世を忍ぶ仮の日記
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日付が変わると同時にメールが来て、今日が自分の不愉快な日であることを思い出す。 ぐああああ! 思い出したくもないくらいに不愉快だ。 ……誕生日(ウフ)。 誕生日を忘れてしまうとは便利な頭してたのに、思い出させる他人ってのが居る。 たくさん。 それも不愉快な人が。 日付変わって30分。 余りに厭すぎて電話に出られなくて、受話器を取り落としてしまう。 そう。30分で再び誕生日であることを忘れ、誕生日だったら電話がかかってくることを忘れて生きていたので、殺されるかと思った訳だ。 疲れるので「寝ます」とメールを送り、電話はもうかかってこないだろうということで、早めに寝る。 お仕事あるしね!
朝起きてカーテン明けると、埃がとっても眩しかったの☆ しばらく寝込んでる間に寝床変えてたから、ピロリンの住処になってたもんな。 もう治ったから私は自分の寝床で寝よう。電気毛布あると直ぐに体に根が生えて動けなくなるから。 ピロリンに「電気毛布って、別名はカルロって言うんだよ」と教え込むいけない姉であった。おおカルロ。アッディーオ。君はピロリンを愛してくれ。私は一人で生きていくわ。 床暖という優しい相手と共に。広範囲に暖めてくれる優しい床ダーン。これなら動けるってもんよ(動かないけど)。 わたくし髪の毛が長いもんで、掃除機がしばしば壊れます。髪の毛がからみつきすぎて、吸い込み口が回らなくなるのね。うわ、書くとホラーっぽい。そういうホラー読みたいね! 掃除機と格闘してたら掃除するヒマなくなった。 予告時間よりも早くいらっしゃったピコ2美世論弾きさんを駅までお出迎えにあがる。ピコ2美世論弾きさん、S駅から「うおお! 眉毛書き忘れた。まゆげが無い!」という絶叫のメールを下さったくらいに面白い人である。 しかも「駅に持って行こうか?」と返信したら「こんな時の為に常備してあるわ! でも書く場所が無いの!」と悲痛な返信(?)。 ピコ2さんが譜面台を組み立てている間に(譜面台、無くても済むようにしなはれ)再び不愉快な電話がかかり、とうとう抵抗出来ずに受けてしまったので、気分の切り替えがしやすかった。 さて、合わせ。 色んな筋肉が衰えてる私。 一番感じた衰えた筋肉、それは腹筋。 中心軸を支える場所がどこか見失いやすくなるので、腹筋背筋が無いのは危険だー!(絶叫) 合わせの最中のふとした行動にも(鼻をかむ、など)自身の美学を貫こうとする乙女なピコ2さん。 「無駄じゃー! ぬしが腹黒であることは割れておるぞ!」と叫ぶことなく、「ほら大丈夫だから、大丈夫だから」と優しい人ぶったサドな私。フッフッフ。←こいつら壊れてます。 そしてまた指揮者談義。 「いや、最近発見したんだけどさ。一人、途中で「アイーン」をやる人発見したんだよ、いちっにっさんっアイーンかな? 4拍目でアイーンをするっぽいね、どうやら」 誰だ、その指揮者。 「アイーンの部分になんの意味があるんだろうね」 さ、雑談はこのくらいにして再び合わせましょうか。 最近はお互い孤独作業が増えてきたらしく、ピコ2さん、しばし「ここんとこがあれだからね、ここからやろう、うん!」と言い出す。 「わっっかんねーよ!」 「あ、シドシラーから」 ピコトリオの頃には無かった事態ですぞ。 私も私で。 「ハッ! おかしいと思った。譜めくりの技術が落ちてるんだよ、ごめん!」 としばしば譜めくりにより落ちる。 前は一人譜めくりが特技だったのになあ。スケッチブックは固いからめくりにくいのが難点だ。一瞬で手で紙をはねのけることが不可能。 スッパーンと格好良く譜めくりを(そんな技ありません)。 あらかた最後まで合わせたところで。 「ごっめーん。これ試験では5分だから」 「……全部で何分の曲?」 「13〜4分かな? だから最初の1のところくらいまでしかやんないよーん。あ、レッスンでは最後までいくけど」 お互いピンポイントで攻撃してくるタイプのサドだなあ、おい。結局は全部やれってことだろう。 ピコ2さん、合わせの最中に「クイックルワイパーウェットタイプ詰替用ではなくケース」というメールを貰っていた。そういう時期。 二人で「やっぱクイックルワイパーだよね!」と意気込む(何故だ)。
お腹が空いたので終了して、地元商店街に食事に行こうとしたら、行きたいところは全てしまっていたので、モスバにしたら、モスも元旦はお休みなうちの商店街。 ああ、とっても昔ながらの商店街って感じがするよネ! 田舎に帰らずして田舎に帰った気分を味わう。 まあ、地元の近所に商店街なんて高度なものは無いのだが(元工業地帯)。 モスで、hanakoの占いを見ながらハンバーガーを食し、私は「自信の無さがウィークポイント」なのに対して、ピコ2さんは「プライド高すぎて主張できない」という(アバウトな記憶)であることが判明。 「同じ星座でも、何かが違うってそこが違うんだね」 「だって、私(ピコ2)は、自分が正しい! て思って話すもん」 うん。年々、もじもじ話す回数が減ってきてる気がするもん。良いことだとは思うけど。 私はといえば「今年はロクな年じゃ無かったなあ(遠い目)」ばかしだった。
合わせの後、渋谷で買い物。 グレースのバーゲンに行ったら、欲しい物は入荷されたばかり(←みき姉さんの好きなスッとしてシュッなコートっぽいジャケット)でセール品除外されていて、私の意識からも除外。いや、年明けたら安くなるだろう。きっと。 お願いだ。 その時まで待ってていてくれ、セニョリータ。 仕方が無いのでエロキャミ買って帰る。グレースでキャミ買うのって夢だったのよね、ウフフン。そしたら春夏からは更にエロアイテム売ってたわ、グレースインターコンチネンタル。あー、みきさんに見せたい(笑)。 そしてモルガンで、ルイモチーフっぽいTシャツを見つけ、日本に居ないエセさんに思わずメールをしてしまって、店内でえらくヘコむ。凹みついでに店員さんに何時からバーゲンかチェックする。 転んだら倍膨らんで起きる。 買い物は少なけれど、収穫は多い気分でそばを買って、空腹時にデパ地下にいたので、食べたいものをそのまま買って帰宅。 あ、ケーキ買い忘れた。 慌ててコンビニで1人分の丸ケーキを買う。
一年のケイは(漢字が分からないあたりもうアウト)元旦にありっていうけどさ、もう、大晦日の時点でダメだと思っていたね、私は。 そして来年もあんまロクな年じゃないような気がする。 とっても悲観主義なの、あたし。
小掃除してました。 「大掃除というからには、矢張り古い物を処分でしょう」 多量の薬が処分されました。説明書きとか日付の書いてある袋に入った風邪の薬(いつか飲むだろうと思っていた)、そうか、私は数年来喉の風邪は引いていないことになるな、とかほくそ笑む。それはきっと嘘。誤魔化しただけ。 そして魔のゾーンに嵌りました。 あ、今本のところだと思ったでしょ? そうでしょ? 違うんだな。 本の整理整頓なんか100年前に諦めてますって。あれは気が向いた時に体力がある人がやるんです。今何も無いのに右手筋肉痛ですもの、あたくし。 というわけで、昔の手紙ゾーン。 捨てないんだけど(私が書いたものじゃないから)。 これを武器に脅せるね、と言ったら「私も持ってるからお互い様だね」と返され負けかけた(私の書いたものの方がヤバい)過去がありますが、さらこ妹様に「御姉様に見せるわよ」と脅したら……地球が滅びるのでやめておこう。 銀河系のちっぽけなちっぽけな星ですもの、地球(←病気遷る)。 小掃除というのは、やればやるほど散らかるのでした。
発見したのは銀座にあるアヤシイお店。一緒に行ってくれる人募集〜♪ と切り抜きをする私。
2002年12月29日(日) |
背中兄さんとセクハラ姉さん |
朝起きたら熱が下がっていたのでホッと一息付きつつ、体力の消耗に動けずにしばらく布団にしがみつく。 思い返すはピロピロの悲惨な病人に対する仕打ちの数々であった。 母の言葉が蘇る。 「覚えとき。あの子は白状な子よ!」 親よ。そんな子に育てるな。私をこんな風に育てたのも大問題だが。 栄養を摂らなければと思い、ピロピロのなけなしの「看病する良い妹の自分に酔う」親切袋を開封してウィダーインゼリーを見てみると、色んな種類があって、ファイバーは「多量に摂取するとお腹がゆるくなる場合があります」と。 ……だから、今回は腹下し風邪だから、お腹ゆるくするようなものを買うなよ。 怒りを通り越して萎える。 萎えすぎて思わずそれから飲む。 ウィダーインゼリーって、10秒でチャージングするより、ゆっくり押すように飲んでいくと、たまに塊がそのまま出てくる事があって、それが何より美味に感じるのは、ここ2日アクエリアス生活だったから、ゼリーが舌触り珍しいのだろうか。塊ゼリーが当たると微妙に幸せ。 起きあがって部屋をうろつくと、恐ろしくピロ勝手に散らかされた空間が広がっており、病人でもこうまでは散らかせまい、という塩梅になっていた。 凹むを通り越して、掃除したくなる。 病み上がり、洗濯して掃除機かけて、でもバクチクライブ行く体力残そうというのだからけっこう難しい。 そうこうしてる間に蒼生さんからメールが入ってきて、「うーん。枯れ葉に思いを馳せています」と返信したら、セクハラ姉さん(竹河みき姉さん)から「枯れ葉に思いを馳せている間はカラオケ禁止!」という厳しい指令が出たので、しょんぼり用意をする。 数日間寝込んでいると、体中が凝るというもので、念入りにストレッチ。 腰が主に凝っていると思われるのですが、腰は体の要と書いて腰と読みます。 すなわち、腰の痛みを取りたければ、全身の凝りをほぐしていかないと治ってくれない訳で、足の先の方から、腕に首にかけて、念入りに柔軟しておきました。 スタンディング辛いのイヤだもーん(←結局それ)。 凝りが解れたところで、蒼生さんといずみさん、竹河みき姉さんと落ち合う。 皆様ご飯中。 どうやら、しばらく人と接することなく枯れ葉に思いを馳せ(笑)ピロピロ攻撃にあっていたら人としての機能が遅くなっていたようで、しばし大丈夫か聞かれていたような……気が……しま‥す。
