世を忍ぶ仮の日記
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2003年03月31日(月) これほどまでに蝕まれていたとは…

お昼に更紗ちゃんと待ち合わせしていたので、新宿駅南口に行く。
前日対面できなかったお詫びと目印を兼ねてマントで参上(微妙に暑い……)。
更紗ちゃんの最初のデータ。
御本人談「赤々しいです」。洋服が赤いらしい。
蒼生さん談「が○こよりよっっっっぽど大人っぽいです」。
その時は「そうか、○もこよりも余程大人っぽいのね」と納得して目印にしようと思っていたが、いざ新宿駅に着いて気が付いた。
カモコッキー!
あんたより若い人間なんて平日昼間には大抵ベビーカーでお母さんに移動させてもらってるよ…あのベビーカー群の中にカモコッキーがいるのかもしれんが、今は君を捜している訳では無いの!
私がおたおたと携帯電話でメールを送って、着信の反応で探そうとしていたら、「マント」で気が付いてくれました。
うん。ね。なんつーか。マントの人なんて他に居ないしね。春先の電波の人みたいだしね(自分に涙)。
まず腹ごしらえをしようと、ミロード(?←地理に弱いもので)の上でパスタを食べる。
食べながら、ずっと「誰かに似てるんだが……」と珍しく人を見ながら会話をしてました。ごめんねー普段はあんまり人の顔見て話さないどちらかというとガックンのようにあさっての方向を見て話すタイプの人間なのに。うん。両方ともどうなんだろう、まずいなと思うわ。
単に学校の友人に似てたよ、元気かね、あの子は今頃って気が付いてからやっと普通に会話してましたけど、でも似てるんだよねえ。なんか色々思い出して不思議な気分じゃのぅ。
更紗ちゃんが小食で、私は食べたら眠くなるのでしばらくまったりしてから、いざ買い物の旅(更紗ちゃんオンリー)へ出陣。おいらは財布が寒いのであいかわらず見るだけです。
今回はまず、マルイワンに入りました。
1階はいる前からメイド服とか飾ってあるあたりが、「流石マルイワン」と唸らせてくれます。あああ。でもよく考えたら「ぶわっ」が足りないよぶわっが。横で更紗ちゃんはそそくさとガラ物のシャツにハマってました。のっけから危険なこの旅……(一昨日もそうだったような気が致す)。
更紗ちゃんお目当ての「gouk」にまず行く。行きつつ歩きつつずーっとずーっと二人で「スカートに重ね着はいけません、キィ」と熱く語らいあう。暖かい春の昼下がり、ジーパンと重ね着しやがってる人大数。なんですかこの国は! こんな国は嫌いです! 
背後から「脱げー脱ぎやがれー足出しやがれー」ととぐろ巻いて怨念ふりまく二人(笑)。ああ、ここにみきさんもいたら誰か実行に移していた(脱がしてた)かもしれん。高性能なヤツでピンポイントで攻撃してください、金持ちな人。


「gouk」は和服っぽい感じで大層好きで御座いました。数年昔の自分なら大枚はたいてた(今現在脱出目論見中)。
更紗ちゃんも、もう欲しすぎパニックを起こして色々見ている。うん。だって可愛いもんね。アハー。
ダメ、カッカ買っちゃダメーと微妙に心に距離を置きつつ、あと少しで更紗ちゃんが置いていったカットソーを購入するところでした。危うい。
店員さんが可愛く「路面店行きました? もっとたくさんあるんで! 是非!」とおっしゃってましたが、そんなところ、行くまででパニックなのに行ったら帰れません。
そして「マントですねー」と店員さんに捕まる私。
ええ、マントです……(恥ずかしい)。でもマルイワンなら大丈夫馴染むって思ったのに(赤面)。
「細いですねー。中身入ってるんですか?」
入ってますともええガッツリと。しかもマントにかさがあるのに何故。肩持たれました。何かのマニアだったのか?(笑)
ミウちゃんがお会計をしている間に、対岸のジェーンマープル(ヲトメ)に心打ち抜かれる私。でも手は攻撃的指輪群をはめて遊んでます。大いなる矛盾。二人で「キャハッ☆ホントに痛いね!」と遊んだ後、ジェーンマープルに行き、「乙女……ビバ乙女……夏少女、高原……」「白痴服……」とかブツブツ言い出しましたが、いかんせんマント来ている人が乙女コーナーに入っても誰も相手にしてくれなくて良い感じです。ァハーン店員のバカーン。
次の階の更にマニアなコーナーに行き、最初こそ「マア、vivienneの鞄可愛いネ☆」「ハンケチーフも良いですわあ☆」と言っていた二人ですが、すーぐに「ワア、あそこのベージュの服!」「あ、私も思ってた!」「これ可愛い〜」「てゆか手が、両手が縛られてるんですけど!」「マア! 何かのプレイですかね、店員の趣味ですかね、兎角エロイですね」とるつぼに入ってしまった様子で、そこにはまたしてもエロメイドの服が売っていたのですが、「うーん、案外ピンクよりも水色の方がエロイ」「サワヤカぶったところがエロイんでしょうかね」「何もかもエロイんですけど。プレイ? てゆかもうイメクラレベルです」靴のヒールも低いところがより致命的。水色ストライプミニスカパニエ入り、胸元にはハートが付いてます。ああああ、ね? ダメでしょう?(←賛同者が欲しい)
しばらくその「由貴香織里」のゴッドチャイルドの世界、のようなところにハマりこんでました。いやあ、楽しいんだよ、ビラビラが一杯で。ちゃんとスカートの下も売ってて。何故かマネキンに飾る服全部両手縛られてて(笑)。
その後もロリっ子の為のカツラとか見たりして散々遊んだ後、「今度は欲望デパートに行きたいです」という更紗ちゃんを連れて再び欲望デパートへ。
「「ぎゃー! この服可愛いっ」」シンクロ、とかやらかして、ムッ? ツボが似てる? 一点物だったら大変ですね、と言い合いながら(笑)2階を回りました。
アワ、この辺から記憶が朧くなってきてましてね。
で、疲れたのでジュース飲みませんかジュースっつーてスムージー飲んで、そうかー『原宿シカゴ』なら位置分かるヨーお姉さん一日ヒマだから大丈夫! とか言ってた癖に、新宿駅まで地上を歩いて向かっていたら、太陽光にやられたのか(春なのに……夏どうするんだこの人)視界がぐるんぐるんしてきました。
「ヤ、ヤバイ……ごめん……だ、ダメかも……」
ごめんよー、折角の上京を最後まで送ってやれんくてごめんよミウちゃん……。
というわけでそこで先帰りました。



人ってどうやって一日中活動してるんでしょうか。
素朴に疑問……。


2003年03月30日(日) すっとなってきゅっとなってぶわっよ

日付変わった頃に「ドレスー」ということで、今回もまた(?)コスプレ(!?)タイム。
テーマは【ドレス】ということだったのですが、ピアノも弾いてると長い黒いもんばっかりになってきているので、それを着る。
「長いー長いーぶわー」
「そうそう。でね、これがこないだ買ったスカート!」
vivienneのスカートを着る。
すっとなってきゅっとなってぶわっとしているピンクのストライプのスカート。
「ギャー! カッカ乙女! 乙女だ!」
目の色が変わるみきさん。
「シャーリー?」
漫画『シャーリー』ごっこ(鏡の前でスカートを広げて遊ぶ)をする私。
段々煮えてきました。グツグツグツグツ。
「白ブラウスとかも良いかも。キュッとなった白ブラウスね」
着る私(笑)。
「いける! うんいけるよ!」
何処にだーみきさーん(笑)。モーセ?
乙女いけるらしい(ばんざああああああい)。
「問題は髪の毛だよー。巻く!」
「巻けないよー。だって短いもん!」
「気合いで巻くのよ!」
「どうやってよー(号泣)」
深夜まあああっっったりした(???)後、みきさんが本棚を見ているので「寝なさい寝なさい」と言い聞かせて寝かせました。
いやあ、やっぱ本棚ってばハヅカシイ。



5時半くらいにお手洗いで目が覚めたのですが、みきさんはまだ起きておらず、「うーん。もうちょっと眠るのかな?」と思って再び床につきました。
眠りがとてもとても浅かったみたい。
次に目覚ましも無くけっこう早い時間に起きた。
後は実はあんまり記憶に無くてー(テヘッ)。



夕方具合が悪くなってきて、「もうダメですごめんなさい」とninja会キャンセルのメールとか送っていました←朧いらしい。ninja会、さりげに行っている回数よりキャンセルの回数の方が多い気が……(ガヒーン)。
起きたらみきさんが「ピロリンの呪いか? 寝坊しちゃったー」とおなごの絵を書いて「すっとなってきゅっとなってぶわっよ」と置き手紙がされていました。ふわ、からぶわっになったのは、vivienneのスカートの影響でしょう、メイビー。


