世を忍ぶ仮の日記
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2003年01月31日(金) 長い1日

朝妹と一緒に起きあがって、空元気空焚き空勢いの状態で準備を済ませて家を飛び出す。
家を出ると同時に気がついた。
「あ! ピアノ弾き忘れた」
プチさざえさん〜さざえさんよりタチ悪い〜と呟きつつ電車に乗る。
駅で既に何処か見知った顔がバイオリンを持っていたので、ずっと気になって見てたんだけど、学校付近で勇気を出して
「マリちゃん?」
と声をかけてみたら違った。私と同じ学年でマリちゃんは6人くらい居るので一番無難なのである。
ぎゃあ間違えてごめんねえでも似てるんだもーん。これで異性だったら新手のナンパ(年末のタモツのような変なナンパ男)として扱われていたことだろう。お互いに名前が出てこなかったり似てる人がいるなあ程度の認識だったのでコミュニケが取れて良かった良かった(ハッハッハ)。
とりあえず学校に着いて真っ先に弾くべき教室に向かったら、知っている顔が、
「これから先はもう2度と見られないね」というくらいたくさんいたのでわーわーとはしゃいでしまう。
修了試験の前に、高校生の追試があったが、ギャルのメイクがノーズシャドウというか、鼻たてのしすぎで、ライオンキングの人っぽくなっていたのがとても気になった。舞台仕様になると、メイクが更に過激になるのね。
そして、ここにいる人達、同級生達みんなにこうやってわーわー会えることもしばらく、下手すりゃ永遠にbないのか。
ちょっとしょっぱい気分になったので部屋を探してみたら、無い。ピコ2さんにメールをしたら、しばらく置いてから「部屋無し」というメールが返ってきて、休憩を取る為保健室でダラついていた。
携帯電話に演奏者であるピコ2さんから電話があったので慌てて出ると
「トイレ行くから楽器見ててぇ〜〜」切羽詰まった電話であった。
「はわあわ。そうですか。楽器を見てますね」
絶対、音楽モノの漫画や小説で描かれることの無い、せっぱ詰まった現実問題なんですが、楽器を置いて「ちょっとトイレ」ていうのは、バイオリンでは出来ないんですね。取られるから。楽器高いから。いちいち片付けてトイレにかけてるのも時間の無駄だし邪魔だしネ! ていう。
「ごめん、実は私今日は起きてからピアノに触っていない」と白状すると、ピコ2さんは
「はあああ?」と怒りの問いをして、メトロノームを紋所のように私に向けた。
テンポは60、分かってるさセニョリータ!
試験前、妹などには「試験前の人には見えない」と言われる私だが、実は緊張し屋さんなので、こっから部屋に入るまでの記憶無し(笑)。はわー、あわーとか言っていたら自分たちの出番でした。
中に入ってお辞儀して調弦の音出して自分は椅子の高さ整えて。
さ、準備オーケー。
3分30秒くらい経過したところで。少し曲と曲の間があった。
張りつめる緊張したパウゼ。
私がいざ次の曲をはじめんと手を構えたところで。
「ちょっとピアノの人、良いかしら?」
永遠にお嬢様なまま年を取ってしまった先生から、声をかけられた。
良くない。
「はいっ?」
笑顔で返事をしながら頭の中はというとぐるぐると
「あなた下手すぎ」「五月蠅すぎ」「伴奏として失格」「去れ」「死ね」
などという言葉が渦巻いて既に吐きそうである。
すると相手はなんともはやこんなことを宣った。
「あなた、在籍してらっしゃる?」
3人しかいない試験官ざわめく。←ざわめくっつーよりバ※アの井戸端会議?
頭真っ白ピコ2さん。
「してます」主張を繰り返す私。
「してます。してますったらしてます。だって私他の試験の伴奏もしましたが、その時も在籍しているということで引き受けて、その方は前期の単位取りましたよ!」
理路整然とした主張をしたら、
「私には分からないんだけれども、事務の方がそう書いてらっしゃるからね、私は確認をしないとね。バイオリンの人もこのまま弾いて単位取れませんでした、じゃ可哀想かな、て思ったの。兎に角私は知らないからね、教務課に後で確認をしておいてちょうだいね。終わったら教務課に行って下さるかしら(←質問の形を装った命令形)」
アラスバラシイカインドマインド。ベリベリサンキュー。
この間に真っ白から「ナニクソ」精神を取り戻したピコ2さん。私は「私は居るのだろうか」という微妙に消えかけた自分の存在な前奏を出してしまったが、ピコ2さんの「ナニクソ〜ゥオノレ〜〜〜」という音色で我に返った。
よし。
私は普段から割と「攻撃的な音」と人から言われてしまうことがありまして。伴奏法の先生から「ピストルのような音出さないでちょうだい!」とヒステリックに怒られたことまでありましたが。
全開モードだちくしょー! マシンガン放つ少女ー! ちょっと少女には無理があるぜー。
でも1分で止められたもんね(ぐっすん)。
終わって部屋を飛び出した私は、言われたとおりに教務課へダッシュ。そこで私のカルテ・ディドンティテとアイデンティティの両方を確認しおえた私はつおくなって、休憩中の部屋に「私は在籍してました」と主張してきた。主張しないと気が済まなかった。
その間、ずっと白くなったあとメソついていたピコ2さん。
二人で「なんか……釈然としないが、とりあえず…ご飯…でも…食べに、行こう。か?」みたいなぽつんぽつんとした会話で、近くのパスタ屋へ行く。
落ち込みの波と怒りの波をサーフィンしつつ、「自分で自分が何を食べたいかも分からないしメニューも読めない」というピコ2さんに、「ミラージュ」の名前のつくパスタを勝手に頼む。かつてピコ2さんがこのメニューに「炎」と落書きをしようとして「災」と書き間違えたところから、「災いのミラージュ」という替え歌が生まれた(?)のだが、放心している筈なのに、
「あ、そうそう。あの、あんたのHPのとこの災いのミラージュの歌詞、ところどころ間違えてたから。そこんとこよろしく」
とその辺りには矢張り余念が無い。
怒りの余り食欲まで失せてるピコ2さんである。私はとりあえず食べるだけ食べて雑誌JJに八つ当たりしてみたりしながら、演奏中に止めるのは普通にマナーとしてどおなんよとか一緒に怒ってみたりするんだけど。
終わってしまったらもう、何をどう言っても仕方ないんだよな。
アルバイトに行く時間になったので、一緒に手伝ってくれる下級生と駅で待ち合わせをして、電車に乗る。
会うたびに、化粧が濃くなる下級生のような気がするが(笑)今日は試験日で色んな人が色んなところで試験してるので仕方ない。
「週の半分以上はスッピンですよ、私」て。私もそーだ。そういう人間に限っていざ化粧ってなると濃いんだよね。



バイトは順調だった。
もちょっと風邪で休んでくれてていいよ、と言いたくなるくらい(ヲイ)。
人数多いとこっちの脳みそがパンクしちゃうんだよ。段々スで起こり始めちゃうもん。上の先生もお茶目に間違えていたので、きっとパンク気味だったのだろうと思う。
小学校3年生で、ジジイ主人公の話しか書けないと言う少女は、今日はコナン・ドイルのシャーロックホームズの子供用の本を持ってきていた。
「先生、シャーロックホームズ読んだことある?」
て訊ねられたので、
「うん? コナン・ドイルの書いた、シャーロックホームズのお話、でしょ」
年齢一ケタの人に向かってムキな訂正を笑顔でしやがるかつくらーである。だって投稿する時、データAにひっかかるでしょ、著者名とシリーズ名間違えると。←ややノイローゼ。
このかつくらー、先週も何か話を振ってしまっていたらしいが、疲れの為両方の記憶があやうい。
「ねえ、先生が先週に言ってた」と言われても
「うん。先生、先週の記憶、全く無いネ!」
笑顔で開き直ってしまった。
末期だ……。



1日保つのかなあハードスケジュール、夜はカウンセリングだったんだが、カウンセリングの最中に京極堂状態で蕩々と語り出してしまった。マレビト論。
ダメですよー。
私がこの話やめて普通にカウンセリングしたいなーと思ってるのに、普通に「それで? あれについては?」と話ふり続けられて、仕方なく質疑応答が逆転してるような……ていうか、心理学なのになんで民俗学なんだか。
しかも最近ちょっとこの学問からは遠ざかってるからよくこんなに言えるな私って感じでしたよ。
朝はピアノ弾いてたんですが、夜はマレビト語ってました。
一体私は何者ですか?



帰りがけにデパ地下で格闘してから帰ったらもう高校教師やってて、妹が藤木君に「こいつチャラ男」とイラついていたのだが、まんまと姉のツッコミ千手観音の手にやられて、面白いドラマにかわってしまったようである。
しかし私は疲れていた為、最後に残した言葉が
「京本の、髪の毛は、濡れるとくるんくるん……」
でフェイドアウトであった。


2003年01月30日(木) ごめんなさい

朝、布団にしがみついて「試験は昼からですじゃむにゃ〜ん」と唸っていたら電話がかかってきたのでそれでも「私は試験がある身ですじゃ〜」と更に激しく布団にしがみついたら、ファックスだった。
いや、もしかしたら電話の後のファックスだったのかもしれないが、記憶に無い。
眠ってた時の記憶だからね!
そうして、やっと体が動くようになったので、ファックスを取り出してみる。
そうすると、今日試験の相手、すなわち私が伴奏しなければならなかった人が
持病発作でテストを受けられません」ていうファックスだった。
「ネ!」カタカナ活用の無い、必死文字で、切羽詰まった感が良く出てました(←そういうこと言ってる場合じゃなくてさ)。
…………そう、そして更に不謹慎な私は、何故だか鬱状態から速攻解放されて、ピロリンの部屋に行った。
したら、部屋に存在してちゃいけないピロリンがまた居た。
「き、金曜日じゃなくて良かった……」
謎の呻きで起きるピロリン。
シカトして再び布団の中に入る姉。


やっぱり風邪引いてるみたい、私。
とママに言ったら
「この鈍感」と怒られた。ひゃひゃひゃ。
自分の痛みに鈍感で無いと身が持ちませんぜ奥さん。


ところで私は本当に呪ったんでしょうか。
……不安だわ(ブルブルブルブル)。呪詛はしてないです。一応呪術の本も手元にあったんですが(←何故だ)わら人形の作り方とかフムフム読みましたが、参考にして何かした訳では無いです。
もし、何か私の力が作用したのだとすればそれは単に
黄泉の帝王の本領発揮ということで大目にみてあげて〜ん。でろり〜ん。