九段下駅で待たされること15分。 セクハラ五倍増決定とキレつつ待つ。 背中フェチの竹河みき姉さんは、背中兄さんの背中しか覚えていないのであった。 というか、いつの間にかお互い「背中兄さん」と「セクハラ姉さん」という呼び名がお互いに通じ合っているという素晴らしく需要と供給の成り立った関係です。 九段下のエレベーターを昇りながら、上る話題は今回の「しをんのしおり」。 冬コミの事件(エセさんのブースにしをんさんご本人が!)か、それともあっちゃんのフェロフェロフェロモンにやられて、そっちにネタがいくか、それとも両方を何故かうまく織り交ぜられて掲載されるか、全部無いか。 むーんむーんと唸りつつ、 「しをんさんを探せ、レベル164!」とみき姉さんは言ってました。 無理だろう。 セクハラ姉さんは「直接されるのか。それとも放置プレイ?」と呟きつつ武道館へ向かう。怯える背中兄さん。面白がる私。
さて、バクチクのライブ。 ……もう、みきさんと突きまくり突きまくり萌え萌えフェロフェロフェロモン万歳、わー! というか、あっちゃん、今回、初めのMCでは日本語を忘れたかのような片言の、習った日本語を一生懸命話した感じのMCで、早速ツボ。突きあう私達。 「やっぱ……ドイツ語ばっか話してたんだよ、今年。強く生きようとしてさ…」 「でも、『残骸』というシングルが出るってことは、破局だよね」 聞いてみた「残骸」は、まだまだ愛してるヨー! という感じで、ウフ。 次のMC、思い出した日本語。 「ドロドロに〜愛しあいましょ〜う」 ……ドイツ人に教えた日本語がそれだったのか!?(くわっぱ!) その後も、舞台の上で悶えるは(みき姉さん曰く「誰か乗れ!」というくらいエロい光景であった)なんだかんだで。きっとここでしをんさんはぴょーんぴょーんと飛ぶなんて甘いもんじゃない反応をしめしていただろう、ものすごエロエロ大魔神フェロモン炸裂シーンでありました。 激しく誘い○けあっちゃん。 最後のシメが 「神の祝福がありますように」で、 ああ、あっちゃんも、強く生きようとして失敗したんだなあと確信しちゃいました。エヘ。 だって、アンコールだっていうのに「生きていたいと願う、愛されているなら」という、愛されてるなら限定ということは……弱い……そんなあなたを愛してる。 Ich liebe dich!! そんなこんな、他にも色々ありましたが、テコテコ九段下の駅から新宿駅新南口バス乗り場前の飲み屋で、ノンアルコールでまったりと食事のようなものをする。それぞれのメニューがてんでバラバラで面白かった。 とりあえず食べたいもの食べる。良いことじゃ。 最後まで、背中兄さんはセクハラ姉さんに怯えてました。 「勝つ気無いもん!」 言い切るな! 弱すぎる!(爆笑) そんな背中兄さんに帰る電車で「魔性…魔女っぽい?よね。帚絶対似合うって」と言われいたく傷つくわたくし。やっとその系統のイメージから離脱することを頑張って生きてきたのに……(くぅ)。 みきねーさーん。 「来年また、会いましょう」の時、絶対絶対セクハラ技更に磨いていたぶってやってくださーい。
起きたらピロピロから 「お姉ちゃんから病人の匂いがするぅ〜」と言われました。 病人の匂い? 病院の匂いなら分かるが、病人の匂いってどんなんだ? 「死臭?」 と笑って答えておきましたが。 流石に高熱を出した後は、寝てても疲れてます。 タンパク質固まるかと思ったもん(大げさ)。
38度でも全然平気になった体です。 「お姉ちゃん、ヒマならゲームしんちゃい、ゲーム」 手渡してくれたゲームは、バイオハザード。 えーめんどーいしんどーいという姉をさておき、とりあえずゲームを進めておいて欲しかったらしい。 あっちゅーまにゲームオーバー。 出てくる言葉は YOU DIED マジ凹み……。
39度越える熱を生まれてはじめて出しました。 普段出さない熱に白目を剥く。 病院行ったら、大抵の薬は自分で持っていた……。
朝起きたらお腹が下ってて、口が酸っぱくなってあれ? と思う間も無く昨日食べたものが口からコパーっと勢いよくケロケロ。 あとはひとしきり唸って一日を過ごして、久しぶりにテレビを見た。 真田浩之格好いい……(「高校教師」) くらいまでしか記憶無し。
2002年12月26日(木) |
底なし! ninja甘い誘惑 |
バーカウンターについて、格好良く大人の色香を漂わせる今日のバーテン。 しかし実は何も作っていないのがもの凄く気になっている私。 カウンターに見えないくらい小さい可愛い女の子(名をイロリと言う)が一生懸命に作っては出し、作っては出し、振っては出し、作るのはもっか彼女なのだが、「どうぞ…」と出すのがTバーテン。 ……なんなんだー! 「お久しぶりです」と挨拶する余裕をかましてみたりとか、Kバーテンが居ない時は、自分の場所というオーラを出していて、ここにもまた、キャビアバーの確執の奥深さを見せられたような興奮をみる。ミラを読んだばかりの身には、Kバーテンが高耶ちゃんで、Tさんはなぶられて見下され苛められてる直江にしか見えません。 最初の1杯以後はずっと個性豊かに頼んでました。お薦めの焼酎佐藤とか。 美味じゃった。「佐藤」。素直な味で。色んな風味が率直に訴えてくる感じ? 1日経ってから「調べてきたんですけど!」とかそういうのは無いですが(笑)。 その代わりを果たしてくれたのがTバーテン。 この人、前から「真面目な人だー」とは二人で思ってましたが。 エセさんが「あ、青龍カクテル、できますか?」と尋ねると 「あ、ちゃんと宿題こなしておきましたよー」と冷静な声の中にもの凄く嬉しそうなものを醸し出し、ルンルンと作る。我々、宿題を嬉しそうにこなす姿に爆笑。というか宿題という単語そのものに爆笑。 Tバーテンは、ルンルンと青龍に金粉スプレーまでしてくれました。前より更に凝った青龍カクテル。 牡蠣の炙り焼きを頼むと、若がちょこっと顔を出しました。 ……そんなに牡蠣を食べる人間が誰か知りたかったのか……(爆笑)。牡蠣をこよなく愛する、長野出身の若……(ぶひゃひゃ)。そうだよね、海のミルクは長野じゃ食べられないもんね! 私達だけになっただろうか、というころに、ひっそりとダンディ(というかエセさんのモロツボ)なオジサマが、すすっと入ってきて、誰にも言わずに葉巻を勝手に取り出し、カッターをバーテンに頼み、葉巻をくゆらせてました。 ものごっつ存在感あるよ、海原雄山的な! と思ったら、いわゆる翁でした。 エセさん、思わず「○○されたーい!」と叫んでましたが、エセさんが日記に書くなというので、伏せ字にしておきました。エセさんがそんな発言するくらいにエセのツボを押す、猛烈ラスボスなオーラの翁。サイコー。 朱雀さんがいらっしゃって、もの凄く恐縮しながら挨拶をして去ってゆかれました。 朱雀さんは仕事の合間に一度挨拶に来て下さって、「昨日は魔女のコスプレしたんですけど、もう2度としませーん」とおっしゃっていた。見たいー見たいー。 でも、翁に挨拶する時の朱雀さんは張りつめた感じで。 西蔵に至ってはそそくさと帰って行った(私が追い出したとも言う)。 トミーは、手品をやる気無く披露しないで、愚痴ったり罵られたりしていた(……私って……)。 「オレ、マジ金無いんだもん、だって給料○万だよ!」 バラすな、トミー。 「ええええ!? そんなこと言ったって前トミーお金あるって言ったもん! オレけっこうお金持ってるよ〜って」 「そんなん言ってねーよ! いつだよ! 何時何分何秒地球が何回回った!(子供だ)」 「おー。言ってやろう。それはワールドカップ日本対ロシア戦の日、ここに証人(エセさん)もいれば、証拠写真もあるわホホホホホ」 「あ、ちきしょ、証拠写真は卑怯だ」 カウンターの向こうから、ちこっと顔をだして、いろりちゃんが 「珍しくやられてますねー」と。 「うんー。いつもオレがやってるよーなことやられてるよねー」 やっとるんかい!>トミー。 その後トミーは携帯電話で、どこぞに「3時までお店やってんの? じゃ行くね」とか言っていた。 「他の女に入れあげてんだな、私に貢げよ」 「違うよ、バーだよバー!」 焦ったように言ってトミーは去っていった。 絶対女狂いだね……哀れトミー、フフフ。せめて痩せろ。
と、若などが居ないところで散々口の悪いところを披露してしまいました。 西蔵に罵った言葉なんて、文字にしたらあきまへんで。 再び普通の女の子に戻って話す(笑)。 いろりちゃん、顔立ちくっきりしてるんだけど、話すとどこかまだ幼さを残すような、魅力的な人で、実はオープニングからのスタッフだったらしい。バーテンになりたくて修行して、やっと最近表舞台に立った、という苦労人。 わあ、良かったですねえ、と喜ぶ私達。 Kバーテンのことなどについて、さりげなーく尋ねる。 「クールキャラ装ってますけど、実はオレ様一番系ですよね?」 「あー……よく分かりましたね。お、怒りっぽいっていうか」 なだめるのが若の役目だ。ムフフフフフ。 私達がTバーテンとお酒の話をしていたら(凄く懇切丁寧に説明してくれる)ふっと青龍さん登場。 エセさんが「青龍さん、顔が分からない」というから、 「ほら、青龍さんだよ」というと、 青龍さんはものすごおぉく嘘くさい笑顔で挨拶をしてくれた。 「今日、電話で応対したの、青龍さんでしたよ、直ぐに気が付いてました」 「うっそ! マジ? ええ? ……何かへましてませんでしたか?」 言葉が色々混じってます。 もう青龍さんめっさツボ。その嘘くささが何処までもツボ。 「青龍さんは何か飲まれないんですか?」 「いや、ボクはお酒は飲まないですね。酒も煙草も女もダメです。ホモなんですオレ!」と言って青龍さんは去っていった。 若といろりさんがそこにいたのだが、二人とも 「と、とりあえず煙草はスパスパ……」と言っていた。 