世を忍ぶ仮の日記
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2003年11月29日(土) おいたが過ぎますよ

最近、根本の自分が消え去りかけ、荒れ果てた荒野になっていたので他が好き放題できるっていうことは感覚で掴んでいました、んが。
おいたがすぎるよ>自分。


最近KOKIAのDifferent wayを聞いて一人ツッコミ一人ボケをかます癖がつきました。
知らない間にトンデモな事をやっていても、もう慣れた。慣れって怖いね。慣れると「ああ、またあれ?」みたいな気分でいられるや。しかも鬱状態手伝って「勝手に死ねば? こっちも嬉しいし」て思うようになっちゃった☆ 星つけている場合か。


指先の切り口がだいぶ治癒してきたかな? もうルミノール反応怖くない程度に血が付いてないだろうな、と思った矢先、ピロに風邪を遷されたー!(怒髪天)
ピロが寒さに我慢出来ず、私の電気毛布を持っていったのですよね。その時は私も「いいよーでも自分で買いなよー」程度だった。
KOKIAを聴きながら「天使の歌声じゃねえ」て褒めたし。←ご機嫌。
だがしかし、起きたら喉が痛かった時点で、ピロの居ない部屋から電気毛布もぎ取ってきた。自分で自分の防寒寝具を買ってくれ、ピロ。


えっと……あんまちゃんとした私の記憶が無いので、うーん。
日記にしようが無いっていうか。
IEの履歴にはワインの事調べている様子があったのだが、何がしたかったんだろうか。
もっちろっんそんな可愛い履歴くらいしか日記に書けないけ・ど☆ 
嗚呼。


2003年11月27日(木) あないとし

心の殺人のような歌の課題が頭に回って、「Je te veux」の歌の歌詞の文法を「うーん。過去分詞にavoirがついているから……」なぞとぼちぼちと考えて、指が怪我して暇すぎて鬱になり和訳でもしようかと一瞬だけ思ってやっぱりやめた。
アメリカの楽譜ゆえ下に英歌詞がついているので、だいたい言いたいことは分かるのだが、その英語もなんかやるきのない英語で、アメリカ人ならこっぱずかしくても歌えるのか? とか下らないことを悶々と考え、もし日本語の歌詞がついていたら「あな愛し」のように古くさい風味なのかなあ、それをしつこく歌うのもどうなの、てどこか否定的なのは何故でせう。
歌の課題でここまで陰々滅々とするのははじめてかもしれない。
今までフランス歌曲だったらヴィクトル・ユーゴーとか、有名どころが詩を書いていて、ハッキリ意味不明で気持ちよかったもんな。なぜベルガモット? うふふ。←歌っているときの脳内。


昨日の指の怪我でものっそ鬱入りました。
10年前くらいにスケートリンクで手袋せずに滑って転んで小指の皮を綺麗に剥いた時以来の指の怪我です。
音楽やってる人間なら無意識でも怪我しないだろう、指。
意識的か? わざとやりやがったんかゴルァ!
というわけで頭の中が煮えくりかえって自分を責めまくって大変です。モキャー。
CDデッキにはご丁寧に『69』が入っているので怖くてスタートボタンを押せませんよ。


指を切ったのはCD店で、『りんごのうた』を買ったからでした。
買ったことに後悔は無いわい。
昨日は傷口が塞がらず、結局無意識で使った人差し指で血のキーボードを作っていましたが、やっとこ傷が固まってきました。
人差し指使用率は高いらしく、目が覚めたら右手が攣ってました。
筋が繋がっているのは中指と薬指なのに、筋は違えど一本の指の負担ってけっこう大きいようです。
暇と自己嫌悪だけが募り死への儚い渇望だけが燦然と輝く日々。


2003年11月26日(水) 不機嫌

不機嫌。
今日の私にはこの言葉が一番よく当てはまると思われる。
夢で目が覚めた午前1時半、寝汗の酷さに慌てて着替える。
しばし呆然とした後、もぞもぞ動き出して、朝方眠れないようともがきつつ、1時間眠る。
肩がとても冷えて目が覚めた。


