世を忍ぶ仮の日記
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2002年11月30日(土) 体内バランスアンバランス

か、体が重たいです。
1キロ太ってたし!(饅頭カロリーの所為だな? うおおお恐るべし点滴魔力。もういらねー)
下剤切れたら激しく○ピーだし。
重いー重いー。
というわけで、夜中から、体中から出るエネルギーに任せて踊ったり歌ったりしてみました(ノーコンタクトノーライト)。
うーん。
もう1度病院入れられるかもしれない。
バレないことを祈る。
暇なので、日の出と同時に洗濯とか掃除に勤しんでみました。
笑顔で言おう。
「いやあ、あたしの部屋って、汚いな!」
フー……。朝日の燦々と照らされるホコリ。
ここのところの心の余裕のなさが、一目瞭然になった瞬間だったな、朝日。
掃除はカーテン開けてやりましょうね。
ちなみにカーテンも洗っておきました。


火事炊事掃除洗濯終えて一段落つけて、ピアノをがじがじ齧りはじめていた頃、会計を終えた父と食事ということで。
もう3日分は食べたよ、というくらいに食べた。
しかもエネルギーになりそうなものばっかりを。ニラニラキニラ。中華はスバラシイです。
終わり際に頭の血の気がザッとあがってザッと下がって深呼吸という科白を言われてさようならしまして、買い出しを開始。
そうか。今書いてて気が付いたけど、頭に血が昇って下がって、みたいなことがあったから脳味噌疲れちゃっているのね。なんとなくそんな感じだわ。
帰ってからママンに眠りつつ電話して、眠った。
起床22時半。
さてどうすんべー。
どうもしないべー。


2002年11月29日(金) 回線が切れてる

ちょうど仕事に行く時間くらいに目が覚めて、重たい体を引きずってアルバイトへ行く。
視界がおかしくて、ぼやけて見えたりやたらしっかり見えたり、見える物が少し不思議だと、考えることも少し変だ。
で。
気が付いたら到着がギリギリだったんですが、原因が思い出せないんですな(←それが言いたかったのか)。
うわあん、最近子供たち、クリスマス会前だから気合い入れて早めに来るよー。先生は事情も言えず、笑顔で挨拶して授業開始さ。フフフ。
子供が振るクリスマスベルを間違えるくらいの集中力しかありませんが、これでも金貰うつもりなのでしょうか。卑怯だなあ、世の中。一応ピアノを弾いたんですが、楽譜と鍵盤と自分の手の距離感が測れなくてびっくりしました。弾くのはあんまり不便しなかったんですが。多分いつもと同じくらいミスした程度ですが(笑)。←笑い事じゃない。
授業前半はまだ体に下剤がどうも回っているっぽくて、なんか色々辛かったなあ、というくだらない思い出があります。



帰りがけ、友達とお茶して、皮膚科へ。
「いやあ、こないだは、折角治りかけたニキビがまた出てきたと思ったらすっごいショックだったんだけど、治りかけてて良かった」
のようなことを言う先生。
1週間、言うのが遅い。
この男、さぞブイブイゆわせた感じに見えるが、実は言葉足らずが祟って数度女に頬をひっぱたかれてはなかろうか、私生活。
などと人の私生活を勝手に想像しちゃいけませんよー、医者妄想(ただし妙に健全)。
携帯電話をうまくかわして、渋谷で買い物。楽譜とかサ。再び音楽の友をパラ見して「グリモーくん、そのあどけなさ○けは犯罪よ、表紙」と言いたくなってみたりした。与えられた食べ物とか「わああい」とかって食べそうだ。で知らない人でもついていきそうだ、駄目じゃんグリモーくんそっちは駄目だよおおおお(妄想が止まらなくなったらしい)。




再び細かい買い物を大量にしてしまったのですが。
帰宅からの記憶は飛ぶし、買う時も自制心プチ切れてるし。
ああ、カチ切れてる。


2002年11月28日(木) ICU

目が覚めたら集中治療室でした。
起きて最初に思った事は、小説のように「これ夢だよねえ」だった。
コンタクト無いから何も見えないけれど、とりあえず色んなところにチューブが付いているから、身動き取れなくて、むごーむごーと動いていたら、当たり前だが止められた。
近頃胃洗浄はやらなくなったのか、時間経過を姑息にも微妙なところでずらして報告したからか、胃を洗う事はされませんでした。
お前一回胃洗われて来いよ! て数度思ったことはあるんですが、本能って卑怯ですね。えへ☆←バカ。
鼻から活性炭素を入れて体の中のヤバイものを出すんだそうです。で点滴が1時間に100ccと、全部説明してもらいました。
点滴の説明された時、「ほほう、てことは、1時間に饅頭1個のカロリーなのね」とか、しゃべる元気がなくて幸いです。饅頭何個ぶち込まれたんだろう。体重計が怖いわん。
喉が渇いても水が飲めない状態(水禁止令発令)なのに非常に喉は渇きますが、暖かな日差しが差し込む朝の集中治療室、隣の方々は非常にせっぱ詰まった状態にいらっしゃるので自分がとてもいたたまれなくなり、
「もう帰りまーす!」などと叫んでみたくなりますが、叫ぶ精神力無し!
何処で調べられてしまったのか(多分財布)かかりつけ医に連絡付いたと報告来た時は、しゃべれないくせに
「すいません謝りたいんで電話下さい」とか訳分からないこと言ってました。いや、今でも謝りたいんですけどね。
痛恨の一撃。
「ならやるなよ」と何処でつっこんでもかまわないんで、いつでもつっこんでくーだーさーいーねえーーーーー。
だって私も出来るなら逝きたい、あ、こんなところで漢字変換天然で間違うな、生きたいもん。生きるつもり満々ちゃんで頑張って生きてる生きる為に病院通ってたんだ、もーん!(絶叫)




コンタクトが入って無かったので、色んな観察が全然出来ませんで、しかもほとんどを眠って過ごしていますし、薬の副作用で意識朦朧としてダメなのですが。
はっきりと覚えていることはただ一つ!
私の担当の女医さんは美人です。
K大病院救命救急、ドラマより美味な女医発見。
コンタクト無くても、近くまで来ていただければ美人センサーが働くし、何より美人の良い匂いしたもーん。
もう2度とお世話にならないつもり(なっても事故とか)ですが、ありがとうございました。これからも美女医師街道邁進していって下さいましまし。




帰ってから、家族でコンビニ弁当食べた。
コンビニ弁当が一番家庭に帰った味がして。
それは変だろうと思いながら、久々に食べるコンビニ弁当がおいしく感じられた。手作りよりもコンビニ弁当が手作りな気がするのは何故だろう。コンビニが頑張っているからだろうか。それだけじゃ無いだろう。ジュースとか麦茶とか。麦茶とか自分で作ったものより買ったものの方が満足度高かったの。
ああ、駄目だ。
そんなことだから味覚障害起こすんだ。
そのうちパンにマヨネーズかけられる。



家族はあいかわらず会話がすっ飛んでいて、会話になっていなかった。
ああ、そっか。
私以外はそれで成り立っていけるから、家族でいられるんだ、と納得しながら、薬の名残で眠った。


2002年11月27日(水) 119

それは電話での会話からの悪化でございました。


○○:「ぐだぐだくだらないことばかり言うな。強く生きろ」
私:「無理です(即答)」
○○:「くだらないことヌカすな。頭を冷やせ!(プチン)」
私:「わかりまーしたよー(ツーツーツーツーツーツー)(ポイッ)」


頭冷やせと命令されて脳味噌含めて全身機能停止させよーとしちゃダメですよー。というのが頭が冷えた状態です。というわけで頭に血が昇った状態で、とりあえず死ぬ準備を整えたら元凶とか色々やってきて。
大量服薬(当たり前の話計算してデンジャーオンリー)してたので、途中から呂律が回らなくなり。
「お前心病んでんのか?」と訊かれて「あーそーかもねー」でぶっ倒れました。やなところでぶっ倒れるなあ。あたしってば。認めたら安心したのか。



だからってヨー! 救急車より先に、意味もなく消防車が来た記憶があって、気のせいじゃないような気がするんだけど、今まで必死に近所迷惑にならないようにしてきた私の苦労を無駄にするような得たいのしれない消防車……頭を冷やす為?



初救急車だったので、必死に覚えておこうとしていたのですが(←確実にアホ)やっぱ薬が回ってて全く覚えてません。チッ(笑・い事じゃありませまん   メッ!)


2002年11月26日(火) 阿久津サブリミナル効果何故かキャビアバー

パパと別れた後、猛烈にキャビアバーに行きたくなる。
気が付くと携帯を取り出して「ハイ! あと15分後くらいに行きまーっす!」とか言ってました。小雨振りしきる中、電車を待つ間から既に阿久津の笑顔でラリラリな二人。エセさん寝てないし。なのに徹夜か今夜も。
ninjaに着く前に「若の女あしらいが上手くなっていてムカ」とか色んな情報をきく。
むうぅ。
ところでどうにも分からなかったサブリミナル効果、阿久津さんを見ていると何故かninjaへ行きたくなる。不思議効果、多分推論にしか過ぎないけれど、阿久津さんのとびきり受け受けしくかついつまでも爽やかな笑顔と若の笑顔がだぶっているのかなんなのか。もう既に不明なのだが、とりあえず「阿久津ー阿久津ー」てなりつつ赤坂見附へ着きました。
バーオンリーで、すとんとはいる。
あまりにお腹一杯でキャビアメニューを見るのも「うえぇっ」て感じだったんで、飲み物ばかし。
最初の方は確か普通に阿久津さんのお話をしたりとかミュージカルの話をしてみたりとか(もう普通の定義が狂っている)。
段々、エセさんがおかしくなり。
「若は!? もう叫び出すよ若出せ若!」とか言いだし(私よりも激しく若若言ってましたが)眠いのねー、ということで会話が段々意味不明に。
てゆか、バーテンが増えてましてね。
トップバーテンが、若の言っていた次期トップなんだけど、2番手バーテンとトップバーテンの確執みたいなのが、激しくツボ。
私が「桃好きなんで、ベリーニ頼んだんですけど、何か桃使ったカクテル……」とか、2番手バーテンに頼んでも「○野に作らせます」と。
な、何故だ、何故自分で作らない!?
……あのバーの向こうに何が……というところで激しく萌え。