その前に女部分のフォローは良いのか!? 店員! 若は若で「ボクは仕事の三分の二は仕事です」とか言ってる。残りは寝てるとかなんとか。ハハハハ。嘘でも良いわ〜。 忙しいらしく、クリスマスイブの日に仕事用ネクタイを無くし、仕方なく私服ネクタイをしたら、すごくいろりちゃん的に妙だったらしい。 「いや、普通にスーツ着て、ネクタイしてる時は、普通のネクタイだったんですけど、この洋服に合わなかっただけなんですよ、ね?」 ヘビ柄、と聞いていたのでどんな若だ、と果てしなく謎。 「それだったら、キオスクで安い黒のネクタイを買えば…」 という私の言葉に「あああ!」とそれは思いつかなかった、という反応。 思いつこうよ……(笑)。 青龍さん、ヒマをみつけてはこっちに来て、嘘の嵐を吹き荒らして去っていく。 「前の職業? え? ホスト。女がダメだからホストが出来るんじゃん。ね? いや、嘘だけどサ。ま、渋谷の……そりゃ只のナンパだって。キャバの客引きとかー。ま、とりあえず若い頃は色々やったけど…」 「そんな時に、社長に拾われたんですね」 「え!? な、なんでしってんの(オロオロ)…言った?」 真剣に狼狽える青龍さん。やった。ワンポイントヒット。 「言ってない? あ、知らない……オレ、マジヘッドハンティングだ・ったん・だ……ってそんなことはどうでもいいですね!」 マジな話が嫌いなお年頃? 「もー、普段の会話なんて大抵聞かれることとか決まってるじゃん、えーそうですねー、開店して一年になりますー(営業口調)とかさー、(営業口調で)そうですねー、今度ニューヨークにオープンしますー。とか。もうマニュアル化しちゃっててさー。たまにこーゆー息抜きいーねー」 この時間帯まで遊んでいるのはやっぱり学生? ということで。 何者? と聞かれて学校名行ったけど分かってもらえなかった。 とりあえず音楽系と美術系です、という感じで。 お嬢じゃーん、と言われたので、エセさんにお嬢をふっておいた。だってホントにお嬢だもーん(私、小中は市立でしたし)。 「私立なんて、超お嬢っていうイメージだよなー。おれら普通に県立とかだもん」 青龍さんは若に話を振った。 「ボクなんて町立でしたよ」 笑顔で町立……町立はマニアな……。 思わず「どこ出身ですか?」と尋ねてしまう。若はその間ずっと「あ、町立だったのは中学だけ、だったっけ?」とか深々と考えていた(笑)。 若の出身は長野。すごく町立が似合う。というか汚れなく育った青年像が浮かぶような爽やかな長野であった。長野のイメージアップに繋がるような。 「オレ? 茨城」 「え? ヤンキー?」 間髪入れずにツッコミ入れてしまった私です。 ホストより何より、ヤンキーだこれは、と確信中。 更正しようとしたところを翁に拾われた図……おおおおおおおおおお。 一応、本人、嘘つきだから否定してましたが。 青龍さんは登場するたびに笑いの嵐を吹き荒らしてました。 Tバーテンこと、たくちゃんはもくもくと片付けをしたりして、あまり普通の会話には参加しなかったなあ、そういえば。 会計を済ました後、始発待つんだったらしばらく居てもいいよーという青龍さんの優しい言葉(青龍さん、心根が凄く暖かい)に甘えて、Tバーテンだったか若だったか(眠くて忘れた)が渡してくれた、カクテルにまつわる本を読む。 映画にまつわるカクテルの本を二人でガン読。 「なんでー! なんで薔薇の名前が無いのー! 王は踊るが無いのー!」 大騒ぎのエセさん。 片づけをしながらTバーテン、「それを見ていると、オリジナルで何か作ってみたくなるでしょう? じゃ、それはボクからの宿題ということで」などとおっしゃる。 エセさん、必死に悩む。 その前に、観た映画の中で、載っているカクテルを、Tバーテンに頼む。 「あ、じゃあ、それは今度までの宿題ということで」とまたしても手帳に書き込む姿が爆笑を誘う。 「それで、今度来た時にTさん居なくて、Kさんに頼んだら「え〜。めんどくせーよ」とか言われて、超適当に作られちゃったりするかもー」 「あれ? なんで知ってるんですか?(いろりちゃんを見て)言った?」 「違います〜、当てられちゃったんです〜」 てゆかまんまなのか、サドバーテン……。 「そうなんでしょう?」とさりげなーく愚痴を引き出そうとすると 「……当たってますよ(フッ)……」と感情をかみ殺した一言で返された。 めっさツボー! グリグリー!! 青龍さん、Tさんにも気を遣い、 「ねー、たくちゃーん、飯食った〜?」とバーを覗きに来たりしていた。 心優しいヤンキーって、何時の時代にも、何処にでも、いるもんだね(細目)。 そして、お部屋の片付け時間になったので、そろそろ出されてしまう。 「また遊びに来て下さいねー。てゆか、深夜とかまた来てよー。したらこうやってお話できるからサー」 おぬしは矢張りホスト経験もあるな? 青龍よ。 ちなみに青龍、私達が「青龍とか無いの? 無いの?」とか騒いでいたので 「あるって言っとけ!」という一言で決まったらしい。 オイオーイ。 でもそれでも、地道に青龍カクテルを開発し続けるTバーテン。 「ありがとね、たくちゃん」 青龍さんは笑顔でお礼を言っていた。 たくちゃん、お見送りが非常に長かったよ……。 君は、直江になれる素質がある……顔もそれっぽいし……。
帰りがけ、始発に乗るつもりが、歩いていたら目の前に柱がある、というくらいに危うかったので、タクシーで帰りました。 速攻眠って一日眠る。 ニンニン。 ミンミン。
2002年12月25日(水) |
盛り上がりに欠ける歓喜 |
生活パターンがずれているので、変な時間に眠たい。 昼過ぎに紀伊国屋で本を見ていたら、倒れたくなってきた(倒れそうとは微妙に違う)ので、高島屋の休憩所でガン寝して、エセさんとの待ち合わせをする。 エセさんと、今日は読響の第九を聞きに行くのだー。 寝るとか上記で言っていましたが、一応ミラ新刊は流し読みしておきました。 基礎である、ブックカバーをつけてもらうというのを忘れていた私ですが。 眠すぎたんですわ。仕方が無いので、紙ごと外してパラ読みして、眠りました。 隣の人が必死に年賀状を書いている、そんな季節。
エセさんと合流して、お茶でも、という筈が二人とも軽い食事になり、パイグラタンをブッサブッサ刺しながら……SFオタクの早稲田の先生の話をしてました。 嗚呼、先生、何故普段はSFしか読まないのに『こころ』を読んだことをそんなに大きく言うのだ。
時間になったので、さて、溜池山王に行こうとしました、新宿から。 大馬鹿さんなので、銀座線じゃなくてわざわざ赤坂見附から永田町の南北線まで行き、しかも反対車線に乗ってしまって慌てて乗り換えて、同じく溜池山王に止まって、なおかつ歩かなくても済む銀座線を横目に見ながらサントリーホールまで必死に歩きました。 毎度サントリーホールまでは泣く私……。 ギリで着いたら、何故かアナウンスが「指揮者の意向により、途中休憩がございません」と。 「どういう指揮者ー! てゆかどういう意向だよー!」 と絶叫しながらトイレ(笑)。激しく格好悪い。 着席と同時にコンマス登場。 ・・・あん!(←パクるな) もっとコンマスに拍手したかった。 はじまるのは、日本初演の指揮者の曲。 サンスクリット語で絶対なる真実がうんたらかんたらでどーのこーの。 最初ずーっとバイオリン単旋律の間に意味を読みながら聞けば、比較的分かりやすいよーな……現代音楽慣れしてるとそれなりに分かりやすい。 私が弾いたのなんて泥棒物語だったもんな(遠い目)。 「ここ! ここで家の人が気が付いて泥棒が逃げ出す感じなの!」 ……わからん! なんで弾く前に言ってくれないのセニョリータ。 それよりは、最後真理に行くのねーという感じでしたセニョール(あ、マエストロか)。 その後第九。 今メッセで第九に乗っていた子と話して結論。 「盛り上がりに欠ける歓喜だったねー」と。 でも客席が盛り上がっててグーでした。 エセさんの隣の人は、歓喜まではぐーぐー寝てたのに、歓喜で突如「ハッ!」と起きあがって、後は縦ノリだったらしいし、私の隣は、1楽章からこっそり指揮振ってるし(笑)←さりげにツボ。 もしかして、心の中にある第九でノリノリ?というお隣さん達でした。 これがないと年が越せない、年越しそばみたいな存在だしなー、日本人の第九。 指揮者は、指が長かったです。
その後、途中休憩が無かった為早めに終わったので、空いていたサブウェイで腹ごしらえ。 というか、意味のない途中休憩無しでしたが。 だって、入れ替わりが激しいから休憩に近いくらいの休みがあったし。 「これで、オケの人達が「トイレ行ってくるわ〜」とか言ってたら泣けるよね〜」と言ってました。 何が目的だったのだろう。
サブウェイからninjaへ電話。 「すみません。これからそちらへ伺いたいんですけど(青龍さんだ!)ハイ、2名です。あ、ダメですか。ならバーで」 「バーですか? バーでしたら大丈っ……バー!!失礼致しました、少々お待ち下さいませ。ねー、バーって大丈夫? あ、カウンター?……お待たせしました。カウンターになってしまいますがよろしいでしょうか?」 「ハイ(願ったり叶ったりだー!)」 「では、2名様でお待ちしております。わたくし、青龍(仮名)がお受けいたしました」 やっぱ青龍さんだったー! 私って耳が良い〜♪ カウンターに行ってしまえば、話したい放題じゃねーか。やったぜ畜生。 今度は、見えるエクセル東急まで歩いて行くことにしました。 寒さも辛くなんかないやい!
ninjaに到着したら、表に立っているninjaさんが厚着になっていた。頭の辺に最近流行の電気ストーブが電灯ぽくなっているのだが、 「暖かいですか?」て言ったら「いや、いっそ邪魔ですぅ」て返ってきました。 そりゃそーだ。 頭だけ暖かくても意味無いね。
そしてバーカウンターに案内してもらった。 するとそこにいらっしゃるのは、Tバーテン(33才)と女性のバーテンさんだけ。 うお? サドトップバーテンはどこへ?
