紅い猫の落とす影 生きた記録|夕方|明け方
大切な人のことを思っているのではなく 自分が悲しいから 「私を寂しがらせないために生きて」 なんだと思う 大切な人が生きていることが 自分の幸せ だから大切な人が死ぬと 自分も死にたくなるんだ 人のためなんて思っていない みんな自分のため 身体中管通して眠っていても それでも生きて欲しい 自分の幸せのために 大切な人の苦しそうな姿を見て それでも自分の幸せを求める奴の気が知れない
毎日毎日違う時間をすごしてきたはずなのに 今の僕には何も残っていない 今まで僕は 何を思って生を受け 何を目指して生きてきた? 無難な道を寄り道もせずに ただ歩いていただけなのではないだろうか 生きてる意味を問うことはあっても 生きてる意味を考えたことは無かったのかもしれない 僕は今、自分のために してあげられることはないのだろうか
傀儡
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