おおみち礼治のてくてく日記
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2011年12月18日(日) 事故収束?

 事故収束って、そんなバカなと思うけれども、そう言い切ってしまったのは、事実がどうかではなく――実際、原発の近くに住んでいた人にすら、行政は情報をまったく出さなかった。その辺は体験談などを見ると驚くほどそうなので、行政の怠慢とか何とかと言うより、行政とはそういうものと思って間違いない。

 自分で情報を集め、判断し、果敢に行動しなくては、命が危うい。「行政に見捨てられた」と憤りをあらわにする人もいるが、行政は最初から助ける気などないのである。新聞やテレビで言っていたからといって、何の根拠にもならないことも明確になった。これからはネットで発信される体験者の声が貴重な情報源として役立つような気がする。流言やデマに振り回されないよう気を付けなくてはならないが。

 要するに、まだまだ情弱が圧倒的に多いため、事実は別にして「事故収束」と言ってしまった方が国民を混乱させずに済むだろうという判断があったのではないかと。まあ、舐められているというか、バカだと思われているんですね。

 たしかに、選挙でしょうもないタレントやスポーツ選手が当選してしまうのだから、やっぱりバカなんだろうけど、大事なのは、そういう世の中を見て自分がどうするかであって、けしからんから変えてやろうとデモをしてシュプレヒコールをあげればいいというものではない。混乱させるだけだ。

 それを受けて、自分はどうするのか。
 外ではなく内にこそ真実がひそんでいるのである。


おおみち礼治 |MAIL

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