以下次号へ続く。
メニエール病というのは突発的に訪れるのであろうか。 昼過ぎに起きたらまっすぐに歩けなくて、壁にどすんばきんどかんとぶつかりながら再びベッドの中。 目眩がするのだから、当然訪れるのは嘔吐感。 吐かないけど。 目眩で動けないとなると出来ることが少なくなってくるので、ピロリンが起きたのを適度に見計らってピロリンベッドに移動。 ピロリン、時間と戦いながら彼氏に渡す手編みのマフラー(激しくオヤジ色)にフリンジをつけている。 「素晴らしくオヤジ色だよねえ」 「ムカプーン。そおかねえ…しょぼん」 「いや、最上級に褒めているんだけど」 「そんな言葉いらんけー」 ピロリン、現在トイレ清掃の係をサボっている為、夢に出てしまったらしい。 彼氏とデートの最中に突如姉(私)が現れ、100円ショップのトイレ洗浄セットコーナーに連れていかれて 「どれにする?」と選ぶ夢。 はやくトイレ掃除すれば、そんな哀しくなるような、さむーい夢見なくて済むのに(笑)嬉しそうに便器クリーナーを夢の中で選んだらしい。小さい方が小回りが利くんだってさ!(←夢の中でもやっぱりピロリンはピロリン) 私はピロリンベッドに『王は踊る』が録画できたかどうかのチェックをしにきたのであったが、ピロリンが『パール・ハーバー』すなわち直訳『真珠湾』を借りてきたとかド阿呆をヌカしやがるので、ピロリンつつきに専念。 「非国民! 国賊め!」 あんたはいつの時代の人ですか、と自分自身に問いたいですが、思わずそんなののしりを言って遊んでました。 だってピロリン、真珠湾を見てるくせに「日本語にふきかえられたああ!」とか、日本軍のシーンに向かって叫ぶんだもん。 歴史のお勉強になれば、姉、幸いで御座る。 姉が再び死にかけているあたりで、ラッピングまで完成したらしく、ピロリンは巷のクリスマスを楽しみにおでかけあそばしました。
起床していたのはものの2時間。 再び眠り、起きたのは7時間後。 ピロリンの「開けて開けて開けてドアを開けて!」という悲痛ぶりっこなメールで目が覚めて、よろけつつドアを開ける。 目の前真っ暗。 「ケーキ買ってきたヨー」 寝起きなので、気がつかない間に、チョコの家をメリメリにしながら食していた。今蘇る、あの食感。 見た目、異様にオーソドックスなケーキでした。 「美味しいねー」 とピロリン。 「ケーキバイキングの味がするねー」 怒られる姉。 ホテルのケーキを買ってくるからやっちゅーねん。
昨日夜「トリックやってる映画館発見」というメールが届いたので、行くことにする。
「トリック劇場版」を未だにやっている映画館というのは存外少なく、しかも連休中ということで、硬直するくらいに混んでいた。 昼過ぎの回に入ろうとしたら、「ただいま、並んでいるお客様で既にお立ち見が決定しております。次の回もたいへん混む事が予想され、レイトショーならば確実に座ってみられます」という、マイクを持ったお兄さんに向かって思わず 「それってもしかして私に言ってます?」 と被害妄想がかってしまう。 勿論即否定されたが。 同行者男性と二人で相談した結果、体力の無い二人なので、レイトショーにするかということで、新宿伊勢丹に入る。 ……阿呆みたいに混む貴金属売り場。 二人とも見てはしゃぐのは好きなので、ツッコミの限りを尽くしつつ、アクセサリーを見る。 私:「ねえ、今年の流行のアクセって、……露店ぽいのが流行り? 露店露店!」 男性:「…小さな声で言え」 そいえば、露店ぽい=安物くさい、という非難に聞こえなくもありませんね。気が付きませんでした。 その後、大きな謎の文字のプレートのネックレスを発見し、何語か揉めた後、サンスクリット語であったことが判明。 私:「サンスクリット語だっていうだけでもあやしいのにさ、これだけ長いメッセージの中に何が込められてるのか、怨念ぽくてアレでさーな。ここのパンフレットとか、どんなにカワイコぶったって無駄!」 だからこそ、微妙に欲しかった(笑)。 お互いがお互い自分の事にしか興味が無いので、自分のアクセサリー(買わない)を見物して遊ぶ。 マルイとかも見たんだけど、ヘビの生々しいブレスレットに心惹かれつつ高いのでシカトこいたあたりで、人込みに疲れてきて、ご飯を食べることにした。
飯を食べると即眠たくなる私。 散歩を兼ねてダラダラ歩いた後、三越でお菓子を買ってから(この辺眠たくてあまり記憶が無い)映画館へレッツゴー。
「トリック劇場版」 映画を観ていると必ず目が痛くなる私だが、しばしば仲間由紀恵のアップに 「かわええ……」 と呟いて男性に吹き出されました……。 すまんね、色気が無くてね。おなごスキーなもんでね…。 行きがけに伊勢丹でブルガリのコーナーでブルガリブルーを吹きかけられて猛烈臭かった私です。 香水話で盛り上がる。 男性:「オレ、色々香水つけるんだけど、結局戻る香りっつーか、好きな香織があって、その名前がMEMOIRE D'HOMMEつーのよ。てことは「昔の男」つー意味じゃん。なんつーか、やーな感じだよね…昔の男引きずってるみたいで」 私:「うーん。それは女性がつけるにしてもつけるのを躊躇うような粘着質な名前だけどね。とりあえずその「昔の男を引きずっている」という香水をつけているという事実は、バクチクライブの折り、セクハラ姉さんにチクらせて頂くわ」 男性;「いいけど」←自覚無いね。 ちなみにセクハラ姉さんとは竹河・マハラジャ・みき御姉様です。きっとお喜びになられることと思います、昔の男…。誰のことかちら? しらばっくられてしまつたわ。
帰宅して、妹の電気毛布でぬくもっていたら、日付は変わっていたのですが、日本音楽コンクールの本選の特集を夜遅くにやっていた。 いつもいつもやる時期が悪い。 眠いんだー!! ピアノ部門は、なんだか途中吐き気催しました。 蘇る前の住処の音色……。ノロイーゼ? フラッシュバック? あの頃の具合の悪さが蘇ってきそうです。そう。一緒のビルの同じ階で、防音何も無いビルで恐ろしい時間帯に突然発作のように練習はじめて私の安眠を妨げてくれて、私までがコンクールの時期に具合を悪くしていた人が、本選に。 おめでとうハハハハハハハハ うたた寝して起きたら作曲部門で、硬直。 順位が妥当だと感じたのは作曲部門か? とか言っていますが、すっ飛ばして半分寝てた部門がほとんどだからです。
必死に起きて『王は踊る』を録画ボタン押してこの日記を書いていますが。 無事録画出来ているのだろうか。 果てしなく不安。 ……だって眠い眠い眠い眠いんですもん。
風邪引いたとか騒ぎました。
んがしかし、散々食べて散々眠ったらあっさり治ったような気がします。 原始的かつ一番てっとりばやい治療法。 お外は寒い。 今年は何も無いと思うとササコラ風邪を引いてましたが、気が緩んだ瞬間に直ぐに免疫力が低下するんでしょうね。 さてはて、予防接種を受けておくべきか否か。
今日は一日中ピロリンが家に居たので、のたうちまわるようにおかしな出来事がたくさんありすぎて全部忘れましたよ。 ピロリン、阿久津君(劇団四季)に惚れて語り出す。 「阿久津君には、脱いでてもらいたい!」 ピロリン、それは名言よ。 誰しもが、阿久津君には裸体でいて欲しいと願うらしい(笑)。
朝起きたは良いが、動く気0。 ゴネゴネ。 「いやだよう寒いよう風邪気味だようなんだかしんどいようそれなのに声楽の伴奏合わせがあるようお外出たくないよう寒いんだもーんくすんくすん」 ゴネるのも独り言ではありませんよ。 何故か今日が締めくくりの筈なのにピロピロリンがあいかわらずフフンッフフンと編み物なんぞして、お前なんかこれから猩紅熱にかかっちまえー! 的なノリで私は王様椅子に座ってお茶をしていたのですな。
かなり昼過ぎになってから声楽の合わせに行きました。 すんなり合いました。 拍子抜け……。 気分良く弾けたし。 しかし風邪は悪化してくる。 珍しく鼻からくる風邪でぐずぐずいうので、声楽科の人にはあまり近寄らない方が、世の為人の為(身の為=エナジー吸い取られるから)というものでありますので、すたこらすたこら逃げました。 食事に誘って頂いたんですが、食べるとその場で寝るんで、私(笑)。
帰宅してから、のほんのほほんとずっと「モーツァルト!」のCDを聴いたりしてたんですけど、やっぱりかみ砕くには時間がかかる話の内容ですね。エリザベート然り。和声の進行が、懐かしいー。
1日経って、ほげーっと封をされた「診療情報提供書」を見ている。 昨日ずっと書いてるところを見て、自分の正式な名称をはじめて見た。 アリャリャっていうのが正直な感想。 症例少ないし、治療法手探りで未解決…なのは文献とかで見たけど、自分の身に降りかかると絶句するしか無いです。 もう「うーん、この名称って音楽のソルフェージュ用語にもあるんだよね、ダイフヒョウ書いてソプラノとアルトは別々の棒引っ張ってねー」とか音楽教室の先生モード入りたくなりますぜよ。 なっちまったもんは仕方ないですな。
夜はやっぱり風邪が悪化してくるもので、新しい体温計(古いのはかれこれ9年前)で体温測ったら微熱が出てました。 微熱が出てると知ったら途端に元気になった。 ハッハッハッ!(ヤケクソ) 連休で風邪治そう。
病院ハシゴしました。 朝起きたらピロリンが寝坊しているので突いていたら予定より1時間近く遅れたよ。恐るべしピロピロ。目の前で「床暖気持ちいい〜」と犬のかまってポーズで固まっていたところでお別れしました。 御姉様は萌え探しの旅に忙しいのヨ! 朝から「エリザベート」のCDで祐一郎の声にうふんうふんと言いつつ、ピロの嘘歌詞にツッコミを入れつつ出かけました。
師走の終わりの病院は、混む。 しかも、連休前。 すっかりすっかり忘れてました。 座るところが無いくらい混んでいた。手の外来じゃないところなんだが、午前の外来が終わりきらず、部屋を移動して診ますのアナウンスに群がる無数の人々……。 こ、ここは野戦上か何かですか? 整形外科外来って、ギブス巻いたり杖付いている人が多いので、野戦かね? という気分になります。 待合室の中の待合室が異様にヒマで、耳を開きました。 脊椎外来の先生はサドっけが少し強い。自信家。外来でやるより手術室が好き。 耳を更にそばだてて手の外来。 センセー、ちょっと舌足らずだ……(細かい)。 そうとう長い間待たされ過ぎて、しばし意識不明に陥りそうになりました。 余りに人が多いから、逆に発見できなくて、呼び出ししても来ない人続出。 いい加減むにゃー疲れたよーと思って昨日浴びた鱗粉も消えたであろう疲労なオーラの頃、やっと私の名前呼ばれました。 読み方間違えて。 ……いいんだけどさ、いつもの年中行事の一環だし。これで一度出席と間違われた事もあるし。 でも直ぐに気が付いて貰えました。 そのまま、住所とかそっちの方を見て。 故郷広島の話になる。 「広島なんだー、へえ、ボクの凄く仲の良い友達が広島に居てね、今でも年に1回は広島に行くなあ。今年は3回、行ったかな? 2回が学会と、1回は岡山で学会で、そのついでに行ったんだ!」 どういうお友達ですか? 広島ムラ社会狭いので、私がその気になれば(とある感情を切り捨てる、現在無理)その友達が誰かとか学会が何かとか泊まったホテルはどれだったかとか全部調べが付くんですけど。 とかいうことは全部伏せる。 只のヲトメにそんな裏の情報網は必要無いのである。 ヲトメですもの。 次に広島に行く時は、あたしにおっしゃってくださいね。 ベッドにウェルカムフルーツ山盛りにしちゃうからっ☆←危険人物 ああ、でもすっっっごい仲の良い友達が居るから、その人のお家に泊まっちゃうか・し・ら★ 萌えの復活した腐れ乙女とは恐ろしいものです。 全部笑顔でかわしてます。 「あんまり観光したことはないんだけどね。一度だけ行ったよ、なんだっけ? 宮島。けっこう遠くて不便なんだよね。電車に乗ったりしなきゃいけなくて」 ……友達は市街地付近と見た(コラ)。そしてこのセンセー、やっぱりあんま電車に乗るキャラじゃ無かったよ。それは想像通りだ。電車が似合わないもん。乗れよ市電くらい(笑)。 鹿と戯れる男二人を想像中。 「いつも行くとさ、広島風お好み焼き作ってもらって。自分の作るヤツが一番美味しいから、お前は幸せ者だって言われるんだよー(むひょー)。で、真似して作らせてもらうんだけど(何故かここでエプロンをつける仕草をした。エプロンするの? するのね! イヤン)『ダメだ、まだまだだ』て言われちゃって」 ハッハッハッハ。 完全なのろけを聞かされてカッカ幸せさんです。 その後生活歴みたいな(?)ので、妹と暮らしております、ということを言ったら、まあ、当然普通「妹さんもピアノ?」という質問になるので「いえ、理学部化学科です」と言ったら、 「な、ななな何? も一回言って」 のような反応を。 「化学が好きなの〜? 凄いなあ。 うええええ。ボク、数学と化学が一番嫌いだったんだよぅ、化学式が好きなのかー」 「……数学と化学が苦手で医学部ですか? そっちの方がじゅううううううううっっっぶん、凄いです…」 心の底からそう思います。 気が付いたらセルベックスという薬が増えてました。 なんでやねん! 何も言ってないだろう。 しかも1ヶ月分……。 ちなみに胃薬です。 しかも私になんの断りも無く出した……。 良いけどさ…昔の薬そろそろ古いから全部捨てることにしたし。大掃除。 外科の処方法は恐ろしくアバウトだ。
帰ってみたら、居ない筈のピロリンが女の子の日で死にかけておりました。 二重人格を引き起こすくらい痛かったらしい。 「絶叫しまくったよー。あっしが何したん! そうよあっしが悪いんよ全部悪いけこんなに痛いんよなんなんよもう! 誰か助けてえー! とか叫びまくりよった。あっしじゃない、もう一人のあっしがいたね、そこに」 まあ、覚えてるからいいんじゃないですか。 しかし近所迷惑+鬼姉の棲む家っぽいのでその絶叫は防音室で行ってほしかったですね。SMルームっぽい言い方でイヤンですが。 そして薬をくれーめぐんでくれーと言う、飲み過ぎた妹に、頑なに出さないと断る姉。
放置プレイってやつ?
