世を忍ぶ仮の日記
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2003年05月31日(土)    

夕方まで眠って、「ピロリンスペクトルを理解する旅」に出かけるのを見送ってまた眠って起きたら日付が変わる頃だった。


2003年05月30日(金) 朱雀会

本日、朱雀会で御座いました。
出掛けにCDとDVDと本を買い、
「カルチャーに金を使うの久しぶりだ」とすがすがしい気分になる。
気分はすがすがしくとも、重たいのがハードカバー……(この時期に何を買ったか、かつくらーにはバレバレである)。
所用を終えてから、しばらく読書をし、トムがちょっと魔性の片鱗を見せたところで時間になったので、渋谷駅ハチ公しっぽ前に行った。
妙に今日は私を含め優秀で、時間通りに行けた。
荷物がやたらと重たそうな全員。
今日は「あほぼん寺」という寺をイメージしたとかいうお店へ。
「すたーぼーず」というカクテルがあるので、団長、ここで行きましょう、ということになったらしい(笑)。
待ち合わせの間、「ねえ、渋谷に坊さんバーができたらしくてさー、バーテンがぼーさんらしいんだわ」と素敵な情報を流してくれる団長。だがあほぼんにはぼーさんはいなかった。和尚も出てこなかった。
ちょっとおっちょこちょいの店員さんが担当で「そうか、ここでも担当を名乗るのね」と妙なウキウキをそそる。
私は今回風邪の喉を抱えていたので、主として魔性ジュース、もといグレープフルーツジュースを飲んでいたのだが、団長は早速すたーぼーずを。他にもすっとこどっこいとかウンタラカンタラくりりんとか謎のオリジナルカクテルが美味。ところで私が乾杯用に頼んだカクテルの名はなんじゃ。忘れたよ。飯が美味すぎて。
コースで、値段の割りに美味すぎる料理の数々でした。
さて、2時間しか居られない筈の席にかれこれ4時間近く陣取っていた我々。
なんといっても衝撃の事実は
「ちどりちゃん(ninjaのスタッフ)、実は現役漫画家である」という告白であろう。
朱雀さんも、辞める時に相当頑張って教えてくれって言ったけれどもちっとも教えてくれなかったんだそうな。
ninjaに於いて我々がバレていた確立って……ど、どどどどどのくらい?(オロオロ)
グフー、なんの為に毎回「紳士」とか「淑女」とかテーマを決めて行っていたんだか分からない。
で、ちどりちゃんは、アルバイトをしているということは、週刊漫画ではあり得ないだろう。
そして年齢からしてデビューして5年以内。
学生時代に頑張って色んなところに投稿をしており。
ちょっと前、料理の漫画を書いていた。
これだけの情報で、思い当たる節がある方、情報、お待ちしております。


テーブルが長くとってあるので、どうしても会話が2つに別れていて、気がついたらトイレ休憩後、私は朱雀さんの前で席替えをしていた。
姑息な合コン好き男みたいだな……。
さあ、今度は朱雀さんに絵を描いてもらいましょうかね、とか色々頼んでいたが、それは次回まで! ということになりました。
次回こそはー次回こそはー。
次回はninjaにてちどりちゃんにも書いてもらうかね。ファイツ! 朱雀会!


全員で盛り上がった、珍しく活字の話題がコバルトでした。
朱雀さんがその昔しおりが読者投稿だった頃に、しおりで載ったよ! ということから始まって、凄い勢いでコバルト話に花が咲いた。
勢いが凄すぎて言えなかったけど、私、氷室作品『銀金』は、案外真澄も好きだったのよ。
で、最近のコバルトは魂売ったのよね、という事になり。
「なんかね、男性の方なのにね、魂売った瞬間(BLばっかり)をガッツリ買っている方がいらっしゃってね」と一生懸命朱雀さんに説明したけれど、朱雀さんもやっっぱり事実は受け止められてもそれが何故なのかは大層怪訝な顔をしてらしたが、私にも何故なのかは説明つかん。
エセさんと二人で「○○さん宅、エセさんの方が嗅覚いけてるかもよ」「絶対逃さないねフフ」「謎だよね」「次はサイン会だから、問いつめて問いつめて」と闇の会話をする。



帰宅の時も、蒼生さんと一緒に帰りながら、駅がS駅通過だったので、
「○○さんって……」
侃々諤々してから帰る。



帰宅後、咳が止まらなくなり、寝付けない。
丁度チャットで召喚されていたようなので入ったら。
○○さんが色んな自白してた。
・ピンヒールを色々履いた(チャット内の誰よりもピンヒールに詳しい)
・旦那さん募集中
・○○さん遊ぶ会、が本人主催(誘い○けだから)で存在する。
・○○さん、誘い受けだと自白。



ああああ、全部思い出すのに相当時間かかった。
ふう。一安心←何がだ。


2003年05月29日(木) 姉妹煮え煮え

昨日の今日ですが早速休日気分です。
久しぶりに太陽が出ている日に家に居られたのでたくさん洗濯物を済ませていると、昼にピロが起きてきて
「自分が嫌いぃい。なんで起きんのぉあっしぃいい」と呟いていた。
朝は元気な姉はヒャヒャヒャと朝飯を用意してやる。
今日は本当はレッスンの日だけれども、余りに練習していなかったのでお休みさせていただいたのだ。その分練習するのだ。妹は明日小テストがあるから部屋の掃除をして生活費の会計を済ませて勉強するのだそれぞれにやらねばならないことが山積した休日。
ということは必然的に姉妹して変度が増す。
ピロはピロ彼が「銀ダコ食べたい」と二人して発作を起こして「たこ焼きデート」に昼過ぎから出かけることにしたと言いだし。
姉は。
「なに!? 齢20になろうとする男女が付き合っていて晩飯も食わずたこ焼きだけとは色気の無い! 食え晩飯くらい! シャレたもん食ってこい!」
と自分に無い色気を妹に求めるが
「ラーメン食べたいなー」
と更に色気の無い答えに脱力させられた。
その後、デートなら前スリットのスカートだろ! 履きやがれ、と着せようとしたがめんどくさいと却下された。



一人になると多少自分の時間が持てたので良い気分になっていたら、本当にたこ焼きだけ食べて(ラーメンすら食べず)私に土産をたくさん買ってきて、たこ焼き食べまくった。


腕がかゆいくらい暑いです。暑さに極端に弱い私は既に脳みそから破壊され気味で狂う。
しばらく寝るしかない生活をしていた所為で、しっかりとした生活をしようとするベクトルと、ダラけるベクトルが葛藤起こして気持ち悪い。
練習の仕方も忘れた。
……助けて(涙目)。



ところで『のだめカンタービレ』の千秋役に、ガックンってダメでしょうか。hydeさんはガックンのことをガッちゃんと呼んでいた。それはアラレちゃんのキャラじゃないだろうか。
ガッちゃん、ピアノ弾けるし。
ねえ、しをん先生。



余りの暑さに「ぐおおおお畜生speedの熱帯夜かけてやるうぅ」と絶叫してのたうち回っていたら「もしも私が彼女だったら凄く良いよ、とことん尽くしてあげるよ」と一番むず痒く痛いラップ(ラップに属するのかあれは)をピロが口走りはじめた。
しかも全部言える。
変度はどこまであがるのかこの家は。
ピロの化学式呪文(大層アヤシイ)が響く深夜のカッカ宅。


2003年05月28日(水) 音痴!

やあ久しぶりだね学校、と学校に向かって語りかけたくなるくらいに久しぶりに学校に行く。
ため込んでダッシュため込んでダッシュの人生。
昨晩遅くに食べ過ぎたペペロンチーノが胃にもたれて気持ちが悪いけど元気☆
んでもって睡眠時間が短いので眠い。
ああ、この眠たさが学校よね、としみじみ味わう。
眠いけど「異論反論オブジェクション」という顔をしてねめつけていたら、まんまと当てられた。
「この表を見た時に第一に述べられる点は……(以下長いので中略)差別思想的といいますか、この表を鵜呑みにすると第二のヒトラーを生みかねませんよね」
しばし先生とディスカッション。
他の人みたいに
「えっと…うんと、間違ってたらごめんなさい、いいですか?」
のように可愛くなりたいなあと生まれてから長い間思っているが性癖が治らない。会話では治癒したようにみえていても案外緊張するとくせが出るわね、人を威嚇する癖←マジやめれ。
お陰様で褒められませんでした。
ケッ、次から弱気のイイコちゃんでいってやる。
昼休みに声楽の合わせをする。
私が歌。久しぶりに声を発するきょうび、歌を歌うのは余りにもスパンがありすぎてどうやって声を出すのか忘れている。
喉がどのくらい回復したか分からないし(薬がキレた。咳止めしかねーよ)声楽の発声の仕方忘れちゃったけど普段と違ってフンフン好きに歌を歌いすぎて変なところに声が行っちゃいました、ということもなく、あどけない声が出る。
んでもってとってもとっても音痴な私。
刺し殺したい★
自分にメラメラと殺意を燃やす。
自分大嫌い、死ね死ね死ね団、ブー(ブーイングの嵐)。
喉が変な音を出すので青紫色の炎症止めうがい薬を持参してうがいを済ませて、いざ次はコンピュータ・シンセサイザ実習です。
2週間も休んだからさぞ次の行程に進んでしまって一人取り残されてどうしようオロオロとしながら教室入ったら。
全然進んでいないどころか、その時点で私しか作業を行える人間が居ない状況。
正気か?
それとも再び機械のトラブルか。
今日は授業普通に出来るそうな。
出来れば風邪声で朗読をするのは後々鬱気分になりそうなので、
「先生、今日は風邪なので、他の方からどうぞ」とか言ってたのに、
「あ、私、本忘れました…」
ウフあたし殺意催す程嬉しい。
その後他に人が来てくれたので、声楽の練習で摩耗した喉を多少回復してから朗読できましたが。
昨日、「顔」をテレビで「仲間由紀絵可愛いのぅ」と思う存分見ていたのが悪かったのでしょうか。
元来空気の漏れた話し方をするタイプで朗読および相当気を付けないと舞台でも声が全く聞こえなくなりがちな話し方であることは自覚しているので、練習しなきゃと思っていたのに、全く練習せずに、白紙で朗読したら仲間しゃべりになってました。くわっぱ。
うにゃあ! やっちゃったよぅ!
前半読みながらどうにも治らないので、最後は開き直ってみました。
フー、あんまり聞き直したいものでも無いです。



帰宅してから、ピロのベッドで昼寝をしていたらピロが帰ってきて私のベッドで昼寝していた。何故に反対になりたがるのか、私達。
ペチコペチコピロを叩いて起こしてみたら、今日の寝言は
「楽しい♪」
でした。何がだろう……。
そして喜び勇んで牛角に行く姉妹。
テーブルなのだが、カウンター状になっている横並びの席で、仕切が取っ払われていた。
向こう側から丸見えなのに、家と同じでじゃれ合いながら食べる。
ピロの太股をサスーサスー痴漢して遊んでみたり。
「どうなんじゃろ、姉妹でも訴えられるんかね、痴漢として」
さあどうなんでしょうか。フフ。
デザートになる頃に、ピロがピロピロオーラを全開にしてお茶を頼もうとしていたら、
目の前の母子でいらしていた方の、母親の方が、どうもピロがツボに嵌ってしまい。
思い切り吹き出してました。
もう相当ツボったらしく、
「ごめんなさいねえ」
と謝りつつもなお笑う。
いいええやっぱ見ててオモロイっすよね、こいつ。
と生暖かい笑みで返して、ピロを更に突いて遊んだら、とうとう堪えられなくなったのか、ご帰宅されました。
ふと出会った袖触れあう仲でも、ピロの笑いを分かちあえて、なんだか嬉しい。


2003年05月27日(火) 放棄しない力

23時、妹が帰ってきて、もんじゃ焼きをはじめて食べたけれどもお腹が空いたお腹が空いた腹零分と騒いで、ふと1日何も食べていなかったのに気がついた。
チョコレートは食べたかもしれないが。
生きるのを忘れてしまいそうだった。
折角、体の炎症が少しずつおさまっているというのに、自分から放棄しちゃいけない。



