そらいろのきみ
空色の君
微笑みを忘れて
三日月が
なにごとかを呟いている
きこえぬふりで
歩いていくの
空色の君
涙は乾かないのかな
木陰に隠れて
キスをしたあの日
薄らいでいく面影を
追いかけても
つかめないの
空色の君
おかしな話
冷たい人だと罵る君の声が
遠くに聞こえる
何が
君にそう言わせているのだろう
冷たい?
君が僕につけた傷も見ずに?
君の身に起こっていることは
いままでのツケじゃないのかな?
今まで
すべてから逃げてきた君への?
汝畏れることなかれ
いや、なに
罰などあたらんよ
やったことが返ってくるだけさ