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■ 懲りない面々
昨日、今日の冷え込みは そろそろ暖房が必要かな と 感じさせる。
さて、滅多に経験できない旅を経験。 みなさんは 駅前旅館というのを ご存じだろうか。 言葉は知っていても 泊まった経験は皆無と思われるが いかが?
わーい、Ksは泊まっちゃったんですね、これが。 ものすごかった。想像を絶する体験。
26日 27日の袋田の滝観光旅行。
昔 車が今ほどポピュラーじゃなかった時代に、 セールス(旅の行商人)は どこに泊まったか? 駅前にある簡易旅館(旅籠ともいう)。 2枚のガラス戸をガラガラ(現在は、趣のないことに オート・ドア)を開けると、やりてばぁさんが、いらっしゃい、 と声をかける。お名前は? 竹の間にご案内。 急な狭い階段を上がると 狭い廊下があり 片側にガラリ戸が並ぶ。 まずは 廊下が絶対ゆがんでいる とKが主張。 Mr.Kは すぐさま非常出口を捜索。 かび臭い、きたない。壁には カレンダーや 催し物のポスターが ずらりとはってある。
ここですって、戸を開けると、さすがにきれいな畳の 8畳間。何することもなく TVは今時100円を入れないと 写らない代物。荷物をおいただけで、 「温泉にいこ」と飛び出す。
なんで そんな旅館を選んだか? これは全くKとるるぶの責任。 まずは、るるぶに出ていた軍鶏鍋の写真にまどわされた。 大子は軍鶏料理で有名。そのなかでも 老舗がここ○○旅館、というわけで たいして調べもせずに 予約してしまった次第。 ま、いろいろあって、るるぶは信用できないと 肝に銘じて いたにもかかわらず、あの写真は おいしそうだった。 たしかに 旅館の玄関(ともよべるか?)には、 TVの取材だの 雑誌の取材の切り抜きだの、 有名人のサイン、写真などが所狭しと張り巡らされている。 (いつのものだ?)
町営の温泉は 26日は風呂の日とあって、800円のところ 500円で入浴できた。露天風呂へ。文字通り露天。 小雨が降っていたのだが、かまわず濡れながら入浴。 打たせ湯で肩など打たれながら、2カ所のお風呂を出たり 入ったり。雪の中の温泉は どんなに気持ちいいだろう。 又、雪の時期に来たいな、などと思いながら。
さて、宿に帰り、しぼんでいく気持ちを奮い立たせて 夕食を待つ。軍鶏鍋、軍鶏鍋 と唱える。 料理が並ぶにつれ 顔がこわばるのが 自分でもわかる。 Mr.Kが 文句を我慢してくれたのが せめてもの救い。
しかし彼は お酒3本をくらって 8時には寝てしまった。 2時3時まで起きてる私としては、「これから どうすりゃいいの?」温泉の帰りに 本やさんを 2軒見てきたが、何にもない。本を持ってくれば良かった、 との後悔も先に立たず。えぇい ままよ、と寝てみたが、勿論 寝られる訳がない。 仕方なく ギシギシ音を立てる 転がり落ちそうな 急な狭い階段を降りて、おそるおそる 「お風呂に入りたいんですが」と 声をかけてみる。 どうぞ、ここ・・と 1つしかないお風呂に入る。 温泉だそうで、風呂場の古さは別にして、結構なお湯だった。
ねたんだか ねなかったんだか、とにかく朝になり、 幸い天気が良かったので 食事も早々に 観光に。 袋田の滝、月待の滝、のあと福島に入り、日立から大洗で 遅いお昼を食べ、魚を買って帰る。
ショックで(ウソ)今日は1日寝ていた(本当は頭痛)。
教訓 1,座敷に座れないくせに、旅館に泊まるな。 2,るるぶは 信用すべからず。まして 宿の写真が 無い場合は 特に。 3,宿の懐石料理がきらいなら B&Bを探すべし。 4,2食付き で泊まる場合は あきらめをもって もし 口に合った場合は 僥倖とすべし。
疲れ果てて、しばらくはその気にならないが、来月あたり 大洗へ アンコウ鍋を食べに行こうか、と話している。 今度はとりあえず 日帰りで。 伊豆あたりの温泉もいいな。 <結局 懲りてないやつ>
2004年10月28日(木)
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