ブチ切れそうな神経。
この原因は分かっている。
声楽のレッスンの所為だ。
「あれ? 歌好きじゃなかったっけ?」
ええ歌を歌うのは大好きですとも。タバコで喉やられてるっぽくても加湿器は欠かしません。
めんどくせぇなあ、この体と心と付き合っていくの。
何にブチ切れてるって、課題曲ですよ、ハンッ。フランス語とイタリア語とドイツ語のチャンポンの脳みそ、昨日眠りにつく前に一度イタリア語(アリア)を諦めたものの、目覚めてしまったので仕方なく小声で練習してみたりするけど、
「私は内気で恥ずかしがり屋の乙女です」て自分で歌うなんて鼻毛が痒いわ。
某チャットルームの愛玩乙女誘い○けの×藤さんなら別にナチュラルに歌い上げって感じだろうけど、汚れたこの身にゃ恥もへったくれもねえな。
兎も角、歌曲の「Ich liebe dich」はいいとしてサティの「Je te veux」が鬱陶しくなってきてキレ タ。もう、神経焼き切れた。フランス語の癖、やっと抜いたと思ったらもう読めなくなってたから仕方なく辞書でダラダラ朝方引いてたら、やっぱどーでもいい単語ばっかしだったんだもの。「いとしい」とか「わたしだけの」とかそんなん。
朝、化粧しながら「フランス人とドイツ人は愛が違う。永遠に分かり合えないに違いない。愛戦争勃発しないのかな」と愛に関して変な妄想を繰り広げながらブチ切れたまま家を飛び出した。



合わせに向かったはいいけれどやっぱりあいかわらず昼メロを見て喝采を浴びせてゲラゲラ笑う。
後輩も後輩で、到着するなり今回は
「カッカー、マイケル・ジャクソンの家に地下室があったっていうニュースが朝流れて気になって〜」
と二人でテレビつけっぱなしで練習するあたりが、やる気無い事この上ない。
「彼氏居ないからってこの嫌みはなくない?」
「うわっ! 確かに。先生酷い……」
人から同情してもらったよ、「私はあなたを愛している」と「あなたが欲しい」ペア。



実際学校に行ってみたら、全然前のレッスンが終わってくれなくて、廊下で待たされること30分近く。このような事は声楽のレッスンにおいては滅多に無く、声楽の伴奏後にすぐ自分のレッスンを入れていた後輩は、レッスンに間に合わない! と滅茶苦茶動揺する。私も同様に動揺。
二人で完全にテンパっていたら、通りすがりにもう一人の後輩が!
すみやかに拉致。
伴奏を急ぎ取り替える。笑顔で拉致られる後輩。ごめん! ケーキ奢ったから許してくれ。
しかも今日本番だって、終わってから知ったよ、おねいさん……。
発声練習をしている間に楽譜の交換をしてもらい、事情を説明して5分だけ時間をもらってギャースギャース騒ぎながら合わせをしている途中でレッスンが開始。
……先生、自分が何の課題出したか、また忘れてるし……(怒りで震えが)……。
ドイツ語とフランス語をやった当たりで時間が来たので、イタリア語は次回っていうことになりました。
目眩がした。
精神的疲労の方が酷いと思う。
よもや歌曲のくどさをドッキングで味わうことになるとは。
「(Je te veuxを)どこかパーティで歌って」
「は? パーティ? はあ歌いますとも(←確実に自棄)」
「踊って」
「はあ? 踊りましょうとも」
自棄起こしすぎに気を付けましょう。



帰りがけに、ポイントカードのどれかで、人差し指のタイピングやピアノを弾く部分を深く切った。
……あたしになんか文句あるの? ああ、あるさ。
怒りの余り、帰宅後速攻ふて寝した。


というわけで今日の日記、人差し指抜きで書いておりますので、いつもに増して誤字脱字が増えやすいと思われます。
怒りで神経焼き切れそう。


2003年11月24日(月) 次の日

胃を痛めました。
これぞ自業自得。
嘔吐物に茶褐色のもんがあったんですが、ありゃなんなんでしょう。




昨日のバー。
気になるんですが、3畳間くらいのバーに男二人で経営していて、2階で二人で暮らしているんですよ。
料理人が筋肉質。どちらもガタイがいいんですけどね。
どっちが受けでどっちが攻めなんでしょうね。
あんまりにも気になって、思わずアルバイトに候補しちゃいました。
リバーシブル……?←真剣に悩んでるんです。
バーテンダーが、2階のロフト部分にセミダブルベッドで寝ているらしいんですよ。セミダブル。ポイントだね。夜中の三時、どんなに酔いどれていても、どっちがどっちだっていう頭はガンガン残ってたからね。三つ子の魂百まで(そういう言葉では無いだろう)。
運良く私の前にも一人アルバイト募集に来た人がいて、
「今すぐっていうわけにもいかないかもしれない」
という言葉に、履歴書体調良好と書き上げた私としては、安堵の溜息を漏らしたりもしました。
絶対○モかどうか調べ上げてやるぅうう。


2003年11月23日(日) 自棄

髪の毛を切った……ぽい←記憶が薄い。
あんまり髪型にこだわりは無いけれど体調不良の為のび放題だったので、切りたかったんでしょう。
そりゃ切りたいわ。
というわけで切りました。ハイ。←自供?
この季節、首にあったぬくもりが消えるとびっくりします。
家を出た途端、「ヒョッ」て声が思わず口から漏れ出る。
マフラーは忘れずに着用しましょうね。