夜はピザな気分の姉妹がピザ2枚頼んだら、流石にピロリンは根を上げていた。
私は明日を乗り切る為にも食うべし食うべしで食べまくったら確実に下半身に脂肪が付いた感じがするわ。
身が重たいわ。
深夜、ジャンプをしてみる。


2003年01月29日(水) 無・浪漫電車。愛、む・さ・こ。

あたし、浪漫電車に乗れるような僻地まで病院に通っているわけなんですけれども、ロマンスカーって数種類あって、私が夢として乗りたい(そのまま温泉に行きたい)浪漫電車は、先頭に集団が隔離ではしゃげる場所があって、そこでみんなではしゃぎながら行く(おかあちゃんよろしく頼むよ)、
もしくは不倫など、生きる純文学する場合は、夜遅い浪漫電車の普通車両真ん中で、禁煙希望なのに何故か喫煙になりつつ、荷物を相手に持ってもらって乗り降りして、温泉に行くのが夢。
なのだが私が今日乗ったのは都会新宿行きの浪漫電車だ。
キィ! 私の人生ってなんて浪漫が無いの!
退廃とか堕落とか懺悔とか残骸とか虚弱とか浪漫とはちょっと違う。

頭が痛かったので、ダラ寝する為の特急券を買ったのだ。特権階級(特別心身の弱い階級)チケットと自分で名付けつつ、隣に誰も座らなかったのでまんまところんと横になって(←癖)寝る。
あー。
浪漫のかけらもねーよ。
で、しょんぼりしんみり浪漫電車から降りて(小田急は寒いのでわざわざ止まらない浪漫電車にしたのに、浪漫電車も足下が寒かったんだよお)、新宿から、むさこへ。
何故、武蔵小金井も武蔵小杉もあるのにむさこだけでオーケーなのか。
多分、学校の音楽教室の分室があるからそうなったというか、ぴこ2さんの造語であろう。


昼寝したらピコ2さん面白話を忘れてしまったわ。合わせ楽しかった。
というか、寒すぎて帰ってからずっと体が温まるまで横たわって、起きて飯食って寝て起きたので、もう頭ぐっちゃんぐっちゃん。
明らかに寝過ぎなんだ。
オイディプス症候群が読み切れないー!(←図書館から借りてるので困る)




あ、ところで日記のカウンタがケタ越えしてますね。
皆様、読んで頂いて有り難う御座います。
こんなショボい日記ですが、これからもネタを頑張って落ち穂拾いのように拾っては書けるよう頑張って生きますので……(暗転)。


2003年01月28日(火) バウンド

夜ごそもそ活動して居たら妙にハイテンションになったのでラリパーのままごそもそ遊んでいたら気がついたら眠ってて日が暮れてピロリンが居て、怒られたがまた寝た。
ありゃ。
1日中寝てるじゃないの。


2003年01月27日(月)

最近毎日フランス語の夢を見ています。
「je ne suis pas!!」
と大絶叫したところで目が覚めましたが、なんだったんだ。

今日は声楽の伴奏だったからイヤンイヤンと布団にしがみついて、携帯の不在着信もシカトしまくって学校に行ってみたら、声楽の人が「心臓がドキバク」で調子が悪くて休む、とのことだった。うーん。私が何かしたのだったらまずいな、呪ったりしてないよなーそうか、その「私じゃない!」絶叫かー。あらイヤだ。まるで私がやったみたいじゃないの。心臓だなんて。ホントお大事になさって下さいねー。風邪よりシャレになんなーい。
確かにイヤだったけどさー、念を飛ばす程だったのかしら? 私にはわからないわー。怖い怖い。というわけで私を怒らせたり鬱にさせたりするの、やめてね★


前日の日記で白だと見えないのが判明したのでこれからしょっちゅう使おう。


2003年01月25日(土) 加湿器の音だけが響く部屋で

1日中眠っていた。
定期的に加湿器が、カルキの音をおどろしく鳴らして蒸気をあげているらしかった。
眠る前に、前々からやりたかった、発作的に目から何かを剥がす行為をしたくて、コンタクトを投げ捨てて揉んで人にぶつけて遊んでいたので、起きてもコンタクトが無かった。疲れすぎて化粧も落とさずに寝た割には肌の調子が悪くならなかったのは、寝過ぎたからだろう。
薄暗い部屋の中で手探りでメイクを落としていたら、全色盲の人で視力も悪い人だったら丁度こんな景色になるんじゃないだろうか、という風景になっていた。
けっこう不便だった。
手探りで風邪薬を飲んで、また寝た。



毎日、夢見が悪いことをなるべく考えないようにしていた。
とりあえず今日は楽しそうにフランス語で会話していた。
夢の中でも偽の笑顔で話す私を、左斜め後ろから見ていた。
確かに、現実でも、笑顔の自分を見る時は、自分が左側に居て、その右側からもう1人が出てくるような気がする。
ピアノを弾こうと思ってピアノの前に座ってみて、いざ弾く前に何でこんなに時間があるんだろう、何か予定が入っていた筈なのにと考えて、そういえばレッスンを休んだからだと気がつくまでの1分のタイムラグが更に私を凹ませた。
1日中、KOKIAの「もう愛せない」をかけながら過ごした。
走り切らなきゃならなかった1月に、ふと立ち止まってしまった痛み。私は痛みに鈍感だから、しばらくしてから何か起こるかもしれない。立ち止まってしまったら、後ろを振り返っちゃいけない。ホラーじゃないけれど、後ろには怖いものがたくさんあるのを知ってる。見ちゃいけない。見たら2度と歩けない。
眠れ。
知らない振りしてしゃがみこめ。
そのまま、クラウチングスタート切れるまで。


日本語が話せなくなりつつある。
夢でフランス語。起きたら頭の中がドイツ語で、「エセさん…(注:ルイキチ中)エッセンの過去分詞はゲゲッセン……」とドイツ語の活用していた。
イタリア語はavereの変化がずっと回っていた。フランス語は「サラリーマン」のフランス語が。「銀行員」が出てこなくて困った。思い出したけど。
日本語が、おかしい。
「空室有り」が
「密室有り」に見える。
ここのところ毎日楽しげにバクチクの『69』をかけて過ごしてたことに、忙しすぎて気がつかなかった。
気がついてたら、自分が危険だっていうことに気が付けたのに。
さて。
『69』のDVDでも見ようかな……。
誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて誰か助けて


2003年01月24日(金) 嘘ついてました

ごめんなさい。やっぱり自分を騙そうとしてみたけれども無理でした。
思い切り風邪引いてます。


夜半に
「ぜんぜー、私はやる気も行く気も満々なんですがごんな具合でがぜをびいでまず。どうじまじょう?」
半ば脅しのような電話をかけた。
もちレッスン無しで電話切りました。
月末が終わるまでは大病は控えたいわ。
風邪予防の為というわけで、私はまだ風邪じゃ無いっ!(嘘発見器振り切れる)。




やっとこ入手した「人間ってそんなものね」のカップリングを聞きながら、電波ジャックしたい衝動に駆られる。
「これさー、受験の終わった時駅の構内に流してみたい……何人が歩けなくなるかなあ、ウキョキョキョキョキョ」



日付変更線かわるかの頃に、敵から「最大の味方を最大の敵だと思ってはいけない」という恐ろしい電話がかかってきた。
なんて哲学的な!
カッカピンチである。
はわーはわー。
「と、とりあえず色々終わるまでお取り置きで」
洋服じゃ無いんだから。


2003年01月23日(木) ちきゅうはいや

ピロリンの名言。
「てすとのある地球はいや。お星様に帰りたい」
「やっぱ他の星生まれだったんだね(ぽん)」←生暖かいまなざし。
姉妹テンパり。
脳みそがテンパって来たら、髪の毛が再び天然パーマの様相を呈してきました。ムカつく。


昨日まで、道を歩きながら「もう無理もう無理全て無理」と呟きながら歩く危ない人になっていましたが、シャワー浴びたら治った。全部出来る。やってやれない事は無い。つーか全部ハンパに済ませてやるぅ。


風邪気味なのに、出かけなければならない日に限って寒いです。
諦め入ってます。
小田急線、寒いし(伏せ字にしないし)。
「オイディプス症候群」重たいから1日1冊なんてとんでもなく無理だ。図書館の本なのだが、前の人は、最初の50ページくらいに栞を挟んだまま返還していた。
ハハハハハ。気持ちは分からなくも無い。慣れればどっちゅーことも無いんだけど。




脳みそ追加メモリとかハード的に強化するとか出来無いのかしら。
体強くして風邪ひかなくして(生姜をたくさんいれすぎた中華粥食べたら多少治った)、何より脳みそメモリ追加したいです。30分の曲のどこからどう覚えたら良いのか分かりませんお姫様。
姉妹で立場を取り替えようかっつー話が持ち上がってみましたが、ピロリンに拒否られました。



風邪、流行ってますね。
カウンセラーから「風邪なので………どうしますか?」という電話がかかってくるくらい流行ってます。そりゃ1時間密室で、相手が風邪引いてたら遷される職業だろうし、大変だなあ。
私もテンパってたんで「あ、いやお大事に」とキャンセル方向で。
心壊して暗譜しよう。
壊れた心を、今度治してもらおう。
とりあえず壊れてでも良いから覚えよう。
ブーツブツブツブツブツブツブツブツブツ。


2003年01月22日(水) ニンニク臭+苺ヨーグルト

日記書く心と時間の余裕が無くなってしまった。
心にはまだ余裕を持ちたいと小指で崖っぷちだが必死である。
どのくらい必死に時間の余裕が無いのに潤いを持とうとしているかって、
「ライフ・イズ・ビューティフル」を2倍速で見て2倍速で泣いてレンタルビデオ屋まで2倍速で返しに行くけど、2倍速でも見るっていうくらいには、そして2倍速でも一応泣いておくってあたりが頑張ってるのである。
私は普段映画などで泣くことが少ないので、2倍速くらいで見る方が丁度良いのかも知れない。「ライフ・イズ・ビューティフル」は良い映画だった。次見る時は、イタリア語を噛み締めるように味わいたい。嫌がらせのように早いイタリア語は聞き取れない。ブリッツィというオルガニストから受けた執拗な嫌がらせイタリア語早口攻めのようであった。