ところで、そんな折、夕方のテレビの特集で、拒食症なるものが取り上げられていました。
3人のうち2人が回復していて、その方々が両方とも現職参議院議員のところで働いているので、そろそろ統一地方選挙だしね色が濃い作りでした。
人の病気を選挙に利用するのは卑怯だゾ☆
何はともあれ、治った人達にはおめでとうを言いたいです。
いちいち他人の思惑がからんできちゃうのは病気の性質上仕方ないんですか? ねえ。
1から勉強しなおしてくるよ、多分余計分からなくなっちゃうけどサー。
選挙色が強かったからなのか、今までで一番ムカっとくる報道の仕方のような気もしました。


でも、誰の思惑にも左右されないことは、あり得ないんだろうな。誰しもが。


2003年05月26日(月) アゥ

夕方まで再び記憶が無いです。
虫歯の痛みはほぼ消えたのですが、反対側の喉付近に口内炎が出来て、内外が痛いです。
抗生物質も炎症止めも効かないのか、今の私の体には。
そして精神的にも危ういよ。


夕方ニュースをダラダラ見ながら地震についてなんとなーく考えていたら、本当に揺れてきた。
あ、そうか、だから今日は妙に早く起きたのか、っていうわけで早く起きた事を思い出した。
ナマズ体質なもので。
どうにも何も覚えて無い。
日本語も相当衰えていて、ピロに哀れみの目で見られた。
ピロに。ピロピロピロピロに……。
終わった。
私の何かが。


ちなみに東京は震度3だったらしいが、ピロは今回も気づかずに生きたらしい。


2003年05月25日(日) 射程距離範囲内鬱堪能

前日、出歩いた箇所が2カ所で、しかも煙草の煙を吸い、人込みに酔い、いつもの自分の2週間分唐突にしゃべったりしたので、絶対次の日は鬱になると腹を据えてかかって1日を短縮する計画で、昼過ぎまで眠る。
起きたらピロは既に居なくて、鬱を堪能するのに絶好の日和である。
鬱日和。


眠る前に妙に頭が活性化するのも鬱の前触れ。
ピロと生活するようになってからというもの、なるべく「噛み砕いたアホでも分かる言葉遣い」を心がけてきたが、とうとう分からないと印籠を渡されてしまった。
「おねーちゃんの言っとることはセンター国語の一番最初の一番苦手な問題みたいじゃ、抜けていく抜けていく左耳から右耳へとツーってツーって」
ネタは風邪の時にお風呂に入っていたら焦るよね? ピロ談、から始まった。
「焦る……という感情はわき上がったとしても、それを言語化するまでに至らないなあ」
「へ?」
「だから、情況になったとしても、言語に変換する作業をした事が今まで無いの」
「ダー! サッパリピーマンよ」
「例えば、テストで分からない問題が出て、頭が真っ白になるとする。頭が真っ白になっても、『頭が真っ白になった』ということを自分で思えないでしょ、そういうこと」
「アー! センターでもそういってくれりゃーいいのに。そしたらもちょっと分かりやすいのに」
「いや、あのテストはあんたみたいなアホとそうでない人を振り分ける試験なんだよ?」
「プゥ」
テストとは酷なものである。




目覚めは『君はペット』の作者が元記者であったということをあとがきで知り、
「ということは本人の、自分の理想がゆがめられた形で表現されているのを読まされている訳か、オエー」
もそもそ起きあがりながら溜息をつきたくなるような事を朝っぱらから思いついている。
「何故カッカがそのマンガ読んでいるの?」と言われそうだ(言われた)が、妹が友達から借りてきているのである。在ったら読むだろう、マンガ。
バリキャリ東大出てハーバード出た主人公(美人)がペットとして可愛い男の子(ダンサー)を拾ってくるのだが、大学時代から憧れていた格好いい彼氏(バリキャリ、武のたしなみがある、文武両道美形)が出来て起こるハプニングの数々、て現在ドラマで小雪、松本潤、田辺誠一と見事アタリ役でやっている原作マンガなのであるが、作者本人が別に東大を出ている訳では無く、あとがきを読む限りでは大学学歴に関するコンプレックスの塊のようなので、そいつぁいくらなんでも露骨露悪露出趣味的に自分の理想の投影を見せられて、読む大多数の人は気持ちが良いのだろうかとか朝から悶々とする。




最初はリネンの洗濯をしたり、昼だけれども朝ご飯を食べたりとそれなりに人間らしい事をしているが、段々何をしているか分からない人になってくる。
いいの、今日はダメ人間の日だから。
さあ思う存分ダメになればいいさダーメダメダメダメ人間。
耳鼻咽喉科で入手した強力な咳止め液が強烈に不味いが、ようやく効き始めたので、人並みに読書ができるようになってきた。2週間何も読んでない。風邪の諸症状で集中出来る体力が無かったのだ。結核患者で自分自身から読書禁止を言い渡されている気分だった。結核になると読書禁止という情報は宮本輝情報。宮本輝というと中学校からの友達だったが彼女が何故か(つーかケンカ別れした。「てめーが人生成功したと思ったら電話かけてこい」と私が言ったのが原因だろう。頼むはやく人生に成功しろ←お前もなー>自分。無理ー<自分。人の事言えたギリかーこの身分は)大学に入った途端に絶縁してしまったノリちゃんを思い出すが、彼女は宮本輝が文庫の宣伝だかコーヒーの宣伝だかに出ている姿で宮本輝に惚れ、
「手が綺麗な人に不細工な人は居ない」
と断言した程の手フェチであったが、そんなことより作品で「悪い人はいない」とか言え。手よりも作品を褒めてやれ、相手は作家だ。


最近ありとあらゆる不味いものを口にしているのでカルキ水ですら甘く感じられる。
喉関係の薬って不味いものが多いから要注意だなと痛感するが、これで薬飲み人間としてワンランクアップするんだろう。かつて漢方を2種ゴッバゴッバ飲んでいた所為で、「あり得ない」くらい錠剤を一気のみ出来る危険体質になっちゃった、で救急車呼ばれちゃった。
嗚呼、水が美味いなあ、しみじみ。
咳止め液は微妙に甘みで誤魔化そうとしたブレンドが更に悪寒をそそるが、炎症止めうがい薬はダイレクトにヤバイものを口にしている風味が口全体に広がり、舌味蕾に置ける苦みを受け止める部分的よりも、両方とも鼻に抜けていくときの香りがヤバイ。
化学っぽい匂いがする(←ピロを妹に持つ割りに化学のイメージが貧困)。
炎症止めうがい薬は青紫色です。それを口から出す時の気持ち悪さったら、自分はいっそ青い血流しているヤツ(トート閣下)でいいよ、と思っちゃうね。
「黄泉の帝王トート閣下。またの名を、死」←トート閣下紹介の台詞。
ちなみに本来のトート閣下は歌の中で「青い血を流す傷口は」というのがある。
学園祭ではカットされたので、私は無事青い血を流さないトート閣下になった。
「だって青い血は流せない」というのが理由である。



ここのところ風邪で体が炎症を起こしていた為かむくみで瞼がいつもに増して眠そうな二重になっていたのだが、今日は比較的普通の瞼だった。
と安心したのもつかの間、情緒不安定なので、泣く。
勝手にいいように妄想して泣き、勝手に悪いように妄想して泣く。
自分、いい加減いい歳なので何度も経験して分かってなおかつ逃避しているのだが、実は楽器を触らなきゃいけないとじわじわ思いつつ触らないでいると、どんどん泣きが悪化してくる。最後は鬱病なんだか統合失調なんだか、という騒ぎに発展(したことが……)。
はやく触れば? 弾けば? という話なのだが、もう一の腕の筋肉が衰えているので触るのが恐怖なのだ(熱の間に筋肉が溶けたらしい)。怖いよう怖いから触れないようでも練習しなきゃどうしようでも怖い(以下ループ)の悪循環を断ち切る方法くらい知ってるけどね。
弾きゃいいんです。ええ。
今日もやっぱり怖くて触れずに終わりました。
嫌いで触れないならいいのよ、迂闊に弾きたいのに、もう弾けなくなっている自分(妄想)がたまらなく怖いのよ。
そこまで怖がる程弾けてないくせにね。
と上記のようなループを一日続けて、最後はバクチク闇のCD『69』に手を付ける。
ハー☆ 心と体に染み渡るわぁあっちゃんの鬱。


2003年05月24日(土) アイタタタ

神経回路が弱っているのか、虫歯が痛くなってきました。



30分だけ仮眠を摂って夕方からライブにお出かけ。
大学の頃の姫がジャズでライブをすると案内をくれたので、スケジュールの空いている人々を誘ってレッツゴーです。
珍しく1番のりで駅に到着して、いざ行こうと分かりにくい地図を広げて、学園祭の時手伝ってもらった友人アルマの彼氏「兄さん」に地図を見せてみた。
男性って地図読めるって言うし、と本を読んでないのに影響を受けている私の頭脳。弱い。
そうしたら、予習復習はバッチリするタイプのピコ2さんが「あー、吉野家の近く、らしい」と非常に漠然としつつも確実に目印になることをこっそり呟く。
よし、吉野家まで行こう、ていうか吉野家どこよ、とオロっていたら、ライブに出る筈の姫が駅付近で「ヨー!」と声をかけてくる。
何故今ここに!?
と全員が唖然としていると、「いやー、今メンバーで呑んでてさー」とにこにこの笑顔をくれた。
「てゆーか酒くせーよ!」
酒の匂いがするくらいに呑んだくれる姫。
酔っぱらいの右左も危うい案内を受けて、吉野家を目印になんとかライブ会場にたどり着いた。
早めに着いたので席に座って、前のバンドも聞こうではないか、と辺りを見渡す。
ピコ2さんの変人センサーに、アフロヘアーが引っかかる。
「あ、アフロ……アフロ……あれ、地毛?」
「地毛だよね」
地毛アフロー、実は出演者だった。
しかもギター兼歌。
「歌、要らないよね」
「そもそもジャズで日本語ってありえない」
チューニング。
「……私、風邪をこじらせてとうとう難聴になっちゃった、かなアハ」
ベース。
「一番上の弦だけうわずるのは何故?」
「段々あがっていって、たまに下がってまたあがるけど、限りなく他の音に近いのは意図的?」
「ギターとサックスは下がり気味でベースがうわずり」
「ベースの人、建設現場に居そう」
「サックスの人、蛇使いみたいだね」
既に酷評を通り越して楽しくなっているようなコメントの数々である。
狭いライブハウス、楽屋からは明らかに酒の抜けていない姫の笑い声が聞こえる。
この前座バンド、相当痛い演奏で、ジャズに分類したらジャズに対して失礼なんじゃないだろうか、ミニマムミュージック系? も(以下略)。
前座バンドが終わったら、アフロの人が目の前に座ってしまい、ちょっと気になる位置である。またしても盛り上がるアフロ談義。
そうして次の姫のバンドの為にメンバーは色々と準備しているが、姫は一向に準備する気配を見せなかった。
キーボードを誰かに運ばせていたような気がする。
コードも誰かに繋がせていた気がする。
姫は、姫の為に集まってくれた人々の為に御歓談の時間を設けられた様子で、しばし楽しげにお話をされた後、自分がうつりそうな位置にヴィデオカメラを設置してらっしゃった。
その間にも姫がご使用になられる為の譜面台が用意されていたりする。
そうして、ようやく姫のお体が空いて、我々のもとにいらっしゃった←くどい。
「どーよ、あんた今日は彼氏居るの?」
待っている間に話していたが、「彼氏ってそもそも前に話していた時の彼氏か否か、それは誰にも分からないよレベルの姫。
私が問うたのに対して、姫は私に耳打ちした。
「今日は彼氏は来てないけど、今日のバンドのドラムが遊び相手。今のガッコとバンドの人には内緒だから。あ、ここでは全然言っていいよー」
アハハハハハ☆ とおみ足を出した恰好でお尻をパンと叩いて姫は去っていった。
「姫、魔性っぷり悪化……」
思わず呟いたら、全員が「え? 何々?」と尋ねるが、我々の回りは多分学校関係者と思われる人が続々と入ってきていたので、ここでは言えない、と告げる。
だが、舞台にあがるや否や、舞台上での姫っぷり、更に悪化の一途。
姫、あんた、輝いてる、今最も輝いてるよ☆
韓国で購入した恐ろしくビーズが散りばめられたキャミにホットパンツ。
「年を考えろよ」
兄さん(同い年)の言葉が私に跳ね返るぜ。痛い。
ほんでもって演奏は素晴らしかった。
まああの我が儘姫が、素晴らしくない相手と組む訳がなく、組まされていた暁にはライブに人を誘う訳が無いので信用して行ったのだから、当然の事だが、前座で「ジャズって、なんだっけ?」という気持ちになっていた為、学校でしっかりと「じゃず」を叩き込まれたジャズを聴くと安心する。
あ、そういえば、ビートは細かく刻まなきゃネとか、ソロだー! とか←ワレのジャズの知識はその程度かい。
実はパパがジャズマニアだったりしたのであった。私もやれとか言われた期間があったが、リズム感無いしアレンジ出来んし英語サッパリやし無理やがな、と思ってあっさり放棄したけどさ。
「えーと、今の曲は、我らが姫の作曲のオリジナルで」
可愛いギター少年の笑顔のMCに思わずピコ2さんと一緒に
「どこでも姫かい」
と突っ込む。
姫の曲はとっても弾けてキラキラしてて攻撃性の強い曲だった。
レフト・アローンのカバーとか、「ブルー・ローズ」という曲とか、微妙にとあるジャンルの本を読んだ人間の心をくすぐる曲がありました。
曲の合間のMC、最初はギター少年だったのですが、途中からドラムの人に交代。
ドラムが美形ってなかなかあり得ないことだな、と気がつきました。
MC中にベースの人とか突いて遊んでいるドラマー。
そして曲が始まると手拍子を強要する姫。
姫、あんた、年期は入ったけど、まだ学生よ、そんなにこなれてどうするの。しかもキーボードって後にあるのに、明らかにボーカル並に主張してるよ、キャラが。
アンコールも背後でこっそり強要(笑)。
しかも前列の人々がアンコール2曲終わった後ギャグで「アンコール!」と言っていたら
「弾いちゃうよ?」
という強気っぷり。
わあ。姫、強すぎます。
眩しすぎます。
その昔、サリエリをやった自分を思いだした。
高校時代から客席いじりが得意だった姫(モーツァルト役)を。



