紅い猫の落とす影 生きた記録|夕方|明け方
誰も迎えになんて来てくれない。 いつもいつも待っているのに・・・。 そう 僕はいつも待って居るんだけ。 向かっていこうなんてしようとしない。 だから誰も僕のことなんて知らない。
僕たちは過去を忘れる。 楽しかったことも 嬉しかったことも 悲しかったことも 苦しかったことも 全部・・・。 いつまでも過去に生きていてはいけない。 未来を生きる者には 過去はいらない。 そんなことないよね。 過去があるから 未来で生きることが出来るんだよね。 じゃぁなんで僕たちは 大切なことを忘れてしまうんだろう。
ぼくはもういくところがないから ここいがいどこにもいけない みんなぼくがきらいなんだよ みんなぼくをのけものにするんだ どうして? ぼくなにもしてないよ だれかぼくのことすきになって
今日の犯した過ちを数えてみた。 たくさんたくさん過ちを犯しているのに 許してくれる人は誰も居ない。 僕はたくさんたくさん苦しんで いつかその過ちを忘れて 同じ過ちを繰り返して・・・
ハハハハハ みんなが僕を笑う。 何もしてないのに。 みんなが僕を笑う。 だから僕も笑ってやった。 ハハハハハ クスクスクスクス ハハハハハ ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ 僕を笑うな
「よかったね。」 と言いながら 実はすごく妬ましい。 最低。
確かに抜いたはずなのに 何故かチクチクと痛み 僕の涙腺を刺激する 僕はその痛みに耐えられず 少しでも忘れるために 自ら体に刃物を向けて 血液を流す でも血液はすぐに止まり 新たな傷が 僕の胸に棘を刺す そして また僕はその痛みに耐えられず 新たな傷を体に刻む こうして僕は いつまでも 生き続ける 胸に棘を刺したまま
空が青いのは僕のせいじゃないのにね。 今日は空さえ僕を見捨てた。 お日様 早く僕を照らして 暗くて前が見えなくて泣きそうだから そして僕を空に連れて行って 消して
嬉しくて 悲しくて 寂しくて 感情が僕を操って 僕はたくさん笑い たくさん泣いた 君は言っていたね 自分が死んでも誰も悲しんでなんかくれないって 僕は悲しいよ 君が居なくなったら寂しいから だから此処にいて ね? あなたは僕が死んだら悲しんでくれますか?
儚い希望を抱く そしてほら 僕は独りになる
いつもいつも 毎日泣きたいのを我慢して 一生懸命頑張っているのに 誰にも分かってもらえなくて 周りはもっと上を目指していて 周りはもっと上を求めていて 争いごとばかりで 死んでしまいたい 大好きな人たちが側にいて 楽しく時を過ごす みんなが笑っていて 僕も笑っていて たまに喧嘩もするけれど 時がいつも通りに過ぎてゆき 時は僕を素直にさせて 時は君を素直にさせる すぐにいつもの君に戻り すぐにいつもの僕に戻る 生きたい
今日もいつの間にか過ぎてゆく。 明日も明後日も。 そしてすぐに大人になってしまうんだ。 永遠に子供だなんてあり得ない。 あとわずかにしか残っていない子供の僕。 どうやって過ごそうと僕の勝手。 僕は自分というものをしっかり見つけて 自分を失わない 素敵な大人になりたい。
汚い僕の心が少し洗われるような気がする。 毎日違う形をして 気分屋で 気に入らないことがあると すぐに臍を曲げて 生物を困らせる そんな奴だけどいつも僕を慰めてくれる。 地上を見ると 何故か寂しくなる。 毎日違う形をして 気分屋の奴だけど いつも僕を苦しめるんだ。
僕の身体を傷つけると血液というものが流れるんだよ。
も ん で ?
噛みつきません。 吠えたりもしません。 良い子にします。 だから僕の頭を撫でて。 僕を抱きしめて。 「愛してる」と囁いて。
好きではいられない 今にも溢れ出しそうだから せめて君の夢路をたどり この想いを静めよう
自由を求め 外の世界に憧れる うまく籠から逃げ出して やっと自由を手に入れた でも満足感は少しの間だけ 自由が毎日続けばただの日常になる どんどん欲が出て もっと自由が欲しくなる 感情のあるものは何だって欲張りだから 欲求が満たされることなんてない 僕の心も満たされない
君のこの一言に僕は酷く傷つきました。 自己規制 しようと思うほど実行されなくて 結局切ってしまう。 君に僕の苦しみが解りますか? 僕は僕のことを嫌いな人は嫌いです。 そう思わないと寂しくて寂しくて 耐えられなくなるから。 君のことも嫌いにならなきゃ。
みんなと似たような服を着て
何も求めるモノもなく
人を嫌いになるのは辛い。
もう忘れてしまった あのときは不思議だったもの 今では何の疑問も持たない あの感情 わざと忘れたもの いつの間にか忘れてしまったもの 今まだわずかに残っている子供の心も きっと時と中に置き去りにしてしまう いつまでも忘れずにいたい 今持っている感情も忘れてしまった感情も 忘れてしまわなければ大人になれないのですか? だったら僕は大人になんてなりたくない
何もない空をただ見上げ 君のことを考える。 涙が流れ空が滲んで 壊れてしまっても それでも君には会えないんだね。
傀儡
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