こ こ ろ も ち 。

2003年10月30日(木) 紫式部

子なすが幼稚園にゆくようになり、
おのずと自転車での外出が増えた。
私のお腹の中の結石も、消えたとおもったらまた
出来てたりするけど、おおむね健康体。

つまり
サッサとコトが進むわけで・・。

季節のうつろいを 忘れがち。

今日は子なすの お迎えからそのまま、お使いに出た。
重たいので(苦笑) 自転車の進みもゆっくり。

あ。
生け垣から垂れてる、紫式部。

「子なすー! これ、見て! むらさきしきぶだよー。ママ大好きなの」
ふうふうペダルをこぎながら、言う。
「むやしゃき しきぶー」

自転車とめて、生け垣を見る、
うんうん、この感じ。このリズム。


いいねぇ。

子なすがふと気付いた様、
「あ。あさがお、いなくなっちゃった。何で? これ・・何?」
「秋になったからね。これは、コスモス。
 季節が変わるって、こういうことよ。」
「ふうーん」

季節が分かる子に、なっておくれ。



2003年10月24日(金) 親知らず・・おやしらず

親知らずが、欠けちゃった。
食べる時痛むようになったので 歯医者さんへ。
もともと情けな〜〜く ちろっと生えているだけの、
ちっこい歯なので 抜いてしまってもいいのかなぁ・・っと思いながら。

「むし歯」になっているとの事なのだけど
温存する方向をとってくださった。
「確かに小さい歯ですが、下の歯と噛み合っていますよ」
・・つまり役をなしているらしいんだ。仕事してたのネ。

先生は続ける、
「下の 親知らずと噛み合ってるのね。」

下?
下にも生えてたの?

レントゲン写真で説明していただく。
先生「これと、これと・・・が、親知らずです」

上下左右一本ずつ、親知らず達
ぜえぇぇ〜〜んぶ生えてた
( ̄□ ̄;



しかもデカイ! !
こんなでっかいの?私の歯の中で、キングじゃん。これ。
どうりで歯並びが悪い訳だ・・。
先生も仰言る。
「アゴが狭い上に 歯が大きくて、更に4本はえてるからね」(苦笑)



実母は「生え変わる時に私が無理に抜いちゃったから
こんな歯並びになってしまった、ごめんね」

と 良く言ってたっけ。
セツコさん、あなたのせいじゃなかったんだねー。
今度会ったら言ってあげよう。
     
あはは、親知らず↑。




2003年10月23日(木) 魔物が棲む

甲子園には魔物が棲む、なんていう言い回しがあるよね。

夏の高校野球のときしかり、
今日の日本シリーズしかり。
昨日に続いてのサヨナラの幕切れ。

(テレビにかじりついて見ていたのじゃなくて・・(^^;
チラッとニュースで聞きかじっただけなんだけど
劇的なゲームだったんだねー)


特にどこの球団のファンて訳じゃないんだけど、

星野センちゃんは好きだなぁ。

おとこっぽくて。



高校生の時に 実はセンバツで甲子園に行った、私でした。



2003年10月20日(月) 今日は「パパday」

我が家では、特定の人(って言っても3人しかいないけど)の
好きな事に付き合ったり、その人の為にでかけたりする日を
「子なすday」とか「なす子day」
などと言います。

今日はさしずめ、「とうがらしくん(パパ) day」。
新車の慣らし運転なのじゃ〜!
納車になると、まず必要なのが 各部のグリスアップ。
市販車と違って一般道を走行してはいけない「レース専用車両」
は、より細かいメンテナンスが必要・・・

フロントフォーク、ステム、リンクなどを
まずバラし(分解) 、グリス(潤滑のためのべとべとクリームみたいなの)
を与える。

それから、慣らし運転。
これが今日のお題(笑)

河川敷の砂利道を指定の速度で行ったり来たり。
メーター付いていないバイクなのに、
「○キロ走行」という指示書、なんか笑える。
こつちは・・・ヒマだよーーー
レースの様に変化があるワケないし。あー、ヒマ。

で、子なすと「探検 いこう! ! 」って、
河川敷のヤブや コ汚い(笑) 水たまりで遊んでた。
それにしても今日は家族連れが多いなぁ、こんなマイナーな
河川敷なのに。

先日この近辺で アゴヒゲアザラシ、だったっけ?
何でもくだんの「タマちゃん」とは別のアザラシが確認されたと
いうので、皆さん見に来ていたという訳。

利根川だから「とねちゃん」だって。

(10/19日)



2003年10月16日(木) 桜、香る

「香り七日」のキンモクセイが
金色の粉雪を散らして、行ってしまった。


でも今日は
桜が。香ってた!