ライブ終わった後、サックスの格好いいお姉さんがアンケート用紙を配ってくれました。
全員、好き放題書く。
私はドラムの人のところに
・美形ですがサドですね。
と書き、
兄さんは本当にアンケート用紙にも、姫に向かって
・年を考えろよ
と書いていた。
全員、誰が書いたかモロバレだ。
兄さんが書いたものを一番上にして提出すると、速攻姫の目に
年を考えろよ
が飛び込んだらしく(というか姫は自分の事が一番気になるお人なので)
「うっせーよ!」
と怒られていた。
目の前にギター少年が居たので、姫に「どお? 格好いいでしょ」と言われ、年をわきまえた私は「かわいい」と言った。笑顔がはにかんでいてとってもチャーミング。タイプじゃないが。
「あはは、私は年をわきまえてるから」と言ったらマジで「うっせー帰れてめーら」と怒られた。そして本当に帰った。
帰路につきつつ姫の話をバラして、一瞬沈黙して「魔性、悪化だね……」と唸る我々。
駅で、兄さんとアルマと私の三人だけが残って、晩ご飯を食べることにした。
パスタダブルサイズは食べられるか、という話で、女子二人は「いけるだろう」と言い、兄さんは「無理だろ」と言う。普通逆だろうに……。
兄さん、東大修士課程(セリエノー(農学部)所属、セリエノーは森林対海洋で戦いが行われる)専門、松食い虫。
出会った人は必ず1度は松食い虫の講習を受けると評判の人であった。
食事時に、今日もまた、ピロとKの写真を見せて遊びました。
相変わらず釜婆大評判ですな。
兄さんと電車で帰宅中にピロの話をしていたら、兄さん、唸りながら
「もしかして、妹さん、天然?」と言い、
「頑張れ、ていうかこれは頑張っちゃいけないのか」
と真理を突いた。
そう。
頑張っちゃいけないな、と常々思う。


2003年05月23日(金) 分割

前日何も無くて次の日異様に長い日記になるのもブラウザが伸びたり縮んだりして余り好きでは無いので、これは次の日(5月24日土曜日)の日記です。



空咳で眠れず、やっと眠れたと思ったら咳で目が覚めるという日々が続き、眠りが少ないと持病を誘発する&今ちょっと情緒不安定なので、とりあえず体から治そうという魂胆で、起きて直ぐに病院に出かける準備で気合いモリモリにする。
9時開院だと思ったら、10時だったのね。
最近の健康法は隣の街まで歩く事、という私は、そのまま「朝食」という非常に健康的な響きの食事を摂取しようと閃く。
健康自慢
・早起き(就寝時間は明かさない)
・姿勢良く、たくさん歩くことを心がける(ヒールの高さは気にしない)
ホーラ、どうだ参っただろうエッヘン☆(いや、誰も…)。
お爺さん達がヒマに任せて朝から集っている横に座っていると、この辺りの大地主は4人で何処のスーパーの土地一帯は元来誰の所有で、というどうでもいいけどちょっと笑える土間会議(女性の井戸端会議のようなものだ)が耳に入る。
一番若い人が、もう飽きたらしく「あ、用事があるので」と去っていった。
シケちゃったので、私も退散して、病院に行く事にする。
今日は耳鼻咽喉科☆
ピロにいい加減「土日の薬が無いでしょう、行ってき」と叱られたのだー。
本人は随分回復したので治った気満々で居たのだが、朝起きて鏡で喉の奥を覗いたら赤いだけじゃなくて白いモノが見えた。
……使ってもないのに、ポリープ……?
ポリープは見えない位置(声帯)に出来ます。
病院に30分前に行ったのに、私より先に1名居た。
わ、私よりヒマな人発見。咳で無駄に起きた私よりも(以下略)。
耳鼻咽喉科の先生、昔より太ってたよー、わーん。
前は医療用の帽子を被っていたらハゲが隠れてナイスガイだったのに。はじめて耳鼻咽喉科に行った時、人が多いから随分早めに昼の診療時間の前から階段で待ってたら謎のハゲオッサンがやってきて、誰だろうと不審な目で見たら先生だった、ていうくらいギャップがあるところがちょっとお茶目な耳鼻咽喉科医。特徴:喉(声)フェチ。
この医者には幾度も謎の病を持っていって助けてもらったさ、原因不明の突発性難聴とか。
広島の名医と呼ばれている人に(注:後で詳しく聞くと、野戦上での名医だった。母よ…)
「半音下がる〜言われても、わしにゃあ分からんのぅ」
と言われ青ざめて帰京したら、
「半音も下がって聞こえたら大変でしょう」
と同情されて、もうこの人に一生付いていこうと思ったもん。後日譚としては、とうとう、うちの学校の教員として乗り込んでくるくらいの音楽好きだったので、現在授業をやっているのだが、一向に授業を受けようとしない辺りがついていっていない私。
鼻と喉を見られたら、まだまだ喉一体全体が赤く腫れて炎症を起こしているのだそうな。
それでいったら、今まで10日間の炎症の度合いはどのくらいだったのだろうか、ちょっと知りたいお年頃である。
苦い薬をたくさん頂いて、病院に行ったなあという実感を噛み締めながら帰路についていたら、シュテファンを見かけた。
シュテファン、日本人なのだが、同級生から「なんか、シュテファンって感じだよね」という理由でシュテファンという渾名になってしまったので本名を忘れてしまった、大学時代唯一の見た目腹の中両方が清いといわれ、かつ演奏も素晴らしい男性である。
ただちょっと天然ボケがすぎるだけで(ああああああああああ)。
シュテファンはかつて、制限時間10分の練習曲の試験の時、みんなが「ああ10分も練習曲引き続けるなんて耐えられない」と5〜7分で切り上げていた時、遅刻をしたことがある。
理由は「えー、みんな15分くらい弾くんだと思ってたのにー、どうしよう、これって絶対すっごいヤバイよね。ああ実感が沸かないなあ」と言い、周囲全員の「10分以上は先生に迷惑だから誰もやらねーよ」と心のツッコミ視線を浴びながら、ぼんやり時計を外してシャツをinしてバリバリ超絶技巧を美しく弾きあげてきたにもかかわらず先生から雷を落とされたという過去とかも持っている(もっと良いネタをあげようよ…私)。
シュテファンの先生は私と同じ丁内に住んでいるので、歩いていて当然なのだが、
「どっかで見たような…………シュテファン!?」
と私が凝視していたら、
(え? 何だろー)
というぽんやり怪訝な顔をしながら去っていった。一応有名人なのに、シュテファン。
あまりのぼんやりっぷりに後で思い切り振り返って観察して遊んだ。
シュテファン、あんたにゴリ押す性格がオプションでついていれば、今頃日本クラシック界のアイドル間違いなしなのに。


2003年05月22日(木) 小さく健忘

気がつくとC駅に居ました。
……持っていたビニール袋とか、その他色々で状況は全て察しました。エライ子だ。
ちょっと薬切れてたしね……。
正直、先週リフに処方箋取ってきて貰おうかと思ったのよ……只発熱でそれを思いつくだけの元気も無かっただけで。



まあいいや、食べようと思って、ソバ食って、口の中がダシっぽくなったので「三月うさぎ」というフレンチカフェに入る。
真グロい事を考えつつ「チョコバナナパフェ」☆を食べていたら、ハッと気がつくと赤ちゃんを連れた人達が「キャー何これ美味しそう!☆ 私もこれ食べたい!」とはしゃいでいた。
イヤン、脳内覗かれなくて良かった。一応美味しそうに食している顔だったのかしら? それとも私のドス黒を隠して余りある見た目のチョコバナナパフェだったのかしら? 確かにこれはとっても美味しそう、でも、体を芯から冷やしてくれる程のアイスクリームの量よ? ウフフと思いながら、笑顔で
「チョコバナナパフェです☆」と答えたが、鼻声だった。チッ。
相当量のあるチョコバナナパフェで、体が満悦したのだが、隣の人達が音を上げるのを見る前にスタコラサーと退散することにした。こんなん頼ませやがってーという目で見られても、カッカ困るし☆



健忘していた間に、相当量の携帯電話メールをこなしてました(学校関連です)。
熱でへばった間に溜めてたヤツを綺麗に片付けてくれるとは、あいかわらず使えるな、こやつ(こやつって……誰だろう)。


2003年05月21日(水) ヤク切れ

眠る前から脳みそが茹で上がり、挙げ句の果てに市販の咳止め液が無くなった。
これで、手持ちの風邪対策のものは、「貼る風邪パップ」(だったか?)だけになってしまった。多少の風邪、もしくは声楽の試験の前日には大層威力を発する貼る風邪薬だが、いい加減1枚はっても咳が12回の内1回止まる程度にしか効かなくなっているようだ。
前日ピアノの先生に「ぜんぜーねづがさがらだくで……」と凄まじい声で電話したら、本気で心配された。
こういう時に「実験レポートを書く」と行って家出をしたっきり帰って来ないピロがいるので、
「妹さんは?」という質問に
「家に居なくて……」と不幸アピールをしてみる。
絶対病院に行った方が良い、とのご指導を受ける。
そうですね、薬ももう無いし。と起きたら病院に行こうと決意を固めて起きたら良い天気だったので、これ幸いと行く気満々。
余りの良い天気っぷりに、起きた時にあった熱も下がるくらい良い天気だ。
私は果たして何科の病院に行けば良いのかを悶々と悩み続け、耳鼻咽喉科だろうかとドアを開けようとしたら「本日代診日」の文字と、混雑した人影を見たので、人の居ない行きつけの消化器内科にする。受付待ち時間で具合悪くなった過去の数々の経験を生かしてみた。



