日々是変化...遊丸   
炎の蜃気楼(直高小説、イラスト等)&犬夜叉(弥犬小説、イラスト等)ファンサイト『七変化』の日記
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知床雨情
- 2012年06月07日(木)


こんにちは、今年はゴーヤを育ててみようかと目論んでいる遊丸です。
ずっと前に食べたゴーヤの種を保存していたんですが、
それをプランターに植えたら、ちゃんと芽が出てきまして。
果たして実がなるのかどうか。


さて、先日知床に行ってきました。
懸賞に当たった…とは、前に書いた通りですが、
何の懸賞だったかと言いますと、
サントリーの「金麦と行く。かがやく春の旅」という、
全国12箇所、総計400名に当たる旅の、北海道・知床に当選したのでした。

残念ながら天気が悪かったのですが、写真で旅の様子をお伝えします。



集合場所の女満別空港。
東京は晴れていましたが、こちらはどんより。若干ガスってます。


ミラツアとは違って、ガイドさん付のバス移動なのでラクチン。
まあ、個人旅行とツアー旅行、それぞれ良し悪しがありますけどね。
実は以前、北海道の牧場で2、3ヶ月アルバイトをしたことがあるんですが、
その時以来の北の大地です。
車窓から眺めるこんな何気ない風景にも、ああ北海道だなあと思わず感動してしまうのでした。


最初の見学地は「博物館網走監獄」です。
網走監獄は、明治時代から網走刑務所で実際に使用されていた建物を
移築・修復して保存公開している野外博物館です。


囚人たちが入浴する様子なども、こんな風にリアルに再現されています。
明治時代、北海道開拓のために多くの囚人たちが使役されたようですが、
寒さと過酷な労働ゆえに死亡者が続出したのだそうです。


五翼放射状舎房。
放射状に建てられた五棟の細長い獄舎のうちのひとつ。
明治45年から昭和59年まで実際に網走刑務所で使用されていたそうです。


網走監獄と言えば、楽しいおみやげグッズが有名ですね。
修学旅行生らしき学生がわんさかいて、賑わっていました。


昼食は網走市内のお寿司屋さんで近海寿司のセット。
ホッキ貝(中段一番左)が美味しかったなあ。
あと、意外と芋餅がかなり美味しかった。
黒い軍艦は、タラバガニの卵だそうです。


「ひがしもこと芝桜公園」。
こういう場所って、ほんと、雨の日は写真が映えない。
仕方なしに、カラフルな傘を画面に入れさせてもらいました。


まあでも、雨でも綺麗でしたよ、ちょうど満開で。
この広大な芝桜の七割は花好きの農家の男性が
たった一人で植え付けたというから驚きです。


今夜の宿、「知床プリンスホテル風なみ季」。
ウトロ温泉地区にあります。
ウトロ温泉は1971年開湯の比較的新しい温泉地です。


部屋の窓から見下ろしたオロンコ岩とウトロ港。
翌日はこの港から出る観光船に乗る予定なのですが、天候が心配です。


「金麦と行く」と名が付くからには当然出るわけです、金麦が。
サントリーさん、ありがとう。でも私、ビール飲めなくてごめんなさい;;
相方は金麦が好きなので喜んでいました。
ああ、この写真、できることなら撮り直したい…。


翌日、朝一で観光船に乗る予定だったのですが、
海が荒れているということで、朝一の便は欠航に。
予定を変更して、先に他の観光地を回り、午後の便が出ればそれに乗ることになりました。
写真は、ウトロ地区にある「いるかホテル」。車中から慌てて激写。
実在していたんですね、いるかホテル!(村上春樹氏『羊をめぐる冒険』参照)
HP見ると、どうやらホテルのご主人が村上春樹さんの作品に影響されて名づけたらしいです。


オシンコシンの滝。
間近で見られるので、結構な迫力です。


「知床世界遺産センター」。
ガイドの人が世界遺産に登録されている知床の自然について説明してくれました。
知床は、流氷が接岸するということと、
地形的に山裾と海岸線が隣接しているということが特徴的なのだそうです。
流氷はたくさんのプランクトンをもたらし、
山からは豊富な養分を含んだ水が流れ込み、海が豊かになる。
その豊かな海で育ったサケやマスが、今度は陸へ帰って、
山に棲むクマや猛禽類たちの栄養となる。
そういった海と陸の生態系の相互関係が非常に貴重なものなのだと語ってくれました。