しばらくして、バーカウンターに私が行ってたら、2番手バーテンさんから名刺をもらったりして、なんかこの誠実な必死さがツボだー笑えるーとか思っていたら○野バーテン登場。もう、独壇場だぜオレの、というサディスティック丸出しの目線で威嚇して(プププ)話もけっこう、というか十二分にサド。
「ああ、僕けっこう好き嫌い多いんですよ。テキーラ嫌いだったり。テキーラダメですね。あ? 作るのは全然平気ですよ(勝ち気な目)」
ホッホーウ。
と思っていたら、天然お花ちゃん若登場。
何故か耳に煙草さしてて
「はっ! なんでですか?」と問うと、
「すいません。遊んでました」と笑顔で答えてたんですが、一体何をして遊ぶと耳に煙草をかけようかなーということになるんでしょうか。
若、悪ぶりっ子大作戦続行中なのか?(笑)
若は、牡蠣の美味さについて、熱く語りだして止まらない。
私はこれから先牡蠣を見る度貴方を思い出すであろう、というくらいに熱い熱い牡蠣語りであった。
「牡蠣。良いですよねぇ。もう、厨房に余ったら買って帰りたいくらいです。でもいつも余らないんですけどね(笑顔)」
私が、お客様にもやっぱり薦めるんですか? と訊くと。
「いや、もう敢えて薦めないっていうくらい、です!」
ダメじゃん、客商売(あああああああ、面白いいいいいい)。
「牡蠣はナマが一番だと思うんですけど(←この台詞は何度も何度も聞いた)、鍋とかも良いですよね。鍋。もう雑誌の写真とか、見てるだけでもう幸せになれます」
(エセさん曰く、若、安いっ!)
「ああ、でもフライは、ダメなんですよ」
そこで、何故か絶対会話に入ろうとしなかった○野バーテンが、若に普通の日常会話のワンシーンを見るかのような(うっとり)タイミングで、
「え? ファミレスの牡蠣フライとかもダメなの?」
オレ知らなかったよ。なんでダメなんだよ、みたいな。
頑なにダメダメ言う若。
「同じフライなら、牡蠣フライよりはトンカツ定食選びます」
……定食って。あんた、折角黒い服で全身固めて、髪の毛ウェッティに流して、○野さん見習うかのような客あしらいを、折角披露してきてたのに、トンカツ定食って、生活感ありすぎてダメじゃん!(心の中で爆笑中)
「前に、牡蠣フライ食べた時に、中が熱くて、熱いと思ってフーってやろうとしたら、恥ずかしいんですけど、中身が出てきてしまって、……以来トラウマもあって……」
(エセさん曰く、弱っ、若弱いよ!)
それ以上、若のプライベートは暴かせはしない、というタイミングで、バーテンさんが、会計を。その間に消えて行ってしまう若……(チッ)。
エセさんは、背後でずっと2番手バーテン(タ○ミさんという)にニューヨークの方のネタを仕入れてました。
流石だ。
2番手バーテンさんは、ひたすらお酒を愛している人で、どんなお酒にも愛、という感じなんですが、もう、トップは「オレ作れるから」みたいなサドオーラが、世が更けるにつれてどんどこ出てきてツボ押されまくり笑いそう。濃い〜。若と交ぜるとホント丁度良い〜。



閉店まで遊んで、始発が出るまでアンミラで情報交換しあい爆笑しあう。
若の日常生活と、バーテンさんの日常生活とか。
カウンター向こうの確執とか。
あ・・・あ!
もんどりうつくらい気になるわ。





帰って仮眠してもそもそと起きて歌の伴奏を半分寝ながら済ませたところで。
もう人生に疲れたんで今日は一休みしようと決意しました。
人生開店休業中。


2002年11月25日(月) マンマ・ミーア

夕方、新橋でエセさんと待ち合わせして、新橋に新しく出来た電通ビルへ行く。別に就職試験という訳では決して無く。
電通の横に劇団四季の海劇場が出来たんですね。
こけら落とし公演がありましたので、観に行ってまいりました、棚から落ちてきたチケットで。
パパより先に着いた私達は、電通をうろうろする。
受付嬢の化粧のスキの無さに食い入るように見てしまい、あと少しで説明を聞き損ねるところだった。
電通の受付嬢のレベルは世界に通用するんじゃなかろうか。あそこの就職(総合職ではなく、受付に行くということ)が一番厳しいよ、あらゆる意味で。もう肌に1つ吹き出物出来たら即「君ショムニ行き」とか言われそう(電通ビルが、撮影用のビルっぽかったのでつい妄想をね)。ありとあらゆるテクを駆使して、肌もつやつやメイクもバッチリどこにも化粧崩れ無し、という凄いものでした。今まで化粧品売り場のお姉さんが一番スゲーと思ってたけど、電通の受付嬢が一番スゲー。
まあ、そんな凄い人(笑)に説明を受けて、軽食を取れる場所に移動。
二人して、なーんでかしら? 25日だから? 食べてないようと嘆き、ひたすらばくばく食べる。
そこへピロピロがピロピロとピロピロなオーラ出しながら登場。
エセさん、直ぐに「はっ、なんかみきさんの気持ちが分かったような…」と呟く。つつきたくてしょうがないらしいが、どうやら初対面では我慢、のポリシーらしい。みきさんは、私の許可が出た途端につつきにかかってましたが…(笑)。つついてあげた方がおもしろみが増すのでつついてあげてください、ピロピロ。
軽食で、和食が妙に混んで居たので、全員でピロピロに「行って来い!」(父親も登場した)と言い、並ばせてのほほんとしてたら、全然帰ってこないので迎えに行ったら、「粕汁」が読めなくて、
「なんかしらん、得たいのしれんなんとかじるを取ってきたー」
と恐ろしいことを言う。
エセさん、ツボ。
「粕汁? 粕汁だよね。こ、これが噂の…」
ピロピロは親にせかされながら、
「なんとかじる、美味しい〜」と食べておりました。
最後まで教えない全員。
鬼。




で、マンマ・ミーアを観てきました。
エッセイとしてあげるかどうかは不明……。
とにかく、阿久津が素敵で御座いました。
阿久津さんは劇団四季でけっこう有名な人で、今までもライオンキングでシンバをやられたりとか、良い体してるんだよね。
それで、とあるシーンで
「これは昔からこの村で決められたことなんだぞ〜ぅ」とか言われて、村の男衆に、フィアンセの居る前で取り囲まれて、脱がされてくの。
誰かが馬乗りになって上を脱がせたかと思ったら、下もあっというまに持ち上げられてひょいっと取られて。
「ああ、こうやって脱がすんだ…」
とはじめてナマで見て納得したー、みたいな感じが起こりましたヨー。
そして脱がされた後、爽やかに立ち上がり、
「じゃ、行ってくるヨ!」
とフィアンセに言い、帰って来た時には、男衆に太股がっちりガードされてて、笑顔が爽やか可愛い。
なんだろう、この感じは。
エセさんと二人でつつき合いもせず、我慢のまま、通じ合い、二人とも阿久津の笑顔におかしくなっていたことが判明。



終わってダッシュでタクシーに乗って、パパお薦めのイタリア料理を食べに行く。
食べたもんよりも、やっぱり自分の父親に、男の第二夫人が居たことの方がびっくりかな……、知ってたけどさ(笑)。
海の人、パパは最初は海上の保安について教えてくれて、こそりこそり「グッピグッピグッピー」と呟く娘。その後、父親が段々川中化してきたので「キドニーはちゃんといるのかな〜?」とか言い出す娘。
父親曰く。
「守衛さんに、昔は部屋に女連れ込んだら言われたもんだけど、最近じゃ男でも言われたりするわけ? て訊いたらよ、「そりゃあああ勿論」て言われたんだよー」
……守衛さんは笑顔で答えたんだそうな。
「で、い○ピーは『僕は第二夫人で良い』て言い出したんだけど、最近○にー(男)がよく出入りするから、入り乱れてるように見られてんのかなあ」
……そりゃあもう(守衛さんのかわり)。


でね、書いててやっと気になったことが一つ出てきてしまったんですけどね。
パパ。
「第二夫人‘で’いい」て言われたのね。
てことは、い○ピーは、その上を目指していたのね!
こ、怖いわ、第二夫人。


てゆかオレの家マジで意味不明ー!


2002年11月24日(日) 休日外出

休みの日に外出をするなど余りに久しぶり過ぎて、世間が刺激的でした。
休日に外出するのを憂う女性は不倫してるネ、絶対ネ、などと相変わらず性根の悪い事を考えつつ、休日も働かされてる(?)いや、可愛い子供達と疲れた表情で戯れる男性達を観察してました。
フフフ。自分にこういう、子供の頃に休日パパと一緒に楽しくショッピングした過去が無いから(あってもな……)そういう視線になるのかしら。
エクセルシオールにてそんな事を考えていたら、半年ぶりに会った友人(ピコ2)に「そういう表情があかん!」と怒られた。
腹が立ったので勝負笑顔。
「それで行け!」
「む? こういう表情はだな、好きな人の前で自然に出来るもんなのじゃ。むやみやたらに振りまいてはいかん!」
私は変な対抗をしてますね。
「疲れたー」
表情筋を元に戻すと、
「あーあ、確かに疲れるけどサー、スキをついたらその表情ってーのは駄目だわよ」
ピコ2さんは、どこかおばちゃん口調ですわよ、気をつけて下さいましな。
しばし昨年と余り対して変わり映えのしない、「駄目だよ私達はこのままじゃ〜」的な自虐的な事を言い合い慰め合い傷口舐め合ったところで、ストレス発散のカラオケの旅。
「歌○場てーとこは、24時間営業らしいんですよ、奥さん」
ピコ2さんに教えられて、歌○場に入ったら、朝からだからビール臭い。さっきまで飲んでたんじゃなかろうか、というくらいに臭い。せめて換気くらいしてくれ、酔う、というくらいに臭い。
酔ってしまったのかしばし二人で女の子の歌を歌っている。
「バカ者! 世の中、合コンなぞと言うものでは、aikoを歌うと男にはウケるらしいぞ! 勉強しておけえ!」
ピコ2さんに怒ってみたが、とりあえず私には合コンの予定も行った過去も無し。ピコ2さんにはあるのだろうか。
とりあえずaikoらしいっす。
二人して「ダメー無理ーこんなん恥ずかしゅうて歌えへん」と今更何歳の女の子のつもりよその照れ方は、という感じだが、そんな事を歌っているaiko本人はよく考えたらあたしたちよりもっと年上だaiko万歳。
2時間くらいで変な風に喉が開いてきて、高音ばかり出していたら本当に喉が開いてきて、ゲリョンと変な音声が出たあたりで私がギブ。
「ハイハイハイハイ、そろそろラルカラいっとく?」
「オゲー」
ラルクもいい加減2時間延長じゃ収まりきらなくなってますが、もう曲名がたくさんありすぎると題名覚えるの苦手な私にはちょと辛いです。