2003年03月29日(土) 煩悩道先案内人

野暮用を済ませて、みき姉さんを迎えに東京駅まで行った。
銀の鈴待ち合わせで読書をしていたみきさんは、会って早々に人気の無い場所に行って私の肩を持って「ごめん…」と謝り倒し出す。
「どうしたんすか?」
「……紙……紙……」
ヤギさんのように、ひたすら紙を欲する(そしてグルメなので紙の指定を言う)みきさん。
「ちょっと待って下さいね。東京で詳しい人にメールします!」
M美のエセコナン(仮名)さんにメールを送ったら、ごっつ詳しいメールの最後に「これで分からなかったらごめんなさい」という返信が返ってきた。
ありがとうエセさん、あんた、詳しすぎじゃよ…。
とりあえず新宿に行こう、というわけで、ゴスロリっ子観察をしながら東京駅を出て、ピュアロリっ子について語りながら新宿駅で降りた。
のっけから不安なこの旅。
まずはマイシティに行く。
私もはじめてな山下書店のハチクロポップ(&ミニフィギュア)に感動すること然り。
アンケート用紙をみてみきさんは「めがね、黒髪」とかなんとか書いておりました。
二人で「カボミントカボミント!」「わあ、釘バットもあるよ!☆」とひとしきりはしゃいで、誤って漫画のコーナーにハマりそうになったところで正気に返り、紙を買う。
案外あっさり紙が発見できたので拍子抜けするみきさん。
さてこれからどうしましょうということで、エスカレーターをのぼる時に散々「春のおなご服はええのぅ」と言ってきたので、春服を見よう、とマイシティを舐めるようにしておりていく。
「スパッツはダメなのスパッツは! スカートからはみ出るすっとしてキュッとなった足が見えないの」
二人で「シフォンスカートは単品ではくべし!」と熱く語り合う。マネキンがズボンと重ねて履いてたりなんかした日には威嚇する勢いで。
マイシティが案外早くに観察しおえてしまったので、どうしましょうどうしましょう、ええいそれなら新宿欲望デパートメントに行ってしまえ、と伊勢丹に入る。
平日なのにとても人が多いので、「さ、お薦めの階だけ」と2階と4階に行くことにする。
ポーン。2階ー、ツボな服がとっても多いコーナー…おなご服満載ー。
てな訳で「ねーねーこのホットパンツってばしぼれちゃいますよ、どこまででも短くなりますよ、いいっすか? いいんですかねえ」「カッカ、ダメじゃよ、いくらなんでも…うはあんこのスカート…ラメラメのフワフワも」「夏少女! サナトリウム!」「裸足で着て欲しいです」「うわああ、これ、スッとなってキュッとなってぶわあって!」「ああ、このスカート買ったんですよぅ」
2階はとても触発されるところでした。何がどう触発されるのかサッパリしりませんが、適度にウフフアハハウフフアハハとなってきたところで。
ポーン。4階ープレタポルテちょっと高いけど楽しーコーナー。
「タヤマアツロウ好きだったんですよねー」「いやあんこのシフォンはなかなか……うん。でもなびくところがいいね」「カッカ! あっちあっち」「おお、ププッピドゥ♪って感じ?」「スッとしてキュッとなって古風なワンピース!」「この会話は日本語としてどうなのかしら?」「ウフフ、でも確実に通じ合ってるわ」「うん」
キィワードは「すっとしてキュッとなってふわ」でした。で、あとアレクサンダーマックイーンのコルセット(お値段なんと16万円)がとてもステキでした、本物みたいで。
間違えて宝飾のコーナーに入ってしまう。
「ん? ここに来るには給料3ヶ月分持ってこなくては、て誰に買うんやねーん」(みきさん)
「ウフフ、それってあ・た・し?」(カッカ)
「オーウ、一生ついてこい!」(みきさん)
「え? ○○○○ー(←みきさんの職業)に?」
「ダメ! ダメじゃよカッカ!」
確実に脳みそやられた状態にになって欲望デパートメントをあとにして、帰路につく。
東京に来る前にみきさんに事前に何が食べたいですかと訊ねたところ、
「肉。塩で味付けされた肉」
というお答えが返ってきたので、焼き肉へ。
本当に「塩で味付けされた肉」ばかり頼む姿が男前である(笑)。
食べている間にどんどこ眠くなる私。
冷麺を食べる頃には周りが見えなくなってきて、「一心不乱に食べてる」と言われました。食べると眠いんだもん……(←赤ちゃん)。
途中、コンビニでコピーをし、夜食を買い、いざ我が家へ。
散らかっててごめんなさーいと言いつつ早速ビデオ大会になる。
林檎ビデオ(世紀末編)を見ながらの製本。
林檎:「白痴美ってあると思うんですよ」
二人:「うん、ある! 確実にあるね!(半ば涙)」
分かってるわあ林檎姐さん。
林檎ちゃんの肩がいい、とか首も良いよとか、林檎ちゃんは確実に分かってるね、あははあははと喜びつつ、製本をする。
その合間にメールが来るが、どれもこれも「この二人が一緒になると、一体どうなってるのやら……紫のオーラ出てませんか?」系ばかしだったらしく、健全育成ビデオ椎名林檎を観ている私達はとても怪訝な顔をして
「みんな、私達を何と勘違いしているのかしら、ねえ?」「ねえ」
と言い合う。
白痴美フィーバーしているので合い言葉は「フジサンキレイ」である。
ほら、健全だ。フジサンだぞぉう。
林檎ちゃんビデオの後に入っているのが年末武道館ライブをやったバクチクビデオなのである。合間におじゃるとか入っていて、おじゃるに憑依されたりもする。
さて、あっちゃんビデオ。
「けっこーMCとか削られてますね……ああ、これがディナーショー衣装……」
ラメラメに光る白痴美フェロモン神、あっちゃん。
ライブビデオのあいまあいまに出てくる今井ちゃんのインタビューの言葉にこそばゆいくらいの「今井ちゃんのあっちゃんに対する愛」をにじみ感じ、「この二人は一体どうしてここまで長い間愛しあえるの…?」とへたる。
「白痴美強し?」「うん。白痴だからね、無邪気にかえってくるし、当たっても気が付かなかったりとか」「それ以前に甘々ですよ」「お? ホントだ」「ま、他のメンバーにはけっこう鬼畜らしいですが、今井ちゃん」「キチク? 鬼畜ってどんな風に?」「サア☆」
その後「鬼畜さんはどんな風に鬼畜なの?」を繰り返し言う白痴な私に(笑)「神戸の白痴美フェロモン神あっちゃんはこんな風だったあんな風だった」「観たかったよわああああああん」「いやあもうつやつや☆」と言いつつ製本しつつ観る。
ビデオの最後にあっちゃんのコメントが入っていて、はにかみつつ(←他人には威嚇しているように見える、片側だけの笑み)一生懸命しゃべる姿にウケる。インタビュアーのお姉さんのツッコミが激しくてもうボロボロ何か白痴美が出てきているところがもうたまらなくむしゃぶりつきたいっていうか襲いかかりたいところである。
「はにかむといやあ、ムーンチャイルド、hydeさんがガックンと一緒のインタビュー受けている際に、一回一回はにかんでからしゃべるので、放送禁止すれすれのエロさですよ」「うはあやったああ」

「21世紀チェリーボーイ」のプロモも何がチェリーボーイじゃコラッという、攻め攻め姉ちゃんに絡まれて淡々と歌い、自分一人で悶えるあっちゃんであった。
ええんかそれで。
『極東より愛を込めて』のプロモで、轟々燃えていた愛の館が、段々残骸となった後に
『残骸』の歌がリリースされているので大層ステキだ。
そろそろ腹筋が痛いぞ。
あっちゃん……あなたのその確信犯でないところがステキ。でも、いくら背後の炎が危険だからって、網タイツは無いと思うのよ、網タイツは。
ビデオを終えて、息つく間も無く、WOWOWで『ご近所探偵トモエ』とかなんとかいう堤監督最新作が流れていて、10秒に1回カマされるマニアギャグ、とてもじゃないが民放でも流せないが映画化も出来ない細かいギャグに息つく間も与えられず笑う。
ハリーポッターズ、とか。
「ハリハリハリポターズ(あがる)ハリハリハリポターズ(下がる)♪」
て歌いながら虐める眼鏡小学生軍団。
「あああああ、堤監督。監督もハリーがハラグロだって思ってるよ分かってるよあああああ」
「てゆか堤監督亀甲縛り好き?」
余りにも笑いすぎて、
「あたし、ヘタレと結婚して白痴になりたい」
という訳の分からない願望が飛び出すくらいに可笑しい。
1時間半、笑い倒していたら(途中にみきさんの上司がテレビに映っていたので、チャンネルを変えて一瞬見た)、もう日付が変わった。
表情筋が痛い。


2003年03月28日(金) 疲れが出る

1日中眠っておりました。
朝早くに起きて、微妙な筋肉痛と足の痺れにのたうち回り、
「いやあんちょっと外出しただけでこの疲労感は無いだろう」
と自分の筋肉の無さに自分で爆笑した。
しかも余り記憶が無いのだけれど、携帯電話のメールが何故か殺到しているので、どの時間帯に起きていてどういう意識を持っていたのかということがおしてはかれる。微妙だな。
真夜中には、いまだ来る不在着信にキレてた模様で、友人から
「だって復讐得意じゃん!」
という励ましのメールが届いていたが、よくよく考えたらそんな非生産的かつ負のエネルギーが得意でも嬉しくない。
確かにごっつ得意なのは認めるが、ただし膨大なエネルギーを費やして復讐に燃えさかり命がけで相手を倒すので体力から考えても1年に1人が限度だと思われ、それを考えると年の前半、それも春うららかな日々を復讐に燃えさかって生きるのは、どうかと。
まあ、生きる支えにはなるが←やめれ。
歳だからもう引退して晴れやかに暮らしたいわ〜。
でもどこかがとぐろ巻いたままなので、ほどかねばなるまい。
御行、したてまつるー(違う)。しかも漢字変換しなさいよ。



『のだめカンタービレ』に深々とツッコミを入れてしまう自分も凄く嫌いだ。
「近親転調出来ない、しかも五度一度五度って美しくない!」て漫画の課題に向かってキレる自分……。五度一度五度以外に何か、何かないかしら。でも一度の後に、4小節めで停止してる場合五度! でも下の段の同じ小説にも、導音のシャープがあるからどうしても五度。転調無しの五度。どうしたらいいんだ、それとも課題が間違っているのか。
教えろのだめ!
のだめタイプ、けっこう学校にいる。しかも電波に引っかかって春先にこっちに寄ってきたことがある。
「トートさん!(←本当にこう呼ばれた。しかもいまだにこう呼ばれていると見た。電波が強すぎて訂正する気になれないが、レッスン前とかはなるべくやめて欲しい) ケチャ部の部長はあなたしかいません!」
ケチャ=インドネシアバリ島の伝統芸能。何をやっているか見ているだけでは分かり辛いが、案外単純だが物語があったりしてウケる。ちなみに戦う時の道具はハリセンらしい。G高では高校のソルフェージュの時間に皆でリズムを打って勉強するクラスもあるとか。
確かに授業中に身近な人間で勝手にケチャをはじめ揺れだし(←間違ってる)余りのできばえに「よっしゃ来年はケチャ部」とかギャグで言った記憶はあるが、よもやまさか背後に電波さんが居るなんて、しかも自分と同じ門下だったなんて知らなかった。
同じ門下で同級生と一緒に、どっちがより変人かでなすりつけあっていたところにその一言があったから、素直に敗北を認めたわ私。
のだめ傾向の人はけっこう多くて、入試の時に、バッハを弾く前に「モンゴルの草原をイメージして弾く!」とガッツしている人がいた。「モンゴル? 草原? 馬? 馬頭琴?」と私の頭はパニック起こしたが、本人は絶対にモンゴルだといって譲らなかった。入試前なので揺らしても悪いかと思いそのままにしておいたが私の心は揺れたぞモンゴル。バッハはドイツ人なのに何故モンゴル。謎のままだが、その話を同級生にしたところ、
「ああ、うちの門下でもっと面白いのが居る。楽譜にイメージをたくさんしたためているんだけど、『おじさん』とか、こう、はかりしれないものをたくさん書いていて、それをレッスンに持っていってる」
と遠い目をして語られた。
その人が電波ちゃん……。
それなりに弾けてるんだけど、聴いてる時に「このどこかにおじさんイメージが?」とか思いつつ聴くとドキドキする。


