子なすが幼稚園にゆくようになり、 おのずと自転車での外出が増えた。 私のお腹の中の結石も、消えたとおもったらまた 出来てたりするけど、おおむね健康体。
つまり サッサとコトが進むわけで・・。
季節のうつろいを 忘れがち。
今日は子なすの お迎えからそのまま、お使いに出た。 重たいので(苦笑) 自転車の進みもゆっくり。
あ。 生け垣から垂れてる、紫式部。
「子なすー! これ、見て! むらさきしきぶだよー。ママ大好きなの」 ふうふうペダルをこぎながら、言う。 「むやしゃき しきぶー」
自転車とめて、生け垣を見る、 うんうん、この感じ。このリズム。
いいねぇ。
子なすがふと気付いた様、 「あ。あさがお、いなくなっちゃった。何で? これ・・何?」 「秋になったからね。これは、コスモス。 季節が変わるって、こういうことよ。」 「ふうーん」
季節が分かる子に、なっておくれ。
2003年10月24日(金) |
親知らず・・おやしらず |
親知らずが、欠けちゃった。 食べる時痛むようになったので 歯医者さんへ。 もともと情けな〜〜く ちろっと生えているだけの、 ちっこい歯なので 抜いてしまってもいいのかなぁ・・っと思いながら。
「むし歯」になっているとの事なのだけど 温存する方向をとってくださった。 「確かに小さい歯ですが、下の歯と噛み合っていますよ」 ・・つまり役をなしているらしいんだ。仕事してたのネ。
先生は続ける、 「下の 親知らずと噛み合ってるのね。」
下? 下にも生えてたの?
レントゲン写真で説明していただく。 先生「これと、これと・・・が、親知らずです」
上下左右一本ずつ、親知らず達 ぜえぇぇ〜〜んぶ生えてた ( ̄□ ̄;
しかもデカイ! ! こんなでっかいの?私の歯の中で、キングじゃん。これ。 どうりで歯並びが悪い訳だ・・。 先生も仰言る。 「アゴが狭い上に 歯が大きくて、更に4本はえてるからね」(苦笑)
実母は「生え変わる時に私が無理に抜いちゃったから こんな歯並びになってしまった、ごめんね」 と 良く言ってたっけ。 セツコさん、あなたのせいじゃなかったんだねー。 今度会ったら言ってあげよう。 あはは、親知らず↑。
甲子園には魔物が棲む、なんていう言い回しがあるよね。
夏の高校野球のときしかり、 今日の日本シリーズしかり。 昨日に続いてのサヨナラの幕切れ。
(テレビにかじりついて見ていたのじゃなくて・・(^^; チラッとニュースで聞きかじっただけなんだけど 劇的なゲームだったんだねー)
特にどこの球団のファンて訳じゃないんだけど、
星野センちゃんは好きだなぁ。
おとこっぽくて。
高校生の時に 実はセンバツで甲子園に行った、私でした。
2003年10月20日(月) |
今日は「パパday」 |
我が家では、特定の人(って言っても3人しかいないけど)の 好きな事に付き合ったり、その人の為にでかけたりする日を 「子なすday」とか「なす子day」 などと言います。
今日はさしずめ、「とうがらしくん(パパ) day」。 新車の慣らし運転なのじゃ〜! 納車になると、まず必要なのが 各部のグリスアップ。 市販車と違って一般道を走行してはいけない「レース専用車両」 は、より細かいメンテナンスが必要・・・
フロントフォーク、ステム、リンクなどを まずバラし(分解) 、グリス(潤滑のためのべとべとクリームみたいなの) を与える。
それから、慣らし運転。 これが今日のお題(笑)
河川敷の砂利道を指定の速度で行ったり来たり。 メーター付いていないバイクなのに、 「○キロ走行」という指示書、なんか笑える。 こつちは・・・ヒマだよーーー レースの様に変化があるワケないし。あー、ヒマ。
で、子なすと「探検 いこう! ! 」って、 河川敷のヤブや コ汚い(笑) 水たまりで遊んでた。 それにしても今日は家族連れが多いなぁ、こんなマイナーな 河川敷なのに。
先日この近辺で アゴヒゲアザラシ、だったっけ? 何でもくだんの「タマちゃん」とは別のアザラシが確認されたと いうので、皆さん見に来ていたという訳。
利根川だから「とねちゃん」だって。
(10/19日)
「香り七日」のキンモクセイが 金色の粉雪を散らして、行ってしまった。
でも今日は 桜が。香ってた!
