学校へ行く読み聞かせの次のお題が決まりました。戦争ものは最初から決定していたのだが、１時間それだけではつらいですよね、ということで追加。ずばり「感動・涙・インパクト」ですって。「できれば泣かせてください」とも言われた。うっへ〜結構難しいですよ。とりあえず「チロヌップのきつね」で勝負しようかと思います。「一つの花」も泣ける。

「ハルビン・カフェ」打海文三
警官の殉職率がはるかに高い海市。マフィアの跋扈に下級警官は立ち上がる。彼らはテロルを宣言したのだ。血で血を争うマフィア対警察。

というストーリーですが実際の話は抗争自体が軸ではなく、ある警官による銃撃事件から端を発する。章ごとに主人公が代わり話は進んでいく。多様な人物と複雑な背景がからみあい、事件の黒幕へ迫っていく。裏切りとテロ、そして愛情。

ちょっと気になる作家初挑戦。正直言って難解でした。でも面白かった。あれ？それってどういう事件だっけ？とかこいつ何者？と理解もせずに進むのに、それでも先へ先へ進んでしまう。それくらいおもしろいんだわ。こういうジャンル（ノワール？ハードボイルド？）を読むの初めてということもあってだろうけど、とにかくおもしろかった。でも結局ラストは半分も理解できず。もっとゆっくり読めばよかったとちょっと後悔。それでも打海文三にちょっとはまろうかと思います。

本や映画を見て涙を流すのが夢だった。笑い事ではなく、本気で。

「感動で涙を流す」ということに穿った憧れを持っている。「おれって本読んで涙流す心の持ち主なんです」という邪な気持ち。実際感動を覚えてもその感情が先立ってしまうので逆に泣けなくなってしまう。「あ、今おれ泣きそう」と思ってしまう。

でも今日本当に泣いた。声まで出た。誰もいなくて良かったと思った。マンガで泣いた。

たまたま返却されてきたマンガ一式を借りてみた。タイトルは「光の島」過疎に悩む孤島を舞台に小学校の存続のために子どもを連れてくるという話。原作は「子乞い」という話で、確か「瑠璃の島」みたいなタイトルでドラマもやっていた。いい話だなーと思って読んでいたが不覚にも涙が止まらなかった。

原因はわかっている。自分が親になったからだ。すでに娘は２歳。もう自分の生活の一部どころか大部分となっている。親殺しや虐待のニュースを聞くとどうしてもわが家庭を考えてしまう。

「光の島」を読んで思ったことは教師である友人に読ませようと思ったこと。何人か先生が出てくるが、そのほとんどは力のない教師。だが、４０人の子どもを抱え、その保護者の圧力にも耐え、様々なプレッシャーを感じているであろう「平均的な教師」のみを責める気にもならない。それはまた親も同じこと。おしつけではなく放任でもなくそういう目で子どもを見ていきたいのだが、意外に難しいこと最近やっと気がついた。

今年初めて学校へ読み聞かせに行った。やっぱり学校はおもしろい。先生には言いたいことはたくさんあるのだが、まあいいや。

今回は、読み聞かせに行く学年に娘がいるのでどうしても行きたいというお母さんが来た。なんだかちょっとうらやましい。子どもは照れないんだろうかと思ったけど、おっさんの考えだったらしい。入ったクラスは違ったので詳細はわからないが、最後そのお母さんは子ども何人かに囲まれていた。

うちの娘が小学校へ入ってそのクラスに読み聞かせに入ることを想像してみる。
「もーお父さんどうしてわたしのクラスに来たの！２組に行ってって言ったじゃない！！」

うわ、ネガティブシンキングだ･･･。

またまた先生に怒り。

うちは学校と連携して請われるままに学校へ出張して読み聞かせやブックトークをする。どうせなら授業と関わりのあることをしたいし、先生のリクエストに応えたい。というわけで、せめて１週間前には学校から図書館へ簡単な打ち合わせを兼ねた電話連絡をしてもらうこととしている。

ところが、ところがですよ。今週の金曜日に読み聞かせに行くのに全く連絡なし。連絡なし。このまま連絡ないまま金曜日になったらどうなるだろうかとちょっと思ったけど、ボランティアの方にも協力をお願いしているので、さすがにこちらから学校へ電話。

「今週金曜日そちらへ読み聞かせに行く予定なんですけど」
「はぁ」
「打ち合わせもかねて１週間前に連絡をもらうはずだったんだすよ」
「はぁ」
ええー！それで終わり！？
先生ってやっぱりこんなもんなの？
おれの憧れを打ち砕かないでくれ・・・。

さくさく読書が進みますよ。
自分の本のチョイスが良かったに違いない。
ああ違いない。

「ふにゅう」川端裕人
書架整理をしている時にいっつも気になっていたタイトル
「なにふにゅうって？どういうこと？」
とりあえず手にとって見て納得
ふにゅうとは「母乳」ならぬ「父乳」でした
父親だってお乳をあげたいと切に願う父親
気は向かないが立会い出産に望まなくてはならない父親
ママと結婚するという息子に嫉妬する父親
などなどの５つの短編集。

自分に当てはまるところもあってかこれおもしろかったよ
小説なんだけど実際みんなこれくらい悩んでいるんだろうなあと。
特に息子に嫉妬する父親の話
これって程度の差こそあれ結構ある話しなのではないだろうか
子どもの言う事と片付けるのは簡単
大体の子どもが通る道であろうし
大人の階段であろうし
娘もちの自分が一番共感して読んでしまった作品