さて。
ピロリンが「ハイこれ。あたしの作った料理の所為でお腹壊したから、一緒に善玉菌を増やそう」ともは〜んのろどろ〜んとしたフルーツヨーグルト和えをボールに一杯くれた。林檎が変な味がするというので、苺とバナナが入ったフルーツヨーグルト和えだ。
林檎の味からして何故かニンニク臭くて、「こんな変な林檎はイヤじゃ」とゴミ箱に「おひゃくしょうさんごめんなさいってこれは言わない」と言いつつ捨て、ヨーグルト和えを食す。
「ねえ、ピロピロ。これ、幻覚じゃなければ、ニンニク臭いんだけど……気の所為?」
「ええ!?……………臭いっなんで?」

ニンニクの匂いのするヨーグルト和え。
バナナとヨーグルトとニンニクは、こってりチーズ。
苺とヨーグルトとニンニクは、青カビチーズの味がした。
苺を食べ終えた時に鼻に香りを抜くと、青カビチーズの青カビ部分の香りがする。
ミラクル。
一度ご賞味あれ。


2003年01月21日(火) そこに愛はあるか

今日は2連続合わせの怒濤の一日でした。
まずはピコ2さんとのカルメン・ファンタジーを試験仕様に仕上げようという計画で。
先日「先生から最初のところ、もっとまいてまいてって言われたの〜」という泣きつきのメールが来たので、フムフムまいて(端的に言うと、まいて、とはちょっと早めにの意)弾くのね、と思ったら、速攻。
「はーーやーーーいーーー」と睨まれた。
「やあ。まいてって言われたっていうからまいてみたんだけど」
「…………ちょっと、テンポ戻して弾いてみていい?」
弾いたあと。
「あたしゃこれでいく。いくったらいく」
「いいのか?」
「いいの!」
「先生はまいてって…」
「上司には逆らって生きるのよ!」
子供の頃から踏まれて踏まれて麦踏みされて、強く育ったピコ2さんです。
「先生は、試験来るの?」
「来ないね」
目の前に先生がいても「いない」と言い張るような口調で言い切るピコ2さん。
よし分かった。
あんたがそこまでそのテンポに執着するというなら私はそれに付いていこうじゃないか。
「んじゃ、前奏で早いっ! て思ったら試験の時も速攻睨んでね」
というわけで、テンポ設定を細かく指定しあいながら合わせをしました。
途中、眠すぎて意識不明になって、4回弾くところを2回でプッツリ吹っ飛んだら思い切り睨まれた。
「格好悪い…」
「ごめんなさーい」
眠すぎて勝手に手が止まるって……いったい……。
そして、合わせで前奏が3小節終わっていざバイオリンが一瞬音を鳴らしたか鳴らさないかの時に。
「イヤだ!」
「何? 私は今全否定をされたかのような気分になったんだけど(ドキドキ)」
私が動揺してると、「ああごめん。自分に対してだから」とあっさり言われた。
あくまでも淡々と、大きな声でキッパリと「イヤだ」と素早く言われたら人間びっくりするので何かの折に実験してみてください。



合わせ終えて「腹減った腹減った」と騒ぎつつ、私は泣きながらイヤだイヤだとごねながらしかも※○×●このヤローやりたくないようとくだを巻きながら学校に声楽の伴奏をしにいった。
前回のファックスで既にブッチキレ最高潮な私は、しかも今回眠たかったので、レッスン直前の合わせで恐ろしくキレモードなまま合わせの確認をしてみた。
言われた事はね、敢えてこなしてみたりとかね。
それでもしつこく言われたりするから、音に怒りをぶつけてみたりとかね。
それを発信しすぎてちゃんとキャッチしてくれて、直接「音にぶつけないで」と言われたら、沈黙の刑に処すとかね。
あの沈黙は何分あったのかしら?(きゃろ〜ん)
ちょっとした楽譜の見間違いで合わなかったので、ちゃんと合うようになった途端「どこをどうしたの? 今」と訊かれて。
「?…………………………………………………………別に何も」
自分でも、「別に」という単語が出たら末期だと知っているので、激しい鬱だなコリャコリャとか思いつつ伴奏を続ける。
しかも最低の嫌がらせ。
音程が悪くなったら、伴奏をピタリと止めて無垢な瞳で歌の人を見る。
最悪の嫌がらせだろう。
でも私、音程悪いのダメなんだー。
無垢な瞳で見つつ、何も言わないで見るだけなの。
「あら? 音程が…?」
自分で気が付いてくださってカッカ嬉しい。
「ええ。半音以上ずれてたものですから…」
なにゆえ気が付かないのじゃ。素人じゃあるまいし。
研2だろ?←サイテー発言。
しかも更に私の神経を逆撫でする発言。
「私ね、試験の時には伴奏ほっとんど聞こえないから」
…………んじゃオレ要らないじゃん。
レッスン終わって、「はー、もうダメ。あとは歌って走って逃げるだけっ!」などと言ってるハイテンションの人を一人置いて、ロウ激しい私は寒い街を買い物して帰った。
帰ってカルロ君に慰めて貰った。
脳髄の芯が眠たい、そんな眠気の1日だった。
イヤなものははっきりイヤと言える、ピコ2さんのような人間になりたいです。もうフォントサイズは7くらいで。
「イヤだ」てね。
無言攻撃は時間の無駄だわ。


2003年01月20日(月) 徒然なるままに。

グロッキーな体調+精神状態続くので、一日のほとんどをベッドの中で過ごしてました。



・人間は、いったい何度のファックス電話に耐えられるか。
私は弱いので発狂しそうになりました。
「ああ〜うどんくらいしか食べる気がしないー」とか歌い出す始末で。悪戯ファックス30メートル(正式な長さ覚えておりませんが)。HEYHEYHEYを見ながら、ストレスが胃に来ていた遠い昔、「うどんくらいしか食べる気がしないなー」と呟いた次の瞬間、まっちゃんがそれを歌詞にしていて「以心伝心?」と激しく勘違いしたもんだ。うどん。胃腸が悪い訳じゃなくても食欲不振で食べろと言われたら「うどん?」と思うように日本人は洗脳されてるんだろうか。特に関西などうどん文化圏は。
話が逸れたが声楽の伴奏の人から6枚のファックスが。6回ともいちいち電話の呼び出し音はなるんだな。
ファックス、うち、インクジェットだから多いの嫌いなんだな(ドケチ)。
しかもB4用紙なんて普通の家庭では使わないから印字用には持って無くて、ピロリンの「化学科無機化学強化合宿テキスト」の裏に印刷してみたら、会えばその時直せるじゃねーかつーことを、1枚の楽譜に1ポイントくらいずつ書いてあって。青筋がピキピキと(気が短い)。
挙げ句最後にコメントの紙に(内容脳内全削除)語尾が「ネ」がカタカナなところでサブイボゾゾゾゾして絶叫して「○○てやるぅ〜!」と叫びだしてピロリンにどうどうされた。「よろしくネ!」などを草書に近い毛筆で書くのは反則技だと思う。しかも自分の母より年上の人。ちなみにうちの母も携帯のメールなどでハートマーク飛ばし過ぎるので、いつか「あれは反則なので、メールは内容を完結に、スマートに、淑女に出しなさい」と注意せねばと思っている。

前々回だったか、ピコ2さんから「ねえねえ、伴奏者ってさ、理不尽だと思わない? ねえ? 思わない?」という全くもって悪魔の囁きにしか聞こえない言葉が蘇り、今やっと「理不尽だ」と噛み締めるのであった。あまりに理不尽過ぎたので歌曲とか転調して自分で歌ったもんね。プーだ。


そんな偉そうなこと言ったって所詮伴奏者がバックで間違えたらそれは伴奏が悪いってことなんだ。
だから間違えずに美しくかつソロを引き立てるように弾ければそれでいいんだいいんだいいんだいいんだいいんだ(フェイドアウト)。
ちょっとどころじゃなく精神的に疲れてますねえ。




ピロリンが実家から持って帰ったホテルのコーンスープの缶詰を、バレないようにこっそりと飲んだは良いけれどそのまま再び寝てたら、
「ねえねえ、今日のお姉ちゃんの朝ご飯は、パンと、納豆?」
と真面目に尋ねられた。
絶句した後に、「うん。そうかもね」て言ってみた。
信じたようだ。



ピロリンはハチクロを読んで、
「なんか作りたくなってきたー」
と本気で言いだした。
うーん。流石ピロリン。触発される部分が違う。
「油絵とか。陶芸とか」
サブリミナル効果としては安直すぎるのではなかろうか。しかも、本人はあんまりハチクロ読んだ後だからという自覚が無いようだ。
「まずはプックン作ったら?」
発案したら、
「プックン。プックンいいねえ。でも縫うのって大変なんよねえ」
と言って去った。
その何百倍も、陶芸や油絵は大変だと思うな、お姉ちゃん。


2003年01月19日(日) 残骸だ

バクチクのニューシングル『残骸』がチャートインすること凄まじく、
「うーん、100位以内には入ってる、かな?」などと、ファンにあるまじきこと(?)をピロリンに言っていた私は、ピロリンからオリコンチャートを聞かされて愕然で御座います。
いくら売れっ子(←古風な表現だな)達がシングル出す直前とは言え、しかも発売日から妙なタイムラグがあるとは言え、5位より上って……。
なんで?
不気味だ。
今年はみぞれ降るね。
と失敬なファン道炸裂してます。
でもエロプロモが流れるのは嬉しいことで御座います。
これを機会に皆様、バクチクのあっちゃんにハマッってくれ。
「待ってたよ、今井ちゃん(はあと)」(『音楽と人』より)とはこのことだったのだろうか。これから先、あっちゃんが遠い人になってしまうようで切ない。
っって元から遠い人です。それを忘れないように>自分。



振り返ればヤツがいる。
じゃなくて、振り返ってみれば、具合の悪い一日でした。気圧の所為かなとか勝手に解釈してみたりもしましたが。
体調が悪い事に気が付くのに遅いんで、気が付けば動けなくなってたんですが、朝起きて、考えてみたらダルかったような気もするし、昨日の食欲大魔神はあっさり消えてしまい、ピロリンのパンをお嬢様囓りして(ところでホンモノのお嬢様は食パンを囓るんだろうか。囓るまい。ちぎって食べるんだろう。でもハチミツとかジャムとか塗りたくった食パンはどうやるのだろう。教えて姫達)カフェオレボール2杯半のカフェオレを飲み干して、気が付いたら夕方だったけど、空腹発作起きずに、ピロリン手作りのキムチ鍋を食べた。
作ろうとしたんだけど、そこら辺意識が微妙。ピロリン風に言うならば「ビミョい」んだ。
ソナタの練習もドカンボカン系じゃなくて、繊細可憐系のところを練習してたら、変にぐったりしちゃった。神経使うことの方がダメみたい。変に疲れる。肉体労働が良い(腕のみ)。



キムチ鍋食べ終えて、しばらくしたらピロリンが熱と腹痛に冒されて、「そりゃ流行のインフルエンザ、あたしもなったっぴー」とか踊ってたら私もお腹痛くなってきた。
シンクロしすぎだ。辛い。
速攻次の日合わせ入ってるピコ2さんに「ごめん、腹痛で辛い」と送ったら、「ハイドンでハイ」になったピコ2さんから、激しくおかしいメールが届いたので、そのハイテンションに合わせたメールで返しておいた。
二人で「水戸光圀公が……限界……」とか呻きながら(←乙女的NG笑)、「精神的グロッキーな時はグロいもんがしたい、バイオハ?」というピロに、「バトロワ」を見せた。
嫌がったのは、最初の教室内での血糊だけで、終わる頃には気分爽快な顔をしていた。



というのも、私がこないだインフルエンザっぽいのになった時の残りの薬を姉妹で分け合ったからである。
案外、腹痛による倦怠感も侮れないもんで、しばし姉妹でぐったりしてました。
うーん。
食欲大魔神様はいずこ?


