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健康な人が、入院したんなら
退屈なのかもしれませんよね、、、。
傷んだ身体を回復するため
日常から隔離され
安静に過ごす。
ずっと
あたしが手に入れたかった
贅沢な時間。
眠りたいときに
眠りたいだけ
時間になれば
食事が届き
起きていられる時間は
本を読んだり
音楽を聴いたり
時々テレビも見たり
本当に贅沢（笑）
そんな贅沢な時間を
とてもとても
退屈呼ばわりなんて
出来ませんわ。
さて、
術後、九日目。
昨日、最後のドレーンも抜けて
かなり、楽になりました。
一日一日と
回復していってる気がしてます。
相当な覚悟で望んだ
手術ですからね
当然といえば、当然です。
明日は
胸の傷の抜糸が出来るかな。
そしたら、入浴の許可も出るかな。
王子様のようなドクターの診察です。
なんかね
今までは
あたしの大切な胸を再建してくれる人
ってのが
一番認識だったわけ。
まぁ、キレイな顔のドクターだな。
とは思ってたけど。
だんだん、さらに
あまり、類を見ないほどの美しさかも
しれないと思ってきたら
ヘンにドキドキしてくる。
それほど、カッコイイ。
や、あたしの
タイプじゃないんだけど。
そんな王子に、丹精込めて
作ってもらったから
余計、嬉しいのかしら（笑）
王子にとっては
ただの
いち、患者
の
いち、創部
ってだけですがね。
でも
ビジュアルって大事でしょ。
そうでしょ。
ちょうど
一週間前の金曜日
朝８時半に
手術室まで自分で歩いて入って
終わって、麻酔がさめて
病室戻ったのが
夜１１時すぎでした。
長っ。
おかげさまで
手術は無事に成功したっぽいです。
手術後、３日間は
安静にベッド上生活。
４日目には、立ってトイレまでの歩行。
とは言っても
手術室からは個室に移り
トイレも室内にあり
胸と腹から、２本ずつ
血抜きのドレーンがぶら下がってる状態で
ですけどね。
術後、ずっと痛み止めで使ってた
硬膜外カテーテルも抜いて
６日目には、胸の２本が抜けて
明日、８日目には
腹の２本も抜ける予定。
順調に回復してます。
身体は、、、
改造？人間のようです。
もちろん、胸は
キレイに作ってもらえてます。
傷も外側に沿ってあるし、
胸の皮膚と、乳輪、乳頭も残せたので
ぱっと見、わかりません。
形成外科おそるべし
です。
でも、
見えないところで
いろんなところを
１２時間かけて
いじられまくり
切られ
取られ
繋がれ
縫い合わされ
こんなにも痛い目をして
作られた傑作なんだと
いうことが
時間をたつごとに
明らかになってくのでした。
また、追い追い書いてゆきます。
とりあえず消灯。
ちーん。
入院二日目。
夕方まで
特にすることがなかったので
最上階にある
海の見える図書館へ。
昨日は、最上階にある
展望風呂に入りました。
でも
今日は、男性の日。
本は、家から１５冊ほど持ってきたから
読む本には困らないんですけどね。
確かに、ロケーションは抜群。
青い海が見えます。
そこで、つい
『余命一ヶ月の花嫁』
を、読んでしまいました。
乳がんでも、彼女の場合は
年齢が若くして(〜35)発症してしまう
若年性乳がん
それも、かなりの早さて進行する進行型だと知った。
乳がんと告知されたのが
2005年の秋で
亡くなったのが
2007年の5月。
約一年半。
恐ろしいスピードだと思った。
『乳がん』
と、くくられる病気には
いくつものいろんなタイプや、パターンがあって
進行度も、治療法も、それぞれ違うのよね。
読んでてさすがに、ラスト
あたりではウルウルきちゃったけど
なんとか耐えて。
その後
映画見たあとにも
もっかい読みたいと思ってた
吉田修一の『悪人』上・下
を借りた。
お昼頃には
歩いて三分のとこにある
職場が一緒な先輩(♀)が
手作りのポテサラと
レーズンたっぷりのプチケーキをもってきてくれた。
普段も、手作りのいろんなケーキ
作って持ってきてくれるの。
美味しいのよ、これがまた。
で、夕方になって外来が終わった頃に
形成のドクターがきて
