こちゅじゃんラブ♪な友人A、B2名と、ちょなんラブ♪なワタクシ1名。 計3名の渦巻く野望ががっちり融合し、はんりゅうブームに真っ向から背を向けて行ってきましたカンコクへ。
とにかく成田にだけは遅れずに来い! と何回も三回も念を押されたウスラぼんやりのワタクシが約束30分前に成田入り。 これが災いしたのか気流に巻き込まれまくりの揺れまくり飛行機でヘロヘロになりながらもなんとかブジに夕方着。 折しもスゲー寒波到来とのことで気温は既に零度。ワタクシの一体どこがいけなかったの?的キモチに。
しかしそこは切り替えの早いワタクシ。 「ねーねー、零度って韓国語でヨンドって言うんだよ、チョナンで言ってたよ♪」と喜々として話すも A、B脳内はこれから行く屋台のコトで一杯で誰もなんも聞いちゃいねーと。
そんなこんなでとにかく寒いので出かける時にはセーター着込んでロングダウンにマフラー&帽子と 防寒対策バッチリの見た目まんまボンレスハム3本が繰り広げる 怒濤のカンコク飲み食い倒れツアーはじまりはじまりー。
〈1日目〉
※夕食(カンコク人の友人に案内してもらって、屋台へ) ・焼酎 チャミスル(正しい発音じゃないかも)注文。 吹きっさらしの道パタにビニールで囲われただけの屋台。まずは飲むべ!飲んで暖まるべ! カンコクではショットで飲む。辛いモノと相性バツグン。 ・わかめスープ 席につくなりすぐ出てきた。スープが入ったデカどんぶり1個ドン☆それに人数分のスプーンが入れてあり、 そこから直に皆ですする。スープは言わばオヒヤ的感覚?そしてドンブリは箸置き替わり?暖かくて旨くてシミル。 ・キムチ 待ってました!本場のキムチ。ものすごく旨い。びっくりするほど旨い。3回ぐらいオカワリした。 この屋台のキムチは、この旅一番の旨さだった。 ・焼き物いろいろ イカやらエビやらを、オバチャンがガッガッと鉄板で焼いてくれる。辛い味噌を付けて頂く。 ちょっと硬かった。キャンプ飯って雰囲気。 ・のりまき 見た目は日本のモノと変わらず。巻いてあるのはもちろんカンコク海苔。 具は卵とかこちらも変わりないが、黄色いタクアンが入っていて面白い。海苔の塩とタクアンの甘さが美味。 ・トッポギ 甘辛いタレにからめて熱々を頂く。もちもちしててダイスキ♪ 日本にあるカンコク食材店でもよく買っていたが、本場のトッポギはデカかった。 ・スンデ なんかの腸詰めみたいなのを煮込んだもの?ニオイが苦手で食べられなかった。 スンデ専門のお店があるそうで、そこのはオイシイけど、屋台のモノはイマイチらしい。
※夜食(ホテルに戻る前にコンビニで購入) ・ビール、百歳酒 まだ飲むし。カンコクビールは軽くて?飲みやすかった。 やっぱビールは瓶でしょ!と買っていったものの、部屋にはセンヌキが無くて呆然。 くろなぎさんのように華麗に歯で開けることも出来ないのでフロントに電話して借りようとしてる間に Aがドアの金具のところに引っかけて開けていた。呑兵衛ヂカラ恐るべし。 このワザはA、Bともに完璧に取得。しかも回を重ねるごとに上手くなっていった。 両者とも敵に回したくないタイプ。 ・おにぎり カルビおにぎりとか。こちらももちろんカンコク海苔。 ・あんぱん フツーのあんぱん。これが超美味。パン好きのワタクシにとって、この旅でかかせない存在となる。 夜食に半分朝食に半分と、旅の間1日1ケは必ず買って食べてた。 ・カンコク銘菓? 餅米粉?を揚げて?砂糖をまぶしたカイコのまゆみたいな形のフワっとカワイイお菓子。噛むとモチモチした食感。 ホテルの周りには餅や餅菓子専門店がたくさんあって、カンコク友人がそこで買ってくれた。 中でも道路の角にある大きなお店はホテルへ戻ってくる目印となり、 そこに並べられた餅を見ると「帰ってきたー」って感じがして、ワタシ達にとって第二のオウチのような存在に。
屋台は2件ハシゴ。若者からおじさんまでお客さんはいろいろ。 仕切りのおばちゃんはとにかくパワフル。 これは屋台に限らず、旅行中に行ったドコの店でもみんな元気で肝っ玉かあちゃん系だった。
1軒目のあと、車でソウルタワーらしきものの付近の山へ夜景を見に行くが 山道凍結のため入場禁止。ザンネン。
〈2日目〉
