 一晩(自作詩)


女房に先立たれた
中年男を見たことはあるかい
夫に先立たれた
中年女を見たことはあるかい
おまえは恋愛の奴隷になっている
そんなところで何をするの
義足で歩く
子供を見たことはあるかい
足りなくて笑う
笑顔を見たことがあるかい

おまえの顔を見た男は
下心でおまえに親切
あいつらはおまえの弱点を
欲しがってる
おれはそんな野郎じゃないぜ
おれが欲しいのは
一晩添い寝してくれるだけの女
一晩だけでいいんだ
錆びたやかんのお湯を
客に出したあいつを知ってるかい
角砂糖でもかじってな
と客をもてなすあいつを知ってるかい
心は汚れていても
おまえの指は美しいぜ
若く見えるが
年なんだろう
かまいやしない
一晩だけでいいんだから

ファミレスに一人で
メシを喰ってる男を見たことがあるかい
真っ昼間に
居酒屋にいるサラリーマンをみたことがあるかい


2001年12月07日(金) ぼくは少し変わったでしょ

愛していないわけじゃないよ

君の愛が重たいだけ

たしかに昔は

君の溢れる愛に喜んでいたけど

いまでは戸惑ってしまう

ぼくは少し変わったんだ


2001年12月06日(木) 感動



感動できなきゃ

人間やめよう

言い訳つけずに

素直に熱くなろう

そして

人を愛しましょう


2001年12月05日(水) 愚かなるひとりごと


力がないのか
人に
想いを伝えられない

きっとみんな
人に
理由をつけられるのが
いやなんだろうよ

だからぼくは
嫌みにならないように
君に指図するような口調にならないように
気をつかって
君が超えたいと思っている壁を
乗り越えるヒントを
話してきたつもりさ

だけど
どんなに元気づけようと思っても
「おまえは前向きだ」で
片づけられる

それで「おまえがうらやましい」と言われても
ぼくはこまってしまうよ

必死になって考えても
相手にされないのは寂しいね
しょせん
ぼくががんばっても
「うざい奴」で
片づけられるんだ

だって君にしてみれば
「相談する」というのはタテマエで
ぼくを
愚痴のはけ口にしたかった
だけなんだもんね

「自分には無理だ」
ぼくが一生懸命考えて伝えた
君へのアドバイスの感想は
いつもこれ
君が無理だという「自分」は
君の嫌っている「自分」なのに
どうしてそれを超えようとしないの
自分の殻を破ろうとしないのさ

と言っても
君には
おせっかいに映るだけだよね
長いつきあい
ぼくには君がそう思うこと
わかってるんだ
二年ぐらい前かな
君はぼくに断言したよね
「人が話をしてくれるのはありがたいから聞くけど、
それを行動に移そうとは思わない」

それでも突き放せないのは
ひとえにぼくの心の弱さ
あんまり人から頼られたことないから
頼られると勘違いして
がんばっちゃうぼくの浅はかさ

だからそろそろぼくらも
大人になろうじゃないか
ぼくもこれから
君を突き放そうと思ってる

うじうじ悩んでも行動できないなら
何も変わらないと思うけど
そんなことぼくには関係ないことさ
ただ
いまの君にぼくは魅力を感じないから
もし君がまだ「自分」を大切にするのなら
ぼくの邪魔をしないでくれ


2001年12月04日(火) 悪くない(自作詩)

君の名前を
呼んでみたくなったよ
それだけでいいんだ
愛なんていらない
追いかければ
悲しくなるだけだから

吐く息が白く浮かぶ寒い朝
君はまだ眠っているのかな
ぼくは大した努力もしないで
今日も一日を
過ごしてしまう

人生なんて考えたことないよ
退屈な人だと言われるしね

何のあてもなく
君のことを思う
街角をひとりあてもなく
さまようように
ぼくを好きじゃない君を
気がつくと考えてる

働いて働いて働きづめた男が
運がなくて身を滅ぼされる
それでも男は政治などあてにしない
ぼくだって好きだけど
君をあてにはしてないよ

人がいいとか話せる奴だとか
なぐさめられるのも悪くない


2001年12月03日(月) 電話(自作詩)



間違いで知った君のTEL番
いつかはかけてみたいけど
ついついためらってしまう

ぼくはひとりが好きだよ
誰にも見らていない
自分のために過ごす時間が
自分のことだけで精一杯さ

風が吹いて寒波を運んでるよ
雨音の中で淋しく君を呼んでみる
心もついでに荒んでいて
空は思う存分荒れ放題

ぼくはひとりがこわかったんだ
君じゃなくてもいいのかもしれない
誰かと話がしたかったんだ
でもいまは君と話してみたいね
そんな気分

冬が過ぎるころ
ぼくたちにも暖かい太陽が
やってくるのかも


2001年12月02日(日) 気休めの夢より(自作詩)


もはや
夢なんて形のないものに
期待している場合じゃない
気休めに夢を見るより
自分を見極める時だね

サンタクロースはいるんだと
だまし続けていた両親
もしぼくが大人になっても
サンタクロースを本気で信じて
クリスマスイブの寝る前に
靴下をベッドにぶら下げたら
どうするつもりだったんだろう

夢なんて
しょせん子供が人生の残酷さから
目を背けるための大人の知恵
そんなものにだまされちゃいけないよ
大人は夢を見せてくれたけど
汚いことは直視できないんだから


2001年12月01日(土) 北から(自作詩)


北から吹いてくる風が
ぼくにあの子を教えてくれた
あの子は遠いところから
ぼくを見てくれる
ぼくもあの子を見てみたい

退屈な仕事はぼくの脳を退化させる
タバコを吸いすぎてノドが痛い
思う存分ポカリスエットを飲みたいけど
心と同じようにノドは渇いたまま
そんなぼくだから
あの子の言葉を待ってます

気になり始めたときが最高なんだ
それ以上踏み込めば
人は傷つけあってしまうものだから
触れてはいけないものはそっとして
腫れもののように臆病にあの子と触れあおう

光と影があるなら光になりたいさ
星のない夜なら朝を待つよ
そんな自分勝手なぼくだから
利口に責めるよりも愚かに許して欲しい
誰かを悪く言うより友達になるほうがきっといい

明日はどんな朝がやってくるんだろう
あの子はきっと明日もやってきてくれる
それを楽しみに
ぼくはつまらぬ一日を過ごしてみる


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