2003年01月18日(土) 完全復活! 恐怖の食欲大魔神

今日は一日完全フリーの日。来週のレッスンまでにドエライ曲、リストのソナタの譜読みを最後まで行けたらいいな、と思いながら朝から唸る。
新発見。
左手小指を思い切り力んで鍵盤押さえると、一の腕外側の筋肉が、3つに割れるの。
腕マッチョをして遊ぶ。そんなことしてないでさっさと次に進みなさい。


1日中、ハチクロを暗記してたんだか練習してたんだか、みたいな日でした。
夕方に、ピロリンが「ねえ、お腹空か〜〜ん?」と切なげに私の部屋にやってきて、全然空腹を感じていなかった私は、素直に「全然」と答えていたのに、注文した直後に
「どわあああ、お腹空いたお腹空いたチャカポコチャカポコもうダメだあああ」
という恐ろしい発作に襲われ、水を3杯飲んでとりあえずおさめてみたものの、マジでチャカポコチャカポコやって暴れながら待っていた。
ピロリンの部屋で、『王は踊る』を観つつ(←エセさんごめんなさい、私映像観るのが極端に遅くて…)食す。
あっという間に消えていくピザ。
「ねえ。食べたり無い。満たされない」
暴れそうな私をまたしてもカルロの中に放り込むピロ。
30分ほど経った頃、二人で
「おお。これがもしや腹八分? 正しい食事だね」
と納得する。普段は死ぬ程満腹にならないと食べたことにしない家族なのであった。
ピロリンが買い出しに出かけるという間に仮眠を取っておいた。静かにカルロと愛し合う。温いんだけど、ピロリンの上の布団は夏用なんだよね(ボソリ)。だから上が寒いんだよね。でもピロリンは流石、そんな軽い布団でも蹴りあげて朝寒ぅくカルロにしがみついてるんだって。



起きあがってると、ピロリンが「明日の朝の為に」と炊飯器を作動させたら、炊飯器の音に極端に弱い私は、超音波並の高温をあげる炊飯器をバシバシ叩いて嫌がってみたんだけれども、右耳がやられて、幻聴が聞こえはじめてしまい(笑)しばらく徘徊してました。
脳みその中身の音が聞こえるぅぅぅうぅ。しかも片方の耳だけ。
厭じゃ厭じゃと暴れた後、炊きあがった飯を食す事に決定。
もう、どうしようもないくらいの粗食なおかずを3品テーブルに置いて、ピロリンと一緒に夜更けに食事開始。
「ねえ、ピロリン。それ、ご飯何杯目?」
「勿論1杯目じゃけど……おねーちゃん、そそそそれはもしや」
「うん。3杯目v」
「もー、もうやめとき。やめて。お願いやめて下さい。ね? ね?」
「いやあだよおおおん」
ぽふんぽふんと茶碗に乗せられ、消えていき、そしてまた乗せられて。
あっという間に無くなる2合の炊きたてご飯。
食欲大魔神が復活してしまったああああ!
しばらく体がほかほかしてました。
やっぱ体を温めるには食べるのが一番ですな。
体寄せ合って眠るより暖かいですぞ。


2003年01月17日(金) 私のツボはヘタレに有り

くおおと無理矢理目覚ましをかけたの無い時間なのに起きあがって、ファイト一発ピアノを触ってから、アルバイトに出かける支度を静かにする。
ピロピロが「起こしてね。五月蠅く行動してね」と言うので。
ひねくれた姉は、ドアを開けて「あたしなりに五月蠅く」と言いつつドライヤーをかけるのをやめた。


私が家を出る時間はそれなりに昼過ぎて結構経つので、私が家を出ようとした頃に、キャロリーンと目をパチコリパチコリさせながら起きてきたピロピロは「おねいちゃんのピアノの音色で目が覚めたよ」などと良い子ぶろうとしてみたらしいが、私はそん時どかすかぼかすかピアノを殴るように弾いていたので、余りごまかしになっていなかった。
お出かけ前に、新しい白いコートを羽織る。
「ねえ、お姉ちゃん可愛い? 可愛い? 可愛いって言ってっ!」
「うんかーいーよー(←寝ぼけてる)」
「……はー。ファーが付くとあたし水商売っぽくて、自分が嫌い……」
「あー。そーかもー」
「あんたも嫌いっ!」
お水なカッカ(音楽教室アルバイター)はちょっと早めに家を出て、渋谷駅のK文堂で彷徨う。ま、漫画のコーナーが移動してやがんの。人が無い時間をひねり出して無理矢理買いに行っているので、かなり店のど真ん中で立ちすくんでしまいました。漫画の無い本屋かと思って、怯えていたらば、入り口に移動してたのね。違う入り口から入ったから知りませんでした。
ハチクロ3巻入手!(万歳)
発見した時、今回もまた発見タックルをかまして平積みを崩してしまいそうになりました。タックルが癖なんだろうか。悪癖だ。
紫色のローファーをカッツカッツいわせながら待ち合わせ場所に5分前に到着。
快挙快挙。
ウハウハしながら、アルバイトの近くのタルト屋様「キルフェボン」でしばしお話をしよう、ということにする。
チョイスは杏仁のタルト。
タルト生地の上に杏仁のムースのようなものがベースに乗っていて、上にマンゴーのゼリーでカバー。生クリームのデコレートの上にクコが乗っていて、円の縁取りに小さな花が散らしてあって、見た目も美しく、そして何より美味で御座いました。ジャスミンティをチョイスした自分を褒めてあげたい。
贅沢な一時もたまには良い。良い。良いって言って!←今日の癖。
ところで昨日体重計に乗ったら3キロ太っていて思わず絶叫をしてしまった私なので、ダイエットでもすっべか? と思った直後にケーキ食べているのだからもうこれは諦めてしまおう。



アルバイトは、子供達が可愛くて、なんか、癒されてしまった。




アルバイトが終わったら、確か皮膚科の予約を入れた筈だ、と。
熱に浮かされてキャンセルして新しく予約を入れたは良いけれど、その日付を熱で忘れてしまったので、適当に行ってしまおうという算段で御座いました。ちょっと遅刻しても良いや、って友達と一緒にウィンドウショッピングを楽しみました。青山は楽しい。
1着も買わず。「これ貴族っぽーい。ハハハハハ」とか笑いつつお店出たりしたけれど、バカにした訳では決して無く、最上級の褒め言葉で去ったんだよってお店の人に言ってから去るんだった……。欲しいけど変えない人間の負け惜しみサ。ヘンッだ。



皮膚科へ到着。
遅刻したので、螺旋階段をのぼったところのソファ(下の階より座り心地が良い。なんだろう、VIP? キャッホー)に座って雑誌を読み待つ。
先生がカルテを取りに出てきた時に、挨拶をしてくれた。
と思ったら。
私の診察の時に
「いやあ、さっき見た時からずっと気になってたんだけど、ニキビが出来てるけど、どうしたの?」
私に挨拶をしたのではなく、私のニキビに挨拶をしたらしい。しかもかなりの遠距離から、化粧の下のニキビを見抜く。流石千里眼ニキビ医。
「今日起きたら出来てたんです(←ウソ)。最近、ホルモンバランス崩れてるっぽくて……」
当たり前の話、男性に「ホルモンバランス崩れてるんだわ、最近」と言って直ぐに通じたらそれはそれで不気味なので、「どんな感じ?」と言われて。
「つわりのように食べたいものを吐く寸前まで食べなければ気が済みません」というのも気が引けて
「うーん、ちょっと情緒不安定だったり、とか」
などと薄ら誤魔化してみた。
「情緒不安定かー……」
カルテに書き込もうとして、情緒が書けないっとアワアワする姿にメロキューしてしまう私。
漢字変換に使おうとした携帯電話を奪ってしまいたい衝動。
なんだろうね、この性癖は。
「ナサケにイトヘンに……」
「ああ、そうか。ありがとう(照れながら笑顔)」
携帯取りたい衝動を抑えるのに必死。
人が人に惚れる瞬間を自分で味わってみた(←しかも瞬間で枯れる)。
そして私は今回はニキビが発生しているということで、その場で枯らしてしまおうということで、看護婦さん(エステティシャン?)に連れて行かれる。ニキビと一緒に枯れる私の恋心。
瞬殺。
活性酸素で殺しておくれ。
化粧を全部落とすのに抵抗が出てきたらしく、目元だけ残したら、あばただらけの顔に目だけ気合いの入った阿呆ができあがった。
あー、ちくしょー、皮膚科医なんか嫌いだー(笑)。
ひたすら下を向いて帰る。
帰りがけに、ピロリンにパンを買って帰ってあげる。
ピロリンは、アンデル○ンのうずうずパン(←命名ピロピロ)が大好きなので、プレートの上をうずうずだらけにしつつ、買って帰った。
晩ご飯は餃子で。
食べながらハチクロ読んでいたら絶叫の嵐。
ピロリンはそんな姉を見ていたら餃子をぽってり落として
「おひゃくしょうさんごめんなさい」
謝っていたが、1日1謝罪してる。毎日ゴミ箱懺悔してる姿を姉は見てる。
しかも餃子だから、おひゃくしょうさんだけに謝れば良いってもんでも無いゾー。


