おおみち礼治のてくてく日記
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2004年02月24日(火) ●未来予測TV●原価

●未来予測TV
 空飛ぶ自動車。何か不思議な力で、UFOのように空を自由自在に飛び回るということではなく、ヘリと同じような理屈でプロペラで空に浮かび、プロペラで前に進むのですね。イスラエルで開発されているというエックスホークは、ヘリの免許を持っていれば運転できるように作っているということだったから、自動車というよりヘリコプターなんだよね。
 車の免許くらいなら、普通に運動神経なり判断能力があればとれても、ヘリコプターとなると難しそうだ。いや、空飛ぶ自動車が広まったら、AT限定みたく楽にとれるようになるのかもしれないけど。
 しかし、気になるのは、いったいどういう交通法規にすればいいのかということで(笑)、誰も彼もが好き勝手に、いろいろな高度でそこらじゅうを飛び回ったら危なくってしょうがない。
 救急車のような緊急車両や、観光用に地域を限定して専任スタッフが運転できるとか、それくらいで、いまの自動車のように一般の人が簡単に持てるようになるとは考えにくい。一般人が乗るすべての空飛ぶ自動車を管制塔が管理するというわけにもいかないだろうしねぇ。

 エア・カー。圧縮空気でエンジンを動かして走るという。
 これは大変なことだ。
 だって、空気で車が動く、つまり動力になるのならそこから電気を作ることもできるわけで、そうであるなら、お金を払って電気を買う必要がなくなる。原料は空気だから、どこにでもあるし、無料だし、環境問題もなく、9000リットルの圧縮空気を充填するのに1ユーロ(130円)でOKというが、圧縮空気を作るのも空気エンジンに任せれば、これはもうコスト不要の永久機関になる。
 しかし、爆発的に広まることは多分ない。なぜなら、石油会社が困る。石油産油国が困る。油田を持っている世界の金持ちが困る。彼らが、この流れをさえぎろうと動くことは想像に難くない。庶民としては、たとえば10万円くらいで一家の生活に充分なエネルギーを生み出す空気エンジンが発売されたら嬉しいけれども、(お金にならないから)技術的に可能でもそれを許さない勢力がある以上、難しいだろうね。

 ハゲがなくなる。
 ヘアコンタクトはいいんだけどね。毛母細胞を埋め込むとか、いくら食べても太らない(脂肪ためこみ酵素の抑制)や脂肪から幹細胞を取り出して脂肪といっしょに胸に注射して大きくするとか、これはマズイ、と思う。
 話は違うが、ちょっとまえに韓国でクローン胚から幹細胞の取り出しに成功というニュースがあった。これが進むと、臓器が障害したら幹細胞を注射するか、それとも試験管で臓器を作り出して移植し、完治させることが可能になる。
 一見、いいことのように思えるが、そうなったら、人間は、どうして病気になったのか、障害したのかという自分の原因を真剣に省みなくなり、ますますデタラメするようになる。まあ、これはいまでもそうだけどね。病気になったら病院へ行き、医者にすべて任せればいいという考えだ。
 しかし、それでは何の理解も進歩も向上もないから、ひとつ病気が治っても、また同じことを繰り返す。あわてて付け加えなくてはならないが、病気のつらさはよくわかる。私は、大げさでもなんでもなく、あと半歩で最悪の状態であの世に行っていた。しかし、世界は自分の都合では出来ていなかったのだった。
 タモリが「ハゲ放題!」といっていたけれども、これと同じで食い放題、貧乳放題(笑)、病気し放題で、なぜそうなったのか(という絶対の法則や自分の原因が)分からないで、簡単に結果だけを変えてしまったら、人として成長がない。
 口先ばかり鍛えられた、中身は幼稚なままの人間が、自分の都合(利益)と権利だけを主張し合う世界なんてあまり考えたくない。

 余ったエネルギーが脂肪にならず、ミトコンドリアに供給されつづけたら、エネルギーが有り余って困ってしまう。食べた分だけ消費しなくてはいけないとしたら大変だ。余った分が脂肪になってくれるから、安心して体を休めることも出来るのだともいえる。エネルギーを消費するために始終動き回らなくてはならず、体を休めることができなかったら、それこそ健康に影響が出る。
 それでいいんでしょうか、という話だ。自然な体の働きを人間の勝手な都合にあわせる不自然な処置が、本当に体というか、その人のためになるのかというと決してそうはならない。なにもしなくても、人間はもともと完全完璧に出来あがっている。結果は結果に過ぎないのだから、そこに働きかけても意味はない。自分の原因や、そうなった必然であるところの法則が理解できれば、次は変わるだろう。

●原価
 1年前から言っていたネットショップだけど、3月初旬スタートで目途がついた。扱う商品は、かなりいいもので、しかも定価は抑えられているから、お徳といえると思う。
 ところでテレビを見ていたら、通常2800円が、いまだけ1700円だという化粧品のCMがやっていた。普通、粗利率は30〜40%だから、通常の価格から考えると、原価は1680円〜1960円になる。それを1700円で売るということは、利益は……20円?(^^; って、そんなわけはないので、企業努力で原価を下げたとも考えられるけれども、「いまだけ」ということだから、粗利率を下げて頑張っているのかもしれない。
 しかし、いったい原価いくらなんだろうね? いままで、そんなことを考えたことはなかったのだが、商売をはじめるとこういうことが気になる。
 私の扱う商品ではとてもこんなにまけられない。原価を割り込んでしまう。なにがいいたいのかというと、原価が高いいいものを扱うのだぞ、と自慢したいんですけどね(笑)。
 普通にお店で売っているものは、もちろんピンきりだけれども、ひどいものになると原価は価格の10分の1というものもあるという。大きく宣伝しているものは、どうしても経費がかかるから、そうなってしまうんだよね。テレビで宣伝している商品が粗悪だといっているのではありません。念のため。
 しかし、安くても5000円はしそうな種類のものが、コンビニで500円で売っていたりするが、いったいどういう過程を経て何で出来たものなのか疑問に思うことがある。買う人は、たとえば安いハンバーガーなんかでもそうだけど、これはいったいなん(の肉)なんだ? とは思わないんだろうか……。


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