この日の私は非常に自棄な気分になっており、
「マティーニ飲みたい」
と家を飛び出しました。
晩ご飯作ってたのにね。
一人酒出来るバーに駆け込んだら、店の人が2人のうち1人で、営業行ってきた帰りで酔いつぶれ寸前だったらしく、しかもバーテンダーが営業から帰ってこないので、レシピを見ながら(私が読み上げながら)マティーニを作ってくれましたが、シェイクされちゃった(笑)。しかも酔いで良い気分になっているらしく、マティーニのオリーブを団子三兄弟にされちゃった。オリーブ好きだから楽しくていいんだけど、あ、脂が浮いてるよ、三兄弟。
とりしゃぶ食べてるうちに人が段々増えてきて、飲みつつ食べつつしていたら、夜中の三時。
マティーニ→マティーニ→泡盛ロック。
人前ではそんなに酔わないんです。
隣で一人酒しているオジサンにつくね恵んでもらったりして(←餌付けか…?)楽しかったのです。
帰宅したら、熱もなーぜーかー、35度代まで下がっているという偉業を成し遂げてました。
だがすんげー酔いが回った。
普段ならここまでは酔わない。正直もう死ぬんだっつーくらい酔ってた。
帰路で感情がふと緩んでだばだば泣きつつ、もう死ぬかもしれないと思いながらベッドにつきつつ、自棄を起こすのも悪くないな、と。もう随分疲れてんのね、私ってば。私に。
とまた確認して疲労。
ギャー! もうホント厭ー! 自分がー!


2003年11月21日(金) なんてことない日常の中で

なんてことない日常の中で、昨日の午後の記憶がまるっと無い。
とりあえず寝坊して起きたのでしばらくそれに気がつかず、数時間経って無いことに気がついても、深く考えることなく、1日を過ごした。


夕方に、久しぶりに叔母の家に行く。
お留守番の役目。
駅でピロと待ち合わせして、案内して、もし体調が悪くなったら先に失礼しちゃおうという姑息な魂胆を持ちつつ、マックで待っていたらピロが「電車の乗り間違い発覚!」というメールを送ってきた。
ツッコミの精神も忘れて普通に「待つから来い」と送った。
どういう間違え方をしたんだろうこの子は、と訊ねたら山手線で逆に乗ったつーて東京初心者のような間違いを、しかも5駅間気がつかなかったから40分も遅刻したんだね。しかも乗り換え駅で違う地下鉄に乗りそうになってまた遅刻したんだね……。もうツッコミ入れる気失せるんだよ、その子供ボケ。
「ちゃんと調べたのにー」
携帯電話のiモードのサイトはね、山手線(環状線)の内回りか外回りか、書いてくれるよね。
「受験の時みたいに、1週間前に一度下調べして行っとくべきだったのかなあ」
「そこまではしなくていい。しかも下調べしても君は迷子になる」
「そうかもー」
なるなー!


そんなこんなで留守番役を仰せつかったのに遅刻の為、無人の家に入り、テレビを見つつ本を読む。
「ねーマイケルってあのマイケル?」
「3億円なんてマイケルにとってははした金だろうね。「3億円程度? なんだー安いねオレ。もっと払うけど?」てな」
「うお。自家用ジェットでラスベガスだって! 言ってみてええ! その心を見事掴んでる」
日本では、はした金の道路交通法違反を巡っての最高裁逆転無罪判決をやっていて、平和だなああと噛み締めた。
イギリスでのブッシュ批判のデモンストレーションが過激でときめいた。ダテに馬面じゃないんだね、ロンドン市民。暗い国の方が案外暴れるっていう証明をしていたよ。
そうしていたら、まずお兄ちゃんが帰ってきて、こまっしゃくれっぷりを発揮して色々かいがいしく世話をしてくれる。良い子に育ったなあ。
インコに目を輝かして興味を示すピロに「部屋に放してあげるね」と部屋で飛び回るようになったインコにマジで怖がるピロ。私はそのまま放置プレイを楽しもうとしたのだが、従兄弟君は風切り羽を取られた跳べない取りだけをその場に残してゲームへと消えた。
でも跳べない鳥すら「踏んじゃうかも!」とパニくるピロに、私が踏んだ時の感触等言葉責めの嵐を与えていたら、従兄弟君がやってきて(人前でプレイはしません)「じゃあ、この小さな箱なら大丈夫かな?」と箱に入れてくれる。とようやくインコから1メートル以内にまで近づけるようになるピロ。
あんた、怖いなら興味を示すなよ。

