紅い猫の落とす影 生きた記録|夕方|明け方
本当はすごく繊細な君を どうやって守ってあげようか 必死で考えたのです。 君と僕の距離が遠すぎて 何もしてあげられないということがわかりました。
いちいち否定しないでいただきたい。 愚痴は愚痴として聞いてもらえれば結構。 友達だろうが親だろうが 僕のことに口出す権利はない。 非現実的なことが大好きな僕に 現実を突きつけ ああだこうだ言われても ますます現実を否定したくなるだけです。 僕は僕 人と比べないでください。 他人は関係ありません。 僕のことはほっといてほしい。 人に命令されたり指図されるのは 大っ嫌い。
人のために ではなく 自分のために 相手に何かしてあげようと頑張って だけど全て空回りで 僕は誰の何の役にも立たなくて だけどやっぱり愛して欲しくて 僕は何の成長もなく 一生このままで 僕自身もよく解らなくて
とってもとっても我慢して 短い言葉にまとめた ゆっくり話すから ゆっくり僕の口から離れた言葉を ゆっくり聞いて 伝えきれない言葉が僕の中で藻掻きだして 心の中でそっと掻き消す 優しい君へ さようなら
僕は此処から逃げ出せますか? 僕は此処に逃げ込めますか? 僕は何をしたら良いのですか?
本当の僕が縛られているような気がする。 僕は誰よりも寂しがり屋なのに だけど僕は上手く表現出来ないから みんな僕を独りにする。 仲間はずれのような虐めではなく みんな気を使って独りにさせてくれる。 みんなの優しさは 僕にとっては苦しくて。 僕は他人の優しさにも素直に喜べず いつも自分のことしかなくて。 僕の中で僕は 世界でいちばん可哀想で 世界でいちばん可愛くて。 ごめんね いつも「僕が、僕が・・・」って。 だけど僕を独りにしないで。 寂しいのは辛いから。 独りで居るのは怖いから。
傀儡
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