それより何より、いつも私ばかり食べていた筈の、「飯」をピコ2さんの方が食べていて、自分が食べて無かったことの方がショック高い。
おかしい。
悔しい。
飲み物まで追加してるあたりに、猛烈な敗北感を覚えました。
……食べよう。



延長しすぎると、ピコ2さんが次の仕事に間に合わなくなるので(ラフマニノフのピアコンとは羨ましい限りじゃよ……)またエクセルシオールでまったりと。サンドイッチを買って食べたもんね←一日の食事の全てだった…。
今度はお互いの指に触りあい、べたべたと一瞬いちゃつくレズカップルのようであるが、手チェックである。
ピコ2さんの指が好きなのサー。
本来は想い詰まったくらいに練習してるときのギシギシになった指の先が一番好きなのサー。指が長いタイプなので爪が切りきくく、爪に弦、じゃない、あれなんてゆーのだ? 弦でいいんだよね? まあ、押さえる部分が食い込むくらいに熱烈に練習している君の指が好きだ(指愛を語る)。ピコ2さんはピコ2さんで、「もっと指先のぷにぷにが欲しいわけよ」と私の指をつまむ。お互い無い物ねだりだな。というか私は爪が長いの耐えられないんでこの指で良いのだが。
ぷにぷに。ぷにぷに。

もっと強い指が欲しい。もっと強靱な指が(←あんた高耶さん?)



昼間からコーヒー紅茶で話すには余りにもヤサグレた話だったので、今度酒でも飲みながら、とか言いながら、多分次に会う時は、「カルメンファンタジー」の合わせでしょう。てゆかカルメンファンタジー、だよ? もう猛烈濃厚フェロモンを次までに出すんだろうね、誰かが(ヲイ)。だって伴奏者にはホセのようなものが要求されるわけじゃん? 君は闘牛士に踊らされる牛!



というわけで段々意味不明になってきた辺りで帰宅。
だって帰宅前に突然発作とか起こったんですもの放って置いて、セニョール。


帰ってちこっとピアノ触って、体重測ったら再び私上最安値更新。うむぅ。
チョコレート食べて寝る。
こういう日は早く寝ちゃう。
眠る寸前、妹から「今から帰るぅ」というメールが入り、生きる世界の違いを感じた。


2002年11月23日(土) 働く全ての人々に幸あれ

勤労感謝の日で御座いました。
皆様お疲れさまで御座います。
わたくしは被扶養者にて、本日にまとめて言わせてもらいました。



ところで、こういう記念日を考えるのが一番面倒だと思うのだが、「勤労感謝の日」なんて名前を付けようと思った人はさぞかし働くことに疲れて「誰か感謝してくれぇ〜」と瀕死だったんだろうなあ、と想像する。敬老の日を作った人は、若い人じゃなくて、やっぱり髪の毛は白かっただろう、そんな人が考えた祝日なんじゃないかと。祝日自体は他に意味があったのかもしれないけれど、名前付けた人はとりあえず、誰かに感謝の一つでもしてもらわないとやってらんねーよ、という疲れた状態だったのでありましょう。


そんなことまで考えながら。
お疲れさま。



2002年11月22日(金) ドナ・ノービス・パーチェム

ドナ・ノービス・パーチェムってどういう意味なのでしょう。


寒くなってまいりました。
背筋しゃっきりお出かけ出来て、睡眠が増え、ご機嫌になっているのは多分高山右近の子孫と私くらいだろう。非常に気持ちが良いです。部屋が暖かく外の空気が冷え冷えとして、昼間出かけるには良いですね(←朝は出たくない)。
音楽教室のお仕事も、クリスマス一色になってまいりました。
「せんせー、ドナ・ノービス・パーチェムってどういう意味?」
「うーん。来週までに調べておくね!」
来週までにブラック佐藤さんに訊いておくね! という暗に秘めた意味を子供達に言う訳にはまりません、ええ、参りませんとも。
クリスマス気分の余りの早さにどうにもピンと来ないというか、煮物とか和風の物が食べたくなるのはヒネクレ者の性なのでしょうか。
醤油を欲す。


2002年11月21日(木) 真夜中のビーフシチュー

CDラックに片付けると、思いも寄らない発見がたくさんあるから、ついつい聴いてしまいますね。
自分のこれから練習する曲とか。
眠る前には絶対聴いちゃいけません。
いつ聴くのが精神衛生に良いのかサッパリサッパリ分かりませんが。
真夜中にシチューを作ることにした。お肉とか柔らかくなるし。
何よりも、隣の部屋に、香ばしく炒めた肉の匂いから暖かいシチューの匂いまでオンパレードで香っていって眠れなくなったら楽しいかなと相変わらず嫌がらせの精神を忘れずに、妹の為にシチューを作ってました。
2人目のリストのソナタが、次に私の卒業試験の曲までおまけで弾いてくれはじめたあたりで、自分がデンジャーになっていることにやっと気が付きました。
真夜中に鍋掻き回しながら笑ったら魔女っぽいから却下。



曲をビョークにかえて、ビョークと一緒に絶叫してたら、妹の部屋から「びくっ」という気配が伝わってきたような気がしたんですがきっと気のせいでしょう。私はいつから気配まで感じ取れるようになったんだ。まあ、五感をフル回転だからある程度までは大丈夫だけど、五感の内、視覚が極端に弱い。
眠れない2時間でキリリクを仕上げて、寝て起きて手直ししてアップ。



リストのソナタ、先の見えないトンネルをひた走る私。39ページまで行くことは出来るけど、恐ろしく遅い。このままの早さで持っていってしまうと、弾くだけで1時間かかる(倍速ですかね……)。嫌だそんな空気耐えられない……………………何で誤魔化そうかちら? キャハ☆ 
そろっそろネタが切れてきた今日この頃。
使い回しのネタすら20分かかるから、もう一度立ち上がらせられるか?
むーん。2週間後が怖い。
そして手が痛い。腕が痛い。肩が痛い。首が痛い。まだ上半身だけで済んでるぜヤッホー、と思ったら眠るころには腰も痛い。
とりあえず手に包帯巻いて眠ろうと思ったら、うにゃうにゃ絡まった包帯と大格闘する羽目に陥ってしまい、ここにドクター居てくれたらなあと泣きそうになったけど、そんな立場でもなかった。あたしは所詮まだ丁稚奉公(???)。巻き方もよく分からないし。やっぱり思い切り痛めて、巻き方とか教わった方が良いのかねえ。手取り(足は取れない)教えてダーリン。








この世のほとんどの人に死なないでと言われても私は死ぬ方を選ぶけど、
言って欲しい人に、気軽く「死なないで欲しいなあ」って実は気軽くないじゃんという風に言って貰えたから、私は今奇跡を起こしてでも生きそうな気がする。「嘘でも良いから死ぬなって言って」と頼もうと思っていた矢先に、頼む前から言われた。
私は只の人害なんで消えたいんですが、そういう訳でしばらく生きますすいません。


2002年11月20日(水) 拝啓京極夏彦様

どうかお願いします私のCDラックにCDを美しく詰めて下さいオージーザス!
溢れてしまった微妙いクラシックのCD、聞くんだろうかこれ、というもの達の山に囲まれて深くうずもっているところへ妹帰宅。ピロコも呆然。私は、生まれてこのかた、近頃やっと自分が音楽やってる人間であることを、痛感しました。痛みを持ってみないと自覚できないこの性格。損だ。



お昼から声楽のレッスンレッスン♪
非常に、難しい。
アリアに至っては、最初の音の感情の込め方からして、もうダメだしくらう勢いで(←自分でも)難しい。そのくせ後半は早すぎてピアノでも弾けないんじゃないんでしょうかこれ、ていうくらい転がっているし。
『夢遊病の女』というオペラより『ああ、信じられない』というアリアなんですけど、信じられないのはこっちですぜよ主人公さん。と楽譜みて思いました。なんで悲しんだ後、突如幸せの国にぶっ飛ぶんだー! 
……………………その気持ち、分からなくも無い。辛すぎたんだね、きっと。
どうも課題が転がる系ばかりで辛すぎた。
挙げ句先生からも
「これ以上この曲をやって上手くなると思う?」
という痛烈な一言を頂きました。
有り難う御座います上手くはならないと思います自分の限界を思い知らせて下さってありがとうございました私はコロラトゥーラにはなれません、と昔から思っておりましたが、全くその通りで御座いました。
次は有名な『ラ・ボエーム』です。楽しみ♪



帰宅してひたすらCDの仕分けにかかったんですが、最初は楽勝だと信じて疑って無かったんです。で、レーベル別に分けるのは諦めて、好きな演奏家順とか室内楽の箱とか色々分けてたら、色々面白いものが出てきて大変だーこれも聞きたいあれも聞きたい病。
今これから弾かなきゃいけない曲を、少なくとも6人が弾いているのをCDで持っていることも判明。
みんな通る道なのだろうか。そして組み合わせ的に私が弾いた曲と、今の曲が組み合わさっているということは、私の進む道は例えイバラだらけで血塗れでも間違ってはいないんだろうか。
間違っててもいい。
ああもう自棄だ、
進んでやろうじゃないか。
血だらけけっこう猫灰だらけ。