晩ご飯は、1万円以内で何を食べてもいいという言付けに、従兄弟君は寿司が食べたいとの事で、ピロと二人で寿司談義をしている。
一通り盛り上がったところで、私も一応ネタを決めておこうと参談。
どう計算しても、たくさん頼んでいるピロが一番値段が安いというのが笑える。
「ここの寿司屋ね、そこら辺の寿司屋とは違ってマジ美味しいよ? シャリが少ないから食べてもお腹ふくれないの」
お母さん寿司好きだもんねえ。
「やっぱトロなら大トロいっとかないと!」
母親が居ないもんだからはしゃいで好き放題頼む従兄弟君。
「お姉ちゃんはどうするう? あんま寿司好きじゃないんだっけ?」
「いや。回ってる寿司を食べたことないだけ」
「出たっ!」
「でもこの寿司屋で回転寿司の話なんかしたら睨まれたよ(苦笑)」←従兄弟君。
「フッ。あたくしの勝ちね。この寿司を食べる人間は回ってる寿司は食べなくていいの。あんたはこの50円ネタでも頼んでなさい」
「そーしよーっと。かにっこー!」
マジでかよ。


バレーボールを見ながら従兄弟君お薦めの高級寿司を食べる。
セルビアの選手達の凶悪っぷりに怯える。
「ギャー! 全員が凶悪犯罪犯してそう! 人殺してそうー!」
半ばパニックに陥る私。
ワールドカップ選抜選手に向かって「性犯罪、しかも小児同性愛的嗜好殺人」という言葉をはきかけてやめた。一応中学生の子供の前だし。
アメリカ人とは違い、いかに調子に乗れども表情筋がピクリともしないセルビア勢により一層怖がる。もう、泣きそう。殺人出来ないストレスをボールにぶつけてるんじゃなかろうか。食べ物は血じゃなかろうか。色々妄想が広がるセルビア勢。
バレーが終わって、丁度下の妹ちゃんが帰ってきたところで、学校の話などになる。従兄弟ちゃん可愛いのう。照れ屋っぷりがたまらんよ。
会話の中で、従兄弟君が「丘の上のカトリック、中高一貫男子校」に行っていることが判明し、電撃ショックを受ける私。なんとか耐える。
「校長先生学校に住んでるんだぜ」
勝ち誇ったように言ってるけどさー、君、これからの人生呉々も気を付けてくれよ色々と。
早速陰湿なイジメを受けそうになってはねつけている従兄弟君。
帰りの電車で「受けかなー攻めかなー」と考えている腹黒い従兄弟のお姉さんが居ることは知らないで育ってくれ。
頼む。


2003年11月20日(木) おとぼうず

うちのガッコがどうにも『のだめカンタービレ』より変なような気がする。
漫画より可笑しいって大丈夫なんだろうか。
学園祭では幻の『男魂オケ』がありました。
学校に、『おとぼうず』という企画があります。
仮面ファイト、とかバトルロワイヤル! とポスターに書いてあるんですが、一体何をやる集団なんでしょうか。
一応、ポスターには楽器の名前や、作曲家の名前、曲の名前等書いてあったんですが、怖くて(ウソ。夜だから熱出る)行けませんでした。
しかしポスターの「BERIO」の綴りのIが抜けて、ベリオがベロになっちゃってた。
「アイは抜かしちゃあかんわ、愛は」
ええ。
愛無しではベロになっちゃうんですよベリオさん。ベロ〜ン。
ポスター、至る所に落書きだらけの気合いの入ったものでしたが、いかんせん「ベロ」かよ。


2003年11月19日(水) あなたが欲しい

声楽のレッスンの日です。
合わせの前にシフォンケーキ(マーブル)を食し、いたく満足。
だがしかし、女の子の日にお気に入りのスカートをはいていたら血が漏れて、シフォンケーキすら忘れるくらいのショックを受けている時に、携帯電話にきたメールの内容がやたら重たくて余計に動揺。
動揺は一気にやってきた方が手っ取り早いので、泣きっ面に蜂というのはよしましょう。



