女性で、「女性は産む機械」発言を、実際の発言の文脈がどうとか理屈がどうのとは、まったく関係なく、とにかく不愉快なのよっ、と思う人がいることは分かった。
　その不愉快さは、男の私にはよく分からない。

　本人が、言った直後に失言に気がついて、すぐに謝り、その後も謝り続けているのだから、もういいじゃん、と思うのだが、そうではない人もいるのは確かだ。

　そういう人について、とやかく言う気持ちはないのだが、自分で何も調べずにマスコミの要約だけを信じる人以外の、多少は調べて意見を述べる男性のほとんどは、テレビで柳沢氏を攻撃し続ける野党や女性たちに辟易しているといって差し支えないと思う。

　正直、吐き気さえする。

　確かに失言だったが、文脈からして、そんなことを言いたかったわけではないことくらい分かるはず。しかし、相手が何を言いたかったのかまったく理解しようとせず、ひとつの言葉だけ見て勝手に不愉快な気持ちを増幅させ、相手を攻撃しまくる態度は、気持ち悪いとしか言いようがない。

　というか、柳沢氏がどうのではなく、それを攻撃する人自身が「相手が何を言いたかったことかまったく理解しようとせず、ひとつの言葉だけ見て勝手に不愉快な気持ちを増幅させ、相手を攻撃しまくる」という、なかなかたまらん精神性の持ち主なのね、と分かってしまったわけだ。

　野党については立場でしかものを言えないのでは話にならない。
　与党を攻撃すればいいというものではない。ひとりくらい、擁護するというのではなく、中心の話を出来る人はいないのか、と思う。

　おお、およそ１年ぶりの日記だ。(笑)

　さて、柳沢大臣の発言をめぐり、マスコミの印象操作に気がついた人はかなりいるみたいで、わたくしもそのひとりなのですけれども、また、野党は柳沢氏の発言を批判しております。

　印象操作については、マスコミの要約を鵜呑みにするのではなく、自分で発言の全文を調べ、その上で、感想なり意見を言うことを学んだのですが、それからすると、柳沢氏は、文脈からして「女性は産む機械」などとは言っておらんわけです。

　今回は、全文がまだ出ていないのですが、柳沢氏が「２人以上の子どもを持ちたいという健全な希望」と言ったことに対して、「では、２人以上の子どもを持たないのは不健全といいたいのか」と、野党が言っているのだけど…。

　女性がどう感じるか分かりませんよ。
　もちろん、女性と一言で言ったって、いろいろな意見があると思うのですが。

　でも、これは、さすがに、いいがかりですよねえ。
　柳沢氏は、ごく普通に、誠実に話をしただけだと思いますよ。

　白といったからといって、では白でないものはすべて黒だというのか、などという発想がどこから来るのか分かりませんが、勝手に勘違いして勝手に怒ってこられたのでは、始末に困りますね。

　はたして勘違いする方が悪いのか、勘違いさせるようなことを言う方が悪いのか。

　ともかく、いますぐ、具体的な議論に入ってもらいたいわけです。
　マスコミと国民との隙間というか遊離がひどく大きなものに感じられます。

おおみち礼治 ｜MAIL

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