知床五湖にやってきました。
五湖のうち、一湖を回るルートは高架歩道が整備されていて、
そこを1時間弱歩くのですが…、雨が降っている上、霧も出ていますね。


水芭蕉がたくさん生えていました(花は終わった後です)。
水芭蕉はサトイモ科の植物で、クマはこの根っこを掘って食べるのだそうです。
歩道脇に見える鉄線は、クマ避けのために電流が流されています。


遠くから望む一湖。
まあ、これはこれで幻想的な風景…でしょうか。


可愛い子鹿の姿を見ることができました。


霧の中には、更に何頭もの鹿が。


一湖の展望台から。
うーん…霧はますます濃くなるばかりのようで。
知床五湖の辺りはつい十何日か前には雪が30〜40cm積もったとか言っていました。
天候のせいもあり、行った時もかなり寒かったです。
私たちはダウンジャケットを着用していました。


どうやら、この日の知床観光船は全便欠航になってしまったらしく、
「知床自然センター」で、知床の四季を紹介する映像を見ることに。
空から見た映像なんかもあって、目が痛くなるくらい(…)迫力がありました。
↑こんな展示物もあります。


昼食は「知床さいはて市場」で海鮮丼です。
ボタン海老?が甘くてとても美味しかった。


市場ではこんなみやげものも売っています。
今回の旅のバスガイドさん、地元の人のようだったのですが、
この辺りの人は自分で鮭を買うことがないのだと言っていました。
大抵、自分で釣るかもらうかするので、買う必要がないのだとか。


「小清水原生花園」。
オホーツク海とトウフツ湖に挟まれた細長い砂丘に広がる天然の花畑…
なのですが、この時期はあまり花が咲いていませんでした。
もう少し後であれば、一面にハマナスが咲き誇るようです。


辛うじてクロユリが咲いていました。


近くのおみやげ店ではエゾ鹿の毛皮なんかも売っていました。
15000円って、安いですね。
知床の鹿は増えすぎていて、人の手である程度駆除しているそうです。
あと、PUMAならぬKUMAのTシャツとかありました(クマのイラスト付)。


まだ時間が余っているので、本来予定には入っていませんでしたが、
網走の天都山にある「オホーツク流氷館」にやってきました。
ツアー客がたくさん来る観光地なので、
こういった天候不順の日のための施設も充実しているんですね。


展示されているのは本物の流氷です。触ることもできます。
オホーツク海沿岸は流氷がやってくる最南端。
ロシアのアムール川から大量の真水が流れ込んだところに、
冷たいシベリアおろしが吹き込むことによって流氷が生まれるのだそうです。


クリオネも展示されていました。
うまく撮れなかった…。


網走駅に到着して今回の旅は終了。
バスはこの後女満別空港まで行くので、本当は空港まで乗っていく予定でしたが、
帰りの便にはまだ早いので、私たちはここで降りることにしました。
写真はお世話になったバスガイドさんと、
サントリーが旅の手配を委託しているJTBの添乗員さん&アシスタントさん。
天候不順で予定変更がありましたが、手際がよくてびっくりしました。
あいにくの天気でしたが、充分楽しめました。ありがとうございました。
そしてサントリーさん、美味しい旅、ごちそうさまでした!


さて私たちは、網走駅からJR石北本線に乗って女満別駅にやってきました。


幸いこの頃は雨は止んでいました。
網走湖を眺めながら少し歩いて、日帰り温泉の入れるホテルへ向かいます。


「ホテル山水」に到着。
日帰り入浴がなんと390円という安さ。普通の銭湯より安い…。


ぬるめの露天風呂に浸かりながら、北海道の曇り空を眺めてしばしぼーっとしていました。
北海道って、やっぱりいいですね。広大で、自然の恵に溢れていて…。
流氷の話をいっぱい聞いたので、なんだか流氷が見たくなってしまいました。
砕氷船とか乗ってみたい。
よし、今度は冬のオホーツクの旅を当てて、流氷を見に来ることにしよう(笑)。


おしまい。
松本のミラツアレポートは今作成中です。
あ、もうひと月以上経ってしまった…。


...




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