声楽、今回の歌は喉にキた。
ここのところ空気が悪いのか、外気を吸うと喉に沁みる所為で喉が荒れていて、喉がガリガリしてる。
外気が沁みるくらいに喉が荒れてんのか、それとも箱入りっぷり(引き籠もり度)が上がっているのか、どちらもでしょう。
あ、あと知らない間にあいかわらずタバコも吸ってるし。
さて次の曲は何にしようか、うーんもう歌える曲(簡単な曲)無いよ、アリア、と言われて
「歌曲でもいいですよっ!」
と言う。
歌曲の方が難しいから抵抗していた事をスッポリ失念しているわたくし。
「歌曲かー。クリスマスっぽい曲ー……」
と考えに頭を沈めはじめた先生に
「くりすます?」
と伴奏者と二人でシンクロさせて首を傾げる。
ほう、世の中、キリスト教の人々はイエスの生誕を祝うという。クラシック音楽は西洋音楽なので存在するのは当然かもしれません。
先生は何度言い聞かせても、偏見を捨ててくれません。
「ほら、クリスマス一緒に過ごす相手くらいいるでしょ」
「いません。何回言ったら分かるんですか!」
「あ、私クリスマスに、クリスマスケーキ売るバイトしたいんですよ」
後輩がハチクロのような事を言うので、
「うおおあたしもそれやりたいー!」
と二人で盛り上がっていたら、先生は更に曲を探す為に頭を沈めはじめた。
「よし。じゃあグリークの「Ich liebe dich」とサティの「Je te veux」の二つ、やっておいで」
と言われ、図書館で検索して取り寄せしました。
図書館のシステムが、いつの間にかパスワード制になっていたり、紙に書いて取り寄せようとしたら「自分でパソコンでやってください」と切り捨てられたり。フン、こないだまでどこよりも使えない図書館だったくせに偉そうにしやがってぇええ(怨)。




帰宅して気がついたんですが、
先生。
私はそんなに愛に飢えてる可哀想な女ですか?
クリスマスを一人で過ごしちゃ駄目なんでしょうか? 
イエス・キリストの生誕を祝わないのならば、イコールで哀れな女ですか?
「私はあなたを愛しています」と「私はあなたが欲しい」をペアで歌わなければいけないほど、私は哀れな女に見えるんですね。


そんな事よりイタリア語とドイツ語とフランス語を一週間でやる苦労も思いやってくれ。
混乱中。


2003年11月17日(月) 生活企画機構

生活企画機構にて、精密検査を行ってきました。
良い病院だった。
まるでガラスで出来た姫のように扱ってもらう。
とはいえ精密検査、超音波検査ではグリグリやられたりしたが。血も採られたが。
婦長さんがもの凄い元気な美人のお姉さんで、懇切丁寧に事前の取り調べ間違えた診察をしてくれて、色々検査に回されて、ドクターの元へ。
いやはや。私は自分の医者運を心から感謝しました。医者に惚れっぽいのもあるだろうが。それを引き抜いてもタイプだった。
中肉中背、白衣は着ず、パリッとしたチェックのシャツにドットのネクタイ、上だけ銀縁の縁なし眼鏡、ロマンスグレー、低くは無いけれど、耳障りでは無い薄い声。度のきつくない眼鏡の向こうの瞳は、笑うととても優しそう。
ひ・と・め・ぼ・れ。
丁寧に触診を受けている最中、もしも看護婦さんがしばしば入ってくる環境じゃなかったら診察台に押し倒しかねん。リンパ調べて触られてる間に唇奪いそうになった。ストッパー外れかけていた。なんて格好いいんだ。ぐおお。
で、結局熱は原因不明だったんですけどね☆
血液検査をやりなおして、何か出た場合は直ぐに電話があるけれど、次は連休があるから来々週ですってよ。ああん寂しい。
今日は体調が良かった。
良い先生に出会えるって体が先に予感していたのね。そしてフェロモンシャワーでピッチピチよ。


新宿へ行った。
KOKIAがタワレコでラジオ公開録音するっていうから。
ブリトニーのアルバムも発売になったし、フェロモンシャワーでピッチピチになったし、今の私は割とつおいよ。木枯らし一号を浴びてまんまと喉が痛いけれども、フェロモンシャワーが暖かいわ。
そして、KOKIAの録音が終わった後CDをウロウロ見ていたら、KOKIAが自分のCDのコーナーに色々書いたりしていて、歩くすれ違いざまに「ありがとう」て必ず言ってくれるのがすっごい嬉しかった。



ところでそんなKOKIA観察の中ソフバのアルバムを発見してしまって、買ってしまいましたとさ。
KOKIAファンです! と大きい声で言えるが、ソフバのCDはなんだか恥ずかしい……。
ああ恥ずかしいさ、なんだかしらんがとっても恥ずかしいさ、でも買っちゃったさソフバ。正式名称ソフトバレエ。


2003年11月16日(日) シフォンケーキの夢

今日は熱が少し低めで、目覚めた感触も良かったので。
シャワーを浴びて、昨日からどうしても食べたかったシフォンケーキを買いに行こうとして。
シャワー浴びたらぐったりして終わった。
嗚呼、シフォンケーキが食べたい。
ふわっふわの、肥満体犬のお腹のような触り心地のシフォンケーキ。チョコがいいかなバニラかな、マーブルもいいな。うふふふふ。