2003年01月16日(木) 御姉様ごっこ

姉妹で出来る「御姉様ごっこ」敢え無く失敗致しました。
理由:ピロピロの「御姉様」の一声に即刻ダメ出しを出した月影先生の異名を持つ姉。
「そんな堕落した「御姉様」など御姉様ではありませんマヤ! 滑舌からやりなおしなさい。ハイあいうえおいうえおあうえおあいえおあいうおあいうえ。次! 母音練習!」
「御姉様…それ、色気ありませんわ」
「おえいああ、おえ、いおえあいあえんあ、と言ってから言い直しなさい! 聞き取りにくいッ!」
ちなみに母音練習は劇団四季必須練習。
て、だからそんなことをしていると「御姉様ごっこ」は断念せざるを得ず。
嗚呼、夢の「御姉様…」が泡のように儚く消えていく(半分オレの所為)。


2003年01月15日(水) カラオケ

朝。
わざわざのお電話。
「昨日はね、わざわざ有り難う御座いました。テープ聞き返してみてね、こことここのところが……。あ、そうそう。昨日カラオケ用に取って頂いたテープ、あれ、とっても役に立ってるの。とっても歌いやすいわ、カラオケテープ」
……オレはカラオケマシーンじゃねえ(怒)。
寝起き悪いタイプなのでなるべく朝電話かけないで下さい。ウフフフフ。
カラオケテープが一番歌いやすいんだったら、
舞台に愛用ラジカセ持っていけー!
バカでも下手でもそう叫びたくなるヤサグレ今日この頃。
ウーウー。
口癖は「ウフフ1月終われば全て終わるワ〜」。


自分のレッスン。
もうどうしようもなく弾けない気分の時に限って早めに終わらせてくれる前の順番の人、なんだかあなたには運命のようなものを感じるわ(意味不明)。
丁度先生が愛妻弁当食べ終えたところで到着したので、さも計算した風を余装ってみたが多分バレているだろう。
「二兎追う者は一兎も追えずと言う感じで、連休までにソナタのストレッタまで行ったら先生に見せようと思って、いたのにな。アハ☆」
ごまかしききました。
先生優しいから一緒に今やってる曲の分析しようとして、二人で語学のるつぼに嵌りこんで。
「弾く?」
ということになってしまった。
嗚呼。
昨日一晩憂鬱に明かしたから爪が長く伸びちゃってるという、お前弾いてないだろうって手でイッパツ弾いてきた。
弾いた。
もういいじゃん(イジケ)。
「そんなわけで現在あたくしイジケております」
先生に向かって訳の分からないことで威張るなよ……。
次のレッスンは、学校が休みなので電話が原則なのだが。
「私、電話しないんで、入れて下さい」
極度に自らコンタクトを取ることが苦手なタイプなので、皆さんこんな私を以後もよろしくお願いします。
先生もいい加減慣れているらしく、
「そうだよね、連絡しないよね」
と珍しく豪快に笑った。
年末年始に連絡入れなかった(しかも年賀状だけはバッチシ送った)のが笑いのツボに入ってるんだろうか。いや、本当に連絡取らなくて夏休み開けるたびに奇行を犯すのでその所為だろう。
「夏休みが開けたら、またレッスンはあるんですか?」
そんな質問する為に電話するのは私くらいだ。未だに質問の意図がわからん。



レッスン終わって本屋さんの雑誌のコーナーが一斉に
「ダイエット」
と銘打っていて、痩せねばならぬ強迫観念に晒されそうで怖い(面倒だからやらないけれど)。
何処見ても何処見ても「なんたらかんたらダイエット」特集なのだが。
今日は極寒でとてもじゃないけどそんな雑誌が売れそうな天気では無く、多分売れたのは昨日まで。今日は暖かいスープを飲もうって気分になる、それは綺麗に纏めた場合であって、歩いていると顔が痛くなるくらいに寒かった。
帰宅したらピロリンが家に居て体の様々な不調を訴えてくるので指さして笑ってやった。こないだ私が熱出して病院から帰った時に
「あ、お姉ちゃんお帰り。何しよるんって? 菌出しよるん。えへへー。偉いじゃろー」とお部屋を冷え冷えにしてくれた仕返しである。
レッスンで疲れたので(絶対に使わない脳みそ使ってまで弾いたような気がする。無理なことやろうって実験したんだーえへへー←単に練習してないのに一発勝負してみただけだ、しかも玉砕)ふて寝したいのに、ピロリンが「今日の晩ご飯はぁ〜」攻撃をしかけてくるので、今日のテーマは姉妹揃って「新婚さん」と決め込んだ。
「あなたー、味見してみてー、ハイ、あーん」
「あーん」
ピロリンに食べさせてみようとしたが、見事手の上にぼっとり落ちて非常に熱かったそうな。きひひ。でも口の中で火傷しちゃうよりマシだよね。
あ、新婚さんごっこなのに。
疲れすぎて一品失敗するのも新婚さんのお約束なの。
ピロリンは
「愛のエッセンスが入ってるから美味しいよ」
て言ってくれたわ。
殺してやろーかと思った。
しかもオリジナルだし。
「え? あっしの新婚さんイメージこんなんよー」
……俺様にはイメージもねーよ(妹に合わせていただけだった為、予めのイメージは無い)。
「なんだよ、愛のエッセンスって」
突然ブチ切れる。
んでもってバクチクの新曲『残骸』をかけると乗り出す姉妹。
ピロリン、必ず歌詞を間違えるので私は必ずツッコミを入れなきゃいけないこの生活にも少しうんざり(新婚終わり)。ピロリンはあっちゃんがささやくように言う声が一番好きらしいので、今度ライブに連れてってあげたいな、キャッ☆


2003年01月14日(火) 小さな小さな勘違い

声楽の伴奏して一日が終わった。

「○○先生がね、アンサンブル・ディプロマだっておっしゃるのですけれど」
声楽の人からの電話に
「いいえ違います激しく違います」
と怒鳴りたくなるカルロ(電気毛布)の中で微睡む私。
アンサンブル・ディプロマって、アンサンブル専門部隊(←本当にこの人達は戦っている、日々)なので、一緒にしちゃ失礼というものだろう。
一つ納得できたわ。
先生の注文が「これから先声楽の伴奏をやって食べていくには」ていう前置き付き注文が多かったのはその所為ね。
……伴奏こなして食べていける程私楽譜読めませんって(号泣)。
死ぬから。
普通に楽譜見てるだけで目の前白濁してくるのに。



ああ。一年間なんだか余計なプレッシャーを感じるなあと思っていたらその所為だったのか。
まあ、「だいぶ声楽の伴奏のコツを掴んできたんだけど」という言葉を頂いた(「けど」から先がポイントである)だけ、有り難いとしよう。
うわああん。違うんだよ違うんだよう。
自分の長所の無さに泣く。


2003年01月13日(月) 心意気だけは高く

今月勢いに乗れていたので、「1日1冊」を目標にしていたのだが。
積まれた読了本が、現時点で13冊無いとダメなことになるのだが。
くうぅん。きゅううぅん。

追い上げ出来るかなー。
現時点激しい鬱に見舞われて本読めないのよねえ、あたしゃ。
ヨボリン。ヨボリン。ヨボヨボリン。


嗚呼、永久に連休になってくれないかしら。そしたら私は永遠に家から出ない(実際でなかったし)。
どうやって家から出るのか忘れたにょ。
でもビックマックが食べたいとゴネてピロリンにあっけにとられた。


心意気が高いと鬱になるよ。
もっとちゃんと自分を見てみよう。
……残骸だ……(フフフ)


2003年01月11日(土) 後日譚

「ピロピロー。ピコ2さん(仮名)が「ごめんねー」て伝えておいてー、だってさー」
「えー……あっし、ピコ2さんの事、好きじゃけえ(デレデレ)」
昨日程度では甘かったらしい。
しかし、このおなご趣味のかぶりはなんとかならんかね。


2003年01月10日(金) ピコトリオは3粒でもピリリと辛い(←ツライと読むのか…?)

今日は朝からピコ2さんとのバイオリン「カルメン・ファンタジー」の合わせがあって、ふとピコ1さんとメッセしていたら、30分後にピコ2さんから
「ま、そんなこんなで明日1時には終わらせるから」
そんなこんなが通じたので返信無しで眠る(笑)。



11時にうちに来る予定のピコ2さん。
8時に起きた筈のピロリン。10時に足音がトストス聞こえてきたので爆笑。
「目覚まし時計落として、電池が取れとったー、しょんぼり〜」
頭を掻くが、落ちた音は知っているし、その音で普通の人間ならば目覚めて良いだろうことも姉は知っていて、敢えて「起きてるよね」て信じてみた(ウソ)。
ピコ2さんは時間に厳しく早くに到着するのだ。
だから。
私が化粧のピーク(アイライン)に達している時にインターホン押されてしまったからピロリンに出て貰った。一応、途中でどこらへんで着くかどうか試しにメールを打ったのだが、ピコ2さんが気が付いたのは合わせが済んでからだった。まあ、そんなもんだろう。
かろうじて「もしもしぃ〜」はやらなかったらしいので、ピロリン的には「しめた、相手はあっしのことを姉と勘違いしたよ、「あ〜〜〜け〜〜〜〜〜て〜〜〜〜〜〜〜〜」て言ってたっ!」と至極嬉しそうにしていたが、ピコ2さんの普通の口調だ。私はそんなに間抜けにインターホンには出ないのでバレバレであった。
面白いので、直接対決をさせてみた。
手が離せないので、ドアもピロリンに開けてもらったのだ。
ピロリン、ピコ2さんに一目惚れをする。
曰く「いやあっ! こんな天使みたいな人にあっし、メガネでパジャマで頭もじゃで…恥ずかしいっ!」て部屋に逃げ込んだそうな。
私には悪魔にしか見えん、ピコ2さん。メフィストフェレス系小悪魔。悪戯大好きなの。この時にピロリンがピコ2さんの本性に気が付いていれば、ピロリン、夜のダメージが少なかっただろう。
最近手の皮が4層に剥けてきた、と理想の発言をしながらお湯で指を揉むどことなく婆臭いピコ2さん。
合わせは、さくっと行こうがテーマ。
謎の一言。
「おどけた一本の線のように」
ピコ2さんからの注文を一つに纏めたらそうなったのだ、私の所為では無い。


