ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
某Cちゃんだと思った。
詳細を知りたい方は是非『追悼の達人』<新潮文庫:嵐山光三郎著>を! まだ読みかけだけど。 ちなみにこれは著名人(主に文壇)の追悼を集めた本。
人間、死に様が大事だとは思うけど、他人がどう思ってるかは別次元の話だとツクヅク感じた。 この本で、金色夜叉が実話を元にした話だと知ったのは大収穫。
ようやく涼しくなってきて、本を読もうかと思っていたら、 月初に出したファックスの取り寄せ依頼書が届いていないことが判明。 あと10日ほど掛かると云うので、たけぞ氏の蔵書を漁ってるトコ。 冒頭の本もそれの内。
顔のアンチエイジングはまぁ許すとしても、知識教養のそれは格好わるいと思うこの頃。 焼け石に水でも掛け続ければ熱も冷めるってか。
ふと思い立って、叔父の名前をぐぐってみた。
叔父は舞台役者である。 その公演はみたことはない。 昔、叔父が銀幕に出演したときの講評の切抜きを祖父のスクラップブックで見たことがあるきり。 上京した折、叔父から公演チケットを送られてきたのだけど、母親から暗に止められて行かなかったら、 それ以降送られてくることはなかった。 風来坊でさっぱりとした性格なので、「興味がないならいいよ」ってこと。 父とは疎遠のようだけど、仲が悪いわけではない。 結婚披露の食事会にも他の兄弟の結婚式にもちゃんと夫婦揃って出席してくれて、 子供がいないこともあってか、予想以上に喜んでくれたのは嬉かった。
そんな付き合いの希薄な叔父である。 住所以外の連絡先は知らない。
近々公演があるなら行ってみようかなとふと思ったのだった。
主演舞台のDVDがあった。 つい、購入申し込みしてしまった。
うむむ。
美味しいものを食べだすと、あとからあとから食べたくなり、 食べている間は、優しくなれる現象をウニ症候群と云うらしい。
あの今では幻かも?と思えるようなウニツアーを思い起こして、 スーパー介護幹事であったハマユウさんに感謝し、 来年もいざ積丹!の決意を固めるべく行われる 「ウニツアー反省会」という名の宴会は、 行った人だけでなく行けなかった人も誘って、 その人たちの前で存分にウニ症候群を見せ付けてやろうという魂胆をもって、 しめやかに行う予定。
桜鍋食べながら。(馬肉のすき焼きのこと)
北の地で行われるそれより1週間遅れの29日(土)の夜、城東方面で行うつもり。 予算はちょいと高めで、飲み物込みで1万円を割る程度。
是非、ウニ症候群を見てみたいという方、ご参加お待ちしております。 21日までに、拙までメールにてご連絡下さい。 ウニツアー参加者には、改めてメール出しますんで出欠はもちろん、友人知人で連れて行きたい人の人数も併せて返事下さい。
うにぃ〜
この間のウニツアーから一月たってないというのに、この週末に九州は小倉に行ってきた。 今は無きエンピツ日記のなにがなにやらがきっかけで知り合い、 はるか遠距離恋愛を成就させたしんさんりっちゃんカップルの披露宴に、 東京組代表という形(と思っている)で、ぴろと参加した。
一言で言うと、暖かくて行き届いていてとてもいい披露宴だった。 二言にすると、人前婚の立会人というより普通の披露宴の媒酌人状態だったモヘちんとKPの神妙っぷりが笑いを誘う披露宴だった。 色々言うと、そらもう日記には書けないことばかりで。
前日の早朝から移動したアタクシとぴろは、今回スターフライヤーという航空会社を使った。 乗り心地といい、サービスといい、お値段といい、なかなかでござった。 空弁を買い込むとき、ビールを買うことを打診したら「氷結なら」というぴろ。 嬉しい驚きとともに、空の上でぷしゅっと乾杯の午前8時前。