シェーンベルクの『月に憑かれたピエロ』はとても好きなのですが、トリップしちゃっていかんです。
でもあれをモチーフにSS書いてみたいです。
フフフフ。こんな恐ろしいこと言って良いのかしら。



今日痛い場所は左手小指。


2002年11月19日(火) サル

自宅で手軽にピーリング!
すると顔がサルになります。




激しく憂鬱な日々を過ごしてます。
笑顔にすると口周りの皮がピキーって剥がれ始めるし。口の端が切れたからどうも声楽の練習とかしづらいし。
痛いし。
サルだし。
化粧出来ないし(昨日は無理矢理した)。
化粧することが私にとって「ムーンプリズムパワーメイクアップ!」くらいの心の変身術をかけてくれるので、心の変身無しに外出してみました、声楽の伴奏へ。
行ったら早々「アレルギー?」と先生に言われました。
ハッハッハ。そんな感じ。
抑鬱状態激しいと、頭に言葉が浮かんできません。
呆然と、黙々と家に帰る。




帰宅して、とあることから妹と話し合いをすることになる。
あのさー、お姉ちゃん一つここで言っていいかなあ。
元気づけてくれてありがとう(笑)。
喧嘩売られると私買うのよ。元気の元だから。特に口喧嘩なんて大好きだから買っちゃう買っちゃう。
ありとあらゆる手段芝居言葉を使ってみて、最後泣き落としたら勝った。
しかし、年下に泣き落としは卑怯だぞ>自分。


2002年11月18日(月) シークレット

お昼の2時、渋谷ハチ公しっぽ前にて待ち合わせ。
に20分遅刻される。
わーお。私遅刻される立場に立ってるよ凄い凄い。
というわけで渋谷ハチ公しっぽ付近で、人間観察開始。
渋谷ハチ公、なかなか面白い観察スポットなのである。
「はじめまして〜」と携帯挨拶する相手は、もしかして出会い系サイトか何かなのだろうか、とか、ハチ公前で真剣に人を待つ良い感じのオヤジを中心に見てました。そのオヤジ様は、2時を過ぎたあたりから突然オロオロしているところが非常にツボで、行ったり来たりしながら、鞄から資料みたいなパンフレットを取り出してみたりして、腕時計を見てみたり(しなくてもどっかに時計はあるのにサ)して、無事に出会えた時の安堵いっぱいな表情が私を暖めました。
というわけで寒いですね、最近は。
私は、アダムスファミリーの一員のような、吸血鬼みたいな人が誰と待ち合わせをするのかも気になったのですが、それより前に相手が来てしまったので、ゆりかもめに揺られて台場まで行きました。
台場、本来『トリック』を観る筈だったのに、相手の時間チェックミスにより急遽『バースデー・ガール』に変更。
始まるまでの時間、窓から海を見ながら、死んだ友達の事とか話してた。
一升瓶のワインとか、食用酒オレンジジュース割とか飲んでたなんてこと、私にはちっとも言ったりしなかったのは、彼女なりに私に対して何かバリアが貼られてたのかなあ、と、千と千尋の神隠しに出てくる紙のお化けみたいなカモメたちを眺めながら、彼女の事を思ってたんだけど、そういえば調子悪くなったって聞いてから、お酒を飲む姿を私に見せたりしなかったような気がした。薬の話も、聞いたけど飲む話になると私が拒絶しちゃってたんだったっけ? だからお酒の方がもっと禁忌だったのかなあ。
君はちゃんと物を食べてるの? と聞かれて「いいえ」とか答えてるくせにダイエット・コカコーラしか飲めないのでダイエット・コカコーラを飲む。普通のコーラは甘くて飲めないだけなんだけど、ダイエットという名前が付くと、痩せようとしているみたいに聞こえるようになりました、こんにちのニッポン。次はヘルシーコカコーラかしら?
『バースデー・ガール』はそれなりに面白かった。わざわざ絶対観に行って死ぬまでにこれだけは! という作品では無いけれど、時間潰すのに丁度良い映画で、主役のジョン君が良い味出してるし、ニコールも、やっぱり良い女優だし美人だ。美人ってやっぱり美人ってだけで得できると思う。損もするけど、利用するかどうかは自分次第なんだなあ、とバースデー・ガールとニコールを見てると、しみじみする。ニコール好き。



今日のメインイベントは、KOKIAシークレットライブなのでした。
今回は、ファン歴古い順に誘ってみた!(笑)
学校の友達が全滅だったので、ライブ友達の人に決定。
KOKIA……顔は言うまでもなく可愛いし声も言うまでもなく可愛いのでさておいて。
洋服もまた可愛かった。
席、最前列だった。
番号は確実に後ろの方だったんだけど、席順が偶然前だったのだー!
凄い。
ごいすごいす。
で、洋服だ。
黒い、サテン生地の、ワンピースなんだけど、形がジュリエット系のロングワンピースで。
刺繍が凄く可愛かった。
胸元には、小さなビーズが散りばめられて、スカート部分にはお星様がキラキラ刺繍されてるの。全部黒いビーズで。手作りかなあ。右肩から羽がふわふわって降りてて、可愛かった。
髪の毛は、時折カーラーで巻いてあるんだけど、どれもロットを変えてる感じしたー。しかし髪の毛伸びましたね、KOKIA。
ひたすら堪能した。
今回はとうとう『人間ってそんなものね』で一筋涙を流してしまつた。
したら
「これで泣いた人は、きっと辛いことがあったんでしょう!」とMCで言われた(笑)。
はあまあ……。
ホント、先生に早弁見られた中学生の気分だぜ。




ところで気が付いた方は少ないと思われますが、私は夜動けない筈なんです。
それを無理して動いてみた為、案の定始まる前あたりから机に沈んでおりまして、ライブの時だけ起きていたんですが、それから先沈みかけた船でした。
どうやって帰ったのか謎。
かなり意味不明な発言をしていた記憶有り。


2002年11月15日(金) 空虚に生き

前の日の夜、電気のついていない部屋で一人悶々とロクでもないことばかり考える。
ひたすら死にたいわけなんですけれども。
あとあと冷静にその思考を辿っていくと、笑えるんです。
「死にたいー。でも今ここで死んだら大家さんに迷惑がかかる〜」
ずっと足掻いて防音室で喚いたり嘆いたり呟いたり笑ったり嘲ったりして、妹に挨拶を済ませてもどうも本気にはしてもらえず、空笑いをしていたけれど、ワンピース1枚部屋着の状態で
「そうだ、これだけ寒ければのたれ死にが出来る! 念願ののたれ死に!」
と家をフラフラと飛び出して、すんごい寒いから死ねるけど、どこに行こうか分からなくてどっちに行こうとか思っていたら、妹が流石にびっくりしたらしくて、家から飛び出してきていた。
手を引かれて、お部屋に戻る。
まあ、あとは普通に錯乱状態ってヤツでした。あんまり覚えてない。
ウケたのは、
「あんた、おかんの言うことに傷付いたらいけんって。あの人のデリカシーの無さはほんま凄いんじゃけ。もしお姉ちゃん死んでも、結局理解してもらえんよ。……まあ、あっしも、その血が流れとるよーな気がして怖いんじゃけどね(モジモジ)」の妹のモジモジ部分でしょうか。
インパクト強っ!
妙に迷惑かけるのを嫌がる私なので「頼むから研修(合宿じゃなくて研修に行くらしい妹)の準備してー」と言って姉は死なないと約束をさせられました。
まあ、死にたいけど、同時に生きたいので、このアンビバレンスな、アンバランスな感情を上手に天秤に乗せるしか無いのですが、最近どうも尖っているから、直ぐに変な方向に傾くなあ。
「そんなに泣いたら水分無くなるけ、水飲み」という森田的科白の妹。
あんたは将来森田になるのね……。私は、ヤッホウ山田さんだ!
そうとう長い間錯乱してから、ご就寝。



アルバイトあるから起きて顔をみたら、瞼がマア見事に、水泡が出来たかのように腫れていた。
冷やすの忘れてたヨー。
久々に死にたくなったんだもんなー(笑)。前はよくやってたから色々直ぐに対処できてたんだけど。
新しく買った、シャネルのキャトル オンブルは、無事水泡を隠してくれました。流石おシャネル様様。



アルバイトの方は、元気にこなしました。
いつもよりもむしろ元気元気大元気。
クリスマス会に向けてハンドベルをやってます。
実は生まれてはじめてのハンドベル。子供達よりもむしろムキになってやる先生です。
ちょうど生徒が2人休んだので、2人分をすばしこく、歌いながらカンカン振ってました。
たのしー!!