お腹の血流音を聞いてマーキングしてった。
次に
乳腺外科のドクターチーム
がぞろぞろとやってきて
エコーの検査とマーキング。
やれやれ
なんて病室に戻ったら
なんとバイト先の店長と
シフトが一緒で仲良しの女子二人が
お見舞いに来てくれた。
もう、しばらく休みます
ってから、一ヶ月以上も
たってるし
忘れてくれて全然いいのに
ボリュームたっぷりな
お見舞い金に、お菓子に
気ぃ使ってくれちゃって
ほんと、ありがたいことです。
職場の先輩といい
ほんと、感謝です。
あたしは、周りのたくさんの人たちに支えられて
しあわせです。
これも
あたしの人柄と容姿と
性格の良さの賜物ですのね（笑）
そして
夜７時からは
形成外科のドクターからの
インフォームドコンセント。
一時間ほど。
昨日は、乳腺外科でした。
二人のドクターがね
真逆なタイプでウケます。
乳腺外科のドクターはね
熱苦しくて、ハッキリして
パキパキしてるせっかちな感じ。
年齢的には、４０代でバリバリ
第一線で活躍中て感じ。
一方、形成外科のドクターは
丁寧で真面目で、容姿がめちゃくちゃイケてる
ドクターなりたて
理想にそって、バリバリ頑張ってます。
的な感じ。
てなわけで
明日の手術に備えて
着々と、、、。
今日はハードなスケジュールになりそうです。
手術、成功しますように(祈)
病室なう。
２１時消灯っすよ。
今日から入院しました。
眠れません。
眠れるわけありません。
お向かいのオバサマ
イビキひど過ぎる（泣）
個室代ケチりましたよ。
ビンボーだし。
だから、４人部屋。
初日から、これじゃ
先が思いやられます（泣）
他の人も眠れないんだろな。
ナイトライトついてます。
iPod 聴いてても
聞こえるし。
拓ちゃんの声に癒されてるのに、、、。
外科病棟が良かったなー。
ここは、整形・形成外科病棟なのです。
比較的、入院期間が長め？
みたい。
今日は、
乳腺外科のインフォームドコンセント
麻酔科の外来。
あと、
担当医の回診。
まだ、手術前なので
動き回れるから
最上階の展望風呂にも
入っちゃいました。
さすがに
温泉ではないけどね（笑）
夕食も
夜景見ながら
食堂で、職場のお友達と。
環境には
比較的、恵まれてると思ってたのにな。
昨日も
準備やらなんやらで
チンタラと朝方まで起きてて
眠いはずなのに↓
いー加減、腹減ってきたし。
ヘッドホンもイヤホンも
持ってきたけど
したまま眠るのも
うっとーしいよお。
明日は
眠剤もらお。
あー
やかましい。
静寂を好む
あたしとしては
かなりキツイす。
あーめん。
だいたいのことは
時間が解決してくれると思ってます。
あさってから
入院すんのは、ほんっと嫌だけど。
何回も止めようと思った。
何回も。
けど、時間だけがどんどん過ぎてった。
だんだん、どーでもよくなってきた。
今さら、何を望んで
何が欲しいのかがわからなかったから。
だから、きっと何も望まないし、何も欲しくないんだと思った。
来週の今頃は、ベッドで動けない状態なのかな。
トイレくらいは行けるのかな。
術後の弱り具合が、全く想像できません。
入院期間は、最短で２週間。
準備も全くしてません。
この土日は、
自治会の運動会とその準備。
の合間に買い物行ったり
掃除しまくってました。
でっかいゴミ袋に３、４コ捨てまくりました。
子供が小さい頃も
自治会の運動会になんて参加したことなんかなくて
今回、役員で初めて出てみて
ずっと冷めてた。
子供を可愛いとか、微塵も思わないし
親子のレースとか、ほほえましいとかも思えなかった。
つまんなくてつまんなくて
早く帰りたくて仕方なかった。
だいたい、日常のクチグセが
「めんどくさい」
と
「うっとーしい」
だもん。
終わってます。
ひっさしぶりにかかってきた
彼ぴからの電話も
うっとーしくてダメだった。
相変わらず、バカだと思った。
お見舞いなんて来なくていいから！
って即答でした（笑）
ま、来れるわけもないんだけど。
やっぱり、ハッキリ言わないとわかんないんだな
って思ったから
もう、二度と二人で会うことはありません。
