TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

BACKINDEXNEXT

PAIN

街の喧騒にのまれて
彷徨うぼくら

ぼくらは彷徨う

何も望まずにいても
生きていかねばなるまい?

苦痛は
心を苛み
身体を蝕み

祈りすら届かない

甘やかな痛み?
否 断じて否
苦痛は言葉どおり苦痛でしかない





決別

あの日
君に言った言葉に嘘はない

誓って

心変わりは
君を傷つけるだろうか

僕はもう
君の瞳を見つめられない
君を想うことができない

君の笑顔に
心がときめかないんだ

僕にも理由が分からない
何故こうなってしまったのか

君を
こんな想いで見つめるとは
考えたこともなかった

心が動かない

「永遠」の終わり


夕暮れ

愛は孤独をつれてくる
純白は汚れぬかわりに
哀しみを背負う

失くしたものの大きさを
いまだに気づかずにいるあなたへ
手紙を書こう

さよなら
また逢う日まで


喪失

君の心からは
色々なものがこぼれているよ

目に見えないものならなくならないと
そう思っているみたいだけれど

君は色々なものを
なくしてしまっている



author:蒼井冬星 HOME  
Copyright (C)2001-2020 Tousei Aoi All rights reserved.
TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT内の詩の著作権はすべて蒼井冬星にあります。
転載、引用の際はお知らせ下さい。