アルバイト行く前に、渋谷のとあるお店で、部屋着を買ったんですが、可愛すぎ(エロすぎ)て着れません〜可愛い〜可愛い〜激烈可愛い〜。そんなコーナー、はっと後ろを振り向くと、激しくエロエロしい、使い道の無いレオタード(?←SM用でしょうか)があったりして。
「竹河みきさんを連れて行きたいです」
と連想する私は一体なんなんでしょうか。
というか、連想させてしまう竹河みきさんは一体何者なんでしょうか。



アルバイト、帰りがけに皮膚科に寄る。
……更にすっげーことになっていたので、近々HPにアップしよう。
面白かったけど、怖いヨーこれから先が。



激しく疲れた一日だったな、と思ったら、こんなに色々あったのねー。




2002年11月14日(木)

電車に揺られて、窓の外の風景を見ていると、木々が色づいているのがたくさん見える。
雨が少ないから、河川の水は少ししか流れていないけど、太陽が照っていてきらきら輝いていた。
一番好きな風景だ。同時に、秋は怖い。
色づいた木を、一本一本、電車の中ながら、見る。
紅葉を見に、わざわざ行かなくても、四季はしっかり動いていて。
確かにずらりと並んだ紅葉樹は美しいのかもしれないけれど、きっとそこにはずらりと並んだ紅葉樹を見にずらりと人が並んでいて、ずらりと並んだ人々が綺麗か、と問われると首を横に激しく振りたくなるので、電車の中で充分だと、各駅停車の電車に揺られながら思った。
「寒くなってきて、秋っぽく」とはいつも言うけれど、最近は、寒くなって暖房がつきはじめると、秋をしみじみと感じる。洋服もどこまで厚着をするべきなのか、毎日見当もつかない。それが秋。
電車の中では紅葉樹が綺麗に見えた。黄色もあれば、燃えるような赤もあって、遠くから見ると、一本一本が頑張って、毎年生死を繰り返している気がした。
だからか。
間近で、一本の小さな紅葉樹を見た。
ゾッとした。
葉が、半分だけ残っていて、来年にはまた絶対に復活して若芽を吹くのは分かっているけれど、秋には確実に、一度木として死んでいくように見える。
思わず目をそらしてしまった私は、もしかしたら医療従事者にはなれないくらいに弱いのかもしれない。
針葉樹が良い。
秋の終わりから、冬にかけての蓄えを、緑の葉を深く深く染めて、栄養をたっぷりと全身にため込む。冬の針葉樹はあったかい。
葉が無い木は、怖い。
でも冬は好きだ。



今日は1日中、どこか遠くのあっち側の世界にいた。
帰って来られなくてもよくなってきた。
どっち側にいても、身が一緒だ。
忌むこの体。
「休むなら今しかない」という、ゲンゲンの言葉が、入院でもしたら? という囁きに変化したが、やるべきこと、やりたいことはまだあった。
やりたいことがたくさんあるのが、不思議だった。
欲しいものもたくさんあって、たくさん買い物をした。
何故欲しいのか問われれば分からないが、欲しいと願う、私が買った。



昨日が終わる頃には妹と自然に仲直りしたばかりなのに、帰宅早々母親と大喧嘩をした。
唐突に電話を切って、電話線切って携帯の電源を切った。
「帰ってから聴かせてくれてない」
「私は帰って直ぐに弾いてって言われたから弾いた」
「あんなん新幹線から降りて直ぐなんだから弾いた内に入らない」
「私は、人前で弾く時に、弾いた内に入らないような弾き方はしてないつもりだし、途中で確かに体力も精神力も尽きたけど、それまで25分必死に、一生懸命弾いた。それでも弾いてないって、ずっとずっとずっとずっと言われて。腱鞘炎でマゼッパ弾けないって言ったらダメなの? こないだ夏に私が一生懸命弾いたのはなんだったの?」
「でも疲れて弾いたんじゃけ(プツン)」
耐えられなかった。
号泣しながら反論して電話切って吐いてまた号泣した。
私は人前でピアノを弾く時に、いい加減な気持ちで弾くつもりは無い。
集中力が、切れるまで、限界まで弾いたのに、何も伝わらなかったのが哀しい。
言葉足らずよりも、音楽足らずの方が、
生きる価値を見失わせる。


2002年11月13日(水) 超絶技巧練習曲は力を抜いてダラダラ弾こうと言われた

最近の日記はどうもダレていて駄目だなあ、と自己反省しつつ、しかしこの脳みそに乳酸が溜まって解けない疲労感は一体なんなんだろうと考えて溶かそうとしてみるも、考えれば考えるほど思考回路は更に乳酸を抱えて疲れるんだよね。




就寝時間が遅い方が比較的長く眠れる事を発見して以来、夜少し活動をするようにしてみました。
オニオングラタンスープをひたすら作る。
タマネギを1時間炒める。飴色になるまでずっと弱火で甘い香りがしてくるまで炒め続ける。
そんなの、ずっとそれだけに集中してられるのは失恋した人だけだ。
というわけで片手で読書しながらタマネギ炒めてました。
上の電球切れてるのにね。
あたしゃ苦学生か。
なんでレッスンの日にこんなことしてるんだろう、煮詰めるのは音楽だけで十分だタマネギ炒め詰めてどうするんだろう、とかイヤな事は考えずにひたすら読書してました。
『不倫と南米』(吉本ばなな)
題名がダメだった……。
もっと愛らしい名前だったらお洒落教室だったのに……。何故に不倫…。
不倫って恋愛の一形態であるから読んでいて非常に気持ちが良かったんですが、不倫って言葉がいかがわしいですよね。



試しに学校でレッスン前に広げて読んでいたんですが←懲りてない。
やっぱり周りの人はひくんですよ、私の周りから。
なんでだ。
別に私が今実際不倫をしている訳では無いだろう。しかも本読んでるだけだろう。
実際不倫してるから不倫の本読むってそんな安直な考えだけはやめてねマドモワゼール。



レッスンでマゼッパっていうリストの超絶技工練習曲弾いてきました。
マゼッパさんは実在の人物。ウクライナの内戦で一躍有名になった兵隊さん。最後間抜けな死に方したような気がする(ごめんよNちゃん)。そんな人を過激な曲にしてみましたって感じの曲。
力むな言われました。
マゼッパさん一生懸命戦ってるのに、私は力んじゃあかんのか。力んだ風にするのか?
まあいいや。
そもそもこの曲なんで弾いているのか関係者一同分かってないからな。
「ネタ無いんで、マゼッパ弾きます!」みたいな感じで弾いてるから。
しかも腱鞘炎だし(←すんごい嫌な顔されたよ当たり前だが)。そしてまだ痛いし手が指が痺れるようだ。何故かジンマシンは引いているが。
そして今日もレッスン終了後、言葉での戦争を繰り広げる私達。
「ハイデルベルクに旅立ってもあまりあっちで羽目外して飲み過ぎないでくださいね。あんまり飲んじゃダメなんでしょ」
「いやあ、それが最近けっこう飲んでも良くてサー、あははははは、こないだも飲み過ぎちゃって」
「うちの母がびっくりしておりました」
「ああ、あの時も楽しかったなあ。まあ、今回は、ハイデルベルクよりも、帰りの飛行機がビジネスクラスだからシャンパン飲み放題だから今から楽しみで楽しみで、ひょっひょっひょ」
この人は恵比寿の仮面被った何かの妖怪ですデンジャー。しかも巻き髪部分がバッハっぽいんですが、よくよく観察すると、どうもそんじょそこらのカーラー使った方々よりよっぽどたてまきであることが判明しました。怖いよ、天然バッハ。天然ヘンデル。
ところでバッハって、怒り狂ってカツラ投げつけて教壇から去ったっていう逸話があるんですよ、知ってました?(いらん知識)
「時差ボケには呉々も気を付けて下さいよね、帰ってから忙しいんでしょうから。次の日の審査員中ずっと寝ないで下さいね格好悪い」
「だーいじょうぶ。シャンパンたくさん飲んでがーっと眠るから。日本着いて2時間後にはレッスン入っちゃってるから。もうたいへん」
……あらゆる意味でバイタリティの塊やね。私にそのバイタリティ分けなさい。
「飲み過ぎて倒れないで下さいね。飛行機の中だと『お客様の中に、どなたかお医者様は』てアナウンスかけられますからねっ!」
メッ!
「いやあん。それは恥ずかしいなあ。気を付けなきゃ。アハ☆」(ぴょんと飛ぶ)
妖怪のくせにぶりっ子しないで下さい。



終わったら超絶ふらついてきた。
弾いてる間は疲れなかったし、そんなに体力消耗した覚えも無いので、多分精神力消耗。目の前がグラグラするので保健室に遊びに。
そして今度は『本日の治療方針』の本の薬物中毒と腱鞘炎のコーナーをひたすら読む。昔私は鎮痛剤で自殺する時は熱が下がって死ぬんだと思っていたら、肝臓が悪くなって死に至ることが判明。勉強になるわ〜。しかも数日間苦しむし助かるよう努力されるし。父上と同じ病気になった場合、無理矢理絶対助けられるもんな、肝臓系。ヤダヤダ。他の方法にしようっと。薬の本見ていて、「催眠」のコーナーは本当に催眠だと思っていた、どこか初心者な私。
「ええ!? これ飲むと催眠状態になるの!?」とビックラこきながら読んでいた。違う。眠る薬だ。早く気が付けよ、飲んでるんだから(笑)。


保健室で目を虚ろにしていたら、I島先生が胃検診申し込みで現れました。
あ、畜生こいつの方が健康そうだと思うと無性に腹が立つので明日からは元気になろうかとか思うくらい、負けたくない不健康な相手です、高校の担任その1。自信有りげに胃検診出せるようになったのね、数年前の潰瘍はもう良いのかしら?



帰りがけ階段で、前追っかけていた(過去形・もう飽きた)助教授と出会いました。飽きてる割にはしっぽ振ってしまう自分が憎い。すれ違いだったってことが判明したしなー。でもなー。ブチブチ。ちなみに独身なので○モ説の方が微妙に高いです。だからリサーチも兼ねているのに……。気になるのに……。


1階下の階段で、高山右近の子孫ちゃんに会いました。相変わらず可愛かった。ふわふわしてて。うちの学校の大多数は、大抵がイタイイタイ病ならぬイッパイイッパイ病に罹っているのですが、右近ちゃんも漏れなくイッパイイッパイ病。フ〜ラフ〜ラしながら「旅に出たいー!」と叫んでました。勿論行く時は俺も一緒だぜ! と熱く約束を交わしました。ラブイタリア同盟。右近ちゃん。かわういぜ。



朝ご飯にチーズオムレツを作ったのですが、恐ろしく美味でした。
チーズ大量購入。
しかし間違えて卵一個殻を入れるゴミバコに中身を入れてしまいました。
そういうミスってやりません?
やりますよね。