ピコ1さんから電話があったので、楽器を閉まって家を出ようとすると、ピロリンの部屋が解放されていた。
マジマジ見るピコ2さん。
「あれは何」
「ああ、コンセプトミカン畑」
「ダメだな、ミカン畑なら段々だ!」
妹のミカンの保存方法にダメ出ししてるし(笑)。
ピロリンに洗濯物を干してと頼んだのに干さなかったので私が慌てて干していると、
「ねーねー、時間無いよー、早くしてよー」
とゴネゴネしはじめた。
「あーもう、そんな、洗濯物干さないヤツのはね、ベッドの中に入れちゃうの。湿った洗濯物が腐ってもわあ〜ん」
非常に嬉しそうなピコ2さん。
「布団に入ったら湿っててひゃあ〜」
そそのかすピコ2さん。
「ホントにやるよ? 時間無いしよ。あたしゃしらないよ」
「うん」
この「うん」に「あたしも知らないよ」という意味が入ってるだろうなあ、ていうのは長年のつきあいでなんとなく分かる。
で、マジで布団の中に濡れた洗濯物(限定ピロリンのブツ)をぶち込むあたし。
ピコ2、あんたはマジで鬼畜。サド。鬼。



さーて、行くか。
歩きながら、ピコ2さんの結婚観ならぬ結婚式観についてとくと聞く。
「弦楽四重奏は必須やね。で、小さな森のチャペルで結婚式を挙げるの。それを「ハン」と鼻で笑ったり「もっと派手婚」とか言ったら、そいつとは付き合えん!」
相手が出来てから言え、その台詞。
「でねー、あたしは森の妖精になるのっ」
突然オトメぶるピコ2さん。
「ダメだろ、新郎新婦は主役だ。森の妖精はあたしがなってやるからあんたは大人しく新婦してろ」
「おー、そうだそうだ。で、じゃあんた森の妖精頼んだから」
「ついでに友人代表で語ってあげるよ、あなたの巨悪な過去」
「ぎゃああああ、あれってイヤだよね、イヤだよねっ!!」
イヤと思うような今を送るなよ>ピコ2さん。
ちなみにピコ2さんの理想の男性のタイプは
・西炯子の「三番町萩原屋の美人」に出てくる「島田君」が理想。
・下劣ジョークが通じる人。
です。募集中!(笑) 結婚式の折りには是非語ろう。

ずんずん歩いていると、なんか黒くてどよんとしたもっさりした人がいた。
ピコ1さん(酷い表現だなヲイ)。挨拶もそこそこに
「帽子取れ帽子、暗いぞ!」
榎木津さん化しちゃう俺様。
ピコ1さんはピコ1さんでずっと
「ぼ、僕には誰だか全然分からなかったよ、随分変わって」
と、小さな小さな口の中でもぐもぐと久々に会った感想を述べている。
天然で関口君なんです、ピコ1さん。
で、これで揃ったピコトリオ。


紅茶の店ケニ○ンでランチ。
「A!」(私)
「B!」
「C!」
「何? 点呼してんの? で、私はこのAランチがいいんだけど」(私)
「私はBかな」とピコ1さん。
「えー、ハンバーグゥ〜〜〜、C〜〜〜〜〜〜」ピコ2さん。
結局点呼やんけ。
全部についてるサラダとスープも律儀に言おうとするピコ1さんを生暖かい目で見つめてみた。
ピコトリオ、今日のブームは「褒め殺し」だった。
何度も何度も痛めつけられ殺された、お互い。
多分、ピコ2さんは無傷。だって「つおい」もん。
ピコ1さんは、サイレントチェロ弾かせるよ、という脅しだけで10のダメージを受けるので、弱い。でも、ラブラブなのでつおい。
嗚呼、私が一番弱いの、誰か護ってっ!キャッ☆←死ね。

ピコ1さんが
「そうかー、豚食べてるから豚なのかー」(注:ピコ1さんはそんなに太って無い)と陰気に呟いた。
「ああん? あたしはウシウシしてるから牛食べてるぅ〜」ピコ2さん。
「とりあたまー!」私。
こんなトリオですが、お仕事よろしく。



私が仕事に行く時間になったので、電車に乗ってゴー。
渋谷の案内をガラス越しにピコ1さんにする。エロ下着屋さんの位置を教えたのだ。
ええのう、買う意義があって……、と自分が微妙にむなしーくなる今日この頃。自己満足で見に行くだけやもんな、オレ。大好きや、エロ下着屋。
何故か渋谷の大画面に大仏が映ってました。
という時間に渋谷におりました。
それから表参道をプラリと歩いてお仕事。
友人兼仕事仲間が昇進兼左遷(意味不明)してるので、2人分働かねばならない名目の私。
ですが、普段ほっっとんど働かず、友人におまかせしていたので、激烈ハードでした。
青山の一等地にあるのにお湯が出ないんだヨー(…くだらん愚痴)。
最後のクラスで、小学生で既に創作ノートを作っているという少女と話す。
「あたしが書くおはなしね、何故か全部お爺さんが主人公になるの」
……爺スキー?(ごっくん飲み込むその言葉)
「なんかね、意地悪なお爺さんがね」
全部意地悪なお爺さんの話だった。
「ねえ、スネイプ先生とか好きでしょ」
そんな言葉を給湯室に駆け込んで吐いてから、
「きっと、フランス映画の『仕立屋の恋』なんか良いよ。最後ハッピーエンドじゃないけど」
などと、土地柄に合わせてお洒落な会話の混ざり方をしてみた。
しかし
「どんなの書いてるの?」
と聞いてる私の目はさぞ真剣だっただろうなあと思う。ちなみに私はファンタジーっ子だった。




ところで、電車の中で『サイコロジカル』下巻を読もうと思ってほくほく取り出したら上巻だったよ、ギャース。
でも、1日疲れたのでほぼ眠って過ごした。
だって仕事の後カウンセリングにも行ったんだもん、疲れたよーん。
ユラユラユラユラ。



家に帰って、ピロリンに「カルロ(電気毛布)が湿っているよ」と教えてあげた。
「ピコ2さんがやれって言ったの。そそのかしたっていうか、やれって言ったのね。あたしの所為じゃ無いね。カルロをダニ退治にまで上げなさい」
真剣に怒り狂うピロリン。
ああ、このくらい痛めつけないと反省しないんだね、有り難うピコ2さん!
「天使みたいな人じゃと思ったのにぃ〜。鬼じゃ鬼っ!………バナナ食べたら落ち着いてきたぁ〜」
……………ピコ2さ〜ん、もっとネタくれえ、痛めつけてくれえ。


2003年01月08日(水) 首が回らない

確か金銭が無くてにっちもさっちもいかない状態の事をいうような気がするのだが、自信が無くて隣に居た人に尋ねたら案の定
「知ら〜ん。頭が回らんなら知っとるけど?」
と言われた。
……今更敢えて名前を出す必要も無かろう。



眠れなくて眠れなくて(昼寝したからだろう)仕方が無いから柔軟に励むことにした。最初は足のストレッチから入って最終的に首に行ったら。
「ンガッ!」
西炯子の漫画のキャラになった気分だ。
過去、ハイドンを弾いていて首が上下左右に回らなくなった事があり(そのままイタリアへ逃亡して治した、飛行機の中で痛すぎて奇行をした)、以来首には気を付けていたのに、ハイドンを弾いて3日間ちょっと気を抜いたら上下左右の内、上に向けなくなっていた。
少年漫画変身系(幽○白書など)で言うと変身訓練中ってところだろうか。
私、少年漫画読まないのでよく分からないんですが、ハンター×○ンター
で言ったらまだ釘入ってるぞ、みたいな(←朧気な記憶)。
誰か首に入ってる釘抜いてくれー。
首のストレッチを入念に入念にやって、足の冷えのツボとか押してもまだ眠る気配が無いので(眠下手)結跏趺坐して時間潰した。
得意なのよ、結跏趺坐。体柔らかいから。
でもプータリンなこと考えつつの結跏趺坐。
いいの、私浄土真宗だから(なら結跏趺坐しない!)。
ああ、宗教って難しすぎてわかんなーい。でも説明されても分からないから、キリストの生誕語りにくるインターホンやめてーん。




朝、無事に起きたので、のんべんだらりと用意して、家を出たところでピアノを触らず声を出さずにレッスンに行こうとしていることに気が付いた。
プチさざえさん。
10分遅刻してるなエヘと思いつつ部屋に到着したら、20分待たされた。
ちなみに私は今回弾くだけで30分かかるので次の人もまた待たされるわけで、待ちの連鎖が繰り広げられるんだが、昼間からそんなのでいいんだろうか。
愛妻弁当が腐ってしまわないことを祈る。
あけおめことよろを済ませた後で、
「調子はどう?」
と訊かれ
「ハッ! レッスンでした、今日。という感じです、一言で纏めると」
と凄い纏め方をしてみました。
でもそんな感じだったんです。
「いやあ、レッスンですねえ、レッスン」
お互いに言い合いながら(何故先生も言うのだ)弾きはじめてみた。
呪いのハイドン、とか。
しばらくこれ弾いてるんで、私。
その昔「ハイドンはつまんねーよ、こんなん後生に残す手伝いなんかしちゃダメだよー」と言った医者兼バイオリニストの台詞(今どうしてるんだろう)の言葉を思い出しつつ弾く。
ごめんよNちゃーん。



次!
ダッシュで部屋を奪取して(下らないダジャレは変換により思いついた、文句があったらATOKに言いなさ〜い)して、声楽の合わせをしてからレッスンへ行った。
やっちゃった……。
1回も練習してないもんを褒められて、練習したところダメ出し。
子供の頃からそればかりなので慣れてはいるが。
いい加減誤魔化すようになってきたが。
「手裏剣投げたのが良かったんでしょうかねー」
嘘。
練習してないから一発勝負に賭けたのが良かったんでしょう。
すいませんせんせー、これからは必死に手裏剣投げながら歌うんで、今日のところはこれにて勘弁してくんせ。
伴奏してくれた人とドトってから帰路に付いたら、その頃には疲労が出過ぎておかしくなっていた。
一言で纏めると「悪意無く、悪意の無い人に刃振り回したい衝動を抑える」。
危ない。
家でウーウー唸っていたら、ピロリンにベッドに運ばれた。
なんかやっぱり危ない事を言っていた、らしい。
で、起きたらテレビでビリー・ミリガンちゃんをやっていた。
その辺記憶断片しか残ってないんだけど。
「あー、めんどいけ普通のお姉ちゃん出てきてー」
とビリー・ミリガンちゃん特集を見たピロリンに呼び戻されたのは覚えてるんだが、基本的にウーウー唸ってた気はする。
疲れたんだよね、きっと。うん。そう、きっとそうなの。