「口を開けて」
と医者に言われたら、人はやっぱり素直に口を開けるのだろうか。
いい加減声楽長い事習っていると、口は小さく開け喉だけ大きく開ける、という方法で済ませてしまうのだが。ほら、ヲトメだし(笑わせてくれる)。



母からの電話で「そういや、ピロ彼の合唱部の伴奏やらしてもらやーいいじゃん、良い出会いがあるかもよ!」と母がヲトメぶりっこを発揮してくれるので、絶対イヤの一言で一蹴した。伴奏はそれなりに好きですが、譜読みが苦手です。それよりも出会いが余計です。
「いいじゃーん、可愛い男子と恋が目覚めるかもよー」
「やだ、仮にも合唱部、例え素人の集まりだろうと合唱部の名を背負っての音痴をこの私が許す筈が無い。地団駄踏んで叱りつけて怒鳴りつけて叩きのめして捻り潰して終わるもん絶対」
別に素人が音痴なのは良いんですが、集団で、かつ不協音ではなく、不協和音を鳴らすのは私に対するハラスメントです。中学時代にその一念だけで意固地に多重録音テープとか作って教職実習生まで使い込んで「せんせーはこのパート教えてて下さい」とか勝手にやって(ごめんなさい大学4年生・笑)気がついたらクラスを優勝させていたことを思い出します。
ちなみに音楽高校では、もっと怖い姫が居たので、なるべくメゾソプラノとか音程の取りにくいパートから逃げて合唱コンクールを逃れてました、エヘ(だって姫とか姫とか皇后とか怖いんだもんマジで地団駄踏んで怒り出すし、とか言ってやっぱ私もキレてたのを今思い出した)。そのくらいみんな地団駄を踏むんですよ、自分自身に対しても。
母、何を間違えたか、そこで弾けた。
「ええ〜、ほら、そういうところで目覚める、なんていうか、ウフ、マニアな男の子が寄ってくるかもよ!」
更にいらんわー! ボケー!
声は出ないので本当は小さい声でしたが、気分は最大フォントに強調入れた挙げ句イタリックにしてヨレヨレにしたい感じです。
母よ、親からもマニア受けな娘なのか、私は。
てゆか、それでいいのか、娘がそんなので! そんなあんなで! 
うわあああん。
……ホントはもっとヤバいのよ、ママン。


2003年05月20日(火) 脳みそぐつぐつ

今日は、延期して頂いたお仕事の面接に行ってまいりました。
起床時間の計算を1時間遅く間違えていたけれども寝苦しさで1時間早く起きたはいいけれど、ダルくて、のそのそ用意をしていたら結局どう携帯電話のサイトを更新しても10分遅刻で駅に着く、という状態だったのを、電車のダイヤの乱れと気合いと根性とダッシュで何故か10分早く到着、徒歩10分ギリギリセーフ、という偉業を成し遂げたあたりでもう1日は終了した感はあります。
場所は赤坂再び迷子……←赤坂と迷子が直結している私の人生。
なんとか到着して、ロビーに通される時に、受付嬢チェキしてましたが。
・異様にミニスカ。
・ロン毛カール。
・背が高い(というか足が長くて頭が小さい)
・化粧が濃すぎて汚い。←ランク外。ちなみにランク一位は電通。
ロビーには、絵がたくさん飾ってあります、これでもかこれでもかといわんばかりにしつこく光り輝く絵が無造作に傾向とか全くおかまい無しに芸術とか美術を破壊する勢いで。
「帰りたい……」
ちょっと声に出して呟いてみたりして、エヘ。
受付嬢ギャル制服と社員の制服は全然違って、社員は普通だった。
どうやら見栄っ張り?
で、ロビーで面接が始まった訳です。
いきなり2ヶ月休み無し毎日拘束v と言われた時には、時給の良さよりも逃げることを考えました。アハーどおりで金が良いと。
「ポピュラーな曲は弾けますか?」
「…………ポピュラー、の定義は?」
よく分からなかったので凝視してみました。
「例えば、映画音楽とかですね」
……戦場のピアニストに使われた曲とかでも良いんでしょうか。暗いですよ?(多分)
「衣装は、派手なものはありますか?」
「……派手、といいますと? 例えば、絵の良さを破壊せんがばかりの色合いのもの、とかですか?」
「いえ、黒などでもかまいません……」
むしろ黒と言わせたかったので脅してみました。
相手も大きく出た。
「私どもも、華やかな方を探しておりますので」
んじゃオレじゃねーや、他を当たれ。
という気分で面接が終了。
帰りの電車の中で悶々と、
「どうしてこんなにお金が好きなのに、お金がありそうなところが嫌いなの?」か考えた。
周りのお金持ちのおじさんおばさん達にはお金に頓着の無い清い子で通しているが(ごめんなさいねえ、一応ブってみたりしてオホホ←見破られてそうだ)どっこいどっこいピロとはるくらいの金々五月蠅い姉妹である。よく金の曲を歌っている。でも、お金が在りそうなとこっていうのを目の当たりにした時にたまにじんましんが出そうになることがある。
多分、成金趣味が嫌い。もとからお金持ってる人と違う、表だけ取り繕う感じがイヤ。
「あら最近オペラ聴いてないわあ」とパリオペラ座まで飛んだり、「美味しいもん喰うで」と出かけたと思ったら世界一周美食ツアーでした、みたいな、天然入ってるんじゃないでしょうかというくらいのお金持ちになると、表だけ取り繕うことはまず無いからなあ。むしろ内面を豊かにしていくことに命がけになるというか。お金はあるところにはあるので、違うお金があるところを探しに出たい感じで、合否の電話を待つこともしたくなく、第3次審査があるらしいこともポッキリ忘れて、部屋の片づけを久々にしていたら、再び熱が出てきた。
あー! もういい加減鬱陶しいことこの上ない。
しかし1週間熱が続くと体力も精神力も思考回路も奪われてしまい、意識が朦朧としてくる。色んなモノのたがが外れそう、というか、手綱を持つだけの元気が無い。
ホゲーっと目の前に居たピロにちゅーをしようとしたら、逃げられ
「危うく奪われるとこじゃったよー」
とピロの言葉で、「奪われるって何をじゃー」と笑ってしまった。
「うーん。くちびる?」
律儀に妹は答えてくれましたが。
この場合、順当に奪っていったとして(←何故仮定するかってそりゃ脳みそが煮えてるからです)
・血縁
・同性
・おまけに相手がピロ
という三重苦です。3つ目が特にもうこの関係のダメダメ感をあぶりだしています。



母からの電話で今日の面接の報告をしてみる。
「華やかな方だってさ、ウププ」
「あー、じゃああんた無理」
やっぱこういう時は身内の本音が気持ちいいワア☆


2003年05月19日(月) マークス

SARSを持って来日した台湾人医師は、医大時代の同窓会メンバーだったらしい、と聞いて脳みそが「マークス! 暗い山だ!」と脳内で叫んだ(←声が出ない)私は愚か者ですか。
その場合、台湾人だから「孫さん」が2名必要かな?
マークスより凶悪な団体だったような気もするが。
お互いの対応がアジア人的で空笑いを誘います。
台湾の人もやっぱりお客様は神様なのね。



電話がかかってくる度に開口一番に「わあ凄い風邪」と言われるのはまだ酷い声だからでしょうか。出るだけ進歩なのになあ。まだ微熱は続いていますが。
熱があるような無いような頭で考える事はそろそろ夢と現実の区別が無くなってきて、現実で何をしているのか分からないです。
謎のメモがハラリと出てきてドキリとします。私はその日何処で何をすべきなのでしょうか……。
ブツクサ考えてるのは、もう日記という形態も終わりかなあ、という事くらいで。
もう森博嗣氏も日記という形態をとうの昔に終えたし、手本にしてる日記も1サイトしか無くなってしまいました。場所はヒミツにしております、というのも単に逆探知が怖いだけで、ブンヤさんのサイトです。世界情勢が揺れてなければある程度日記というのは何かを訴えるのに有意な場所と言えるのかもしれませんが、社会と関係し(社会と遮断すれば兎も角)この社会情勢は日記を書くのに向いてないよなあ、としみじみ致しました。動きすぎよ、情勢。
昨日の自分の文章読み返して、ウワオ日本語が壊滅した挙げ句視点がブレてます日記なのに単数なのにと吐きそうになりました。
暗い山に入ったよ。
やめようかなあ……日記。
せめてもう少し文字数を減らすか更新速度を減らすか。
逆に、秘めてきた(←?)このどす黒い腹の内をブチまけ系にするか(……荒れるからイヤ)。


悶々。
マークスだ! 暗い山だ! 暗い、暗い……メロン!←?


2003年05月18日(日) 日曜夜はNHK教育

再び朝から微熱ディ。
寝苦しくて眠れず、朝からムーボケしていると、約束(金を払う)の時間よりも1時間早くにピロの部屋の目覚ましがけたたましくなり始め、ピロがなんとこ起きてきた顔でいつもよりも更に瞼が腫れた顔して「おはよう」と言いに来た。
何故寝ててくれないんだー。
ヒマ……。挨拶に返す声も無いし。声。私の声を返してー!
ハッ! もしかして私、人魚姫? イヤン泡になっちゃう。←どうだろう私。刺し殺しそうよ。




夜ふとテレビを付けたらN響アワーが丁度終わりかけのところで、次の番組にふとバイオリンの原田先生が出ていた。
原田先生、学校でモサった頭をして歩いていると大江健三郎似なのに(というかピコ1さんが大江健三郎がブームだった時に見間違えたという過去がある)七三分けに固めようとした後がなんだか泣ける。
スーツをピシリと着て「肩幅狭い」というアピールをしつつ、ブツブツいつもと同じようなことを言っているなあ……とふと見ると、前で組んでいる両手の、親指がこっそりグルグル回っていた。
あっ、そんな、指で退屈アピールをしなくても、としばし退屈さを忘れて爆笑する。
カメラもなるべく親指退屈アピールをうつさないように、アップにしてみたり角度を変えてみたりするんだけど、カメラの角度変えたりすると余計手がうつったりして更に笑いを誘います。原田先生も必死に指の癖を止めようとしつつ、でもつい指がグルグル動いちゃうって感じのところがもうどうしようもなく笑いのツボにはまる。
しかも最後に笑顔で毒舌を吐く(終了)。
どうしてこう、音楽家(特に先生職)の人って、最後に笑顔でイッパツ毒舌吐かないと気が済まないんだろう。




グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団。
マーラーって言われても、マーラーで直結して思い出す出来事は、
ヴォルフという作曲家が頭おかしくなって、「俺がマーラーだー!」と裸体で騒ぎ出した、とか、マーラーって強迫神経症が酷くて繰り返しばかりの人で「巨人」は大層笑わせてくれる名曲を生み出したが、ジグムント・フロイトさんに治してもらったばっかりに更に作曲の方で唸る(だって今まで反復で曲書いてたのに反復しなくて良くなったから曲作るのに苦労するわな……どっちを取るかは本人次第だが)羽目に。
とかそういう断片的なことしか知らないよー。ボー。
ウトウト画面を見ていると、コンサート・マスターがインタビュー受けてました。
……‥‥・・・こ、このお兄さん。
歯が! 歯が溶けてます! 
ツッコミどころ満載だぞこの人、としばし凝視している。
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団、ヨーロッパの26才以下でヨーロッパ各地のオーディションに受かった人々で作られた精鋭のオーケストラなのだが、どうも画面を見ていると、バイオリンの人達、コンサート・マスターが背負う背後には、雌ヒョウ達といって過言では無い、世界に怖いと名を馳せるヨーロッパの怖いお姉さん達(美人率は高い)で成り立っている。
これを一人で背負って立とうとするには、歯が溶けるわね……、更に熱が上がったような気がした。
音も「ホホホホホ私達を倒せるものなら倒してみなさい」的凶暴な音のように、聞こえなくもない(被害妄想か、ここまで来ると)。
そして、御年78才の天才ピエール・ブーレーズ(1拍間に右手10回左手11回振れる、という異名を持つ)の横で、爺よりも確実に波平ハゲなビオラ(男)を発見。
待って!
これは26才以下限定オケ!
なのに何故頭が煌びやかに光っているの!