夜露かかった幹から ほのかな香り。 ちらちら散り始めた葉っぱは、黄色のもあるし 紅くなりかけたのも。
秋のさくらも、大好きさー。
2003年10月15日(水) |
久々ウエディングベア |
を、作っています。 ガラスの目がなかなか入荷しないので、製作が止まってしまっている 別件のご注文ベアは、仕方なく中断したまんま・・(ρ_;)
☆
ウエディングベアは、結婚式を控えた友人へのプレゼント。 ドレスはもっちろん、花嫁さんとお揃いに。 画像を送ってもらって 幸せそうなお二人を眺めながら製作。 ベアもハッピーを抱えて活き活きしてくるような感じがするよ。
ふたりのベアはとってもハッピーなので 花婿さんは 花嫁さんを抱きあげることにしました(*⌒。⌒*) ↑お話を作ってるし (笑) ほんとに、抱っこしたベアなんだ。へへ
今日は花婿さんの衣装が完成。
明日はいよいよ、花嫁さんのドレスをデザイン画にして パターン(型紙) を起し、布のカッティングかなっっ♪ クラウン&ヴェールとか、ネックレスとかの小物も そっくりに作るのって 楽しくて楽しくて・・・
はやく、その段階に入りたい〜〜〜
もともと、すんごく小食な、子なす。 最初(産まれた時)が ちっちゃかったから 「予定日を 誕生日と思って、のんびりと」と 励まされたりしたっけ。
そーれにしても、食べなさすぎだと思うんだよなぁ ゴハンふた口だけ、なんてザラ。
離乳食時代も 「前に、この味を 良く食べたから・・」 と 半ばすがるような気持ちで作って、 ぜーんぜん食べなくてガッカリ とか 「じゃ、味を変えて洋風に・・・」 やっぱり ちっとも減らなくて、とか そんな日々のくり返し。
味?盛り付け?皿?いろいろいろいろ、もう工夫する気も起きない。 ひとりの食卓は寂しいだろう、 食べ終わるまで付いててあげよう。→気付くと延々と お喋りばかりの子なす。
喋ってないで、食べなさいー!
・・・ムッとした目でこっち見るしさ( ̄□ ̄;
「ほんとにお腹が空けば、食べるよ」 って言われてもさぁ 毎日毎食、ふた口じゃ心配にもなる。
なんでこれっぽっちの食事で、次の食事まで持つんだろう? 間食もないのに。 あんなに走り回ってるのに。
ヘンなの。
友人が、結婚10周年。
絵葉書を送った。 とってもご近所さんなのだけど、たまにはこういう アナログなお便りも、したくなる。
マリー・ローランサンの「ラッパを持つ少女」を選んだ。 おめでとうのファンファーレの気持ち。
お返事が来た。 ご主人(当時は、彼だネ) との初めてのデートが美術館で 買い求めた絵葉書はピカソの 「ラッパを吹く少年」だったそう。
「不思議なつながりを感じたわ」と、返事にあった。 すごく嬉しかった。
☆
とかく色眼鏡で見られがちなローランサンだけど、 作風は初期・晩期を問わず、大好きなんだー。 (そういえば香水やファッションの王道をゆく あの 「シャネル」は、ローランサンに惚れられていたんだよねぇ)
独身時代、ひとりでバイクに乗って 長野県蓼科湖畔の マリー・ローランサン美術館に行ったりしたっけ。
ほとんどの美術館に併設されている、絵葉書売り場が好き。 気に入った絵があると、同じ絵葉書を何枚も買っておく。 贈ることもできるし、自分でも楽しめるから。
一瞬だった。 ピアノから、突然 完成体が ざぶんと私を、飲み込んだ。
完成された 音楽家、芸術家とは、こういう方なのだ・・
熟成しきった音。 スコアに書かれた「音譜」は、青い果実で。 今 私を包むこの感覚は、音譜ではなくまさに「音」。 熟成された「海」。
海はまろやかにどこまでも広がる。
音の海の中に 絵が、見える。
ときにそれは、完成体である音をつむぎ出すピアニストであったり しかし瞬間、それは消え