2002年12月18日(水) |
私の生まれた羊水に気が付いた |
帝国劇場で「モーツァルト!」を観てきました。 「モーツァルト!」は創った人が「エリザベート」と一緒なので、ふとした瞬間や、和声感になんとも郷愁を覚えてしまう。 「ああ、そうそう、不安感はこの音!」とか 「死にかけにはこの刻みっ!」とか 「わー次に来る音は絶対これだ!」とか。 マニアック過ぎるでせうか。 すいません。 聴き過ぎたんですよぅ。 「モーツァルト!」は凄いミュージカルでした。 やっぱりこの人達の創るミュージカルは奥が深くていい。一言で語れないところが、逆にすごさを物語ってます。 というわけで後日いつかきっとレポートに仕上げる予定。 中川アマデウスだったのですが、私はけっこう好きですよ。ちっこくて。 祐一郎との身長差がグーです(←見方が違う)。
ところで。 今日はおなごの美しき鱗粉を浴びてまいりました。 帝国劇場は日比谷にあります。 ふと周りを見渡すと、周囲に見える限りで5人ほど、ジェンヌ様。 お・・・お! オーラとか立ち姿が綺麗じゃ。 てゆか。 なにより。 必ず男役と娘役(宝塚用語で女の役をやる人の事をさす専門用語)がペアでカップルになっていちゃいちゃと観劇、必ずレディファースト(両方女なんだけどね)。男役の人は骨格細い! 頭小さい! 華があるヨー! 丁度CDを買う時に5人くらい集った中に紛れたので、思い切りキラキラを吸い込んできました。 みき御姉様に「おなご萌えも無くなったら終わりだー!」と言われた矢先の出来事、思い切りエナジー吸い込んできました。 萌えまくりの一日。
嗚呼、祐一郎のお声は矢張り私の理想で御座います。 あの舞台に立った時の存在感も素晴らしい……。 そしてあの穢れた聖職者の役が今までで一番ハマリ役だと思う(笑)。
久々に行った帝国劇場でやっとこさ買ったライブ帝国劇場版エリザベートを聴きご機嫌の一日。 エネルギー補充。 むん。
2002年12月17日(火) |
赤ずきんちゃんを助けた猟師は狼の胃袋に石を詰めた |
食欲が復帰しつつありますが。 重い 余りに胃が重たいので、食べると必ず意識不明になります。 外食はまだ無理ですね。 真夜中に、バクチクのデンジャラスCDを聴きながら夜なべで次の日のご飯を作るのです。 「弱虫毛虫〜どうでもいい〜ランランラン〜♪」 怖いです。 でも別に妖しいものを作っているわけではなくて、ちゃんと食べられるものを作ってますよ。本当ですよ。 この曲を聴き始めると私はいわゆる巷の用語では「鬱状態」に属されるということが長年の経験で判明しているのですが、自覚無いです。 「ウフフー友達が欲しいのーたった一人だけでいいのー」とか言いながらこんにゃく引きちぎる(手でちぎった方が煮物などの時美味ですからね)のは怖いから、誰も見てない時間に料理しましょうねー。
朝ご飯もきちんと食べ。 一度死ぬ。 1日眠りまくった気分だが、30分くらいしか意識失って無いんだということが最近やっと分かってきました。 もしかして炎症鎮痛剤は胃に悪いのだろうか。 バクチクを聴く。 ……暗いな……。 自覚無いからこそ鬱なのか。 でも、慣れてるからかそんなに辛くは無いですぜよ。 ただ一つ、萌えのテンションが低い事を除いては辛くないですよ。 うわっ! めっさ辛いわ。 萌えアイテムを貰っても、テンションが低いというのは大問題のような気がしてきました。 萌えよう。 萌えるのが先か鬱抜けが先か。 卵が先か鶏が先か。
晩ご飯も重たかったです。 岩が胃に入り、起きると体に脂肪としてついている。 牛よりイヤ。 牛になって食べられるのも哀しやね。
狼は最期、とぷんと湖に入って終わるんだったっけ? ハッピーエンド。
2002年12月16日(月) |
枯れ……木枯らし吹く休日 |
1日何をしてたのかサッパリサッパリです。
悶々として、もう駄目これ以上悶々と鬱々としていたらあたしダメになっちゃう、という危機感を覚えたら。 神威ガクト(通称ガックン)はホンモノ様から見たら「抱きたい」相手なのか「抱かれたい」相手なのかを真剣に真剣に悩んでみます。 そうしたら、私の悩みなんて、蟻さんみたいにちっぽけなもののような気がして、晴れ晴れとしてきます。 有り難うガックン! 使用方法間違えてるような気が、しなくもないけど、君の存在価値は案外偉大だった! というわけで、マリスミゼル時代の「月下の夜想曲」のプロモを見て改めて爆笑したりもする。
特に弾いた記憶は無いのにやっぱり手が痛いです。 なんなんだヨー。
昨晩眠たい時に起床してきた妹と、何やらあったらしく(記憶無し)起きたら胃もたれが激しかった。 治りかけた心の胃に対してその仕打ちか? と思うと激しく鬱状態。 記憶が無いのも手伝い激しい鬱。 しかも起きあがって妹の部屋をのぞき込んで見ると「罰金1000円払うけ、絶対部屋の片付けするね!」と言っていた、昨日睡眠時間は雄に16時間超えてるだろう妹がすやすや眠っていて、四分の一しか眠れない姉は更に怒りを増す。 私、怒りが過ぎると突然無言で行動に移す。 昼過ぎにピロピロがご機嫌にドアを開ける。 「ごはー……」 「巫山戯な部屋入るな二度と」 ピロピロとってもきょっとーんとしてました。 嗚呼、可哀想(←ならなんとかしろよ)。
余りに胃が不愉快で、しばしば意識を失ってました。
夕方、ママンから電話がある。 この人、エネルギー吸い取り型の天然ボケー(ピロピロ似)なので、かなり元気で無いと会話出来ないのであるが、夜になって少し元気になってきたのか、ピロピロの愚痴を吐くと。 「ごめんねぇ、生きて学校行って卒業出来りゃそれで良いっていうしつけしかしてないもんで。いつか、いつか少しずーつ少しずーつ分かって来る筈じゃけえ」 フォローになってません。 あんたは私に何を躾て、ピロピロには何を躾たのか非常に疑問。 議題はまずは年末年始どうするかっつー。 「死にたくないから実家には帰らない! 死にたくない!」 叫んでたらちょっとお許し出気味。 それよか、非常に緊急事態が発生したことが判明。 これは危険だ。 ヤバイ 親族の中で私より年上の御姉様(美人で気だてが良くて何も言うことの無いお姉さん)がとうとう、自分で恋愛結婚なさってしまった。 うちの呪われた血の中で最も因習濃い人から生まれたとは思えないピュアな人だっただけに、心の底からおめでとうを言いたい。 だが。 次におなごって私しかいねーよ。 フッフッフッ。 こんな時の為に見合い写真撮って無くて良かったぜ……(ぜえはあ)。 この御姉様の母上、池田理代子漫画の悪役キャラより濃厚な人で、ピロピロはとばっちりを食った事がありまして。 受験生の正月に、家の犬と戯れていたら「受験生たる者、正月返上して勉強すべし!」と30分に渡る説教を受けたりとかして、私はその時のみ、進路を音楽に変えて良かったと思ったりしたっけな(遠い目)。 御姉様は「電話するな」とか色んな妨害工作に遭いながらも無事結婚までしました。 幸せになってくれー! 私の分まで(笑)。 ママンはおきゃんな乙女な心を忘れた事の無い人なので(微妙に腐れ) 「あんたの時は、一生懸命応援してあげるけ!」 と気合い満々で御座いました。 案外血の因習って侮れない。 どうしてこう、母方と父方(怖いおばさまは父方)で考え方そのものが違うんだろう。 こえーよーうちの家ー。 絶対呪われてるって。なんか、憑き物筋かなんかじゃ無いのかと思う瞬間すら有り。 とりあえずママンには 「応援しがいの無い娘でごめんねぇ」と謝っておきました。 すまんよ。 最近萌えすら消えかかるエネルギー不足状態。 薪! 薪をくべてくれ!(何処にだろう)
♪あーあーあーあギブミー萌えポイント〜♪
ヤバイ。 妹の部屋に入ったら、ピロピロが手編みのマフラー編もうとしていたー! ぎゃー! これ以上無いっていうくらいの乙女アイテムだああ(パニック)。
でも実はあれ、手編みブームがあって、周りに乗せられてやってんだけどね、みんな(夢を壊す)。
13日の金曜日にクリスマス会だなんて、なんてお洒落なんでしょう。 先生、ジェイソン役買って出ちゃいましょうか?