ハー。
やっぱりオーケストラは観てて飽きないわ〜。


2003年05月17日(土) 飽きてきた

正直な話、風邪で居るのにもうどうしようもなく飽きてきました。
今回は「キャッ! 高熱」とはしゃぐ余裕も無く寝込んでしまったので、風邪をエンジョイできなかったし、巷でSARSが流行っているから学校関係者(先生達)からは露骨な差別を受けて無理して学校行くのも出来ないし、「いやっ、無理してる自分が好きっ」て酔うような無理してよろめきな自分も無かった。
ああん退屈退屈退屈退屈ー。
熱が下がってごねる休日の午後。
ピロリンに「寝とき! あっしは寝とらんでもう1度熱あがった事あるよ」と叱られたけどもそもそ何とも付かない事をしていたら、まんまと本当に熱が上がってきて、気持ちよくなってきた。
あああ、風邪、この得たいの知れないぽわーっとどこかに飛んでいきそうな熱にうかされた感じが好き……←麻痺。




ところで、今ふと自分の寝床を見てみたら、まるで「寝るな」と意図されたかのように、ピロの洗濯物がどばぶーん! と乗ってるんですけど。
寝ちゃダメなんですか、私。



うおおお、叫びたいー(引き続き声が出てません)。


2003年05月16日(金) 季節の変わり目

咳で眠れない夜、そういえばサイバラの新しい謎の冊子(漫画とも本とも雑誌とも付かない形態をとっている)ではインドネシアでちらし寿司を頼んだら油で炒めてあったと書いてあって笑わせてもらったなあ、と考えていて。
もしも目の前に得たいの知れない謎の素材があったとして。
日本→きっと醤油でくたくた煮(牛鍋とかが証拠)
イタリア→とりあえずオリーブオイル? 分からない場合はハーブもたくさんブチこむ。
フランス→とりあえずワインに合うように、ワインで煮るとか? 
     北フランスはバターで焼く。
モロッコ→クスクスにして形態が分からなくなる。
ロシア→揚げて酢漬けにしてウォッカと一緒に! これで味は麻痺、消毒もオーケー。
ドイツ→素材を一度殺すのがドイツ風。ミンチにしてソーセージ?
スイス→チーズ。チーズに出来ないならいっそヤギの餌。
ギリシャ→オリーブオイルと豆と一緒に煮た後、ヨーグルト
韓国→言わずもがなのキムチと交ぜる。
イギリス→ミンチにしてパイ。きっとその頃には味が無くなっている(英国風)。
アメリカ→ミンチにしてハンバーガー。味が濃い。デカい。
ふぅむそれならやっぱりルーマニアは血の味ドラキュリアかな? ウキウキとか思いながら眠ったので、謎の夢を見ました。イラクあたりで戦争に巻き込まれているのに気がついたら夢の中に京極夏彦乗り込んできて京極風味妖怪風味になりつつ本にまみれて……目が覚めた。京極夏彦は書庫書斎だけじゃなくて至るところが本だらけだった(それは私の夢だろう……)。



今日もギリまで休んでからお塾に行ってまいりました。
天然お花ちゃん塾講師にはこれからもお腹を痛くさせられそうです、笑いで。
絶対ツツくわ私、と思っていたが、のっけから字の間違いを発見してしまい、
「それは移ると書くのでは?」と注意してしまいました、はじめての授業なのに専門用語にツッコミ入れちゃイヤン>自分。
ものごっつ恥ずかしそうにしている先生。
「今日は字も汚いですし絵もダメですしなんだか…」
と照れていたら、背後の男子から
「絵はいつもです」
とツッコミ入れられて更にアワアワになる姿がいともツボ……。
笑えるー。
でもこれで「オモロイ人一人発見」とかって友人に報告するから
「あんたって優男好きよね」ていうレッテル貼られるのよね。
違うの、これは単なる笑いのツボ!
確かに優いオヤジヘタレオヤジはけっこう好きだけど……お花ちゃんはちょっと違う。
相当ウケるので、これからも観察させて頂きますが(細かく笑えるんだこの人は)。
授業中に話していて、急に何に自信が無くなってきたのか、「○○って、そうですよね? ね?」て助けを求めるように生徒を見たりとか。つい頷くのは既に初の私しかいなくて「ああ、常連さんはもうここで助け船をあげない方が面白いって悟ってる、悟ってるよ!」と私も一つ勉強したりとか。
何を観察しに行ってるんだろう……。



季節の変わり目の風邪は難聴になりやすいから気を付けなきゃなーと思いつつ、ふらふら帰路につく間にメールチェックをして、久しぶりに携帯電話のメールをピコピコ弄くっていたら、1名情緒不安定レベル危険度な人が引っかかる。
ハァ……そういう季節やなあ……。
でもことごとく風邪を引いていた。
季節の変わり目って、辛い(←涙目で)。


2003年05月15日(木) 早く元気になって病院に行けるといいねぇ…

「○○さん、最近病院で見ないけどどうしたのかね?」
「最近、具合が悪くて病院来られないらしいのよ」
「あらまあ、早く元気になって病院来られるといいわねえ」
爺婆病院待合室井戸端会議でこんな会話がなされていたというのを数年前小耳に挟んで笑っていたが。
人の事笑えない自分が今此処に。
我は今齢幾つ?
朝病院に電話して一言「あ」とか言った瞬間に風邪とバレ、薬はとりあえず用意しとくから取りに来られる時に取りに来てと言われるが。
多分、無理!(涙)
今通ってるところ遠いから行ってる間に確実に悪化する。
熱を測ればまだ38度線を下回ってはくれなかった。



久しぶりにテレビを付けていたら、堂本なんとかっていうアヤシイ人が「45度」とかいう熱っぷりの歌を出していて、ムカついたのでチャンネルを変える。
タンパク質固まっちゃえキィ!
昼からは地上波垂れ流しの方向で。
ぼーっとしていたら。
インターホンがしつこいので、不思議に思い出てみた。
「ぶくおふでーす!」
ギャアアアアア! たいへんです! 私こんな日に古本売るの申し込んでました。
ていうか忘れてたよ! あああ、東京戻ったら用事てんこ盛りだと思ったらこんな細かい用事までついてるの。
慌てて部屋着程度に着替え、ゲホゴホ言いながら出る。
ごめんなさいねえお兄さん。雨の日にホモ本の処理してて風邪まで遷ったりしたらもう最悪でしょう。
プロは表情一つ変えず「またのご利用を!」と言って去っていった。
涙が出そうだ。色んな意味で。



ワイドショーで「MOON CHILD」が存外興行成績が良いというのが新聞に載っていたと聞いた。
「観念的で難しい、などの意見もありますが」
……同人誌的で腐女子向け、の間違いじゃないのか?
熱で耳が哲学的になっちゃったかオレ様。
待って! ガックンがハンパなく拘り派なのは目に見えてるけれども、腐女子以外には「観念的」に見えるの? ヤバイよ、観念的な事一つも見えない、ごめんガックン。ていうかガックンあなたはどっち方面に向けて作ったの? 観念? それとも耽美?
……耽美だろう。


2003年05月14日(水) 誰が一番弱いのか

気がふと緩んだらしく、実家でひたすら抑えていたものが全て押し寄せてきたようで、
発熱
空咳
関節痛その他風邪の諸症状に見舞われて意識が清明になった気になる。
やらねばならぬことはまず仕事の面接の延期……(イヤーン)。
「ゴボゲバ……あの、普通ならそれでもおして伺いますが、御時世が御時世なので……それでも行って良いでしょうか…ゲホゴホガボ」
脅しをかけるのはやめなさい>自分。
でもSARSだったらイヤだしなあ。凄い隔離っぷりだしぃ。38.5度以上の熱で怪しまれちゃうだろうしぃ。
というかここのところ移動していたのでもしも流行病だったとしたら如何に大多数が私の所為で死ぬかという恐ろしい事になるので、この風邪いっそ無かったことに……(プルプル)。
次に「ガボゲベーごんにちばー、あの……風邪ひい〜ちゃったので…明日のレッスン休みますアハハゴホゴホ」と電話をする。
「アハハハ……SARSじゃないよね?」
「大丈夫っす! あと0.1度超えないと認定もされません風邪!」
風邪は大抵喉からやられるタイプなので、電話での攻撃がしかとよく効く(とてもしんどそうな変声機の出来上がりである)。
1日中魘されていたらピロリンが帰ってきて。
高機能ピロリンになっていたので、1年間の成長っぷりに涙が出そうになる。
1年前の今日この頃、風邪の私は数々の拷問にあってきたが、今では電解質飲料と林檎を買ってきて、お粥を作る妹に成長……。
ああ、びっくりしすぎて熱が上がっちゃったよ。
「とりにく、火がとーりにくーい、アハハダジャレー!」
最近微妙にダジャレに凝るピロであった。
「ねえ、白い人の代表の人がね、「重病で死にそうなんですよ。脱水症状だし、お粥かソバしか食べられないから1日2食くらいで」て言ってたのアハハ」
「あたしゃこれが1日で最初のお粥じゃよ、水分もさっき久々に摂った……どっちが瀕死かねぇ……こっちかもねぇ……なんか宗教作ってみよーかねー」←脳みそが熱で溶けた。


2003年05月12日(月) 妥協点を探る〜譲れないもの〜

欲望を埋め尽くしても埋まらない乙女心。
今日はちょっと体力いい加減限界だったので、午前中はお休みして、午後からお出かけを致しました。
メモ用紙3枚に欲しいものリスト作っておくのを忘れずにね!(←ピロリンを見習ってみた)
でも、本来欲しいと言っていたのとは全然違うものになりました。
いい加減母親が娘に求めるものが厳しく娘の求めるものとは違ってきたからなあ。
最近母が私に乙女を求めるので、乙女なら乙女で! とコルセット風味ー! と騒いだら流石に理解して貰えませんでした。
今日もまた「キラキラ」とか「ボッフン!」とかで言い合いをする。
「ボフボフは譲れないのよ! 好きなの!」
オノマトペ会話。
母:「見てーこのキラキラ! ラメラメ!」←私より乙女な母。
私:「見てーこのボッフン! まるで蝦夷馬糞ウニ!」←形容の仕方が汚い。
まず最初に靴を買おうと一致団結。体力が要るものを先に済ませてしまおうという算段です。蝦夷馬糞ウニミュールはアナスイのところにありますので、一見の価値あり。

勿論(←?)私はジル・スチュアートの靴のコーナーではしゃぎまくったが、店員にまで「ご覧になったら分かると思うのですが、履き心地よりもデザイン重視なので…」と母の味方に回る。私はデザインが良ければそれで良いのだが。リボンがボッフン! て付いたのが欲しかったの! 誰か貢いで! 私の足は23.5センチ。
「ヒールは8センチ以上無いと落ち着かない。履き心地よりデザイン。デザインが良くて気分が弾めば足は弾む。気分が沈んだら履き心地良くても足が前に行かない!」
大言壮語する私と、ヒール3センチ以上は未知の領域の母の間で激しい攻防戦が繰り広げられる。私の転け癖は母の家系の譲りなので、転けた時についてフィーバーin靴売り場。
「ピンヒールだと足首が多少曲がろうとした時にも多少のぶれを自分の足首及びふくらはぎの筋肉で調整出来るんだけど、ヒールが大きいと、ぶれが調整出来ないでしょ! 傾いたらアウトなのよ!」
ていうかそれはどうなんだろうか歩く人間として>自分。
キラキラ好きとボフボフ好きの折衷で、ターゴイズがゴテゴテついたアナスイのサンダルに決定。ヒール部分が分厚くキラキラなので母大満足。マジでキラキラが好きらしい(←ピロリンに遺伝している)。
その後、コルセット風味がたくさん売っている「ナネット・レポール」というお店に到着するや否や、何故か突然「定番を買いに行こう!」と腕引きちぎれんばかりの勢いでミシェル・クランへ連れて行かれ、上下を全部着させられたのに「うーん。あんたにはやっぱ似合わん」とキャミだけ購入(カッカ趣味が反映され紫色薔薇刺繍)。どうでもいいけど今日は妹の服を着ていったが為か、それとも広島の人間は東京の人と違うのか、必ずワンサイズ上を試しに着させられるので2度手間です。「なるべく小さいヤツ」て主張してるんですが。
私、そんなに太く見えますか? ねえ!? ダイエットしろ?
と肩ひっつかんで問いつめたい気分にさせられました。堪えましたが。ちょっとノロイーゼのようです。食べるの大好きだから拒食症にはなりえないけれど。
でねー、でねー。
コルセット風味のトップスは、ママンが値段がどうのこうのと言って、しかもコルセットの魅力を分かってくれてなくて、結局アウターにもなるブリブリレース付きのシャツ(後に紐がコルセット風味)に決定したの。
でもってね。ママンってば嬉しい事に「ワンピースと合わせたらええんじゃないん?」とワンピースを試着させてくれてね(また2回着替えたよ、だから小さいのくれっつーの)。
ウフフ。
ウフフフフ。
60年代女優風、水色ドットワンピ胸元リボン付き入手ププッッピドゥ〜♪
親子共々幸せである。
それから、コムサカフェに行ったのだが、本日親子で空腹タイムが違った為、ケーキを2個近く食す羽目に。流石に最後は生クリームがきつかった。
しかも、ブルーベリータルトには普通にカスタードベースだと思っていたら、出てきたらチョコレートだった。
正直に言います。
いまいちどころかいまさん。変。
モンブランは逆にフルーツ風味のカスタードが入っていてこれまたいまさん……。
あれ? コムサカフェってこんなんだっけ? でもミルクティは美味しかったのよ。