北チームと合流する前にバナナの叩き売り発祥の地、門司港へ。 生でそれを見る。ついでに猿廻しも、バナナマンも。 名物の焼きカレーと地ビールで腹を満たし、色々いやげもの(バナナの叩き売り口上CD含む)を買い込んだ。 門司の町は、レトロな昭和の雰囲気。港はもっとレトロだけど。 ここで特筆なのは、門司港駅の駅員の制服。 目にも涼やかで、うっとりするぐらいおじさんも若者も男前度があがる白。
ホテルで荷解きをしているうちに、モヘちんとKPが到着。 まさかこの方々と九州で会うなんて〜。ただ、どこで会おうとも、モヘちんは、ぴろと話す時は猫なで声。
前夜宴をするにはまだ時間があるので、城好きのモヘちんに喜んでもらおうと、小倉城への散歩を提案。 4人でぞろぞろと出掛けることにする。 アタクシとぴろのたっての希望で、一駅だけモノレールに乗る。 移動中「暑い暑い」とうるさい北チーム。ま、しょうがないけど。 ほぼ大人しく見学してはいたんだけど、戦国時代の武将たちの兜の原寸大モデルには、その奇怪さ歌舞伎っぷりに一同ぶっとぶ。 ごうごう文句の言いまくり。特にモヘちんが。 城を堪能した後は、小倉が生んだ社会派推理小説作家松本清張記念館へ。 館内随所で松本清張の真似をしたら、その都度つまみ出されるとモヘちんに叱られ、資料館では若い館員に睨まれた。 きっとすんごく似ていたからに違いない。 記念に文庫本を一冊購入。 談話室で明日の新郎新婦と落ち合い、そこで北大路公子著の本に本人がサインを。 そのサインで清張の恩恵を使い果たしたらしい。
折り悪く夕立。宴を開く予定の店に電話を入れ、とりあえず席だけ確保した後、新郎新婦に車でそこまで乗せていってもらう。 後発組を待つ間にふらふらっと入った店で竹の下駄を買ってしまう。ぴろはぞうりを買ってしまう。 今回悉く何かに取り付かれたように随所で買い物をする我々。単に旅行カバンが珍しく大きかったという話でもあるけれど。
魚が旨いと言う店で、どしどしと注文。どしどし品切れ。 ふぐ刺しも1皿で品切れ。関門たこの刺身はでら美味。 玄界灘?のウニはバフンウニよりもウマいと店の人の売り言葉に「ならば!」と買い言葉で半盛注文。 個人的な感想は、やはりバフンウニの濃厚な旨さには及ばないものの、 あっさりとした中にもしっかりと味があるのは紫ウニより好きかも。 明日は披露宴だってのに、新郎が参加し、やぎママやさくらさんご夫妻もいらっしゃる。 新郎が相変わらずの腰の軽さでじゃんじゃんと水割りお湯割を作ってくれ、みるみるうちに入れた焼酎のボトルは空になる。
明日もあるので、宴たけなわのうちにお開き。 ホテルに戻り、ラーメンを一口食べたいとうるさくリクエストした(らしい)ので、コンビニへ。 モヘちんの部屋で、明日着る服の美川度・鯖度・マダム楊度をチェック。 モヘちんの服は美川度30%のに決まり、美川渡の低くなるショールはぴろに貸して、鯖度を上げることになった。 マダム楊度は問題ナッシン。 ラーメンを一口食べて満足。 眠くなったので、 「明日は朝食6時半だから!」 と宣言し、部屋に引き上げさせてもらう。
翌朝5時半、吐き気をもよおす。胃薬を飲んでしばらくすると見事なリバース。 頭痛と吐き気。まんまと二日酔い。 相部屋のぴろに起こされたものの6時半になぞ行動できないので、7時に変更してもらう。
どうにか起き上がれたものの、食事なんて出来るわけも無く、素晴らしい食欲を見せるやぎママの和洋折衷な皿をはじめ、 嬉々と食する皆の美味しそうな膳を恨みがましく見るのがやっと。 それでも食べた粥の旨さよ。青海苔の佃煮がおいしゅうございました。 そんな中、皆にどうしてこんなに早い時間の朝食にしたのと聞かれたって、酔いの勢いだと答える以外に何が言えようぞ。 レストランへ向かう途中、どうすればそんな早い時間にフライングで来たのかと未森さんを発見。 式は12時半からで、ロビーであったのは、7時をちょいと過ぎた頃。美容院の予約は10時だとか・・・。 この方、しっかりさんなのかうっかりさんなのか未だ判別できません。 遅刻するよりいいけど。笑