2002年11月12日(火) いっしゅうねーん

enpituで日記を付けはじめてから早いもので1年経ちました。
題名を見るにつけ、「お前は1年前からやっぱり眠れてなかったのか」と絶望感に浸れて非常に気分が良いのですが、弾き合い会とは言え、いつも試験で立ってる舞台に立つと(学園祭でもよく立ったが)心地よい(?)疲労感に包まれ、気が狂うほど眠い前日を過ごした後の朝、普通に7時くらいに目が覚めると「眠れたもんねバーカ」と誰とは無しにあざけ笑ってやろうか、そのくらい久しぶりに5時間も眠ったんですが、5時間眠ったくらいじゃ疲れは取れなかったらしくて、吐き気を催して頭グルグル手首はジンマシンが出てきました。
「こ、これはっ!?」
もしや昼からある声楽の伴奏がそんなにもイヤだったのか? そうなのか自分? 体で言わずに言葉で言えぇ、とあたかも(けっこう古い時期の)高耶さんが直江に問いつめるかのように自分で自分に問いただしてみたかったりもして、しかもマジジンマシンはかゆくて段々と広範囲に及び、傷が無い方の腕全般に(傷がある腕ゆーてもリストカットじゃないですヨー)赤みが出てきたところで、電話。
「体調が悪くて休みます」
今日の予定はフルキャンセルだ。

寝る。眠い。


1時間眠れました。
アホみたいに薬飲んでから眠ったから喉が渇いて仕方なく、午後から3リットルくらい水を飲みました。
水を飲んだお陰様で、練習で大汗かきました。曲が、体力要る曲だっていうのもあるとは思うんですけどね。明日はレッスンですか。殺す気だな、と思うと丹田に溜まるような不可思議な殺意が。どこに向く訳ではありませんが。



夕方は、えげつないネットサーフィンしてました。
疲れてるのかなあ、もしかして。



1周年か。
1年間、振り返ってみれば……
1年前の私はまだまだ青かった。


予感としてはこれから更に人生は辛くなっていくもんだと思ってますんでヨロピコ。



「眠い」と思って直ぐに眠ると2時間で起きちゃうから、1時間必死にタマネギを炒めてオニオングラタンスープの下地を作りました。
フランスパンが無いよぅ。


2002年11月11日(月) 悲しみを歌うと愛になった(byシューベルト)

今日は弾き合い会ってやつで御座いました。
ホワッツ弾き合い会? てな具合ですが、同じ門下生とか、「ちょっと弾き合いしばいとかない?」という仲間が集ったりして、いっちょみんなで人前で弾き合う会みたいなのです。たいていは先生が「今度弾き合い会ー!」と集めますが。


そんな訳で、コンディションに調整を入れ始める。夕方からの本番の場合、昼まで寝てないと夕方には眠い私なので、数日前から夕方には起きているように心がける(普段は夕方から既に眠い。夜はもうお眠の時間だ)。普段お眠の時間である8時くらいに自分の番が回ってきそう、らしい。



昼まで布団にしがみついてみる。
まあいいや。休んだことにする。
どうでもいいかもしれませんが、私は本番の日ってロクな事考えません。
今回突如思い立ってしまった事(手が痛かったのでヒマだったのかも)。
「悲しみを歌うと愛になるんだよね! シューベルト!」
ずーっとずーっとヘド出そうなくらい暗い暗い『冬の旅』という歌曲集を聞いていたのが祟ったのかもしれない。
墓場に入りたいんだけど、僕の墓場がまだ無いから仕方ねえやまだ生きるかー、という歌とか、どうして僕の道しるべだけこんなに険しいの? ねえ? でも僕歩くよ。あそこに街の明かりがあるからきっと休める筈、的な。
暖かい曲があったかと思うと題名に「幻覚」とかあったりして、泣けてきます。
そんなあなたに(誰だ)イッパツプレゼント。ルーベンスの絵じゃなくてごめんよ!(笑)
私も傷口グリグリに開いて塩モミモミ刷り込んで、ホイ出来上がり。
ハハハハハハ←激しく空笑い。
自分が、舞台前には絶対倒れないっていうのを知ってる(自信があるとか信じてるとかじゃなく、倒れない)から出来る裏技ですね。
てか、荒療治。
いつか死ぬから。
先日、事情をある程度知っている友人から「いっそ死んじゃったら楽なのかなあ」と言われ、「それは人から言われる科白じゃなくて、自分で言うからヒロイン感が出るのであって、人から言われちゃうと、ヒロインぶち抜いていっそ哀れだわ、あたし」と思いましたが、そういうので言ったら、よく人から「あんた写真写り悪いよねー」ていうヤツでしょうか。普通自分で言うだろう女の子は。
「あたしって写真写り悪くってサー、ホント困っちゃう〜」て。
他人から言われると惨めですってば……。しかも「人生に於いて2番目に笑った」まで言われたし……トホホ。



相当自分で自分を追い込んでみたお茶目さんな状況で学校へ向かう。
待ってる間もあっち側の世界に確実に踏み込んでいる。
目の前で先生も揺れているし(最近てっぺんがハゲてきましたね、ゲンゲン)
あっち側の世界。
たとえて言うなら、目の前の椅子がキラキラ光って綺麗で泣いちゃいそう〜気持ちいい〜みたいな世界です。
今ならキウイの切り口の美しさに涙出来る!(三善晃若かりし頃)と思いました。キウイ持ってこーい!

自分の弾く頃には疲れたり、色々あってまあ、途中で集中力切れたんだけどサー。曲が歌ってるから最後まで弾いたよ。



眠い。


2002年11月07日(木) 言霊に縛られる

腱鞘炎になってました
びっくりした。自分とは無縁の病だと信じて疑わなかったよ。
私の中の腱鞘炎のイメージ。
【超練習に練習を重ねまくって、それがすっごい超絶難しい曲で、でも手が痛くても手が動かなくなったって、あたしは練習することをやめたりなんかしないわ!】みたいな根性のある人がなる病気なんだと思ってました。だから日記で「今度までに腱鞘炎になっちゃおっ」とか書いてても、「そ〜んな、こ〜んなあたしが腱鞘炎になんかなるわけがないじゃないっ」みたいな、得たいの知れない自信が存在したのですね。そんな発言するから腱鞘炎になっちゃうんです、プンスカピピピ。
だからこの間の講演会でも他人事として聞かせていただいていたわけです。
午後13時59分。午後の受付締切1分前ギリギリに受付を済ませることに成功し、滑り止めセーフをおさめた私は、待合室で死ぬように眠る。となりの初老の人に「大丈夫ですか?」とか言われてしまった。
……ええ。白湯しか飲んでないですけど今のところ生きてます、しかも一級河川2つ越えてここまで戻ってきました。かろうじて三途の川は渡らずにおります。
大病院にだけ存在するかのような謎の空間、待合室の中の待合室に入って目を覚ます。
センセイの見えぬ位置に座ってしまった事を後悔しつつ、自分の中の何かが目覚めるのを待つ。



さて、フェロモンチャージの時間です。
顔を合わせるなり二人して「こないだはどうも」ともごもご言う。
ケケケケケケ。かーわーいーいー(←心の中だけで錯乱する)。
「あの…講演会は、面白かった、かな?」
そんな自信なさげに言わなくても、めっさくっさ面白くて昇天するかと思いましたってば。
「とても勉強になりました」
大人な返事をする私。でも顔が無邪気な子供に戻りつつある。
今日は寒いからか、サスペンダーの上にニットベスト着てらっしゃいましたが、この年になると「チョッキ」とか言った方が可愛さ倍増でしょうか。言葉選びも難しいっすね。その上から白衣。
グッ!! 最も好みの着合わせよ!
手の症状を話そうとして話がかみ合わなくなりかける私達。
どうも先生はガングリオンがちと気になっている様子でした。
私は、先生が手の甲のガングリオン退治に勤しむ姿を見てしまったから、反対側に出来ているのはつぶれにくいんだとか、そういう説明をしてくれました。つぶれないだろう。ふにゃっとしたところにあるガングリオン。
手の甲にガングリオンある人、試しにパシンとつぶしてみて下さい。成分主にヒアルロン酸なんで、そこまで体に害は無いです。化粧惑星にも入ってるし。
触っている間に昔自分がした処置を思い出し始める先生。
「ああそうか。ゼリー取ったんだよな」
忘れるくらいに膨らむ私のガングリオン。
じゃなくてね。
「今日は、手が痛くて来たんですけど」
ということで、見せました。
先生、親指が太いね。そして爪はすごく短く切って整えてあるね。やっぱ外科医だからかしら? 手に清潔感がとってもあって。でもけっこうゴツゴツした手だわ。
診察されてるのはこっちよカッカ!(笑)
診察されてる間に観察してたら、
「あ、ここホラ腱鞘炎」
と言われて吃驚。
「え!? うっそ!」
「ほら触ってごらん。このコリコリ。これがこないだ言ったはみ出ちゃった腱ね。勉強が早速役に立ったっ」
満足げな先生。
そして触らせてもらって、非常に無邪気に他人事のようにはしゃぐ私。
「あっホントだ。コリコリがある。ああ! これが腱鞘炎なんだー。凄い凄い」
「うんそう、で、ほら、小指には無いでしょ? 触って。で、人差し指はどう?」
「……」
先生にも触らせてよ
ほっほう。
おねだり系か。
おねだりするタイプなのか。
有り難う満足した。
今日の収穫はその一言に決定。
あんた、絶対ポリとかアシュにもそういうおねだりの仕方をしているんだ。
「僕にも触らせて」とか言っちゃってさ。
きゃっ。
妄想にふけっていたら、再び目の前に注射セット。
ええ。知ってるわ、この注射を打てば劇的回復間違いなしセットなの。
でもやっぱり、いきなりされると吃驚しちゃう。
もう慣れたけどな!
とりあえず月曜日の本番までの回復を約束してもらって、注射オーケー。
ヨードチンキの後、中指付け根と薬指付け根に2回ブッ刺すブッ刺す。容赦なくブッ刺す。このお注射、先生特製の成分のお注射なので大切に刺されまーす。
というのは嘘で。
絆創膏だよ、またしても。
今度は手の平だから剥がれやすいってば!
毛糸の時期だし。
と看護婦さんに愚痴りたくなる。




手の痛みが治ることが確約されると、精神的に安定したのか、夜はやっとこさ口に固形物が入り、安全が確認されました。
ピロも居なかったし。

そんなに色んなことが、ストレスとして私の体をむしばんでいたのか、知らなかったよセニョリータ。
手が痛いことが自分にとってどれだけのストレスかを産まれてはじめて痛感した日かもしれません。