吹き上げられては落ちる噴水のきらめきであったり 風に吹かれるままに揺れ、舞うマロニエの葉であったり 誕生日を祝うキャンドルのゆらめきであったり。
ああ、至福の時よ。
ゆうべの夢は、これだったのだ。 ペリドット色にやわらかく輝く大きな波に、包まれる夢。
んも、今日は「この世の華」を満喫しちゃったんじゃないかしら って一日でした。
「ひとり一品持ち寄りパーティ」、実際に体験したのは 初めて。 オシャレなお料理が出来ない私は きゅうり・なす(なすは自己紹介もかねて?)の ぬか漬けと、 これまた 今年漬けたカリカリ梅をきざんで混ぜた おにぎりを携えて、さ。
やっぱり恥ずかしかったよぉ。
みなさんのメニューを思い出すままに書いてみよう。
・鶏肉とおマメのトマトソース煮 ・洒落たクラッカー(なす家には無縁(^^;))に、 お手製アボガドソースを乗せて。 ・人参、ピクルス、アボガドのドレッシングでサラダ ・青菜の茹で加減が絶品のおひたし ・華やか押し寿司 ・かぼちゃの煮物は、洋風にバターとコンソメで煮たのですって!
・そして絶妙のタイミングで出て来る焼き立てパンはもちろん お手製。 ・皿しゅうまい。(季節の茸とシャキシャキレンコンの具) ・4時間かかったという栗の渋皮煮 ・しそおにぎり デザートも充実! ! ・シナモンの香りがのぼるシフォンケーキはホイップを添えて。 ・ヨーグルトとフルーツ。 ・ハロウィンだからかぼちゃのお菓子。
・ハーブティーはお庭の贈り物。
あれっ、もっとメニューがあったような・・ でもぱくばく食べるのに夢中で、覚えてないかも!
☆
そして世界で活躍するピアニスト、ウララさんのピアノ。 一瞬にして心の全てが、ピアノ色になった。
2003年10月06日(月) |
えっ? (またまたバイクネタ) |
子なすを、おフロに入れていた時 何だか声が、聞こえたような気がしたんだ。 (留守電のメッセージだった)
とうがらしくんが帰宅して 「留守電 はいってんじゃん」と、再生。 バイク屋からの「CR(バイクの車種) 入荷しました」だった。
えっ? 発売って、今月末じゃなかったんだっけ。 もぉ、とうがらしくん眠るどころじゃありません(笑) 気持ちの準備が出来てないしさ。
私は 起きてきた子なすに言う、 「パパに『動揺してるデショ』っていってごらん、喜ぶから」
子なす「ようろう してるでしょ」 とうがらしくん「してるー! ! (^0^)」
とうがらしくんたら動揺のあまり、夜更けに起きだして バイク屋に見に行ってしまいましたー。 メデタイメデタイ(何が?誰が?わははは)。
明日、納車です。
私、ベアを創っている最中に 次のアイディアが浮かぶってことが よくあります。 そんな時は忘れないうちに、メモ書き(描き) しとくの。
だからノートの欄外や、お買い物メモに使う為の 「裏が白い広告を切った紙」の裏なんかにも ベアの絵や素材指定のコメントがちらばっていたり。
パドヴァ・トリオ・ベアを縫っている時に浮かんだのが、 このベア。(っっって、画像がなくちゃ分からないよねぇ) 手を後ろに回し、いたずらっぽく振り返った瞬間を 表現したいな・・と。
クラシック音楽からインスピレーションを受けたとは 言い難いベアですぅ(*⌒。⌒*) 全く繋がりがないスタイル、と言ってもいいかもです。
手を組んだ形が自然に出るよう、パターン(型紙) を刷新。 実は、今まで頭の中にありながら ちょっとメンドイ(面倒くさい) から 創らなかった、カタチ。
このところベーシックスタイルのベアを沢山縫ったので、 反動で色の切り替えをしたり ポーズの凝ったベアを 創りたくなったのかもしれない自分に任せて、製図しました。