※朝食 ・部屋であんぱん半分。ホテルの喫茶店へ行ってコーヒー。 喫茶店にはもちろんブレンドもアメリカンもあるけれど、カンコクでいうコーヒーはミルク入りの甘いものが主流らしい? デパートに行った時にカンコク友人がゴチソウしてくれた自販機の紙コップ入りコーヒーや 日本で韓国料理店に行った時、最後にオマケで出してくださるコーヒーは最初からミルクも砂糖もたっぷり。 普段はブラック派だけど、でもこれを飲むとなんか懐かしくてホッとする、そんな感じの甘さ加減。
※昼食 ・超高級焼肉店 安くてウマイ焼き肉が食べたい!とカンコク友人にリクエスト。 しかし肝心カナメの「安い」が伝わらなかったようで、着いたところはソウルNo.1!って感じの店。 よんさまやらこいずみさんやらが来たところらしく、会計の時は目ん玉飛び出た。 しかしホントに美味。キムチもうまい。牡蠣の入ったカライの(キムチの一種?)もウマイ。 お肉を葉っぱで巻いて辛味噌をつけて頂くんだけど、この葉っぱの他に、 白菜を少し茹でてシンナリさせたものがあって、それで巻いたらまたウマイ! これは新発見。ご家庭でもコッ!って感じです。 あと、味噌チゲもうまかった。スプーンこそ入ってなかったけど、相変わらず2〜3人で直に頂く。
※オヤツ ・路面店がたくさん並ぶ通りをブラブラ。 ここでポンテギ初体験!紙コップにザラーっと入ってて楊枝でつつく。 見た目まんまムシ。しかし味はエビ?これは結構イケルかもと思ったけど、 2〜3ケ食べているうちに独特の油っこさがキツクなって後味悪くて残した。ゴメンナサイ。 あと名称フメイの小指の先くらいの巻貝も初体験。中身をチュッと吸って頂く。磯のかほり。
・ホットドック これを頂くのはこの旅のワタクシメインイベントの一つ。 チョナンが歌ったりタップしてたあのステージがあるデパート。 そのすぐ側の出店でポテトがいっぱいくっついた岩みたいなホットドック購入。 ちょっと油がまわってる感じ。そんであまりのデカさにこれまた2〜3口でキブアップ。 でも、ホットドック片手にチョナンポーズを決めて撮ってもらった写真は、この旅一番のウレシイ顔してました。
・健康茶 カンコク友人と別れていったんホテルに戻り、体勢立て直して健康茶のお店へ。 鳥が放し飼いにされているとガイドブックに載っていたので目をつけていたところ。 ちょっと古風で隠れ家みたいな無国籍で不思議な空間。 2階だと鳥が飛んでくるらしいのだが残念ながら通されたのは1階。 でも周りにはカゴやケースに入っているけどリスやらカエルやら色んなイキモノがいて楽しい。 しょうが茶を頂く。あったかあまからくてシミル。A、Bは5種類くらいの何か(失念)が入ったものを注文。 これが色が真っ赤で冷たかったのでビックリ。アセロラジュースみたいでさっぱりと美味。
実はここへ辿りつくまでに2度迷って、2度とも地元の青年に助けられた。 道ぱたで3人で地図とニラメッコしてたら、青年がスッと来て「どうしましたか?」と日本語で声をかけてくれた。 地図を見て一生懸命丁寧に教えてくださる。そうして店の近くまでは来られたが、なかなか店が見つからない。 そこで今度はこちらから、近くを歩いていた青年に訪ねてみた。が、地図を見てもわからないらしい。 するとすぐ店に電話。おいでおいでと手招きされて電話のナビを聞きながら、私達を店の前まで連れて行ってくれた。 カンコクの方はみんな親切だと、今回カンコク旅行2度目のAから聞いてはいたけど、ほんとに優しい。そして紳士。 なんたって去り際がスッとサワヤカなのには驚いた。 2人とも、こちらが「テダニカムサハムニダ〜」って頭を下げているうちに「じゃっ」って感じで去る。 思わずこっちから「せめてお名前を〜」って言いたくなっちゃう。 このメンツをナンパしようとは誰も思わないんだろうけど、チャラチャラと余計なコト言わないっていうか イヤな顔ひとつせず自然にさりげなく助けてくれてハニカミ笑顔でスッと立ち去る。感動&感激。
※夕飯 ・ホテルそばのお店で海鮮ナベ&焼酎。 最初マッコリを注文したら、おばちゃんいったん奥に引っ込んでおサイフ持ってきて ちょっとそこらで買ってくらぁっ!てなことを言うもんだから申し訳ないので焼酎に変更。 マッコリは各店で自家製のものを出すらしく、ドコででも飲めるものではナイらしい。 鍋美味。海鮮ダシがシミル。ここのおばちゃんもパワフル。そして鍋は野菜フル。 カンコク料理ってキムチをはじめ、ホントに野菜をふんだんに摂れる作りだなぁと改めて思う。