2002年11月06日(水) 黄色い泉へ

哀しげな夜 苦しげな街
昨日23時35分起床。起きると同時に気が付くのは右手薬指の痛み。
今日は楽しいレッスンレッスン。
神経焼き切れそう。どこかの神経は焼き切れた。テンション高くなりすぎて何処かへ飛んでいってしまいそうだ。自分。
とりあえず8時に手が痛かったら即慶應大学病院へ電話しよー(この辺がお気楽主義である)。
しかしそんなら今日行けや、と言われそうであるが、13時からレッスンでそれまでに戻れる確実性は薄いしまだ1回しか見てもらってなく曲の確定もしていない状況下本番だけは5日後に控え、それでもレッスンサボタージュできる程私は根性が座っていない。シューベルトは苦手意識強くて生まれて初めてきちんと人前で弾こうとしてるのにね。根本的に根性座って無いよというツッコミは全員必ずして下さい。


8時に電話しようとすると、8時から1時間仮眠してしまう私の不思議な体。
なんだろう。デジャビュ? この間ガングリオン手術の次の日にもこんなことがあったような気がするわ。
でも私、めげない。
仮眠した時にめっさ力みやがったこのアホな体が更なる手の痛みを訴えてやまないので、もう駄目だ泣きつきたいのだ。
受付に電話かけてもかけてもなかなかつながらない。混んでますね、病院。予約無しで行かなくて正解だったかも。
電話がつながったかと思いきや、受付のお姉さんにもの凄いつっけんどんな対応をされる。
なんだなんだ? これはこないだ私が行ったフェロモンガードの呪い返しか? 人を呪わば穴二つ? 何故呪いにしか例えられないのだろう私は。他に何か良い例えは無いかしら?
それでも食らいつく私。
いてえんだー痛い人の為にあるんじゃないかー病院ってーのはー。痛い痛い痛いんだよーう。て叫ぶ程痛くは無かったりするが(←ヲイ)動かない。おお、これってば大問題じゃん。
無理矢理明日の予約をとっつけてから、レッスンに行く。
行く前に大塚家具様(につこり)にお電話して再度部品の注文などをさせて頂いて、「やっぱり注文する時の態度の良さは天下一品だわ、クレーマー扱いすぐする大塚家具っ」と大塚家具様のご丁寧な対応に感激して口角つり上げてたらレッスンに遅刻した。
有り難う御座います流石大塚家具様あなた様に全然責任はこれっぽっちもございませんよ常に常に恒常的に。

ドアを開けると先生は今日も愛妻弁当を食しておられた。
鮭弁。ふりかけかかってるし(チェック細かい)。どどどどうしようこれは部屋から出た方が良いんだろうかとドア付近でオロオロする。
「あのいや〜前の人がコンチェルト(1回弾くだけで30分はかかる)だからもっと時間がかかると思って」
決して、けっっっっっっして大塚家具様の所為になどせずに言い訳を図る。
「いや、前の子が完璧だったから1回弾いたら終わっちゃったんだよ」
カ、カンペキ……。
言われてみたい……。
激しく脱力する。

別に練習のしすぎで手を痛めた訳では無いですが、もう既に痛んだ手でテケテケ弾いてると、段々指が痙攣して動かなくなってくるもんもす。
ちなみに今度の私の弾き合い会に於ける私の役割は、清涼飲料水のようなものなので、そんなに長い曲では無い。
その代わり完璧に弾けって言うのねセニョール。
「乗せて乗せて気持ちよくさせて途中で突然落とすっていうのは無しだからさ」
いや、いっそそういうプレイもありかな〜? フフ。ケケケ。
レッスンが終わる頃には頭が煮え上がって出来上がり非常に好戦的になってしまう私の性格が、阿呆な企画を先生と二人で持ち上げてしまいました。
ハイあと体重確実に5キロは増やせ。みたいな。
どうして私はリストばかり弾いているんだろう。挙げ句の果ては30分のソナタ(切れ目無し)って。
諾って言っちゃった私はやっぱりリストが好きなの? 好きなの? ねえ!
弾き合い会終わった2日後のレッスンは超絶技巧練習曲マゼッパだし。

楽しいね、キャハッ!☆





帰宅してから風呂入ってる間に妹帰ってきたようだ。
体調ゲロ悪でお腹下すは目の前見えないわで、視界に何も入らず。
とりあえず寝る。
21時40分にいったん目が覚めた時は、自分で自分を殺そうと思ったけど、なんとか2度寝に成功したヨー。
バビビバ。


2002年11月05日(火) デンジャラス

自転車と自転車で衝突した場合、電池式自転車の方が弱いっていうことが判明しました。
……足をくじいたお姉さん、本当に大丈夫だったんでしょうか。
とうとう人を轢いてしまった。
自転車で。
私は無傷だったんです。
相当派手に倒れていたお姉さん、何故あなたは最後まで「大丈夫です」と言い張ってしまったんでしょう。
私、遅刻しそうだったから本当にその言葉を信じて、自転車で去ってしまいました。
名乗りもせず。
住所も教えず。
電話番号も教えず。
ひき逃げと同じじゃねーか!?
ちょっち不安。
近所のY整形外科に行っても無駄ですよーと一言教えてあげたかった(ヲイ)。


そんな大事件を起こしてしまったので、久しぶりのバレエに行くも、最初の個人個人のストレッチが出来ずにやったので、ほぼ汗をかけず。
柔軟体操って大事ですよ。本当に、心のさ……単語が浮かんできませんでした、「心の先から」てどういう意味だ?>自分。心の底だよ、これだ。心の底からそう思います。1週間空けてのバレエでした。せんせーの髪の毛がサラサラでふわふわで、触りたかった。怖いから触らないけど(なんか電気走ってそうだ、フェロモン電気が)。
矢張り今日も手を握りしめて眠っていたので腕まで痛くて、頭がおかしくなってきました。
せんせいに向かって意味不明に「ぐりずりー」と発作で言いながら抱きつきそうになったけど、なんとか押さえること成功。
脳みそが意味不明なことばかり考えるんで、誰か止めて下さい〜。
先生もどっか変なんで、人に渾名付ける時に、新しい人に「お菊さん」と渾名を付けてました。
あなたはいつの時代の人?



学校で声楽の伴奏を終わらせて、保健室でリラクゼーションタイム。
愚図る私。
「てんてー手が痛いにょー」
確実に壊れてます。
レピシエの限定のフレーバーティーは美味でした。
クリスマス系?
もうクリスマスモードですか。早すぎます。ピンと来ない。

髪の毛がキューティクルビューホーな女の子に手を出しまくり、帰りがけに肩を抱き、
「おお、やっぱりジャストサイズ!」
と感激してこっそり呟いてしまうあたり、そろそろ自制心も限界ですね。
早く牢獄に閉じこめてしまいなさい。


携帯の電話番号奪取出来なかったのが心残りじゃよ……。


2002年11月04日(月) 頑張り屋さん

占いや性格診断で、大抵「あなたは頑張り屋です」「努力家です」と言われる閣下ですが、眠る事を頑張り踏ん張りすぎて、手が痛いです。
ジンマシンは、妹が一日中居ないことを発見してからどんどこどんどこ引いていったのですが(正直すぎますよ、体)、眠る前、起きる時、眠るのに気合いを入れすぎて拳を握っちゃうのです。ぎゅうううぅぅって。
そうすると、中指と薬指が痛い。
腕も痛い。
何をそこまで頑張って眠っているんだろうか。
不眠症を克服したいのよ。
頑張ってるの、私。
しかし春に一度この状態に陥った時には「なんじゃこりゃ!?」と思いましたが、この前丁度慶應大学病院の先生の講演会の時に、精神的ストレスでこういう風になっちゃう人がいるっていうのを知りました。
やっぱストレスかい!
あたし、もう人から「ストレスですね」と言われる生活には疲れたよ。
ジンマシンの時に聖路加の先生から「ストレスじゃないですよ」と言われた時はほくそ笑んだもんさ(しかしその上の先生からは「愛に飢えてるから」と得たいのしれないことを言われた。しっかりしてくれよ日本の心療内科、それってちょっと野島○司ドラマだよ)。
フー。
やっぱ手が痛い時には手の医者に相談すべきかしら(ウッキウッキ)。
もしかして、愛に飢えてるから眼福する為に頑張り過ぎちゃったのかしら(ウピウピ)。
手が痛い手が痛い手が痛いわ〜ん。
でもね。
この病が悪化するとかなり最悪指が動かなくて治療にも時間かかるので、なるべくさっさと治してしまいたいことは切実です。
こないだネットサーフィンして発見したアドレスにでもメール送ってみようか、それとも直電話か。
くそー。いつか携帯の番号を……(ストーカーかお前は)。
けっこう皆様が「痛いって言って」に反応されているようで、閣下嬉しい限りです。いや、普通反応するよね。



朝、そんな痛さと共に悶々と起きたら、メールが入ってまして。
ロンドンで「今日は国会に放火しようとした人がとっ捕まった記念日で花火があがってます。練習ばっかりしていてネタが無い」という素晴らしい脈絡のない、しかも立派にネタなメールが届いていて感激。
何故イギリス人っていうのは得たいのしれない記念日を作ったのか。
そして何故、花火を打ち上げて憂さ晴らししてるのか。
霧で湿気てないのか。
色々疑問をぶつけたいのは山々なのに、当然のように受け止められているあたりがロンドンの生活に慣れ親しんでいる感じでステキですね。練習ばかりでネタ無いと思ってるんですもの。このあと韓国人が青唐辛子にコチュジャンつけてバリバリ食べたっていう話に移るのだが、どこがネタ無いんだろう、この子はホントすげー。
と思いつつパソコンダラダラ立ち上げたまま部屋の片づけなんぞをしていたら、メッセンジャーが入ってきました。
「あなたは変だよ」というところで丁度空腹になってしまったので、
「お腹空いたからまたね」と言ったら非常に御不満そうでした。
いや、変だろう。
もう良いじゃないか、変で。
この際みんな変で。
「反論は、メールで!」て言ったら全然反論が無いんだが、反論を心待ちにしている今日この頃。