2003年03月27日(木) 豪風

久方ぶりに外に出てみると、前見た時には蕾でしか無かった名も知らない花が太陽に照らされてたわわに咲いて、風に大きく揺れていた。びっくりしたのはそれだけではなく、既に心持ち桜の蕾も一つ二つ綻びを見せていたことだ。
外には出ねばなるまい。
出た方が自分の為だ。
私はようやく一歩踏み出した。



欲望渦巻く御洋服売り場へ。
レッツレッツレッツレッッッッッッツ!!!
久しぶりに外に出たんでそこら中の春服おなごに惚れるかなと思ったが案外そうでも無く、矢張り春のスパッツスカートおなごにキレていた。足! 私親の血を幸いにしてひかなかったから、ピロリンほどオヤジくさい足フェチズムを持っているわけではないけれど(ピロリンは激しく足フェチ。足について語らせたら永遠に止まらない)、それでもシフォンスカートのてろんというスケ感に黒いスパッツ合わせてると。
脱がせたくなる(イラつきで)。
絶対「見えそうで見えないジラジラ感」の為にシフォンはあると確信しているのに(ちょっと違う確信かもしれんが許せ)。
洋服欲しさ、物欲しさに弾けそうな自分を引き連れて(一人だ)渋谷闊歩した。
脳みそが洋服で頭一杯で満たされていると、案外話しかけてくる人にも気が付かないものらしく、対外が、耳の端っこで「すいませんすいませんすいませんすいません」と謝っては流れて消えていく。
なんだったんだろー。私に立ち止まってる時間はなーい。これっぽっちも。
今回は、渋谷パルコに照準を定め、勝負に出ました。渋谷パルコの中にあるGRACEだったのですけれども、店員さんの可愛さに打ちのめされて、しばらく店員さんを横目で見ておりました。ホワホワが出てる……。ホワホワ……一緒に居たいっていうか、洋服選ぶ振りしてる間はこの人あたしの後をついてきてくれるぅ、アハハウフフ☆
とかちょっと脳みそ焼ききれちゃったっぽいし、どうも「・・・あん!」ていう洋服が少ないしシフォンが高いので(税込み4万越える流行スカートが定価で買えるわけねーべ)また今度ー、と出る事にしました。あはんまた今度お会いしましょう名も知れぬ店員さん(片思い)。
その後舐めるように渋谷パルコパート1を見る。
改装した後は、知らないお店も増えたなー、てゆかローリーロドキンオーダー超高ーいバーカバーカ(意味不明に罵ってみた)。だって石無しで10万越えちゃダメだと思うの。

シフォンスカートが欲しいけれど、シフォンが売ってあるお店のマネキンディスプレイにスパッツと重ねてあったり、店員がスパッツと重ねて履いてたり、購入するおなごがそれを履いていたりすると、キレて店から出ていく私は我が儘だろうか。ああそうだろう、そうだとも。
そんな私のハートをいともたやすく射止めたもの。
Vivienne Westwood RED LABEL(パルコに入ったばかり)。
エスカレーターあがった途端に射抜かれて、ウハーヤバイ矢を抜いて一息と思ってぐるっと一周したのだけれど、矢張り傷は深くてフラフラヨロヨロと店内に入って、まんまとスカート買いました。
シフォンスカート買うつもりが、違うもの買ってましたヨー。
きっちりウエストをきゅって絞った後にもの凄いフレアが聞いたピンクストライプやらなにやらカラフルなスカート。
ウエストがキュッ! てなところに惹かれたのです。
わざわざサイズぴったりにする為にSサイズにしたので、これを標準にするならば、そうとうキープが大変かも。うん。でも矢沢あいの漫画に出てくるナナちゃんは一杯貢いで貰っておったしのぅ。オレもvivienne頂きたいあやかりてー(垂涎)。
ま、そんなことはさておき、定番ものの「ヴィヴィッ子!」ていう感じじゃない、サワヤカなスカートを入手してお腹一杯に満たされて、シフォンがどうでもよくなってきました。
腰痛いしな!(弱い)
帰りがけに本屋に寄ったら、『赤神』の新刊が無くて、でも『のだめカンタービレ』は全巻揃っていたので買ってしまった。
1冊無いからってどうしてこんなにたくさん買ってしまうんだろう。
目当ての「これだ」というものに出会えないって不幸だなあと散財していくのでありました。



帰宅してから速攻食って寝たし(弱すぎ)
「出るぜ」という気合いだけで阿呆みたいに朝の4時半に目が覚めちゃったからネ☆←ホントにアホ。
テレビ見てたら、渋谷ハチ公あたりでガラスが落ちてきてけが人が出る程の風だったとか。
そういえば。
確かにちょっとパルコに入るのに難儀なくらい風吹いていたかも。
夢中過ぎて忘れていたわ〜。アハンウフン。


2003年03月26日(水) 記憶に御座いません。

日記の更新が無かったのは、
何も覚えてないからです。
気が付けば数日経過。
よくあることではありませんか。
全体的に生きてる感じが……。



毎日毎日毎日…寝てるばかりで、生きてる感じがしないんだよ。
お兄ちゃ〜ん!(オゥ、どうしたんだいテリー)


2003年03月23日(日) ワオウ

WOWOWにどっぷり浸かった1日でした。



休日を如何に過ごすか、「戦争だっていうのにはしゃいじゃってごめんなさいね」とピーコさんは謝ってましたが、そいや、つおい国の首相は安息日はキャンプで休息だそうです。アハハ☆ 自国の民を敵に回すステキ行為だネ☆キャッ☆




ナイトメアでした。
悪夢っていう意味で合ってるんですよね? ナイトメア。
本来夜見なきゃ響きと合わない感じがするのですが、昼に、厭ぁ〜な演出の『エリザベート』(ミュージカル)ド下手な人達がやるのを見てものごっつ魘されました。自分が愛する作品が汚される事ほど不愉快な事は無いじゃろうて。しかもそれが自分の夢の中で行われるんだから唸るって。
夢分析しようと、しばらく魘された後に起きあがって直ぐに「わあ。今日は『ロード・オブ・ザ・リング』の日だ」とテレビのリモコンを慌てて手に取る。
ちょっと話は進んで「アラゴルン登場」のあたりからずっと見る。まずは吹き替え編で流れておりまして、吹き替え初体験としては興味津々で観ました。
いい加減やっと名前覚えたヨー!(レベル低ッ)
吹き替えになると、私の「爺集中」フィルターが消えさったようで、ヴィゴ中心という極々一般的な腐れ目線で(あ、腐れてる)。吹き替えされてるから、もう私が余計な吹き替え入れる必要性無いですし、やっとピピン、とか言えるようになりました(ちなみに2人の区別はつきませんのであしからず)。駄目なのよ、映像ていうか目からの刺激ははっきり覚えられないのよ、訓練されて無いから。人の顔と名前が全然覚えられない。社交界にデビューできないよーうわああん(そもそも無理でしょう色々と)。
もともと旅の途中にポッと出てくるエルフの超美人さん以外に女性が登場しない為なのか、画面で男同士で写っていて潤う人だけが出ているように見えます。フロド姫とレゴラス(王子だけど女顔)が、潤しているようで、さりげにアラゴルンとボロミアヒゲオヤジーズ万歳! とか叫んでました。
嗚呼、潤いある休日。
でもって、夕方、バクチクライブの潤いピチピチのみき御姉様をとっつかまえて二人で壊れるくらいフェロモン神を崇め奉って「神の啓示を受けたい! フェロモンばんざああああい」と叫び、むせび泣いた。
その後ふとテレビを付けたらまだチャンネルがWOWOWのままで、椎名林檎の『賣笑エクスタシー』をやっていて、椎名林檎の色香にヤラれまくる。いや、毛穴の一本一本からフェロモン出てる人ってこういう事いうのかね。うなじが美しすぎて何度も唾飲みました。ごっくん。首筋から鎖骨にかけても美しいですが、肩の骨も良い。サテンの生地の良いマーメードラインのドレスを着て歌う姿にもう……。絶対良い匂いしてるってあんた、とかおやっさんみたいなことばっか言ってましたわ…。一応「百色眼鏡」の「天城さん」がクリティカルヒットに好みのタイプな私ですが、おなご…てゆかやっぱすげーや椎名林檎ー。うひょー。
ええもん拝みましたWOWOWOさん有り難う!
そしてしばらくして何故だか同じ場面から字幕版で『ロード・オブ・ザ・リング』を観る。嗚呼、つけると必ず爺が雨に濡れてるんじゃよ…おぶおぶ。長い時間ずっと柔軟体操しながら観てました。集中して映像観られないんです(そしてピロにいつも怒られる)。




