ことばのかけら
桜子



 甘えてしまおう

ぐっと力いれて閉めてしまった
ココロのバルブは 錆び付いているようで
開ける事も もっと締め付けてしまうことも出来ない
動かすことが出来ない

そんな気がしてた

自分の力一人じゃ無理だよ
もうカッコつけないで

誰かの知恵を借りてしまおう
強がらないで

それがどんな結果を生むか分からなくて怖い?
でもいいじゃない

少なくとも
力んでた眉間のシワ
今はすっかり消えているみたいよ

2002年05月30日(木)



 連休後の日曜日

久し振りに覗いた青空と太陽
陽射しはあたたかい むしろ少し暑いくらい
嬉しくなって半袖に着替えて 外に出てみる

家の前の空き地
青々と茂る草むらに
横たわる犬
飛び立つスズメ
絡み合ってたトカゲ
いつの間にか肩にとまったナナホシテントウ
小さな自然

布団をたたくのどかな音
ベランダからのぞいた子供の顔
自転車をしまう奥さん
明日の為にと張り切って干した 上履きと洗濯物の膨大な数
白く輝いてる

電車の音がよく聞こえるな と耳を澄ましたら
遅れてヒンヤリ 南風が吹きつけた

そんな のどかな 連休後の日曜日

2002年05月12日(日)



 贅沢な時間

五月 晴れの朝はやくに
東向きの窓全開にして 太陽をいっぱい取り込んで
その明かりで詩集を読んだり すきなことをしてみる休日

静かに過ごせる 贅沢な時間


2002年05月03日(金)
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