そこら辺から疲れてきて、疲労の余り錯乱してシャネルに猪突猛進する。絶対買わない癖にねぇ……。靴が可愛かったわ。でももう疲れて履く気しないの、ごめんなさい(どうせ買いもしないので履いてはいけないと思われる)。



今日は収穫満載の日でした。
ま、買う前から既に家にあるものから「人の物で欲しいものリスト」は脳内で既に出来上がっていたし、ママンも「あらこれKよりあんたの方が似合うわ」と末の妹に相談無しでプレゼントしてくれる洋服もたくさんあったし。
ウフフフフフフフフフフ☆
でもまだ何か欲しい。何か。
埋め尽くされる事の無い乙女の欲望。
それは吸水力5倍アップの柔軟剤入りタオルのようにスススと吸い込み直ぐ乾く。


2003年05月11日(日) 地元deデート

 今日は、さらこさんに会ってまいりました。
 朝から鼻血の出る雨の降る良いお天気で御座いました←深い意味は無い。
 家を出る時も「誰に会うの?」「フフフ……」「誰?」「……フフフフ」ちょっと壊れた振りして誤魔化して、「ねー、○○っていうケーキ屋さんは、徒歩何分?」「だから誰!?」「えー、教えなーい」母はヤキモキです。
 昼過ぎに、昨日ヤマカワさんに「お・そ・ろ・い」といわれた服で
こっそり出かける。
 久々に地元の、本当に自宅近所を歩いたが。
 変わったんだが変わってないんだか全然分からない(記憶が無いものですから)。
 時間感覚も全く間違えたらしく、10分くらい前には着いてしまい、仕方が無いので着席して雑誌を見ておりました。
 さらこさん登場。
 来るなりお花を頂戴いたしました。感激。
「写真のイメージとは全然違うー」
 そらそうっす。割と常に変幻自在カメレオンだし。いかんせん、ボーイッシュだし!(ツボにハマっているらしい)
 そうしてのっけから盛り上がるのは共通のネタ、さらこさんの妹さん……。ごめんよこんなところでネタにしているけれど、呉々も呪ったりとか祈ったりとかしないでくれ!
 顔立ちも、どこか不思議に似ているところも似ていないところもありつつ、姉妹って、て感じで今日もピロリン画像披露。
 私、単なるピロリン伝道師? いわばヨハネ? サロメに首斬られちゃうかも?
 微妙な味のケーキを食しつつ(多分さらこさんも「微妙だ…ていうか……」くらい思っていたと思われる)お話をする。
 のちに「あー! 折角なのにミラ話し忘れました」とメールが来たけれども、それはまた後々の機会にゆっくりと。ウフ。
 帰宅した頃には良い塩梅に煮えた私は、素直に「ハイお花。Aちゃんのお姉ちゃんからだよ」と白状してしまう。出会った理由は絶対に教えない方向で(いざという時は宅に手紙じゃなくてハガキ送ってたらいつの間にか文通してたとか嘘でもしばくさ)。
 帰宅後、腹ごしらえをした私は速攻「さ、じゃ買い物に」と気合い満々買い物の旅に出かけた筈なのに。
 ヤマカワさんにぶつかる(笑)。
「ぎゃー! また会いましたね! ああっ! 着てますね! 着てますね!」
 相当エスカレーター昇り口で隠れていたが無駄だったようで発見されたが、着ている事により満足で逃げることに成功。母はアンテナを持ち合わせていないので、淡々と次の店へ入る。
 そこで母子好みの意見衝突。
 向こう側が金の権限握っているだけに逆らえない。クソー。
 仕方なく今日は引き上げる事にして、次の店へ眼鏡を買うという用事を。
 眼鏡。
 人がかけている分にはステキアイテムだが、子供の頃からド近眼だった私には大嫌いなアイテムだったりする。
 しかし最近は安くなってきたこともあり。
 紫色のフレームの眼鏡を買いまちた。フー。疲れたー。
 今日のお仕事は眼鏡を買うことだったのでもう良いだろう、っていう雰囲気満々になる。
 それからチョコレートを買いに「ジャンポールエヴァン」へ行く。
 こりゃ広島で買うもんだなあと痛感する。都会で買ったら人が多くてチョコレート選ぶヒマも無いこと確実だわ。
 フランス語を読んで、無難そうな甘いチョコを買って、次はそごう。
 広島ならではを通っている本日。
 そごうのエスカレーターを昇りながら、母子で好みについて熱く語る。
「あのさ、お母さんはキラキラでフワフワだけどシュッとしたラインが好きかもしれないけどさ。私はどっちかっつったらブワッとしてるものに惹かれるみたい。ブワッボン! てしてるヤツ!」
 熱く語ったが今日もオノマトペが意味不明だ。
 相変わらず通じてるのか通じてないのか分からないピロママは「あんたは体にフィットしたもん着た方がええ」と呟きつづけていた。私だってダルーンはイヤよ! と断言するが、ダルーン……ズボーン……。そういうのばかしで会話になってるのか……?
 しかも。
 しかもしかもしかもしかも。
 (末)妹迎えに行く時間があるから時間切れ〜とか行って、洋服買わず終いで本日終わったんですけど。
 死にそう!



 ママは帰宅してからずっとさらこさんの花をいとおしんでました。
 そして私は、ジャンポールエヴァンのチョコと、さらこさんからいただいた花の中のミントは合うなあと噛み締めてました。
 家で丹精に作ったミントは美味ですね……(うっとり)。