私信。
みきさん、やっぱり字幕版で観たら、ボロミアはアラゴルンの髪の毛を延々揉みしだいてから死にました。
以上。

吹き替えだと短く見えたんですが。
ミラクル腐れフィルターは耳から入るのかな、私は。


でもってずっと誰かに似てるなあと思っていたレゴラスが誰だか発見してもた。うーん。美人って全世界共通性別を越えるんだな。
ちなみに『エリザベート』を私達でやった時に、皇帝陛下フランツ・ヨーゼフ一世やった人ですが。
めちゃめちゃ可愛いけど、究極の魔性の女なんだな☆アハハウフフ☆
息子、ルドルフ役(もっちー似)に「レゴラスに似てるよね」と同意を求めたら「確かに」とゲラゲラ笑っていた。いや、最近あんたも大人しいけど、けっこう魔性だったのよ? ルドルフ……。魔性率高い、身近。幼少ルドルフ別名ピコ2さんもけっこう魔性、よね?(というか悪魔)


2003年03月22日(土) 閑話休題

食べて直ぐ寝たら牛になるっていうのは本当なのだろうか。
食べた後眠いのを逃すと「・・・あん!」て感じなので(←適切な表現がこれ以外に見当たらなかった)最近胃の中に何かしら入れてから眠るようにしているのだが。
起きた時、何も無いと目覚めが良いが、「指定着信拒否にしても着信履歴にはバッチシ出てる」ということが判明し、なおかつそれが自分が起きた時間だった時、胃がムカムカしてくるのは食べた直後に寝た所為か、腹立たしいのが余りにもダイレクトだからなのか。はたまた電磁波が強い電話機だからなのか。いつのまにかそんなものまで聞き取ってしまう(受信する時スピーカーなどは鳴りますからね)耳になってしまったのか。
うぬぅおのれ。
けふはなるたけ不愉快な事は避けたいなと思ったので、テレビは、偶然やっていた「仕立屋の恋」(教科書付き)を流しつつ、携帯電話のメールでピコピコ遊んでいた。
ちょっと。
今日はお彼岸でご先祖様が帰ってくるから、日本では戦犯さんとかも還ってくるのかね、○国神社に。
危険発言カマしたい今日この頃のストレスっぷり。

ちなみに母は彼岸で寺に行って寿司食ってきたらしい。
「おはぎじゃないの?」
今日学んだばかりの即席知識(常識無し)で母に言ったら
「いやあ、寺だからね。人がひっきりなしにやってくるから」
理由になってない。
「それに、旦那が東大哲学科出た後に(ここで私が一人ツボにハマって爆笑)公認会計士の資格取って、それから医学部出て精神科医だから(更に爆笑)」
なんの理由にもなってないってば、おかん!
その後、旦那はどの資格を主軸に生活してるのかで侃々諤々余所の家について話してみたりする。住職さんってことは、宗派に寄っては精神修行出来たりするからなあ。そしていつの間にか奥さんも旦那の手伝いをしていて、
「引き籠もりとかのお母さん! の相談を朝から受けたりするん。それってあ・た・し〜?」
などとうちの母に茶化されたりする。引き籠もりとは私の事を言いたいらしいが、残念ながら冷蔵庫が枯れ果てたらちゃんと外に出ているわバカ者、ていうか語学学校申し込んじゃったし色々外に出なきゃならなくて大変なのよ。そして「ああいう、吐き出し口がある人はええけど、無いとダメんなるみたいじゃね。吐きんさい」と毎回私が金払ってカウンセリングに行っている(しかもテーマ「家庭」だ)事実をすっぽり忘れるのもいい加減痴呆のはじまりだろうか。娘ははなはだ不安なのだが。吐いても吐いても糠に釘なのが娘はいたく傷ついているのだが。挙げ句の果てには「あんた、やりたいこと全然言わないからストレス溜まるのよ、言い」て……。実家帰るのやだって言ったらスネたじゃん、邪気たっぷり子供レベルで。そして無理矢理都合つけて帰るっつったら子供のように喜んだじゃん。へとへと。


携帯電話のメールもいつの間にやら戦争の話題だが、いかんせん非公開ともなるとヤバくて笑える。
「うーん。日本ってさ、メディアもダメだが、野党第一党の発言からしてショボいよね」
「まあ、カイワレ食っただけの人だから」
「個性のキラメキ☆が欲しい」
「○○○はアジアに於いてナンバーワンに個性を放ってるけど、やー危険。ロシアンルーレットじゃないんだからさー、爆弾」
「○○○は油も金も無いから神の啓示が降りてこなくて相手にされてなくてぼん(▼※様)泣いちゃうぞ。ぼん泣いたら湯婆婆(爆弾)くるぞ」


その後、buck-tickのライブ帰りのみき姉さんから「あっちゃんが留め袖未亡人だった」という情報で萌え腐れ脳になり、スパーク。


2003年03月21日(金) ナショナリテ

2年間フランス語の語学学校に通っただけなのにどうしても「ナショナリティ」と言えない。
フランス語の発音の場合、ちょっと東北方面の訛で「んなごどいっだって」みたいなイントネーションに似ているように想像して「ナショナリテ」と読んで下さい。
ナショナリテ。
普段ほとんど自覚の無いナショナリティを感じるのが戦争の時くらいなのが日本人たる私なのですが。国家が存在するからでしょうか。
首相が誰だろうと、所詮日本は敗戦してからまもなくて、東西南北で分割されなかった分全部を乗っ取られているだけで、その分壁を打破した独逸とは違うのだなとしみじみ。だからってある日突然会社に行っている間に壁で家族と会えなくなるなんていうのも心の底から厭ですが。

主義主張って大切って、アメリカ資本主義教育だからたくさん学んだな。
一応バカみたいでも最後まで戦争反対はどこかしらで呟いてますよ。
まだ人間が殺し合う世界に疲弊してる。だから戦争反対を訴えているんです。
単に、人が死ぬのが厭なんですよ。
大義名分なんて統合失調症患った心神耗弱状態の人にも立派な大義名分主義主張が有るわけですから。



ずっと日本放送協会のテレビをつけたまま眠ったら、また手を握りつぶしてしまってそれ以上に不可解な寝方をしたらしく、体中が痛くなっていたので、テレビを消して1日眠っていた。
次に起きてテレビをつけたら人が死んでた。
いつもテレビつければ人死んでる情報が流れてるんですけどね。何かしら。


2003年03月20日(木) 書けない

日常に於いてネタが無いということもあるけれど、書きたくない心情になってしまう今日この頃の世界情勢で、戦争がはじまったと聞いた瞬間には思わずへたりこんでしまった。
ペンは剣より強しって言ったけど、今はペンでもなければ剣でも無いよ、と少ない数のプリントされた諭吉さんに語りかけたくなったりする。
たくさんの人が頑張って平和を訴えたけど、
「信仰」の前には無力ですね、「平和」。
戦争反対を訴えることをやめようとは絶対に思わないけれど、余りにも無力で哀しくなる。



ところで、サイバラさんの旦那さんの鴨志田さんはフリーのジャーナリストとして現地で戦争体験をたくさんしてきて、現在春先電波になっちゃったりするらしいので、テレビから流れる息苦しい爆撃音で、多分今年の春先電波は凄いことになってるんだろうなって他人の家庭の心配をしている訳ではなく。
戦争が対岸の火事ではなく体験した人にとってどれだけ苦しいものか。
結局まだ対岸の火事のつもりなんだろうか、日本。
それより各国のメディアの情報操作が気になって仕方ない。
教えて極東ジャーナル!(←実在しない名前を挙げないように・笑)


2003年03月17日(月) サムイ

久しぶりに外出しなければならぬだろうと踏んで外出の支度を整え、今日の気温は一体どのくらいだろうと天気予報を見てみると、ナナ度と表示が出ていた。
芽吹き時はいつになるのだろう。
天気予報では、花粉はピークらしい。
寒いのに、芽吹いているのか。


図書館に本を「借り」に行こうと思ったら閉館日だった。
「返し」に行こうと「借り」に行こうでは、本に対するベクトルが正反対な為。
その近くの本屋でバカ買いした。
読もうという意識というのは本当に恐ろしい。
本屋さんの店員さん、番長皿屋敷じゃないんだから、
「いっさーつ、にさーつ、さんさーつ」と数えるのやめてほしい。
思わず私が怪(壊?)笑みを浮かべてしまった。
挙げ句「にのしのろの…」て……。
最後に「あ、いっさつ足りない……」とでも呟くつもりだったのね。
嫌がらせだろうか。
嗚呼、春服の為の節約ガールはいずこへ?



黙々と作る料理シリーズにオニオングラタンスープとグラタンがある。
ホワイトソースから黙々と作るグラタンを作って、本日のバター摂取量に一人で青ざめた。
クワー、お腹一杯だぜーと苺を頬張っていたら、母から電話。
苺を食いながら電話する。
苺を咀嚼する音たるや、自分がやられたら即抹殺ピンポイント劣化ウラン弾モノの怒りの音なのだが、母は全く耳にとまらないらしく、マシンガントークをかましてくる。
母もピロリン系なので、それなりにおかしいのだが、母がおかしいと思うピロリンのおかしい場所って言うのは、こりゃすげーや破壊力満点って代物だ。
「聞いて。あの子、錦帯橋のこと、めんたいばしだと思ったまま遠足に行ったのよ!」
金の部分を糸にしちゃったらしい。
しかも同じ間違いを犯している人が回りにきちんといたらしい。
一応、県下では進学校なのに……嗚呼、流石ピロリンを産んだ学校……。


2003年03月15日(土) 白状文

早春の候、如何お過ごしでしょうか。

さて、わたくしの方は、そろそろ楽器の練習を再開いたしました。
ええ。おっしゃられるまでも御座いません。今までやっていなかったのです。
久しぶりに楽器に触るというのはそぞろ緊張をおぼえるもので、椅子に座るまでに妙な時間がかかってしまったものです。最初の1音は何の音を出せば良いものか見当が付かなくなってしまって、小首をかしげる始末。
矢張り、楽器の練習というものは、怠ってはならないものであると痛感させられました。
まずは音階練習から、はじめの一歩、基本の基本から、自分自身を叩き鍛え直さねば、この怠けきった精神は治らぬであろうと、こつこつはじめようとするのですが、あっという間に飽きてしまって、こうして文字を打っているので御座います。