と明日メールしよう。
さて、
ずっと見てた
唯一の癒やし拓ちゃんドラマ「ギフト」
残りあと３話。
バタフライナイフ？
拓ちゃんがそれ使うシーン
今じゃけっこうヤバイかも。
だからお蔵入りになったんだもんね。
おばかな子たちが
拓ちゃんのマネしてたらしいしね。
風呂入って
入院の支度しながら見よっと♪
相変わらず
「泣く」
という感情が理解できません。
あたしは、泣かないことが
強いと思ってる。
それが、たとえ「強がり」なんだとしても
人よりは、全然強いと思ってる。
動揺もしないし、躊躇もない。
それは
失うものが無いと思ってるから。
希望も未来も無いと思ってるから。
感情が無いと思ってるから。
これまで
過酷な運命に立ち向かって訓練してきた
賜物なのかもしれません。
だから
泣かないんです。
平気なんです。
何を言われても
何をされても
何も感じないからです。
男前スペシャル♪
レンタルショップ行ったらね
あったんです
拓ちゃんの
幻のドラマ
『ギフト』
もちろん、ソッコー借りました。
全１２話
火曜日に入院するまで
見るんだって
ヤッキになって見てます。
仕事も
引き継ぎやらなんだかんだで
山盛り。
最悪。
なので、ますます
現実逃避です。
『ギフト』
面白いです。
リアルタイムで見てたのかは
あんまり覚えてませんが。
まず、拓ちゃんの
全裸から始まって
黒のボクサーパンツ姿
上半身ポロッポロと
惜しげもなく
脱ぎまくってます。
そして何より
清志郎ちゃんとの絡みが
萌え萌えなんです。
マニアには
たまらんちんこ
ですのよ。
あと
篠原涼子もカワユスなの。
この前、やってた
月９の
『月の恋人』
見た後だから余計に新鮮な二人。
今から、たしか１３年前くらいだもんね。
拓ちゃんは
ロン毛です。
胸を大きくはだけて
シェイク♪
とか
ダイナマイト♪
とか
歌ってた頃だと思います。
てことで
今夜はこれでおしまい。
毎日、時間が経つのが早すぎです。
１０月に入って、もう１０日が過ぎてました。
そして、３連休の最終日。
初日から
またまた、ダーと温泉三昧です。
疲れてしょうがないけど
ダーが張り切って連れてってくれるから
（飲むと運転しないくせに）
最後最後と、うっとーしいから
あたしも、当分行けなくなるし、、、
なーんて思うと
つい、行ってしまいヘロヘロでした。
おかげで、爆睡、爆寝出来ました。
さて、
いよいよ１９日（火）から入院します。
２２日（金）が手術日。
多分、これを機に
すごーく弱る気がしてます。
今より更に
無気力になり
何も感じず
何にも興味が無くなり
どんどん、引きこもり
誰にも会いたくなくなって
誰とも話したくなくなると思います。
そして
多分、すぐ
検査でひっかかり
遠隔転移とか告げられる気がしてます。
そう思うと
今回の手術の意味が無いなー
とか思って
あーでも
保険金が目当てだから
しょうがないのか。
と納得したりして
それがあたしの運命なのですから。
受け入れます。
受け入れてみせます。
前回、
乳がんと初告された７年前は
腫瘍の大きさが１．３ミリで
病期がステージ�気�
ごく簡単に温存術で
センチネルリンパ節生検で、転移はなかったから
リンパ節も温存できた。
術後もすぐ、復帰したし
術後の標準治療である放射線の照射も
主治医が、どっちでも（やってもやらなくても）いいっつーから
迷うことなく、やらないことを選択した。
だから、今回局所再発をしたんだと言われても
なんの後悔もしてないし
あのとき、放射線治療をしたから
局所再発が免れたかどうかはわからないのにね。
術後
だんだんと、傷も目立たなくなり
おっぱいの形は、全然変わってなくて
放射線照射をしなかったおかげで
皮膚が火傷のようにただれたり
おっぱい自体が固くなったり
することは無くて
その開放感からなのか
乳がんと告知されたことへの現実逃避だったのか
は、わからないけど
いろんな男と遊びまくった。
きっとそれの罰なのかもしれないけど。
でも、その中で
かけがえのない出会いがあって
かけがえのない時間が過ごせたことは
あたしにとって