夜露かかった幹から ほのかな香り。
ちらちら散り始めた葉っぱは、黄色のもあるし
紅くなりかけたのも。


秋のさくらも、大好きさー。



2003年10月15日(水) 久々ウエディングベア

を、作っています。
ガラスの目がなかなか入荷しないので、製作が止まってしまっている
別件のご注文ベアは、仕方なく中断したまんま・・(ρ_;)

      ☆

ウエディングベアは、結婚式を控えた友人へのプレゼント。
ドレスはもっちろん、花嫁さんとお揃いに。
画像を送ってもらって 幸せそうなお二人を眺めながら製作。
ベアもハッピーを抱えて活き活きしてくるような感じがするよ。

ふたりのベアはとってもハッピーなので
花婿さんは 花嫁さんを抱きあげることにしました(*⌒。⌒*)
↑お話を作ってるし (笑)
ほんとに、抱っこしたベアなんだ。へへ

今日は花婿さんの衣装が完成。

明日はいよいよ、花嫁さんのドレスをデザイン画にして
パターン(型紙) を起し、布のカッティングかなっっ♪
クラウン&ヴェールとか、ネックレスとかの小物も
そっくりに作るのって 楽しくて楽しくて・・・

はやく、その段階に入りたい〜〜〜



2003年10月13日(月) もーう! !

もともと、すんごく小食な、子なす。
最初(産まれた時)が ちっちゃかったから
「予定日を 誕生日と思って、のんびりと」と
励まされたりしたっけ。

そーれにしても、食べなさすぎだと思うんだよなぁ
ゴハンふた口だけ、なんてザラ。

離乳食時代も
「前に、この味を 良く食べたから・・」
と 半ばすがるような気持ちで作って、
ぜーんぜん食べなくてガッカリ とか
「じゃ、味を変えて洋風に・・・」
やっぱり ちっとも減らなくて、とか
そんな日々のくり返し。

味?盛り付け?皿?いろいろいろいろ、もう工夫する気も起きない。
ひとりの食卓は寂しいだろう、 
食べ終わるまで付いててあげよう。→気付くと延々と
お喋りばかりの子なす。

喋ってないで、食べなさいー!

・・・ムッとした目でこっち見るしさ( ̄□ ̄;


「ほんとにお腹が空けば、食べるよ」
って言われてもさぁ
毎日毎食、ふた口じゃ心配にもなる。

なんでこれっぽっちの食事で、次の食事まで持つんだろう?
間食もないのに。
あんなに走り回ってるのに。

ヘンなの。



2003年10月10日(金) 絵画の中のラッパ

友人が、結婚10周年。

絵葉書を送った。
とってもご近所さんなのだけど、たまにはこういう
アナログなお便りも、したくなる。

マリー・ローランサンの「ラッパを持つ少女」を選んだ。
おめでとうのファンファーレの気持ち。

お返事が来た。
ご主人(当時は、彼だネ) との初めてのデートが美術館で
買い求めた絵葉書はピカソの
「ラッパを吹く少年」だったそう。

「不思議なつながりを感じたわ」と、返事にあった。
すごく嬉しかった。


       ☆


とかく色眼鏡で見られがちなローランサンだけど、
作風は初期・晩期を問わず、大好きなんだー。
(そういえば香水やファッションの王道をゆく あの
「シャネル」は、ローランサンに惚れられていたんだよねぇ)