これを読んで思ったことと実際に育児をして思ったこと
やっぱり父親はあらゆる面で母親には勝てない、いや敵わないということ。

近所でちょっとしたお祭りをやっていたので家族でお出かけ。この暑い中、熱いうどんなんか食べてみる。駒苫を気にしつつも大抽選会に臨むがかすりもせず。そういやあうちって一家でくじ運ないんだった。

帰って駒大を見る。野球に全く興味のないわたしだが駒苫はやっぱり別らしい。三振一つ、ヒット一つで叫んでいる自分がいる。明日お仕事のみなさん、今のうちに風邪をひいておくんだ！

野球終了後嫁さんとゆずは昼寝に突入していた。昨日早く寝て今日遅く起きたわたしは眠くもなく、読書タイムへ。読書がさくさく進む。なんだ、ちゃんと時間取れるじゃない。昨日人のせいにした日記を書いた自分が恥ずかしい。お見苦しいところを見せて申し訳ない。「お見苦しい」に「見せて」ってくどい表現？

八月に入ったらやる気宣言をしてはや半月
皆様の期待を裏切って申し訳ありませんが
やる気が出ていません
みんなに迷惑をかけない程度の仕事の遅れ
家事の手抜き
読書量の低下
公私にわたって停滞気味です

ちょっとその原因を考えてみました
やっぱりこれしかないことに気づく
現館長への忠誠心のなさ、なんだよな
館長は今年全く違う職場からやってきた
いろんな職種を渡り歩いてきた経歴を持つ
したがって事務や仕事全般に関しては尊敬できる
よく気がつくなーと思うことも多々ある

でも合わない
仕事が事務的なことと
図書館に対しての理解が低いことの二つが理由

まーそんなことで士気が上がらないことにしている自分が悪いのですが
そんじゃ暑さのせいにしておこう

八月に入って週一飲み会を無難にこなしている。問題は財布の中身だよ！だれかおごってくれ･･･。来週の飲み会は正直どうでもいい飲み会なので娘の発熱が･･･とか言ってばっくれようと思ったら「予約しておいたから〜」とメール来た。幹事歴長い自分としては予約を踏みにじることはできないです。まあなんとかする方法を考えておく。といいつつ結局行っちゃうんだろうなー。飲み会大好き！！

３９度までは行きませんがこっちも暑い。家族で風呂入った後、ゆずを寝かせる。夫婦二人とも裸で。正直すまん。

ゆずが寝た後とりあえずＴシャツとトランクスを装備。と、車の中に忘れ物したことに気づく。どうせ夜中だし見てる人なんていねーよと、その格好で外へ出る。軽いスリルも味わう。結局人とは会わず。

しかし、ふと気づく。Ｔシャツにトランクス姿。そのＴシャツの色は赤。そのトランクスの柄はチェック。あ･･･この格好、あれじゃね？

ポーツマス、ポーツマス。

毎日毎日暑い。いよいよタオルを首に巻いてカウンターに立とうかとも思った。許してもらえる暑さだよね。

中央からの連絡ミスでお客さんに渡すべき本がなかった。結局わたしがお客さんに怒られた。「用意しておきます」って言ったらしいのに、こっちにその連絡が来てないから用意できるはずがない。こちらとしては謝るしかない。中央のせいにしてやろうかとも思ったけど、お客さんがそれで納得するわけないしね。
この地獄のような暑さの中でなぜか風邪をひいた体に追い討ちをかけられた。身も心もズタボロな八月です。

そうか、八月六日だったか。

ブックトークで読まざるを得なかった原爆の本を読んで、広島原爆ドームを見たいといいながら、のんべんだらりとすごした昨日。やっぱり無知と無関心は罪だな。ぽっとでで広島に来られてもいろんな人に怒られるかもしれないが、「忘れない」ということは大事なのかもしれない。今日一日家族が無事何事もなく過ごせたことを感謝します。思い付きかもしれないが今日くらいは言わせて欲しい。

とりあえず嫁の実家から発掘されたウイングマン読み返している。あーこんな話だったんだ･･･。きまぐれオレンジロードに手を出すかどうか思案中。どうしたらいい？

荻原浩「噂」
うっはー
久々に好きな小説に出会いました。
こう、最後の一文が驚愕、って大好き。
夜中３時に読み終えたけど、誰かに話したくてたまらなかった。

販売戦術だったはずの都市伝説が現実となる
足首を切られた少女の死体
犯人はいったい何のために？
そして二人目の犠牲者が…
やがて警察は噂の発信元にたどり着く

うん、これは面白かった

この歳になっても初めてすることは多い。今日は初バリウム。何よりつらいのが前日１０時以降何も口にしてはいけないということ。おまけにお酒も。こう暑いとやっぱりビールくらい飲みないじゃない。

全ての禁忌を破ってやろうと野心的なことを思うが、小心なわたしとしてはできるはずもなく。言いつけを守って水すら飲まなかった。ゆずと朝ごはん食べていると、こういうときに限ってゆずが「パパあ〜ん」とか言い出す始末。今日パパご飯食べられないのと言っても理解できず。朝から大泣きさせたのは医者のせいにしとこう。

尿検査してくれた人はちょっとした知り合いで、知ってる人に検査してもらうのはちょっと恥ずかしい。さて、バリウム。ソーダ味がしたような気がするのは気のせい？ガリガリ君？よりによってソーダはないわな。

いざ検査。「はいここにうつ伏せで」って言われて思わず仰向けになる。わかるよね？わかるよね？初バリウムで舞い上がってるんですよ。でもちょっと恥ずかしい。冷静に「それ仰向けです」ってつっこまれるのはすかしつっこみよりつらい。

信々 ｜MAIL

My追加