今日は一言で纏めるブームだったのかしら、あたし。


2003年01月07日(火) 開店休業

昨日早々に寝るモードに入ったは良いが、所詮不眠症の身(不眠症って、眠れないことを悩む症状で、眠れない病では無い)、寝ると決めてから眠るまでに相当時間と自覚がいる。
その間にピロリン帰宅してしまう。
「寝・る、モード、寝るモード♪」
と某Lモー○の宣伝の歌のパクリで誤魔化すも、ピロリンはマイペースに私のペースを崩してくれた。
そうして私は、再び日が昇る前に目が覚める生活に逆戻り。


眠い。
起きて直ぐに眠いと思うのに何故起きるんだ、バカ。
しかも体中が痛い。筋肉疲労で。最初の頃は筋肉痛だったんだけれども、少しずつ筋肉が付いてくると、筋肉疲労という感じになってきて、どんどん筋肉が腕についてくるのが分かる。
上半身マッチョ。
しかも力んだ時だけ力こぶがたくさんできるので、頑張ったら、ある日から、幽○白書の悪役のように、舞台上でお辞儀をした後、「ふぬ」と力んだ途端にムッキーとマッチョになる日も遠くないのでは無かろうか、などと朝からくだらないことを考える。痛くて「グゴゲゲゲゲ」などと、明らかに少年漫画悪役のうめき声をあげているので仕方がない。
んでもって月曜鬱ならぬ火曜鬱なのだ、私。
「行きたくないようえーんえーん家から一生出たくない、ヒッキーラブ」
意味不明にあまりに呪詛してたらピロリンが声楽の人を哀れんでいた。
違うんだ、もう、家から出る、その行為がイヤなんだ。
絶対社会人になれない私。
社会人全て尊敬してます。心の底から。
なんか、もう、痛み止めとか意味不明に飲んでみたりして(実は飲み忘れていただけだった)
「今日、浮かぶ四字熟語はただ一つ、開店休業!
と叫んでいたら、ピロリンが大笑いしていた。
一人でもそうやってんのかって尋ねるから素直に頷いておいた。
気分は開店休業。
起きてるんだけど、確実に寝ている。



声楽の伴奏をそれなりーにこなして(たまに弾きながら寝てた)、学校明けたばかり、しかも1月ともなると、単位をもぎ取る為なのか人がとても多い。
はち切れんばかりのピンクのヘビ柄のタイトスカートを見た。
無理して履くのは良く無い。
元大デブの私が言うのだが、本当にはちきれたらどうするんだろう、と素朴に思う。
実際、学校で一度、ズボン(あれをジーンズとか言ったら洋服に失礼だ)が余りにもきつかったのに無理して履いていた人をよくよく観察していたら、ポケットを縫いつける部分が布地に無理が出てはち切れていた。
そんな人でもヴィトンのバッグを持つ今日日のニッポンなんだけどさ(アンチブランドの娘)。
人がたくさん居て、若者とはしゃいだら体力消耗した。
寝てるくせに起きてる振りするから疲れるんだと思う。
危ういなあ、と思ったので保健室でもぞもぞ布団に入って、2時間寝た。
1時間の用事をこなして、2時間寝てるんだから確実に開店休業である。



帰りがけに本屋に寄って、それからピロリンと牛角に行ったのだが、そこでママンの天然っぷりを肴に肉を喰う。
ママン、今日、○ごうデパートでデパ地下でフラフラ買い物をしていて、スーパーと同じ買い物籠を持ったまま、1階に出てしまったらしい。
○ごうデパート、1階はプラダとかあった筈なので、どうせならそのままボケてプラダの靴とかスーパーの買い物籠に入れて欲しかったのだがそこまでのボケは無理だったようだ。
しかし想像するだにアヤシイおばさんだ。
ママン……、娘は、そろそろ本気でボケが心配じゃよ。
でも、昔からそんな人だった、あたいのママン。
血を引いているので、実はあたいも天然ボケだったりする。
実はもへったくれもみんな知っているだろうけどさ。


2003年01月06日(月) 無題

ネタが無い。
そうそう毎日お金も無いのにネタまみれな生活を送ろうとして日記書いてたら、金が無くなるだけのような気がするのだが。
けふはピロリンが帰ってくるので、帰宅前に消灯してしまうのが目標です。
眠れなかったから生活習慣戻すのたいへーん。
しかも眠れなかった理由が足下が冷えていたという素朴な理由であったよ。気がつけ自分。どうしてそんなに鈍感なのにデリケートな振りをするの?



昼過ぎに家族から「マイナスイオンのドライヤーは高いので誕生日プレゼントとする」というメールが届く。
ブチキレ。
「冗談じゃねーよオレよりピロの方が「マイナスイオンがええんよー」て言ってたし、ドライヤーもピロばかし使ってんのにどおしてそういう共有物が誕生日プレゼントとかに扱われるわけえ?」
最初こそ大反論をかましたが、
「なら買わーん」
という返事に、相手方の疲労を見て取り、作戦を変更することにした。
「はーえーけーなんでもえーけー買いんさい」
(はやくいいからなんでもいいから買いなさい)
この命令形に対してなんの反論も無く購入となったのは、矢張り読みが正しく疲れがピークだった為と思われる。結果ビンゴ。



ちなみにわたくし、ケチというかお金ラブ、出来るなら金と結婚したいというくらい金金いう女ですので(嫁に行けねーな)、勿論アフターケアを怠りません。
最近なついているママンに「この年になって誕生日プレゼントがドライヤーってそりゃ無いよねぇ」と当たり前のように前振りをして、「恋から」のキャラのように「貴金属プリーズ」と言っておいた。
夏に既に意味もなく貴金属を買って貰っていることはこの際置いておく。



「ミウミウとかもほしー」とジョークで言ったら、思い切りバカにされた。
そんなにミウミウが似合わない女ですか私は。
……確かに1個も持って無いけどさー。プラダも持ってないけどサー(←絶対ママはバカにする100%だ、賭けられる)。
うちの両親の「アンチ○○←大抵は一般大衆受けするもの」だけは意見があう。この二人、意気投合ってそこで意気投合して結婚しやがったんじゃねえか、というくらいだ。
例えば今日はアンチブランド。
おシャ○ル様が大嫌い。
パパ
「頼む。シャ○ルだけは身につけてくれるな。借金(ローン)の匂いがする」
とまで言った。
そんな匂い嗅ぐな。
今度実家で「エゴイストプラチナム」の匂いプンプンさせて帰ったろ。
借金プンプン娘(え!?)
いや、エゴイストプラチナムはもらい物なんですけど(笑)。
日記つける前に「212」という香水つけたら、これがまあとても集中力を削ぐ匂いで、どうにも練習できなくなって日記をつけたら日記も散漫です。
今日の日記は無題で。もう何も浮かばなーい(ツポン←窪みに落っこちる音)。


てかこの香水、くせーよ!!(失敬)


2003年01月05日(日) 君のヴァニラ 僕のヴァニラ

引き続き「私の日記はつまらない」ノイローゼ中。
だがしかし、昼過ぎまでまったり眠れるようになったので是とする。
再び空腹感に苛まれるも、「食べたいもののベクトルが定まらないっ!」と大騒ぎして、コンビニ行くのもやめておく。
気が付いたことが1つあります。
恐ろしい事実。
私は、普段ハンドクリームの代わりにボディショップの「バニラ」のボディローションを手と肘につけているんですけれども、これがどうにもピアノにも香りがついたりして、どこに居ても空腹感を増す。
甘い物が食べたいのか自分? と問いただす。
母親から「チョコレート食べろ」と言われても
「あんな溶けるもんで腹が満たされるかー!」と怒鳴るくらいおかしくなってます。
バニラ、恐るべし。
そういえば、バクチクの「君のヴァニラ」のPVはエロエロでした。みきさんと一緒に「どうしてマネキン相手にこんなにエロくなれるんでしょうか、この男は」とぶつぶつ呟いたものです。
というわけで、ヴァニラを侮ってはダメですよ、という小咄。
今日は「アナーニャ」(現在廃盤)をつけてます。ベリーフローラルなオレ。



さてはて、最近ママンが娘になついてきてます。毎日電話かかってくるの。ピロの次に新婚モードな人だな(よく似た親子だもんな、ピロとママン)。
ピロリン、新年早々ピロボケをかましたらしい。
「今年はおひつじ年かー。てことはあっし年女じゃね(ピロリンは牡羊座)」
大間違いです、ピロリン。
ピロリン、あんたそんな初歩的バカかまして許されるのはあんたのキャラゆえだけれど(というか実家では「ピロだから」という理由で特に何も無く流されたらしい)いつか将来痛い目見るから。見るから、というか願望として見て欲しい。
母ともっぱら食べ物の話をしてました。
ヤツと話すと尽きること無い食の話。
電話切る時の最後の叫びが「食物送れー!」でした。何か壊れてると思う、私の神経。




ポストを見ると、産○新聞が入っていたので、読ませていただいて、テレビ欄で「ポリーニ・プロジェクト」(略してポリプロ)の放映があることが判明。
マウリツィオ・ポリーニ、慶應大学病院のてんてーのラマンの一人である。
どうなのよどうなのよ、と思って興味津々に見たら、数年前より指の動きが恐ろしくブリリアントになってるの。頭脳とか才能とかは天下一品、my godなんだけれども、この人数年前に大枚はたいて聞きに行ったら、流石にお年の所為かミスが目立っていたのに。
ノーミスでバルトーク(土臭い人)のコンチェルトを軽々と弾きこなす。
せんせー、私、せんせーに一生ついていくー(ズリズリズリズリー)という気分になりました。
医者ってスバラシイ。
ちなみに数年前の放映もありましたが、本当にぶきっちょさんでした。
どうやって器用にしたんだー!
バルトークのコンチェルトの時に、いかがわしい位置にカメラがあって、ドッキドキでした。マウリツィオとピエール(ブーレーズ)の仲もアヤシイんだよ。マウリツィオ、しばしば「辛い……」と泣きそうな表情で指揮者を見る(ように見える)のだが、それがアップで写る位置にカメラがある。
私だったら確実に気が散るんですけど。
ちなみに私、ピエール恐怖症なので、バルトークが終わると同時に一度逃げました。
ピエール・ブーレーズ、神を通り越している男。
左手と右手で、同時に10拍と11拍を振れる指揮者。
数学でも割り切れないものを割る男。
まさに神。
ちなみに同時に作曲家。
逃げろっ。
マウリツィオくらいの愛嬌が欲しいですよね。
マウリツィオ、極度のあがり症で、楽屋から舞台までのドアが一つでも閉まってたら緊張で出られないくらいだもーん。かわええジジイや。
ピエールとマウリツィオの関係+ドクター。



