*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k



 【素直になれたら】

愛が欲しくて
何度も転びながら
手を伸ばして
追いかけた事があった

愛されたくて
傍にいたくて
ずっとずっと
願った頃があった

誰かの事を
好きが大きくなって
想いが重くなって
潰れた事があったよ

だから
寂しくなると
そっと涙を隠して飲み込んで
強がって

僕は平気だよ
大丈夫だからと
言ってしまうんだ
悪い癖だね

すきは好きでいいのに
強がらないで
あいたい逢いたいと
もっと誰かに甘えてみたかった

これからはもう少し
強がらないで
好きな人にはすきと
あいたい時には逢いたいと
素直に云えたらいいな






2004年05月22日(土)



 【いつも同じ空がそこにあるから】


人は皆孤独な旅人だから
人生なんて
楽しい事ばかり
そうも続かなくて
くたびれて打ちのめされて
それでも僕は前を向いて進むんだ

時に人の陰口や噂話
繊細に敏感に
僕の心を侵食して蝕むけど
そんな事でクタバッテタラ
何度死んでるかわからないから

そんな時
いつも変らない大きな空は
僕の心をそっとあの雲に映して
いつもどんな時も受け入れてくれるから

そっと鳥が囀るように
そっと野の花が風にゆれるように



2004年05月20日(木)



 【風の歌】

風に乗って
青空を翔けて
吹き上げて
空高く
彷徨いながら

君が運ぶよ
僕がふわふらと登る
赤や黄色の風船になり
ほらもう其処に
あなたの背中が見える

呼んでみようか
あなたの名前
すぐ傍に居るように
風に揺れながら
私はいつの間にか微笑む



2004年05月08日(土)
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