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 しあわせの図式

一昨日から 悟朗の様子がおかしかった。
食べるのは 量が少なくなり お刺身をあげても
鶏肉をあげても 果ては牛乳にも 反応しなくなり
昨日は 水ばかり飲んで 雨にもかかわたず
外に出てばかり。

お風呂場と台所の境目に いつの間にか座っているのだが
体中びっしょり ぬれている。

普段 トイレの時しか外に行かないので 食べる物も食べて
いないから出る物もないだろうに、どうして
身体がびっしょりになるほど 
何度も外に出るのかわからない。

月曜日が休診なので やっと今日 行って来た。
いつもなら どこかに隠れてしまっているのを
大騒ぎして探して 出かけるのだが、
今日は 二階の椅子の上に ずぶぬれで座っていた。

抱き上げても ケージにいれても いつもの抗議がない。
車中で 弱々しい声で「ニャー」とかないてみても、
5分もすると 黙ってしまう。

獣医さんに いつもと様子がちがうこと
雨にもかかわらず 何度も外にでたがること
先回から3週間だが 食べる量はまったく少ないこと

などなど 必死で訴える。
先生にも いかんともし難い。

ついに 会話は
「この病気になってから どの位になりますかね?」
に なってしまった。

もう 2年4ヶ月・・・・
最初は 2ヶ月に1度だったのが、今は・・・

点滴代わりの注射をしてもらい いつもの痛み止めだか
抗炎症剤だかの注射 直接口の中に入れる薬をいただだき
意気消沈して帰る。


病院で 支払いを待っているときに やはり猫ちゃんを
ケージにいれた 奥さんに会う。
「癌ですか?」
「いえ 口内炎です」
「まぁ 痛むんでしょうね 薬でおさえるんですか?」
「いえ 食べられなくなったら 注射をしていただいて・・」
と このあたりから 自分の云ったことは おぼえていない。
涙をこらえるのに 必死だったら。

「生き物って 死ぬときが つらいですよね」って

悟朗はまだ 死なないんだぞ! 

云うに事欠いて。

そっぽを向いて モニャモニャ言ってるのを
少しは 察しろよ!!
         ・
         ・
         ・
二階に 猫用トイレと食事を用意してあげるつもり。
なにせ 下は ワン達の天下。

でも ソファでTVを見ているとき

脇にモカがひっついて寝ていて 
足元にはブルーのどでかい 固まりがあり 
膝の上かソファの背中に 悟朗がうずくまっている


っていう 図式が 非常にしあわせなんだ、わたしには。






2006年07月18日(火)



 泣かないぞ

今日は 健康診断の日。
大腸検査と血液検査は 別の日に個人病院で
済ませてあったので、今日はレントゲンと胃の検査。

前の胃検診の時に バリユムで泣きそうになったので
かつてのイソバイド・ドリンカーのプロの名にかけて
泣くような 無様なまねをするまい、と 以下の事に
注意 専念した。

まずは 飲んでいる途中で絶対にとめないこと。
一度 息をついてしまうと 泣くハメになる。

一気に飲む間 息をしないこと。
つまり 鼻をつまんだ状態で飲むこと。

味わわないこと。
何味だ、これは? などと余計なことを考えない。

大体はうまくいったのだが、胃を膨張させる薬は
この前は バリユムの後だったのが 今回は先になっていた。
こういう 番狂わせは 極限状態では 迷惑このうえない。

粉薬を先に飲むことは 想定していなかったので
案の定 ザラザラが残って もっと水よこせ状態。
その上にバリュームが重なると・・・・

台の上で あちこちさせられて 
あれは レントゲンを撮っているという想定だから
いいようなものの もし 何でもないときに見たら
ちょっと 異様。
クネクネ 手を挙げたり 伸ばしたり・・・
芋虫の断末魔みたい。

ハイ 終わりましたって 下剤と水を飲むように云われて
出ていったら 口のまわりに 白くバリュームが
残っていた。
胃が膨張して 気持ち悪いことこのうえない。

文句ばっかり云って、結局どこも悪くありませんって
通知を受け取って「もう二度といやだ」って思って・・

でも そうだから良いので、「再検査」なんてことに
なったら やっぱりショックだろう。

8時半に行って 12時過ぎに帰ってきて おうどんを食べて
気持ち悪くて 寝て 起きてトイレ通い。

なんという一日!!!








2006年07月05日(水)
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