紅い猫の落とす影 生きた記録|夕方|明け方
走ったり テレビを見たり 音楽聞いたり 笑ったり 怒ったり 御飯を食べたり お風呂に入ったり 僕にとってはいつもしていることで 何も難しいことなんてない でも出来ない人だっている 僕はやっぱり恵まれているのでしょうか
偽物の世界に浸る。 本当の星は輝く街明かりに隠れ 本当の世界は人間の愚かさに怯える。 落ち着かない 落ち着けない 本当の世界が息苦しくて 心の中に作る偽物の世界に飲み込まれる。 僕だけが知っている 僕だけの世界。
いろんな角度から見たいのです。 あるモノを見てしまうより そのモノがどういう形をしているのか 想像したいのです。 狭い視界であるモノを眺めるより 広い視界でそのモノを眺めたいのです。 生きているんです。 「生きる」ということを もっと大きなモノとして考えたいのです。
空があるから地面があって
「殺す勇気なんてないくせに」
未来なんて誰にも分からない。
汚い大人 そんな奴らに汚された 汚い子供 そんな人間に汚された 汚い自然 汚い空気 こんな所に置き去りにした神様のことを 僕は酷く憎んでいる だけど神様はたまにプレゼントをくれる 神様の機嫌が良い日にだけ 西の彼方に浮かんだ太陽が 空を真っ赤に染め彩雲を作ってくれる それを見ると僕は少しだけ 此処が好きになる
その美しい手で僕の首を絞めて そのナイフで僕を刺して 僕が初めてその手を汚すんだ
だから殺してあげたいと思いました。 いけませんか? あなたが望んだのに どうして軽蔑するのですか?
切っても心の傷が癒せるわけではない。
誰も認めてくれない 一生懸命自分の存在を訴えても 誰も気付いてくれない 僕はこのまま誰にも必要とされずに 死んでゆくのですか?
生きてるだけで価値がある
僕の脳裏に浮かび上がる 君に傷つけられて 君に励まされた 短い夢幻
生きていると信じてたのに 生きることを否定されたら 僕は何のために生まれてきたのだろう
後は死んで逝くだけ。
雲は白い 林檎は赤くて 蜜柑は橙色で バナナは黄色い 葉は緑で 幹は茶色 そんなの誰が決めたの? 赤い空だっていいじゃない。 黒い雲だっていいじゃない。 自分の思い込みを人に押しつけるな
過去は消せません。
流れゆく鮮血を見て
僕は何をしたら良いのですか? 僕は何をしたいのですか? 僕の見つめる未来に 絶望という言葉が映し出される。
君の美しい歌声が悲鳴に変わるとき
寂しさだけが残ったこの場所で ただ立ち尽くすことしかできない もしも神様が居るのなら もしも僕の願いを叶えてくれるなら お願いします あの人と出会った記憶を 全て取り去ってください。 僕を苦しめないで・・・
君は去ってしまうのですね。 僕が助けてあげたかった。 君がぼろぼろになってしまったなら 僕が優しく包んであげたのに。 君が辛くて泣いてしまうなら 僕も一緒に泣いてあげられるのに。 でも君に僕は必要ないんだね。 淋しくて 悲しくて 壊れそうです。 君に届かないこの想いに 押し潰されそうです。
なのに人と違うことしていると 変 と言われる。 変って何? どうしてあなたは変じゃないと言い切れるのですか? 僕から見ればみんな変です。
何故生きる意味なんてあると思うの?
死ぬことが怖いですか?
空に助けを求めた でも空は何もしてくれない 吸い込まれそうな青さが 余計に僕を淋しくさせた いっそこのまま吸い込まれて 消えてしまえばいいのに
ナイフは傷つけるものですか?
邪魔な奴が多い。
愛して欲しい と呟く。 僕が愛しているよ。 殺してしまいたいほど。 傷つけてしまいたいほど。 狂おしいほど君が好きなのに どうして伝わらないの? 泣かないで。。。 僕が側にいるから。
傀儡
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