※夜食 ・ビール、貝とかの缶詰(コンビニ) ・のりまき、トースト(出店) キムチが入ってるらしい真っ赤なチヂミが出店にあってすごく美味しそうだったけど 昼間の豪遊で一気に食費ビンボーになったのでガマンする。 でもトーストはものすごくソソられたので1枚購入。3人で分け合う(涙) ちょっと卵をつけて鉄板でバター焼きにして砂糖とハチミツをかけた食パン。ただそれだけなんだけど旨かった。 若い夫婦がセッセと焼いてて、それがなんだか微笑ましくて その感じが味に伝わっているみたいに優しくてあったかい旨さ。
〈3日目〉
※朝食 ・昨日の夜食の残り、ルームサービスでコーヒー
※昼食(Aが前回行って気に入ったというお店へ) ・マッコリ やっと会えたねマッコリ。も、うまーい!!! さすが自家製。しかも作りたて!日本でもたまにパック入りを買うけど新鮮さが全然違う。 ドブロクみたいで甘くてちょっと酸味もあって、発酵してるからか、ほんの少しシュワっと感あり。 ・プルコギ ・石焼きビビンパ ・ユッケ ユッケには梨の千切りがたっぷり。そのせいか肉もとても軟らかくて美味。 時期じゃないと日本ではリンゴなどで代用するけど、カンコクでは梨年中無休。ビニールハウスで栽培するらしい。 梨の絵が描いてあるダンボールを飲食店街のあちこちで見かけた。
※夕食(ここも前回Aが行ったお店) ・かに鍋 ・タコの刺身 「どっち」で放送されていた足の長いタコ? 食べやすいように細かく切られていたけど、ずっとウニウニ動いていて吸盤も強烈。 ホントは半分生きてるものを食べるってのは嫌いなので、頼んだ以上はキチンと頂こうという義務感で一杯になり 味はあんまりわからなかった。辛味噌をつけて頂く。
ここに行くまで迷いに迷ってタイヘンだった。前回来たのは3年前のことらしくAの記憶があやふやに。 貴金属、メガネ、時計店なら日本語が通じるハズとの情報を頼りに、時計屋さんに飛び込む。 ご主人日本語バッチリ☆しかし地図を見てもわからないらしく、即座にお店に電話。 ほどなく、お店のママさんが迎えに来てくれた!もうビックリ。時計屋のご主人もニコニコ。みんなほんとに暖かい。
※オヤツ ・タイヤキ(フナヤキ) これまた絶対食べようと楽しみにしていたワタクシメインイベントのひとつ! ホテルで一休み&少し帰り支度をして夜の街に繰り出す。そこの出店で購入。 雪がちらつく道パタで熱々を頂く。モチモチしててウマイうまい!!! でも2ケで1000ウォン。ホテルに戻ってチョンマルブック確認すると4ケで・・・とか書いてある。 もしかしてボラれちゃった?しょぼん。
この街には、あんあん掲載のつよちが行ったお店があるので地図を頼りに行ってみる。 誌面で見る限りちょっと高級そうだったので、中には入らず 「ここをつよちが歩いたのかなー」とか想像しながらお店の前まで行くのが目的。 しかし店付近まできたものの、地図(しかも日本語表記)ページしか持っていかなかったため どの店が目的の店なのかワカランことに。 看板を見てもハングルが読めないし、袋小路が入りくんでいてモーテル(英語表記)なんかもあって なんか心細くなってきたので、ちょうどそばを通りかかったオジサマに訪ねる。 しかしなんせ日本語表記地図。やっぱりわからないらしい。するとオジサマ目の前の店にサッと入る。 「ここがそうなの?」と思いきや、オジサマってば他店の従業員さんに目的の店はドコ?と聞いてくれていたのだ。 すると従業員さんがパッと出てきてアチラですよ〜と笑顔で教えてくれた。オジサマもあっちだって〜とニコニコ。 それでもちょっと不安な顔をしてしまったら、「んじゃ、一緒に行っか」って感じで店の前まで連れていってくれた。 他店の従業員さんは私達が角を曲がるまでお見送りしてくれていた。 お店はライトアップされてすごくすごく素敵なところだった。ちょっと写真を撮らせていただく。 するとさっきのオジサマが「オレが探していたのもこの店だったよハハハー」って感じで戻ってきた。 そしてお店に入っていきドアを開けて「ホラおいで」と手招きする。 でも入るわけにはいかないので(ビンボーがにくい) 思いっきり日本語で「中には入らないんです」って言いながら手を横に振った。 オジサマは不思議そうな顔をして中に入った。が、またすぐドアから顔を出して「おいでおいで」する。 さっきの日本語やっぱ通じず(あたりまえ)。 とにかく感謝の思いを込めて深く何度も頭を下げて、そしてダッシュで逃げた。 先ほどの他店さんの前もダッシュ。たいへんお騒がせいたしました。 オジサマほんとにありがとう。
