としょかん日記
DiaryINDEXpastwill


2006年09月19日(火) 吃驚

最近の我が家の流行語。

「ぼっくりした」

うちの子は「びっくりした」をそう表現する。

使用例
パソコンをしていて座りなおそうとしたら
椅子からこけた(たった今の実話)
あーぼっくりした。

「背の眼」道尾秀介
背中に眼が写る心霊写真。そしてその眼を背にした者はことごとく自殺している。児童連続失踪事件と何か関わりはあるのだろうか。「霊現象探求所」の看板を立てる真備が事件の真相に迫る。

第5回ホラーサスペンス大賞の特別賞だって、この作品。でもこれ、選評で綾辻行人も言っているけど、ミステリだね。それはそれでいいんですが。

というわけでミステリものだと思って読み進めていくと、正直特に目新しいものはないかな、と。それでいて、意外にすいすい読んでしまったので嫌いではないのかもこの作者。とりあえずこのシリーズもの続きが出ているようなので、気が向いたらそっちも手を出してみようか。

「ホラー小説」で怖かった、面白かったというものは綾辻行人の「殺人鬼」、貴志祐介の「黒い家」だろうか。これってべたすぎ?


2006年09月16日(土) 原因

久しぶりにパソコンを開いた。理由は3つある。

1.マウス不具合
どうやらマウスがだめになったみたい。ワイヤレスっていまいちな気がする。というわけで有線のマウス購入。
2.お仕事
わたしだって毎日公園で鳩にえさあげているだけではないんですよ。と、珍しく仕事が忙しい時に限って中央の会議に呼ばれたり、「娘に激甘の会」をひらいたり(参加者1歳の娘のパパと5ヶ月の娘のパパ)、こういうときに限って重なるから不思議。
3.9時寝
仕事が一段落したと気を抜いていたら、娘を寝かしつけながら自分が寝ていた。木・金とともに9時寝。あーびっくり。マンガ「封神演義」を一気読みする計画がいきなり頓挫。

人に本を薦めといて感想聞かせてくれといいながらあとは放置プレイでした。深く反省をしております。というわけでどうにか復活です。でも今日はこの辺で。


2006年09月11日(月) 「秘密」

すいません。いきなり謝ります。前回の日記で忙しい、本読めないとか言ってしまいました。その舌の根も変わらぬうちに、とある本を一気読みしてしまいまた。その名は「秘密」東野圭吾の有名な作品。東野圭吾好きなわたしですが、実はこれを読まずにずっととっておいてありました。老後の楽しみにでもとっておくかと。ところが先日、他館の文庫バージョンが返却されたものだから、「む、これは運命に違いない」と浅はかな占星術のもと、思わず借りてしまいました。

でもこれは運命でした。読んでよかった。借りてよかった。一気読みしてよかった。泣きそうになってよかった。タイトルがよかった。よかった。

交通事故にあった妻と子ども。妻は子どもをかばいながら死ぬが子どもは奇跡的に助かる。しかし、目覚めた子どもには妻の意識が入っていた。娘として生きることを決めた妻。それを支える夫。やがて妻である子どもは魅力的な女性へと成長していく。

男性視点から見たら夫が情けないんだけど、自分もこうなるんじゃないだろうかと思ってしまう。やっぱり女性って強いな、というのも率直な感想。そしてそのラスト、それぞれの決断を誰かと話し合いたい・・・!

自分の中で何が運命的だったかというと、この本を、夫となり娘の父親となった現在の環境にある自分が読んだということ。5年前に読んでも感動はしただろうけど、ここまでではなかったんじゃないかな、と推察。だからこう言える「この本を読んでよかった」と。


2006年09月07日(木) 本と子どもと酒と泪

仕事上児童文学を読まざるをえない状況に陥ってしまった。こんな時に限って東野圭吾の「秘密」の文庫が返却されたり、「半島を出よ」が上下そろっていたり、米沢穂信や石持浅海や貫井徳郎が面白そうな新作を出したり、まーこの世は誘惑ばかりなり。わたしをどうするつもりだ?

というわけで借りてきました。安房直子に及川和男に今西祐行。それらを読みながらビールを飲む倒錯ぶり。あぁー、大人になったなーと感慨深げと、あぁー、子どものうちにこういう本を読んでおくべきだったと懐古深げ。本を全く読まない人がいるのは確かだし否定はしないが、やっぱり本が与えるものは大きいんだなと一人で納得。そういう仕事に携われた自分がちょっと嬉しいし、誇りだったりする。よいよい。


信々 |MAIL

My追加