かけがえのない思い出となっている。
だからきっと
今回も
可能な限りの治療は受ける
あとで後悔をしないように。
という
選択はしないんだろうな。
今を精一杯。
自然なままで。
それがあたしの生きる道。
とかなんとか
カッチョいーことは思ってはみても
ほんとは毎日おびえてますよ。
今日だって
肺に転移した夢を見ました。
生に対しての執着は全然無いし
死がどんなものかも想像は出来ないけれど
どんなことをしてもいいから生きていたい
とかは思わないし
何が嫌かって
痛いのと苦しいのが嫌なだけ。
このまま
平穏に暮らせなくなるのが嫌なだけ。。。
約、半年ぶりに
髪の毛切った。
お初のヘアーサロンに行ってきた。
これから、入院とか闘病生活に備えて
腰まで伸ばした髪を、バッサリ切ってしまおーかって
ずっと迷ってたけど
結局、傷んだとこ胸のあたりまでは切って
リカールでクルクルにしてしまいました。
術後は、脇の下のリンパ節なくなっちゃうかもしれなくて
そしたら、腕を上げるのも辛くなるかもしれなくて
髪だって、自力で洗ったり乾かしたりするのが
すごく大変になるかもしれないのに
でも、そんな理由ですら
楽な方法を選ぶことが嫌だった。
病気だから
病気のせいで
あたしの大切な生活スタイルを
壊したくないって思う。
ガマンすることなんかないって思う。
髪を洗うことや、乾かすこと
方法なんてきっといくらだってあるはずだから。
髪のことだけじゃなく
あたしの生活スタイルすべてにおいて
出来るだけ、今と変わらないことを望むのであります。
乳がんは、
手術からが治療のスタートで
その後の、いわゆる標準治療っつーのが
けっこう長いスパンで行われるらしく
ホルモン療法なんか５年とかですよ。
やっぱりね、病院に行くたび
同じ病気の患者サイトを覗くたび
疑問に思うことばかりなのであります。
可能な治療を一通り行うことが
優秀な患者なのだろうかって。
その間の副作用に苦しむ期間は
どうなんだろう？って。
ま、人それぞれなんだろうけど。
出来る治療は、やっとかなくちゃ不安とか思うのかな。
だって、その病気の痛いとか辛いとかの
自覚症状がないわけじゃん。
生活のクオリティーを下げてまで、
やる必要があるのかどうか、ほんと疑問なのですよ。
それほど、辛い（あたしにとって）副作用らしいから。
ガンを抑えるための薬で
あたしの方が死んでしまうとさえ思ってしまいます。
無治療による再発率だとか
生存率だとか
患者には関係ないと思います。
本人が望むなら
いいんだよね。
うん。
毎回、同じこと書いてる気がするわ（笑）
それほど、嫌なんです。
さて
９月には以下の本を読みました。
病院での待ちが長いと、けっこう読めます。
★ラットマン★ 道尾秀介
★食堂かたつむり★ 小川糸
★天使のナイフ★ 薬丸岳
★追想五断章★ 米澤穂信
★闇の底★ 薬丸岳
★虚夢★ 薬丸岳
以上６冊でした。
早いものでもう、１０月ですのね。
なんか、手術日までもう３週間をきってしまったみたいです。
形成外科のドクターは
あたしのオペ日が２２日に予定してるらしくて
聞いてビックリしてました（笑）
前の日、受診した乳腺外科のドクターは、なーんにも言ってなかったのに。
ど、どゆこと？？
後で連絡がくるらしいですけど。
１週間前とかなんでしょうかね。
じゃぁ、来週から入院してください。
みたいな。
あー、コワイコワイ。
入院予約はしてあるけど
大病院てそんなもの？
謎です。
仕事も、１ヶ月はお休みするので
担当の引継ぎ書とか、作ったり
めんどくさー。
家も、実家のママとか出入りするから
片付けたいし。
wowow
の２ヶ月無料視聴、申し込んでしまって
その他にも
日本映画専用チャンネルとか
チャンネルＮＥＣＯとか
ＦＯＸムービーとか
シネチャンとか
そこらじゅうで、映画やってて
見まくってしまってます。
これからは
「かもめ食堂」
「ファイナルデッドサーキット」
「最強☆彼女」
どれ見よう、、、。
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