TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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千の森

ふさぎこみがちなあなたが
バスを待つ間に
哀しみは千の森を越えて

鴎は海を見失って
ひとり空を旋回する

このままではいられない

見てごらん
太陽はあんなに傾いて
空の色は変わりつつある

風は心の隙間に入りこむ
怖くはないさ
寂しくもない

けれど

歩いていくことは
苦しい


HAPPY DAYS?

夜間飛行をするには
翼がたりない

それに
男が見張ってる

黒いマントの

僕らのフライトは
うまくいきそうにない

淋しい瞳をしないでくれ
僕も哀しい

月の独り言には
耐えられそうにない




author:蒼井冬星 HOME  
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