多少の罪悪感。
此も少しの香辛料になりますのね。


2003年03月14日(金) 青山散歩

今まで青山でアルバイトしてましたが、プラダビルがようやく人目に見える形になってきた事くらいしか知らず、春の洋服を手で触れることも無く、しょっぱい日々を送ってきておりました。
お仕事(今日は保護者参観だっつーのにダラけた格好でヒップハングの背中から危うく……でしたわ)が終わった後、先生が一人、御家族が御病気でお辞めになられる(敬語使いすぎ)ということで、お別れ会を、是非やりたいということで、先生が個人レッスン終わるのを待って、お食事会をしましょう、大賛成!☆ わはーい、ご飯ご飯、でもその前に2時間あるね、どうしようね、と友人(来期から先生)と、散歩をすることに決定。
決定というか、「紀伊国屋ってどっちよ? 多分こっちよ」「まかせた!」「まかせないでよ!」「いいよ、2時間あるんだから間違ったら引き返せる! ここは天下の青山、なんでもあるサ!(←田舎者根性丸出し)」「ね、骨董通りってどっち?」「あ、それは知ってる、こっちこっち」「裏通りってのも楽しいねえ」
軽いつもりではじめた青山散策。
お、お洋服! お洋服が可愛いヨー!
たまんねー……。
エンドルフィン出ちゃいそうプヒー。
割と好みと体型が違う(友人は骨格がしっかりしたピロリン理想のナイスバディ。ピロリン「あの人、ナイスバディじゃったねえ。足がええわ〜。太股」だそうな。エロいぞピロリン)ので、お互い「わはーい、可愛い可愛い」見るだけで楽しむ。
骨董通り、やっぱり楽しい。
なまじ有名な通りとして名を馳せているだけのことはある。
今日の大収穫。
「ポールスミスwomenの今期の洋服も可愛いが、青山のショップの2階は幸せになれる」
ラブリーベッドにメッロメロになって「ぎゃー、こういうのが理想、住みたい此処に!」と騒ぎ出す。
「あんた、こういうとこ、住めそうだよね」
皆様、割とお世辞でおっしゃって下さるのが涙が出る程嬉しいです。住まわせてダーリン(どこだダーリン)。
ポールスミス、コルセットハイウエストスカート、オードリーが着そうなワンピース、ネクタイ付きシャツ、風に揺れるシフォンスカート、どれを取っても私のツボを押す。
いつの間にこんなにツボを押すブランドになったの!?
お金持ってないから、エンドルフィン出しただけで帰ったけどね★
1時間以上歩いたところで、待ち合わせ場所指定のカフェのソファでくつろぐ。
フハー、普段歩いて無いだけに、楽しいけど肉体は疲れているみたい。
二人で話した。
「青山って、楽しいし、お洒落な街で有名だけど、いざ遊ぼうという時、じゃあ青山で遊ぼうか! ていう街じゃないよね、金銭面も含めて。娯楽どこか分からないし」
「うん。詳しい人が裏道に何か知ってるかもしれんが、私はしらん」
だからって、こっそり月1で赤坂で遊ぶのもどおなのだろうかと思うが、自分。



晩ご飯の時には、ピアノだけ教えている先生も交えて姦しに2個女足した状態で中華。
姦しさよりマサル店員さんの面白さ。
ちゃんとテンションの高い店員さん(ウーロン茶出しただけで「わー、お疲れさまデース!!わああああああ!!! と拍手喝采をはじめる店員)にもついていく我々(笑)。
そのお店は、vivienne westwoodの奥にありました。
vivienneのメゾン、ピンクのネオンがピカピカに光っていて最高でしたよーん。わーい、野ばらちゃんだー。
しかし店員の制服は極普通だ(店の外から見た限りだが)。
いつか行きたいのぅ…vivienne。こんなに近いとは知らなかった。


涙涙のお別れ会、プレゼント交換会(笑)、情報交換会などを済ませ、帰宅。




本来は明日帰省する予定だったのですが。
昨日のハプニングなど、情緒が安定しない状態で、移動は不可能になりましたので、やっぱ残留することにしました。


…………掃除しよ(痛)。


2003年03月13日(木) これが大人の苦しみでしょうか。

メールチェックをし忘れていたな、と気が付いて、日付変わった頃にふとコマンドMを押すと、大量のダイレクトメールと共に、英語のメールが来ていた。
速い。
日曜日に送ったもんがもう着いてチェックされてやがるよチクショー。税関チェックはもっときっちりやるんだと信じてたのにー。
こっちがものもらいしばいてる間に、のんびりタイム終わりかよー、キリキリダンス。
「見、見なかったことにしよ……しかもまだ〆切日じゃねーっつーの! 送ったっつーの。ちゃんと確認しろーバカー。その高飛車な口調がムカつく〜これだから○○が○きな○○人は(←差別用語?につき伏せ字)」
パソコンに向かっておつゆ散る勢いで怒鳴った後、何をしていたもんなんだか、夜更けになってきたので、寝ようと思ったら、1日中携帯電話をほっぽり出していたことを思い出し、自分の家の電話から携帯電話にかけて捜索。
着信履歴の数が、自分でかけたものよりも多いので何事かと。
見たくない感じの着信が、御座いました。手先が冷たくなって目の前真っ黒。
今日は厭な日決定なのかな?
とりあえずフラッシュバックに激しく魘されながら朝日を拝みつつ意識喪失。



そんな眠りで気分爽快に起きられる訳も無く、ベソベソ起きたら胃がムカムカしていた。
これは胃がむかむかするんじゃなくて、精神的にムカついてるだけだわね。
自分でも分かるわ。
やっと本が読める状態になったので、文庫版『マークスの山』にとりかかる。案外さらさらと読めていく感じなのだが。最初、ハードカバーの時、かなり手間取った記憶があるのだが、改稿で読みやすく? あーりーえーねー。
これを読んで、今試験頑張っている法学部のとある女の子(魔性の女)を思い出しながら、「どこら辺でだろう」と読み込んでみる。
むーん。
で、カ○子は、どっちの嫁になりたいって言っていたんだっけ?(忘却)



夕方もう一度携帯電話が鳴ったので「うおおお、本格的に、マジでかかってきてるよ、電話ってヤツが」とパニックを起こしてしばしふて寝する。
てか頭痛まで始まってきたんですけど。大迷惑……。
でもこれで夏、私が具合が悪かったのは、自然のものじゃなくて、人災だったってことが判明したよーな気がする。ウムウム(鈍感)。
去年は年の半分を死体のように過ごした訳だが、滅多にない「偶発的に起こった人災」故だったのだなー。
今までの不調のように、「なんかもーダメっすー」てのとは違ったつぽい。
「こんな出来事がありました」と言葉に出来るのに何年かかるんだろう。
夜途方に呉れて、ふと気が付いたらもう日付が変わろうとしていた。
友人に珍しく「こんな出来事が今日あってんけど、なんで?」みたいなメールを送ったら。
「着信拒否は?」
と当たり前の事を言われて、漸く「あ、余りにパニック起こしていて忘れておりました。これからするー」と指定着信拒否決定。
この指定着信機能ってのは、つい先頃気が付いたばかりの新(←それはお前だけだ)機能なんだぞう。
されてる人を見たりとか、してる瞬間をよく見てきたもんだが、自分が人生でホントにやったのはこれがはじめてだ。
うーん。
大人の階段?(……やな階段だな)



ピロリンは今日「納豆1パック全部食べれた〜」というラ抜き文章1文だけのポスペメールをわざわざ送ってきてくれた。
ヤツもヤツなりの大人の階段をのぼっているのだろう。
なんか、あたしのと違う……こっそり取り替えちゃいたい…ピロリンの大人の階段。


2003年03月11日(火) 朱雀さんとお茶会

今日は、元くのいち元締め朱雀さんと「ベトナムアリス(in 新宿)に行こう」企画でした。
宝塚で言うところの、ファンクラブの人達がいつも観劇していたとしたら、当人交えてお茶会が、というところでしょうか。
宝塚歌劇団の特定の誰かのファンになったこと無いから未経験で、比喩として適切かどうかは存じ上げません。



何故か13時間眠った後に、目覚まし替わりに使っている携帯電話は何処だろうともぞもぞ探してみたら、携帯電話を枕に眠っていた。
全時計機能を、携帯電話に一任している現状の自分に不安を覚える。
眠っている間に蒼生さんからメールがあったので、「おはよーございまーす」と床からメールを打つ。普段メール無精の癖に、コンタクトを入れなくなってから見えるものの距離が近い文字のみになってしまった為に携帯電話のメールが妙に役立つ。打つのはあいかわらず遅いのだが。
視力を半ば失った自分で、最近楽しみな事は、目下テレビを聞く事と風呂にゆっくり浸かることである。あとぼんやりパソコンでパズルゲームをやることも可能だったりする。
文字が見えないのが苦痛。2月に引き続いて読書も出来ない。
風呂にゆっくりと浸かり、出て茹だって呆然としていたら、蒼生さんから「今どこですか?」という電話が。
「風呂上がりっす」
「あ、それは失礼しました」
思い切り笑われた。
起きてから何時間風呂に入っていたんだろう(2時間くらい?)。
15時間布団に入っているような生活をする人間の時間の流れは、きっと働く人の時間の流れとは違うのだ。
のたりのたり、ある時突然マッハ。
電話で正気に返ってマッハで準備を開始し。
途中で「髪の毛邪魔プー」とピンで留めていたら、いざ出かける時に謎の髪型になっていた。前髪だけツッパリみたいに前に猪突猛進してるの。しかし短い髪の毛になってまだ日が浅いので直し方も分からず、なんか必死に誤魔化そうとしましたくらいの髪型で新宿に到着。
ルミネ2で、蒼生さんと、柚さん(リクルートスーツ)と合流。
その後すばやく本の受け渡しをしたり、近代文学純文学は何故にあんなにエロイのか語ったり、のたりのたりと皆さんを待ってみたりした。
「エセさんから連絡が無いんですけど〜」(柚さん)
「あれ? 今日はなんで遅め?」
「エントリーシートが今日が〆切だとかって」
「そりゃあれだな。新宿西口にいるか、直参してるかどっちかだな」
「ハハハ。雑草社で培った数々の技が役に立ってるねえ」




