紅い猫の落とす影 生きた記録|夕方|明け方
大声をあげて 泣き叫びたかったのです でも人様みご迷惑をかけてはいけません。 だから僕は 誰にも聞こえないように 口を押さえながら泣きました。 やっぱり僕は良い子です。
僕の思考を書き記した。 間違っていることや いままで犯した罪の 覚えていること全てに 恥ずかしかったこと 楽しかったこと 嬉しかったこと あと最近の覚えている天気 などなど。 さてこれどうするつもりだったのでしょう。 便箋7枚無駄。 封筒4枚入りの便箋8枚入りで 封筒3枚も余ってしまいました。 ・・・どうするかな。
消えてしまいたいと いつも叫んでいる僕の心 だけど 生きていることを大切に思い 生きていると感じていれば 乗り越えられるほどのことなのだろう だって僕は そうやって今まで生きてきたのだから 明日もまたお元気で・・・
人の温かさに慣れてしまった。 僕は人の暖かさも 優しさも 全く分からない。 麻痺した感覚を元に戻すには? それは居心地の良い今の世界から訣別し ひとりになればきっと 人の有り難みがわかるのでしょう。 そんな勇気はないのですが・・・。
解放希望
人の目を気にしながら 一生懸命時の流れについていく僕 どんなに我が侭を言っても みんなは君のことが好きで いつもたくさんの人が 君の味方で居てくれる 僕はみんなの心の中が気になって いつも嫌われないように気を使う みんながどう思っているかなんて全くわからない 君のように生きていきたい 君が羨ましくて 君が憎らしくて だから・・・ ごめんね。
その人が内側から頭を叩きます。 その人がナイフのような尖った物で 僕の頭を突きます。 たまに話しかけてきますが無視です。 かまってられません。 どうせ僕自身なんだから・・・。 でもその人のせいで眠れません。 頭が痛みます。 胃が痛いです。 どうにか治らないものでしょうか。 薬を飲んで眠ります。 おやすみなさい
一週間に日曜日しか休みがなかった だからもっと休みが欲しいと思った 第二、第四土曜日が休みになった 最初はとても嬉しかった でもだんだん休みだということに慣れてきて 土曜日全部休みにならないかと思うようになった 土曜日が全休になり週休二日制になった 最初はとても嬉しかった でもそれも慣れてくると もっと休みが欲しいと思うようになった 人間とは欲深いものです 不幸なことなどなければ良いと思うが 不幸な日がないと人は幸せを感じられない 幸せも慣れてしまうと普通のこと 今度はそれ以上のものを望む では不幸な日しかなくなってしまったら 人間はどうなるのでしょうか
机 椅子 ノート コップ ペン 人 他・・・ 本当に存在していますか? 目に見えないモノ 本当に存在していないのですか?
今見える空は この世界の未来を暗示ているような 灰色で薄暗いけれど そこより高い所に行けば 海の青より綺麗な青の 大好きなおてんとさまが きっと僕らを待っていてくれているから。 ね。
どうしてそんなにおめめがまっかなの? さびしいから? かなしいから? ぼくといっしょだね。 ぼくがそばにいてあげるね。 ぼくがおともだちになってあげる。 だからなかないでね。 うさぎさんのまわりにひとがいっぱい。 かわいいっていわれて だっこしてもらって あたまなでてもらって かまってもらってて・・・。 うらぎりもの。 どこもさみしいことなんてないじゃないか。 ぼくとおそろいにしてあげる。 うさぎさんうさぎさん おみみがながすぎます。 すこ〜しおみみをみじかくしましょ。 うさぎさんうさぎさん からだのけがふわふわ。 すべてなくしてしまいましょ。 うさぎさんうさぎさん そのまっかなおめめがきになります。 さみしくないのになかないで。 どうじょうをひくよおなことしないで。 おめめをくりぬきましょ。 ほらぼくとそっくり。 だいじょぶだよ。 ぼくはずっとそばにいてあげる。 おみみなくてなにもきこえなくても おめめがなくてなにもみえなくても さみしくないでしょ? おみみがなくてなにもきこえないから おめめがなくてなにもみえないから こわくないでしょ?
僕はいつも弱いモノに手を出す 君があまりに素直に涙を流すから 僕は過去の罪をわざと忘れて また同じ事を繰り返す 世間では 「悪い」と言われる事 でも君の頼みじゃ断れないから 神様 どうか僕の悪事をお許し下さい
楽しまなきゃ 笑わなきゃ しっかりしなきゃ ホラ またあの人が心配そうな顔してる 僕は人に心配なんてされちゃいけない 僕は人に迷惑かけちゃいけない 僕にはそんな資格ないんだよ 僕は何も出来ない いつでも劣等者 だからせめてしっかり生きなきゃ それくらい出来るでしょ?
「あの人何が楽しくて生きてるんだろう。」 その笑われた人は まぁ少しおとなしそうで 良い学校出てそうなかんじの人だったのですが その人も知らない人に笑われたくはないでしょう。 僕も誰かにそう言われてるのかなぁ? 「何が楽しくて生きてるの?」 そう聞かれたらちゃんと答えられる? 僕は・・・
どうしても空想の世界に逃げてしまう。 そこは僕の嫌いなモノなどひとつもない。 僕に逆らう奴も 僕を嫌う奴も。 でもどんなに素敵な世界も 結局所詮妄想で 僕はそこでは生きられるはずがない。 僕は現実で嫌いなモノにまみれて生きていく。 わずかな隙間から息して・・・。 空想の世界は 僕の大好きな空がくすんでる。 本物はあんなに綺麗なのにね。 クウソウハクウソウ
ズカズカと入り込もうとするんだもん。 だから僕の脳は君を 「嫌い」 と認識し 切り捨てるように命令した。 君はショックだった? それともどうでも良かった? 僕は君が居なくなっても 全く悲しくない。 それより 僕の前だけでなく 存在自体 この世界から無くなればいいのに って思ってるよ。 消えてくれないかな。
傀儡
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