どこがどう絡まり合ったのか分からなくなった私は、忍者キャビアバーストーリー、王子を消し去ろうとするKバーテンの恐るべし罠、とかそんな妄想ばかりしてます。

いかがわしい!……ホントにな。


2003年01月04日(土) いかがわしい

いつもの事ながら「自分の日記つまんねー」とちゃぶ台ひっくり返して八つ当たりしたい衝動にかられつつ我慢して、「削除」ボタンポッチコの衝動をプルプルと抑える。
炭水化物しか食べて無いよう。冷蔵庫にあるのはかろうじてベーコンだけだよ保存食オンリー。しかもけっこうメニューが浮かぶ自分が憎くてあえてベーコンを使わないで空腹埋めるから更に炭水化物ばかし。
あいらぶデュラムセモリナ粉。あーでもインスタント麺も食べたしパンも食べた。
あれですかね、スペイン狂詩曲を弾き始めると猛烈に空腹を覚えるいつもの発作ですね。強迫観念のように肉が食べたいです。
大学4年の時先生に「肉食べてる人の演奏を心がけて」と言われて以来でしょうか。血が濃くならねばールララーと深夜寒い中、近所を一人で徘徊しようとしてやめました。もしかして友達から年賀状が来てなかったらそのまま徘徊続けてたでしょうねールララー。今日の口癖ルララー。



ところで、昨今末の妹が微妙に面白くなってきまして、姉は非常に嬉しいです。
その昔は余りのキャラのつまんなさに、枕を抱えながら
「あんたも少しはピロを見習いなさい!」と怒鳴ったものですが、
しかも「あんなんになるのはイヤ! バカになるなんてまっぴらごめんだ! あれは一つの個性だから許されてるの!」と返事してくるあたりが、ピロの個性のキラメキを物語ってますが。
ピロが余りに日本語があやうい為、子犬にトイレをしつけるようにサ行変格活用を仕込んだのが効いたのか、
「ピロ姉は、東京に行って少しずつ日本語が話せるようになっとる! お姉ちゃんのお陰じゃ、絶対」などと可愛いことを言います。苦労を分かってくれるのはあんただけか…(ホロリ)。この子は絶対に文系に育てよう、なんの才能のキラメキも感じられない子ですもの、と思っていたら、最近お茶目なセンサーをつけはじめて、女の子って成長するものだな、としみじみしました。
「お姉ちゃん!(うちの末妹は滑舌が悪く、その割に話す時気合いが入りすぎてる)こないだ物理の授業でね、すっごい日本語を聞いたん。『この数式はいかがわしい!』て先生が言ったん。すごくない? いかがわしい数式!」
姉の頭の中に、いかがわしい数式とそれをなじる何かの妄想が弾けて大爆笑。
「…なんていかがわしいヤツなんだお前は…ここをこうしてやる…」
PとかNとかを弄るんでしょうか(笑)。
生まれてはじめて物理に興味を持った瞬間です(←腐れ過ぎ)。やりてーよ! T進ハイスクールの物理のS田。ピロの似顔絵はよく似ていた。物理のS田は広告塔の一番上に載ってるきっしょいオッサン。長髪ハゲメガネ。
しかも何故かタンクトップ白。
そんなオッサンが
「この数式は、いかがわしい!」
と画面から念を込めて言うらしい。
しかも私が大爆笑をしていたら、この「いかがわしい!」という言葉に反応してくれたのが嬉しかったらしく、
「やったあ! このまんま流行らせて、いかがわしい○○」と言っていました。
物理をやっていて、余りに不可思議な日本語に思わず辞書を引いたという妹は何処か私が子供の頃から「分からない単語は辞書を引きなさい!」というしつけを守っているようです。
てゆか、私のまわりは
いかがわしい
なーんていう単語が大好きな人々の集った場所だから大丈夫だよ、Kちゃん。
皆さんも、何かの折りに触れては、
「なんていかがわしい○○なの!」とか言ってやって下さい。
どうせなら全国区ブームで。



これ昨日のネタです。
ネタねーよネタ!(じたばたじたばた)
今日の日記は面白いですか? ああやっぱダメでしたか。
ギャースギャース。
しかしなんでこんなにお腹が空くんだろう。
今バウムクーヘン一気食いしたい。
シフォンケーキ丸で食べるとか。
生クリームイヤだからホールケーキは無理として、タルトでも良い。
それから牛角ねー(肉ー!)
そいや、いかがわしいについて語った後、ピロはひたすら地元牛角の素晴らしさについて再び熱く語ってやまなかったが。
「だって、他の牛角とか、サラリーマンが一人で七輪で焼き肉しとんよ。思わず「こっち来んちゃい」て言いたくなるような悲しい光景じゃった」
……おれんち全体的に枯れたもんに弱いんっすか?
末妹は私に負けず劣らずのオヤジスキーだし(妹にオヤジスキーという単語を吹き込む姉)。ピロはちょっとしたハゲ好きだし。
電話越しに、リハビリに勤しむトルシエにギャースカギャースカ
「かーわーいーいー」とか叫ぶ3人姉妹。
フッ。
乙女やね(どこがや)。



私、今年のテーマは引き続き乙女ですんで。
髪型も「山田さん(ハチクロ」テーマだし。
とか言いつつ、ピロリンと二人で
「お金、好きっ!」と叫んで遊んでます。
というか、本当に好き、お金。


2003年01月03日(金) ほくほく

朝方まで脳みそ煮え煮えだったので、起きたのが昼過ぎで、
「出かける」
と決めていたので、外の天気を省みずに天気予報を見ることもせず、支度をして外に出ました。
バーゲン。
昨今セール(語尾を上げる言い方)という言い方が主流のようですので、たまに巷の言い方に合わせて「セール」とか言ってみたりしますが、安くなってりゃそれでよし。
出だしが1日遅いのは、狙っての事です。
人込みに弱いので。
寒さよりもむしろ人込みに弱い。
ピロピロがいなくなったら食欲がガンガンに復活してきたので、体もほかほかと暖かくなっております。
ピロピロに言ったら「泣くよ…」と怒られたが。弱い脅しだぞ、ピロ。



今回は、渋谷に絞ることにしました。
新宿伊勢丹欲望デパートも大好きなんですが。
……渋谷パルコパート1にも弱いのようおぅおぅ。
しかも最近パルコ前にモルガンも出来ましたし。
事前チェック全部済ませてしまっておりましたので。
福袋を取りにいかないと♪
とグレースインターコンチネンタルに行ったら、矢張り即日完売されており、予約無しではとても手に入らない代物でした。
店員さんと一緒に「良いもの一杯入ってますように」と袋に向かってお祈りをしつつ(良い店員さんや・笑)次はモルガンで、テーマ「せくしー」を頼りに何かを探そうとするが、あまり見つからないので普通にピンクのスカートとベージュのニットを買う。
あああああ、どこが普通じゃボケー。ベージュのニットは中にキャミ着ないと着られないタイプのくせにー。
ひとつ文句言いたい。
モルガンのマネキンは胸がでかすぎる。実際日本人が着た時にあんな風にはならないと思う。
ふと悟ると、ニットに対する興味が薄れちゃったのね。
というわけで、逃げる。
帰る前に本屋に寄ろうとしたら、閉まっていた。
帰る前に寄ろうとしたらデパ地下が閉まっていた。
百々詰まりの私は思わず近くのデパートメントに飛び込む(この日最高気温1度)。
目の前に飛び込む、美しく光る(安い)アンゴラ白コート。
「あ、これ私が欲しいと思っていたコートそのまんまだ…」
呟くが、去年0のケタ一つ読み間違えた私としては、コートに対する警戒心が強い。
店員さんが寄ってきて。
「一万円ですよー」
原価割り起こしているらしいそのコートご購入。
私、欲しい物全部を手に入れた気分で御座る。




任務終了(自爆ボタンカシャッ)




グレースインターコンチネンタルの福袋の中身は。
計8万くらいでした。
えへっ(でれでれ)
しばらく洋服と蜜月してます。


2003年01月02日(木) 年明け早々

ピアノやってて心ぶっ壊しました。
ピアノで弦楽器のarcoの音色を出そうとしまして。
ものの8小節(秒に換算したら10秒?)を探求してて人間壊れるんだな。
しかも、原因だー! と気が付いたのはこうして眠る用意をする頃。
日がな一日壊れてました。
怖ッ。
摩耗系の壊れだったので、明日は探求の旅は止めておこう。

イエローピーポー(黄色い救急車、ところによっては緑の救急車。主に精神に異常をきたした人を呼ぶ救急車という都市伝説)はどうやって呼べばいいんでしょうかね。イエローピーポーが都市伝説である以上は普通の119を押せばいいんでしょうか?
その場合。
「すいませーん。私これから●を○○してしまうかもしれないんで来て下さい」でしょうか。
いや、命の電話でもいいかと思う。


あ、でもね。
命の電話って、混んでてかからないよ。
悩み多き人が多すぎて大混線中。


2003年01月01日(水) 今年の抱負

立つ。
今年の日記、書き初めです。
去年は強く生きようとして、弱くなり、倒れては立とうとしてこけつまろびつ血塗れ満身創痍でしたので。
今年は満身創痍だろうが、とりあえず立つ。
前に進めるかどうかはその都度考える。
そんな一年に、
していけたら良いなと思います。


辛いことが多い年を振り返って、きっとまだまだこれからだとふんどし締めてかからねばと、途方に呉れる毎日です。
人生とは、重き荷をおうて長き道を行くが如し、急ぐべからず。
とは高校時代に寝てた私が寝言で言った言葉で御座いますが(本当の事ではあるが、語源は家康さんですね)高校時代から重たいヤツだったんだな、もう。


きっと、立つのも難しいことであろう。
てゆか練習中は座るから、座るのも忘れずにな>自分。


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