先に「ベトナムアリス」に入って、席取りをしたところで、朱雀さん新宿到着。迎えに柚さんが行っている間にCarasちゃん到着。エセさん最後に、店長にエスコートされて到着。
これで宴会が始まる。
朱雀さん。
「そう、今日は、これは絶対絶対聞かなきゃって思って決意して来たんですけど」
(……来るな、これは)
「皆さん、どういう集まり、なんですか?」
全員が一瞬ぐっと喉をならした後、柚ピュアブリおかあちゃんがうまいこと説明して、納得してもらった。流石普段からピュアっ子してる人は違う、嘘のつきっぷりが(あ、今「嘘なんかついてませんよ〜、全部ホントじゃないですか〜、あたし最近全然、ぜんっぜん腐れて無いんですからネッ!(もう〜」という声が聞こえた)。
後は普通にベトナム料理を食しつつ、ベトナムアリスの店員のボケっぷりに笑う。
現地の人が多いのか、店長は日本人の筈なのだが、芸能人に例えるなら「名倉潤」という顔立ちで全員国籍不明。確実に6人が座っているのに、めっさ時間をかけて取り皿を持ってきて、皿の数確認したと思ったら5枚しか無い!(しかも2回続けて)。当たり前のように持ってこられる汚れまくった皿。鍋のおたまに向けて「こちら取り皿になります」(その後照れながら訂正を入れる、入れんでも分かるっつー)。鍋にブチこまれたパイナップル。鍋に沈むオクラ。謎めきベトナム鍋。酸い? 甘い? しょっぱい? オクラ厭ー、でもパイナップルよりマシですー、え? 私パイナップル食べますよ、ギャー!! 全員で不可思議のあまり得たいの知れない笑いをこぼしながらテーブルを回している内に、さりげなくninja裏話になったりしている。
教えてあげないけどね(フフフ)←優越感? 優越感に浸っているんですか、この人は。懲罰ですね、いつか。
てゆかみんなさりげなく普通の会話していてナイスだなーと思いました。本の話してるの。絵本の話、とか。
ハッ! このままではダメだわ、と思ったら、共通の「ハリー・ポッター」とかで薄ら誤魔化してみたり。
朱雀さんが現役「スネイプ先生の弟子」になれることが判明し、感激。
そして、プレゼントまで貰ってしまつたヨー☆
デザートは、パッションフルーツ(マンゴスチン)を冷凍庫にぶち込んでフォークと一緒に提出したもので、種の当たりはずれがあるところがまた話を盛り上げてくれました。
食後のベトナムコーヒー(コンデンスミルクで甘くする)も、苦い? 濃い? 甘い? やっぱり苦い、とこれまた話を盛り上げるのにベリーグッドでした。挙げ句の果て、ベトナムコーヒードリップマシーンをひっくり返す私。
さりげなく、ひからびていたパクチー(何故かベトナム人っぽい人が「ツァンサイ」ときちんと中国名を言っていたのが謎)が脳裏に焼き付いています。
楽しかった、「ベトナムアリス」。
多分本来の食事の楽しみ方とは違うのであろう。



明日がある人達が帰宅していき、明日の無い私と、明日を1個捨てれば後1時間余裕が出来るエセさんと一緒に2次会に行く。
久々に行く新宿東口のバー。
そこで更に笑えるninja裏話とか、笑えないカモーみたいなのも入手。
・青龍さんがやる、若の物まねが面白い。
・しかもそれを、誰も居ない時に「ありがとうございました〜」とやるので、絶対誰かがつられて「ありがとうございました〜」と言ってしまう。
・みんなも真似してやってみると、案外色んな人が釣られて言うかも!?
ま、そんなこんなで、最後にドドンと凄い情報を入手したので、団長に思わずメールをし、他の人には次回のお楽しみ☆ということで、新宿の夜は更けていったのでした。

めでたしめでたし。


帰宅して、マスカラ落としていたら、ものもらいがマスカラと一緒に取れたー!☆


めでたしめでたし。


2003年03月10日(月) ネットに向かってごめんなさい。

半ば盲目の状態での生活。
芽吹き時、瞼だけじゃなくて顔も色んな箇所が隆起してきた。免疫力低下恐るべし。ニキビ痛し。


昼間に、どこを掃除してしまったんだかピロリンから「雑誌コバルト古いけ捨てて良い?」というメールが届き、慌てて「絶対ダメ!!」と打ち返す。




夕方、昼寝から起きて、そろそろ家をいい加減でなければ、という時間帯になって、再び家から電話があった。
「あ、まだおら」
母よ。
昨日の「起きていた」までは人間としての発言として理解しよう。
だが何故
「居る」
ということをびっくりしながらかけるのだ。
その辺を切々と説教したら、
「いやあ、もうおらん(いない)じゃろ、と思ってかけてみたんよ、おってびっくり」
全員実家がヒマらしい。それにしたってヒマ極まりない電話だな。
どうしようもなく家から出たくない病になっているので(そもそもものもらいが悪い)今度は家から出たくないと愚痴る。
「はえーけーとりあえずでんさい」
出た。
「はやくいいから」省略魔法「はえーけ」。アヤシイ呪文である。
使用法としては、ぐだぐだ言っている人に何度もまくしたてると効果有り。
家から出るとは言ったものの、本当は銀座までコンサートを聴きに行く予定でチケットキープまでしてもらっていたのに、どおうしても体が言うこと利かないから近所を散歩に切り替えた。
「せんせーものもらい出来てコンサート行けなくてごめんなさい」
幼稚園児にまで返った気分だ。ゲンゲンと愉快な仲間達コンサート、場所代も高かったのかチケット代が珍しく高かったのに。いやもうコンサート行く気満々だったのですがね、きっと風水で方位が悪かったんですよ、ね? メイビー。

気分は幼稚園児でも用事は相変わらず溜まっていて、銀行とかにはいかなくてはならない。
帰りがけに近所のとんかつ屋に一人で入った。
店長に一目惚れぶっこく。
自分の好みのわかりやすさにちょっと情けなくなりながらも、幸せ。
・スーツ。
・ピンクのストライプシャツ着て似合う人(←慶應大学病院のせんせいもよく似合うんだ、これが)
・白髪交じり(←オヤジスキーなんですもん)
・しゃべると案外舌足らずだったりしてラブリー(慶應大学病院のせんせいも…)
・ちょちハゲ(慶應大学病院のせんせいも…)
・よく働く。
「キャベツのおかわり如何ですか?」
とか話かけられた時にゃどうしようかと思ったね。
キャベツのおかわりなぞは要らぬ。
これだけで美味しい。
てゆかむしろフェロモンが美味しいよ。
神に感謝する気持ちでとんかつを食した。
この場合は何の神に感謝すれば良いのだろう。
フェロモン神?
嗚呼もう絶対あがめ奉るって、フェロモン神。


2003年03月09日(日) 芽吹き時

目が覚めたら目が痛かった。
さては角膜に傷でもついたかと、ピロリン思考回路の混ざった状態で起きあがり、鏡で目を見てみると、ものもらいが隆起していた。
頭部隆起だったら、新興宗教で悟りを極めた状態になるのに。
近所にそういう新興宗教があるらしく、ピロリンが便所で案内ペーパー読んで爆笑していた。
「トウブリュウキ〜〜」
「何それ?」
「いや、なんか悟ったら頭が隆起するらしい」
「はー? お姉ちゃんなんか、頭蓋骨の形が悪いから色んな所が陥没してるよ。それって悟りの逆の極地だね、勝った勝った」
勝った負けたも無い。
しかし芽吹き時は春先電波さんがたくさん出てくるので大好きな季節だが、何も瞼まで芽吹いてこなくて良いだろう。
ちなみにこの季節は免疫力が低下するのか、「ものもらい(メボ、メバチコ)が出来た〜」と嘆いたら、ほとんどが「ああ、そういう季節だよね、前もこの季節に3ヶ月間くらいずっとなってたよね」と相手にしてもらえなかった。
ものもらい、瞼の内側に出来て柔らかいタイプと外側に出来て固いタイプがあるが、今回は下瞼から上に向けて、にょっきり顔を出してました。
ムカつく〜、と手で除去手術をしようとしたが取れず。頑張ればたまに取れるのだが。
明らかに目を傷つける危険性のある位置にものもらいが出来てしまい、目を開けているだけでとても痛い。
ムカつく。
「うーん。目をカバーする為にもコンタクトをつけよう」
少し痛みの引いた状態で、所用を済ませた帰りにものもらい用目薬を買ったら、当たり前の話だが薬局の人に
「なるべく、極力、コンタクトはしないで下さい。あとこの目薬はコンタクトと併用はできませんので」
と叱られてしまう。
しょぼーん。
コンタクトを取ってしまうと、メガネも無い(金貰ったくせにもったいないから買わなかったの、ケチくせー。メガネ丼が泣くぜ)身としては退屈極まりない。しかも目を開けていると痛いので必然的に黙祷する羽目に。
黙祷にも飽きてくると眠るしか無い。
あー、眠るのもなー、と思って昼にぐだぐだくだ巻いていたら、家から電話がかかってきた。
第一声。
「あ、起きとら」
母の声だが、ピロリンと非常によく似たリアクションである。
そっちから電話しておいて「起きてる」は無いだろう。
今時目が痛いのを嘆いて相手にしてくれるのは母親くらいなので泣きついてみるもあほくさくなってきたりする(←矛盾ですな)。
ピロリンのよもやま話なぞを第三者的に報告してもらっていたら、後ろでずっと「違うんよー違うんよー」という言い訳が聞こえてくるので、今度は電話を替わってもらうことにする。
「ちょ、聞いてやー。帰ったらさー、みんなが『顔の毛濃いー顔の毛濃いー』て五月蠅いんよー、福ヒゲまでバカにするん。どうしよー、あっしの大切な福ヒゲー。剃ったら無くなるぅ」
「でもあんた、けっこう毛濃いじゃん」
「や。足とか腕とかはそうでもないよ?」
「ああ分かった。あんた歯が人間より2本多かったりして1万人に1人の原始人の歯所有者じゃん。てことは、首から上、脳みそも含めて原始人的なんじゃん? だから濃いんだよ」
「ああああ! なーるほど。って脳みそもかい。納得してもーた。確かに確かにー。ほいでね、つむじ発見した。よーく観察してると、おでこの辺につむじがあって、そこからぐるぐる〜って生えてるの」
実家が余程ヒマらしい。
「最近、ぼんの真似はしてないの?」
「やー。最初はしよったけど、おかんが『あっし、大きいぼん嫌い。小さいぼんが好きじゃあ』てバッサリ言うけ、やめた。あの人最強じゃね。うちの家で最ボケ」
「どうだろうー。でもあの人は1つを極めてる訳だけど、西の山と東の山(父)の両方のボケを見事にブレンドしたあんたもなかなかつおいと思う」
「そうじゃねえ。あっし、二人のそういうとこだけ取って生まれてきた気がする」
母の羊水に帰って、ボケ進行しているピロリンであった。