私は1ミリを追って製図し、型紙を起こすのが大好き。 パターン補正も、大好き。 頭に思い描いた二次元が、 目の前の現実としての立体三次元になってゆくのが快感なの。
今日、ベビーメモリアルベアの お届けとなりました。 クリーム色のモヘアです。 表情もクリーミィな子が、できました。
別の子は グラスアイ(ガラスの目) がドイツから到着するのを 待っています。 もう、ひと月近く 待ってるんだけど・・ 輸入資材って、遅れるとハンパじゃなくて。 以前、モヘアを待ちわびて半年ってことも、あったっけ。
これまた別の子なんですが 真っ赤なボディにラメ入りの赤い鼻、 表情はすご〜く明るい、元気なベア完成してこっちを見てる。
そしてその赤いトマトみたいな子の隣には 真っ白なすらりとした、ベア。 手足のポウ(手のひらや、足の裏の素材) は グリッター感のあるミニチュアファー、これまた 真っ白。
更にその2体の隣に並べるべく、 「グリーン」にこだわったベアが仕上がり間近。 深いモスグリーンのボディに、手足のポウは ボンダイブルーを選んで。
そう、「イタリア国旗」色のベアトリオなんだ ! 先般 超至近距離で聴くことができたピアノ・ヴァイオリン・チェロの 「パドヴァ・トリオ」の演奏にイメージを受けての、3体です。
テディベアを作る・・・創る・・・
この仕事をしていて、よかったと思うことが 多々、ある。
いろんな ひとが いて、
そのひと それぞれの 歴史 が あって、
それを 聞かせてもらったりするのは
とってもとっても、貴重な事だと思うんだ。
依頼してくださる方々は
私に すごく沢山のだいじな事を打ち明けてくださる。
顔も 本名も 住所も しらないのに・・・・
すごく、すごく心の奥深くにある事も、知らせてくださる。
それを思いかみしめて、針を持つ。
なんと言うか、 こころ に寄り添う ベアを
創りたいと日々、思っているけど
やっぱり
ひとりよがりじゃ、出来ないんだなぁ
誰かの声を聞いて
声やメールやお手紙や写真を抱き締めると
ホントにすうすうっと ベアがうまれてくるんだ。
テディベアって
機械じゃ つくれないんだよ。
きっと。
来月(11月)オ−プンするショップに 私のベアを置いて頂くことの具体的なお話が固まりつつある。
もう何年も前からお世話になっている 「たまて箱」というショップ。 オーナーさんのご都合で、お店は少しお休みしていたのだけど 目出たく再開の運びとなったんです。
なんとお店の半分のスペースを、私のベアの為に 割いてくださるという。
こりゃエンジン全開だ。(いかにもバイク乗り)
今年の「テディベア・ディ」(10月27日) はお楽しみday! !
今、手掛けているテディベアは 正確に言うと・・複数体。という事に、なるのかな。
「一体に じっくりと向かい合いたいので 一つずつ仕上げます」
というアーティストの方の記事を拝読した事があり うん、まったくもって同感。であったのだけど どうしても、それでは間に合わなくなる時も、ある。
製作スタイルも、ときに 変わるんであります。 ミシン工程だけは、2体・3体分一気に縫うことも。。でも お顔の製作は 「まとめて いっぺんに」は、絶対しない。 できない。
一体ずつね。
お相手の表情を思い浮かべながら刺しゅうをするし ベビーメモリアルベアの場合、赤ちゃんの画像を頂くこともしばしば。 それらはプリントして、手元に置き見つめながら縫う。
そうすると、 不思議とベアがこんな事を言っているように 感じるんです。
「○○さん(ご依頼主) のとこに はやく 行きたいなー」
ふふ、ベアの声が聞こえるのも製作のお楽しみの、ひとつ。
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