そんな危険なことは一切無く。 昨日は23時半に起床してしまい、このままでは確実に体も心もクリスマス会に保たないと思ったら2度寝をしてくれました。 万歳。 良い塩梅に疲れも取れた状態でクリスマス会準備に突入。 今日の主役は完全に子供なので、黒子役に回るのですが、黒子が大好きな私。 ええ。 今回も、気がついたらプログラム用の紙を折り折り折り折りしてました。 この季節、ペーパーのお手伝いしてーという方がいらしたら私を呼んでください。ただし寒いので家から出ませんが(矛盾しすぎ)。 しかし、プログラムを作った先生もさりげに「ねえ? プリンター詳しい?」とか言って、いーや全然詳しくないっす、と答えると「手差しでやりたいのになかなかできなーい」とおっとりおっしゃっていて、なんだろーなー、潮風は吹かないけれど、やっぱりこだわりを持つ人にとっては、既成の紙より手差しで自分の好きな紙質の方が良いのね〜と思ってみたり。 プログラム用シールは、どう考えても将来かつくらーになれるね! という感じの、しかも投稿戦士系の少女にシールの位置を考えて貰ったりしてました。 いやあ、のほほんとしてた。 そういう場所を好んで選んでいただけなんだけどサ。 どうも準備してたつーか、売り子前の気分だったなあ(遠い目)。しかもプログラム足りなくて改めて刷ってみたりして、良い塩梅にテンパった感じも売り子気分。 一応子供達の伴奏頼まれてピアノ弾くことになったりしてたんだけど、まーそんなの〜親達は子供達がどうやるかしか見てねーしーというやたらとのんきに構える突然どうしちゃったのこの人は、というくらいのほほんと構えてました。 しかし音楽教室内は完全にクリスマスしていた。 ツリーとか飾りとかサンタさんのぬいぐるみが可愛い可愛い。キャハ☆ 早い。 そしてそろそろ終わりだ。 やっほう。
もう一つのクラスの先生がKOKIAと同じクラスの人だったことが判明したよー。 どおりでな〜んか見覚えがあると思ったら。豪快で凄いと思ったら。 やっぱあのクラス全体が凄かったんだなあああああ(懐古中)。
ふう。 あたいのクリスマスは終わったよ。
自分の中で全て納得してしまい、誰にも発しないもの。 発しようとしないのではなく、完結してしまっているのに、それをどうしようというのだろう。
話は唐突に変わりますが、鬼束さんは、3枚目のアルバムで既に自分を神格化するような歌を歌っていますが。 10枚目くらいの方がいぶし銀の重みがあって良かったんじゃないだろうかと(いぶし銀が好きだからね)。 私は、いつまで経っても「今夜も眠れない〜」とか歌ってる人が好きなんでそんなことを思うのかもねぇ。
朝、妹よりも早くに目覚め、一限の妹より早くに家を出る。 しかもお洒落だけはバッチリに(ただし寒いので防寒も完璧に)。 理由は明快。 慶應大学病院で、早めに終わらせて学校に戻るという任務が(日本の大病院はやたらと混むのでこれが結構難しい)あるのだ。 どっちも外せないし。学校の声楽の補講も、絶対外せないし。意固地なまでに絶対に外させてやんないし(前回先生に忘れられてすっぽかされた)。 必死こいて言ったけど、受付開始時間が始まる時間が分からないので、行ったらまあ、ぼちぼちの時間ではあったが、一番乗りにはなれなかった。つまんねー。 慶應大学病院、朝も早くから、高級車がずらりと並ぶ(つーても国産とか。つーてもまあ……)。ポイントは全部運転者つき(つーても白い手袋はめて無かったりとか、あやしいもんやけどな)。 マア、まるで病院ドラマ黒々しい部分のようで閣下こーゆーの大好きよ、トキメキトキメキ、とくだらないことを考えつつ、受付を済ませ、少し人気のない待合いソファで読書に勤しんでいたら 「すいません、盗難多いんで、大丈夫だと思いますけど、鞄気を付けて下さいね」 と空っぽに近い財布を持つ私に声をかけてくれた人はダンディなオジサマでありました(センサーが感知)。 あの人は今何処へ……。あっという間に消えてしまったけれど、私服のあの人は何者だったのでしょう。 そして朝も早くから、中に呼ばれる。 聞こえてくる、「良いお年を〜」の言葉に、季節を感じる。 病院から「良いお年をー」という言葉が聞こえてくると師走もそろそろ終盤だなあ、としみじみする私は何か人間の作りを間違えてしまった気がしてならないので、私に声をかける時は「良いお年を」以外が良いなあ(一度注文つけたことがあるけどな)。 んで、私の診察でした。 最近、やっと顔が正視できるようになってきた。 ……かわうい……(正視して感想はそれですか?) 「元気だった?」 と言われたので 「いいえちっとも」 のようなことを返してしまいました。 I'm fine とか言えたら良いんですけどねえ、この1ヶ月の何処にfineがあったんだ、ファインじゃないだろ、フィーネ間近だっただろ(フィーネってイタリア語で終わりっていう意味でっす)。 手の診察とかされつつ(当たり前だ)痛いんだよー痛いから弾かなかったですと言うと 「弾かなくていいの? いいの? 本当に良いの?」 と言われました。 ……悪い? 脅迫されている気分です。 確かに昨日の声楽の伴奏をサボったのは私。 先週のレッスン笑った誤魔化したのも私。 痛いの。 もう、今日のこの日だけを頼りに我慢してきたんだからっと言う(嘘)。 つか、雑談が多かった……。 アシュケナージさん(何故かさんづけ)とのアブアフェアはそんなに楽しかったかせんせー。 せんせーがする弾き真似の手に釘付けになる私は確実に手フェチ。手フェチな目に自分で気がついて目をそらそうとしても、気がつくと目がいくのは 手。 とは言え、相手も「そうかー、この手がリストを弾くのかー」と手をさすってくるんで、手フェチ同士のじゃれあいなのかもしれん……。 手フェチの集い。 ところで会話中、ガングリオンはずっと揉まれていたんですが、これはギャグセクハラか何かでしょうか。ハッと気がつくと揉まれつづけていたガングリオン。多分、全てに於いてどうしたら良いのか分からない存在になってるんだな、ガングリオン。まあ胸と違って揉まれて大きくなるもんでもないし(大きくなられても困るし)。 調子が悪いとしか言わない(だって仕方無いじゃん!)私に、せんせーは特効薬を出してあげよう、という。なんかあやしい。 「アシュケナージさんもね、これ飲んでるんだよ」 「……(あんまアシュケナージ派じゃないので、yesと言いかねている)」 「こないだね、ポリーニさんにも出したんだけどね、very wellて言ってたよー」 「(激しくポリーニ派なので、脱力してしまう、もう好きにして)」 音楽家用の安定剤は特別なのかと思いきや、画面を見ると、とってもみんなが飲む薬だったので思わず 「ああ、なんだ○○○。○○か……」と呟いてしまう、薬マニア。 言えない……神様ポリーニやアシュケナージが普通にこれ飲んで「ハッハッハ! ドクター! ヴェリーウェル!」と電話に向かって喜んでいる姿を余り想像したくない。そして同じ薬を飲んでいるからって、多分ちっとも嬉しくはなれない……。ポリーニが激しい緊張する人で、楽屋から舞台までドアが一つでも閉まっていたら舞台に出られないくらいだっていうお茶目さんな噂はこないだ聞いたけど。 じゃあ薬を飲んだらドアを自分で開けられるようになるのか!? とまるでアンチ薬な人のような事を思う私。 神様には神様のままで居て欲しかった……(ガクッ)。 そして最後に「先生が治してあげるから」と膝をポンとされて診察終了。 手セクハラはなんとも思わないが、膝を叩いたらそれはセクハラだ。なぜならば私は膝フェチでは無いから。 言うことが意味不明ですが、なんか幻想が溶けたなーと、そういう事です。 藤木には藤木のままで居て欲しかった……(笑)。
そして帰りがけにサンドウィッチを買い、保健室で食べて寝(またの名を失神)親からの電話を即座に切り、声楽の合わせ、そしてレッスン。 今日はねー。 万歳しながら歌う、とか。 手裏剣投げながら歌う(笑)とか。 もう、手裏剣投げながら(持ってないです、投げる振りだけね)歌ってるとテンションおかしくなって歌ってる最中に笑っちゃうんですけどね。 先生も伴奏者も「そっちがいい!」て言うから、私これからは手裏剣投げながら歌いますね(プププ)。 アリアの最中に「あなたなら、分かってくれるでしょ?」みたいな歌詞があるんですが、歌っていると、こっっっっっっっっっそり先生が「si〜〜(うん)」と歌ってくれているのが激しくツボにハマっていましたが、笑うのはレッスンが終わるまで我慢しました。 分かるのか? 刺繍の薔薇を作り出してそれに囲まれるのが幸せな女の気持ちが。 オレにはわからねーな(ヲイ)。 でもせんせー可愛いから許すー(今日はこればかりですね……)。
そして商店街を歌いながら闊歩してお茶をした後、商店街を歌いながら帰る。 「歌いながら歩くと人が避けていくってホントだねえ」 おお。私はさながらモーセか森田か(笑)。 二人して「みっちゃんが! みっちゃんが死んだのは僕の所為だーズガガドガガゲーン!」とか叫びながら歩いてました。 あの楽譜どこに消えたんだろう……良い曲です、三善晃の「あの日から」。
何も無い一日が最高だって、あたい言ったじゃん。言った矢先にこれかよ。
今日はうちの学校普通授業が最後の日でした。 ……学校に行けなかったんですけど(「体調悪くてサー」(←友人の口癖)が原因)ある日突然絶叫するくらい体調が悪くなるなんてっ。 声楽の伴奏がそんなに厭か? 厭なのか? と自分の頭に問いただしつつ。 朝5時にサワヤカに起床した時点であやしいと思えば良かったのに、のんきにゴボウをささがきにしたりして、主婦のようなことをやらかし、あまつさえ妹にご飯を食べさせて、とどめに自分も食べた。 「お姉ちゃんどした〜? よく食べるねえ」 「フッフッフッフッ」 この勝ち誇ったかのような笑みが、次の地獄を誰が予想しえただろうか。 突然ご飯食べたから、体が「うひょ?」と血流が大暴れ。もしや私は今まで拒食だったのか? と悶えていたら、血流が解き放たれた為、昨日までは首こり肩こりで済んでいたものがとうとう頭痛へとやってきました。 ああ、来やがった来やがったよ、最も忌むこいつが。 頭痛が余りにも激しくて吐き気と戦う羽目になるけど、意地でも出さない。だってめんどくさい中頑張って食べたんだもん、これ以上体力消耗して吐いてまた疲れるのヤダ。 そこら辺にあった頭痛薬が効いてくれなくて(○キソニン)絶叫しながら1回失神。その後、「ベッドマットが悪いわ」と妹のベッドに乗り換えて、寒さに打ち震えながら失神しなおす。 妹の部屋は網走刑務所のように寒い。 寒いので「網走刑務所」という看板を妹の部屋に張り直したくらいだ。 今日は声楽の伴奏。 とは言えこの状態で行けるとも思わない。 思わないけど連絡もままならない。 連絡しようと口を開いたが最後、吐くよ、電話に。 携帯電話を握りしめながら(ちゃっかりと電源切って)意識失ってました。 久しぶりにテレビのあるところに行ってみたけど、ワイドショーの内容がサッパリ分からなくなっていて、プチ浦島太郎。
2002年12月09日(月) |
ハメハメハ国ニッポン |
何一つ特筆すべき事無い一日が一番素晴らしい。
月曜日は休日なので、昼過ぎにゆっくりと起きたら。 そこにはうにゃうにゃと満足げに眠る(昨晩「絶対学校行かないとねッ!」と言っていた)ピロピロを発見。 み、見なかったことにしていいかなあ、お姉ちゃん。 もう昼からの授業も間に合わないもんね。 ああ、折角の休みの気分も半減だぜー、畜生。 昨日おさまっていた温泉衝動がまた復帰。 でも自分のとこの沿線上に温泉が(割と近いぜ)あることを発見。 「うおおおおおおおお、行く! 行く! なっにが何でも行くのじゃああ」 本当は芦の湖畔でゆっくり沈むか否か考えたかったのだが(笑いたかったら笑え)日取りが無理だったのだな。気がついたら予定がパンパンだった。 うーふーうーふーうふふふふぅ(泣)。 温泉行くの〜行くの〜(各方面同行してくれる人連絡を待つ!)