2002年11月03日(日) 連休のなかび

どういう祝日なのかしらないけれど、気が付くと連休でした。
気が付いた途端じんましんが出る私の体。
ノオオオォォォォ。
朝から、ハトムギだけ食べてみました。ムギ大好きですが、美肌オタクみたいでなんだか楽しいです、ハトムギむしゃむしゃ。ご飯と違って粘りけが全く無いので、お茶漬けなんかにするとサラサラ食べられてグーだと思うのは私だけでしょうか。
久しぶりに食べたものがムギっていうのも哀しいです。
明日から少し改善しましょう。
「そうか、連休ってことは世の中の人々も休みだから、ピロンもきっと家から出る!」
気が付いたらじんましんが引いてきました。
正直すぎる体も困りものという。
まあ、丁度本人とはお話しない状態になっているので良い塩梅です。



世の中の人々、連休を如何お過ごしでしょうか。
毎回思うのですが、ハッピーマンデー企画、
私は普段から月曜日は休日なので悔しいことこの上ありませんが、月曜日だけ仕事や授業入れている人はさぞハッピーであろう。
ハッピーマンデー企画を考えた人は確実に月曜鬱だったと思うのですが、国会で通るってことは国会議員も月曜鬱なのですね。国会で土日があるっていうのも新鮮です。
ああ、そうか。
休みの日にはパーティとか色々忙しいもんね!
くうぅ。ヒネクレ頭が憎いです。



夜眠る前に、みきさんとお話していたら、頭の中が大変な事になってきました。
みーきさーん。
幼気な乙女に(ごごごごめんなさいいぃ)そんなの吹き込んじゃいやんいやん。

で、医者萌えにはハマれましたか?
今からの時代医者萌えだと思うですじゃよ。
皆もハマって下され。


2002年11月02日(土) チェーン

昨日は、11時に帰ってきたピロンにちゃんとチェーン外してあげたんですが。
チェーンがかかっていた事が、ウサギピロンには相当ショックだった模様で、午前2時にママンに泣きつきメールを送ったらしいっす。



ただいま姉妹喧嘩真っ最中につき、ネタが少しありません。
ピロン日記を楽しみにして下さっている方々には非常に申し訳なく思っておりますが、喧嘩の内容がかなりレベル低くて、楽しい……(楽しむな)。



朝8時、ママからの電話で起こされる。ママン、そんな時間にメールに気が付いても遅いよ。しかも、私に電話しても今チェーン外しても仕方ないだろう。直接ピロンに心配の電話しようよ!
必死に眠っている私は、猛烈に錯乱。何を叫んだものかも既に記憶に無く。
ここのところ、3時間睡眠で多い方、みたいな生活を送っていたものだから、そろそろ限界が来ていたものと思われ、今日こそは泥の様に眠ってやると固く誓ってからベッドに入り、やっとこさ眠りについたところだったので、泣きました。
泣いたけど、なんとか昼まで眠り。
メールにて、くだらない喧嘩を繰り広げる姉妹。心の底から思う。くだらない! 姉妹の喧嘩ほどくだらないものは無い! 笑える。


あたくし、中学校の頃から
「口喧嘩では誰にも負けません」
断言するくらい、言葉による喧嘩が好きなのね。アドレナリン大放出して元気になっちゃうくらい言葉喧嘩、まあ、喧嘩一般が好きなの。
ただし現在激しい鬱状態で言葉を発するのが駄目な為、メールという手段を使うのだが、これが私の闘争心を更に加速させて楽しい塩梅に。


夜にまたママから電話があり、実際に声が出なくなりかけていたことが判明しました。
ヤベー。やっぱりしばらく声出してないと、声帯が衰えるってもんだ。
チェーンに関しては「ピロンにとっては激しいショックだったんだろうねえ、いかんせんウサギ病だから」とママも笑ってました。二人して「あの子は寂しがり屋だから」とゲラゲラ笑ってるんですけど。
ピロンが可哀想よ…(笑)。
「そんなに可哀想だって思うんなら、ママこれからピロに電話してやんなよ」
と私が言ったら
「やーよめんどくさーい」
とママはあっさり切り捨てました。
……母よ。いくらなんでもそれは娘に対して可哀想だと思うぞ。
嗚呼、ピロってば可哀想(んじゃ姉がなんとかしてやれ)。
意固地になっているピロンというのもなかなか陰で観察する分には楽しいもので御座いまして(鬼)こっそり家を出ているつもりが、靴が無いからさりげなく姉にバレている事に気が付かずに、多分満足そうにしてるんだろうなーとか思うと、自分の部屋で腹かかえて笑いそうになってみたりとか、ついつい悪戯で顔を温水で洗っている最中に、ガス切ってみたりとか、この期に及んで更に悪質な悪戯をする姉。
だから私を怒らせたらあかんのやって……。



やとこさキリリク書き上げました。
素材を探そうとしてみたんですが、良い背景が無くて。しょんぼりです。
それよか内容の無さやらなにやらかんやらに更にしょんぼりしょんぼりです。


2002年11月01日(金) 桃色乙女とキ印生活

1時に起床したら、丁度ピロンが眠る時間だったらしいので、微妙にじゃれた記憶があります。古い記憶なのでセピア色だぜイエイ。
夜中はずっとぼけーっとしてました。部屋の微妙な片づけとか、小さな計算して「どうにも計算が合わない」とチャット片手に頭抱えてたりとか。自分の中で真夜中に大きく行動するのって世間の常識とかけ離れた感じがして好きになれないんですが、何を今更そんな事を言っているんだろう、と自分でツッコミ入れたいです。
朝は5時から始まるものと決まっている。
しこたま練習。
でも、10日後に迫っている発表会(弾き合い会)の曲は、1回弾くか弾かないかで、超絶技巧練習曲を弾いてましたが、この人はダイエットでも目的にしてるんでしょうか。ピアノの調律が激しく狂っているので、とあるポイントを通過する度に脱力して笑い出して曲が止まってしまう。
マメにメールチェックを入れていると、ちょっとイヤンなメールが届いてきました。
人間誰にだって、相手を傷つけるつもりがない、むしろ相手を思いやるような普通の日常にだって、自分が傷つく瞬間ってのがあるのよね。
最近、ささいな事でも傷つきやすい私は、あっさり袈裟懸けにパックリやられてしまい。
大発作。
記憶ねーよ。
気が付いたら、昼の2時に朝1限から授業があるピロンが起きてぽやんぽやんしてたんだ。
そして私は気が付いたら、お仕事に遅れる時間だったんだー!!(絶叫)
走りに走って、1時間あった出立の時間のタイムラグを、15分にまで縮めました。お上にはどうやらバレてはいない様子。
部屋に入った途端、子供達から「せんせーどうしたの〜?」と言われました。
「ごめんねー。直ぐ始めよう〜」
狂ってたら遅れた、なんて幼気な子供達に言えるかよぅ(メソ)。



アルバイトの帰りに、前回epocaショップでお直しを頼んでいたパンツを引き取りに行き、そこで物欲大魔神がウズウズしはじめる。
渋谷へ繰り出す。
ねえ。
ねえねえねえねえ。
どんなに探してもKOKIAの『人間なんてそんなものね』のシングルが無いんですけど。
売れてるのは嬉しいけど、私の手元に無いのは非常に悔しいのです。
仕方無いから、諦めて、中身が新しくなったパルコパート1に行く。
お姫様の、GRACEを見たくて。
今回、ananで仲間由紀恵が着ているお洋服もGRACEです。多分サブリミナル効果なのか、兎も角GRACEしか無いと叫びたいくらい、GRACE発作です。
新しくなった渋谷のGRACEは更にあやしい雰囲気になっていた。なんの躊躇も無く入ったけどな!
可愛い物が買いたくて歩いているのに、気が付くと、ハード系のコーナーに居る私。そうだよね、人間そうそう簡単には変われないよね。たらたらと洋服をつまんでいると、店員さんに声かけられました。
「あ、もしかしてこれ買われた方ですよね!?」
私が前回一大決心をして買ったチューブトップの「お姫様を守る騎士」の皮の服です。そうですそうです、私です!
閣下の中で、GRACEが似合う人この世で一番KOKIAだと思っていたので、ずっとかれこれ数年間買えずに居たのに、「ナイトなら良かろう」と意味不明な理由で禁忌を犯してしまった、あの禁断のお洋服。
「今回は、どんなのお探しなんですか?」
ぎょわ〜。引きずり込まれる、GRACE地獄。
「ピンクのニットとか、かわいらし〜ぃ格好を…。もう、こんな格好しておいて何を言うって感じなんですけど」
エリザベートの舞台1幕でよく着ていた玉虫色のロングコート。ダークだ、ダークだ。
そんな私に、色々変身ニットを手渡してくれるお姉さん。
ダメーダメーどうしてそんなに私を蜘蛛の巣に、と心で叫びつつ、気が付くと「と、とりあえずこれ下さい」と言っている私がいた……。ヒイイィィ。
GRACEのお洋服全部呉れるお方募集中。
プレゼントで手鏡1つ貰える所を、お姉さんの優しさで2つとも貰いました。うわあん可愛いんだよ、小さすぎて目しか見えないんだけど! 丁度珍しくアイライン引いてたから、それで普通に目を見てしまった阿呆な私。金の鏡と銀の鏡とどちら? というあれでしょうか。
「両方」みたいなヤツです、私は。
帰りがけに更にレストローズにもとっつかまり、2階でギブアップ。残りの探索はまた今度にします。
おそるべし、パルコ。
しかし西武は負けているのに何の企画を展開しているんだろう。


ピンクのニットは可愛いです。ピンクのストールも買ってしまったし、白いラビットファーの付いたニットも買っちゃったよママン。
というわけで、買ったものはきちんとママンに報告。
私の最近の生活習慣は、電話越しに怒られました。
妙に正直に話してしまうのです、あたくし。
体重まできっかりと。
まあでも、鬱病の人に向かって「頑張ってね!」と言える人なので大丈夫だろう。だってピロンのママンだもん。
「3姉妹揃って変よねえ。親の所為かねえ」としきりにうなずいてました。
親はあなたですよ。



帰宅したら、部屋がピロンにより散らかされていて、発狂。
玄関にチェーンをかける。


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