2003年03月08日(土) 早起きって例え3文得しようが1日無駄にしてる

朝4時に目が覚める。
ムー。絶対に起きちゃうと思ってたくさん睡眠薬足したのにぃ(←用量用法を守って正しく飲みましょう)。
パソコン立ち上げたらチャットのログで、エセさんが「安保理が…」と呟いていたのが3時半くらいだったので、どれテレビでも見てみようかとテレビを付けたら、見当たらなかった(テレビで目的の番組を見つけるのが下手)。
仕方が無いのでコーヒーを4人前強入れて飲み干しながら、朝ご飯食べながら朝の番組を見る。
汐留川のボラ大量発生に吐き気を催してしまいました。これ、1地方でしか流れてないのかなあ? どっちにしろ朝の食事時だろうが夜の食事だろうが問答無用に明らかに見るからに臭そうなドブ川に、魚がビチビチすし詰め状態で居る状態を見ていて、
「ワア☆ かわいい☆」
てときめく人ってどのくらいいるんでしょうか?
報道番組、ボラの大量発生の報道の目的は何?
異常気象だー、とか環境問題です、とか訴えてくれるなら分かるが、人の食事を邪魔する為にやるのか?
ボラが本来食べられる魚かどうか分からなくなったが、もし食せる魚だったのしても、今後はなるべく避けて生きていこうと、画面を見ながら心に誓った。
その他にも、今日は戦争反対のデモ行進とかイベントが目白押しだったらしい。
「うーわ、超参加してー」
3文は得しただろうか、とウキウキ目を輝かしたが、時間帯が午後だった。
「あら、そんな時間は多分確実に鬱だわー」
1日生きてて4時から体が動き始めていたら、3時には疲れてきてるって、普通。疲れると人間鬱になるよ、気を付けましょう(おのれが言うな)。


午前中は水を得た魚のように書類の最後の仕上げに取りかかる。
2枚プリントするだけで
「白黒だけので良いからレーザーのプリンターが欲しい……」と呟く私にはどこか問題があるのだろうか、それとも最近万年目詰まりしかも紙をインクで汚してくれるプリンターの所為なのだろうかそろそろ寿命だろうなー妹のパソコンにはドライバー入らなかった(OS一緒なのに変な話だな、もう)し、プリンタの会社のドライバインストールのところには既にMacでインストーラーが存在しないし、末期だな。
前に「プリンタ欲しいな」と呟いた場所や時間帯が悪かったのか、横にいた、例えば、後3日で別れるなーみたいな男性にも「車は絶対BMW」と指定するタイプの人間が
「レーザーカラープリンターを買え!」
と私に宣ったが、おいらもう騙されない(←騙されかけたんかい)。
多分今だったらファックスとスキャナ機能がついたヤツ買わされるかな…。



昼から郵便物出しに遠出をしようかと思ったが、それを遠出と思った時点で既に負けだったのか、家を出るのが怖いヨーっていう人になっていた。


ダラダラゲームし続けて、気が付いたら夜。
ゲームで「ちゃんと飯食ってるのか!」と怒られ、そういや何も食べてなかったなーと気が付かされる。
痛い。
しょっぱい。てゆかむしろ酸っぱい。酢酸くさい。
あー、ピロリンが居ないから酢酸の化学式教えてくれない……(必要なのか?)。
早く寝てもどうせしようもない時間に起きるので、眠気と鬱けに耐える。
もう、鬱は楽しむ勢いで。
「うおおおお、五臓六腑に鬱が染み渡るぅ〜」
嬉しくない。


2003年03月07日(金) 銀行員に対する幻想壊れる

夜更け、唐突に情緒不安定の波が訪れる。
「ぐおー、バクチクの『69』聴きたい〜!」
女の子の一種のバロメーターであることは分かっているのですが、今回は幾ら何でも酷すぎるおかしさです。
やっぱ木の芽吹き時だからでしょうか。
耐える。
私は耐えてみせるわ。
という気合いが逆効果で、久しぶりに眠れないのが苦痛でした。眠れないのくらい普段どうということもなく過ごせるのですが(むしろ散々睡眠薬飲んでも効かない自分を嘲笑う事でストレス解消をしている)、苦しかった。
余りに苦しいからパソゲーして気を紛らわそうとすると妙に強くて120ステージまで昇りつめちゃい、空が確実に白んでくるので余計に焦りつつ、120ステージで大人しく負けました。画像がリンチに遭うので最悪な気分。
嗚呼、もう全てに対して負け!




1日中不運。
昼に起きればバイトには間に合うのでひょっこらせと起きてマッハで準備を済ませて余裕を持たせて30分も早く家を出て、銀行に外貨振り込みに行きました。
外貨の振り込み用の匣に入れられました。
小泉首相が、100円の両替に200円かかるということを知って絶句してましたが、外貨振り込み、両方の手数料をこちら持ちにすると、7000円以上かかることを知って、頭の中で何かスパークしました。多分怒りの片鱗。
だって50ポンド(本日レートで9000円くらい)振り込むのに7000円以上かかってるって多分機械の維持費ですよね? そんな事を誰かニュースで言ってましたよね?
その機械が悪い所為で私、50分匣に入れられたまま、挙げ句の果て「すいません、残りの書類はファックスで送りますので」と気の良いおじさんに言われて、もう怒りの余り無言でアルバイト先にダッシュしたんですけど。
その昔、音楽学のゼミに潜り込んでいた時、エンクミに似てる男の子が「東三(ミツ)銀行が混んでチョームカつく、なんなんだあれ、巫山戯んなって感じ〜」とずっと毒吐いているので
「なんだよ漢(オトコ)気ねーな」とか言っていましたが、ごめん、私は彼の気持ちが今、腑煮えくりかえるくらいよく分かった。
銀行員はもしかしたら新米で1年目かも知れない。
でも4月に来たんじゃ無いし。
もしかしたらここの担当に回されて直ぐなのかもしれない。
でも銀行員。
銀行員って行ったら現在の就職超氷河期の中、英語くらい出来て当たり前。
「これから入力してまいりますので、受話器をおいて少々お待ち下さいませ」
大人しく受話器を置いて「お腹空いた〜」と呟いていたのは、ホント最初の方だけ。
画面に打ち込まれるたどたどしいタイピングっぷりと、あまりにも間違いの多いスペルに慌てて受話器を取る。
なんとか銀行名を打ち終えました〜、でも振込先がどうしても打てないらしい。
「ああ…ピアノフォルテなので、FORREってことはないんですけど…TですT。あ、Rはちゃんと消してください。それから次、TITITITIONて何ですか? TI1つ消して下さい」
ねえ!
銀行員になるのって難しいんだよね!?
英語くらい出来て当然だよね?
私別に得体の知れないアラビア語で入力頼んでいる訳でも無いし、一番メジャーな英語でお願いしてるんだよね? ユーロになってから久しいヨーロッパでへんぴな通貨でお願いしてる訳でもないし、ポンドは昔からポンドじゃん。
しかも何度私が振込先の正式な名前言っても、S取って発音してくれるの。
その昔、高校の担任宅でプチ同窓会を行った時に、バークリィ大学に奨学金で行く友達が、周りの人が「バークレー」という度に怒りのオーラを発していたので、思わず「ハイハーイ、バークレーじゃなくて、バークリィだそうです、姫お怒り。ね? 姫」と私が訂正を入れてしまった事を思い出した。満足げに姫は肯いていたが(姫ていうか皇帝か)。
銀行員のお姉さん、トドメの向こうの一言。
「えっと、UNIの次は、Bですか? Uですか……?」
「(絶句)先程も何度も言ったのですが……UNIVERSITYですからVです」
「あっそうですよね、失礼しました」
ねえ、私もうこのお姉さんには非を思わない。
機械化するのやめれ、銀行。
電話機越しだとお互い聞き取りづらいし、書類もスキャンしてみるから、どうにも読みにくいみたいでUNIVERCITYのスペルも分からない事がバレちゃうし、挙げ句の果てには紙詰まりで10分ロスした挙げ句欲しい領収書は頂けずのまま仕事に行かなくてはいけなくなるわでロクな事がありません。
余りに怒ってたら読書せずに電車で着いちゃったよ、遅刻ギリギリだった、本当に。雨の中走ると本当に厭な気分になる。空気寒いから直ぐに喉が寒さで痛い。




でも、音楽教室は楽しく過ごさせて頂きました。
昨日柚おかあちゃんから「女から女は強○罪が適用されません」という事を聞きつけ、可愛い生徒にセクハラかましまくる先生……。
……?
待てよ。
これはハラスメントとして成立してしまうような。
今度六法全書を頂くのでひもといてみましょう(絶対ひっかかってるって)。
子供だから気が付かないけどね。
「だってー、○○ちゃんの髪の毛、ポニーテールで長くて綺麗で触り心地良いんだもーん」
だからって授業中に触るバカが何処に!(此処でーす、アハ)
ヘアスタイル崩さないなら良いって許可も出たし、帰りがけ触り放題触って遊んでました(コラ)。子供の髪はキューティクル最高。
やっぱ、適所でアルバイトしてるけど、私は先生に向いてないと思うワンシーンで御座いました。