部屋に戻り仮眠をしてようやくすっきり。準備に取り掛かる。 モヘちんが遊びに来て、ぴろと一緒にマラソンを見てる中、足袋に10分、襦袢に10分とゆっくりペースで支度をしていたら、 久しぶりの着付けに、左前になっちゃったりぐだぐだになったりで時間がまきまきになる。 ようやく形に収めて、その部屋をチェックアウトし、メイクはモヘちんの部屋にて。 リハーサルに出掛けたモヘちんが、緊張の面差しで帰ってくる。想像以上の大役らしい。
あとは、一部にライブ中継した感じなのだけど、 新郎入場の曲が相撲甚句(多分九州場所の)で、「どすこ〜い、どすこい」と合いの手が入るときに必ず会場から笑いが漏れていた。 新婦は振袖姿もウェディングドレスも上品で可憐で、それがまた似合っていてとても素敵だった。 一部で話題になったモヘちんの衣装、ちゃんとメイクをしてそれなりの格好なので、 座ってメニューなぞを眺めている姿は、女流ロマンポルノ小説家って感じ。 サバヴィアンのぴろとマダム楊のやぎママと洋装の三人それぞれ美しゅうございました。 アタクシと未森さんとeiさん(りっちゃんのネット友人)は和装で、これまた三者三様。 衣装だけで見ると、なかなか格調高いテーブルだったのでは?! 立会人ということで高砂段に上がったKPとモヘちんは、真ん中に新郎新婦がいなければ、何かの謝罪会見か?というぐらいの神妙な顔つき。 すんごい詳しく今回結ばれた二人の馴れ初めのことや媒酌人のモヘちんのことなどを司会の女性が説明してくれたのだけど、 詳しく語れば語るほど、事情を知らない人々、ましてやネットで知り合う=出会い系?なんて思う人には、 どうしようもなく訳が判らんちんな話。我々の卓だけ皆俯いて忍び笑い。 途中から新郎が微妙に酔っ払っていたようで、過分なサービスを見せてくれたり、 新婦が友達のために誕生日のケーキを用意して歌まで歌ったりして、あっちでもこっちでも笑いと嬉し涙の渦。 普段より長めな時間の宴だったのに、あっというまにお開きになった。
気分だけはまだまだ高揚しているので、後夜祭ならぬ後宴ってことでそれぞれ着替えて、集合。 新婦がお勧めの居酒屋に移動し、一通りの酒とつまみを頼んで、先ほどの宴の感想などを語る語る。 特に熱く前日夫婦が喧嘩した理由を推理しあう。 そうこうしているうちに、人付き合いのよい新郎新婦登場。 我々の週刊誌的な好奇心に対してシンシに答えてくれた。 そんな宴たけなわの中、ぴろとアタクシは空港行きのバスに乗る時間となり、後ろ髪を引かれつつ退散。
中味の濃い休日に心地よい疲労と幸福感を感じつつ東京へ戻った。多分ぴろも同じだと思う。
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今回、ウニツアーでHマダさんの仕切りっぷりに触発されて、 宴会の店探しやらスケジュールやら久しぶりに頑張ったりしてみたのだけど、上手くいくと気持ちがいいや。
モヘちん、せっかく買った服を着れる間に着たいので、是非誰か披露宴をして欲しいとのこと。 出来れば行ったことのない四国がいいそう。 誰かしない?披露宴。 つか、みにはしたらいいと思う。東京でいいから。
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最後に改めて。
しんさんとりっちゃん、おめでとうございます。 素敵な披露宴にご招待いただきまして、本当にありがとうございました。
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