独身時代、ひとりでバイクに乗って 長野県蓼科湖畔の
マリー・ローランサン美術館に行ったりしたっけ。


ほとんどの美術館に併設されている、絵葉書売り場が好き。
気に入った絵があると、同じ絵葉書を何枚も買っておく。
贈ることもできるし、自分でも楽しめるから。














2003年10月08日(水) 音は、海。正夢

一瞬だった。
ピアノから、突然 完成体が ざぶんと私を、飲み込んだ。

完成された 音楽家、芸術家とは、こういう方なのだ・・


熟成しきった音。
スコアに書かれた「音譜」は、青い果実で。
今 私を包むこの感覚は、音譜ではなくまさに「音」。
熟成された「海」。

海はまろやかにどこまでも広がる。

音の海の中に
絵が、見える。

ときにそれは、完成体である音をつむぎ出すピアニストであったり
しかし瞬間、それは消え

吹き上げられては落ちる噴水のきらめきであったり
風に吹かれるままに揺れ、舞うマロニエの葉であったり
誕生日を祝うキャンドルのゆらめきであったり。


ああ、至福の時よ。









ゆうべの夢は、これだったのだ。
ペリドット色にやわらかく輝く大きな波に、包まれる夢。




2003年10月07日(火) 「この世の華」体験

んも、今日は「この世の華」を満喫しちゃったんじゃないかしら
って一日でした。

「ひとり一品持ち寄りパーティ」、実際に体験したのは
初めて。
オシャレなお料理が出来ない私は
きゅうり・なす(なすは自己紹介もかねて?)の ぬか漬けと、
これまた 今年漬けたカリカリ梅をきざんで混ぜた
おにぎりを携えて、さ。

やっぱり恥ずかしかったよぉ。

みなさんのメニューを思い出すままに書いてみよう。


・鶏肉とおマメのトマトソース煮
・洒落たクラッカー(なす家には無縁(^^;))に、
お手製アボガドソースを乗せて。
・人参、ピクルス、アボガドのドレッシングでサラダ
・青菜の茹で加減が絶品のおひたし
・華やか押し寿司
・かぼちゃの煮物は、洋風にバターとコンソメで煮たのですって!

・そして絶妙のタイミングで出て来る焼き立てパンはもちろん
お手製。
・皿しゅうまい。(季節の茸とシャキシャキレンコンの具)
・4時間かかったという栗の渋皮煮
・しそおにぎり
デザートも充実! !
・シナモンの香りがのぼるシフォンケーキはホイップを添えて。
・ヨーグルトとフルーツ。
・ハロウィンだからかぼちゃのお菓子。

・ハーブティーはお庭の贈り物。

あれっ、もっとメニューがあったような・・
でもぱくばく食べるのに夢中で、覚えてないかも!

        ☆




そして世界で活躍するピアニスト、ウララさんのピアノ。
一瞬にして心の全てが、ピアノ色になった。







2003年10月06日(月) えっ? (またまたバイクネタ)

子なすを、おフロに入れていた時
何だか声が、聞こえたような気がしたんだ。
(留守電のメッセージだった)

とうがらしくんが帰宅して
「留守電 はいってんじゃん」と、再生。
バイク屋からの「CR(バイクの車種) 入荷しました」だった。

えっ?
発売って、今月末じゃなかったんだっけ。
もぉ、とうがらしくん眠るどころじゃありません(笑)
気持ちの準備が出来てないしさ。

私は 起きてきた子なすに言う、
「パパに『動揺してるデショ』っていってごらん、喜ぶから」

子なす「ようろう してるでしょ」
とうがらしくん「してるー! ! (^0^)」


とうがらしくんたら動揺のあまり、夜更けに起きだして
バイク屋に見に行ってしまいましたー。
メデタイメデタイ(何が?誰が?わははは)。

明日、納車です。



2003年10月05日(日) 続々登場・2

私、ベアを創っている最中に
次のアイディアが浮かぶってことが よくあります。
そんな時は忘れないうちに、メモ書き(描き) しとくの。

だからノートの欄外や、お買い物メモに使う為の
「裏が白い広告を切った紙」の裏なんかにも 
ベアの絵や素材指定のコメントがちらばっていたり。


パドヴァ・トリオ・ベアを縫っている時に浮かんだのが、
このベア。(っっって、画像がなくちゃ分からないよねぇ)
手を後ろに回し、いたずらっぽく振り返った瞬間を
表現したいな・・と。

クラシック音楽からインスピレーションを受けたとは
言い難いベアですぅ(*⌒。⌒*)
全く繋がりがないスタイル、と言ってもいいかもです。


手を組んだ形が自然に出るよう、パターン(型紙) を刷新。
実は、今まで頭の中にありながら ちょっとメンドイ(面倒くさい) から
創らなかった、カタチ。

このところベーシックスタイルのベアを沢山縫ったので、
反動で色の切り替えをしたり ポーズの凝ったベアを
創りたくなったのかもしれない自分に任せて、製図しました。

私は1ミリを追って製図し、型紙を起こすのが大好き。
パターン補正も、大好き。
頭に思い描いた二次元が、
目の前の現実としての立体三次元になってゆくのが快感なの。







2003年10月04日(土) 続々登場 !