2003年03月06日(木) ペルンペロ〜ン

日々書類整理に(妹のレポートなぞも含む)追われています。
自分の前を書類やら何やらが届いたり届けたり。
昨日はパソコンのソフト立ち上げ数がマキシマム。
・メッセンジャー(英語話せる人を拉致ろうと気合い満々。だがこういう日に限ってオンラインならず)
・IE2窓(翻訳ツール使ってました。アヤシイ英語や……)。
・メールソフト(先生にどかすかメール送って平に平に頼み込んでいた・鬼)
・自分が作る書類用ソフト(埋まって何処かへ消える……)。
・辞書ソフト
普段しないことをするものだから、ヘロンヘロンペルンペロンです。
腰痛は治ってきました。
ていうことは長時間やっている訳では無いっていうのがバレます。イヤン。
アルファベットなんて慣れない事考えてると、吐きそうに頭痛が。
しかも普段痛くならない右側の頭蓋後の首の付け根。
くおぉ。
いつもと違うところが痛むとどうして良いのか分からない〜。
どうやら眼精疲労からも来ているらしく、本が読めません。しくしくしくしく。


今日はお出かけの日。
病院行く日とアルバイトの日(←カウンセリングに行ったりする)以外外出しない私は立派な引き籠もりだろう。週3の普通のバイトをした方が? という気持ちが一瞬だけよぎるも、
「フッ、そんな普通に働くなんて…あたしにはとても無理(ゴブッ)吐血ー」
この思考回路がそもそも引きこもりの始まりのような気もするが、ぎっくりから復帰して1週間。洗濯物を取り出す時にはフラッシュバックで心臓が破裂しそうなのだ。大げさでなく。
洗濯が出来ると心臓がドキバクしてきて、取り出して干すまで気が気で無いもの。
くぅ。
洗濯、けっこう家事の中では好きだっただけに、切ない想いが心をよぎります。
例えて言うなら、両想いであるのはお互いに分かっているのに、もう2度と好きだと言うことが出来ないような……?
家事で何を例えているんでしょう。



IPSAでちょっと買おうとしたら、恐ろしくフルにメイクされた。
メイクしたりされたりするの好きだから大いに結構ですが。
「もうファンデーション塗っただけの場所なんて一カ所も無くってよ、御姉様!」
どこにともなく威張りたくなるようなメイクをされて、小雨降りしきる中、本屋へ立ち寄る。
『ヤングユー』とうとう立ち読み。てゆーか「しのぶのずんどこ節」のテレカ欲しー……。
ハッ! 私ったら。本も読めないという舌の歯の根も乾かぬ内に、また本を買ってしまっしま(←富山弁)。いずれは読むであろうということでネ☆


WOWWOWで『WASABI』をやっていて、大いに笑わせていただいた。
この映画、芸能人達? はコメントに困ったのか「広末涼子がフランス語頑張ってましたー」とか得たいの知れない褒め言葉をしていたあたりが、「末期? もうダメ? 色々」と思っていたのだが、ギャグ映画としての仕上がりが『TAXI2』と同じくらいオモロイのだが。
余りにもあり得ないニッポンっぷりとか、余りにもあり得ない設定が爆笑をそそります。
そういえば『TAXI2』も余り流行らなかったようで、私の笑いのツボってどこか人と違うのかもしれない。
よくホラーを映画館で観てて笑っちゃってひかれてたしなあ。(後日譚としては、学校中にそれが知れ渡って、「お前はタイタニックでも泣かなかった鬼悪魔だ!」と罵られてエンガチョされた)
『リング0』でね、演出さんの思惑のとおりに怖がる子供達が愛らしくて笑っていたら、「人が怖がる姿を見て嘲笑うヒニン」扱いされました。
いかんねー。


2003年03月04日(火) 目が覚めると彼女はいなかった

日付変更線が変わると同時にレポートを書く体勢に入る。
嘘。
チャットはじめてました。
本日の朝にはレポートが仕上がって居ないとならないのだが、私は本当に仕上げる気があるのだろうか。
『戦争におけるメディアと国家形成が、異文化社会、他者像に対するイメージに与える影響を述べよ』
わあお、このご時世になんてタイムリーな。
タイムリー過ぎて非常に憂鬱。
しかし、このレポート、本来の〆切は7日らしい。
ただ単に、ピロリンが「友達と日帰り温泉ツアーの約束しちゃったから早く帰りたーい☆!」ていうのが理由で私は魘されている訳だ。
「よし、11時になったら始めよう」と1時間前からはじめようとはしていたが、いかんせん布団の中。
「ねむぅ〜い。すぴすぴすぴすぴ」
「イヤアアアァ! 起きてええぇぇ!」
「いやプー。眠いプー」
結局、原稿用紙設定とかしていたら、始めたのが1時くらいになったでしょうか。
ものの2時間ちょいで終わったネ☆!
しかもチャットしながらネ☆!
早書きの腕はいい加減落ちたと思ったが、案外まんざらでも無いぜ!(なら早くキリリクこなしなさいよ)
読み返すこともなく、インクジェットプリンターが目詰まりおこしているのも気にせずプリントアウトこいちゃった。
「明日早く起きる」と宣言したピロリンを邪魔する為なら深夜に頑張るしかないもーん(鬼)。
出来たヨー、と眠ろうとしていたピロリンを起こして、ホッチキスが無いと騒ぐ。
「これって、何かの教科書のコピーみたいに見えんかね?(ピロリンはワープロでレポート提出したことがない)」
「いや、教科書って文章じゃ無いし、いかんせんチャットしながら文だから大丈夫だろう…、ありえねーありえねー」
「分かったー。せめて表紙は手書きにするねー」
ピロが黙った時間はものの30秒だっただろうか。
突如けたけたと笑い出すのでどうしたかと思えば、
「どうしよう。あっし、自分で自分が恥ずかしい」と言い出す。
今更何を言う。
「権化(ごんげ)」を「けん、か? えっと、権力の権に、化けるって書くの。何?」とか言い出すのでポカッと一撃かましたら、
「痛いー酷いー何するんープー」
と全く恥じらうところを見せなかった(ケンカと読もうが意味さえ理解していれば許されるところを、意味も理解できなかったあたりが重症だ)くせに、何が一体恥ずかしいんだ。
「もうやだー。タテ20×ヨコって書こうと思ったら、ヨロって書いちゃった〜」
「……(修正ペンで直せよ)」
「ま、いっかー。せっぱ詰まった感じが出て、一生懸命書きましたっていう風で良いよね!」
お前じゃねえ!
お前がせっぱ詰まった訳でも、一生懸命書いた訳でもねえ!
一番美味しいとこだけかいつまんで取っていくな。
というわけで私のレポートは、ヨロです。
ああ、しょっぱい。
ピロリンはそのまま眠りにつきました。
私はヨロヨロとパソコンで単純なゲームをやってから寝ようとしたけど、一度あがったテンションが冷めやらず、久しぶりに眠れない夜(朝にまたがる)を過ごし、起きたら何故かご飯が炊けていた。
そしてピロリンから
「豚肉が今日で賞味期限じゃけ食べてねー」
という不可解なメールが入っていた(多分新幹線の中から)。
起きて思った。
パンが食べたいって。
相当炊飯器の前で「何が目的なのだろう」と悩んだが、ピロリンに目的意識というものが無いことは、この1年で厭(本当に心底厭、マジ厭)という程学んだので、深く考えずに食す。
おかずが無い(豚肉以外食べるものが無い冷蔵庫になっていた)のに米2合を突如焚くな。
ぶつける相手が居ないので内にこもる怒りのエナジー。


2003年03月02日(日) レポート

あたくしもううんざりです。
いくら金銭の為とは言え、入力と出力の両方を伴う作業を行うのは疲労すること、集中力が必要とされることくらい分かっております。
まだ若いと、言えない歳になってしまいましたが、経験を積んできて照らし合わせてみますと。
あたくしの経験値ではレポート課題を見てから書き出し終了するまで、本来は1週間はかかるのですわ。
それから推敲したり、寝かしたりするのが好きなのです。
其れなのに、嗚呼其れなのに。


ピロリン、自分が温泉旅行に行くからレポート早く仕上げろとか言って、1日に本を借りてきて
「3日の夕方に帰りたいけ、2日までに書いてー」
死にやがれボケカスナスイカ!←錯乱。
怒りが通り越すと笑顔になるタイプ。
無理な情況に追い込まれると無言でそれをこなそうとして倒れるタイプ。
皆様、あたくしのこと、分かってくだすっている筈。
それなら、血縁で同居生活をしている人間が、性質を一番よく分かってくれているものなのに。
自然の摂理に反するピロ。
姉が崩壊して、映画の字幕の「大のメキシコ料理好き」を「犬のメキシコ料理好き」と読み間違えました。眼精疲労で点が1つ付いてしまった。




「あんたさー、自分が書く場合だったらどうするつもりだったの?」
「んー。やっぱ諦めるしか無いじゃろ」
「私、お金返すからやめようかな……(季節的に文章が書けない季節な為弱気)」
「やだー、なんでもいいけ書いて! あっしじゃったらどうせCかDじゃけ! Cでいいけ書いてっ!」
「プライドが許さないっ!」
人間、余計な自尊心が邪魔をするということが儘有りますが、あたくしの人生に於いてもいつもいつもそうであった気が致します。
あたくしにも、自尊心なるものがあったのですね。
まず何より、この文章は何処から来たモノなのか、誰か突っ込んでやって下さいませ。普段の口調は、いつも通りですの。



「あっしもさ、自分で自分の言葉のレポートを出せるようになりたいんよ、ホントは」
「なれ、今すぐなれ」
「うーん。壊滅的なん。もうね、小学生の文章よ。小学生の文と、あっしの文章を一緒に何も知らない人に見せて、どっちが本物の小学生でしょう、て質問出したら、あっしの方指さす人が多いと思うもん」
「うーわ。それごっつ読みたい。『せんせいあのね』ではじめたりしてくれ」
「えー? ちゃんと先生の返事書いてくれるん?」←論点違わないのだろうか。
「オウ! バッチシ添削するヨ☆」



実際存在するピロ小学生のノートは、先生が絶句した形跡が多々見られる、抱腹絶倒(本人談)物らしい。ごっつ読みたいわ。

発見し次第、追って報告したい所存である。


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