少し脳内の電流が良くなった所為か、色々な事を唐突に思いつくらしい。
シフォンケーキとか(凄く根に持っているらしい)。
ふと幻想水滸伝に想いを馳せ、そのまま2を最初からプレイしていた。
暇に任せるとあっという間にジョウイが……。
あれはやっぱり時間が無い中で、噛み締めるように蜜月を楽しんでいた方が切なさがグッと変わってくるってもんだね。
あっという間に前半が終わったらなんか寂寥感に見舞われてしまった。
もう一度初心に返って幻水2をやりたいのぅ。
幻水2で好きなキャラが和風よりなので、シュウを見るとデヘーとしてしまいます。
ホウアン先生にデヘーとしていたらピロに鼻で笑われたよ。


も一つ、「詳しい事はファックスするわ」と言っていたオーナーから案の定ファックスが届かなかったので、明日行く予定の(そこ! 予定は未定とか言わない)病院について電話したら、「ごめんなあ。ホンマは一緒について行きたいねんけど」と言われ、
「いいって。ほらもう大人だし」
と言ったら鼻で笑われたよ。
どうしよう。
私、一体いつになったら大人になれるんだ。
いつまでも子供なんだろうけど。いっそ子供のままがいい。
お年玉は貰いたい。あげたくない。
森田さんになりたいよう。


2003年11月15日(土) 乳飲み子を抱えて

閑話休題にしよう。
日々熱に魘されるだけの人生だけではない。
今日なんて1日KOKIA聴いてたらあっという間に夜だぞう(起きるのが遅かった)。



母から電話があった。
「昨日M原まで、全国付属連盟に行ってきた」
という。
めんどくさがり屋では私に勝る母が何故にと訊ねる。
「いやじゃあ、行きたくないと思ったらとっさに「乳飲み子を抱えてまして……」て言ったら鼻で笑われて、行けって言われたわ」
頭痛も忘れて大爆笑。
あんたー更年期も終えて、私もいい歳して孫抱えててもおかしくない年して、とっさに出る言い訳が「乳飲み子」てどういう根性。いつまで、何歳のつもりだ。もしや私より若いつもりでは無かろうか。
母は、最後まで鼻で笑われた事を憎らしく思っているらしい。
校長室で嘘ついちゃ駄目だよと言ってもきかず、いつまでも「失礼な」と言っていた。


2003年11月14日(金) 無意識の選択

「流れのままにまかせてると言うけれど、きっと無意識で一番いい場所を選んできたのね」
そう言われた事がありましたが、その時はあんまりピンときませんでした。
なんとなーく生きてきたらここに居た、それだけの私だと思っていたから。


もう1ヶ月熱が引かず、いい加減下がるかなあと思いきや最近夜の微熱が上がり気味な自分の体に本気でうんざりして、画廊のオーナーが「大丈夫かあんた、病院紹介したるで」と言って下さっていたので、お言葉に甘えようと電話してみた。それは木曜日の夜の事。
「待ったって。日野原先生んとこねじ込んだげるからな。日野原先生じゃないと意味ないからな」
おばちゃん!(画廊の受付の席を出ると昔からの呼び名で呼ぶ)
何をたかがジャリガキに今をときめく93才日野原重明先生!
動揺したが、自分を卑下したらおばちゃんに怒られると思って黙ってみた。
確かに日野原重明先生が有名になるより全然前に花束渡したさー。会話もしたさー。でも「ええじいやん」ていうだけだったよ? それはそれはええじいやんだったけど、でも手で触ったら癌が治るっていう訳でもなかろう。


ま、婦長さんとお話した結果、他の先生に回ったっぽいんだけど、月曜日の予約。
「ごめんな。日野原センセエ予約めっさ混んどってん」
いいですって。治りゃなんだっていいんですからって。
でも、ここで誰に相談するって一番いい場所を教えてくれそうな人を無意識で選んでいたんだなあと実感しました。
本当は聖路加国際の紹介状でも貰えたらそれでいいかと思っていたんだけど。聖路加国際、紹介状無いと行けないし。しかも混み過ぎだし。何様のつもりやねん大病院(行ってた癖に……)。


オーナーとの関係は私がまだ卵子だった頃からのつき合い。
私が一番蝶よ花よと育てられ、西之園萌絵バリの科白を平気ではいていた時代のつき合い故に、口癖「お金無いよう」な私に、あいかわらず蝶よ花よと接してくれます。
3才児の私。
食事会にて(食事会があるって変だよな?)
「やっぱり地のモノの鮎は違うね」
味が分かるんかー3才児のクソジャリ。何食べたつもりよ。今まで何食べてたんよ、絶対味の違いなんか分かってないし。
その話を聞いて思わず3才児の自分を脳内でボコにしまくった。
今目の前に同じ事言うジャリガキが居たらやっぱボコにするもんな。
他にも色々、ギャースと言いたくなるような過去を掘り出されました。オーナーには頭が上がらない。
いっそあのまま育っておけば犀川先生に出会えていた筈なのに、どこで間違ったんだ、無意識の選択。


