:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2004年09月14日(火)  感覚麻痺

滲んだ
勇気がなかったから
失ってしまった
持てなかった
あなたが居なくなって
苦しい
からっぽになっていくように
あたしは死んでいくから
なにがあっても認めない
嘘だ
 
有象無象
読み方を知らなかった
うまく歩けないから
どこかに行かせてしまった
別離…?
悔しくない 只悲しい
独りは限りなく孤独
背中が寒い
 
早く見つけに行かなきゃならないのに
どうして身体が動かないの?
どうして何も判らないの?
動け!動け!動けーーー!


2004年09月12日(日)  リストバンド

明日を失わないように 私は今日も手首を切る
誰にも内緒でストレスを散らせ
傷口はリストバンドで隠して居れば
もう 誰にも見えたりしない
 
どろどろとした自己嫌悪と全てへの憎悪ばかりを高め
いつか何かを失って居た
頭の中では誰かが其れを指令して居て
丸で私の意志を無視する様に
黒いリストバンドに血液が滲んだ
 
ぐちゃぐちゃになりながら
生きて居る事を忘れかけて
其れでも何故か変わらずに生きて居られた
 
死にたいけど 生きても居たかった
だから
明日を失わないように私は今日も手首を切った


2004年09月11日(土)  境界

まだ 眠って居たい
僕を起こさずに放って置いて
惰眠を貪って居たいんだ
僕の脳はほら、もう痛み始めてる
 
話を聞いてとせがむ
二つ結びの幼い少女
其の目尻の辺りだけは昔良く知って居た誰かに似て居る
そう想った時閉じた瞳の瞼の裏に
誰か居そうな予感を感じ始めて居たんだ
 
暗い夜道をぐるぐる果てしなく迂回を繰り返し君は影道を選ぶ
 
瞼の筋肉がぐずって動き出す
僕が探して居た破片が道浸し散らばった
あの証拠はもうない
僕の中に早く帰っておいでよ
諦めることを諦めたまま
あたしはもう 生きてはいない


2004年09月10日(金)  群青萌葱

朝が来た時にあたしがまだ生きて居たら
其れは奇跡に近い事実
逃げ腰のままあたしを見るのはもう止めて
あたしは決して普通じゃないけど
決して狂って等居ないのだから
 
道標が折れ曲がって死んでた
道端の死骸 点と線で出来て居る躯
指先が冷たいのは 此処にもうあなたの温もりが見当たらないから
 
推定午前2時の体温は35、8℃
遺棄したあの子の声が
冷たすぎるメロディになっていく
決して孤独ではないなんて
優しくもない気休めだけの嘘で
あたしをまた惨めにさせるの?
 
白い包帯から滴る血液を思い出しては泣く
大嫌いだったのに愛されたいと望んでしまった
あたしの思考に関連性を持たせる事は
最早不可能に近付いている
 
柔らかな女の肉
いつも忘れたり出来ずに
小さく萎んで枯れた
誰の名前を探して居たのかでさえ
今ではもう定かではなくなってしまった
辻褄合わせにあたしがあなたを抱くことなど
在る筈の無いことだとはもう分かって居るのだから


2004年09月06日(月)  腐敗者

黒い飴をさぁどうぞ
下らない理論 狭い空で組み立てて
論じる暇を持て余して居るのなら
早く死んで下さい
 
世論も下らない
あなたの理論が赤字じゃないの?
覆す勇気も持たず我が物顔で知ったか振り
嘘だけで言葉だけたら
誰もが皆分かって居るのよ
 
あなたはどれほど偉いのか
あなたはどれほど働き者なのか
うそぶく前に証明でもしてご覧なさい
信じないわ あなたはの言葉
全然上手く組み立っていないその理論の
何処に信頼できる要素があると云うの
 
年だけを重ねて 老いだけで自分を飾りたてた悲しい生き物よ
自決の道が見えるでしょう
さぁ 早く御行きなさい
誰一人あなたの帰り等 待っては居ないのだから
 
腐臭を振り撒くよりもずっと早く
逝って仕舞え 偽善者め


2004年09月05日(日)  ジェンガ

積み木を重ねて図形作り
おどけた書体の文字が舞踏会
やをら、消えかけた花びらは
何を意味しているのだろうか
 
あたしの空腹は満ちて
でも何故空虚は残っている?
続けながらつたわらなさにうんざりしても
どうにもならない
エンジン ガソリン ギアを変えて
何処まで彼は走っていくのかを
あの頃誰も教えてはくれなかったけれど
今はあたしの知識で知れる
 
潰された 理性 知性 頭脳
あたしが掴んだものは空気などではなかった筈なのに
 
ピエロの振りをして失踪した
現実の「嘘」にはもう耐えていられずに
足の裏の痛みすら忘れて
ずっと走り続けた
 
消えれる良いのだと思っていた
若すぎた記憶は 今あたしを締めつける
逃げ方を失って続きを夢見ることすらできないように
あたしは今日も泣く
長い夜を明かせないように錯覚して
消えて消えて消えて
沈んで沈んで沈んで
見えなくなるから空を見ていた
 
明るくなりもしない 東の空に
一つまた 絶望しながら


2004年09月02日(木)  不安条件

不安感…拭えない夜は
一向に訪れない眠気を待つ事もしない
あたしが毎日後悔を覚えるのは
朝が訪れを予感させてしまう時間
ひとりぼっちな気持ちに沈んで
うまく浮き上がることすらも出来ないよ

体中のコントロールが巧くいかないのは
薬がきっと2mg不足していたからなのだろう
暑いんだか寒いんだか外気の変化に
追い付くことは無理
 
静かな潮騒を望んでも聞こえるのは虫の悲鳴だけ
一概に吐き出す事が出来ないよ
あたしはいつでも堂々巡り
産まれながらに死んでいた胎児みたいに
狂った意志をあたしは持つだろう
 
明日の朝までにきっと腐乱は完了する
望むのは嘘だけ
真実なんて丸で見えないのだから
其れに近い嘘で騙してくれたら
明日一日くらい平気で生き延びて居られそう
其れを幸せと呼ぶのか
果たして誰も知らないけれど


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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