いつ起きたのか記憶に無くて、いつから行動しはじめたかも全く覚えていないけれど、兎角起床したら寒かったので、慌てて暖めたら、熱くなりすぎてしまった。
丁度良い温度になった頃に妹が起床して、私のテリトリーを内外共に荒らす。 現実世界に引き戻された感じで、大切な感覚であることは分かっている。 日がな一日、何も無いのに笑ったり泣いたり嘆いたり激昂したり暴れたり、 歌って歌って歌を作って気がついたらあっち側の世界だった、そればかり繰り返していたら、きっとあっという間に現実の方に帰れなくなってしまう。 バランス感覚が必要なんだ。
友達から『アムリタ』みたいだね、とメールが来たので、1日読み返していたけれど、全然ピンとこないんだな。 昔から、その友達には「吉本ばななに出てくる小説の主人公みたいな人だねえ」と言われていたが、どうもピンと来ないんだな。 うーん。 まわりに「宇宙を作った人はあなただよ」と言われたりとか(さらこさん妹の発言)しているから、何かしら放っているんだろうとは思うけど……私、宇宙作ってません、そこら辺よろしく(て言ってるんだけど、聞いてくれた試しが無い)。
情緒が安定してなくて、フラーフラーとそのまま、気の向くままにあっちこっちに飛ばしてみた。 色んなところに飛んで、沖縄に行った気分になったりして、温泉願望今回はそれで収まったような気がした。 嗚呼、あいかわらず安上がりな私。 感謝の想いで一杯になりすぎて過呼吸を起こした。 手が痺れて動けない……。 風呂がまジャバしてたから、多少困った。 あれって、本来どのくらいのペースでやれば良いのだろう。 妹が使った入浴剤の色がどうにも取れなくて、大掃除の域に達している。 そういえば大掃除の季節だ。 どこから手をつけていいものやら、途方に呉れる毎日。
と、とりあえず本棚増加だよね……(かつくらー万年の悩み)
夜、メールで初雪報告がありました。 外に出たいなあ。
最近微妙にアラームに気がつくのにコンマ一秒くらい時間が違うなと思ったら携帯の音量が1つ下げられていた。 細かい。 細かすぎるぞ、私の耳。
そんなことをさておきまして。 無理無理に起きようとしたら、全然起きられませんでした。 なんじゃこりゃ。 吐き気がするのじゃ。 世界が回るような感じじゃ。 久しぶりに自律神経が伸びきっておるよ。 『トリック』を観に行く予定だったのもキャンセル(しくしく)。
今日は眠ってます。しくしく。 吐き気、とか言う割に食べたし。フッフッフッフ(壊れた)。
週末って、疲れが出るものなのですね。 普段、月曜から働いたりしないもんだから、そんなに金曜日にマキシマム疲労、となっている訳でも無いのですが、今週のこの疲れは、水曜日に美容院に行った時の筋肉疲労が祟っているものと思われます。 肩が凝ったままなんだもん。
午前中それなりに早くに起きたのに、午後までうだってうだってぐずぐずぐずぐず一人で嘆いて、アルバイトに行く。 行くと元気になれる、と思いきや。 眠たい……。 来週、さりげなく気がついたらピアノ弾かなきゃいけない人になっている事にも気がつかないくらい眠い。いつもより楽譜が読めるくらい眠い(変だ)。2個目のクラスで、机につっぷして寝ようかと思うくらいに眠たい。それは流石にやめておいたが、生徒の間違いに全く気がつきません。
帰宅するころに、瞼がヒクついて、 「ああ、これって何かの精神症状だったような……」 名前が思い出せずにそのまま眠りました。 退院して1週間、普通に生活しすぎたら(というよりむしろいつもより密集)ダメね。
2002年12月05日(木) |
クラシック、WE LOVE MUSIC! |
朝起きて、昨日買ったチョコクロワッサンを食べる。 桃フレーバーティと一緒に。 桃は私の癒しアイテムなのだ。 気が付いたら食べ過ぎていたらしい。 しかも気が付いたのが食べた3時間後って……。
うえ〜うえ〜と唸りながら、タワレコに行く。 今回はJ-POPのコーナーは予約と取り寄せだけ行って、クラシックでハメハメられた。 うおおお。 最近クラシックってCD安いじゃん。 腱鞘炎で弾けない分、突如切なくなって、BGM聴いてたら泣けてきた。 泣きながら大量に購入した。 軽く10枚はあるんじゃないだろうか。 治るまでに聴ききれるんでしょうか。 ミサ曲買ったらありましたよ、「ドナノービスパーチェム」が。ええ、「アニュス・デイ」の最後の節でした。 つか、こんな至極一部分な一説をどうやって発見したのか、更に深まる佐藤さんの謎……。 私は、意識してない間にミサ曲の中でこの説を一杯聴いていたんでしょうねぇ……(遠い目)。 タワレコから、エセさんに「リュリありましたよ、2枚組でスペシャルプライス!」と送ったんですが……さて、エセさんはどこまでルイキチ道を突っ走るのであろうか。
へたれこむように帰宅前にコンタクトを買いに行ったら、店員さんにもドクターにも「18時間もつけてるのは目によくない」と言われたが。 サバ読んだのになあ(笑)。 2時間睡眠の時、流石に目がショボってたのはその所為だったのか!
夏に買った、当時ピッチピチだったヒップハングジーンズ、今日もまたボタン外さずにずりずりと脱げる。 何かの危機を感じて、夜ご飯も無理して食べる。 途中でしんどくなってきて、 「イクラが可哀想だよ」 と呟いた。 なんか、魚住君病? キャラ的にはピロリンの方が魚住君っぽい外見なのだが。 つかむしろオレ様は久留米系と言われる。
今日は、疲れました。 メソメソ。
朝、とは言え昼にほど近い頃にインターホンが鳴る。 ピロピロ、いい加減寝坊に気が付くか否か(過去インターホンが10回鳴ってもスヤスヤ寝ていたので気になっている)見に行ったら、それよりも少し前に起きていた様子だったので、仕方なし、私が出る。 「お忙しいところすいません(中略)クリスマスにちなんでキリストのお話を(以下略)」 「……は?(背後でピロピロが余りの私のつっけんどんさに吹き出す)」 「あ、ですから(以下略)」 最近どうもしゃべらせ放置プレイが私の中でブームなのか、しばらく聞いている。 何に「は?」てキリストの誕生日にちなんで話されたら、誕生に至るまでから誕生して死ぬまで全部語りたいってそういうことになってしまうでは無いですか。 『駆け込み訴え』や『ジーザス・クライスト・スーパースター』にちなんで死ぬところを語る、と言うならちょこっと聞きたいですが。いくらなんでも長いだろう、人の一生は。あ、人じゃねーや、神様だ。 無難に断ってみたら不服そうにするので 「やっぱ、南無阿弥陀仏ですよねぇ」 と至福の声で答えたら 「はあ……」と異世界への拒絶で返された。 なんでだ。 私が例えばあなたに向かって阿弥陀如来の素晴らしさについて語っても良いですかと聞いてもそれは平等じゃないのか? 違うのか? まあ、何かと多忙なので何も言わずに切りましたが。 一度はやってみたい「カルラ神教ですから」という切り返しだが、勇気が無い情けない私である。 朝から神様系に出逢いました。滅多に無い事なので貴重な経験だぜ昨日の天罰。流石。実はイエス様だったのか。
学校の、まずピアノのレッスンに行って、30分遅れて行くからよろしくという電話を昨晩夜半遅くにかけたのだが、レッスン30分押していて、やっぱり先生は愛妻弁当を食べていた。ので私は今回は部屋を出てソファに座って休んだ。 かれこれ20分は話し込んで、それからちょっっと弾いていたら二人でハッスルしてきたら、時間延長30分だった。 おいおい。 次の人に迷惑じゃねーか。 「手が痛いよう痛いから弾けないよぅ」とどうも難しいところだけすっ飛ばして楽しく弾いただけの気がするが。 すみませんでした次の人。
で、次が歌のレッスンの筈だったんだが、部屋に行っても先生が居なくて、その部屋に居た人に「先生はっ!?」と訊いたら、さっきまでは居た、という。 学校中を一度走り回って、それから「ダメだー!」と絶叫したところで伴奏者が「自宅に電話して、奥さんに携帯番号を貰えば良い」という案が持ち上がったので、奥さんに苦笑されつつ携帯の番号を貰ってかけてみたが、かけどもかけども出てくる気配が無い電波の届かないところにいらっしゃる。学校近辺で電波が悪いところなんてほとんど無いので何処だー! と真剣に絶叫しながらかけつづけていたら(本当にしつこくかけてみた)やっとこさ先生が出てきた。 「今? あかばねー」 「……は?」 今度は朝の天罰なんでしょうか。 うちの学校は、赤羽という駅から程遠いです。 どうやって瞬間移動したんでしょうか、あなたは神様? 「ごっめーんまた忘れてた。前の人が休みでサー」 「こ、この落とし前どうやってつけて、じゃない、私はどどどどうすれば良いんですかぁ?」 「いやあ、来週やるからー」 ……天罰、ここに下る。 イヤだイヤだとごねたところで始まらないレッスン。 私は昨日から何をあんなにハーマイオニーのように呪文を唱えていたんでしょうか。イタリア語は呪文に似てる。自分に訂正を入れる自分がハーマイオニーなので完全なる一人芝居なのだが。 「ノットレビオザ〜」ってそんなイタリア語はありません。 女子トイレで泣いちゃうぞ。 というのはやめて、保健室でしょぼんしました。
次に美容院の予約を入れていたので、お出かけ。 行きかけにKOKIAのインタビューを読む為に「原宿スタイル」という小冊子を貰って、美容院に到着。 「ビビアンスーにしてくだひゃい」 果てしなく遠い注文をつけるのが客というものである。 まあ、あらかじめ携帯電話で「これから途方もなく無茶な事言うけど良い?」と言っておいたので、うにゃる髪の毛以外には、当日の動揺は無かったが。 ちなみに「ダメ」と返されていたが、無理矢理言って切った(笑)。 ストレートパーマをかけてもらう間に、仲間由紀恵の可愛さについて私が熱く語るも、1名は「まあ、許容範囲」と許されざる返答を出すので、そんな人には冷たく対応。一緒に盛り上がってくれた人とだけ話を進める(笑)。 ストレートパーマをかける間は元気だった私も、段々眠たくなってくるのであるが。 今回、どうも渡される雑誌渡される雑誌がギャル系ばかりで、途中吐き気を催しそうになって、「雑誌、代えて〜〜〜〜〜〜」と、6年のつきあいのサトシに泣きつく。 18才でoggiを渡されても困って困って仕方がなかったのだが、何故この年になって突然、なんかよく分からない裏原宿系統の雑誌とviviとcancamなのか(綴りも覚えてない)。ブランドばっかり見てたら酔ってきたよー、と思わずぼやく私。 若く見て貰えるのは良いのですが。 色んな美容院に、それなりに行ってはみましたが、高校生だった頃にヴァンサンカンを置かれた時は、泣きそうになりました(その頃は主張出来ない子だったので大人しく読まずにぼーっとした)。ヴァンサンカンとは、25才っていう意味なのです。 まあ、よく27才に見られるとは言われてたから、沈んだだけで済んだけどさ。 ストパとカラーとカットしたら猛烈に疲れた。 「お、お腹空いた……」 空腹を、数ヶ月ぶりに感じる。 そういえば朝から何も食べずに22時前。 とりあえず終わって直ぐに近くのカフェに一人で入って、こっそりあやしい本を読んでいた。 この女、どこの系統にも属せないと見た。 デザートを頼んでみたら、ホットチョコレートケーキという名前のケーキが、実は、市販の「もこもこ」とかそういう電子レンジで温めるケーキにアイスクリームを乗せたものだったことが判明して大ショック。 ガトーショコラみたいな、固いチョコレートケーキをほかほかに暖めて、フォークを刺したら、中から熱いチョコが溶け出してくるケーキを勝手に想像していた(リアルに幻想してますね)。 そういうケーキが食べたいよう。 おお。 食欲の冬到来。 太らないととか、食べないととか、痩せないととか、食べちゃダメとかそういうことの為に食べ物ってあるんじゃないよね。 「食べたい」ていう衝動(衝動は言い過ぎか)美味しく食べる為に、一つ一つの食べ物は存在してるんだよね。折角だから美味しいものを美味しく食べたい。 というわけで帰りがけに焼きたてチョコクロワッサン購入。 食べながら帰宅。 というのも、なんだかんだとこないだ痩せた後に買った筈の細身カット無しのヒップハングのジーンズが、ボタン外さずに脱げる事が判明してしまい、このままでは折角のジーパンを妹に奪取されてしまうかと思うと寒気がするので(妹のジーンズをはきつぶしたくせに)ファイトでぼんきゅっぼんになろうと思う。 ぼん。 きゅっ。 ぼん。 どうやったらなれるのだ、峰不二子。 教えて〜、ふ〜じこちゃ〜〜ん。