※夜食 ・徹夜で荷物整理して小腹がすいたので、常備食あんぱん半分食べる。 ・ビールもやっぱり飲む。 ・A、Bは昼間まっくで買ったプルコギバーガー食べる。旨かったらしい。
〈最終日〉
※朝食 ・ホテルの喫茶店でフレンチトースト、コーヒー とうとう帰るのかーと、3人でしみじみ。 この喫茶店含め、ホテルの人たちはとても気さくでイイ人たちだった。 パック旅行のCランクで来ていたので正直ホテルに期待はしていなかったけど、部屋も広いしとても快適だった。 お世話になりました。
何度か行き来した、ところどころ凍結していたハンガンとも今日でお別れ。 空港へ行く前にキムチセンターへ。
※試食(キムチセンター:お土産屋さん) ・キムチやらチャンジャやら すげーうまい。でも屋台のキムチがやっぱり1番かな。 チャンジャが感動的にうまかったので買って帰る。でもウチで食べたらしょっぱかった。がっかり。
※昼食(空港、機内) ・ビビンパ うーん。まあまあかな。 ・機内食 あなごのチラシ寿司。酢飯がクタビレたカラダにシミた。旨かった。 ちなみに来る時も機内食が出た。炊き込みご飯。これはまあまあ。
飛行機またしてもえらいこと揺れる。オシリが浮き上がるくらい揺れる。 ってか落ちてんじゃん?これ?!もうカンベンしてくらさい〜。と、泣きが入ったところで、ブジ到着。 そんなこんなで食い倒れツアーは幕を閉じたのです。
冬のカンコクは寒いうえに乾燥がハンパなくて、静電気バリバリでした。 空港内は湿気ゼロ?いやマイナス?ってくらいの乾燥っぷりで 粘膜カラカラになって息をするのもツライくらい。 おといれに入って手を洗おうとしたその水でバチっときたのにはタマゲタ。 静電気を緩和するキーホルダーは必需品です。でもカンコクには無いものらしく(柔軟剤で静電気を防ぐらしい) どこへ行っても「これはナニ?」と珍しがられました。で、空港では超念入りの厳重チェックが入りました。
言葉に関してはチョンマルブックと、よく使う言葉を書きだした単語帳は持っていって、 それを見ながらがんばって話そうとしたけれど、咄嗟にはなかなか出てこないもんですね。 ホテルは完璧日本語オッケーだったし。 とりあえず色んなものをたくさん食べたので、チャルモッケスムニダはバッチリ覚えました。 みんなニコニコしてマシュケジュセヨって言ってくれたり マニパセヨにもアンニョン〜って答えてくれたりが なんか通じてる!って感じでスゲーうれしかったです。 それとたとえばケンチャナヨとか、とにかくカムサハムニダやアンニョン以外の単語を言うと カンコク友人含めみんな、そんな言葉知ってるんだすごいねーって感じで ものすごく誉めてくれるのでなんかホント嬉しくなっちゃうんです。 あと、Aが風邪でノドをやられて薬局に行ったので、ヨギガアッパョ(ここが痛い)も覚えました。わんびょっけ。 しかしコレはあまり使いたい言葉ではないけど。
帰ってから気づいたのですが、ホットクを食べてなかった!すごいココロ残り。 あと真っ赤なチヂミも食べたかったなー。あんあん掲載のお店もやっぱり入ってみたかった。 あ、例のあんぱんは半分残っていたので持って帰ってきました。 ぎゅうぎゅう詰めのトランクの中でペッタンコになってたけど、変わらず美味。 そして早くも懐かしの味に。
また行こうねと、でも今度は真冬は避けようねと、今から3人で盛り上がっています。
ホントに寒かったけど、カンコクで出会った人たちはみんなは暖かくてパワフルでした。 楽しかったー。またいつか行くぞー。
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