熱は久しぶりに37.7まで上がり、1日中ソリティアしながらKOKIA聴いてました。
ソリティアっていうのが終わりの象徴だ。


2003年11月13日(木) KOKIA日和☆

電車に乗って、フランス語新聞を読むオヤジに愛嬌を振りまいたり、まるでフランス映画の女優さんのようなちょっと憂い顔の美人さんに悶えたりしながら……用事に寝過ごしてみたり。
知らない間に眠る前の薬を3日分くらい(めんどいので正確に数えてない)飲んだらしく、起きたら足下がおぼつかなかったんだよう。薬の残り香(香?)で直ぐに気がついたけど。



気がついたら新宿に着いた。
早足でタワレコに行き、○島●嘉(更に伏せ字を増やしたところで無駄だろう…)が流れるタワレコで少し吐き気を催しながら(……私ってば全くもう……でもリズム感の無さとか音感の無さとか心のこもり方とかなんか一つ良いところがあってもいいと←言い過ぎ)

KOKIAのニューアルバムを買いました!
ウキウキ気分のまま我が庭新宿西口まで行き、はなまるうどんを食べた。
椎名林檎の『歌舞伎町の女』はバシッと決まるが、「新宿西口が庭」てどうにもオタクくさくてあかんな。家電しか買ったことないけど、新宿西口での電化製品買い物。


帰ってぼおぼお泣いて、ティッシュが一杯散らかったが、
まだ泣ける、大丈夫だって思った。
ありがとうKOKIA。
一昨年、KOKIAに偶然会った日は、冬がもうちょっと深まっていた。
今年も、KOKIAに会ったあの日みたいに、雪が綺麗に降るかな。


2003年11月12日(水) 恋文

『センセイの鞄』を読みました。
ええ話や。




ところで、久しぶりに『恋文』(TBS系)を観ていて、渡部篤郎が髪の毛染めていることを発見。
思わず「許せない」を3連呼。
返せオレの白髪ー!



相変わらずのオヤジスキーは病と同じくらい長いです。
ジジイスキーな日でした(『センセイの鞄』を読みふける)。


2003年11月10日(月) 危険度レベル69

うおお大変だバクチクの禁断のCD『69』を聴いて、聴くだけでなくその世界に埋没して恍惚としてしまった。
鬱レベル高し。
狂いだしたい。
生きてる証がそれしか無いような気がしてきた。
もう十二分に狂っているんだけど、もっともっと狂うレベル高くして最後にのたれ死にするか砂になるか(さらこさん妹の名言「砂になりたい」)を希望するあたりが末期鬱だー!
数日笑顔を浮かべていなかったので、笑おうとして口角の筋肉が攣った。荒れた唇から血が出た。
改善したい意志だけはまだ残している。
死にたくない志もある。
とりあえずおっそろしく溜まった洗い物を片付けていたら朝が来た。
治る見通しが見えなくなる病を抱えると抑うつ状態にもなる。
方向を変えていくには自分しかない。
キルケゴールの『死に至る病』とは随分方向性が違うが(エラそうに哲学者の名前とか出してみたが高校前期に読んだ本なんざ内容忘れた)、確かに絶望は死に至るわ。
宗教だけには絶対頼らないけど。
中学校の時、「私の従兄弟を信じればノアの箱船に…」と言われてもなびかなかったわ。
だってそんなもん乗って生きさばらえるよりあっさり死にたい13才だったんだもの。
変わってねーなーオレ。
信じるもんは結局自分。
神様は私。



……新手の病気か?


2003年11月08日(土) アイデンティティ

独逸(伯林にあらず)から「もう駄目かもー!」という悲痛な叫びのメールで目が覚めた。
ピロのベッド。
ピロはレポート合宿で出かけていたが、いつの間にかベッドを移動していたらしい。
確かに自分のベッドよりもピロのベッドの方が、元々自分で選んだマットなので寝心地が良く、腰に負担がかからないので、最近寝たきりの生活をして腰が痛い私には丁度良い。
だけど昨日確か自分のベッドで寝てた筈なんですけど、という疑問はもうどうでも良い。
そんな些細な記憶の欠如は「寝ぼけて移動したんでしょう」程度で済まされる範囲だ。
ところで日記を休んでいた間も一応私は生きていた訳で、その間に色々あったのだが、面倒くさいので書くのをやめた。書こうとしていたんだが。
ま、どうせ他人の人生だ。どうでもいいじゃん、と自分に投げやりになりがち。
携帯のメールの文字数は少なくて途中で切れていたのでパソコンに送り返してもらうように返信をし、シャワーを浴びてメールチェックをすると、悩み過ぎてとりとめなくなったメールが届いていたので、急いで返信をして、詳しくどうなったのかを書ける状態にしておく。
と、柚さんと蒼生さんとの待ち合わせに遅れる時間になっていた。
行きの道でまたも交通事故を目にしてしまい、腰が抜ける。今回は、けが人は居なかったようで、なんとか歩き出すことが出来た。
今日は比較的熱が低くて起きたら37度しか無かったので薬を飲む事無く、ちょっと意識レベルの低い状態で人と会っていると、思い出せない出来事があった。
会った人との楽しかった筈の出来事を、会っていない感覚で話している自分がどうしようもなく哀しくなった。
自分が病気と付き合うのは辛い事だと思うのもやめていたが、楽しかった過去を忘れてしまうのは哀しい。
どうにもならないと分かっているが、哀しい病気になってしまったもんだな、と痛感した。