2002年12月03日(火) |
サディスティック 先生、それはやりすぎ! |
アダルトビデオの題名のような、久々のバレエのレッスンでした。 別にレッスンに行けば良かったんだろうけど、単にサボってたら股関節が痛くなって、ああこれはそろそろ運動不足が祟ってるなと痛感したんだな。 寝相が変なんだもん。 パッセでどんどん股関節開いて行けば、そりゃ痛いって。寝てる間ずっと。 ちなみにパッセって片足を伸ばして、もう片足のつま先を膝に持ってくるんですが、もともと体が柔らかいので全てがベッドに付いている状態です。それで体を寝返ってみよう、畳む方向じゃなくて開く方向に。 ……普通出来ないから、真似しないように(笑)。 バレエのクラスに、男性が一名おりました。まるでミュージカル俳優のように格好良かったよ。細腰だし。 ま、歌は聴いてないのでしらないですが、先生に質問しに行った時にやたら滑舌良く、かつ声がよく通るので、多分そうなんでしょう。 今日も勢いよくサドかっ飛ばす先生。 初心者が飛ばないと、そこら辺にある鞭を取り出して…虚構を入れそうになった。すまぬ。ちょうど手元にあったエアロビクス用のゴムのヒモを取り出して(充分エロいが)持った時点でサディスティックに見えるのだが、ヒモを足の下に通して、引っかかるとブーっていうゲームをはじめだした。 うおお。 腐れスイッチの入った私の目線にはもう只の何かのプレイにしか見えない。 ま、青年は飄々とストレッチしててそれがすっごいつまんなかったんだけど。 最後に一言。 「4回で済む訳ないじゃん!」 と嬉しそうに怒ったところで私の腰が砕けました。 嗚呼、真性のサドだ。 レッスン終わって、くたびれた私がぼーっとしていると、気が付くと青年が先生のところに質問の嵐をぶつけていて、私はそれをぼーっと聞いていた。 気が付くと私一人になっていた。 すっごい居所のなくなってしまった私は「肋骨閉めるって…どういうことですかっ!?」とか質問に一瞬混ざって「横隔膜閉じるんだよ」と返され、なんか納得してしまい(?)去ることにした。 後は先生(男)と青年二人きりが密室で二人きりで何をレクチャーしはじめるかは、各自の想像に任せることにする。 案外先生、○けもいける気がしてきた今日この頃(青年の所為)。
終わって声楽の伴奏に駆けつける私。 一つずつ問題点を探る。 だから、私がまず心を閉ざした演奏をしている事が重大な問題(欠点だよ)なのだが、開いてもあんまり返してきてくれないのがさりげなく寂しい。とても寂しい。 伴奏とは言えアンサンブルなんだから、私が呼吸入れたらそれも聞いて欲しい。歌は呼吸いるの当たり前だけど、私も一緒に入れてるの、気が付いて! 伴奏と一緒にして音楽なのであって、今日は喉の調子が良いから歌えるわ〜という歌を気持ちよく歌う為に尽くす為にいるんじゃなくて……。ああだから私は向いてないような気が……という結論に至るじゃねーか……。悶々悶々。 こっちからアクションしかけていって、返ってきたら凄く気持ちが良いんですけどね。まず向こうからこっちにもなんか欲しいんだが……というかアクションしてるつもりなんだとしたら、受け取ってない私に問題が……悶々悶々。 ダメだとりあえず先生に質問をぶつける。どうして欲しいのかどう弾いて欲しいのか先生に質問する。 嗚呼、なんか間違ってる気がする。先生を通すって違う気がするんだが。 先生に質問するとたくさん難しい注文が来るから、それをこなすだけで精一杯だ。 よし、これで行く(もう末期)。 もっと侃々諤々しつつ、案外侃々諤々すら無く通じ合えたり、音楽ってもっと……(鬱々鬱々)。 末期症状。
保健室に、レピシエの『夢』というフレーバーティに、100円の飾りのお花をつけてプレゼントしにいく。御心配お詫びだ。気持ちに気持ちで返すというか、大切なチョコのお礼なのだ。 『夢』をお店みたいにして缶に開けて、その上に花を飾るとすっごい可愛かった。 お部屋のインテリアとしても可愛い。
帰りがけに、いやはやとんだ出来事があった。 自転車で帰っていた時に、自転車が2台くらい連なっていて、油断したおばさんの横を警告音鳴らして通ろうとしたら、後ろで「切れたっ!」とか叫ぶから、怪我でもあったら大変だと思って立ち止まったら、どうやら洋服のボタンが取れてブチ切れてしまったようだ。 私の所為で。 最初に一応、切れたと聞いた時点でびっくりしてごめんなさいと言ったと思うんだけど、そういう言葉は聞こえなかったらしい。警告音も聞こえる訳がないらしい。 「弁償してよ、高いものじゃないけど」とか言ってたんだけど、どうやら無理なところを通ろうとしていた私に非があるらしい。 でも道路。一般道路。みんなが通る道路。 「車道であなたが聞こえるまで待っていたら私があなたの背後で死んでしまいますが、それは良いんですか?」 「いいわよ!」 「あ、そうなんだ。じゃこれからやりましょうか?」 「そんなことより直してよ! 今すぐこのボタン直してよ! あんたみたいなヤツ死ねばいいのよ、死ぬ前にこのボタン直しなさいよ」 目でボタン探したんだけど、車道にでも出ない限りどうやらそれは見当たらなさそうで、一応人が通れるところは全部目で探したんだが、見当たらず。 「無理です。私、神様じゃないし」 笑顔になってた。 「知ってるわよ、神様なんていないわよみんな人間よ。人間よ!」 ……? 「だから私神様じゃないって言ってるんですけど?」 口角つり上がってきた。 「あんた、凄い人ね、ホント凄い人ね! なんなの一体!? ホント凄い人ね!」 凄い人凄い人とずっと言われ続けていると、褒められてる気分になれました。 「有り難う御座います」 素直にお礼を言ってみた。 一応、「お怪我が無くて幸いです」とかいう、火に油を注ぐ台詞はぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐっっっっっっっっっっと我慢してみた。 大人。 「あんたの顔、絶対忘れないわ、一生忘れないわ」 と言いながら自転車に乗る。青信号なのに気が付いたらしい。 「でも私、顔変わりますよ?」 ちょっと素朴に思ったことを口に出してしまった。化粧によって顔変わるし、十人並みだしなあ。次に会っても絶対気が付かれないと思うんです。 「いつか絶対天罰が下るから!」 捨てぜりふをはくおばさん。 うーん、更年期障害か何かなんだろうか。耳の聞こえも自由自在だし。 さっき神様居ないって、先に叫びだしたのはあなた。 私は別に肯定するならそれでかまわなかったんだが。 「楽しみにしてますぅ〜」 と返しておきました。 やだなー、洋服のボタンが1個取れちゃーう。 てゆか既に洋服のボタンなんか色んなことで10個は軽く取れてるし無くしているので。 その天罰がおばさんに下ったのか。 それとも私の洋服のボタンがまた1つ消えるのか。 気にせず着ちゃうこの私の性格を、天罰を下す、(どの神様だー!)神様は知っているのだろうか。 とりあえず、本当に本当に、切れたと聞いた瞬間に怪我を心配したので、怪我が無くて何よりでした。
久々に人前で人格が交代してしまった。 まだ揺れやすい人格。
死に神の名前名乗っておいてなんですが。 「生きていたい」と必死に心で叫び口に出して言って呪文のように唱えてみて気が付く。 「ああ、またしても死が隣にいる状態にきてしまったなあ」と。
役作りとは言え、『エリザベート』でトート閣下やるってなってから、ずっと「死ぬ」ことについて、役のお陰様で四六時中考えて辛くてしょっちゅう発狂しそうになっちゃ歌って誤魔化してたりとかしてた(←そんなんで誤魔化される私も単純だ)けど、またその状態に戻ってしまって、非常に疲れる。 もう公演も無いのにサー。 結局、エリザベートという人間の死の欲求タナトスの具現化がトート閣下だったんだよな、と私なりの役解釈。
生きている実感が少ない状態というのは、ピアノで舞台に立つには非常に危険で、分かってはいるんだけど、仕事の関係上仕方ないので、今日は歌の伴奏で舞台にいってきた。 ちょうど学園祭で立った舞台にまたしても。 「あら、今日は可愛いじゃない」 ……カチンとくる私は心が狭いなあと思う。 愛想笑いでそんなことないですよ、と首を振る間も与えず、 「これからデート?」 などと言う、そんなあなたの神経がいちいちキンとくるあたり、まだ全然神経が立ち直って無いじゃないの過敏すぎるなあ、と思って、むーんと唸る。 今日はあなた様のお歌の為にメイクをさせていただきましたが、いかんせんピーリング中の身故に肌がかさついておりまして、それを誤魔化す為と面倒くささが手伝って、アイラインオンリーのメイクという非常に手抜きになっております。そして美容院に行きたくてウズウズのこのプリン頭。 そんなあたしを「今日は」可愛いと言ってくれてどうも本当に有り難う。
そして、舞台で再び弾いてみてやっと悟った。 「この人とは根本的に相性が合わない」 私、伴奏とか合わせとか室内楽とか大好きで、自分のそっちのけでやるくらいだった時期まであったのにどうしてこんなに合わせ、という単語を聞くだけで蕁麻疹でる程鬱々してくるのか、分かった。もう日本語が通じないことなんかじゃない。 お互い、テンパると感応しあって最悪の結果に……。 緊張が伝わりあってどんどん空回りが悪化していき怖い。 あーうー。私が悪いんだけど。 でも、相手によっては、テンパってる人を「頑張って」と押さえたりとか出来るんだよな。音楽の会話が出来るのに。 ダメだー、はじめての壁。 まずは日本語でコミュニケーションすることが大切なんだろうか。 誰か教えてセニョリータ。
終わって、保健室に行った。 ちょっとナーバスで危なくなってる先生に、今回の事言ったら泣かれた。 びつくり。 せんせー大丈夫? 私は今も昔もずっと生きたいって思ってるよ。と伝えた。 快気祝いだよ、とせんせーからレピシエのチョコレートを貰ったけど、ドレッサーの前に飾っておくことにした。 衝動が起きた時、誰か一人、私の事で泣いてくれた事を、思い出す為に。
何もない日曜日たゆたう中で考えるがどうにも実感が沸かない。 どっか、悲壮感漂う自分を敢えて遠くへ押しやってしまっているのは分かっているけれど、呼び寄せようとも思わないので、そのまま日常生活を送っている。 だから、ソレに近いものが突然降ろうとすると、ホラー映画の主役みたいな悪寒が走る。 「一、みっちりお話する。二、少しお話する。三、しない。どれにする?」 「しない」 笑いながら言ったけど、恐怖の余りだった気がする。
一日中、ずっと生きてる気がしなくて。 いや、生きてるから考えてるし、生きてるんだけどさ。死にかけたのかな? なんか、色んなものが近くて遠いような不思議なところに居て。
駄目だ、肉体が生きているんだけど精神が半分以上どこか飛んでいる。 たまに還ってくるのか、何故か涙している。
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