2003年05月10日(土) 副作用:過度の発汗による脱水症状、筋肉疲労

 実家に帰った目的。
buck-tickのライブ。
 体調が悪い悪いと言いながら、過密スケジュールでハードコンタクトにお送りする今回の旅。自分自身の限界にチャレンジ。
(……今虫がパソコンの前に止まって逃げていった。おっかけていきたい衝動……)
 まず、昼から、中学時代の友人、ひったん(HNともぞうさん)に会う。
 待ち合わせを何処にしようか、と言ったら「ライブ会場、クワトロでしょ? じゃパルコでね!」と気を利かせてくれていたのだが、パルコの中にクワトロというライブ会場が存在し、なおかつそれがパルコの最上階を占めているということを当日になってようやく親から教えてもらう。
「だってクワトロってパルコ系でしょ?」
 若いぜママン。ダテにバクチクライブチケット代理で買ってない!
「バクチクのライブに於けるファン層は、年齢はどのあたりか?」と訊かれたので、
「20代後半からかな…」と微妙な受け答えをしたが、ライブ、もみくちゃな中、1名はぐちゃんよりも確実にちっこい少女を発見した。しかも親みたいな人もいた(林家パー子に激烈似ていた。パー子が写真を撮りに来たのかと思った)。バクチク、案外ファン層厚し。
 ちょっと早くに着いたので、ひったんが来るまでパルコでウィンドゥショッピングに勤しもうといそいそうきうきとパルコに乗り込む。
 エスカレーターをあがって直ぐのところ、唐突にヤマカワエリカみたいな元気なアンテナさんにとっつかまる。
店員:「今日は何をお探しですか?」
私「いや、特に何という訳でも無くて、洋服を見ようかなと…」
店員:「どっちかっていうと上をお探しですか? 下をお探しですか?」
私:「(逃げたい……)上です」
店員:「(一瞬の沈黙の後)話は脱線しちゃうんですけど。すっごいお薦めの、パンツ。ごめんなさいねえ話が飛んじゃって。でもこれすっっっっっごいお薦めなんですよ」
ぎゃああああ。すごいヤバイ人に捕まっちゃったよ強烈だよ話飛ばすなよトップス探してるって言ったじゃん。
 お願いです着て下さいと拝み倒される。いや友達が待っているからと言うと友達待たせて下さい・あ、パルコ待ち合わせですか? ここ椅子ありますからここに来て貰いましょうええ大丈夫!(いや全然大丈夫じゃない…)さあさあ着るだけっネ! 絶対お似合いですよ、似合う人に売りたいんですよすっごいこれ売れてるんですよ東京から来た? もう代官山にも横浜にも無いですよ!(いや、買うって言ってない)
 最後、ひったんから救いの電話がかかってきたので、店を出る。
 友達も是非今ここに連れて来いと言われたがそりゃ無いだろう。
「次来る時はもう絶対無いですからねー!」
 笑顔でサワヤカに捨て台詞を言われつつ、店を去って、ひったんと会った。
 早々に御飯を食しに行き、携帯電話でピロリンの謎画像の数々をあげた。
 ひったんも実は足フェチだったらしく、ピロリンの足を待受にしようかと言っていたが、ガバと携帯電話を開いた瞬間が足だったら、横でふと見ていた人はとりあえずびっくりすると思う。
 食が細いひったんも、私の旺盛な食欲に触発されたのか、珍しく食後のデザートを、と言うので、ハーゲンダッツに行く。ところで陽気な一日だったのだが、ハーゲンダッツの店内には冷房が効いていた。これは店の開店をよくする為なのだろうかとあたりを耳渡してみると、どうも男女関係のもつれの悩みの話が多い。成る程、これは店員でなくとも回転をよくしておきたいところである。
 我々は早々に店を後にして、パルコで洋服でも見るか、ということになった。
 すると昼食時に話題にしていた電波さん(ヤマカワさんと呼ぼう)がいるかもしれないと極度に怯える私。
 昼食時に「変な人は何故私によってくるのか」を議題に食事をしていた。ひったん、食が進むのは何故!?
「例えばね、虫がいたとするじゃん。ある種類の虫は、光があったらブーンって飛んでいくような、そういう習性だと思う」
「というひったん、あなたもそうなの?」
「そうなのかもー。でね、Aちゃん(さらこさんの妹さん)はね、光に直接当たっちゃったからあーっ! て。熱いわっ!って。なっちゃったの」
 ひでー言われようである。どっちがか既に分からないが。しかもひったんも光に当たっちゃったさんじゃん。
 ホメオスタシスの走性により、人もとあるモノに引き寄せられるのかもしれない、と結論ついたところで、ウィンドゥショッピング再び開始。先程のお店にはヤマカワさんが休憩で居ないということが判明したので再び一緒に見ている。
 すると今度はアヤシイ髪の毛をしたお兄さんが、「今日は何をお探しですか? どっちかっていうと上ですか下ですか?」と訊くので思わず「マニュアルですかそれは」と尋ねる。否定された。
「上探しです」
というとTしゃつをぶわあっと広げ出す。まあ、上を探しているという場合はウィンドゥショッピングにおいて逃げやすいので「あ、この雑誌に載ってる「58%」て書いてあるTシャツが欲しい」など、無難なところで無理難題をふっかけて、いざ、なんか妖怪アンテナがピキーンときてそろそろヤバイです「とうさん! ヤバイ! 来る! 行かなきゃ!」と叫んでいたところで、ヤマカワさんマジで登場。怖いよ、妖怪アンテナ本当に発揮してたよ。
「きゃー! 戻ってこられましたね? やっぱり気になりましたね? ウフフ☆」
 気がつくとひったんは椅子にちょこんと座って、ヤマカワさんプラーイムショッピーン!(←ケーブルテレビでよく流れる通販の番組)を見学していた。しかも途中ところどころお兄さんがツッコミに入るという技までカマして凄いことになっている。
「今ならネーム入りハンガーもついてお得!☆」←得なのだろうか。
 もみくちゃにされているのは私。
「さ、着るだけは只ですよー」
 とか気がついたら着て、ひったんはなんか流されてヤマカワさんに同意していた。
 髪の毛切ったばかりの私。
お兄さんが「ボーイッシュな雰囲気の方だから」と言うので私達爆笑。いや、そんな風に言われたら、髪の毛切った甲斐があったというものです。ヤマカワさんは「違いますよ! ボーイッシュな中に、乙女なテイストを入れるんですよ!」と本人を置いて爆走している。もう好きにして…とばかりに色々羽織物やら着て遊ぶ。……ものはとってもお洒落なのよ、コジャレたニューヨーカーかパリジェンヌって感じで。店員さんが吉本なだけで。
 しかもヤマカワさんのお薦めの商品は本当に着心地が良かったので買うことにした。
 しかし店を去る時にヤマカワさんが「やーん。これでお・そ・ろ・い♪」と呟いたのは聞かなかったことにする。しかもパルコは地元に帰ると毎日のように寄るエリアだから、初日に覚えられるととても辛い。でも本当にハンガーを入れてくれた。ヤマカワさんサンキュー……。不思議なあなた。
 途方に呉れつつ、歩き続ける。スナフキンとニョロニョロプリントのTシャツがえらく可愛く、ひったんは仕事の都合上それを着るのは如何なものかと頭を抱えていた。あんな可愛いTシャツには久々に出会った。ニョロニョロの数が尋常でなく多いのがポイント。
仕事の都合上、着るのを諦めたひったんと、再びお茶をするのにリブロカフェに行こうとしたから新刊のコーナーでしばし立ち止まってから中に入った。
 しばしあっちゃん話。しをんのしおりのネタなどをひったんに仕込んで「白痴!」と白痴美フィーバーを誘っておいた。
「あっちゃん達は終わったら今日、どこに打ち上げに行くんだろうね……」
「どうしよう、あの顔でY雲とかS心とか……ぎゃははははははは!」
「あ! あっちゃんごめん爆笑しちゃった。どうしよう傷ついてライブ出てこないかも」
いや、今あっちゃん達、リハ中だと思うな。しかも高々このくらいで傷……つくか。
 クワトロに行く前にt.A.T.uにも勧誘したらCDを買ったひったん。その後にKOKIAのアルバムが両方入っている事が判明!
 広島の皆さん!
 タワーレコード(パルコ旧館)に行けばKOKIAのアルバムが手に入りますよ!
 レッツゴー! 
 そして布教の為、店員さんに「すいませーん、友人が欲しいって言ってたんですけど、在庫ってまだありますか?」と並べ直させることを忘れるべからず。
 マリリン・マンソンを尋常でなくひったんは怖がったが、マリリン・マンソンって関口君よりもイジケやすいナイーブな人なんだよ。褒められると「お世辞を言って何が楽しいのか消え入りたい」気分になり、かと言って貶されると「傷ついてこの世から消えたい」と思うんだから。凄いぜマリリン・マンソン。キング・オブ・鬱。あっちゃん最近鬱脱出気味やからな(そんなフェロモンむんむんなあっちゃんも好き)。
 てな訳でバクチクライブに行こうとすると、階段に凄い列が出来ていて、私の整理番号たるや、どう考えても入り切らなさそうなくらいの番号だったので、下まで降りるのもめんどくさく、パンフレットを見たり、フロア一周したりして遊んで、それからいざそろそろ並ぼうとしたら、一瞬にして700人の人が消えていた。
 あわわーと慌ててひったんとお別れし、いざライブ会場へ。
 ライブと言うからには、どうせだから前に行っておきたい乙女心。だが既に750人は入っている筈の会場。どうやって前の方まで捻りこむか、それがテーゼ。
 武器はヒールと虚弱アピール(←弱いな……)。
 ところで男の人率高いなーと思っていたら、「あっちゃん格好いいー!」と絶叫してました。わあ。その心が深く知りたい。
 ライブ、6時開演ありえないと思っていたけれど、会場がデパートの最上階という都合上、そんなに遅れもせずはじまりました。とてもまきまきおしおしのライブで、MC一切無し。『極東より愛を込めて』の前に何事かダラダラと愚痴をこぼしていましたが、全く聞き取れず。会場全体が「?」で包まれた。
 しかし、赤い、安そうな生地の羽織物を来て登場したあっちゃん、休んでいたら「脱げー!」「脱いだのが見たいー!」と男女問わずに言われてました。広島の人って一体……。
 でもあっちゃんの最後の人はやっぱり今井ちゃんなんだなって。しをんさんがもしそこにいたら確実に幸せになっただろうなって。
 『残骸』で「最後はお前の中で深く」のお前のところで今井ちゃんの頭撫でたんだもーん。きゃあああ! 失神寸前。踏ん張れ私。
 激しくもみくちゃ跳ねまくり下手したら殴り気味だった私が、突如硬直して見入った瞬間でした。
 ピンヒール、いい具合に武器になったらしく、700番台の私ですら、あっちゃん水浴びられた。ウハーイ幸せ☆
 びょんびょん跳ねつつ前に進み(横の人達のを踏む)疲れたり寄ったりされたら悔し紛れにそっち側の地団駄踏んで人を避けてたもんね。腕にボタンついてるから前の人の長髪がからみついて大変!←闘い激しすぎ。おもきしはねのけられました。
 相手の武器は腋臭だったー!
 野郎率高いし、まだ春だっていうのに脇出した恰好するねーちゃんとか、頼むからちゃんと消臭スプレーかけてからライブ会場来てくれ。今日はいいから、もうこれからの季節は特にマメに。息できないから。マジで臭いから。前日の御飯はベジタブルだけにして。
 あっちゃんのフェロモンをじゅうにぶんに浴び、会場を後にする。
 スタバでグランデサイズの飲み物注文するけど、まだ全然出した水分補充されてないって感じ。
 汗水でびしょびしょに。
 ああ、でもこんないい汗かいたの何年ぶりかしら。つやつや☆
 前日から夢であっちゃん見るくらいの重病ですもの。キャハッ☆
 ひったんからのメールに「私も、光に向かう虫になりました。走性っていうのはあると確信」とメールを返信。
 私は、フェロモンを見ると猪突猛進する虫なんだろう。


2003年05月09日(金) 帰省

実家に帰りました。
あっちゃんライブの整理番号、784とかだったんですけど……ライブハウスに800人!!?
病人に、それは辛いよあっちゃん……。
今回の帰省の旅は、楽しくもなく、不快指数も低く、脳みそは白く、何事もありませんでした。
隣がオッサンばっかだったから、裸体はたくさん拝めたが。
電車よりもより一層堂々と広げて堂々と読み込むんだなあ、と観察。
旅の恥はかきすてってヤツかー、これが。
よく聞くもんな。
新幹線で、我慢きかなくて同人誌広げている幼子たち。
オッサンの子かもしれんよ?
なぞとふと思った。
遺伝子。


2003年05月08日(木) 生きるのには体力が必要(しみじみ)

レッスンの日。
前日夜から「無理だよー弾けないし行っても意味無いけど先週休んじゃったから行かねばならぬぅやらねばやらぬぅ」とブツブツ呟き、朝一番のレッスンに行く為、家を出て1分。
歩くという行為には、体力を有するということを悟る。
目の前くらくらにしながら歩いて学校までやっとこさ着く途中に、に自転車を勢いよくぶつけられた。
わあお。しかも怒られたよ。
朝から血圧高いなあ、こっちはびっくりする体力すら無かったぞ(振り返るだけの体力も勿論持ち合わせず、ひたすら前を見て歩いた)。
ギリギリ着きました。
雨が降りそうだったから、自転車は控えておいたのです。
自転車だったら危険だったかも。



レッスン室に着く頃には脂汗とか出してました。
最初の数分は、教会旋法からワーグナーに至るまでの歴史、とかを話してもらって時間を稼ぎました。
でも、やっぱり弾いてって言われました。
レッスン、だもんね(……ゴフー)。
30分の曲のうち、15分くらいのところで、「フォルテだよー」と言われ、いやもう強い音出す体力無いし、わざとだろうこの人私を虐めて遊んでるか、それとも弾くのやめていいよっていう暗号だろうっと思ってとうとう弾くのやめました。
手痺れて、目の前見えず、気分は盲目(ところでこれも目の不自由な人とか書いた方が良いのだろうか)自分が何を弾いているのかすら分からなくなってくる思考回路はショートしちゃってる、今すぐ会いたいわ〜って誰にやねーん状態。
終わって保健室で寝て、病院行って着くなりベッドで休ませて貰って、帰路記憶に無し。
昔と照らし合わせて考えると、血圧が低いのかと。
血圧70で「練習終わらせて今少し元気です!」と病院で断言しばいて、血圧計で恥かいた過去を思い出した。
そーいや、友人は血圧60で学校行ってた。
血圧の、下の数字じゃなくて、上の数字です。


2003年05月07日(水) 鼻血の季節

気温の変化が激しく、ピロリンが体調を崩してきました。
もともとは虚弱な子で、健康体は私が引き受けていたんですが、ストレスの時期に入れ替わったんですな、体質が。
けれども、元来弱いので、季節の変化が身体に出やすいみたいで、ぐったりして。
まず鼻血を出し(最近大人なので少ない)。
ダルく。
貧血で帰宅出来ず。


ふーん。
と思ってたら1日サイクル遅れて姉にも同じ症状がやってきました。
伝染病だったのか、鼻血。
姉妹のうち、私とピロだけがハナヂラーなので、共通の話題は非常に盛り上がります。
盛り上がるっても、二人とも体調悪いからテンション低めに盛り上がる。
私:「今日の鼻血さー、奥の方の毛細血管だったらしく、主に口から出たサー」
ピロ:「マジンコ? どんくらい?」
私:「少量やねー。最近は大量には出ん。あれはもうキッツイもん」
頷くピロ。
「必ずうちらって、1時間フルマラソン完走しました! ていう鼻血だったじゃーん」
とてもしんどいのです。
ところで鼻血を出す時は大抵起き抜けだが、目が覚めるかどうか、という話題でも盛り上がった。
そもそも、私がピロ語で「全身鼓膜」体質だ、という話からだったような気もする(空気圧の変動で目が覚めたりするのでピロが寝坊を嘘つけない)。
記憶に無くて、1度起きたら綺麗に鼻血の処理をした跡があった事はあったけど。
季節の変わり目は本当に体も心も憂鬱。
弾けなさ過ぎなのかなんなのか、じんましんまで出てきました。
イライラマシーン。
電磁波ビーム!