アイデンティティディスオーダーというが、私は確かに私としてのアイデンティティを持っているというところまで辿り着いているのに、何が障害となっているのだろうと思うと考えるのもいやになってくる。



人の悩みの相談にのるのは疲れないのに、自分の悩みとなるとうんざりして、いともたやすく放棄する。
ただ、こんな自分の悩みなんざ、一緒に考えても苦痛なので、お金も払わず誰に考えてもらおうとも思わないので、別に誰かに何かをして欲しいとも思わないし、実際自分で何をどうしてもらいたいのか分からない。
もう疲れた、というのが本音だ。


2003年11月04日(火) 感謝したい 恵みを

やっとこ病院さ行けました。
いつもの先生は休診日だったんですが、も、解熱剤切れた今、先生が違うくらいでダダこねられません。
でもまあ、病院に行く前から分かってはいたんですが、今更何のしようも無いということで、あらー喉腫れてるわねーリンパもまだ腫れてるわねー、と解熱剤だけ処方されてきた。
はやく終われ、戦争。
We love music.
We love peace!
処方箋薬局の人がとても同情してくれた。
うーん。人から同情されるような症状だったのか。自然体なのに。
「いちご、嫌いじゃないですか?」
と訊ねられていちご好きですと答えたら栄養補助ドリンク(病人用)を恵んでくれた。
感動した!(←小泉首相風)
やっぱり弱ってるんだ、私。
ふと差し出された手に弱い。
たいがい振り払ってしまう、優しい人の手。
でも栄養補助ドリンクはいただいておきます。



帰りがけのコンビニで、ド○痴(ファンの人ごめんなさいね)中島○嘉が表紙の日経エンタメを読んでいた。
あの人の歌を聴くと、ピコ2さんの昔の先生の強烈な一言、
「音程は、常に微妙に外れているのが一番心地悪い」(正確では無い)
という、演奏する側を狂気の淵にまで追いやるかのような脅迫的一言を思い出すんです。
○嘉さん、インタビューに「歌詞は想像で作っているんですけど」という一文が私の脳裏に焼き付いて離れなくなってしまいました。
何故想像で書くのかあなたは。
体験ですって言っちゃいけない世の中なのか、今のニッポンは。
そーいや『桃色の片思い』をピロは絶対ありえないと力説していたが。
桃色、ねえ。
黄桃か白桃かしらないけど、さぞアクの出た桃の色なんじゃないか、片思い。
そもそも、片思い自体がアク?
今日は解熱剤飲んだ割には熱が高いですラララ〜。テンションに比例するのかしらルルル〜。
基本的に日常生活は暗く、バクチクの『69』がかかりそうな毎日です。
音楽流す体力も無いんですけどね。ヨヨヨ〜。


2003年11月03日(月) え?

気がついたら11月でした。
ごめんなさいねえ、全然日記書いてなくて。
でも昨日脳がいつもよりちょっと煮えたの。微熱よ。でもね、煮えたぎった頭はもう体力限界を超えているから、ちょっとした上がりっぷりでもすぐにぐったり。
もういや、こんな体。
今日は月曜日、病院に行きましょうと徒歩15分かけて駅に行ったら脳みそ煮えた疲れで財布忘れていて、取りに返ってそのまま隣の駅まで歩く事にして、行ったらお休みで。
何故だー!
と叫びも虚しく2軒とも休み。
そこでようやく気がつきましたよ、もしかして今日は祝日なんじゃないかって。
アンハッピーマンデーをここまで噛み締めたのも久しぶりです。
悔しかったのでうどんを食べたらめちゃくちゃ疲れて歩けなくなった。
でもなんとか歩いて帰ってみせる、と頑張ったのもつかのま、
帰りがけで交通事故現場を見てしまい。
私的には、瞬間は見ずに済んだから、ギリギリなんの発作も起こさずに済んだんだが。
やーめーてー。
頼むから交通事故とかホント勘弁してほしい。


もしかして今日は三隣亡(サンリンボウ)なのでは無かろうか。


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