TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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YOUR LIFE

いいじゃないか
いけないのなら

何処にもいけないのなら
其処にいればいい

答えは
己のうちから
自ずと出てくるだろう

歩くも人生
走るも人生

そして

立ち止まることも
また人生


Sky Blue

ああ
まだ空には
届かないみたいだ

見上げても
見上げても


夢と現実の間に

いけないよね
どこにも

雨のそぼ降る公園で
傘もささずに佇んでいたね

僕を見つけて
弱々しく微笑んだ

あなたになど
出逢わなければよかったと

夢の中で
君は

頷くことしか
出来ないよ

そう
出逢わなければよかった


COLORS

君を失えば
僕にとっての世界は
一切の色を失う


宵待ちのあなた

宵待ちのあなたは
グラス片手に物思う

灰皿で燻る煙草を
見つめて

心など
此処に在って
此処にないの


コンクリートの谷間

空を飛ぶことにした
夜の真ん中で

たくさんの嘘と
もっとたくさんの涙

君に言わなかったことがある
君に言えなかったことも

このまま
すべてを忘れることは
きっと
できないだろうね

それでも
胸に抱くのは
君への想い





遠くに見える星に向かいて

愛しさに
泣き出した夜もある

恋の苦しさに
痛む心

あなたの笑顔に
僕の涙

抱きしめられぬこの腕を
顔に触れることも出来ぬこの指を

何よりも
あなたを想い過ぎるこの心を

捨ててしまいたいと


標なき道

さよなら
あなた

涙は流さないわ

心は
もう自由だもの

何処にでもいける
地の果てまでも

だけど

何処へいけば
いいの

何処にいけば
赦されるの




陽が沈んで

小さな身体
抱きしめれば
やがて哀しい

帰れない鴉が
西の空に
カァと一声

空より紅い薔薇が散るとき
世界は苦痛に歪む


茜色の空

夕日に照らされた
あなたの横顔に

哀しみを見つけた

問いかけることも
できなくて

黙って
あなたを見つめる

ねぇ
あなたの心の鍵は
どこにあるの?


恋の夢

哀しい夢を見たの
あなたがいなくなる夢よ

そう

正夢に
なってしまうのかしら?

どうだろうね

冷たいのね
一言「大丈夫だ」と
言ってくれたなら

約束のできないことを
口にするのは優しさかい?
君が偽りの優しさを望むなら
どんな言葉でもかけよう
君の望むように

私が望むのは
愛なの

君の望みは愛?
あんな哀しいものの
何を望むの


月夜の風と

抱きしめれば
壊れそうなあなた

見上げた月に
想いをはせても

哀しい笑顔は消えない

偽りの言葉と
哀しい愛とでは
どちらが
あなたを幸せにするだろう


嵐のあとに

どれだけ言葉を尽くしても
言い訳にしかならないだろう

裏切りだと思われても
仕方がないのかもしれない


法則

求めるのならば
与えなければ

どちらか一方が
与えるばかりの
愛など
存在しないのだから


蒼天

陽光は目に眩しく
遠くに見えるあなたの姿も
とぎれとぎれ

あの日
僕に心はあるのかと
あなたは泣きながら
問うた

分からないと答えた僕に
少し傷ついた顔をして
黙り込んでしまったあなた

あれから
あきらめたように
何も言わずにいるあなた

そう
僕の中の孤独は
今も心を苛む

心が存在するのかも
分からなくなるほどに





暗い森

泣きじゃくる
あなたの手をひいて
暗い森を歩く

出口はどこなのと
涙声のあなた

僕にも分からないんだ

ここがどこなのかも
どこへ向かっているのかも

ただ
あなたを守らなければ




author:蒼井冬星 HOME  
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