朝起きて口から血を出した後、学校で授業を受けるかどうかを真剣に迷った。
「図書館の本延滞してるしなあ」という理由で、行く決意を固める。
未だに本を読む為の授業を取ってしまうのは慣性じゃねーや、惰性だろうなあ。
今まで回りに「今更あんたが取る必要無いよ」と止められていたけど、もう止める人がいなくなったので心理学を……(アハー)。
「はい、じゃあこの詳しい説明を聞きたいという人」(0人)
「…じゃあ、逆に聞きたくない、という人」
素直に挙手したのに
「一名だけいますね。本読んでて下さい」
シカトされた。
えー。こちとら京極堂を見習って本に集中してるのかそうでないのか分からないよう、ちゃんと板書しながら授業聞きながら携帯のメール打ちながら読書してたのにー。なによぅ。


授業終わって保健室でガッツリ仮眠を取って、シンセサイザ実習に行った。
案の定、音の波動について説明(サイン波とか三角波とか微分積分フーリエ変換etc)を、高校の数学1も済ませてない人と、医者やりながら音楽やっている理系頭の人(も居る)両方に分かるように説明していたら時間を食って、企画書提出どころじゃなかったけど、機械が進んで楽しかった。
先生:「音って揺れるやろ。ちょい、あーって良いながら口叩いてみ?」
生徒1:「え〜? マジですかー。なんかアヤシイ集団みたい」
先生:「アヤシイ集団て。白い服か…?」
私:「やめてください先生。それで言ったらこの行為はなんですか、さしずめ電磁波出してるんですか? 有害極まりない集団じゃないですか。少数精鋭(4名程度)ですね」
話題が流行に乗りすぎです、先生。


芥川の「蜘蛛の糸」を参考に聞いた。
ステキだ……。
先生が機械を弄くっている間に、よくある質問が飛び交う。
「え? これ(これってどれだ、多分pro tools(専門ソフト)の事だな)やりたかったら、これ(モニター指さす)と、CD買えばいいの?」
「違うよ、これはテレビと一緒だよ。こっちの四角い箱を買わないとパソコンにならないの。こっちはテレビも写るよソニーのバイオモニター」
「え? じゃこの四角いの何?」
ハードディスクを指さす。
もう一人が
「只の箱? いらなくない?」
とか言い出す。先生、助け船出してくれず、完全にシカトをこきやがる。こういう初歩の質問は既にやり飽きたとみた。
「違うよ。このはこの中に、更に箱があって、それが大切なの。わしわしってしてて……」
背後から先生の
「ワシワシ?」
というツッコミが入る。
「うぅ…。うにゃうにゃ……じゃないな、ガビガビ…。ちっこいのが一杯詰まった箱がガシガシしてて、それが一生懸命働いてて、働いてるよっていうのを、こっちのテレビ画面に映すのね」
オノマトペの必要性が皆無だ。
「で、授業みたいなのが出来るの?」
「いや、CDだけじゃこれは出来なくて、こっちの機材と、ハードディスク取り付け、ごめん、そこの箱の後に取り付けるヤツとか色々買わなきゃいけないんだよ」
「ええー。いくらくらい〜?」
知らんわ。
やっと先生が手助けしてくれましたが。
値段の時だけかいな。



しかし、昔は憧れのプロ専用物が、安くなってきてますね……ていうことは、ここにある古い物を使いこなさないとどんどこがらくたになっていく……。
今日は脳みそがどんよこしてます。
大人しく何もしてません。
サアどうするんだ今後。


2003年05月05日(月) げげろげーじゃペーぼれごん♪

ピロが起きたら、人間じゃなくなっていました。
ものごっつ中性的なその姿に、姉ながら魅せられる……。
女性らしさのかけらも無い!(←すっげー怒られた)
かといって男でも無い(ちょっと格好いい)。
んでもって、軟体酷すぎる。
足癖の余りの悪さに「ねえ、それは千と千尋の、釜爺みたいだね。釜爺ならぬ、釜婆?」
と、釜婆写真をみきさんに送って元気づけてみた。
「軟体動物、ピロリンダコ……」て返信がきた。
やっぱり、人間には見えないらしい。
謎の言葉もしばしば発する。
ご機嫌に
「げげろげーじゃぺーぼれごんっ♪」
と何語か不明(ピロリン語)を楽しげに話していた。
多分、チロルちゃん(妖精)なんだろうと。



姉はというと。
弾けなさの余り、異常者になりさがる。
「寝る」
と言って暗い、湯の張ってない湯船に沈み込んだり(引きずり出された)ピロにかじりついたり、毛繕いをしたり(これは昔からよくピコ2さん相手によくやってた注:お互いに)弾けない、というのは辛い。
更に追い打ちをかけるかのように企画書(コンピュータ・シンセサイザ実習)を作るのにプリンタが反応しないことが判明したり、声楽の伴奏譜が送られてきたり、印刷中に電話がかかってきたりと。
キャパオーバー!
破裂したっきり、帰ってきませんでした。
あっち側行き……。
なーむー。


2003年05月04日(日) 休日荒らし

「休日荒らし」
読み方は、『ガラスの仮面』の主人公マヤが、舞台荒らしをしてしまったのに、自身の欠点に気がつかず、白目になって「舞台をおろされてしまった……」とショックを受けている感じで。



下らない描写を読者に向けて強要してしまいましたが、今日は「国民の休日」だったのだそうで。
アンチ人間(何事にも逆らう人間)としてはここは休日ぶりっこしてちゃいけないと思いつつ昼まで眠ってました。
私は休日を取ったのです。
むしろ、人の休日を荒らすからこそ、「休日荒らし」です。
いや、威張る事じゃないよ?>自分。



沿線会がだいぶ広まってきたところで、本日、活字倶楽部チャットルーム、黒幕ならぬ「桃幕」と賞(称)されている「佐藤さん」宅訪問を致しました。
メンツは、
・カッカ。
・高間さん。
・蒼生さん。
不敵メンバーで乗り込みです。
全員、記念撮影用グッズを持ち込みで乗り込み。
電車を降りてポクポク歩いていると(ちなみに本日気温が高かったので異国情緒漂う格好をして、回りから「一瞬見られて視線を逸らされる」格好でした。それが楽しくてよく人と目を合わせて遊んでおりましたin電車)乙女な格好、ガッツリツボを押さえてシフォンスカートに生足ミュールでフワフワの高間さん発見。
ほれ〜ほれ〜っと手を振る。3秒怪訝な顔をした後、なるべくリアクション薄目に高間さん挨拶をしてくれる。
フフフ、他人の振りしたくたってそうはいかなくってよ(ヒンディついてる本日のカッカ)。



時間には既に全員揃っていたので、変なものセンサーをはためかせつつ、佐藤さん宅到着。
速攻本棚に突進するあたくし達。
「ワー、ハリポタの隣に西洋の歴史……の間に自炊のすすめ……?」
「こっち、ソフィーの世界の隣にCIAです!」
「……この辺からアヤシイ匂いがしますクンクン」
「いや……そ、そこはそれほどでも……」
「ホウ。てことはこっちですね、こっちは確実にアヤシイですよ」
「ワハーイ☆ スゲー」
はしゃぎまくりました。
写真は高間さんと蒼生さんがバシバシ撮っておりましたので、きっとどこかで見られる筈!
(私の携帯電話の写真はエンデ全集だけなんだな、実は)
住宅街にひっそりとある図書館で遊ぶ気分なわたくし達。
……佐藤さん、コーヒーを入れてくれていたんです。
凄く親切ですよね。
それなのに。
「むぅ? なんか、ここに一番アヤシイってセンサーが反応するんですよ……ハッ! なんだなんだ? コバルトがBLに魂を売った時の全ての本が揃って……お? こっちはルビーか……ちょ、ちょちょちょちょちょっとこれは凄い数ですよ? JUNEの全集が!(JUNEの全集は当時、通販オンリーだったそうです)と同等に凄いですよ」
「わー、これって、コバルト「ボーイズ・ラブ!」を纏めて、大人買い通り越してガッツリ買いですよね? 纏めてこれをレジに持っていったっていうことですよね?」
非常に盛り上がりを見せ、円形に「ボーイズ・ラブ」のピンク文字を写真に収めて遊んでいたら、コーヒーを入れようとしていた佐藤さんが慌てて駆けつけてきたようです。
いや、駆けつけてきたところで、もう掘り出されてたんですけどね……ウフフ。
他にも、普通に「こりゃ自分で買うには高いけど、図書館だと2週間じゃ返却できないけど読みたい」本がたくさんありました。あと、「神学大全」の裏側が同人誌だったりして、「イエス様はみてる」を天然でやっている佐藤さんはステキです。
ものすごい楽しい時間の後、コーヒーとカントリーマアムを頂き、「ハッ? 佐藤さん、このピンクの傘はさしてるんですか?」と最後までツッコミ入れられながら、移動で御飯を食べることに。
本来、焼酎「佐藤」を飲もうとしていたのに、残念ながら置いている店がしまっていた為、更に移動して居酒屋飯を食す。
ウマウマ。
喉が渇いていた所為で、のっけから薄めの酒を一気でゴックゴック飲んでいたので、酔いました。
酔った勢いで「カラオケ行きたーい!」騒ぎしばき、カラオケに行かせ、よく考えたら気がついたら金払ってません(正気に返った酔い醒めた夜)。ごめんなさい。私、やっぱり休日荒らしなの!? どうすれば直るんですか月影先生!



歩いて帰宅で酔いを醒ましつつ、家に帰って更にピロと遊んで、グデグデになった。
私、酔うのが非常に遅いんだな。
というか、ピロオーラに酔ったのかも……。一緒にアホになった……。




ご一緒の皆様、本日はお疲れ様でした。
休日荒らしてごめんなさい。


2003年05月03日(土) アハー体験をしたい

昨日の出来事とは思えない、授業の事をふと思い出す。
「創造的思考」の4段階の内、インスピレーションを受けた時の事を、「アハー体験」と言うらしい。
ヒラメキの事。
もう、聞いた瞬間に私のツボにクリティカルヒットをブチかました「アハー体験」、ノートにも「ヒラメキキラメキアハー体験」とこっそり嬉しげに書いていたら、ホワイトボードに赤いペンで「アハー体験」と書かれたので、更に嬉しくアハー体験をたくさん書いた。
この、専門科目のクラスの先生、現在院生なんだけれども、非常にお花ちゃん天然さんなのがにじみ出ていて、もう腹を抱え笑いを堪えつつ、腱鞘炎になりそうな勢いでノートを取っている。
悪筆で筆圧が高くて書くのは早いんだけど、手には悪いらしい。シャーペンの芯を柔らかいものに変えないと手が壊れるかも。
お花ちゃん天然さんな先生が、ホワイトボードに書く時の腰とかホゲーっと見ていたら、
「よど、よどどど、よどみなく」
よどみない所を敢えてどもってしゃべってしまうステキお花ちゃんっぷりである。
もう、激しくツボだ。
花が咲いてる……。
アハー。



現在の私にはアハー体験は要らない訳で、アハー体験中は放っておいてあげてください。
朝起きてピロ起こして洗濯してまたピロ起こして(←2段階あるのねー)片付けて、一人の時間作ってホゲーっと泣きながら、冷蔵庫を見たらタコが賞味期限昨日だったので、慌ててペペロンチーノにしちゃった。アハー。(体験にあらず)。



さて、次のアハー体験はいつだろ(ウキウキ)


2003年05月02日(金) むしろこんな感じで

ボクのアタマの中身もココロももう真っ白けっけ。
今年度腹を括ってマジで勉強しようと思い立ち、予備校の無料体験を受けてきました。
うおおお。
我ながら頭の中に何も無いぃ〜!
しかもそれなのに授業が楽しいあたりが末期。
ヒイィ。
小テストを出されて、15分間硬直してました。横に辞書置いてもらっていることすら忘れて。
しかも辞書ひいたけど、文章にする術知らないのね。
ボクちゃん、白痴んぼ。


2003年05月01日(木) そろそろ憂鬱黄金週間

休日の昼下がりが大嫌いだ。
普段は見かけないような、トレーナーをだらっと着た夫婦が子供抱えてスーパーで買い物をいと楽しそうに、同じような人間達が溢れかえってまっすぐ歩く事も出来ない。
家族って、本当にああいう存在なの?
休日にはみんなで買い物に行って、祝日になったらテーマパークに出かけて、弁当箱広げて水筒持って、子供は泣き出してお父さんちょっとうんざりでお疲れ、お母さんは化粧どころじゃないわっていう。
体験したこと無いからわかんない。
今回みたいな、分割黄金(黄金分割にあらず)週間だと、前半に考えさせられて後半にはうんざりなんでしょうね、今から既に後半がうんざり気味。
家族を実体験した事無いのに、妻子ある人の事想ってるともう百々詰まりに辛い。
休日なんか無くなってしまえばいい。
でも休み無く働いて、体壊したら看病するのは妻なんだろうなと思うと胸がムカムカする。




      自分で書いてて現実と虚構の区別が付かなくなってきた。もうやだ。


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