今日、ベビーメモリアルベアの
お届けとなりました。
クリーム色のモヘアです。
表情もクリーミィな子が、できました。

別の子は
グラスアイ(ガラスの目) がドイツから到着するのを
待っています。
もう、ひと月近く 待ってるんだけど・・
輸入資材って、遅れるとハンパじゃなくて。
以前、モヘアを待ちわびて半年ってことも、あったっけ。


これまた別の子なんですが
真っ赤なボディにラメ入りの赤い鼻、
表情はすご〜く明るい、元気なベア
完成してこっちを見てる。

そしてその赤いトマトみたいな子の隣には
真っ白なすらりとした、ベア。
手足のポウ(手のひらや、足の裏の素材) は
グリッター感のあるミニチュアファー、これまた
真っ白。

更にその2体の隣に並べるべく、
「グリーン」にこだわったベアが仕上がり間近。
深いモスグリーンのボディに、手足のポウは
ボンダイブルーを選んで。

そう、「リア国旗」色のベアトリオなんだ !
先般 超至近距離で聴くことができたピアノ・ヴァイオリン・チェロの
「パドヴァ・トリオ」の演奏にイメージを受けての、3体です。













2003年10月03日(金) テディベアへの想い

テディベアを作る・・・創る・・・


この仕事をしていて、よかったと思うことが
多々、ある。



いろんな ひとが いて、

そのひと それぞれの 歴史 が あって、

それを 聞かせてもらったりするのは

とってもとっても、貴重な事だと思うんだ。



依頼してくださる方々は

私に すごく沢山のだいじな事を打ち明けてくださる。

顔も 本名も 住所も しらないのに・・・・

すごく、すごく心の奥深くにある事も、知らせてくださる。


それを思いかみしめて、針を持つ。





なんと言うか、 こころ に寄り添う ベアを

創りたいと日々、思っているけど

やっぱり

ひとりよがりじゃ、出来ないんだなぁ


誰かの声を聞いて

声やメールやお手紙や写真を抱き締めると

ホントにすうすうっと ベアがうまれてくるんだ。



テディベアって 

機械じゃ つくれないんだよ。

きっと。






2003年10月02日(木) お楽しみ・2

来月(11月)オ−プンするショップに
私のベアを置いて頂くことの具体的なお話が固まりつつある。

もう何年も前からお世話になっている
「たまて箱」というショップ。
オーナーさんのご都合で、お店は少しお休みしていたのだけど
目出たく再開の運びとなったんです。

なんとお店の半分のスペースを、私のベアの為に
割いてくださるという。

こりゃエンジン全開だ。(いかにもバイク乗り)

今年の「テディベア・ディ」(10月27日) はお楽しみday! !



2003年10月01日(水) お楽しみ

今、手掛けているテディベアは
正確に言うと・・複数体。という事に、なるのかな。

「一体に じっくりと向かい合いたいので 
 一つずつ仕上げます」

というアーティストの方の記事を拝読した事があり
うん、まったくもって同感。であったのだけど
どうしても、それでは間に合わなくなる時も、ある。

製作スタイルも、ときに 変わるんであります。
ミシン工程だけは、2体・3体分一気に縫うことも。。でも
お顔の製作は 「まとめて いっぺんに」は、絶対しない。
できない。

一体ずつね。

お相手の表情を思い浮かべながら刺しゅうをするし
ベビーメモリアルベアの場合、赤ちゃんの画像を頂くこともしばしば。
それらはプリントして、手元に置き見つめながら縫う。

そうすると、 不思議とベアがこんな事を言っているように
感じるんです。

「○○さん(ご依頼主) のとこに はやく 行きたいなー」

ふふ、ベアの声が聞こえるのも製作のお楽しみの、ひとつ。



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なす子

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